文献管理サービスMendeleyの紹介 ·...

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文献管理サービスMendeleyの紹介 坂東 慶太* MyOpenArchive 1.はじめに 2008年にイギリスのベンチャー企業からリリースされ た文献管理サービスMendeleyが世界中(2011年5月現在, 世界195力国,19,150以上の大学・研究機関誌に属する 研究者約170万人1>)の研究者に利用され,日本でも注 目を集めている。本稿では,Mendeley普及を支援するボ ランティアMendeley Advisor(2012年8月現在,世界中 に約1,449名,うち日本では15名が登録されている)2)の 視点で,Mendeleyの概要解説と他サービスとの機能比較 を通じてMendeleyの魅力に迫り, Mendeleyの特徴を活 かした文献管理法を提案する。 皿.学術情報流通と文献管理ツール 1.学術情報流通の背景 CERN(欧州原子核研究機構:スイスのジュネーヴ郊 外にある世界最大規模の素粒子物理学研究機関)のTim Berners-Leeが同僚との間で論文を手軽に共有するため にWorld Wide Webを開発した1990年12月3)以来,学術 情報流通は紙ベースからオンラインベースへとシフトして きた。現在の形の電子ジャーナルは1995年のJournal of Biological Chemistryが最初と考えられ4),その後は商業 出版社を中心として電子ジャーナルが発展し,現在では欧 米の学術出版はほぼ電子ジャーナルとなっている。 また2002年2月にはBudapest Open Access Initiative (ブダペスト宣言)によりオープンアクセス(学術論文 をインターネット上で無料公開し,自由に利用出来ると いう障壁のないオンラインアクセスを目指すもの)が定 義・提唱された。10年経った2012年2月現在,約7,500 のオープンアクセスジャーナルと2,000を超える機関リ ポジトリ(研究機関がその知的生産物を電子的形態で集 積し保存・公開するために設置する電子アーカイブシス テム5))が登場し6),インターネットを介して容易に学 ’Keita BANDO:〒465-0012愛知県名古屋市名東区文教台1-801-3. info@myopenarchive.org (2012年9月10日 受理) 術情報を入手出来る環境が整備されつつある。 2.文献管理ツールの発展 研究者にとって,文献の収集と管理は必須の作業であ る。自分が論文を書く際に引用文献リストを作成すること も必要である。こうして文献管理ツールは研究や執筆活動 を支える重要なツールという認識のもと,様々なソフトが開 発され研究者に利用されてきたが,前述の時代背景に合わ せてオフラインで管理することから次第にオンライン管理 サービスへと変遷した。現在国内で広く使われているツー ルはRefWorks7)’9), EndNotelo)’11)が挙げられ,最近では Zotero12)に加え, CiteULike, Mendeley, ReadCubeといっ た新しいスタイルの文献管理サービスも登場している13)。 文献管理ツールの基本的機能は次の通りである。 (1)文献データベースを検索しその書誌情報を取り込 んで管理 (2)執筆する論文の引用文献リストに指定の書式で出力 これらに加えて近年では,Facebook, Twitterといっ たソーシャルメディアも多くの研究者に受け入れられて いるばかりか学術コミュニケーションツールとしても積 極的に利用されており14)’15),文献管理サービスに対す るソーシャルネットワーキング的なニーズも高まってき ている。 皿.Mendeleyとは RefWorks, EndNote, Zotero全盛の2007年に創立さ れたMendeleyは,2008年8月に最初のバージョンをリ リースして以来急速に世界中の研究者に受け入れられた。 後発ながら何故この短期間に多くの研究者に受け入れ られたか,先ずはMendeleyの生い立ちや特徴を解説し て歴史を紐解く。 1.Mendeleyの生い立ち 2007年イギリス,3人のドイツ人PhD(Victor, Jan, Paul)が,“Last.fm for research”(研究分野の「Last. 医学図書館 2012;59(3):243-249. Presented by Medical*Online

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文献管理サービスMendeleyの紹介

坂東 慶太*

MyOpenArchive

1.はじめに

 2008年にイギリスのベンチャー企業からリリースされ

た文献管理サービスMendeleyが世界中(2011年5月現在,

世界195力国,19,150以上の大学・研究機関誌に属する

研究者約170万人1>)の研究者に利用され,日本でも注

目を集めている。本稿では,Mendeley普及を支援するボ

ランティアMendeley Advisor(2012年8月現在,世界中

に約1,449名,うち日本では15名が登録されている)2)の

視点で,Mendeleyの概要解説と他サービスとの機能比較

を通じてMendeleyの魅力に迫り, Mendeleyの特徴を活

かした文献管理法を提案する。

皿.学術情報流通と文献管理ツール

1.学術情報流通の背景

 CERN(欧州原子核研究機構:スイスのジュネーヴ郊

外にある世界最大規模の素粒子物理学研究機関)のTim

Berners-Leeが同僚との間で論文を手軽に共有するため

にWorld Wide Webを開発した1990年12月3)以来,学術

情報流通は紙ベースからオンラインベースへとシフトして

きた。現在の形の電子ジャーナルは1995年のJournal of

Biological Chemistryが最初と考えられ4),その後は商業

出版社を中心として電子ジャーナルが発展し,現在では欧

米の学術出版はほぼ電子ジャーナルとなっている。

 また2002年2月にはBudapest Open Access Initiative

(ブダペスト宣言)によりオープンアクセス(学術論文

をインターネット上で無料公開し,自由に利用出来ると

いう障壁のないオンラインアクセスを目指すもの)が定

義・提唱された。10年経った2012年2月現在,約7,500

のオープンアクセスジャーナルと2,000を超える機関リ

ポジトリ(研究機関がその知的生産物を電子的形態で集

積し保存・公開するために設置する電子アーカイブシス

テム5))が登場し6),インターネットを介して容易に学

’Keita BANDO:〒465-0012愛知県名古屋市名東区文教台1-801-3.

info@myopenarchive.org      (2012年9月10日 受理)

術情報を入手出来る環境が整備されつつある。

2.文献管理ツールの発展

 研究者にとって,文献の収集と管理は必須の作業であ

る。自分が論文を書く際に引用文献リストを作成すること

も必要である。こうして文献管理ツールは研究や執筆活動

を支える重要なツールという認識のもと,様々なソフトが開

発され研究者に利用されてきたが,前述の時代背景に合わ

せてオフラインで管理することから次第にオンライン管理

サービスへと変遷した。現在国内で広く使われているツー

ルはRefWorks7)’9), EndNotelo)’11)が挙げられ,最近では

Zotero12)に加え, CiteULike, Mendeley, ReadCubeといっ

た新しいスタイルの文献管理サービスも登場している13)。

 文献管理ツールの基本的機能は次の通りである。

 (1)文献データベースを検索しその書誌情報を取り込

  んで管理

 (2)執筆する論文の引用文献リストに指定の書式で出力

 これらに加えて近年では,Facebook, Twitterといっ

たソーシャルメディアも多くの研究者に受け入れられて

いるばかりか学術コミュニケーションツールとしても積

極的に利用されており14)’15),文献管理サービスに対す

るソーシャルネットワーキング的なニーズも高まってき

ている。

皿.Mendeleyとは

 RefWorks, EndNote, Zotero全盛の2007年に創立さ

れたMendeleyは,2008年8月に最初のバージョンをリ

リースして以来急速に世界中の研究者に受け入れられた。

 後発ながら何故この短期間に多くの研究者に受け入れ

られたか,先ずはMendeleyの生い立ちや特徴を解説し

て歴史を紐解く。

1.Mendeleyの生い立ち

 2007年イギリス,3人のドイツ人PhD(Victor, Jan,

Paul)が,“Last.fm for research”(研究分野の「Last.

医学図書館 2012;59(3):243-249.

Presented by Medical*Online

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坂東 慶太

fm」※last.fmはインターネットラジオの仕組みを利用

した世界規模のSNS)を標榜する文献管理サービス

Mendeleyを立ち上げた16)。2008年8月13日にβ版を公

開するや否や,スタンフォード大学・マサチューセッ

ツ工科大学・ケンブリッジ大学・オックスフォード大

学など,英米でトップレベルの大学に属する研究者た

ちに受け入れられてきた17)。2009年2月には200万ド

ルに及ぶ資金を調達し18),β版リリースから約3年経っ

た2011年7月,遂にデスクトップアプリケーション

Mendeley Desktopの正式版バージョン1.0がリリースさ

れた。今では世界195力国,19,150以上の大学・研究機

関・NGOに属する研究者約170万人が,約2億4,200万

本以上の研究論文をアップロードする世界最大規模の論

文データベースのひとつとなり,瞬く間に文献管理サー

ビスにおけるデファクトスタンダードとなった。国内に

は,ac.jpドメインで登録しているユーザ数が8,931,プ

ロフィールのlocation欄に「Japan」と登録しているユー

ザ数が38,694,といった利用状況である19)。

1.無料

 他サービスとの最大のアドバンテージは「無料」一と

いうことである。EndNoteは$250, RefWorksは$100

と有料なのに対し,Mendeleyでは全ての機能を無料

で利用出来る(Figure 1)。 PDFを保存出来る容量は

EndNoteと同じく1GBだが,月々$4.99~9.99の有料

プログラムにより,その容量は2~5GBにアップグレー

ド出来る22)。

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2.Mendeleyの特徴

 Mendeleyの代表的な特徴を5つ列挙する。

 (1)文献情報(タイトルや著者名等のメタデータとそ

  の論文PDFファイル)を管理

 (2)論文執筆時にはそれらをMicrosoft Wordや

  OpenOthce Writer等へ参考文献として引用

 (3)グループ機能によって研究者同士のネットワーキ

  ングや情報共有・共同作業を支援

 (4)全機能を無料で利用可能

 (5)ウェブからは勿論,主要なOS(Windows, MacOS,

  Linux, iOS, Android)に対応したアプリケーションか

  らも利用出来るクラウド型の文献管理サービス

 また,Mendeley Suggestという新機能も開発・テス

トされており,これが実装されればユーザが文献に付け

たタグやハイライト個所等の情報に基づいて,或は類似

研究分野の研究者が読んでいる論文の情報に基づいて

Mendeleyが新たな文献情報を推薦してくれる20)。

】V’.Mendeleyと他文献管理サービスとの比較

Figure 1

2.利用環境

 ユーザを惹き付けるもうひとつの理由は「OS環境を

問わず利用出来る」という点である(Figure 2)。オン

ライン環境があればウェブ版にアクセスし,Windows,

MacOS, Linuxを間わないデスクトップアプリではクラ

ウド上にある情報と同期することでオフライン環境での

利用も可能である。加えてiPhone, iPad用公式アプリ

やサードパーティ製のAndroid端末向けアプリも複数開

発されており,いつでもどこからでも文献情報にアクセ

ス出来る研究スタイルを実現出来るのはMendeleyなら

ではの魅力である。

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 Mendeleyが作成した,現在主流の文献管理サービス

RefWorks, EndNote, Zoteroとの比較表21)から, Mendeley

の優位性を確認する。浮かび上がってきたキーワードは「無

料」「利用環境」「共有機能」である。

Figure 2

3.共有機能

 研究室内で文献情報を共有したい場合,どの文献管

理サービスにもプライベートグループの作成を支援す

る機能はあるが,Mendeleyの魅力は(プライベートだ

けでなく)パブリックグループを作成出来る点にある

(Figure 3)。具体的な研究テーマやキーワードによるグ

ループを公開し,同じテーマ・キーワードに関心のあ

る世界中の研究者と学術コミュニケーション出来る。

FacebookのニュースフィードやTwitterのタイムライン

表示に似た馴染み深いインタフェースが用意されてお

り,グループの活動情報(誰が新しく加入したか,誰が

どんな論文を共有したか等)を確認することが出来る。

244 医学図書館 2012;Vol.59 No.3

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文献管理サービスMendeleyの紹介

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注釈やコメントを付けたりといった論文の読み込みはデ

スクトップアプリケーション上から,そして論文執筆時

の参考文献引用(アウトプット)はMicrosoft Word(ま

たはOpenOf丘ce Writer等)と連携,という流れをシーム

レスに実現してくれる。

Figure 3

 筆者は「オープンアクセスと機関リポジトリ」に関す

るプロジェクトを行っており,そのパブリックグループ

「@MyOpenArchive」 は276 membersと172 papersを擁i

する23)。また,2011年3月11日に東日本を襲った大震災

が起きた直後,地震や震災に関する研究情報を共有する

パブリックグループ「Earthquake and Tsunami」を立ち

上げ,専門家による知識の共有を呼びかけた24)。博物館・

美術館・図書館・文書館・公民館の被災・救援情報サイ

トsaveMLAKは,東日本大震災関連文献リスト作成プロ

ジェクトを実現するために「Earthquake and Tsunami」

を利用すると発表しており25),131members・26 papers

という利用状況である。

V.Mendeleyの特徴を活かした文献管理法

以上を踏まえ,Mendeleyの特徴を活かした文献管理法

を,7つのステップに分けて提案する。Mendeleyは,イ

ンプットはブラウザから,文献管理や論文を読みながら

ステップ11アカウントの作成とWeb lmporterのイン

      ストール

(1)アカウントの作成

 アカウントを作成し,先ずはブラウザにWeb Importer

をインストールする。

 文献情報の収集や管理はブラウザ上で行った方が効

果的である。何故なら,冒頭(ll-1)に記した通り現

在は膨大な文献情報がオープンアクセスとなっており,

ネット上で探し,すぐ取り込む,という流れが確立され

つつあるからである。また,ウェブ上の文献はメタデー

タもしっかり登録されていることから,効率的・自動的

に書誌情報をMendeleyライブラリへ格納出来る。その為

にも,Mendeleyのアカウントを作成したら,先ずはお気

に入りのブラウザにWeb Importerを設定することをお

勧めする。Google Scholar・PLoS・PubMed等,多くの

ジャーナルや検索サービスがWeb Importerに対応してお

り(Figure 4), Web Importerによりワンクリックで自動

的に書誌情報をMendeleyのライブラリに格納してくれる。

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Figure 4

医学図書館 2012;Vol.59 No.3 245

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坂東 慶太

(2)Web Importerのインストール

 Web Importerのインストールと書誌情報の取り込み

手順を以下に示す。Web Importerのページにアクセス

し,「IMPORT TO MENDELEY」という赤色の細長い

画像をブックマークに追加する(Figure 5)。

 次に,Mendeleyに取り込みたい文献ページにアクセス

し,先ほどブックマークに追加した「lmport to Mendeley」

をクリックする(Figure 6)。

 Mendeleyへの取り込みに成功すると画面が切り替わる

(Figure 7)。「View in your Mendeley Library」をクリッ

クすると,書誌情報が正しく登録されているか確認するこ

とが出来る。その後,タグやノートを付けたり,グループ

内で該当文献を共有することも可能である(Figure 8)。

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Figure 5

Figure 8

 日本語文献では,国立情報学研究所が提供するCiNii

Articlesが2012年4月よりMendeleyに正式対応してお

り26),Web Importerを利用しなくても,「Mendeleyに

書き出し」をクリックすることで書誌情報を取り込むこ

とが可能である。

ステップ2=ウェブ版との同期

 デスクトップアプリケーションをダウンロード(Figure 9)

し,ウェブで取り込んだ情報と同期をとってみる。そうす

れば,オフライン環境でも文献情報を閲覧し,注釈やコメ

ントを付けたりといった,ウェブ版では出来ない機能を利

用することが可能である。

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Figure 7

Figure 9

画面ップ3=ハイライト機能及びコメント機能

 デスクトップアプリケーションでは,取り込んだ論文

で気になる箇所があればMendeleyのPDFビューワー上

でハイライト機能によりマーキングができ,またコメン

トも付けることが出来る(Figure 10)。思いついたこと

等のメモを記録するノート機能もあり,こうした情報は

グループ内でも共有可能である。

ステップ4:参考文献の引用

 Mendeleyでは, Microsoft Word(Windows 2003,2007,

2010,Mac 2008,2011)やOpenOffice3.2, BibTexへの

書誌情報引用に対応している。特に,Microsoft Wordと

246 医学図書館 2012;Vol.59 No.3

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文献管理サービスMendeleyの紹介

Figure 10

OpenOf丘ce Writerにはアプリケーション上で簡単にインス

トール出来るプラグインも用意されており,論文執筆の際

は参考文献を簡単に挿入出来る(Figure 11)。また,引用

スタイルも主要なジャーナル1,180以上に対応している27)

他,自分自身でスタイルを作成することが出来る28)。

ング・インターフェース)を利用したサードパーティ製

のAndroidアプリも複数ある。 Droideley, Scholarley,

Refereyなど,それぞれ特徴あるアプリケーションがどれ

も無料で提供されているので,是非試されたい。

ステップ6=研究業績リストの公開

 Mendeleyは研究者版LinkedIn(ビジネス特化型ソー

シャルネットワークサービス)ともいえる。自身の文献

を登録することで業績リストとして活用出来る他,その

情報を自分のウェブサイトやプログへ貼り付けるコード

も用意されている(Figure 12)。

 また,自身の文献がどれだけ閲覧やダウンロードが

あったのかを確認することも出来る。

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ステップ5=各種アプリの活用

 繰り返しになるが,Mendeleyにはウェブ版・デスク

トップアプリケーション・iOSアプリがある。 iOSアプ

リでは,ウェブ版・デスクトップアプリケーション程の

機能を備えていないが,ハイライトやコメントの同期に

対して等ユーザからのリクエストが多く,今後のバー

ジョンアップが期待される。

 一方,Mendeley API(アブ.リケーション・プログラミ

ステップ7=グループ機能による情報共有

 Mendeleyでは,2種類(パブリック,プライベート)

のグループを作成することが出来る(Figure 13)。研究

室内でのグループはプライベートで,情報収集やソー

シャルネットワーキングを目的としたグループはパブ

リックで,など用途に合わせて設定すると良い。

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医学図書館 2012;Vol.59 No.3 247

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坂東 慶太

V[.おわりに

 著者がMendeleyの存在を初めて知ったのは,2010年

1月頃である。Mendeleyのオープン性とユーザや開発コ

ミュニティを大切にする企業風土等に魅了され,自然と

創設者たちとのコミュニケーションが始まり,2011年4

月にはMendeley Advisorとして登録頂いた。欧米諸国の

研究者コミュニティに受け入れられているMendeleyが

日本において注目が高まったのは,CEOであるVictor

Henningが初来日し,国立情報学研究所・科学技術政策

研究所・千品大学アカデミック・リンク・センターで講

演29)一32)があった2011年12月頃と思われる(11月には

雑誌「WIRED(日本語版)」でMendeleyの特集が組まれ

話題となった33))。日本語メニュー表示(ローカライズ)

対応がなく,また日本語論文のPDFをインポートした

際に書誌情報をうまく取り込めない問題もあるが,その

ような問題を改善するツール「日本語論文to Mendeley」

も登場34)するなど,利用の障壁はユーザベースで低めら

れていくことが期待される。

 今後は大学や研究機関単位でのMendeley利用も増えて

いくだろう。2011年12月,千葉大学附属図書館は財政

上の理由によりRefWorksのサービス中止を決定し,代

替文献管理ツールとしてMendeley等を紹介しているのは

象徴的なニュースだった35)。2012年1月,Mendeley社は

英国の学術雑誌代理店大手のSwets社と提携し,機関向

けプランであるMendeley lnstitutional Editfon(MIE)の

サービスを開始すると発表した36)。国内でもスエッツイ

ンフォメーションサービス社によりサービス提供が本格

的に始まり37),2012年8月には日本の農林水産情報総:合

センターをはじめ5ヶ国6機関にMIEが導入されたと発

表された38)。

 また,国内の大学・研究機関には∫機関リポジトリが

185導入されているが39),英国ではこうした機関リポジ

トリとMendeleyをつなげるプロジェクト (JISC DURA

project)もケンブリッジ大学図書館をパートナーに実

験的に行われており40>,筆者はこれに大いに注目・期待

している。何故ならこのプロジェクトが普及すれば,研

究者はMendeleyを介して,自らの研究成果に関する文

献情報を自動的に所属の機関リポジトリに登録すること

が出来るようになるからである。研究者が自らの手で文

字通りのセルフアーカイビングを実現することにより,

オープンアクセスの動きはますますの進展を遂げるであ

ろう。

 本稿を機に,Mendeleyを利用する研究者の方が一人

でも多く増え,国内でもユーザ及びコミュニティが発展

することで,よりMendeleyの利便性が向上することを

願ってやまない。

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文献管理サービスMendeleyの紹介

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