第50回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集(2019) ·...

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

あ い さ つ

第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会

会 長 及川 吏智子

第 50回日本看護学会―急性期看護―学術集会が岩手県で開催できますことを大変嬉しく

思っております。ご尽力いただきました関係者の皆様並びにご参加の皆様に心よりお礼申

し上げます。 近年、全国各地で大規模な自然災害が発生しております。被災された方々に心よりお見

舞い申し上げます。岩手県では、東日本大震災から8年が経過しました。震災の際には全

国の皆様から温かい励ましや多くのご支援をいただきましたことに心より感謝申し上げま

す。学術集会にご参加の皆様には復興の状況を見ていただければ幸いです。 さて、今回の学術集会はメインテーマを「いのちを支える最前線の看護~専門性を活か

し未来へつなぐ、イーハトーブからの発信~」としました。 高齢化の進展や医療機能の分化、地域包括ケアシステムの構築など社会が大きく変化する

中、急性期医療の現場で看護職に求められる役割も変化しています。急性期看護では、チー

ム医療により緊急・周手術期における救命や早期回復を図るとともに、回復期・慢性期病床

や暮らしの場につなぐ役割が一層重要となっています。いのちを支える医療の最前線で生

活の視点から看護の専門性を発揮することは、いのちを未来へつなぎ、そして、地域へと

看護のバトンをつなぐことであり、看護職としてのやりがい・喜び・誇りでもあります。 今年度、日本看護学会は第 50 回の節目を迎えました。記念講演として、日本看護協会会

長福井トシ子氏より「日本看護学会学術集会のこれまでとこれから」をテーマにご講演を

いただきます。また、参加者と看護実践情報等を共有、意見交換、交流することを目的と

した交流集会(公募企画)を開催いたします。 基調講演では、名古屋市立大学大学院看護学研究科・看護学部教授の明石惠子先生より

「社会の変化をとらえ、未来へつなぐ急性期看護」をテーマにご講演をいただきます。 特別講演では、岩手医科大学医学部救急・災害・総合医学講座災害医学分野教授、災害

時地域医療支援教育センター長の眞瀬智彦先生より「東日本大震災を経験し『災害時地域

医療支援教育センター』から次世代への提言」をテーマにご講演をいただきます。 シンポジウム1では「急性期における意思決定支援」、シンポジウム 2 では「急性期から

の退院支援」、交流集会(指定)1では「急性期における高齢者の看護」、交流集会(指定)

2では「急性期の新生児看護」について企画いたしました。急性期看護の現状と課題を捉

えたテーマについてディスカッションし、明日からの実践の視座にしていただきたいと思

います。 岩手県の偉人である宮沢賢治の詩は、苦難と向き合い前を見つめて歩き出した人々への

励ましのメッセージであり、看護と重なるところがあります。宮沢賢治が理想郷とした岩

手の地「イーハトーブ」で急性期看護の未来を創造し、全国へ発信したいと考えます。

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019) 第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

第50回 日本看護学会—急性期看護—学術集会 日程表

学術集会メインテーマ:いのちを支える最前線の看護~専門性を活かし未来へつなぐ、イーハトーブからの発信~ 第1日 2019年7月18日(木) 盛岡市民文化ホール/いわて県民情報交流センター アイーナ

第1会場 ��文化�ー�

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第2会場 ��文化�ー�

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第3会場 ����交流セン�ー/5�

�示�

第4会場 ����交流セン�ー/7�

������~�

第5会場 ����交流セン�ー/8�

会��803

第6会場 ����交流セン�ー/8�

会��804

第7会場 ����交流セン�ー/8�

���812

1510 350 420 135 270 135

開会式/講演/ シンポジウム/地域伝統文化

(中継)/ 交流集会

示説発表 口演発表 口演発表/

ランチョンセミナー 口演発表/

ランチョンセミナー 口演発表/

ランチョンセミナー

8:30~

開場

収容定員(人)

9:00

17:00

10:00

11:00

12:00

13:00

14:00

16:00

15:00

第51回(2020年度)学術集会・ 論文投稿の

ご案内 (PPT 上映)

救急看護Ⅰ

看護師教育

8:30

宮沢賢治の世界観 せん妄ケア・

認知症ケアⅠ

医療安全・感染管理Ⅱ

開会式

医療安全・感染管理Ⅰ

急性期における

意思決定支援

開会式(中継)

(中継)

基調講演

社会の変化をとらえ、未来へつなぐ 急性期看護

基調講演

(中継)

交流集会1

看護実践の質の

可視化を目指して

交流集会2 看護師の役割拡大に関するリアルタイム

意識調査 ~周術期における

Careと Cureの融合~

退院支援・外来看護Ⅰ

周術期看護Ⅰ

クリティカルケアⅠ

患者教育Ⅰ

倫理Ⅰ

17:30

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

第2日 2019年7月19日(金) 盛岡市民文化ホール/いわて県民情報交流センター アイーナ

第1会場 �����ー�

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第2会場 �����ー�

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第3会場 ����交流セン�ー/5�

�示�

第4会場 ����交流セン�ー/7�

������~�

第5会場 ����交流セン�ー/8�

会��803

第6会場 ����交流セン�ー/8�

会��804

第7会場 ����交流セン�ー/8�

���812

1510 350 420 135 270 135

講演/シンポジウム 交流集会/閉会式

(中継)/特別レポート /交流集会

示説発表 口演発表 口演発表/

ランチョンセミナー 口演発表/

ランチョンセミナー 口演発表/ 交流集会

8:30~

開場

収容定員(人)

9:00

17:00

10:00

11:00

12:00

13:00

14:00

16:00

15:00

(日本光電工業㈱)

患者教育Ⅱ

8:30

特別講演2

「医療事故の再発防

止に向けた提言」から

学ぶ

スキンケア・

ストーマケア

周術期看護Ⅱ

退院支援・外来看護Ⅱ

急性期における 高齢者の看護

特別講演1 東日本大震災を経験し「災害時地域医療支援教育センター」から

次世代への提言

特別レポート クリティカルケア 領域で期待される 特定行為研修を 活用した実践

交流集会4

急性期の新生児看護~命を支える、

つなぐ~ 回復期・家族看護

倫理Ⅱ

看護技術Ⅱ

17:30

特別講演1

(中継)

急性期からの 退院支援

~暮らしを支える 看看連携~

第51回(2020年度)学術集会・ 論文投稿の

ご案内 (PPT 上映)

せん妄ケア・

認知症ケアⅡ

看護技術Ⅰ

クリティカルケアⅡ

周術期看護Ⅲ

救急看護Ⅱ

交流集会3

クリティカルケアに

おいて身体拘束を

しない看護を考える

周術期看護Ⅳ

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019) 第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

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オリエンテーション

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

一般参加者の皆様へ

1.受付に�いて

1) 参加者受付は、盛岡市民文化ホール 大ホール 2階ホワイエで行います。1日目・2日目の両日

とも受付へ参加券を提出してください。

2) 盛岡市民文化ホールの開場は1日目・2日目ともに8時30分です。

3) 開催中は必ずネームカードを着用してください。ネームカードのない場合は再入場ができません。

2.総合案内に�いて

1) 総合案内及び掲示板は盛岡市民文化ホール 大ホール 2階ホワイエと、いわて県民情報交流セン

ター アイーナ4階 県民プラザにあります。

2) 気分が悪くなった方は総合案内または近くのスタッフにお申し出ください。

3) 参加者の呼び出し・連絡は原則として行いません。

3.会場に�いて

1) 特別企画等は盛岡市民文化ホール 第1、2会場、口演発表はアイーナ7階 第4会場.8階 第5.

6.7会場、示説発表はアイーナ5階 第3会場、企業展示及び書籍販売はアイーナ4階 県民プラ

ザで開催します。

2) 盛岡市民文化ホールとアイーナ間の移動の際は、大変危険ですので必ず横断歩道を渡るようにお願

いいたします。

4.���会��に�いて

1) 各会場は、前から順にご着席ください。また、できるだけ空席に荷物などは置かないでください。

2) 質問する場合は、近くのマイクに進み、施設名と名前を名乗ってから簡潔明瞭に述べてください。

3) 交見室はありませんので、質問は各会場で活発にお願いいたします。

4) 会場内では、携帯電話の電源を切るか、マナーモードに設定してください。

5) 写真・ビデオ撮影・録音はできません。特に示説会場での写真撮影はご遠慮ください。ただし、事

前に主催者より撮影許可を得ている場合はこの限りではありません。

6) 会場は全館禁煙です。

5.交流�会に�いて

新企画として、参加者と看護実践情報等を共有し、意見交換、交流することを目的に開催します。1

日目 第2会場、2日目 第2.7会場です。多数ご参加ください。

6.昼食�お弁当�に�いて

1) お弁当の販売はいたしません。会場の近くに飲食施設がありますが混雑することも考えられます。

なるべく昼食を持参してください。なお、会場内に軽食販売コーナーを設けていますのでご利用く

ださい。

2) 昼食会場として、アイーナ7階 小田島組☆ほ~るをご利用ください。

3) 休憩スペースとして、アイーナ7階 会議室701を終日ご利用いただけます。

4) 盛岡市民文化ホール内での飲食はご遠慮ください。

5) ごみのお持ち帰りにご協力ください。

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�.ランチョンセミナーに�いて

1) ランチョンセミナーを開催します。参加者の募集は、学術集会当日に担当企業が整理券を配布しま

す。(場所:盛岡市民文化ホール 大ホール 3階ホワイエ)定員になり次第締切ります。

2) 参加受付を済ませた後、整理券配布場所へ移動をお願いします。

3) セミナーは1日目12:20~13:20、第5.6.7会場、2日目12:00~13:00、

第5.6会場で開催します。なお、セミナー開始10分後までにお越しにならない場合は、整理券

が無効となりますので、ご注意ください。

�.�の�

1) クロークは盛岡市民文化ホール 大ホール 1階ホワイエにて、以下の時間で行います。貴重品や傘

のお預かりはできません。1日目 8:30~17:30 2日目 8:30~16:00

2) 緊急時は係員の指示に従って落ち着いて行動してください。

3) ご不明な点は総合案内または係員までおたずねください。係員はグリーン色のポロシャツを着用し

ております。

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演題発表者の皆様へ

1���発表者の受付について

「発表者受付カード」をご持参のうえ、発表者受付(盛岡市民文化ホール 大ホール 2階ホワイエ)

にて受付を行ってください。

2�口演発表について

1) 「発表者受付」を行った後、「PC受付」(いわて県民情報交流センター アイーナ7階 小田島組

☆ほ~る ホワイエ)にて必ず受付を行ってください。原則、発表時間の�0分前までに受付をお

願いします。2日目の9:30から発表の方(第17・24・28群)のみ30分前までに受付を

お願いします。2日目に発表される方も1日目の学会開催中に受付できます。

2) PC受付では、発表データのコピーおよび動作確認をします。原則、受付後に発表データの修正・

変更はできませんので予めご了承ください。発表データの記憶媒体はコピーおよび動作確認後、そ

の場で返却します。なお、コピーしたデータは、学術集会終了後に当方で速やかに消去します。

3) 発表時間の30分前から発表について座長との打合せがあります。発表者受付およびPC受付を終

えた後、各会場の控室で待機してください(控室は「口演発表の皆様へ」にてご確認ください)。

4) 発表時間は、1演題につき7分です。発表時のパワーポイント操作者は、発表者が行ってください。

5) 当日、発表時間に発表者が不在の場合は、未発表となり論文投稿ができませんのでご注意ください。

6) 会場での資料配布はご遠慮ください。

3�示説発表について

1) 「発表者受付」を行った後、「示説受付」(いわて県民情報交流センター アイーナ5階 展示室)

にて必ず受付を行ってください。

2) 下表の掲示準備時間・撤去時間内に、指定された区画に各自でポスターを掲示・撤去してください。

各パネルに重要なお願いがありますので、内容をご確認ください。終了時刻を過ぎても撤去されて

いない場合は、主催者側で処分します。

月日 発表群 掲示準備時間 撤去時間

7/18(木) 11~16 9:00~10:00

16:40~17:10

7/19(金) 30~34 15:15~15:45

3) ポスター掲示時間を守らない、発表時間に発表者が不在等、発表者の皆様に遵守頂きたい事項が守

られていない場合は、未発表の取扱いとなります。未発表の場合は、論文投稿できませんので、十

分にご留意ください。

4) 発表時間の30分前から発表について座長との打合せがあります。発表者受付・示説受付・ポスター

掲示を終えた後、示説会場内の打合せ会場へお越しください。

5) 発表者は原則として指定待機時間である 60 分間は発表会場の自身のポスター前に待機してくださ

い。指定待機時間にプレゼンテーションを実施します。発表に関する相談や進行は会場の座長がサ

ポートします。指定待機時間に発表者が不在の場合は、未発表となりますのでご注意ください。

6) 指定待機時間のうちプレゼンテーション実施時間は、1演題につき3分です。

7) 会場での資料配布はご遠慮ください。

発表の詳細は、『演題登録システム』にログインし、マイページの「口演発表の皆様へ」

「示説発表の皆様へ」(PDF)を必ず確認してください。また、抄録に同封の「発表者受付

カード」を良くお読み頂き必要な準備を行い、当日ご持参ください。

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特別企画 講師・座長の皆様へ

1�受付に�いて

1) 事前にご案内した時間までに「特別企画 講師・座長 受付」(盛岡市民文化ホール 大ホール 2

階ホワイエ)にて受付をお願いします。

2) 講師の方は、使用するパワーポイントのデータの確認および動作確認のため「PC受付」(盛岡市民

文化ホール 大ホール 2階ホワイエ)にて受付をお願いします。

2�事前打ち合わせに�いて

控室にて事前打ち合わせを行います。控室から会場へは係員がご案内いたします。

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

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口演・示説 座長の皆様へ

1�座長の��に�いて

担当する群の研究内容を把握し、積極的な意見交換ができるよう時間配分を考慮のうえ進行をお願い

します。例えば、担当群に対する研究ポイントを確認する、発表者・参加者相互の質疑を引き出す、情

報交換が偏らないよう情報量・質を調整するなど、発表者・参加者相互の満足感が得られるようにして

ください。

2�受付に�いて

担当する群の開始 60 分前までに「口演・示説 座長 受付」(盛岡市民文化ホール 大ホール 2階

ホワイエ)にて受付をお願いします。学会会場内では事前に送付しているネームカードを必ず着用して

ください。

3�発表者との打ち合わせに�いて

控室にて発表者との打ち合わせを行います。担当する群の開始30分前までに事前にご案内した打合せ

会場にお越しください。

4�担当群の進��に�いて

1) 発表時間は1演題 口演は7分、示説は3分です。

2) 質疑応答は1演題ごとに行います。

3) 質問は必ず座長を通して受け付けます。都道府県・施設名・氏名を述べた後に質問するよう伝えて

ください。

4) 示説は各演題発表、質疑応答終了後活発に意見交換ができるように支援をしてください。

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019) 第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

交流集会(公募企画)企画者の皆様へ

1�発表データの作成について

パワーポイントに�する以下の��を��し準�を行ってください。

1) 下記がインストールされたパソコンを主催者側で用意いたします。

OS Windows 7 以降

アプリケーション Windows 版 PowerPoint 2010,2013, 2016

2) OS 標準以外のフォントでは、正常に表示されない場合があります。

3) 使用できる記憶媒体は、USB メモリー、CD-R、CD-RW

4) 会場には、上記 OS 対応のパソコンのみの用意となります。Mac で資料を作成した方は、

必ず Windows で映像や動作確認をされますようお願いいたします。

5) ファイル名は、「企画代表者施設名_企画代表者氏名」としてください。

6) スライドのサイズは、4:3 で作成してください。

7) パワーポイントのノート機能は使用できません。必要な方はノート部分を事前に印刷

してください。

2�当日の受付について

1) 交流集会(公募企画)企画者の受付

・当日は「発表者受付」(盛岡市民文化ホール 大ホール 2階ホワイエ)を行った後、発

表会場の「PC 受付」(盛岡市民文化ホール 大ホール 2階ホワイエ または いわて県民

情報交流センター アイーナ 7 階 小田島組☆ほ~る ホワイエ)にて必ず受付を行って

ください。

2) アンケートについて

・今後の企画立案の参考とさせていただくため、アンケートへのご協力をお願いいたし

ます。

「発表者受付」にて配布・回収いたします。

3) 発表データの受付

・発表に使用するデータを PC 受付時に持参してください。

・発表時間の 60 分前までに受付をお願いします。

・2日目に発表される方も1日目の学会開催中に受付できます。

������

②企画の実施 ③アンケート回答

①受付をする ・発表者受付

↓ ・PC受付

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

・動作確認

(1)PC 受付では、発表データのコピーおよび動作確認をします。

(2)原則、受付後に発表データの修正・変更はできませんので予めご了承ください。

(3)発表データの記憶媒体はコピーおよび動作確認後、その場で返却します。

なお、コピーしたデータは、学術集会終了後に当方で速やかに消去します。

【交流集会(公募企画)企画者受付時間・会場等一覧】

発表日 発表時間 会場 PC 受付

締切時間 PC 受付場所

打ち合わせ

控室

7/18(木) 14:35~15:35 第 2 会場

盛岡市民文化ホール

小ホール

13:35 盛岡市民文化

ホール 大ホー

ル2階ホワイエ

盛岡市民文化

ホール 小ホー

ル楽屋ロビー 15:40~16:40 14:40

7/19(金)

13:10~14:10 12:10

10:40~11:40 第 7 会場 アイーナ

8 階 研修室 812 9:40

アイーナ 7 階

小田島組☆

ほ~る ホワイエ

アイーナ 7 階

控室 710

なお、各時間に間に合わない場合には、次の方法で連絡してください。

学会開催の前日まで 公益社団法人岩手看護協会 電話 019-662-8213

学会開催当日 公益社団法人岩手看護協会 電話 019-662-8213

3�運営について

1) 交流集会は自主運営となり、時間は原則片付け時間を含め 60 分です。打合せ時間は発

表時間前の 60 分間です。

2) 会場は、シアター形式(椅子席のみ)です。

3) 会場には、プロジェクター・スクリーン、パソコン、マイクが準備されています。

4) その他必要な機器等については、各自で準備をお願いいたします。

5) 抄録集の中に研究内容のミス等があり、訂正を必要とする場合は、自分の持ち時間内

で訂正してください(誤字程度の訂正は割愛してください)。

6) 会場での資料配布はご遠慮ください。

ご不明な点がありましたら、下記へお問い合わせください。

公益社団法人岩手県看護協会

TEL:019-662-8213

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019) 第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

第 50 回日本看護学会-急性期看護-学術集会

日本看護学会

学 会 長 福 井 トシ子

日本看護学会-急性期看護-学術集会

会 長 及 川 吏智子

岩手県看護協会準備委員会

委 員 長 松 本 知 子

副 委 員 長 菊 池 田鶴子

吉 川 久美子

委 員 安 保 弘 子

及 川 千香子

斎 藤 史 枝

佐 藤 悦 子

高 橋 明 美

高 橋 亮

平 野 昭 彦

松 村 千 秋

柳 田 美喜子

(五十音順)

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

岩手県看護協会抄録選考委員会

委 員 長 秋 山 智 弥

副 委 員 長 目 時 の り

委 員 石 井 真紀子 佐 藤 史 教

泉 田 美 奈 四 垂 真 弓

稲 見 敬 子 菖蒲澤 幸 子

井 上 和 子 鈴 木 美代子

遠 藤 良 仁 相 馬 一二三

蛎 﨑 奈津子 高 橋 亮

笠 寺 容 子 舘 林 淑 子

熊 谷 恵 理 田 村 ヤス子

桒久保 洋 子 千 田 睦 美

齋 藤 美 香 土 田 幸 子

佐々木 謙 一 坪 井 ふみ子

佐 藤 久美子 橋 本 良 子

佐 藤 奈美枝 溝 江 裕 子

(五十音順)

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019) 第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

後援 岩手県 盛岡市

一般社団法人 岩手県医師会 一般社団法人 岩手県歯科医師会 一般社団法人 岩手県薬剤師会

協賛企業・団体

【共催セミナー】 テルモ株式会社 ニプロ株式会社 日本光電工業株式会社 ユニ・チャーム株式会社 ユニ・チャームメンリッケ株式会社

【企業展示】 株式会社 MGMT 株式会社エルタスク 株式会社カネカメディックス 株式会社カルディオ 河淳株式会社 杏林製薬株式会社 東洋羽毛北部販売株式会社 株式会社内外 ナガイレーベン株式会社 ニプロ株式会社 ユニ・チャーム株式会社 フォーク株式会社 プライアルメディカルシステム株式会社 松吉医科器械株式会社 株式会社 明治 株式会社メディカルプロジェクト 輸液製剤協議会

【書籍展示販売】 丸善雄松堂株式会社 (五十音順)

本学術集会を開催するにあたり、上記の企業・団体よりご後援・ご協賛頂きました。

ここに記し感謝の意を表します。

第 50 回日本看護学会-急性期看護-学術集会

会 長 及川 吏智子

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

日本看護学会では、平成 24 年度(第 43 回)より実践にねざした優れた研究を奨励し、看護の質向上のため

の価値ある研究活動を推進するため、当該年度の日本看護学会学術集会において発表された演題のうち、特に

優れた発表演題を「優秀発表賞」として表彰しています。

看護実践の質向上のために求められる研究の視点があること、内容に一貫性があり、研究の成果が見られる

こと、優れた発表であること等が表彰の対象となり、3次の審査を経て決定されます。

演題内容は、日本看護協会ホームページ、キャリナースからご覧になれます。

領域 筆頭研究者 所属 表題

精神看護 山口 達也 福井県立病院 訪問看護利用中の重度統合失調症者の退院

後 3 ヶ月以内の再入院に関連する要因

急性期看護 阿部 政浩 一般財団法人太田綜合病院

附属太田西ノ内病院 集中治療において意識状態が低下している 患者と過ごす家族の思い

ヘルスプロ

モーション 齋藤 勢津子 横浜市立市民病院 エジンバラ産後うつ病質問票スクリーニン

グにおける A 病院の現状と課題

慢性期看護 四方田 朋子 前橋赤十字病院 がんの病状や治療に関わるバッドニュース

を伝える医師の困難と看護師に求めること

慢性期看護 赤平 奈美 公益社団法人有隣厚生会 富士小山病院

災害時の薬の備え ~A 病院の糖尿病患者のアンケートより~

日本看護学会優秀論文は、日本看護学会の目的とする「実践にねざした研究を推進する」ために平成 21 年

度に創設されました。実践研究の成果が、多くの職場での看護の質改善に寄与する内容であり、研究方法や成

果に独創性があるもので、内容に一貫性があり、これからの研究発表の模範となる論文が3次の審査を経て決

定し、表彰されます。優秀論文は、日本看護協会ホームページ、キャリナースからご覧になれます。

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019) 第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

日本看護学会では、学術集会終了後に発表演題を論文としてまとめ、当該年度の論文集に投稿することがで

きます。投稿された論文は、選考を経て掲載が決まります。

論文は日本看護学会論文集投稿規程をよく確認し、作成してください。投稿の際には論文投稿チェックリ

ストの項目がすべて「OK」であることを確認してください。投稿規程が守られていない場合は、投稿いただ

いても受け付けることができませんので、ご注意ください。

1) 論文投稿

学術集会での発表後、日本看護学会論文集投

稿規程にのっとり論文原稿を作成

論文投稿期限(発表約 4 週間後)までに本会

公式ホームページの演題登録・選考管理シス

テムのマイページより投稿

※ 論文投稿期限は各領域で異なるため注意する

2) 論文選考(初回選考)

論文選考委員会による初回選考を実施

選考結果は以下の 4 通りで、マイページにて

公開

<選考結果> A:採択(無修正で掲載)

B:採択(誤字・脱字の修正で掲載)

C:保留(再選考の対象となりうるも

の)

D:不採択

3) 修正論文の再提出(初回選考結果:B・C)

選考委員コメントに沿って論文原稿を修正

「修正原稿」と「コメントに対する回答書」

を修正受付期間内にマイページより再提出

※ 再提出がない場合は不採択となる

4) 図表データの登録(初回選考結果:A・B・C)

原稿に添付した図表の元データ(Excel ファ

イル等の編集・加工が可能なファイル)を 1

点ずつマイページに登録

※論文集制作時の編集作業に必要なため

5) 論文再選考(初回選考結果:C)

論文選考委員会による再選考を実施

選考結果は「採択」または「不採択」で、マ

イページにて公開

6) 著者校正

「採択」論文の著者自身による校正を実施

著者校正は 1回のみ、その後は修正不可

7) 論文集の発行、PDF を本会 HP へ掲載

Ⅰ.論文投稿のプロセス

<論文投稿のプロセス> 【!��!】 投稿規程に

沿っていない 論文は受付

できません! 論文投稿チェックリストがすべて「OK」か確認

してください

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

(2019 年4 月1 日一部改正版)

�� ������

筆頭研究者及び看護職の共同研究者は、公益社団法人日本看護協会の会員に限る。看護職以外で会員と共同研究

を行ったものは、共同研究者の資格を有する。但し、日本看護協会及び都道府県看護協会に所属している看護職以

外の調査・研究を担当する職員は筆頭研究者としての資格を有する。

◆注意点◆

研究を行った時の勤務先を退職している場合、現在も日本看護協会会員であれば記名できます。

共同研究者とは、実際に研究を行い、著者と同等レベルに内容を把握している人です。

�� �������

次の項目をすべて満たしているものを対象とする。 1) 第50回日本看護学会学術集会で発表した研究であること。 2) 倫理的に配慮された研究内容であり、その旨が本文中に明記されていること。 3) 他の学会及び研究誌(商業誌・所属施設の研究集録、海外雑誌等を含む)、本学会の他領域の論文集に投稿して

いないこと。 ※倫理的配慮については第50回(2019年度)日本看護学会実施要綱を参照すること

◆注意点◆

日本看護学会では、紙、デジタル媒体、インターネット等の媒体を問わず、すでに公表された、または他学会や

本学会の他領域等へ投稿中の論文は重複投稿とみなし、投稿を受付けません。

学位論文の一部の場合、その旨を本文中に明記してください。

�� ����������

1) 本規程を遵守した論文のみを受付ける。

2) 論文の採否は選考を経て学会委員会が決定する。

3) 学会委員会から修正を求められた場合はコメントにそって修正を行い指定日時までに再提出する。

4) 筆頭研究者1人につき、同一領域において1編のみ受け付ける。

◆注意点◆

論文集投稿規程を守っていない論文は投稿を受付けません。例年、原稿の書式設定や執筆要領に沿わない

論文が見受けられますので、投稿前に原稿をよく確認し提出してください。

抄録選考の際の修正指示(発表時修正も含む)は必ず修正して投稿してください。

初回選考後、指定期日までに修正原稿の再提出がない場合は不採択となります。

�� �����

本規程について了解のうえ、本会ホームページより所定の手順にて受付期間内に投稿手続きを行う。

◆注意点◆

本会公式ホームページの演題登録・選考管理システムのマイページより投稿手続きを行います。

マイページのログインIDおよびパスワードは演題登録時と同じものをご利用ください。

※マイページログイン URL: https://www.pac-sys.net/jna/

論文投稿期限は領域ごとに異なります。期限後の投稿は受付けませんのでご注意ください。

Ⅱ.論文集投稿規程と各項目についての注意点

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019) 第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

1) 様式を本会ホームページよりダウンロードして原稿を作成する。書式設定は変更しない。

2) 本文の文字サイズは10.5ポイント、和文フォントは明朝体で全角、英文及びアラビア数字は半角とする。

3) 「表紙」、「本文」、「チェックリスト」、「コメントに対する回答書(修正を求められた場合のみ)」には、氏名及び所

属施設名を記載しない。

4) 原稿作成における推奨環境はWord2010以上とする。

◆注意点◆

論文原稿は 1 段組みで作成し、原稿は 1 種類のみ投稿します(抄録原稿とは様式が異なります)。

投稿された論文原稿をもとに選考を行いますので、氏名、所属名はどこにも記載しないでください。

ダウンロードした原稿様式はすべて書式設定済みですので、設定を変更しないでください。

1) 表紙には、「領域名」「演題番号」、「タイトル」、「キーワード」及び「図表の添付枚数」を記載する (1) タイトルは簡潔明瞭に論文内容を表すものとする。

(2) キーワードは3つ以上、5つ以内とする。

◆表紙記載例◆

2) 本文

(1) 文字数:本文・引用文献の文字数は5,250字以上かつ6,300字以内とし、文字数の過不足がある原稿は受付 けない。文字数のカウントは投稿者自身がWordの文字カウント機能を用いて行い、「文字数(スペースを

含めない)」の文字数とする。カウントの際には「テキストボックス、脚注、文末脚注を含める」のボック スのチェックを外すこと。

(2) 原稿は和文・新かなづかいを用い、外国語はカタカナ表記、外国人名や日本語訳が定着していない学術用語等は原

語にて表記する。

(3) 原稿は、「はじめに」・「目的」・「方法」・「倫理的配慮」・「結果」・「考察」・「結論」の項目別にまとめ、各項目には

ローマ数字で番号をつける。また「はじめに」では、先行研究を検討した旨を明記する。

(4) 図表等の挿入希望位置を本文中( )にて指定する。

<記載例> ……である(表1)。

(5) 投稿者は、研究に関連する企業や営利を目的とした組織または団体との経済的な関係の有無について、過去1年間

における利益相反(Conflict of Interest:COI)を論文の末尾(引用文献の前)に記載しなければならない。

領域名(ヘルスプロモーション、慢性期看護など)を記載

タイトル(あればサブタイトルも)を記載

キーワード(3 つ以上、5 つ以内)

図表の添付枚数を記載 図1つにつき 1 枚とカウント 例)図5 つ=図5 枚

【!注意!】 氏名、所属名は書かない

「20・・・」で始まる 11 ケタの番号を記載

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

3) 引用文献

他の著作物の一部分を自由に掲載するためには、著作権法の第32条(引用)と第48条(出所の明示)に基づき①公開さ

れた著作物である、②引用の必然性がある、③引用文であることを明確に区分する、④本文と引用部分の主従関係が明確

である、⑤出典の明示を行うことが求められる。従って投稿者は論文作成において上記条件を満たす必要がある点に留意

し適切に文献を引用する。

引用文献は、上記の他に論文の意義や信頼性の明確化、先行研究の著者に対する敬意、読者に対する情報提供の点から

も正確に記載することが重要となるため本規程を遵守する。

※文献検索に関する詳細は「論文作成のポイントと倫理的配慮/文献検索の基礎知識」を参照すること

(1) 引用文献は引用順に本文の引用箇所の肩に1)2)と番号をつけ、本文原稿の最後に一括して引用番号順に記載する。

(2) 引用文献は次のように記載する。

<雑誌掲載論文>

著者名:表題名,雑誌名,巻(号),頁,発行年(西暦年次).

例)学会花子:看護研究の○○○について,○○看護,25(11),p.35-38,2008.

例)学会花子,日本協子,清瀬看子,他:看護の○○○研究,第○回日本看護学会論文集(看護管理),p.5-8,20

△△.

<単行本>

著者名:書名(版),発行所,頁,発行年(西暦年次).

例)学会花子:看護実践研究の手引き(3),○○看護出版,p.145,2006.

著者名:表題名,編者名,書名(版),発行所,頁, 発行年(西暦年次).

例)学会花子:研究における○○,日本協子編,看護実践研究(2),△△出版,p.76-88,2007.

例)前掲書1),p.115.

<翻訳書>

原著者名:書名(版),発行年,訳者名,書名(版),発行所,頁,発行年(西暦年次).

例)Alice Williams:Nursing Research(4) ,2001,学会花子訳,看護研究(4),○○看護出版,p.298,2003.

<電子文献>

著者名:表題名,雑誌名,巻(号),頁,発行年(西暦年次), アクセス年月日, URL.

発行機関名 (調査/発行年次),表題,アクセス年月日, URL.

例)文部科学省,厚生労働省(2014),人を対象とする医学系研究に関する倫理指針,2015年4月10日閲

覧,http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10600000-

Daijinkanboukouseikagakuka/0000069410.pdf.

※公的機関から提供される情報(統計、法令等)、電子ジャーナルのみを対象とする

(3) 共著者は3名まで表記し、それ以外は他とする。

◆注意点◆

引用文献は、文章そのものを引用する場合と、論文全体の結果を引用する場合があり、どちらも引用文献として扱い

ます。文献の内容を要約した場合も引用文献として記載してください。

本文の最後の引用文献一覧は、引用文献のみを記載してください。

本文中の引用箇所の番号と本文の最後の引用文献一覧の番号は一致させてください。

インターネット上でダウンロード可能で、書籍としても発行されている文献の場合、発行された書籍を原典(引用元)と

して引用してください。

孫引き(他の本に引用されている部分を、原典を調べないでそのまま引用すること)はせず、必ず原典を引用してくだ

さい。

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019) 第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

④最終ページ

4) 図表等

(1) 図表は必要なものを厳選し、すべての図表を本文・引用文献の後に論文原稿の最終頁1枚に一括して収め提出す

る。

(2) 図表に使用するすべての文字サイズは記号等も含め6~8ポイントの範囲とする。

(3) 最終頁に図表を貼付できる範囲は文字入力が可能なスペース内とし、余白部分に図表が掛からないように配置す

る。複数の図表を掲載する場合は図表間の余白を20mm以上空ける。

(4) 図表にはそれぞれ通し番号とタイトルをつける。表番号と表タイトルは表の上、図番号と図タイトルは図の下に

入れ、センタリングする。

(5) 図表は白黒印刷で判別できる明瞭なものとし、カラーで作成されたものは不可とする。

(6) 初回選考後に図表データの提出を求められた場合には、Word,Exel等の加工可能なファイル形式で提出する。

(7) 図表、画像等の引用については、文献の引用と同様に出所を明示すること。

◆原稿の全体構成例◆

① チェックリスト

①チェックリスト ②表紙

③本⽂ ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

���������������

入力し�ください�

入力は 3 ヶ所です

※氏名及び所属施設は記載しないでください

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

Ⅰ.はじめに

Ⅱ.目的

Ⅲ.方法

② 表紙

③ 本文

「���」「����」、「タイトル」、「キーワード」

��「�表の���数」を��する

タイトルは簡潔明瞭に論文の内容を表

すものとする。

キーワードは 3 つ以上、5つ以内とする。

文字数の�����る��は

��すること������

本文・引用文献の文字数は 5,250 字以上かつ

6,300 字以内(チェックリスト、表紙は文字数カウン

トに含めない。)

※文字数カウントは、word カウント機能を用いて

行う。

「文字数(スペースを含めない)」、「テキストボック

ス、脚注、文末脚注を含める」のボックスのチェッ

クを外すこと。

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2

5

4

7

2

5

2

0

1

2

3

4

5

6

7

8

A B C D E F G

④ 図表(最終ページ)

�� ����

�� ����

�� ���� �� ����

◆論文における図表の作り方のルール◆

1.図表タイトル

・図表それぞれに通し番号とタイトルをつける ・タイトルは内容が簡潔にわかるようにする ・表タイトルは表の上に、図タイトルは図の下につける ・図表タイトルはセンタリングにする ・表の各列、図表の座標軸には項⽬名(⾒出し)をつける

2.単位

・⼈や%など、単位をつける ・標本数(n=●)をつける 3.体裁

・説明が必要な場合は、図表下に注釈をつける ・⽂字や単位が読みとれ、わかりやすい⼤きさに作る ・1 つの図表に内容を盛り込みすぎない ・表は⾒出し⾏の上下にヨコ罫線を引き、データと区別する ・表はタテ罫線を極⼒使わず、スペースで項⽬を区分する

4.その他 ・本⽂とは⼀括して作成し、本⽂中に挿⼊希望位置を指定する

(出典 日本看護協会編:看護実践研究・学会発表のポイントQ&A 下巻 論文作成から投稿へ, 日本看護協会出版会,p.34,2013)

す��の図表������に

��し���る 表番号と表タイトルは表の上

カラーで作成したものは不可

指定フォームの余白部分に図

表が掛からないようにする

図番号と図タイトルは図の下 

���� �上��る

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

�����

日本看護学会論文集に掲載された著作物(電子媒体への変換による利用も含む)の複製権、公衆送信権、翻訳・

翻案権、二次的著作物利用権、譲渡権等は本学会に譲渡されたものとする。著作者自身のこれらの権利を拘束す

るものではないが、再利用する場合は事前に本学会宛に連絡をする。

���������

日本看護学会論文集をより広く会員に活用してもらうため、論文集の冊子を筆頭著者に1冊送付するほか、電

子化された論文集を本会公式ホームページ(会員専用ページ)に掲載する。

�����

1) 投稿論文に重複投稿等の不正行為や倫理的な問題があると学会委員会が判断した場合には、いかなる時期にあっても

受付、採択、掲載を取り消す。これに伴い発生した論文集の訂正等に要する費用は原則として投稿者が負担する。

2) 許諾が必要な尺度等及び商標登録物の使用許諾は著者自身があらかじめ得た上で、その旨を論文に記載すること。

図表等の無断転載・改変は認めない。また、薬品や検査器具等は一般名称を用い( )内に商品名と登録商標の場合

は○Rを記載する。

3) 論文集に掲載の所属施設名、氏名は論文投稿時の表記どおりとし、共同研究者は全員の氏名を掲載順に記載する。

◆注意点◆

既存の尺度等を使用する際、開発者からの許諾が必要かどうかをあらかじめ確認し、必要な手続きを行ってください。

一部改変して使用する場合は開発者からの許諾を必ず得てください。また、行った手続きおよび出典を本文中に明

記してください。

写真や図表などの転載は原則として認めません。論文作成に必要な内容を本文中に記述し出典を明記してくださ

い。

他の文献等に掲載されている図表等を自分で打ち直して作成した場合も、内容が同じであれば転載となります。

薬品や検査器具等の商品名を示す場合は、企業からの使用および公表の許諾を得てください。

実験研究では、同じ条件下で再実験した際に同じ結果が得られること(再現性)が重要です。そのため、使用した薬

品や検査器具等の商品名または仕様等を記載してください。

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019) 第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

(平成 31 年度日本看護学会実施要綱より抜粋)

1.先行文献を調べて活用していますか?

すでに研究結果が出ているテーマを繰返し研究することは倫理的に問題があると考えられます。そのため、

研究課題とその背景にあるものを先行文献から調べた上で研究のオリジナリティや価値、位置づけを明らかに

し発表の意義を明確にすることが大切です。文献検討の結果を「はじめに」、「考察」で適切に引用しましょう。

「日本看護協会ホームページ>キャリナース」には文献データベース「最新看護索引 Web」「J-Dream Ⅲ」があ

り、『日本看護学会論文集』(第 42 回より)の全文 PDF も公開されています。ぜひ活用してください。

2.研究フィールドや研究対象者を特定されないよう配慮していますか?

「当院」「当病棟」等の表現では、研究者の所属を見ることから研究フィールドが特定され、固有名詞を使

用していることと同じです。そのため、「A病院」のように匿名化した表記とします。研究対象者へのプライ

バシーの配慮として、抄録の記述内容で研究対象者が特定できないようにします。固有名詞(当院・当病棟も

含む)・写真等を掲載する場合は、研究結果を示すためにどうしても必要な場合のみとし、掲載することで研

究対象者が特定できないよう十分配慮し、掲載の承諾を得られた旨を明記してください。

3.研究対象者の個人情報を保護していますか?

データの解釈に必要な研究対象者の情報は必要ですが、不必要な個人情報を公表しないように配慮します。

例えば、入院および退院の情報が必要な時は、年月日ではなく入院期間を記載するなどの配慮が必要です。ま

た、結果に直接関与しない個人情報は記載しません。個人情報の取扱いは、個人情報保護法、「看護研究におけ

る倫理指針」(日本看護協会、2004 年)、「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイ

ダンス」(個人情報保護委員会・厚生労働省、2017 年)、「看護者の倫理綱領」(日本看護協会、2003 年)、「人

を対象とする医学系研究に関する倫理指針」(文部科学省・厚生労働省、2017 年一部改正)および所属施設の

規定に従ってください。 4.研究対象者への説明と自由意思による同意を得たことを記載していますか?

研究の目的、方法、期待される結果と対象者にとっての研究協力に関する利益、不利益を研究対象者へ伝え

た上で、研究の実施と公表について同意を得たことを明確に記載する必要があります。またその際、研究協力

への同意が強制されることなく、自由に判断できた事実を記載する必要があります。学生を対象とした研究の

場合も、患者を対象としたときと同様の配慮が求められます。たとえば入院患者に対し無記名で看護ケアの質

評価の依頼をしても、自由意思で調査への参加を決定したとは判断しにくいため、退院時にこの調査を依頼す

る、などの工夫が必要になります。あるいは教員が学生に調査を依頼する場合も授業中に行ったり、担当科目

の教員が調査依頼を行うことは、自由意思を損なうことにつながりかねないため、十分に配慮し、またどのよ

うな配慮を行ったかを具体的に明記する必要があります。

研究への同意に適切に判断ができない状態にあると考えられる対象者の場合は、代理人もしくは代理人が存

在しない場合には病院の倫理審査委員会等で承認を得た事実を記載する必要があります。また研究依頼時には

適切に判断ができない状態であっても、回復とともに判断できる状態になれば、その時点で研究協力の同意を

対象者から再度得る必要があります。

看護師へのインタビューを行う研究において、自分たちが看護ケアを行った患者に関する情報を詳細に述べ

るような場合には、その患者にも研究の同意を得る必要があります。しかし何らかの理由でその患者から同意

が得られない場合には、家族もしくは病院の倫理審査委員会等で承認されることが必要です。また過去のデー

タを分析する場合にも、可能なかぎり研究対象者からの同意を得ますが、それが困難な場合には病院の倫理審

査委員会等での同意が必要となります。

Ⅲ.研究における倫理的配慮と記述方法

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

5.倫理審査委員会等での承認を受けたことを記載していますか?

研究に際しては、一般的に所属施設の倫理審査委員会等の承認を得て実施することが求められています。特

に、人間や動物を対象とした研究、研究施設の内部データを使用する等の倫理的な配慮が重要となる研究を行

う場合には、倫理審査委員会等で承認を受けていることを明記してください。倫理審査委員会がない場合には

それに相当する決定機関など、複数の第三者による組織的了解を得ていることを明記してください。研究の実

施だけでなく、結果の公表(発表)に関しても、研究対象者および研究施設の承諾が必要です。抄録では研究対

象施設名を A病院というように匿名化しますが、倫理審査委員会の名称は匿名とはせずに実名を用いて正確に

表記します。しかし、倫理審査委員会の実名を表記することで研究対象者が特定される可能性がある場合には、

『所属施設の倫理審査委員会』等の表記としてください。

6.研究への参加によって対象者に負担や不利益がないように配慮したことを記載していますか?

倫理委員会での承認を受けたことの記載のみでなく、対象者の負担や不利益を避けるために配慮したことを

記載します。研究協力依頼の内容と方法、予測されるリスクへの対策(中止基準の設定等)、研究データの取

扱い、質問紙の回収方法等、研究結果の公表等、研究の全過程においてどのような倫理的配慮を実施したかを

簡潔に記載する必要があります。

7.著作権等の侵害がないように配慮していますか?

文献から本文を引用する場合は、出典 (文献) を明記します。図・表は転載許諾を得た上で出典 (文献) を明

記してください。既存の尺度を使用する場合は、必要に応じて尺度の作成者から許諾を得たことを記載し、出

典 (文献) を明記してください。尺度を改変して使用する場合は、作成者から許諾を得たことを必ず明記して

ください。また、原則として薬品や検査器具等は一般名称を用い、( )内に商品名と登録商標の場合は○R を

記載してください。

8.利益相反の有無について明記していますか?

「利益相反」とは、臨床と企業間での共同研究の場合に、公的利益(得られる成果を社会へ還元する)と私

的利益(個人が取得する金銭、地位、利権など)が研究者個人の中に生じる状態のことを指します。看護研究

では企業から無償で提供された器材を使ったり、企業や営利団体から研究費の提供を受ける場合もあり、利益

相反そのものは問題ではありません。しかし、そのような経済的な利益関係などにより、研究に弊害が生じる

ことが問題となります。そのため、公表資料(発表資料、抄録、論文等)に利益相反の有無を記載し自己申告

することにより、その研究結果の中立性と公明性を確保して研究の責務を適正に果たしていることを実証する

必要があります。

例)<利益相反がある場合>本演題発表に関連して、過去 1年間に△△社から研究者所属の看護部への委託

研究費・奨学寄付金などの研究費、および個人的な講演謝礼を受けている。<利益相反がない場合>本

演題発表に関連して開示すべき利益相反関係にある企業等はない。

����の���いについて 参加登録、演題、論文登録により、本学会へ提出いただいた個人情報は、受付、各種通知、抄録集・論文集の

編集および発送、問い合わせ、意向調査等に利用します。ただし、学術集会運営において都道府県のコンベンシ

ョンセンターの助成金申請に必要な場合に限り、参加登録時にご登録いただいた氏名、都道府県名、所属施設名

の個人情報を提供することがあります。また、抄録集・参加証・論文集の校正および発送にあたり、ご登録いた

だいた氏名、都道府県名、所属施設名、連絡先を契約した制作会社に提供いたします。個人情報の第三者への提

供停止等ご希望の場合は、本会学会企画課へお問い合わせください。 著作��権の��について

日本看護学会抄録集および論文集に掲載された著作物(電子媒体への変換による利用も含む)の複製権、公衆

送信権、翻訳・翻案権、二次的著作物利用権、譲渡権等は本学会に譲渡されたものとします。著作者自身のこれ

らの権利を拘束するものではありませんが、再利用する場合は事前に本会学会企画課までご連絡ください。

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019) 第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

��番号:

論文タイトル:

OK ≪例文≫ 1.○○・・・・・・・・・・・・・・・・ですか

��回論文投稿・修正論文投稿 �通� チェック項目

1. 論文の内容は他の学会や他誌、本学会の他領域に公表あるいは投稿されていないものですか

2. 学位論文の一部である場合、その旨を本文中に明記していますか※

3. 本文(スペースを含む)・文献・図表を含めて 7,000 字~8,400 字までにまとめていますか

4. 本文はA4判用紙に1行35 字、1ページ 30 行で作成していますか

5. 本文の文字サイズは 10.5 ポイント、和文フォントは明朝体で全角文字、英文・アラビア数字は半角文字となっていますか

6. 本文は「はじめに」・「目的」・「方法」・「倫理的配慮」・「結果」・「考察」・「結論」の項目別にまとめ、各項目にはローマ数字で番号を

つけていますか

7. 表紙や本文に氏名、所属名を記載していませんか *投稿された原稿をもとに選考を行うため、氏名、所属は記載しないでください

8. 図表等は、本文・引用文献の後に一括して、掲載希望サイズで添付していますか

9. 図表等の体裁は整っていますか

*図表ごとに通し番号とタイトルを付ける、タイトル位置(図は下、表は上)、単位・標本数の表記など

10. 図表等の文字数換算が占める割合は、本文(引用文献除く)の文字数の 50%以下になっていますか

11. 図表等は、白黒印刷で判別できる明瞭なものですか *カラー原稿は不可です

12. 文献の記載方法は投稿規程に従っていますか

13. 本文中の引用箇所と本文の最後の引用文献一覧の番号および内容は一致していますか

14. 文献の情報は原典に相違ありませんか

15. 論文原稿ファイルを登録後、登録済みの論文原稿ファイルをマイページにて確認しましたか

16. 実施要綱にある「研究における倫理的配慮とその記述方法」は熟読しましたか

17. 研究対象者へ研究内容および研究結果の公表等について説明し、承諾が得られていますか

18. 研究対象者が特定できないよう配慮していますか

19. 固有名詞(当院・当病棟を含む)を使っていませんか

20. 研究への参加によって、対象者に不利益や負担が生じないよう配慮していますか

21. 倫理審査委員会等の倫理審査を受け、承認を得ていますかまた、倫理審査委員会の名称は実名を記載していますか。※実名の

記載により研究対象が特定される恐れがある場合のみ匿名とします。

22. 他の文献から本文を引用する場合、著作権に配慮し出典を明記していますか *図表や写真等の転載は原則として認めません

23. 既存の尺度等および商標登録物の使用について、著作権者から必要な許諾を得たうえで出典を明記していますか※

24. 薬品や検査器具等は、原則として一般名称を用い、( )内に商品名と登録商標の場合は®を記載していますか※

�修正論文投稿� チェック項目 ※修正論文投稿の際には下記項目もあわせてご確認ください

25. 「修正論文原稿」、「コメントに対する回答ファイル」、「図表データ」 の 3 種類のファイルをマイページから登録しましたか

26. 「図表データ」は加工可能なファイル形式であり、また、修正論文原稿に貼付した図表と同じ内容ですか

論文投稿いただきありがとうございます。上記をすべてチェックし「OK」と記入のうえ、論文原稿とあわせてご提出ください。

第 50 回(2019 年度)日本看護学会 論文投稿チェックリスト 下記をチェックし、論文原稿とあわせてご提出ください。 以下がすべて「OK」でない場合は受け付けません。

ただし、「※」印の項目は該当する場合のみチェックを入れてください。

【記入方法】 確認後、

「OK」と

手入力する

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

第 50 回日本看護学会 論文投稿期間

領域 論文投稿期間

急性期看護 7 月20 日(土) ~ 8 月15 日(木) 12 時(正午)

看護教育 8 月10 日(土) ~ 9 月 5 日(木) 12 時(正午)

精神看護 9 月 1 日(日) ~ 9 月27 日(金) 12 時(正午)

在宅看護 9 月15 日(日) ~ 10 月11 日(金) 12 時(正午)

ヘルスプロモーション 9 月21 日(土) ~ 10 月17 日(木) 12 時(正午)

看護管理 10 月25 日(金) ~ 11 月20 日(水) 12 時(正午)

慢性期看護 11 月16 日(土) ~ 12 月12 日(木) 12 時(正午)

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019) 第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

� �� ������ ����������������

�� ������

筆頭研究者及び看護職の共同研究者は、公益社団法人日本看護協会の会員に限る。看護職以外で会員と

共同研究を行ったものは、共同研究者の資格を有する。但し、日本看護協会及び都道府県看護協会に所属

している看護職以外の調査・研究を担当する職員は筆頭研究者としての資格を有する。

�� �������

次の項目をすべて満たしているものを対象とする。

1) 第 50 回日本看護学会学術集会で発表した研究であること。

2) 倫理的に配慮された研究内容であり、その旨が本文中に明記されていること。

3) 他の学会及び研究誌(商業誌・所属施設の研究集録、海外雑誌等を含む)、本学会の他領域の論文集に

投稿していないこと。

※倫理的配慮については第 50 回(2019 年度)日本看護学会実施要綱を参照すること

�� ���������

1) 本規程を遵守した論文のみを受付ける。

2) 論文の採否は選考を経て学会委員会が決定する。

3) 学会委員会から修正を求められた場合はコメントにそって修正を行い指定日時までに再提出する。

4) 筆頭研究者 1人につき、同一領域において 1編のみ受け付ける。

�� �����

本規程について了解のうえ、本会ホームページより所定の手順にて受付期間内に投稿手続きを行う。

�� �������

1) 様式を本会ホームページよりダウンロードして原稿を作成する。書式設定は変更しない。

2) 本文の文字サイズは 10.5 ポイント、和文フォントは明朝体で全角、英文及びアラビア数字は半角とす

る。

3) 「表紙」、「本文」、「チェックリスト」、「コメントに対する回答書(修正を求められた場合のみ)」には、

氏名及び所属施設名を記載しない。

4) 原稿作成における推奨環境は Word2010 以上とする。

��������

1) 表紙には、「領域名」「演題番号」、「タイトル」、「キーワード」及び「図表の添付枚数」を記載する

(1) タイトルは簡潔明瞭に論文の内容を表すものとする。

(2) キーワードは3つ以上、5つ以内とする。

2) 本文

(1) 文字数:本文・引用文献の文字数は 5,250 字以上かつ 6,300 字以内とし、文字数の過不足がある原

稿は受付けない。文字数のカウントは投稿者自身が Word の文字カウント機能を用いて行い、「文字

数(スペースを含めない)」の文字数とする。カウントの際には「テキストボックス、脚注、文末脚

注を含める」のボックスのチェックを外すこと。

(2) 原稿は和文・新かなづかいを用い、外国語はカタカナ表記、外国人名や日本語訳が定着していない

学術用語等は原語にて表記する。

(3) 原稿は、「はじめに」・「目的」・「方法」・「倫理的配慮」・「結果」・「考察」・「結論」の項目別にまとめ、

各項目にはローマ数字で番号をつける。また「はじめに」では、先行研究を検討した旨を明記する。

(4) 図表等の挿入希望位置を本文中( )にて指定する。

<記載例> ……である(表1)。

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

(5) 投稿者は、研究に関連する企業や営利を目的とした組織または団体との経済的な関係の有無につい

て、過去 1年間における利益相反(Conflict of Interest:COI)を論文の末尾(引用文献の前)に

記載しなければならない。

3) 引用文献

他の著作物の一部分を自由に掲載するためには、著作権法の第32条(引用)と第48条(出所の明示)に

基づき①公開された著作物である、②引用の必然性がある、③引用文であることを明確に区分する、④本

文と引用部分の主従関係が明確である、⑤出典の明示を行うことが求められる。従って投稿者は論文作成

において上記条件を満たす必要がある点に留意し適切に文献を引用する。

引用文献は、上記の他に論文の意義や信頼性の明確化、先行研究の著者に対する敬意、読者に対する情

報提供の点からも正確に記載することが重要となるため本規程を遵守する。

※文献検索に関する詳細は「論文作成のポイントと倫理的配慮/文献検索の基礎知識」を参照すること

(1) 引用文献は引用順に本文の引用箇所の肩に1)2)と番号をつけ、本文原稿の最後に一括して引用番号

順に記載する。

(2) 引用文献は次のように記載する。

<雑誌掲載論文>

著者名:表題名,雑誌名,巻(号),頁,発行年(西暦年次).

例)学会花子:看護研究の○○○について,○○看護,25(11),p.35-38,2008.

例)学会花子,日本協子,清瀬看子,他:看護の○○○研究,第○回日本看護学会論文集(看護

管理),p.5-8,20△△.

<単行本>

著者名:書名(版),発行所,頁,発行年(西暦年次).

例)学会花子:看護実践研究の手引き(3),○○看護出版,p.145,2006.

著者名:表題名,編者名,書名(版),発行所,頁, 発行年(西暦年次).

例)学会花子:研究における○○,日本協子編,看護実践研究(2),△△出版,p.76-88,2007.

例)前掲書1),p.115.

<翻訳書>

原著者名:書名(版),発行年,訳者名,書名(版),発行所,頁,発行年(西暦年次).

例)Alice Williams:Nursing Research(4) ,2001,学会花子訳,看護研究(4),○○看護出

版,p.298,2003.

<電子文献>

著者名:表題名,雑誌名,巻(号),頁,発行年(西暦年次), アクセス年月日, URL.

発行機関名 (調査/発行年次),表題,アクセス年月日, URL.

例)文部科学省,厚生労働省(2014),人を対象とする医学系研究に関する倫理指針,2015年4

月10日閲覧,http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10600000-

Daijinkanboukouseikagakuka/0000069410.pdf.

※公的機関から提供される情報(統計、法令等)、電子ジャーナルのみを対象とする

(3) 共著者は3名まで表記し、それ以外は他とする。

4) 図表等

(1) 図表は必要なものを厳選し、すべての図表を本文・引用文献の後に論文原稿の最終頁1枚に一括し

て収め提出する。

(2) 図表に使用するすべての文字サイズは記号等も含め 6~8ポイントの範囲とする。

(3) 最終頁に図表を貼付できる範囲は文字入力が可能なスペース内とし、余白部分に図表が掛からない

ように配置する。複数の図表を掲載する場合は図表間の余白を 20mm 以上空ける。

(4) 図表にはそれぞれ通し番号とタイトルをつける。表番号と表タイトルは表の上、図番号と図タイト

ルは図の下に入れ、センタリングする。

(5) 図表は白黒印刷で判別できる明瞭なものとし、カラーで作成されたものは不可とする。

(6) 初回選考後に図表データの提出を求められた場合には、Word,Exel 等の加工可能なファイル形式で

提出する。

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④最終ページ

(7) 図表、画像等の引用については、文献の引用と同様に出所を明示すること。

◆原稿の全体構成例◆

① チェックリスト

���������������

入力し�ください�

入力は 3 ヶ所です

※氏名及び所属施設は記載しないでください

①チェックリスト ②表紙

③本⽂ ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

Ⅰ.はじめに

Ⅱ.目的

Ⅲ.方法

② 表紙

③ 本文

「���」「����」、「タイトル」、「キーワード」

��「�表の���数」を��する

タイトルは簡潔明瞭に論文の内容を

表すものとする。

キーワードは 3 つ以上、5つ以内とする。

文字数の�����る��は

��すること������

本文・引用文献の文字数は 5,250 字以上かつ

6,300 字以内(チェックリスト、表紙は文字数カ

ウントに含めない。)

※文字数カウントは、word カウント機能を用い

て行う。

「文字数(スペースを含めない)」、「テキストボ

ックス、脚注、文末脚注を含める」のボックスの

チェックを外すこと。

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2

5

4

7

2

5

2

0

1

2

3

4

5

6

7

8

A B C D E F G

④ 図表(最終ページ)

�� ����

� � ����

� � ���� � � ����

�����

日本看護学会論文集に掲載された著作物(電子媒体への変換による利用も含む)の複製権、公衆送信権、

翻訳・翻案権、二次的著作物利用権、譲渡権等は本学会に譲渡されたものとする。著作者自身のこれらの

権利を拘束するものではないが、再利用する場合は事前に本学会宛に連絡をする。

���������

日本看護学会論文集をより広く会員に活用してもらうため、論文集の冊子を筆頭著者に1冊送付するほ

か、電子化された論文集を本会公式ホームページ(会員専用ページ)に掲載する。

�����

1) 投稿論文に重複投稿等の不正行為や倫理的な問題があると学会委員会が判断した場合には、いかなる

時期にあっても受付、採択、掲載を取り消す。これに伴い発生した論文集の訂正等に要する費用は原則

として投稿者が負担する。

2) 許諾が必要な尺度等及び商標登録物の使用許諾は著者自身があらかじめ得た上で、その旨を論文に記

載すること。図表等の無断転載・改変は認めない。また、薬品や検査器具等は一般名称を用い( )内

に商品名と登録商標の場合は○Rを記載する。

3) 論文集に掲載の所属施設名、氏名は論文投稿時の表記どおりとし、共同研究者は全員の氏名を掲載順

に記載する。

2019 年 4 月 1 日一部改正

す��の図表������に

��し���る 表番号と表タイトルは表の上

カラーで作成したものは不可

指定フォームの余白部分に

図表が掛からないようにする

図番号と図タイトルは図の下 

���� �上��る

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

論文作成のポイントと倫理的配慮�文���の����

日本看護学会では、発表演題を学術集会終了後に論文としてまとめ、当該年度の論文集に投稿する

ことができます。日本看護学会論文集投稿規程を守り、各領域の論文投稿期間内に投稿された論文を

受け付けます。本資料は、論文原稿を作成する際のポイントや基礎知識について解説していますので、

ご活用ください。

論文作成のポイントと倫理的配慮

Ⅰ.論文作成のポイント

1. 論文集投稿規程をよく読み、規程に書かれた内容に従う

2. 論文の構成 • 構成項目:表題(タイトル)、はじめに、目的、方法、

倫理的配慮、結果、考察、結論、引用文献 • すべての項目において、論文のはじめから終りまで論旨の一貫性を保つことが大切 • 必要に応じて、用語の定義 を加える

3. 構成項目ごとの注意事項 1) 表題(タイトル)

• 論文内容を具体的にわかりやすく示す(対象、方法、場、内容等) • キーワードを含める

2) はじめに • 研究の動機、問題の背景、意義について文献検討をもとに明確に記載する • 文献検討(先行研究のレビュー)を適切に行い、検討結果を記載する • 文献検討を行ったうえで、なぜこの研究を行う意義があるのかについて述べる

3) 目的 • この研究で明らかにすることを明確に示す • 研究目的は研究の根幹であり、研究目的に沿って方法、結果、考察、結論を記載すること

で、論文の一貫性が出る 4) 方法

• 構成項目:研究対象、研究期間、対象選定の方法、データ収集の方法、 データ分析の方法、介入方法 等

• 研究目的を明らかにするためにどのような方法をとったのか、具体的に記述する 5) 倫理的配慮 (詳細は【Ⅱ.倫理的配慮のポイント】参照)

• 倫理的原則にもとづき研究を進める上で行った配慮について、具体的に記述する 6) 結果

• 目的に従って、明らかになった事実をわかりやすく説明する • 客観的事実のみを記述し、自分の考えや解釈は記述しない • 必要に応じて見やすい図表を作成し、効果的に利用する

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019) 第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

7) 考察 • 目的に従って、「結果」で書いた客観的事実を解釈する • 研究で何が明らかになったのか、ポイントを絞って論述する • 論理の飛躍がないか、矛盾がないか、得られた結果についての考察か • 文献の引用を適切に行う

8) 結論 • 目的に従って、端的に結論を述べる • 方法・結果・考察から導き出された結論か、飛躍や矛盾がないか

9) 引用文献 (詳細は【文献検索の基礎知識】参照) • 投稿規程に従って、適切に表記する • 論文中に引用したすべての文献を記載する • 文章そのものでなく内容を要約して引用した場合も引用文献に記載する • 孫引き※1ではなく、原典※2から引用する ※1:他の本に書かれていることや引用されている部分を、原典や原本を調べないで、

そのまま引用すること ※2:引用・翻訳・改作などのもとになった書物

Ⅱ.倫理的配慮のポイント

1. 倫理的配慮の必要性 • 倫理的配慮によって研究対象者の生命、健康、プライバシー、尊厳および権利を守るのは、

人間を対象とした研究を行う研究者の責務である • 研究対象者がケアの受け手(患者等)の場合、さまざまな健康障害を持ち、ケアを受ける

側にいることで、すでに弱い立場にあることを念頭におき、倫理的配慮を行う必要がある

2. 研究を行う上での倫理的原則 • 善行:研究参加者および社会に対して良いこと • 無害:研究参加者に対して害を与えないこと • 忠誠:研究参加者と研究者間に信頼を育むこと • 正義:研究参加者を公平に扱い、対応に差をつけないこと • 真実:研究参加者へ本当のことを話すこと • 守秘:研究中に収集される個人情報を保護し個人レベルのデータを公表しないこと

3. 研究対象者の権利 • 危害を加えられない権利 • 全面的な情報開示を受ける権利 • 自己決定の権利 • プライバシーおよび匿名性、秘密が保護される権利

4. 研究を倫理的に行うための手順

1) 研究計画書の作成 • 研究対象者に対する具体的な倫理的配慮と同意を得る方法を明記する

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第 50 回日本看護学会―急性期看護―学術集会 抄録集 (2019)

2) 倫理審査委員会の審査・承認 • 研究対象者の権利尊重と安全確保を目的として、第三者による審査が行われる • 倫理審査委員会が設置されていない場合は、倫理審査委員会に相当する決定機関による承

認を得る 3) インフォームドコンセント

• 研究対象者へ研究の内容等を具体的に説明し、協力の同意および公表の許可を得る • 研究協力に関する利益、不利益、参加拒否および中断の権利等について説明する

5. 特別に配慮が必要な研究対象者

1) 理解力・判断力が十分でないために主体的な決断が難しい場合 • 小児、胎児、未成年者 • 精神障害、知的障害、見当識障害、認知症、セデーション(鎮静)を受けている者 • 死に直面している者、緊急な治療を要する者

※小児、未成年者、認知機能が低下している者は、原則として保護者や代諾者に同意を得

るが、その場合でも対象者の発達段階や認知機能に見合った説明を行い対象者の権利を

擁護する必要がある。 ※特に小児は発達段階、特に言語・認知発達段階がさまざまであるが、理解しやすい言葉

や方法を工夫し、場合によっては段階的に説明をするなどして協力内容の理解を得るこ

とが必要である。また、用いる言葉の妥当性などは、保護者と相談するなどして慎重に

選ぶ。 ※成熟した未成年者 (高校生以上)も成人と同じ扱いではなくできるかぎり保護者の同意

を得ることが望ましい。 2) 研究対象者が研究実施者より立場が弱い場合

• 患者-看護職 • 学生-教員 • 新人看護職-管理職 • 服役者-刑務官、刑務所の看護職

※研究実施者の強制力が働かないように、また研究対象者の任意性を十分に守れるように、

研究計画を立てることが望ましい。

6. 利益相反 1) 利益相反とは

臨床と企業間での共同研究の場合に、公的利益と私的利益が研究者個人の中に生じる状態 • 公的利益(得られる成果を社会へ還元する) • 私的利益(個人が取得する金銭、地位、利権など)

2) 利益相反に関して問題となること 経済的な利益関係などにより、研究に弊害が生じることが問題となる 利益相反の例)

• 企業から無償で器材の提供や借用を受けた • 企業等から実施料や寄付等の金銭収入を受けた • 企業や営利を目的とした団体による研究費で研究を実施 • 企業や営利を目的とした団体の役員、顧問等を行っている企業等との共同研究

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3) 自己申告の必要性 利益相反の有無を自己申告することにより、行った研究結果の中立性と公明性を確保して研究

の責務を適正に果たしていることを実証する必要がある 4) 自己申告の方法

• 公表資料(発表資料、抄録、論文等)に利益相反の有無を記載する 例)<利益相反がある場合>本演題発表に関連して、過去 1年間に△△社から研究者所属の看

護部への研究費、奨学寄付金および個人的な講演謝礼を受けている。

<利益相反がない場合>本演題発表に関連して開示すべき利益相反関係にある企業等はな

い。

7. 論文に倫理的配慮として書かなければならないこと

• 倫理審査委員会等の倫理審査を受けていること • 研究対象者への研究説明と承諾の具体的方法 • 研究対象者に不利益や負担が生じないように配慮したポイント • 研究対象者のプライバシーをどのように守るようにしたか • 公表への許可を得ていること • 利益相反の有無

Ⅲ.投稿論文にみられる問題点

1. 論文集投稿規程に沿って記述していない 2. 他学会・他誌(商業誌・所属施設の研究集録、海外雑誌等を含む)へ重複投稿し

ている 3. 抄録選考時に指摘された箇所が修正されていない 4. 表題(タイトル)とキーワード、論文内容が一致しない 5. 研究目的、方法、結果、考察、結論において論旨が一貫していない 6. 研究の意義に関する記述がない、不明確である 7. 研究目的が漠然としている、目的がいくつもあり焦点化されていない 8. 先行研究・文献の検討に関する記述がない 9. 重要用語の定義がない 10. すでに有効性が確認されている方法があるにも関わらず、それをしないことによ

る不利益が生じている、介入するケアの根拠がない 11. 調査項目(質問)数が多すぎて対象者への負担が大きい、回答が活用されていな

い 12. 研究方法が具体的に記述されていない

• 研究期間、対象の募集・選択方法、調査項目、データ収集方法・分析方法 等 • 質的研究の内容分析の場合、誰がどのように分析を行ったのか • 介入研究の場合、どのような条件でどういった介入を行ったのか • 事例研究の場合、どのように看護実践を行ったのか

13. デ-タ分析における統計処理方法が適切でない、検定が必要だが検定していない 14. 考察において、得られた結果を深めていない(結果との違いがない)、文献検討が

少ない、客観性に乏しい

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15. 倫理的配慮の記述が不十分、または手続きの明記が不十分である • 理解力・判断力が十分でない対象者への研究参加の「同意」の手続きに関する説明不足 • 立場の違いによる強制力が働きやすい状況を避ける配慮がされていない

例)教員が学生へ依頼する時には授業中や成績評価前を避ける • 研究実施・公表について、対象者および組織的了解に関する説明不足 • 対象者が特定される可能性がある場合の記載の配慮不足 • 対象者の不利益が生じた場合を予測した「中止の基準」「不利益への対処法」の説明不足 • 研究対象者への直接介入を伴わない、過去の診療録等を用いた研究の場合、対象者の直接

同意を得る代わりに、組織の了解を得たことや、研究実施および倫理的配慮に関する情報

をどのように公開したかに関する説明不足 16. 著作権等に関して、正しい引用・記載がされていない

• 他文献の図表の無断転載・改変は原則として認めない。論文作成に必要な内容を本文中に

記述し、引用文献に出典(文献)を明記する • キャラクターの写真や名前等を掲載する場合:引用元の著者・企業等から掲載許諾を得た

うえで、出典(文献)を明記する • 薬品、検査器具等を掲載する場合:原則として一般名称を用い、必要に応じて( )内

に商品名と登録商標の場合は®を記載する。 • 研究結果等の内容を引用した場合:引用元の文献を明記する。 • 既存の尺度等を使用する場合:開発者から必要な使用許諾を得たことを明記する • 尺度を改変して使用する場合:開発者から改変および使用許諾を得たことを明記する

17. 論文として不適切な文章表現がある • 主語と動詞の不一致 • 前後の文章と接続詞が合っていない • 1つの文章が長すぎる • 口語体(話し言葉)、体言止め • 箇条書き • 誤字・脱字 • 同じ事を何度も書いている 等

18. 図表が不適切である • 図表は必要なものを厳選し、すべての図表を本文・引用文献の後に論文原稿の最終頁1枚

に一括して収め提出する。 • 図表のタイトルと内容が一致していない • 図表が不明瞭または小さいため、文字や単位が読みとれない • 表の各列先頭、図の座標軸に項目名(見出し)がついていない • 単位(人数や%など)がついていない • 標本数(n=○)がついていない • 表の罫線が多く見づらい(表はタテ罫線を極力使わずスペ-スで項目を区別する) • カラーで作成している(カラー原稿は不可のため、白黒印刷で判別できるものにする)

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文献検索の基礎知識

1. なぜ文献検索が必要か 研究は、先行研究の数々の文献を読んでも解明できずに残った疑問から出発することが前提。 文献は“雑誌に掲載された論文”というイメージが強いが、専門書、辞書、統計、白書、法規、 研究報告書等に書かれた内容も文献である。

2. キーワードの付け方、選び方 ・キーワードとは- 発表や論文の内容を的確に表す言葉(単語)。 ・最新看護索引 Web や医中誌 Web 等のデータベースで採用されている語を参考にする。

×認知症のせん妄 ⇒ ○認知症 せん妄 ・看護でよく使われている言葉とデータベースで使われている言葉は違うことがある。

また、データベースによっては、キーワードや表記にも違いがある。 燃え尽き(もえつき)症候群、バーンアウト、Burnout syndrome

・略語に注意。 NST ⇒ nutrition support team (栄養サポートチーム)

⇒ non-stress test (ノンストレステスト) 3.文献は、文献データベースを使って探そう インターネットの検索エンジンで探した情報は、信頼性に欠けるものもある。研究で活用する

文献は、論文名・著者名・雑誌名・ページ数・発行年に、キーワード等が付けられ編集された

文献データベースを使って探すことが、研究を質の良いものにする第一歩である。 4.看護文献を探すには 文献データベースには様々な種類がある。看護文献は「最新看護索引 Web」が便利である。 ➢「最新看護索引 Web」https://www.nurse.or.jp/nursing/education/library/sakuin/index.html 日本看護協会図書館所蔵の国内発行の看護・周辺領域の雑誌、紀要等から文献を選択し、

キーワード等を付けた看護文献のデータベース。『日本看護学会論文集』の第 42 回以降は、文

献単位の PDF で読むことができる。一部外部データベースや電子ジャーナルへのリンクもあ

る。日本看護協会会員は、日本看護協会公式ホームページ-会員専用ページ「キャリナース」

で検索可能(無料)。検索した文献は、日本看護協会図書館へ複写申込ができる(有料)。 5.日本看護学会で発表された演題や論文を読むには https://www.nurse.or.jp/ ➢日本看護協会公式ホームページ-会員専用ページ「キャリナース」 『抄録集』の第 41 回以降と『論文集』の第 42 回以降を、冊子単位の PDF で読むことがで

きる。 ➢日本看護協会公式ホームページ-生涯学習支援 当該年度の『抄録集』を、冊子単位の PDF で読むことができる。

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6.文献を幅広く探したい 文献データベースの特徴を活かして使い分けることも大切である。

➢医中誌 Web:NPO 法人医学中央雑誌刊行会 https://www.jamas.or.jp/ 国内発行の医学・歯学・薬学および看護学・獣医学などの関連分野の雑誌が対象。 看護文献だけでなく医学全般の文献の検索に役立つ。

➢CiNii Articles:国立情報学研究所 https://ci.nii.ac.jp/ 大学の紀要や雑誌文献の検索ができ、本文を読むことができる文献(一部有料)もある。

➢J-STAGE:科学技術振興機構 https://www.jstage.jst.go.jp/ 国内の学協会が発行する 2,000 誌以上の電子ジャーナルおよびその他のコンテンツの検索と 全文閲覧が可能。

➢国立国会図書館オンライン(NDL-ONLINE):国立国会図書館 https://ndlonline.ndl.go.jp/#!/ 国立国会図書館の所蔵資料(図書や雑誌文献等)が一括で検索可能。特に、雑誌文献を集めた

「雑誌記事索引」は、心理学、教育学など人文社会系の文献を探すのに役立つ。

➢KAKEN:国立情報学研究所 https://kaken.nii.ac.jp/ 文部科学省及び日本学術振興会が交付する科学研究費補助金により行われた研究成果や概要を

検索できる。本文が掲載されている場合は、無料で読むことができる。

➢厚生労働科学研究成果データベース:国立保健医療科学院 https://mhlw-grants.niph.go.jp/ 厚生労働科学研究費補助金等で実施した研究報告書の概要版(抄録)や報告書を検索できる。

本文が掲載されている場合は、無料で読むことができる。

7.引用・参考文献の役割 過去の研究にはない新たな発見や成果が自分の研究にあることを証明するためのものである。

8.文献を引用するときは、注意が必要…その理由は? 文献は、研究成果を公に表した「著作物」※1)で、その「著作者」※2)と一緒に著作権法で保護 されている。著作権法は、著作物や著作者を保護しつつ、学術等の発展を促す法律である。 原則、著作物の利用は、著作権を持っている人(学会や出版社に譲渡されている場合もある)

の許可が必要である。但し、著作権法第三十二条の「引用」のように、著作者の許諾を得なく

ても利用できる場合※3)もある。 ※1)著作物:思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術または音楽の範囲に属する

ものをいう。(著作権法第二条) ※2)著作者:著作者は著作物を創作したものをいう。(著作権法第二条)

但し、著作者の持つ著作権は、学会や出版社に譲渡されている場合もある。 ※3)利用できる範囲は、「著作権の制限」と言い、著作権法で定められている。

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9.引用文献の書き方は投稿規程を確認する 投稿規程は論文を書くときのルールである。ルールに従って引用文献を書くことは、著作物で

ある文献を正しく利用していることの表明である。読者の評価は高くなる。 ・出典(引用元)を明らかにする※1) → 正確な情報を記載する。 ・必要最小限の量で自分の文章と区別し記載※2)する。「 」や “ ” などの引用符を使う

書き方もある。 ・著者の意図に反して、自分に都合良く解釈し引用してはいけない。

※1)出所の明示(著作権法四十八条) ※2)引用(著作権法第三十二条)

10.図や表を使いたい 他の著作物から写真・図表などを掲載することは「転載」で、著作権法で認められた「引用」 と異なり、著作者や出版社の許諾が必要である。文章も「引用」の範囲を超えると「転載」に なり、許諾を得ないで使った場合は「盗用」になる恐れがある。

11.院内発表した研究を学会で発表したい 実質的に同じ内容の論文を、公開された 2 つ以上の媒体(雑誌やホームページ等)に掲載する ことは、「二重投稿」にあたるため、院内発表した研究が、所属機関発行の雑誌やホームページ に掲載されていないか確認する。

<参考文献> ・ 日本看護協会編:看護実践研究・学会発表のポイント Q&A 上下巻, 日本看護協会出版会, 2013. ・ 日本看護協会:看護研究における倫理指針, 日本看護協会, 2004. ・ International Council of Nurses (2003), Ethical Guidelines for Nursing Research, 日本看護協

会訳, 看護研究のための倫理指針, 2019 年 4 月 3 日閲覧, https://www.nurse.or.jp/nursing/international/icn/document/pdf/guiding.pdf.

・ 文部科学省・厚生労働省(2017), 人を対象とする医学系研究に関する倫理指針, 2019 年 4 月 3 日閲覧, http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10600000-Daijinkanboukouseikagakuka /0000153339.pdf.

・ 科学技術振興機構(2011),参考文献の役割と書き方, 2019 年 4 月 3 日閲覧, http://jipsti.jst.go.jp/sist/pdf/SIST_booklet2011.pdf.

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第49回日本看護学会-急性期看護-学術集会 抄録集 訂正のお知らせ

【発表者変更】

群席番号 変更前 変更後

口-16-2 宮田 咲子 中村 百合

示-5-9 峰 志匤 池見 亜也子

示-8-8 古澤 久美子 福田 希美

示-10-9 渡邊 奈生子 村田 朱美

示-16-8 田邉 小百合 佐々木 潤美

●本書の一部または全部を許可なく複写・複製することは著作権の侵害になりますのでご注意ください。

第 50 回日本看護学会-急性期看護-学術集会

抄 録 集

2019 年 6 月 27 日発行

編集・発行 日本看護学会 公益社団法人日本看護協会 看護研修学校 教育研究部 学会企画課 〒204-0024 東京都清瀬市梅園 1-2-3 TEL 042-492-9120/FAX 042-492-9048

制作・印刷 株式会社エデュプレス 〒101-0032 東京都千代田区岩本町 2-4-10 小田急神田岩本町ビル 6F TEL 03-3862-0155 FAX 03-3862-0156

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