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講演(1) 黒川清流公園の野鳥たち 写真 :岩井満夫 解説 :金子凱彦 アオゲラ(キツツキ科)の親子 コゲラ(キツツキ科) アカゲラ(キツツキ科) ツミ(タカ科)の幼鳥 ツミの親子(左が幼鳥) オオタカ(タカ科) カルガモ(カモ科)の親子 黒川清流公園では80種以上の野 鳥が観察され、20種ほどが繁殖をし ています。 43

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講演(1) 黒川清流公園の野鳥たち

写真 :岩井満夫 解説 :金子凱彦

アオゲラ(キツツキ科)の親子

コゲラ(キツツキ科) アカゲラ(キツツキ科)

ツミ(タカ科)の幼鳥 ツミの親子(左が幼鳥)

オオタカ(タカ科) カルガモ(カモ科)の親子

黒川清流公園では80種以上の野

鳥が観察され、20種ほどが繁殖をし

ています。

43

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 ○水と緑の日野・市民ネットワーク主催シンポジウム

 黒川清流公園の自然シリーズ③生き物たち 2015年9月26日(土) <資料>

 東豊田緑地保全地域(日野市)の野鳥リスト

 金 子 凱 彦  (日野の自然を守る会)

<備 考>

東京オオタカ・シンポジュウム  2014年 URBAN BIRDS(Vol.31)  都市鳥研究会

金子凱彦   1981年 日野の自然資料No1「復活したカワセミ」 日野の自然を守る会

金子凱彦   1985年 日野の自然資料No5「黒川公園の野鳥」 日野の自然を守る会(財)日本野鳥の会 委託調査 1993年 東豊田緑地保全地域ゴイサギ等対策調査報告   東京都環境保全局

安西英明   「清流neus」2012年4月1日号 日野市環境共生部緑と清流課

高野伸二   1989年 フィールドガイド日本の野鳥  日本野鳥の会

日野市     1979年 日野の動物ガイド   日野市

 東豊田緑地保全地域(以下保全地域)は日野市のほぼ中央部、日野台地の東南端にある段丘崖の雑木林で、1975年に東京都より緑地保全地域に指定された。黒川清流公園、清水谷公園、日野台地側にある多摩平第一緑地、多摩平第六公園の約6ヘクタールの区域である。崖下には数カ所から湧水が流れており、黒川清流公園には東側から「ひょうたん池」「大池」「あずまや池」の名称の付いた池がある。

 「東豊田緑地保全地域の野鳥リスト」は、1981年~1983年の黒川公園の野鳥調査(1985年に発表)以降の1980年代から、2回目の1996年~1997年、3回目の調査になる2007年3月から現在までの記録をもとにまとめた。

 日野の自然を守る会の会報「日野の自然」の昭和55(1990)年1月号よりはじまった"日野の自然だより"の黒川関係の野鳥情報を参考にした。

 日野の自然を守る会の会員をはじめ多くの方にリスト作成にはお世話になった。今回はお名前を記さなかったが、後日の「黒川清流公園の野鳥目録」(仮題)の作成の折に記載させていただきます。

日野の自然を守る会  「日野の自然」1972年8月号(創刊号)~2015年9月号

<参考資料>

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●東豊田緑地保全地域の野鳥リスト              (日本鳥類目録改訂第7版)

No. 科名 種 名

No.

1 24 オシドリ

2 30 マガモ

3 32 カルガモ

4 35 オナガガモ

5 38 コガモ

6 74 キジバト

7 78 アオバト

8 127 カワウ

9 137 ミゾゴイ

10

11

11 144 アオサギ

12 146 ダイサギ

13 148 コサギ

14 185 ホトトギス

15 188 カッコウ

16 192 アマツバメ

17 193 ヒメアマツバメ

カ モ 科

ハ ト 科

サ ギ科 

ウ 科

カッコウ科

139 ゴイサギ

アマツバメ科

黒川清流公園で14年12月に1羽が観察されただけである。本種はよく茂った広葉樹林にすんでいるので環境が適していないのではないか。

黒川清流公園で85年4月~5月にたびたび鳴き声を聞く。薄暗くなった夕方に第2コーポラス前の赤松に止まって鳴いている本種を確認した。90年5月にも声の記録がある。09年9月には大池西側の草地に姿を現す。2日間滞在していたが、観察者を警戒することなく目の前でせっせとミミズを引っ張り出していた。時には足もとまで近寄ってきた。本種は夏鳥として繁殖のため日本に渡来するが、近年激減し絶滅危惧種に指定されている。黒川には春と秋に渡りの途中立ち寄るのであろう。

山間地の湖沼や渓流に生息し、冬には市街地の公園にも飛来する。94年10月に黒川清流公園(以後黒川公園もしくは黒川)の大池に雌が1羽飛来したが以後の記録はない。

ヤマバトともいわれ周年生息し繁殖をしている。人をあまり恐れず足もとまで近寄ってくる。

日本に冬鳥として渡来する。1980年代の浅川・一番橋周辺では900羽をカウントしたこともあり、当時は最も多いカモであったが、2000年代には激減し現在市内では見ることができない。。黒川の大池に07年11月に雄2羽、雌1羽が飛来したことがあるが以後ない。

冬鳥として日本に渡来する。記録は少なく08年12月、12年、13年、14年の各11月に1~2羽が大池に飛来した。

本州中北部の湖沼で少数繁殖するが、主に冬鳥として日本に渡来する。保全地域では1990年代から飛来するようになり、95年12月には大池に8羽飛来した。07年3月からの調査によると、07年12月に最高23羽を数えたが、2010年代になると10羽以内と減っている。

日野市内では留鳥として普通に繁殖をしているが、81年~83年の黒川公園の調査では上空通過を1回記録しただけで、池への飛来はまったくなかった。84年の東京・大手町のカルガモ騒動?以後、保全地域の池にも飛来するようになり、95年12月には58羽を数えた。2000年代になるとほぼ毎年池の周辺で営巣するようになるが、ヒナが池を飛び立てるまで成長するのは極めて少なく、天敵の捕食などでほぼ全滅である。大手町の観察記録によると三井物産の人工池からお濠に引っ越した幼鳥たちが成長し、お濠を飛び立ったのは1か月後であった。

かつて市内の多摩川や浅川にはいなかったが、1980年代より姿を見るようになり、浅川の初記録は85年5月であった。現在は極めて数の多い水鳥である。保全地域ではたびたび上空を通過していたが、12年2月に大池へ着水した。ただ広域水面で採食する鳥なので、木々に囲まれた狭い池は居心地が悪かったのかその後の記録は極めて少ない。

夏鳥として渡来し山地の岩場で繁殖する。82年9月に上空を通過する7羽を観察するが以後の記録はない。

1980年代に保全地域では記録はないが、92年~94年に清水谷公園をコサギとともに冬の塒に使用した。93年12月の塒調査によると28羽が飛来した。翌94年12月には23羽を数えたが、塒が解消すると、保全地域では全く姿を見なくなった。最近は稀に池で採食していることがある。

1880年代には秋から翌春まで2~3羽が飛来し、雑木林の南斜面で休息している姿が見られた。92年~94年に清水谷公園を冬塒に使ったことがある。93年12月の塒調査では171羽を数え、翌94年12月には101羽であった。1990年代は日野ではサギ類が最も多い時代であった。2000年代になりほとんど飛来することはなくなったが、最近水路で採食している姿を見ることがある。なお浅川では激減しているサギである。

夏鳥として日本に渡来する。特許許可局の聞きなしで有名だが、記録はカッコウほど多くない。春の渡りの時に保全地域周辺で稀に声を聞くだけである。最近では14年5月、姿は確認できなかったが東豊田の若宮神社から鳴きながら中央線を越えて黒川公園に飛来した。しばらく休息して再び鳴きながら北側の多摩平方向へ去った記録がある。

日本には夏鳥といて渡来する。日野では春の渡りの季節に鳴き声を聞くことができる。保全地域周辺でも声を聞くが最近少なくなった。

留鳥として市内で少数であるが繁殖している。2000年代になり稀であるが上空を通過する本種を見ることがある。

かつて東京では冬鳥で数の極少ないサギであったが、市内の浅川では1980年代より姿を見るようになり、1990年代に入り数が多くなった。2000年代には市内で繁殖するようになる。本調査地では上空を通過する記録が多いが、時には池に降りることもある。なお朝方は餌を捕りに多摩川に向かうのか、多摩平側(北の方向)に飛ぶことが多い。

日野では留鳥であるが、1980年代は稀に飛来するサギであった。92年春に突然清水谷公園の池で170羽ほどが繁殖のためのコロニーをつくった。住宅地に隣接しており騒音や糞対策を心配したが翌春の営巣はなかった。2000年代はまれに幼鳥(ホシゴイ)の姿を見るほどになっている。本種は夜行性のサギで、薄暗くなった夕方に鳴きながら浅川方面に飛ぶ姿を見ることがある。

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18 342 トビ

19 チュウヒ

20 354 ツミ

21 355 ハイタカ

22 356 オオタカ

23 358 ノスリ

24 360 ケアシノスリ

25 374 アオバズク

26 383 カワセミ

27 390 コゲラ

28 393 アカゲラ

29 397 アオゲラ

30 401 チョウゲンボウ

31 407 ハヤブサ

32 420 モズ

33 427 カケス

モ ズ 科

カラス科

タ カ 科

フクロウ科

カワセミ科

キツツキ科

ハヤブサ科

低山の林で繁殖し秋冬には暖地に移動するものもある。保全地域では春や秋に通過するが、春の記録の方が多い。

冬鳥として日本に渡来するが極少ない。渡りの途中であったのか、11年3月に大池の上を低空で旋回する2羽を見る。これが唯一の記録である。

かつて多摩地区の丘陵部に生息していた本種は、1980年代になり東京郊外の住宅地からさらに都心部、下町へと分布を広げ、現在では都心の緑地で普通に見ることのできるキツツキになった。保全地域では観察を始めた1980年代は留鳥で普通に繁殖をしていた。それ以前からも生息していたのではないか。

河川の汚染で1960年代に東京から一時姿を消したが、1970年代に復活する。浅川でも1970年代より時々姿を見るようになり、保全地域にも秋から冬に飛来するようになった。12年~14年には幼鳥が観察され、今年(15年)は繁殖が確認された。保全地域内でカワセミが育雛ができたことは、生物相が豊かであることの証ではないか。別紙資料「東豊田保全地域で繁殖したカワセミ 2015年」参照

主に奥多摩に分布していたようであるが、1990年代になり多摩地区の平地から都内23区に進出し、現在では都心の大きな公園でも姿を見るようになった。保全地域でも1980年代前半の調査では記録はなく、1990年代から記録されるようになった。2000年代には留鳥で繁殖をしている。、13年から環境省の足環の付いた雄が周年観察され、14年、15年とこの雄が繁殖に成功している。この雄は冬季は1羽でテリトリーを守り、保全地域北の多摩平の森、東側の神明野鳥公園、市役所前の中央公園などにも姿を現す。とにかく広い範囲を飛び回っている。本種は日本にしかいない「日本固有種」である。

日野では秋から冬に観察することが多く、市内で繁殖の記録もある。上空を飛ぶ姿を稀に見るが、雑木林は本種が狩りをする環境ではない。

秋から冬に市内で観察されるが多くはない。保全地域では82年10月に上空通過の記録があるだけである。

秋になると保全地域に飛来し、東西約1500mの区間で毎年3~4羽がテリトリーをつくり越冬をする。1970年代に都内23区の営巣の記録がなくなったようだが、1980年代の黒川の調査によると毎年1~2番が繁殖をしていた。2000年代になると繁殖をしない年もあり少なくなった。本種は生態系の上位に位置しており保全地域の環境の指標鳥として動向に注目している。育雛を終えると短時間で親子ともども保全地域から姿を消し越夏の記録はない。近年浅川では越夏個体を観察するようになった。

夏鳥として全国に渡来する。市内の浅川沿いの神社では1990年代まで繁殖していたが現在はない。黒川公園では1980年代後半まで春になると鳴き声を聞くことができたが、本種が営巣に利用する樹洞のある大木がないので通過だけであったようだ。1990年代になり声も聞かなくなった。

低山の林で繁殖し冬季には全国的に見られる。市内でも冬に観察されるが、保全地域では08年2月に上空を旋回する1羽を観察しただけである。

12年10月~翌年3月まで1羽が観察された。初めての記録であるが、この冬は都心の公園にも出現した年であった。詳しくは「日野の自然」 13年3月号を参照。今後の動向が気になるキツツキである。

全国に分布し日野でも留鳥で繁殖をしている。上空を旋回する姿を稀に見るが、雑木林は採餌場所に適していないので降りることはない。

低い山で繁殖し冬には全国で見られる。市内の浅川でも極稀に飛ぶが、保全地域では10年10月に上空通過を観察しただけである。

比較的低い丘陵地で繁殖をする。1970年代には全国で500羽ほどといわれ絶滅が心配されたが、1980年代になると都内でも姿を見るようになった。07年には渋谷区の明治神宮で営巣をし、ほかに都内の大きな公園での繁殖も確認された。日野では秋から冬に浅川や多摩川で観察され、12年には市内の雑木林で営巣をして2羽のヒナが巣立った。保全地域には小鳥やドバトを狙って飛来する。黒川公園に隣接する集合住宅の3階踊り場にドバトを追って突入したことがあったが、経験不足の若鳥のようで失敗した。本種は環境省版レッドリストで絶滅危惧種から準絶滅危惧種に落とされ、指定解除に向けての動きがあるようだ。

かつては出会うことが極稀なタカであったが、1980年代ごろから低山から平地の林で営巣が見られるようになった。2000年代になり保全地域の周辺でも営巣が確認されるようになった。10年は黒川公園で営巣するが執拗なカメラマンのため巣を放棄をした。12年も営巣するが早い季節の台風のために巣が落ち失敗した。ただ他で営巣したようである。14年はかろうじてヒナ1羽が巣立つ。今年(15年)は黒川から300mほど離れた公園で4羽が巣立った。特筆すべきは11年の保全地域の北側の多摩平での営巣である。営巣木はケヤキで隣接する公共建物の2階ほどの高さに巣があり、2階の喫茶室からヒナたちを手に取るように観察できた。連日多くのカメラマンやバードウオッチャーに囲まれ追いかけまわされていたが、無事にヒナ4羽が巣立った。同年(11年)、多摩平の営巣地から1500mほど離れた公園でもツミのヒナが巣立った。

山地の林で繁殖し冬には平地で見られる。浅川で稀に見るが多くない。82年2月に黒川で観察の記録があるだけである。

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34 429 オナガ

35 435 ハシボソガラス

36 436 ハシブトガラス

37 438 キクイタダキ

38 442 ヤマガラ

39 443 ヒガラ

40 445 シジュウカラ

41 457 ツバメ

42 459 コシアカツバメ

43 461 イワツバメ

44 463 ヒヨドリ

45 464 ウグイス

46 466 エナガ

47 479 エゾムシクイ

48 480 センダイムシクイ

49 486 メジロ

セッカ科

50 489 セッカ

51 500 キレンジャク

52 501 ヒレンジャク

53 504 ミソサザイ科

ムシクイ科

ムクドリ科

ウグイス科

エナガ科

メジロ科

レンジャク科

ミソサザイ科

キクイタダキ科

シジュウカラ科

ヒヨドリ科

ツバメ科

かつて田園が広がる日野ではハシボソガラス(以下ハシボソ)が多かったが、1970年代前半にハシボソよりハシブトガラス(以下ハシブト)が多くなったようだ。71年は日野市の人口が初めて10万人台になった年で(現在は18万人)、多摩丘陵の開発などで1年間で人口が1万人以上も増えた年でもあった。都市化でカラスが入れ替わった事例である(詳細は「日野の自然」平成11(1999)年8月号を参照)保全地域の1980年代の調査では圧倒的にハシブトが多かったが、2000年代の調査ではほぼ同数に変わっている。12年には黒川公園の1000mほどの区間で東からハシブト、ハシボソ、ハシブトが営巣した。ただ巣立ちはいたって少なかった。繁殖縄張りの消える冬季は飛来数が多くなる。最近の問題はネコへの餌づけである。この餌を狙いハシブトが集まる。多い時には15羽以上を数えた。時にハシボソが混じるがハシブトより弱くお余りをいただくという格好だ。

日本で最小の鳥。本州中部以北の山地の針葉樹林で繁殖し、冬季は低山に移動する。12年1月~2月に最高3羽が観察されただけで、本調査地ではいたって珍しい冬鳥である。

日本では最も小さい鳥の一つ。冬季に湧水周辺で稀に観察することがあったが近年はまったくない。

冬鳥としてに日本に渡来し全国的に記録がある。保全地域には春の渡りの季節に立ち寄る。1980年代には記録がなく、1990年代から大ケヤキのヤドリギに飛来するようになった。近年はヒレンジャクに比べ飛来数が少ないようである。

留鳥で1980年代にも繁殖の記録がある。毎年繁殖をしており、6月、7月には20羽、30羽の家族群と出会うことがある。コゲラやアオゲラのように最近エナガの都心への進出が話題になっている。

1970年代には極稀で、秋冬に保全地域に隣接する多摩平の林で観察された、との記録が残る程度である。1980年代の調査でも少なかった。2000年代にはほぼ周年観察されるようになったが、繁殖は不明な点が多く正確な確認ができていない。

夏鳥として日本に渡来する。日野では1970年前半まで営巣の記録ははなかったが、浅川の一番橋で77年に初めて集団営巣が確認された。保全地域周辺での営巣はないので、極稀に通過を観察するだけである。

西日本に多い夏鳥であったが、現在は日野にも渡来し営巣をしている。本調査では81年10月に渡り途中の12羽を観察しただけである。

82年8月に雑木林の上空を南から北に鳴きながら通過した記録が1回ある。草原性の鳥なので林内に入ることはないであろう。

留鳥で保全地域周辺でも繁殖をしている。群れで行動をしているのでほとんど出会わない季節もある。

保全地域では留鳥で繁殖しているが数は多くない。夏季一時的に個体数が増えることがある。移動の途中の群れの

冬鳥として日本に渡来する。春の渡りの季節に立ち寄るが、12月下旬の記録もある。大ケヤキのヤドリギに毎年姿を現すのでカメラマンにとっては絶好の被写体である

山地の針葉樹林に留鳥としてすむ。83年5月に鳴き声の記録が残る。近年観察者が多くなり春の通過時の記録も増えたが少ない種である。

留鳥で林内や住宅地でも繁殖をしている。6月、7月には巣立った幼鳥たちで一時的に個体数が多くなる。冬季にはヤマガラ、メジロ、エナガ、コゲラなどと混群をつくる。混群は雑木林の冬の風物詩でもある。、

夏鳥として全国に渡来する。豊田駅周辺では多く営巣しているが、餌の飛翔昆虫は駅周辺で捕っており、直接緑地に飛来することはないようだ。ただ餌の虫の供給源として保全地域は重要であろう。黒川公園近くの商店でツバメが営巣していた1980年代は、緑地を頻繁に飛んでいた。

夏鳥として低山に渡来する。春の渡りの途中に声を聞く、毎年観察されている渡り鳥である。

1980年、1990年代は、4月になると姿を消す冬鳥であったが、2000年代になると7月下旬まで囀っていることが多くなった。繁殖の可能性はあるが、確証がない。藪を好む鳥なので雑木林の下草刈が広がると本種はすみにくくなる。

夏鳥として本州中部以北の山地に渡来する。渡りの途中の囀りを聞くことがあるが多くはない。

留鳥で住宅地の庭でも繁殖をしている.、保全地域では秋と春の渡りの季節に一時的に個体数が増える。特に秋は顕著である。本種はかつて秋に飛来し春になると山に帰る冬鳥であったが、68年に多摩平で初めて越夏が確認され、翌年に繁殖をした。ヒヨドリの平地での繁殖は当時全国的な現象であった。

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54 506 ムクドリ

ヒタキ科

55 514 トラツグミ

56 521 シロハラ

57 522 アカハラ

58 525 ツグミ

59 533 ノゴマ

60 534 コルリ

61 536 ルリビタキ

62 540 ジョウビタキ

63 552 エゾビタキ

64 558 キビタキ

65 561 オオルリ

66 569 スズメ

67 573 キセキレイ

68 574 ハクセキレイ

69 575 セグロセキレイ

年月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

年月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

7 ○ ○ ○ 7 ○ ○ ○ ○8 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 8 ○ ○ ○ ○9 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 9 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

10 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 10 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○11 ○ ○ ○ ○ ○ ○ 11 ○ ○ ○ ○ ○12 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 12 ○ ○ ○ ○ ○13 ○ ○ ○ ○   ○ ○ ○ ○ 13 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○14 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 14 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○15 ○ ○ ○ ○ 15 ○ ○ ○ ○ ○ ○

70580

ビンズイ

スズメ科

セキレイ科

アトリ科

四国以北の山地で繁殖している。冬や秋に稀に観察されるが越冬はしていない。水辺から離れてくらすがセキレイ科の鳥である。

冬鳥として日本に渡来する。保全地域にも毎年飛来するが、1~2羽と数は多くない。薄暗い場所を好むようで、わきみず池東側の湿った地域にいることが多い。渡り直前の早春には、遊歩道わきの目立つ梢に姿を現すことが多々ある。人をあまり恐れないようだ。

国内の山地で繁殖をしている。保全地域では1980年代および1990年代前半まで冬鳥として毎年観察されていたが、2000年代になると極まれな冬鳥になった。ただ春の移動途中に立ち寄り囀っていることがある。本年(15年)5月にはキビタキとともにアカハラの声が林内に響き渡っていた。。

国内の高い山で繁殖し冬季移動する。都内の公園でも見ることができる冬鳥である。冬季1~2羽が保全地域に渡来するが、近年観察できない年もあり少なくなっている鳥である。

主に夏鳥として北海道に渡来する。渡りの途中の13年4月、黒川清流公園の湧水で水浴びをしていた雄1羽の観察記録がある。

冬鳥として全国に渡来する。毎年2~3羽が越冬している。ゆるいテリトリーをつくるので、越冬個体数を調べることができる。

黒川公園わきの電線に止まる2羽を、82年9月に観察した。秋に通過して行くようであるが記録はこの1回だけである。

夏鳥として国内の山地に渡来する。渡りの途中観察されるが数は多くない。秋の記録は極少ない。

冬鳥として日本に渡来する。毎年飛来するが数は多くない。渡り前の春先には数が増えることがある。

1980年代の調査では毎回観察をする出現率100%の鳥であったが、2000年代の調査では数も減り,出現率は半分以下の31%(※)に減った。保全地域周辺の環境変化によるためであろう。 ※07年3月~15年7月の426回の調査でスズメを確認したのは154回であった。

全国的に繁殖しており、1980年代、1990年代には数は少ないが冬に保全地域に飛来していた。2000年代になり観察例が極少なくなった。黒川公園ではわきみず池の東側の湿った草地での観察例が多い。

黒川公園では1980年代は留鳥で秋から冬には2~3羽が観察され、春には近くの人家で繁殖をしたこともあった。1990年代になると冬に稀に観察するだけになり、2000年代の調査では全く記録がなくなった。本種は世界的に見ると分布が日本に限られた「日本固有種」で数も多くない。上記のハクセキレイが分布を広げており、圧迫されるのではないかと心配されたこともあった。浅川では近年減っており今後の動向が心配である。

市内では留鳥で普通に繁殖をしている。毎年5、6、7月になると巣立った幼鳥たちで一時的に個体数が増える。

1980年代は留鳥で湧水や水路で採食している姿が一年中見られ、隣接する建物で繁殖をしたこともあった。2000年代には秋から冬に1~2羽が水辺に飛来するだけになった。浅川でも減っているセキレイである。

かつて日野市では冬鳥であったが1980年代後半より留鳥になった。2000年代になり黒川で春にも姿を見るようになり、14年には隣接する集合住宅周辺で繁殖したようである。最近豊田駅前では冬だけでなく、真夏に人からパンなどの餌をもらっている本種を見ることがある。人の多い都会でたくましく生きる「都市鳥」になったともいえる。

夏鳥として日本に渡来するが、渡りの途中の春と秋に通過する。春は囀りを聞くので確認しやすいが、秋は見つけにくく記録が少ない。07年10月に黒川公園の湧水わきで、頭部は雌に似て茶褐色だが、背や翼、尾が雄のように鮮やかなブルーをした雄の若鳥を発見した。これから初めての越冬地・東南アジアへ渡って行くのであろう。

夏鳥として全国の山地に渡来するが、保全地域では春と秋、渡りの季節に通過をする。春は5月上旬(5日~10日)の記録が多いが、14年は黒川公園で3月下旬~6月まで囀っていた。近年都心の公園でも繁殖をしており、いずれ本調査地でも繁殖をするのではないか。

○キセキレイを確認した月 (07年3月~15年8月) ○ハセキレイを確認した月 (07年3月~15年8月)

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71 586 アトリ

72 587 カワラヒワ

73 588 マヒワ

74 599 ウソ

75 600 シメ

76 602 イカル

77 610 ホオジロ

78 617 カシラダカ

79 624 アオジ

80 ドバト

81 コジュケイ

82 ガビチョウ

83 ソウシチョウ

番外(外来種)

ホオジロ科

分布が全国的に広がっている外来種で、保全地域には1990年代より稀に観察記録があるが定着はしていない。最近では12年11年に柿の実をメジロ、シジュウカラ、コゲラと一緒に食する20羽ほどを観察している。

主に北海道の山地で繁殖しており冬季移動する。保全地域では数は少ないが毎年越冬している。春の渡りの時稜線を群れで飛ぶことがある。

日本に冬鳥として渡来する。本調査地での観察例は少ないが、11年1~2月(5羽)、12年11月および13年1月(20羽)に観察されている。わきみず池わきのハンノキの実をせっせと食べていこともある。

保全地域周辺の環境変化(畑や空き地がなくなる)により減っている。秋冬に群れをつくるので単発的であるが観察することができたが、防災広場の喪失は本種の生息にとって痛手である。

市内では留鳥で繁殖をしている。1980年代は調査のたびに観察できる出現率100%の鳥であったが、環境変化のためか08年6月を最後に本調査地から消えた。今となってはチョットコイ、チョットコイのけたたましい鳴き声が懐かしい。日野市南平にある「鳥と緑の日野センター」(通称WING)の観察においても08年4月を最後に記録がないということだ。かつて観察されていた浅川の一番橋周辺でもいなくなった。

家禽として飼われていたカワラバトが野生化し公園や神社ですむようになった。第1コーポラス周辺には周年生息している。多い時には50羽ほど数えるが最近減っているのではないか。

本州中部以北で繁殖し、冬季暖かい所に移動する。毎年黒川では越冬しているが、数はそれほど多くなく5羽前後である。冬は藪など目立たない所にいることが多いが、移動前の春先には目立つ木の枝に止まり囀ることもある。

かつて日野市内では冬鳥であったが、77年から多摩平で繁殖するようになった。1980年代は留鳥として極普通に見られ、朝方、口笛を吹くようなキーコーキーをよく聞くことができた。2000年代になると理由は分からないが極まれな鳥になった。

冬鳥として渡来する。観察例の少ない鳥であるが、08年11月~09年2月には20~40羽を数えた。この冬は全国的に本種の渡来が多かったようだ。10年1月にも少数が確認されている。

本州中部以北の高い山で繁殖する。08年12月に山王下公園で1羽を観察する。この冬は市内の数カ所で観察されたウソの多い年であった。

全国的に分布が広がっている外来種である。保全地域の96年、97年の調査では確認されておらず、1990年代後半から2000年初めに姿を現すようになったようだ。現在は留鳥で繁殖をしている。コジュケイに変わり出現率100%の鳥になった。上記の南平のWINGでは02年6月に初めて観察されている。

冬鳥として日本全国に渡来する。本調査地でも常連の冬鳥で、08年、11年の2月には100羽ほどを数えた、数の多い鳥である。防災広場には採食のため多数集まるが広場の喪失で今後どうなるか。

日野では留鳥で繁殖しているが、保全地域では稀に観察するだけである。防災広場の草地で早春に囀りを聞くことがあったが、広場の喪失でより少なくなるであろう。

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写真・岩井満夫  文・金子凱彦

 東豊田緑地保全地域(以下保全地域)は日野市のほぼ中央部に細長く広がる日野台地の段丘崖の一部で、1975年に東京都より緑地保全地域に指定された約60,000㎡の雑木林です。崖下には数カ所から湧水が流れており4つの池があります。

 1960年代の環境(水質)汚染により、飛ぶ翡ひ

翠すい

と言われたカワセミが東京から姿を消し、一時は“幻の鳥”とまで言われましたが、このカワセミが1970年代中ごろから復活しました。日野では1980年代になり多摩川や浅川でその美しい姿を見るようになり、保全地域にも秋から冬にかけて時々姿を現すようになりました。 昨年(2014年)の秋から保全地域の池や水路にカワセミの雌が定着し、今春雄が現れました。繁殖することを期待し岩井満夫さんと観察を始め、雌雄の出会い、求愛行動、巣穴掘り、ヒナへの餌運び、ヒナの巣立ち、安全な大きな池までの移動など6か月間を写真で記録しました。

▲1月24日 カワセミの雌。雌雄の違いは下嘴が赤いのが雌で、上下とも黒いのが雄です。

▲3月25日 〈求愛給餌〉保全地域に飛来した雄は雌に対して求愛行動を盛んに行う。求愛給餌は雄の求愛行動のひとつで雌に餌をプレゼントしペアの絆を深める。

◀3月25日 給餌が終わるとすぐ次のプレゼントを捕りに飛び立つ雄。雌はプレゼントされた魚を頭から飲み込んでいる。都心の自然教育園(港区)の観察によると14日間に133回の求愛給餌が行われた記録があります。

▲3月18日 嘴に土が付いている! カワセミは土の壁に横穴を掘りその中で営巣をするので、近くで巣穴を掘っていると確信をしました。

▲4月4日 〈交尾行動〉求愛期には給餌、交尾それに巣作りが同時に行われます。

東豊田緑地保全地域で繁殖したカワセミの記録 2015年

シリーズ 日野 の 生きもの

日 野 の 自 然

ー 4227 ー

2015年9月1日 第518号(2)

東豊田緑地保全地域(日野市)で繁殖したカワセミ(Alcedo atthis)の記録 2015年

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▲雌雄共同で巣穴を掘る。巣の前での求愛給餌、交尾がたびたび観察された。巣穴は奥行1メートルほどで一番奥に産座がありここに卵を産み雌雄交代で抱卵をする。孵化したヒナは23日ほどで巣立つ(穴から出て来る)。その間ヒナへの餌運びを雌雄共同で行う。

▲5月9日 孵化直後は嘴(長さ約36mm)の中に隠れてしまうほど小さな餌を運びます。

▲5月18日 嘴より大きいな餌を運んできた雌。カワセミは猛禽類のように、大きなエサをちぎってヒナに与えることができない。餌は丸ごとそのまま渡すので、孵化直後のヒナにはごく小さな餌を運び、育雛後期には10cmを超えるような餌を与える。そのため周辺に大小さまざまなステージの餌になる生物が生息していなければ子育てができない。生物相が多様でなければならないのです。

◀5月26日 AM 5:25~7:06ヒナ2羽が巣立つ。真っ暗な巣穴から初めて見る外の世界にチョッと戸惑っているようだ。

▲5月24日、嘴の1.5倍ほどの魚を運んできた。そろそろ巣立ちか。自然教育園の記録によると、親鳥がヒナに運んだエサの数は1364匹で、6羽のヒナが巣立った。1羽当たり約227匹のエサを与えたことになります。

日 野 の 自 然

ー 4228 ー

2015年9月1日 第518号(3)

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 東西1.5kmほどの段丘崖下の水辺でカワセミのペアは繁殖に成功しました。十分とは言えないが子育てのためのエサ環境が整っていたからでしょう。さらに保全地域内の遊歩道を散策している人たちの頭上をヒナへのエサを運ぶカワセミの両親を見たことがあります。このたくましさも繁殖成功の鍵だったのではないでしょうか。

▲7月20日ごろ再びこの池にカワセミの幼鳥4羽が姿を現す。写真は7月25日(3羽)で、保全地域外で2回目の繁殖をして、親が子を池に連れて来たようです。

▲6月1日 雄(中)から餌をもらう幼鳥。雌は抱卵に入ったのか、幼鳥への給餌はもっぱら雄の仕事であった。6月7日までこの池で幼鳥たちが観察され、その後姿を消しました。

▲5月29日 雄が幼鳥に餌を運んで来ると、並んでいた雌は幼鳥の嘴をくわえ横枝から落としてしまった。落とされた幼鳥は慌てていた。(下の写真)

▲5月27日 巣立った場所から親に誘導されて幼鳥2羽が安全な大きな池に移動して来た。

▲5月29日 雄が運んできたエサを雌が横取りしてから、2羽は交尾を行った。子育てをしながら2回目の繁殖の準備に入っているようだ。

〈参考資料〉矢野 亮『帰って来たカワセミ』(1996年)地人書館矢野 亮「カワセミの子育て-自然教育園での繁殖生態と保護飼育」(2000年)地人書館金子凱彦 週刊朝日百科「動物たちの地球27 カワセミ・ハチクイ」(1991年)朝日新聞社

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2015年9月1日 第518号(4)

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