DAQSTATION CX2000 ユーザーズマニュアルIM 04L31A01-01 iii 警 警 告 電源...

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User’s Manual IM 04L31A01-01 7版 Model CX2000/CX2010/CX2020/CX2210/CX2200/CX2410/ CX2420/CX2610/CX2620 DAQSTATION CX2000 ユーザーズマニュアル

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User’sManual

IM 04L31A01-017版

Model CX2000/CX2010/CX2020/CX2210/CX2200/CX2410/CX2420/CX2610/CX2620

DAQSTATION CX2000ユーザーズマニュアル

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iIM 04L31A01-01

はじめにこのたびは,CX2000をお買い上げいただきましてありがとうございます。

このオペレーションガイドは,CX2000の制御に関連する主な機能と操作を簡単に説明したもので

す。CX2000の通信機能を除くすべての機能,設置・配線方法,操作方法,取り扱い上の注意につい

ては,付属CD-ROMに収納した電子マニュアル「CX2000ユーザーズマニュアル」(IM 04L31A01-

01)をご覧ください。CX2000のマニュアルとして,本書およびCX2000ユーザーズマニュアルのほ

かに,下記のものがあります。あわせてお読みください。

付属CD-ROMに収納した電子マニュアル

マニュアル名 マニュアルNo. 内容

CX1000/CX2000通信インタ IM 04L31A01-17 イーサネット/シリアルインタフェースによるフェースユーザーズマニュアル CX2000の通信機能について説明しています。

紙マニュアル

マニュアル名 マニュアルNo. 内容

CX2000設置・接続 IM 04L31A01-71 CX2000の設置方法や配線方法について簡潔に説明したガイド ものです。

CX1000/CX2000ご使用 IM 04L31A01-72 CX2000をご使用いただく際の注意についてまとめたも上の注意事項 のです。本書のiiページおよびiiiページにも同様の記載が

あります。

CX1000/CX2000 IM 04L31A01-91C 汚染防止管理について説明しています。製品の汚染防止管理について

DAQSTANDARDのマニュアル

IM 04L41B01-66JA以外はDAQSTANDARDのCDに収納されています。

マニュアル名 マニュアルNo.

DAQSTANDARDビューアユーザーズマニュアル IM 04L41B01-63JA

DAQSTANDARDハードウエア設定ユーザーズマニュアル IM 04L41B01-64JA

DAQSTANDARDのインストール IM 04L41B01-66JA

ご 注 意 このマニュアルでは,スタイルナンバー「S3」のCX2000について説明しています。

本書の内容は,性能・機能の向上などにより,将来予告なしに変更することがあります。

本書の内容に関しては万全を期していますが,万一ご不審の点や誤りなどお気づきのことがあり

ましたら,お手数ですが,当社支社・支店・営業所までご連絡ください。

本書の内容の全部または一部を無断で転載,複製することは禁止されています。

本製品のTCP/IPソフトウエアおよび,TCP/IPソフトウエアに関するドキュメントは,カリフォ

ルニア大学からライセンスを受けたBSD Networking Software, Release 1をもとに当社で開発/

作成したものです。

商 標 vigilantplant,DAQSTATION,およびDaqstation は,当社の登録商標です。

Microsoft およびWindows は,米国Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登

録商標または商標です。

Adobe およびAcrobat は,Adobe Systems Incorporated( アドビシステムズ社) の登録商標ま

たは商標です。

本書に記載している製品名および会社名は、各社の登録商標または商標です。

本書では各社の登録商標または商標に, および™ マークを表示していません。

履   歴2001年12月 初版発行 2002年3月 2版発行 2002年4月 3版発行

2003年6月 4版発行 2003年11月 5版発行 2007年5月 6版発行

2010年6月 7版発行

7th Edition : June 2010 (YK)

All Rights Reserved, Copyright © 2001, Yokogawa Electric Corporation

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ii IM 04L31A01-01

本機器を安全にご使用いただくために

本書に対する注意・本書は,最終ユーザーまでお届けいただきますようお願いいたします。・本製品の操作は,本書をよく読んで内容を理解したのちに行ってください。・本書は,本製品に含まれる機能詳細を説明するものであり,お客様の特定目的に適合することを保証するもので

はありません。・本書の一部または全部を,無断で転載,複製することは固くお断りします。・本書の内容については,将来予告なしに変更することがあります。・本書の内容について,もしご不審な点や誤り,記載もれなどお気付きのことがありましたら,当社営業部また

は,お買い求めの代理店まで,ご連絡ください。

本製品の保護・安全および改造に関する注意・当該製品および本書には,安全に関する以下のようなシンボルマークを使用しています。

“取扱注意” (人体および機器を保護するために,マニュアルを参照する必要がある場所に付いています。)

機能接地端子 (保護接地端子として使用しないでください。)

保護接地端子

交流

直流

・当該製品および当該製品で制御するシステムの保護・安全のため,当該製品を取り扱う際は,本書の安全に関する指示事項その他の注意事項に従ってください。なお,これらの指示事項に反する扱いをされた場合には,当該製品の保護機能が損なわれるなど,その機能が十分に発揮されない場合があり,この場合,当社は一切,製品の品質・性能・機能および安全性を保証いたしません。

・当該製品および当該製品で制御するシステムでの落雷防止装置や機器などの,当該製品や制御システムに対する保護・安全回路の設置,または当該製品や制御システムを使用するプロセス,ラインのフールプルーフ設計やフェールセーフ設計その他の保護・安全回路の設計および設置の場合は,お客様の判断で,適切に実施され,また当該製品以外の機器で実現するなど別途検討いただき,また用意するようお願いいたします。

・当該製品の部品や消耗品を交換する場合は,必ず当社の指定品を使用してください。・当該製品は原子力および放射線関連機器,鉄道施設,航空機器,舶用機器,航空施設,医療機器などの人身に直

接かかわるような状況下で使用されることを目的として設計,製造されたものではありません。人身に直接かかわる安全性を要求されるシステムに適用する場合には,お客様の責任において,当該製品以外の機器・装置をもって人身に対する安全性を確保するシステムの構築をお願いいたします。

・当該製品を改造することは固くお断りいたします。・本機器は,屋内専用の機器です。

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iiiIM 04L31A01-01

警 警  告

電源

機器の電源電圧が供給電源の電圧に合っているか必ず確認したうえで,本機器の電源を入れてください。保護接地

感電防止のため,本機器の電源を入れる前には,必ず保護接地を行ってください。保護接地の必要性

本機器の内部または外部の保護接地線を切断したり,保護接地端子の結線を外さないでください。いずれの場合も本機器の保護動作が無効になり,危険な状態になります。

保護機能の欠陥

保護接地およびヒューズなどの保護機能に欠陥があると思われるときは,本機器を動作させないでください。また本機器を動作させる前には,保護機能に欠陥がないか確認するようにしてください。

ガス中での使用

可燃性,爆発性のガスまたは蒸気のある場所では,本機器を動作させないでください。そのような環境下で本機器を使用することは大変危険です。

ケースの取り外し

当社のサービスマン以外は,ケースを外さないでください。本機器内には高電圧の箇所があり,危険です。

外部接続

保護接地を確実に行ってから,測定対象や外部制御回路への接続を行ってください。保護構造の損傷

本書に記載のない操作を行うと,本機器の保護構造が損なわれることがあります。

本製品の免責・当社は,別途保証条項に定める場合を除き,当該製品に関していかなる保証も行いません。・当該製品のご使用により,お客様または第三者が損害を被った場合,あるいは当社の予測できない当該製品の欠陥などのため,お客様または第三者が被った損害およびいかなる間接的損害に対しても,当社は責任を負いかねますのでご了承ください。

ソフトウエアの取り扱い注意・当社は,別途保証条項に定める場合を除き,当該製品のソフトウエアに関していかなる保証も行いません。・当該製品のソフトウエアは,特定された1台のコンピュータでご使用ください。・別のコンピュータに対してご使用になる場合は,別途ご購入ください。・当該製品のソフトウエアを,バックアップの目的以外でコピーすることは,固くお断りいたします。・当該製品のソフトウエアの収められているオリジナルメディアは,大切に保管してください。・当該製品のソフトウエアの逆コンパイル,逆アセンブルなど(リバースエンジニアリング)を行うことは,固くお断りいたします。

・当該製品のソフトウエアは,当社の事前の承認なしに,その全部または一部を譲渡,交換,転貸などによって第三者に使用させることは,固くお断りいたします。

本機器を安全にご使用いただくために

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iv IM 04L31A01-01

梱包内容の確認

梱包箱を開けたら,ご使用前に以下のことを確認してください。万一,お届けした品の間違いや品不足,または外観に異常が認められる場合には,お買い求め先にご連絡ください。

CX2000本体フロントパネルの操作部カバーを開けると,カバーの裏側に銘板があります。銘板に記載されているMODEL(形名) とSUFFIX( 仕様コード) で,ご注文どおりの品であることを確認してください。

操作部カバーを開く

NO

SUFFIXMODEL

WARNINGDo not remove the cover.Repair by trained personnel only.

STYLE

形名と仕様コード

内蔵制御ループ数:0,計測用測定入力数:0ch 内蔵制御ループ数:0,計測用測定入力数:10ch 内蔵制御ループ数:0,計測用測定入力数:20ch 内蔵制御ループ数:2,計測用測定入力数:0ch内蔵制御ループ数:2,計測用測定入力数:10ch内蔵制御ループ数:2,計測用測定入力数:20ch内蔵制御ループ数:4,計測用測定入力数:10ch内蔵制御ループ数:4,計測用測定入力数:20ch内蔵制御ループ数:6,計測用測定入力数:10ch内蔵制御ループ数:6,計測用測定入力数:20chフロッピーディスク100MB ZipディスクATAフラッシュメモリカード250MB ZipディスクEthernetEthernet+RS-232シリアル通信ポートEthernet+RS-422A/485シリアル通信ポート日本語英語計測警報出力6点*1

計測警報出力6点,リモート入力8点*1

計測警報出力4点,FAIL出力1点,メモリエンド出力1点*1

計測警報出力4点,FAIL出力1点,メモリエンド出力1点,リモート入力8点*1

制御用拡張DIO(DI 12点,DO 12点)*1*2

VGA出力演算機能DC/AC24V駆動3線式絶縁RTD(計測用測定入力)24VDC伝送器出力(4ループ)*1

プログラム制御(プログラムパターン数:4)*3

プログラム制御(プログラムパターン数:30)*3

バッチヘッダー

/A6/A6R/A4F/A4FR

/CST1/D5/M1/P1/N2/TPS4/PG1/PG2/BT1

-1-2-3-5

-0-1-2

-1-2

CX2000CX2010CX2020CX2200CX2210 CX2220 CX2410CX2420 CX2610 CX2620外部記憶メディア

通信インタフェース

表示言語

付加仕様

*1 同時に1つだけ指定可能です。*2 「内蔵制御ループ数:0」指定のときは,指定できません。*3 どちらか1つだけ指定できます。「内蔵制御ループ数:0」指定のときは,指定できません。

形名 基本仕様コード 付加仕様コード 記事

NO.(計器番号)

お買い求め先にご連絡いただく際には, この番号もご連絡ください。

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vIM 04L31A01-01

付属品次の付属品が添付されています。品不足や損傷がないことを確認してください。

1 2 4 5 6 83

or

7

番号 品名 部品番号・形名 数量 備考

1 端子用ねじ 5 M4

2 取付金具 B9900BX 2 パネル取り付け用

3 DAQSTANDARD DXA120 1 設定・データ表示用ソフトウエア「DAQSTANDARD」をインストールするためのCD-ROM

4 CX1000/CX2000 B8700MA 1 本書,通信インタフェースユーザーズマ電子マニュアル ニュアル,DAQSTANDARD for CXユー

ザーズマニュアル等のPDFファイルを収納したCD-ROM

5 CX2000オペレー IM 04L31A01-02 1 CX2000の制御関連操作について簡潔にションガイド 説明したガイド(設定値の一覧表付属)

6 CX2000設置・ IM 04L31A01-71 1 CX2000本体の設置・接続方法だけを簡接続ガイド 単に説明した紙の簡易マニュアル

7 CX1000/CX2000 IM 04L31A01-72 1 注意事項を記載した紙ご使用上の注意事項CX1000/CX2000 IM 04L31A01-91C 1 汚染防止管理について説明しています。製品の汚染防止管理についてDAQSTANDARD IM 04L41B01-66JA1 DAQSTANDARDのインストールについのインストール て説明しています。

8 外部記憶メディア A1053MP 1 100MB Zipディスク(外部記憶メディアの基本仕様コード「-2」の場合だけ付属)

A1056MP 1 250MB Zipディスク(外部記憶メディアの基本仕様コード「-5」の場合だけ付属)

B9968NL 1 ATAフラッシュメモリカード(CFカード(32Mバイト)+アダプタ,CFカードの容量および形名が変更になることがあります),外部記憶メディアの基本仕様コード「-3」の場合だけ付属(付属するメモリカードの容量および形名は変更になることがあります)

アクセサリ(別売)別売品のアクセサリとして,次のものがあります。ご注文されたときは,品不足や損傷がないことを確認してください。アクセサリについてのお問い合わせやご注文は,お買い求め先までご連絡ください。

品名 部品番号・形名 数量 備考

3.5型フロッピーディスク 7059 00 10 2HD

Zipディスク A1053MP 1 100MバイトA1056MP 1 250Mバイト

ATAフラッシュメモリカード B9968NL 1 32Mバイト(CFカードの容量およ(CFカード+アダプタ) び形名が変更になることがありま

す。ご注文先にご確認ください。)

シャント抵抗(ねじ端子用) 4159 20 1 250Ω±0.1%4159 21 1 100Ω±0.1%4159 22 1 10Ω±0.1%

取付金具 B9900BX 2

補用品

品名 部品番号・形名 備考

制御出力モジュール CXA900-01 制御出力端子ブロックの補用品

制御拡張DIOモジュール CXA900-11 制御拡張DIO端子ブロックの補用品

梱包内容の確認

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vi IM 04L31A01-01

このマニュアルの利用方法

利用方法このユーザーズマニュアルは,以下に示す第1章~第14章,および付録,索引で構成されています。通信機能および付属のソフトウエア「DAQSTANDARD 」につきましては,それぞれのマニュアル(IM 04L31A01-17,IM 04L41B01-63JA,IM 04L41B01-64JA)をご覧ください。

章 タイトルと内容

1 機能解説本機器の機能を詳しく説明しています。各操作説明の章では,操作方法についての説明にとどめています。操作内容が分からないときは,この章を参照してください。

2 設置・配線本機器の設置方法および配線方法について説明しています。

3 各部の名称/運用モード/共通操作各部の名称,キー操作の基本,初期に行う基本的な操作,外部記憶メディアドライブの使い方について説明しています。

4 制御機能関連設定操作制御運転前に行う制御機能に関する各設定操作に説明しています。

5 プログラム制御関連設定操作(プログラム制御オプション付きモデルだけ)プログラム制御オプション付きモデルで,プログラム制御に関連する制御運転前に行う設定操作について説明しています。

6 制御運転時の操作制御運転時の運転モードの切り替え操作,設定モードの設定値の変更操作,制御パラメータのチューニング方法,プログラム制御画面での操作(オプション付きモデルだけの操作)について説明しています。

7 計測機能関連設定操作計測機能の測定入力やアラーム(計測警報)に関する設定について説明しています。

8 表示内容変更操作制御機能と計測機能の両方の運転画面表示や表示形態の変更方法について説明しています。

9 データ保存/読み込み操作各データの内部メモリへの書き込み,外部記憶メディアへの保存と読み込み,外部記憶メディアのファイル操作などについて説明しています。

10 演算/レポート機能関連操作(演算機能オプション付きモデルだけ)演算機能オプションの演算機能とレポート機能に関連する設定・実行操作について説明しています。

11 その他の機能の操作USERキー,キーロック,キー操作のログイン/ログアウト,ログ表示,リモート入力設定について説明しています。

12 トラブルシューティングエラーメッセージの説明と,本機器のトラブルシューティング方法を説明しています。

13 保守定期点検,校正,推奨部品交換周期について説明しています。

14 仕様本機器の仕様を記述しています。

付録 測定データの内部メモリへの書き込み機能,演算機能・レポート機能の補足説明,ASCIIファイルのファイル形式,設定初期値一覧等について説明しています。

索引 アルファベット順,五十音順の索引を記載しています。

Note・このユーザーズマニュアルでは,表示言語が日本語(表示言語の基本仕様コード「-1」)の場合について説明しています。

・表示言語の設定については,「3.6 表示言語の変更」をご覧ください。

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viiIM 04L31A01-01

このマニュアルで使用している記号単位

K ‥‥‥‥ 「1024」の意味です。使用例:768Kバイト(ファイル容量)k‥‥‥‥ 「1000」の意味です。

注記

このマニュアルでは,注記を以下のようなシンボルで区別しています。

本機器で使用しているシンボルマークで,人体および本機器に危険があることを示すとともに,このユーザーズマニュアルを参照する必要があることを示します。ユーザーズマニュアルでは,その参照ページの目印として使用しています。

警  告 取り扱いを誤った場合に,使用者が死亡または重傷を負う危険があるときに,その危険を避けるための注意事項が記載されています。

注  意 取り扱いを誤った場合に,使用者が軽傷負うか,または物的損害のみが発生する危険があるときに,それを避けるための注意事項が記載されています。

Note 本機器を取り扱ううえで重要な情報が記載されています。

参照項目の表記

設定操作 > ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 関連する設定操作の参照節や参照ページをこの

マークのあとに記述してあります。

使用例:設定操作 > 4.1節

解説 >   ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 関連する解説の参照節や参照ページをこのマー

クのあとに記述してあります。

使用例:解説 > 1.3節

操作説明ページで使用しているシンボル

第3~11章等で操作を説明しているページでは,説明内容を区別するために,次のようなシンボルを使用しています。[ ]‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 画面に表示される文字列を表します。

使用例:[スペース]ソフトキー,[電圧]

操  作 数字で示す順序で各操作をしてください。ここでは,初めて操作をすることを前提に,手順を説明しています。操作内容によっては,すべての操作を必要としない場合があります。

設定内容 操作に関連する設定内容や限定事項について説明しています。ここでは,機能そのものについては,詳しく説明していません。機能についての詳しい説明は,第1章をご覧ください。

改版の履歴

版数 変更内容

6 IM 04L31A01-05(バージョン3.02以降の機能変更を説明した取説)の取り込み。入出力端子図の追加。演算式例の追加。

7 DAQSTANDARDの改訂。

このマニュアルの利用方法

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viii IM 04L31A01-01

目次

はじめに................................................................................................................................................ i本機器を安全にご使用いただくために............................................................................. ii

梱包内容の確認................................................................................................................ iv

このマニュアルの利用方法.............................................................................................. vi

第1章 機能解説1.1 CX2000について ........................................................................................................... 1-1

1.2 制御機能の概要.............................................................................................................. 1-2

制御用信号入出力 ......................................................................................................................... 1-2制御方式.......................................................................................................................................... 1-3アラーム(警報)出力 ...................................................................................................................... 1-5FAIL出力/故障診断出力.............................................................................................................. 1-5制御運転モード ............................................................................................................................. 1-6接点入力.......................................................................................................................................... 1-6PV,SPの演算(スタイルナンバーS3以降) ............................................................................ 1-7アナログ再伝送(スタイルナンバーS3以降) ........................................................................... 1-7内部スイッチ(スタイルナンバーS3以降) ............................................................................... 1-8DIO操作監視機能(スタイルナンバーS3以降) ........................................................................ 1-8プログラム制御(オプション機能) ............................................................................................. 1-9設定操作フロー .......................................................................................................................... 1-10画面切り替え操作 ...................................................................................................................... 1-11制御用運転画面 .......................................................................................................................... 1-12データ保存 .................................................................................................................................. 1-14通信 ............................................................................................................................................... 1-14

1.3 制御動作の基本設定 .................................................................................................... 1-15

PID組数 ........................................................................................................................................ 1-15制御周期....................................................................................................................................... 1-15PID選択方式(ゾーンPID選択ON/OFF) ................................................................................. 1-15停電復帰時動作,停電復帰時動作(プログラム) ................................................................. 1-16PID初期値 .................................................................................................................................... 1-166/4ループ選択(6ループモデルの場合だけ) ........................................................................ 1-16制御モード .................................................................................................................................. 1-16プログラム制御のON/OFF(プログラム制御オプション付きモデルの場合だけ) ....... 1-18PID制御モード............................................................................................................................ 1-19制御出力種類 .............................................................................................................................. 1-20サイクルタイム .......................................................................................................................... 1-20アナログ出力の選択.................................................................................................................. 1-20

1.4 測定入力関連の設定 .................................................................................................... 1-21

入力レンジ .................................................................................................................................. 1-21測定値の補正 .............................................................................................................................. 1-21測定値の開平演算 ...................................................................................................................... 1-23PVレンジ変換(2入力切り替え制御時だけ) ......................................................................... 1-23測定値トラッキングのON/OFF ............................................................................................. 1-24バーンアウト .............................................................................................................................. 1-24RJC(基準接点補償) ................................................................................................................... 1-24

1.5 接点入力/出力関連の設定 ............................................................................................ 1-25

接点入出力端子 .......................................................................................................................... 1-25接点入力....................................................................................................................................... 1-25

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ixIM 04L31A01-01

33

2

1

4

5

6

7

8

9

1010

1111

1212

1313

1414

目次

接点出力(FAIL出力,故障診断出力,イベント出力) ........................................................ 1-27接点出力内容登録(スタイルナンバーS3以降) .................................................................... 1-27DIO操作管理機能(スタイルナンバーS3以降) ..................................................................... 1-28

1.6 目標設定値関連の設定................................................................................................. 1-29

目標設定値の設定 ...................................................................................................................... 1-29目標設定値の指定 ...................................................................................................................... 1-29接点入力による目標設定値番号切替対象選択 .................................................................... 1-29目標設定値トラッキング ......................................................................................................... 1-29目標設定値リミット.................................................................................................................. 1-30目標設定値の切り替え時の勾配設定..................................................................................... 1-30リモート入力 .............................................................................................................................. 1-30

1.7 PIDパラメータの設定 .................................................................................................. 1-31

PID番号 ........................................................................................................................................ 1-31PID番号の指定............................................................................................................................ 1-31PID定数 ........................................................................................................................................ 1-32制御出力リミッタ ...................................................................................................................... 1-32シャットダウン機能のON/OFF(4~20mA電流出力の場合にだけ設定可能) .............. 1-33マニュアルリセット値(積分動作がOffの場合にだけ有効) ............................................... 1-33制御動作方向 .............................................................................................................................. 1-33プリセット出力 .......................................................................................................................... 1-34

1.8 制御出力抑制の設定 .................................................................................................... 1-35

アンチリセットワインドアップ(過積分抑制) ..................................................................... 1-35制御出力抑制 .............................................................................................................................. 1-35出力変化率リミッタ.................................................................................................................. 1-36

1.9 オン/オフ制御時の設定 ............................................................................................... 1-37

目標設定値 .................................................................................................................................. 1-37リレーヒステリシス.................................................................................................................. 1-37その他の制御パラメータの設定 ............................................................................................. 1-37測定値ゾーンによる制御パラメータの切り替え ................................................................ 1-37制御モードの選択 ...................................................................................................................... 1-37

1.10 制御アラーム関連の設定 ............................................................................................. 1-38

アラームの動作条件(警報モード) .......................................................................................... 1-38アラームタイプ .......................................................................................................................... 1-38アラーム発生時の動作.............................................................................................................. 1-38アラーム値の設定 ...................................................................................................................... 1-39アラーム待機動作 ...................................................................................................................... 1-39アラームヒステリシス.............................................................................................................. 1-39

1.11 プログラム制御関連の設定.......................................................................................... 1-40

PID選択方式の選択 ................................................................................................................... 1-40プログラムパターン番号/パターン名................................................................................... 1-40使用セグメント数 ...................................................................................................................... 1-41セグメント設定方式.................................................................................................................. 1-41プログラム運転開始条件の選択 ............................................................................................. 1-42プログラムセグメントの切り替え条件................................................................................. 1-44ウェイト動作 .............................................................................................................................. 1-46イベント出力 .............................................................................................................................. 1-48接点入力によるプログラムパターンの切り替え ................................................................ 1-49リピート動作 .............................................................................................................................. 1-50プログラムパターン運転開始遅延時間................................................................................. 1-51プログラム運転開始セグメントの指定................................................................................. 1-51ホールド運転 .............................................................................................................................. 1-51

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目次

セグメントのアドバンス ......................................................................................................... 1-53プログラム制御終了通知 ......................................................................................................... 1-53

1.12 チューニング ............................................................................................................... 1-54

チューニング項目の選択 ......................................................................................................... 1-54マニュアルチューニング操作 ................................................................................................. 1-54PID定数のオートチューニング操作 ...................................................................................... 1-54

1.13 計測機能の概要............................................................................................................ 1-56

測定入力....................................................................................................................................... 1-56測定データの表示 ...................................................................................................................... 1-56計測アラーム(計測警報) ........................................................................................................... 1-56データの保存 .............................................................................................................................. 1-57通信機能....................................................................................................................................... 1-57

1.14 計測機能 > 測定入力関連設定 ..................................................................................... 1-58

A/D変換器の積分時間 .............................................................................................................. 1-58測定周期....................................................................................................................................... 1-58入力の種類/入力演算(モード) ................................................................................................ 1-58測定レンジと測定可能範囲 ..................................................................................................... 1-59バーンアウト(センサ断線)検知 .............................................................................................. 1-59RJC(基準接点補償) ................................................................................................................... 1-59移動平均....................................................................................................................................... 1-60

1.15 計測機能 > アラーム(計測警報)関連設定 ..................................................................... 1-61

アラームのON/OFF .................................................................................................................. 1-61アラーム発生条件 ...................................................................................................................... 1-61アラームヒステリシス.............................................................................................................. 1-63アラームリレー出力.................................................................................................................. 1-63アラーム表示の非保持/保持 ................................................................................................... 1-65アラーム表示の表示/非表示(スタイルナンバーS3以降) ................................................. 1-65

1.16 表示機能 ...................................................................................................................... 1-66

表示画面の種類と切り替え操作 ............................................................................................. 1-66グループの設定 .......................................................................................................................... 1-71タグ名の表示 .............................................................................................................................. 1-71制御用運転画面 > コントロールグループ画面 ................................................................... 1-71制御用運転画面 > チューニング画面.................................................................................... 1-72制御 > オーバビュー画面 ........................................................................................................ 1-72制御用運転画面 > DI/DO状態表示画面................................................................................ 1-73制御 > 内部SW状態表示画面(スタイルナンバーS3以降) ................................................ 1-73制御用運転画面 > 制御動作サマリ画面 ............................................................................... 1-74制御用運転画面 > プログラムイベントサマリ画面(プログラム制御オプション付きモデルの場合だけ) ............................................................................................................................. 1-74計測用運転画面 > トレンド表示 ............................................................................................ 1-75計測用運転画面 > ディジタル表示........................................................................................ 1-77計測用運転画面 > バーグラフ表示........................................................................................ 1-78計測用運転画面 > オーバビュー表示.................................................................................... 1-79制御/計測共通運転画面 > アラームサマリ ......................................................................... 1-79計測用運転画面 > メッセージサマリ.................................................................................... 1-80計測用運転画面 > メモリサマリ ............................................................................................ 1-80計測用運転画面 > レポートデータ(演算機能オプション) ............................................... 1-81計測用運転画面 > 4画面表示.................................................................................................. 1-81計測用運転画面 > ヒストリカルトレンド表示 ................................................................... 1-82計測用運転画面 > アラーム表示 ............................................................................................ 1-84LCD画面の表示状態の設定 ..................................................................................................... 1-86

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目次

1.17 データ保存機能............................................................................................................ 1-87

内部メモリへのデータの書き込み ......................................................................................... 1-87外部記憶メディアへのデータの保存..................................................................................... 1-89イーサネットを介してのデータ保存..................................................................................... 1-91

1.18 演算/レポート機能(演算機能オプション) .................................................................... 1-92

演算機能....................................................................................................................................... 1-92レポート機能 .............................................................................................................................. 1-93

1.19 制御用演算の演算式について(スタイルナンバーS3以降) ............................................ 1-96

PV/SP演算 ................................................................................................................................. 1-96ロジック演算 .............................................................................................................................. 1-96アナログ再伝送 .......................................................................................................................... 1-96

1.20 その他の機能 ............................................................................................................... 1-97

USERキー ................................................................................................................................... 1-97キーロック .................................................................................................................................. 1-97キーログイン/ログアウト ....................................................................................................... 1-98ログ表示....................................................................................................................................... 1-98システム情報表示 ...................................................................................................................... 1-99表示言語....................................................................................................................................... 1-99FAIL/メモリエンドリレー出力(/A4Fオプションまたは/A4FRオプション) ............ 1-100計測用リモート入力(/A6Rオプションまたは/A4FRオプション) ............................... 1-101VGA出力(/D5オプション) .................................................................................................... 1-10124VDC伝送器電源出力(/TPS4オプション) ..................................................................... 1-101バッチヘッダ ............................................................................................................................ 1-102

第2章 設置・配線2.1 使用上のご注意.............................................................................................................. 2-1

本機器取り扱い上の注意 ............................................................................................................ 2-1外部記憶メディアの取扱い上のご注意.................................................................................... 2-1

2.2 設置................................................................................................................................ 2-2

設置場所.......................................................................................................................................... 2-2設置方法.......................................................................................................................................... 2-3

2.3 配線................................................................................................................................ 2-5

入出力端子の配置 ......................................................................................................................... 2-5端子カバーのシール表示について ............................................................................................ 2-8制御用アナログ入力端子(6ループ) .......................................................................................... 2-9制御用アナログ入力端子(4ループ) ....................................................................................... 2-10制御用アナログ入力端子(2ループ) ....................................................................................... 2-11制御用出力端子 .......................................................................................................................... 2-12計測用測定入力端子.................................................................................................................. 2-13オプション端子 .......................................................................................................................... 2-14入出力信号線の配線時の一般的な注意................................................................................. 2-16配線方法....................................................................................................................................... 2-17測定入力配線 .............................................................................................................................. 2-17接点入力(DIGITAL IN/REMOTE)配線.................................................................................. 2-17制御出力(LOOP1~6)配線 ...................................................................................................... 2-18接点出力(DIGITAL OUT)配線 ................................................................................................ 2-19オプション端子のリレー接点出力(ALARM,FAIL,MEMORY)配線 .......................... 2-19

2.4 電源の接続................................................................................................................... 2-20

電源配線時の注意 ...................................................................................................................... 2-20配線方法....................................................................................................................................... 2-20

2.5 VGA出力端子へのモニタの接続(/D5オプション) ........................................................ 2-21

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目次

VGA出力端子の場所 ................................................................................................................. 2-21VGA出力端子の機能/仕様....................................................................................................... 2-21モニタとの接続方法.................................................................................................................. 2-21

2.6 伝送器電源出力線の配線(/TPS4オプション) ............................................................... 2-22

出力仕様....................................................................................................................................... 2-22接続 ............................................................................................................................................... 2-22端子位置....................................................................................................................................... 2-22配線方法....................................................................................................................................... 2-23

第3章 各部の名称/運用モード/共通操作3.1 各部の名称と機能 .......................................................................................................... 3-1

フロントパネル ............................................................................................................................. 3-1操作部.............................................................................................................................................. 3-2キー操作部 ..................................................................................................................................... 3-2リアパネル ..................................................................................................................................... 3-3

3.2 キー操作の基本.............................................................................................................. 3-4

運用モードの切り替え................................................................................................................. 3-4運転モード時の画面切り替え .................................................................................................... 3-5運転モード時のFUNCキー操作 ................................................................................................. 3-6運転モード時のその他のキーの操作........................................................................................ 3-7基本設定/設定モードでのキー操作.......................................................................................... 3-7数値の入力 ..................................................................................................................................... 3-9文字の入力 ..................................................................................................................................... 3-9

3.3 日付け/時刻の設定....................................................................................................... 3-11

3.4 画面の輝度/バックライトセーバ機能の設定 ............................................................... 3-12

3.5 設定の初期化/内部メモリのクリア ............................................................................. 3-14

3.6 表示言語の変更............................................................................................................ 3-15

3.7 タイムゾーンの変更 .................................................................................................... 3-16

3.8 外部記憶メディアの挿入/取り出し ............................................................................. 3-17

第4章 制御機能関連設定操作4.1 制御基本設定 > 制御動作,設定値関連の設定 .............................................................. 4-1

4.2 制御基本設定 > DI/DO/SW登録,その他(警報モード...) ............................................... 4-5

4.3 制御基本設定 > 出力処理関連 ..................................................................................... 4-10

4.4 制御基本設定 > リレー関連 ......................................................................................... 4-12

4.5 制御基本設定 > チューニング設定 .............................................................................. 4-14

4.6 制御入力レンジ設定 .................................................................................................... 4-16

4.7 制御アラーム設定 ........................................................................................................ 4-19

4.8 運転関連/ゾーンPID設定 ............................................................................................. 4-21

4.9 PIDパラメータ関連設定 .............................................................................................. 4-23

4.10 コントロールグループ設定.......................................................................................... 4-25

4.11 折線入出力関連設定 .................................................................................................... 4-27

4.12 制御機能設定 ............................................................................................................... 4-29

4.13 ヒステリシス(アラーム) ............................................................................................... 4-31

4.14 DIO操作監視機能設定(スタイルナンバーS3以降) ....................................................... 4-33

4.15 DI/DOラベル設定(スタイルナンバーS3以降) .............................................................. 4-35

4.16 PV/SP演算,アナログ再伝送の設定(スタイルナンバーS3以降) ................................. 4-36

4.17 ロジック演算の設定(スタイルナンバーS3以降) .......................................................... 4-40

4.18 制御用定数の設定(スタイルナンバーS3以降) .............................................................. 4-42

4.19 接点入力によるプログラムパターンの切り替えをBCDコードで行うための設定

(バージョン3.20以降) ................................................................................................... 4-44

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目次

第5章 プログラム制御関連設定操作5.1 プログラム制御関連設定操作について.......................................................................... 5-1

5.2 プログラムパラメータ設定 > パターン初期設定........................................................... 5-2

5.3 プログラムパラメータ設定 > ウェイト動作設定........................................................... 5-4

5.4 プログラムパラメータ設定 > パターンスタート設定 ................................................... 5-5

5.5 プログラムパラメータ設定 > プログラムパターン設定 ................................................ 5-6

5.6 プログラムパラメータ設定 > イベント設定 .................................................................. 5-8

5.7 プログラムパラメータ設定 > ヒステリシス(PVイベント) ........................................... 5-10

5.8 プログラムパラメータ設定 > リピート動作設定......................................................... 5-11

5.9 イベント出力設定 ........................................................................................................ 5-12

5.10 その他(自動メッセージ印字,表示位置)の設定 ........................................................... 5-14

5.11 その他(イベント表示グループ)の設定(スタイルナンバーS3以降) ............................... 5-16

第6章 制御運転時の操作6.1 コントロールグループ画面表示での操作(表示内容/制御運転モードの切り替えなど) .. 6-1

6.2 オーバビュー画面表示での画面切り替え操作............................................................... 6-8

6.3 チューニング操作 .......................................................................................................... 6-9

6.4 プログラム選択画面/プログラム運転画面での操作(プログラム制御オプション付きモデ

ルの場合だけ) .............................................................................................................. 6-12

第7章 計測機能関連設定操作7.1 測定入力に関する設定................................................................................................... 7-1

7.2 アラーム(計測警報)に関する設定とアラーム解除操作 .................................................. 7-6

第8章 表示内容変更操作8.1 情報(アラームサマリ/メッセージサマリ/メモリサマリ/制御動作サマリなど)表示時

の操作 ............................................................................................................................ 8-1

8.2 4画面表示時の操作 ........................................................................................................ 8-2

8.3 計測機能 > 計測グループ設定操作 ................................................................................ 8-3

8.4 計測機能 > チャネル用タグ表示に関する設定 .............................................................. 8-5

8.5 計測機能 > トレンド/ディジタル/バーグラフ表示時の操作.......................................... 8-7

8.6 計測機能 > オーバビュー表示時の操作 ......................................................................... 8-9

8.7 計測機能 > ヒストリカルトレンド表示時の操作......................................................... 8-10

8.8 計測機能 > トレンド表示の表示更新周期の変更......................................................... 8-11

8.9 計測機能 > トレンド表示時のメッセージに関する設定と書き込み操作..................... 8-12

8.10 計測機能 > トレンド表示時のトリップラインの設定 ................................................. 8-14

8.11 計測機能 > チャネル表示色の変更 .............................................................................. 8-16

8.12 計測機能 > トレンド表示のゾーン表示の設定 ............................................................ 8-18

8.13 計測機能 > スケールの目盛り/バーグラフの基準位置/トレンド表示のスケール位置

の設定 .......................................................................................................................... 8-19

8.14 計測機能 > トレンド表示時の部分圧縮拡大表示の設定 .............................................. 8-23

8.15 計測機能 > 表示方向/背景色/波形線幅/トリップ線幅/グリッド/スクロール周期

の設定 .......................................................................................................................... 8-25

第9章 データ保存/読み込み操作9.1 測定データの内部メモリへの書き込みと外部記憶メディアへの保存........................... 9-1

9.2 測定/演算データの随時保存(マニュアルサンプル) ........................................................ 9-7

9.3 設定データの保存/読み込み .......................................................................................... 9-8

9.4 保存した表示/イベントデータの読み込み(ヒストリカルトレンド表示)...................... 9-10

9.5 外部記憶メディアのファイル操作と空き容量の確認 .................................................. 9-11

9.6 画面イメージデータの保存.......................................................................................... 9-14

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目次

9.7 内部メモリ内のデータのクリア .................................................................................. 9-15

第10章 演算/レポート機能関連操作(演算機能オプション付きモデルだけ)10.1 演算チャネルの割り当て/演算式/定数/タグの設定 ..................................................... 10-1

10.2 演算のスタート/ストップ/リセット ............................................................................ 10-4

10.3 演算チャネルのアラーム設定 ...................................................................................... 10-5

10.4 TLOG演算の設定 ......................................................................................................... 10-8

10.5 長時間移動平均の設定............................................................................................... 10-11

10.6 レポートの設定.......................................................................................................... 10-13

10.7 レポート作成動作スタート/ストップ操作................................................................. 10-15

第11章 その他の機能の操作11.1 USERキーの動作割り当て設定と操作......................................................................... 11-1

11.2 キーロック................................................................................................................... 11-3

11.3 キー操作のログイン/ログアウト ................................................................................. 11-5

11.4 ログ表示(操作内容の確認)/システム情報画面表示(本機器の仕様の確認).................... 11-8

11.5 計測用リモート入力設定(/A6Rオプションまたは/A4FRオプション) ........................ 11-11

11.6 バッチヘッダを使用する/使用しないを設定する(/BT1オプション) .......................... 11-14

11.7 バッチ情報を設定する(/BT1オプション) ................................................................... 11-15

11.8 バッチ番号/ロット番号を確認/変更する,コメントを入力/変更する

(/BT1オプション) ....................................................................................................... 11-17

第12章 トラブルシューティング12.1 メッセージ一覧............................................................................................................ 12-1

設定関連のエラー ...................................................................................................................... 12-1・設定エラー.............................................................................................................................. 12-1・実行時のエラー ..................................................................................................................... 12-4動作エラー .................................................................................................................................. 12-4・外部記憶メディア操作関連のエラー ................................................................................ 12-4・ヒストリカルトレンド関連のエラー ................................................................................ 12-5・Eメール,Webサーバ関連のエラー ................................................................................. 12-5・FTPクライアント関連のエラー......................................................................................... 12-6通信固有のエラー ...................................................................................................................... 12-9・設定/基本設定/出力の通信コマンド,または設定データロード時のエラー.......... 12-9・設定/基本設定/出力の通信コマンドでのメモリアクセスエラー .............................. 12-9・保守/診断通信コマンドのエラー .................................................................................... 12-10・通信のその他のメッセージ............................................................................................... 12-10ステータスメッセージ............................................................................................................ 12-10警告メッセージ ........................................................................................................................ 12-11制御操作関連エラーメッセージ ........................................................................................... 12-12システムエラーメッセージ ................................................................................................... 12-13

12.2 トラブルシューティング方法 .................................................................................... 12-14

全然動作しない(何も表示されない)場合............................................................................ 12-14ディスプレイやその他の機能に異状がある場合 .............................................................. 12-14制御出力が出ない場合............................................................................................................ 12-15計測機能関連トラブル............................................................................................................ 12-16

第13章 保守13.1 定期点検する ............................................................................................................... 13-1

13.2 校正.............................................................................................................................. 13-2

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必要機器....................................................................................................................................... 13-2校正手順....................................................................................................................................... 13-2

13.3 部品交換 ...................................................................................................................... 13-4

推奨交換周期 .............................................................................................................................. 13-4端子ブロックの交換について ................................................................................................. 13-4

第14章 仕様14.1 入力部の仕様 ............................................................................................................... 14-1

制御・計測入力共通.................................................................................................................. 14-1制御入力....................................................................................................................................... 14-1計測入力....................................................................................................................................... 14-2

14.2 制御機能 ...................................................................................................................... 14-3

制御一般機能 .............................................................................................................................. 14-3PV/SP演算機能 ......................................................................................................................... 14-4ロジック演算機能 ...................................................................................................................... 14-4アナログ再伝送機能.................................................................................................................. 14-4

14.3 警報機能 ...................................................................................................................... 14-5

制御警報....................................................................................................................................... 14-5計測警報....................................................................................................................................... 14-5

14.4 表示機能 ...................................................................................................................... 14-6

表示画面....................................................................................................................................... 14-614.5 保存機能 ...................................................................................................................... 14-8

14.6 通信機能 .................................................................................................................... 14-11

イーサネット通信 .................................................................................................................... 14-11シリアル通信 ............................................................................................................................ 14-11

14.7 付加仕様 .................................................................................................................... 14-12

プログラム制御機能(/PG1,/PG2) ................................................................................... 14-12計測警報(/A6,/A6R,/A4F,/A4FR) ........................................................................... 14-13制御用拡張DIO(/CST1) ......................................................................................................... 14-13VGA出力(/D5) ......................................................................................................................... 14-13演算機能(/M1) ......................................................................................................................... 14-143線式絶縁RTD入力(/N2) ...................................................................................................... 14-14DC/AC24V電源駆動(/P1) .................................................................................................... 14-1424VDC伝送器用電源出力(/TPS4) ...................................................................................... 14-14バッチヘッダ(/BT1) ............................................................................................................... 14-14

14.8 一般仕様 .................................................................................................................... 14-15

構造 ............................................................................................................................................. 14-15入出力信号仕様 ........................................................................................................................ 14-15設置環境基準 ............................................................................................................................ 14-16基準性能..................................................................................................................................... 14-17動作条件の影響 ........................................................................................................................ 14-18その他......................................................................................................................................... 14-18

14.9 外形図 ........................................................................................................................ 14-19

付録付録1 表示データ/イベントデータの内部メモリ書き込み機能の補足説明 ........................... 付-1

イベントデータの書き込みモード .......................................................................................... 付-1イベントデータのプリトリガ .................................................................................................. 付-2イベントデータのトリガの種類 .............................................................................................. 付-2内部メモリに書き込めるデータ数と書き込み時間 ............................................................. 付-2

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目次

付録2 演算機能の補足説明 .................................................................................................... 付-6

演算結果を割り付けるチャネル番号(計測演算) .................................................................. 付-6演算の種類 ................................................................................................................................... 付-6演算に使用できるデータ .......................................................................................................... 付-7演算における単位の扱い(計測演算) ....................................................................................... 付-8演算の優先順位 ........................................................................................................................... 付-8演算データの表示(計測演算) ................................................................................................... 付-8長時間移動平均(計測演算)........................................................................................................ 付-9アラーム(計測演算) .................................................................................................................... 付-9演算データの内部メモリへの書き込み(計測演算) .............................................................. 付-9TLOGデータ ................................................................................................................................ 付-9演算式の文字数 ........................................................................................................................... 付-9

付録3 演算式の意味と書き方............................................................................................... 付-10

四則演算...................................................................................................................................... 付-10べき乗など ................................................................................................................................. 付-10関係演算...................................................................................................................................... 付-11論理演算...................................................................................................................................... 付-12TLOG演算 .................................................................................................................................. 付-14CLOG演算(制御用演算) .......................................................................................................... 付-15条件式(制御用演算) .................................................................................................................. 付-16演算式の書き方(共通事項)...................................................................................................... 付-16

付録4 レポート機能の補足説明 ........................................................................................... 付-17

レポートの種類と内容............................................................................................................. 付-17積算値の積算単位 ..................................................................................................................... 付-17停電時の動作 ............................................................................................................................. 付-18異常データの取り扱い............................................................................................................. 付-18レポートデータの表示............................................................................................................. 付-18レポートデータの内部メモリへの書き込みと外部記憶メディアへの保存 ................. 付-19

付録5 ASCIIファイルのデータ形式 ..................................................................................... 付-20

マニュアルサンプルファイルのフォーマット ................................................................... 付-20レポートファイルのフォーマット ........................................................................................ 付-22

付録6 設定初期値一覧.......................................................................................................... 付-24

基本設定モード ......................................................................................................................... 付-24設定モード(制御関連) .............................................................................................................. 付-32設定モード ................................................................................................................................. 付-37

付録7 制御機能ブロック図 .................................................................................................. 付-41

単ループ制御(定値制御運転) ................................................................................................. 付-41単ループ制御(プログラム運転) ............................................................................................. 付-42カスケード制御(定値制御運転) ............................................................................................. 付-43カスケード制御(プログラム運転) ......................................................................................... 付-442入力切り替え制御(定値制御運転) ...................................................................................... 付-452入力切り替え制御(プログラム運転) .................................................................................. 付-46アナログ再伝送 ......................................................................................................................... 付-46

付録8 工業単位(EU,EUS)の解説 ........................................................................................ 付-47

付録9 プログラム制御用ワークシート ................................................................................ 付-48

付録10 演算式例 .................................................................................................................... 付-52

索引

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1-1IM 04L31A01-01

機能解説

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1.1 CX2000について

CX2000には,PID制御やON/OFF制御により制御動作を行う機能(制御機能)と,測定データや制御出力データを表示・集録する機能(計測機能)があります。制御機能

単ループ制御,カスケード制御,2入力切り替え制御,またはアナログ再伝送ができ,最大6ループのPID制御が可能です。また,横河M&C株式会社製のUTシリーズ調節計を接続し,外部ループ(最大16ループ)として同時に制御を行うことも可能です。制御状態は,コントローラスタイル,フェースプレートスタイル,それらの混合表示であるハイブリッドスタイルでの表示のほか,外部ループも含めたすべての制御ループの監視が可能なオーバビュー表示でも確認できます。また,PID定数のオートチューニングや,制御状態を確認しながらPID定数などの制御パラメータを調整できるマニュアルチューニングも可能です。計測機能

制御機能用の測定データ以外に,最大20チャネルの測定データを取り込み,測定データを波形/数値/バーグラフで表示できます。また,測定データは,制御データとともに,内蔵のドライブで,フロッピーディスク/Zipディスク/ATAフラッシュメモリカードに保存できます。入出力概念図

制御出力端子ブロック2

制御出力端子ブロック1(ループ1,2)

計測入力端子ブロック1CH1~CH10

計測入力端子ブロック2

制御入力端子ブロック1

計測警報出力(/A6オプション)

制御ループ部最大6ループ

(0/2/4/6ループより選択)

計測入力部(10CH/20CH)

Ethernet

調節計(最大16ループ)

ユニバーサル測定入力10点

AC100V~AC240V

マグネットスイッチ

SSR

・ユニバーサル制御出力:2ループ分 電流/電圧パルス/リレー出力 より選択・制御用接点入力:6点・制御用接点出力 リレー出力:2点 トランジスタ出力:4点

LAN(イーサネット)

R3

接点出力接点入力

R2

接点出力6点

接点入力6点

R1

接点出力6点

接点入力6点

シリアル通信ポートRS-422/485/232

電源部

CH11~CH20

ユニバーサル測定入力10点

ユニバーサル測定入力10点

(ループ3,4)

制御出力端子ブロック3(ループ5,6)

6点6点オプション入出力部

下記のオプション端子ブロックから1つを選択

計測警報出力+リモート入出力(/A6Rオプション)

24VDC伝送器電源4つ(/TPS4オプション)

制御用拡張DIO(/CST1オプション)

PLC(弊社製FA-M3など)

PC

操作器

CX2000

マグネットスイッチ

計測警報出力+FAIL/メモリエンド出力

(/A4Fオプション)

計測警報出力+FAIL/メモリエンド出力+リモート入出力(/A4FRオプション)

第1章 機能解説

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1-2 IM 04L31A01-01

1.2 制御機能の概要

制御用信号入出力下図のように,最大6ループ(4または2ループモデルでは,それぞれ最大4または2ループ)の制御が可能です。

CX操作器

・リレー・電圧パルス・電流

・熱電対・測温抵抗体 など

制御用測定入力(アナログ入力点数:10)

制御出力

制御対象

・SSR・マグネットスイッチ など

……

[最大6ループ]

シリアル通信で,横河M&C株式会社製のUTシリーズ調節計を接続し,外部ループ(最大16ループ)として同時に制御を行うことも可能です(CX1000/CX2000通信インタフェースユーザーズマニュアル参照)。制御用アナログ入力

制御用信号入力として,測定入力(PV)とリモート入力(RSP)があります。測定入力,リモート入力とも,熱電対,測温抵抗体,統一信号,直流電圧の中から選択できます。リモート入力は,目標設定値(SP)として使用します。制御入力端子ブロックには,10点の入力端子(2ループの場合は,5点)があります。PV/SP演算がOFFの場合,使用ループ数および制御モード(次ページ参照)により,各入力端子は下図のように割り付けられます。

LOOP12 1

PV(RSP)

(RSP) PV

PV1PV2

LOOP2 LOOP5LOOP62 1

PV1

PV1

PV (RSP)

PV

PV1PV2

LOOP32 1

PV(RSP)

(RSP) PV

PV1PV2

LOOP42 1

PV(RSP)

PV

PV1PV2

単ループ制御時カスケード制御時2入力切り替え制御時

・6ループPV,PV1,PV2:測定入力,(RSP):リモート入力(プログラム制御時は使用不可),

[制御モード設定]

:使用不可端子

LOOP4 LOOP3 LOOP2 LOOP12 1 3 2 1 3 2 12 1

PVPV (RSP)(RSP)

(RSP)

(RSP)

PVPV

PV1PV1 PV2PV2

PVPV (RSP)(RSP)

(RSP)

(RSP)

PVPV

PV1PV1 PV2PV2

単ループ制御時カスケード制御時2入力切り替え制御時

[制御モード設定]

・4ループPV,PV1,PV2:測定入力,(RSP):リモート入力(プログラム制御時は使用不可), :使用不可端子

単ループ制御時カスケード制御時2入力切り替え制御時

[制御モード設定]

・2ループPV,PV1,PV2:測定入力,(RSP):リモート入力(プログラム制御時は使用不可), :使用不可端子

LOOP22 1 3 2 1

PVPV (RSP)(RSP)

(RSP)

(RSP)

PVPV

PV1PV1 PV2PV2

LOOP1

PV/SP演算がONの場合は,各制御入力端子には,端子に向かって右からCI01,CI02,CI03,CI04,CI05,CI06,CI07,CI08,CI09,CI10の番号が割り当てられ,各ループのPV/SPは演算値になります。制御用信号入力に対しては,スケール変換,バイアス,入力フィルタ,折線バイアス,折線近似,開平演算の処理を施すことができます。熱電対入力の場合,基準接点補償を設定することができます。また,リモート入力(RSP)に対しては,比率設定が可能です。

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1-3IM 04L31A01-01

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制御用信号出力

ユニバーサル出力方式です。1つの制御出力端子ブロックで,2ループ分の制御出力が可能です(ただし,カスケード制御は除く(1制御で2ループ使用))。制御出力は,次の中から選択できます。・ PID制御出力

・時間比例PIDリレー接点出力: PID演算値に従い,時間に比例したパルス幅を持ったオン/オフ信号をリレー接点信号で出力

・時間比例PID電圧パルス出力: PID演算値に従い,時間に比例したパルス幅を持ったオン/オフ信号を電圧で出力

・電流出力(連続PID制御出力): PID演算値に比例した電流(アナログ信号)を連続出力

・オン/オフ制御リレー接点出力: 目標設定値と測定値の偏差の正/負に応じてオン/オフ制御用リレー接点信号を出力

・アナログ再伝送PID演算値ではなく,指定した演算結果を出力します。

制御方式PID制御とオン/オフ制御があります。PID制御,オン/オフ制御ともに下記の制御モードが選択できます。制御モード

PID制御では,測定入力(PV)の選択に関連して,次の3つの制御モードがあります。・単ループ制御

制御演算部が1系統の基本的な制御です。

PIDSP

PV

OUT

・カスケード制御

制御演算部を2系統持ち,1次制御出力を2次制御目標設定値として与える制御です。

SP

PV1 PV2

PID

OUT

PID

・ 2入力切り替え制御

指定条件で,2つの測定入力(PV1,PV2)を切り替える1ループ制御です。

PIDSP

PV1 PV2

OUT

PV/SPに対して演算式を設定することもできます。PID制御の場合,さらに,次のような各選択があります。PID制御モード

目標設定値(SP)の変更時の動作の違いで,PID制御モードを次の中から選択できます。PID制御方式の微分先行型/偏差微分型,および制御出力のバンプあり/なしは,このPID制御モードと運転モード(定値制御/プログラム制御)により,自動選択されます(1-19ページ参照)。・追値制御

目標設定値(SP)の変更時,速やかに変更後の目標設定値に到達できるように制御します。

SPPV OUT SP

PV

OUT

微分先行型PID(出力バンプあり) 偏差微分型PID(出力バンプあり)

1.2 制御機能の概要

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1-4 IM 04L31A01-01

・ 定値制御

連続的な定値制御などで,目標設定値(SP)の変更により制御出力(OUT)が過敏に反応し制御が乱れることを避けたいときに選択します。微分先行型PID(出力バンプなし) 微分先行型PID(出力バンプあり)

SP

PV OUT

SP

OUT

PV

制御パラメータ

制御パラメータには,次のような項目があります。目標設定値および下線部のPIDパラメータは,ループごとに最大8つ設定できます。目標設定値,PID定数,制御出力リミッタ,シャットダウン機能のON/OFF,マニュアルリセット値,リレーヒステリシス,制御動作方向,プリセット出力,目標設定値トラッキング,測定値トラッキング,目標設定値リミット,出力変化率リミッタ,過積分抑制機能(アンチリセットワインドアップ)の自動/手動切り替え,制御出力抑制機能のON/OFF,目標設定値勾配PID選択方式

次の2つの方式があります。・目標設定値選択方式

目標設定値とPIDパラメータを1組として,各組(最大8組)を1つのPID番号(=SP番号)で登録しておき,必要に応じて,本機器のキー操作,外部接点入力,または通信によってSP番号を指定して,目標設定値とPIDパラメータを切り替える方式です。

SP1からSP3への切り替え

SP3からSP1への切り替え

SP1からSP2への切り替え

設定値上昇勾配設定に従って上昇

時間

設定値下降勾配設定に従って下降設定値上昇勾配設定

に従って上昇

SP1

測定値(PV)

SP3

SP1

SP2

SPn:目標設定値番号

(No.1 PID)

(No.3 PID)

(No.1 PID)

(No.2 PID)

・ゾーンPID方式

リファレンスポイントによって測定スパンを最大7つのゾーンに区切り,各ゾーンにそれぞれ最適なPID定数(実際にはPID番号で登録する他の制御パラメータも含む)を割り当てておき,測定値の値に応じてPID定数を自動的に切り替えます。この方式は,温度により化学反応ゲインが変化する反応装置の制御などに適します。

No.1 PID測定スパン最小値

測定スパン最大値

リファレンスポイント1

リファレンスポイント2リファレンスポイント3

リファレンスポイント4

リファレンスポイント5

リファレンスポイント6

No.2 PID

No.3 PID

No.4 PID

No.5 PID

No.6 PID

No.7 PID

測定値の変化

現在の測定値がここなら, PID番号5のPID定数で制御

Note・プログラム制御オプション付きモデルで,プログラム制御運転を行う場合は,セグメントPID方式(ゾーンPID選択OFF)とゾーンPID方式の選択になります(1-40ページ参照)。

・自動的に最適なPID定数を設定するオートチューニングについては,「1.12 チューニング」をご覧ください。

1.2 制御機能の概要

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アラーム(警報)出力ループごとに最大4点,制御動作状態があらかじめ設定した状態になったときに,制御出力端子ブロック/拡張DIO端子ブロックからリレー接点信号を出力したり,内部スイッチに出力できます。また,本機器の画面上にアラーム発生状態を表示することができます。リレー接点出力や内部スイッチへの出力では,制御出力端子ブロック/拡張DIO端子ブロックの各出力端子や内部スイッチに対して,出力したいアラームの種類を選択し,割り当てることができます。アラームの種類

次の中から選択できます。各アラーム出力の詳細説明は,「1.10 制御アラーム関連の設定」をご覧ください。測定値上限警報,測定値下限警報,偏差上限警報,偏差下限警報,偏差上下限警報,上下限偏差内警報,設定値上限警報,設定値下限警報,出力値上限警報,出力値下限警報アラームのヒステリシス

アラームを発するときの設定値およびアラーム解除時の値に,ヒステリシスを設定することができます。

ONOFF

時間

アラーム設定値

ヒステリシス 測定値(PV)

アラームON

OFF

ON

OFF

測定値上限警報の場合の例

アラーム待機動作

制御運転初期時に,測定入力が設定目標値に達するまで,アラーム出力を待機させることができます。

正常の扱い

測定値(PV)

電源投入

時間

この期間では測定値が 下限警報値以下でも アラームを出力しない

下限警報設定値

正常 異常 アラーム出力ON

ヒステリシス

警報モード

アラーム出力を無効にする条件(運転停止時等)を設定することができます。

FAIL出力/故障診断出力上記のアラーム出力以外に,制御出力端子ブロックから次の異常検出のリレー接点出力が可能です。・ FAIL出力

本機器のCPUに異常が発生したとき,出力します。異常が検出されると,本機器は下記の状態になります。制御動作:停止(運転途中:プリセット出力,電源ON時:制御出力がオフまたは0%)

・故障診断出力入力バーンアウト,A/Dコンバータ異常,基準接点補償不良のいずれかの異常の場合に出力します。入力バーンアウトまたはA/Dコンバータ異常が検出されたときは,制御出力がプリセット出力値になります。基準接点補償不良の場合は,RJC=0としてPID制御を続行します。

1.2 制御機能の概要

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1-6 IM 04L31A01-01

制御運転モード次のような制御運転動作切り替えがあります。各制御運転動作の切り替えは,本機器のコントロールグループ画面(1-13ページ参照)でのキー操作,接点入力,または通信で行えます。プログラム制御オプション付きモデルの場合の制御運転モードについては,次項の「プログラム制御」をご覧ください。下記の説明の制御機能ブロック図は,簡略図です。制御運転モードごとの詳細な制御機能ブロック図は,「付録 7」をご覧ください。リモート(REM)/ローカル(LOC)の切り替え

本機器に設定した目標設定値(SP)で制御を行うのか,外部のアナログ信号(リモート入力(RSP))を目標設定値として制御を行うのかを選択します。

SP

制御演算部

測定入力 リモート入力 (アナログ信号)

制御出力

リモート(REM)

ローカル(LOC)

PV RSP

OUT

自動(AUT)/手動(MAN)/カスケード(CAS)の切り替え

自動運転では,測定入力(PV)と目標設定値(SP)の偏差に応じて制御出力値(OUT)が演算されます。手動運転にすると,演算された制御出力値(OUT)ではなく,手動で設定する制御出力値(OUT)になります。「カスケード(CAS)」への切り替えは,制御モードが「カスケード制御」のときだけ可能です。カスケード制御では,1次側PID制御出力を2次側PID制御の目標設定値(SP)に設定します。運転開始(RUN)/停止(STP)の切り替え

運転を停止すると,制御出力値(OUT)がプリセット値になります。

測定入力

制御出力

SP

制御演算部 手動操作

出力リミッタ プリセット出力

自動(AUT)手動(MAN)

運転(RUN)停止(STP)

PV

OUT

単ループ制御時

 

測定入力(カスケード1次)

制御出力

制御演算部1

SP1

SP2

制御演算部2 手動操作

出力リミッタ プリセット出力

カスケード 自動/手動

カスケード/自動(CAS/AUT)

手動(MAN)

運転(RUN)停止(STP)

PV1 PV2

OUT

カスケード制御時

測定入力(カスケード2次)

オートチューニング実行/停止の切り替え

PID制御では,オートチューニング(1-54ページ参照)操作を行うと,自動的に最適なPID定数が設定されます。オートチューニングは,自動運転中のときだけ可能です。

接点入力接点入力で,運転開始/停止,運転モードの切り替え,目標設定値の変更,測定入力切り替え(2入力切り替え制御時)などの動作が可能です。可能な動作については,1-26ページの「接点入力内容登録」の項をご覧ください。

1.2 制御機能の概要

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PV,SPの演算(スタイルナンバーS3以降)設定した演算結果をPVやSPとして用いることができます。PV/SP演算をONにすると,制御アナログ入力端子はCI01~CI10として,チャネルごとにレンジを設定できます。SPは制御運転モードがリモートの場合に有効です。演算式には制御出力値を使うこともできます。使用できる定数は演算機能とは別の定数(W01~W36)です。演算エラーが発生したときは,演算結果をオーバーレンジまたはアンダーレンジのどちらかとして扱うことができます。制御周期と同期して演算を行います。

アナログ再伝送(スタイルナンバーS3以降)制御出力用チャネルから,設定した演算式の結果に従って出力を行います。演算結果を出力スパンに対するパーセンテージ(出力スパンの下限値-上限値を0.0%-100.0%)に換算し,以下の出力形式に合わせて出力します。出力周期は制御出力周期と同じです。

・時間比例リレー接点出力: 演算値に従い,時間に比例したパルス幅を持ったオン/オフ信号をリレー接点信号で出力

・時間比例パルス出力: 演算値に従い,時間に比例したパルス幅を持ったオン/オフ信号を電圧で出力

・電流出力: 演算値に比例した電流(アナログ信号)を連続出力

Note・電源ONまたは電源OFFしてから初期化処理している間の出力値は,0mAまたは0Vです。・セットアップモードのときやセットアップモードを終了して運転モードに移行中の出力値は,0mAまたは0Vです。

・アナログ再伝送は,制御モードのOFFと同じように扱います。出力値上/下限,プリセット出力などの制御用機能は対応していません。

アナログ再伝送のブロック図は以下のとおりです。

測定入力/演算入力

出力

アナログ再伝送演算部 手動操作

出力データ作成

自動(AUT)手動(MAN)

OUT

制御入力

リモート入力/制御モジュールリレー

内部スイッチ 通信データ

PV/SP/制御出力

PID演算とアナログ再伝送の演算処理の順序は以下のとおりです。

制御タスク開始

PID演算

アナログ再伝送演算

表示/記録/端子出力

制御タスク終了

入力値,演算利用データ(最新値)

前回PV,前回SP,前回出力値(PID演算)

前回出力値(アナログ再伝送出力)

PV,SP,出力値(PID演算)

出力値(アナログ再伝送出力)

全制御ループの処理

全アナログ再伝送ループの処理

全ループの処理

1.2 制御機能の概要

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1-8 IM 04L31A01-01

アナログ再伝送の演算式に使えるデータは以下のデータです。・測定入力データ,測定演算データ,内蔵/外部制御データ,通信入力データ・定数(計測演算で使う定数は使えない)・制御入力データ・制御出力モジュール,拡張モジュールのDIO,計測用リモート入力・内部スイッチ

演算エラー

アナログ再伝送の演算結果がレンジオーバしたり演算エラーが発生した場合の出力方法を指定できます。オーバー: スパンの105%アンダー: スパンの-5%

アナログ再伝送の表示/記録

アナログ再伝送の出力値は,アナログ再伝送に設定したループのOUT値として表示/記録されます。PV,SPは表示/記録されません。

内部スイッチ(スタイルナンバーS3以降)外部に出力しないで本機器の内部処理だけに使用するソフトウエアスイッチです。以下の用途があります。・出力リレーと同様の出力先

制御アラーム/計測アラーム/計測演算アラーム/タイムイベント/PVイベント/プログラム制御終了通知/ロジック演算の出力

・ DIO操作監視機能・ PV/SP演算,アナログ再伝送の演算式で使用する演算データ・内部スイッチの状態変化に対するアクションの割り付け・通信機能を使ってのON/OFF操作と内部スイッチの状態読み込み内部スイッチの状態は非保持です。

DIO操作監視機能(スタイルナンバーS3以降)内部スイッチとDIO操作監視機能

内部スイッチは本機器の内部処理に使われるため,内部スイッチの状態を外部から確認できません。DIO操作監視機能では,内部スイッチにDOを割り付けることにより内部スイッチの状態を出力できるようになります。内部スイッチがONとOFFの状態を別々のDOに出力することもできます。また,運転モードでオートとマニュアルを切り替えることができます。オートの場合は内部スイッチの状態を出力します。マニュアルの場合は,手動でDOのON(1)/OFF(0)を切り替えることができます。アラーム出力やイベント出力などの出力より内部スイッチの出力が優先されます。同一のDOを内部スイッチとアラーム出力に割り当てた場合,アラーム出力はできません。

内部スイッチSW01

AUTO MAN

DO001

内部スイッチSW02

DO003

AUTO MAN

DO004

ON OFF

SW01にDO001を割り付けた場合 SW02のON信号をDO003,OFF信号をDO004に割り付けた場合

上記の場合,アラーム出力先としてDO001,DO003,DO004を指定しても,アラーム信号は出力されません。ただし,FAILと故障診断出力は内部スイッチの状態出力より優先して出力されます。

1.2 制御機能の概要

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プログラム制御(オプション機能)目標設定値を時間経過に連動したプログラムパターンに沿って上昇/下降させる機能です。複数(/PG1オプション時:最大4,/PG2オプション時:最大30)のプログラムパターンを設定でき,運転状況に応じて切り替えることができます。1 つのプログラムパターンは,複数の折線(プログラムセグメント)で構成されます。スタイルナンバーS3以降では,プログラムパターン実行中に,動作ループの重複していない別のプログラムパターンを実行することもできます。プログラム制御には,PID定数の選択方式として,プログラムパターンの設定に合わせてセグメントごとにPID定数を切り替える「セグメントPID方式」と,測定値の値に応じてPID定数を自動的に切り替える「ゾーンPID方式」があります。「セグメントPID方式」は,同じ測定値帯域でも温度上昇時と下降時では異なるPID定数を用いる場合に適します。

測定値(PV)

No.2 PID

SEG1 SEG2 SEG3 SEG4 SEG5 SEG6 SEG7

No.1 PID No.3 PID

1000.0

500.0

0.0

セグメントPID方式の場合 第5セグメント(SEG5)では,PID番号1のPID定数を使用

プログラム制御時の動作設定

プログラムパターンの繰り返し回数(リピート動作),PVが目標設定値(SP)に追従できないときの遅延動作(ウェイト動作),およびプログラムの進行に応じたアラーム出力/イベント出力の設定(これらは接点出力の割り付けが可能)があります。プログラム制御時の運転モード

次の4種類の運転モードがあります。・プログラム運転モード

プログラムパターンに沿った制御運転を行っている状態をいいます。・ホールド運転モード

プログラム運転中に,キー操作などにより強制的にプログラムパターンに沿った目標設定値の上昇/下降を一時停止している状態をいいます。

・リセットモード全ループのプログラム運転を停止している状態をいいます。イベント出力は すべて解除(オフ)されます。

・ローカル運転モードプログラム運転中でもローカル運転モードに切り替えると,ローカルに設定された目標設定値に従って定値運転を行います。

リセットモード ローカル運転モード

プログラム運転モード ホールド運転モード

プログラム運転中

HOLD

HOLD解除

PRG RUN LOC,またはプログラムLOCAL終了

RUN

RESET,または全ループSTOP

PRG RUNRESET,プログラム終了,または全ループSTOP

PRG

プログラム制御時は,目標設定値にリモート入力を使用することはできないため,リモート/ローカルの切り替え操作はありません。

1.2 制御機能の概要

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1-10 IM 04L31A01-01

設定操作フロー初めて自動運転で制御を行うときの標準的な設定操作の流れを下記に示します。

電源ON

基本設定

PID制御オン/オフ制御

目標値設定

制御調整

運転状態

PID制御かオン/オフ制御か*

実運転開始

PIDパラメータ設定

目標値設定

試験運転開始

→ 1.6節

→ 1.7節リレーヒステリシス設定

・ オートチューニング・ マニュアルチューニング・ 制御出力抑制・その他の調整 (運転中に設定変更できない項目→ 6.1節)

→ 1.3節

基本設定

接点入力/出力関連設定

制御基本設定

アラーム関連設定

→ 1.4節

→ 1.5節

基本設定には,下記のような設定項目があります。

他の制御パラメータ設定

測定入力関連設定

→ 1.10節

* 制御基本設定の 「制御出力種類」 で設定

アラーム関連設定

1.9節

→ 1.12節

→ 1.8節

プログラム制御時には,上記の「制御基本設定」で「プログラム制御:On」を含む各項目を設定したのち,「目標設定値/PIDパラメータ設定」以外に下記のような設定を行います。

プログラム制御時の設定

パターン初期設定

ウェイト動作設定

パターンスタート設定

プログラムパターン設定

イベント設定

イベント出力関連設定

リピート動作設定

パターン初期設定:パターン番号,パターンOff/On,使用セグメント数,セグメント設定方式,編集セグメント番号,動作ループの設定

パターンスタート設定:スタート目標設定値,スタートコード(運転開始条件)の設定

プログラムパターン設定:セグメント番号,ランプ/ソーク選択,到達目標設定値,セグメントタイム,勾配時間単位,勾配,セグメントPIDグループ番号,セグメント切り替え時動作,ウェイト動作の種類,ウェイト番号の設定

ウェイト動作設定:ウェイトゾーンOff/On,ウェイトゾーン設定値,タイマの設定

イベント設定:イベント種類,ループ番号/タイプ/設定値(PVイベント選択時のみ),タイムイベントOn/Offとオン時間/オフ時間(タイムイベント選択時のみ),PVヒステリシスの設定

イベント出力関連設定:イベント種類,リレー出力On/Off,リレー出力番号の設定

リピート動作関連設定:リピート動作,繰り返し数,スタートセグメント番号,エンドセグメント番号の設定

自動メッセージ印字/プログラム表示位置設定

→ 1.11節

1.2 制御機能の概要

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1-11IM 04L31A01-01

機能解説

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画面切り替え操作制御関連の設定は,基本設定モード画面と制御用設定モード画面で行います。また,制御/計測共通の設定は,共通計測用設定モードで行います。

電源ON

運転モード

共通・計測用設定モード[設定モード] 基本設定モード

MENUキー

メニュー画面

運転画面

設定画面(#1~#8)

設定画面(#1~#10**)

メニュー画面

MENUキーまたはESCキー

FUNCキー 3秒押し

ソフトキー MENUキーまたはESCキー

ソフトキー ESCキー

[終了]ソフトキー -> DISP/ENTERキー(この操作で基本設定モードでの設定を保存)

制御用設定モード[設定モード(制御関連)]

メニュー画面

設定画面(#1~#8*)

FUNCキー 3秒押し

ソフトキー MENUキーまたはESCキー

ESCキー

MENUキー

* プログラム制御ON時は,#1~#9 ** #1~#9:共通/計測用基本設定 #10:制御基本設定

画面遷移図

基本設定モード画面での制御基本設定項目

#1制御動作関連/設定値関連PID組数,制御周期,ゾーンPID選択,停電復帰時動作,停電復帰時動作(プログラム)(制御オプション付きモデルだけ),PID初期値,6/4ループ選択(6ループ付きモデルだけ),オートチューニング,制御モード,切替条件(2入力切替時だけ),プログラム制御ON/OFF(プログラム制御オプション付きモデルだけ),PID制御モード,バーンアウト,基準接点補償

#2接点入力登録/その他接点入力登録,リモート入力選択,警報モード,目標設定値番号切替対象選択

#3出力処理関連制御出力種類,サイクルタイム,アナログ出力種別

#4リレー関連FAIL ON/OFF,故障診断ON/OFF,リレー動作(励磁/非励磁,保持/非保持)

#5チューニング設定チューニングアイテム選択

#6外部ループ関連(この設定に関しては,「CX1000/CX2000通信インタフェースユーザーズマニュアル」をご覧ください)

制御用設定モード画面での設定項目

#1制御入力レンジ入力種類,モード,タイプ,レンジ,スパン,スケール,単位,開平演算,ローカット,バイアス,フィルタ,比率設定

#2制御アラームタイプ,待機動作,リレー出力ON/OFF,アラーム値

#3運転関連/ゾーンPID制御出力抑制機能,勾配時間単位,目標設定値勾配,タグ,タグコメント,リファレンスポイント(ゾーンPID選択時),切り替えヒステリシス(ゾーンPID選択時),リファレンス偏差(ゾーンPID選択時)

1.2 制御機能の概要

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1-12 IM 04L31A01-01

#4PIDパラメータ目標設定値,PID定数,出力リミット,シャットダウン機能のON/OFF,マニュアルリセット,リレーヒステリシス(オン/オフ制御時だけ),制御動作方向,プリセット出力

#5コントロールグループ設定グループ名,種類(内蔵ループ/外部ループ/測定チャネル),番号選択

#6折線入出力関連入力種類,折線モード,折線入力/出力値

#7プログラム制御関連(プログラム制御ON時だけ)#1プログラムパラメータ設定#1パターン初期設定#2ウェイト動作設定#3パターンスタート設定

プログラムパターン設定#5イベント設定#6イベント出力設定#7ヒステリシス(PVイベント)#8リピート動作設定

#2その他(自動メッセージ印字,表示位置)プログラム運転/停止時自動メッセージ印字ON/OFF,プログラム表示位置,運転画面自動切り替え

#3その他(イベント表示グループ)#8詳細設定(プログラム制御OFF時は,「#7」)

#1制御機能設定目標設定値トラッキング,測定値トラッキング,目標設定値リミット,出力変化率リミッタ,過積分抑制機能自動/手動

#2ヒステリシス(アラーム)#3DIO操作監視機能設定#4DI/DOラベル設定

#9制御用演算関連(プログラム制御OFF時は,「#8」)#1PV/SP演算,アナログ再伝送PV/SPの演算式,PVレンジ,アナログ再伝送の演算式

#2ロジック演算(PV/SP演算,アナログ再伝送ともに無効なときは「#1」)#3定数(PV/SP演算,アナログ再伝送ともに無効なときは「#2」)制御用演算で使用する定数

制御用運転画面運転モードでは,次のような制御用の運転画面を表示できます。・コントロールグループ画面

外部ループを含む複数ループの制御状態を同時に監視するための画面です。下図の画面表示例にあるように3つの表示スタイルがあり,選択できます。計測機能の測定チャネルをグループに含めれば,この画面では,測定チャネルの測定値も同時に監視することができます。

・チューニング画面PID定数等の制御パラメータの最適化(チューニング)を行う画面です。

・オーバビュー画面全制御ループのアラーム状態を監視する画面です。

・ DI/DO状態表示画面現在の接点入力(DI)/接点出力(DO)のON/OFF状態を表示します。

1.2 制御機能の概要

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1-13IM 04L31A01-01

機能解説

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・内部スイッチ状態表示画面現在の内部スイッチのON/OFF状態を表示します。

・制御動作サマリ画面運転開始/停止,自動運転/手動運転切り替えなど,制御動作に関する履歴を表示します。

プログラム制御機能付きモデルでは,このほかに,プログラム運転時のパターンと現在のPVを重ね合わせて表示できる「プログラム運転画面」,プログラム運転時に発生したタイムイベント/PVイベントの発生履歴を表示する「プログラムイベントサマリ画面」などがあります。計測機能と共通の画面としては,アラームの発生状態の履歴を表示する「アラームサマリ画面」,内部メモリのファイル情報を表示する「メモリサマリ画面」があります。また,計測機能のトレンド表示画面に,測定チャネルとともに,制御用測定入力(PV),目標設定値(SP),制御出力(OUT)の各値を割り付けたチャネルのトレンド波形を表示したりすることもできます。

・コントロールグループ画面

フェースプレートスタイル ハイブリッドスタイルコントローラスタイル

・チューニング画面 ・オーバビュー画面

・制御動作サマリ画面 ・内部SW状態表示画面

画面表示例

・DI/DO状態表示画面

・プログラム運転画面

1.2 制御機能の概要

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1-14 IM 04L31A01-01

データ保存内部メモリへの書き込み

計測用データとともに,制御用の目標設定値(SP),測定入力(PV),制御出力値(OUT),イベント情報の各データを内部メモリに書き込みます。外部記憶メディアへの保存

実装されている外部記憶メディア(フロッピーディスク,Zipディスク,またはATAフラッシュメモリカード)に内部メモリに書き込まれたデータを保存できます。

フロッピー ディスク

Zipディスク

ATAフラッシュ メモリカード

・制御用設定データ ・記録用設定データ ・測定データ

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DISP/ENTER

CX

通信下記のような通信が可能です。通信機能および付属のソフトウエア「DAQSTANDARDfor CX」の取り扱いについては,別冊の各マニュアルをご覧ください。調節計との通信

横河M&C株式会社製UTシリーズ調節計と通信し,制御パラメータの送受信/測定データの受信が可能で,最大16ループの外部ループを構成できます。

UTシリーズ調節計

最大16台(16ループ)

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DISP/ENTER

CX

PLCとの通信

PLC(シーケンサ)間でラダー通信を行うことができます。PLC(弊社製FA-M3など)

最大32台

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DISP/ENTER

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DISP/ENTER

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PC(パーソナルコンピュータ)との通信

シリアル通信インタフェースやイーサネットを介して,PCと通信を行うことができます。・Modbusマスタ/スレーブ・PCとの専用プロトコル通信 (コマンド通信)・「DAQSTANDARD for CX」 でCXの設定/データ表示

PC

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DISP/ENTER

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1.2 制御機能の概要

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1-15IM 04L31A01-01

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1.3 制御動作の基本設定

PID組数  設定操作 > 4.1節制御でまとめて変更したい制御パラメータ(設定画面では,「PIDパラメータ」)の組を最大8つ設定でき,その使用数を「1~8」で設定します。たとえば,設定を「4」にすると,各設定において,選択可能なPID番号は「1~4」になります。1つの制御パラメータ組に含まれるパラメータは,以下のように,制御方式の違い(設定では「制御出力種類」)により異なります。PID制御時: 目標設定値,PID定数,制御出力上/下限値,シャットダウン機能ON/

OFF(4-20mA電流出力時だけ),マニュアルリセット値,制御動作方向,プリセット出力値

ON/OFF制御時:目標設定値,リレーヒステリシス,制御動作方向,プリセット出力値

制御周期  設定操作 > 4.1節制御周期は,次の中から選択できます。制御周期は,各ループに共通の設定です。A/D積分時間の設定が100msのときは,「1s」に固定です。250ms(初期値),500ms,1s制御用測定入力(PV)の測定周期は,制御周期に同じです。

PID選択方式(ゾーンPID選択ON/OFF)  設定操作 > 4.1節以下のどちらかを選択します。プログラム制御オプション付きモデルでプログラム制御ON時は,セグメントPID方式(ゾーンPID選択:OFF)/ゾーンPID方式の選択になります。・目標設定値選択方式(ゾーンPID選択:OFF)(初期値)

目標設定値選択方式の場合は,最大8個の目標設定値を必要に応じてオペレータが切り替えることができます。切り替えは,キー操作によってSP番号(目標設定値はPID定数などと共にPID番号(=SP番号に登録する)を指定する方法と,外部接点入力または通信によってSP番号を切り替える方法とがあります。目標設定値の切り替えは,いつでも可能です。切り替え時は設定値上昇勾配設定または設定値下降勾配設定が働きます。また,切り替えた場合は,その時点の目標設定値に対応するPID定数の組で制御演算します。

SP1からSP3への切り替え

SP3からSP1への切り替え

SP1からSP2への切り替え

設定値上昇勾配設定に従って上昇

時間

設定値下降勾配設定に従って下降設定値上昇勾配設定

に従って上昇

SP1

測定値(PV)

(No.1PID)

SP3

(No.3PID)

SP1

(No.1PID)

SP2

(No.2PID)

SPn:目標設定値番号

・ゾーンPID方式

ゾーンPID方式とは,リファレンスポイントによって測定スパンを最大7つのゾーンに区切り,各ゾーンにそれぞれ最適なPID定数(実際にはPID番号で登録する他の制御パラメータも含む)を割り当てておき,PVの値に応じてPID定数を自動的に切り替える機能です。設定可能なリファレンスポイント数は,「PID組数-2」です。次ページの図に示すように,「PID組数:7」であれば,リファレンスポイントは5点になります。リファレンスポイントが5点の場合,ゾーンが6ゾーンになります。各ゾーン1~6に各PID番号1~6が対応していて,たとえば,PVがリファレンスポイント3,4のゾーン内の値であれば,PID番号4の制御パラメータが選択されます。ゾーンに割り当てられないPID番号7の制御パラメータは,「目標設定値(SP)とPVの偏差」があらかじめ設定する「リファレンス偏差」(1-32ページ参照)より大きくなったときに,選択されます。

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1-16 IM 04L31A01-01

No.1 PID測定スパン最小値

測定スパン最大値

リファレンスポイント1

リファレンスポイント2

リファレンスポイント3

リファレンスポイント4

リファレンスポイント5

No.2 PID

No.3 PID

No.4 PID

No.5 PID

No.6 PID

測定値(PV)の変化

現在の測定値(PV)がここ なら,No.4のPID定数を 使って制御

停電復帰時動作,停電復帰時動作(プログラム)  設定操作 > 4.1節制御動作中に長期停電(停電期間:5秒以上)が発生し,復電したときの動作を次の中から選択します。・継続(初期値):停電前の動作を継続・手動運転:手動運転状態から開始・自動運転(定値運転時だけ):停電前の動作を継続して自動運転・リセット(プログラム運転時だけ):プログラム運転を停止

Note停電期間が2秒以下の短期停電時は,停電時の動作を継続します。停電期間が2~5秒間の場合は,状況により,短期停電時動作または長期停電時動作のどちらかになります。

PID初期値  設定操作 > 4.1節PIDパラメータ設定(1-31ページ参照)におけるPID定数の初期値を温度制御に適した値にするのか,圧力制御または流量制御に適した値にするのかを選択します。各PID定数の初期値は,下記のようになります。温度用初期値:P=5.0%,I=240s,D=60s圧力/流量用初期値:P=120.0%,I=20s,D=0s

6/4ループ選択(6ループモデルの場合だけ)  設定操作 > 4.1節使用ループ数を6ループ(工場出荷時の設定)にするのか,または4ループにするのかを選択します。6ループに設定した場合,制御用アナログ入力の信号割り当てに一部制限が発生します(次ページの「6/4ループ選択および制御モードによる制御入力構成の違い」参照)。

制御モード  設定操作 > 4.1節次の4種類の制御モードがあり,制御ループごとに選択します。・単ループ制御

制御演算部が1系統の基本的な制御です。

PIDSP

PV

OUT

・カスケード制御

制御演算部を2系統持ち,1次制御出力を2次制御目標設定値として与える制御です。1次制御では,連続PID制御だけが可能です。

PIDSP

PV1 PV2

PID

OUT

1.3 制御動作の基本設定

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・ 2入力切り替え制御

下記の切り替え条件で,2つのPV(PV1,PV2)を切り替える1ループ制御です。

PIDSP

PV1 PV2

OUT

入力切り替え条件(設定画面では[切替条件])

・測定値範囲設定による自動切り替え(設定画面では[設定範囲])あらかじめ設定する「入力切替PV下限値」と「入力切替PV上限値」で,下図に示すように,2つのPV(PV1,PV2)を自動的に切り替えます。ただし,「PV1<PV2」の条件を満たしている必要があります。

PV値

PV2

PV1

入力切替PV下限値

入力切替PV上限値演算式によるPV値

PVレンジ上限値

PVレンジ下限値

「入力切替PV下限値<PV1≦入力切替PV上限値」と「入力切替PV下限値≦PV2<入力切替PV上限値」の条件のときは,下記に示す式によりPV値を演算します。

PV値= 1- ×PV1+ ×PV2PV1-入力切替PV下限値入力切替PV上限値-入力切替PV下限値

PV1-入力切替PV下限値入力切替PV上限値-入力切替PV下限値

・入力切替PV上限値による自動切り替え(設定画面では[PV上限値])あらかじめ設定する「入力切替PV上限値」と「PV1」を比較し,下記の条件で自動的に切り替えます。切り替え時のヒステリシスは,PVレンジスパンの約0.5%です。PV1≦入力切替PV上限値のとき:PV1に切り替えPV1>入力切替PV上限値のとき:PV2に切り替え

・接点入力による切り替え(設定画面では[接点入力])「入力切替接点(ループ1~4)」(1-26ページ参照)で,下記のように切り替えます。接点入力OFF:PV1に切り替え,接点入力ON:PV2に切り替え

・アナログ再伝送

PID演算の代わりに,指定した演算結果を制御出力端子から出力します。アナログ再伝送に設定したループは,制御用設定モードで,演算式,出力スパン,単位,演算エラー発生時の処理方法を設定します。上記3種類の制御モードと異なり,出力値上/下限,プリセット出力などの制御用機能には対応していません。

6/4ループ選択および制御モードによる制御入力構成の違い(PV/SP演算機能がONのとき)

6/4ループ選択および選択した制御モードにより,下図のように,制御用アナログ入力端子ブロックの各端子の入力信号割り当てが変わります。6ループに設定した場合,第5ループおよび第6ループの制御モードには,単ループ制御だけが可能です。

LOOP12 1

PV(RSP)

(RSP) PV

PV1PV2

LOOP2 LOOP5LOOP62 1

PV1

PV1

PV (RSP)

PV

PV1PV2

LOOP32 1

PV(RSP)

(RSP) PV

PV1PV2

LOOP42 1

PV(RSP)

PV

PV1PV2

単ループ制御時カスケード制御時2入力切り替え制御時

・6ループPV,PV1,PV2:測定入力,(RSP):リモート入力(プログラム制御時は使用不可),

[制御モード設定]

:使用不可端子

LOOP4 LOOP3 LOOP2 LOOP12 1 3 2 1 3 2 12 1

PVPV (RSP)(RSP)

(RSP)

(RSP)

PVPV

PV1PV1 PV2PV2

PVPV (RSP)(RSP)

(RSP)

(RSP)

PVPV

PV1PV1 PV2PV2

単ループ制御時カスケード制御時2入力切り替え制御時

[制御モード設定]

・4ループPV,PV1,PV2:測定入力,(RSP):リモート入力(プログラム制御時は使用不可), :使用不可端子

1.3 制御動作の基本設定

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1-18 IM 04L31A01-01

PV/SP演算がONのときのPV

PV/SP演算機能がONのときは,設定した演算結果になります。そのため,各ループのPVとして制御用アナログ端子ブロックの各端子の入力信号は割り当てられません。

プログラム制御のON/OFF(プログラム制御オプション付きモデルの場合だけ) 設定操作 > 4.1節プログラム制御機能を使用するか,しないかを選択します。プログラム制御時の設定については,「1.11 プログラム制御関連の設定」をご覧ください。

1.3 制御動作の基本設定

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1-19IM 04L31A01-01

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PID制御モード  設定操作 > 4.1節「追値制御モード」と「定値制御モード」の2種類のPID制御モードがあります。目標設定値を変更したときに速やかに制御量が変更後の目標設定値に到達できるよう制御するときは「追値制御モード」を選択します。また,連続的な定値制御を行うときは「定値制御モード」を選択します。選択したPID制御モードにより,下図のように制御動作が異なります。「微分先行形PID制御方式」と「偏差微分形PID制御方式」の2つの制御方式があります。この制御方式は,下図のように自動的に選択されます。また,目標設定値の変更時点での制御出力のバンプあり/なしも,同様に自動的に選択されます。追値制御モードで,プログラム制御を行うときは,運転時(ただし,ホールド時またはソーク時を除く)またはカスケード制御の2次側ループでは,偏差微分型PID制御になり,他の動作時は微分先行型PID制御になります。

PID制御モードの種類

制御方式 制御動作の説明

追値制御モード(初期値)

微分先行型PIDローカルモードまたは自動モードによる運転時(ただし,カスケード制御時は1次側だけ)

目標設定値(SP)変更時制御出力のバンプあり

偏差微分型PIDリモートモードによる運転時,またはカスケード制御2次側

目標設定値(SP)変更時制御出力のバンプあり

目標設定値(SP)の変更時に,速やかに変更後の目標設定値に到達できるよう微分先行型PIDを採用しています。微分先行型PIDでは目標設定値(SP)変更によって生じた偏差に比例する比例項(P)の出力が即座に出力し,速やかに変更後の目標設定値に到達しようとする働きがあります。

プログラムパターンの微少な変化による偏差に対して微分項(D)を働かせることによって速やかにプログラムパターンに追従します。

定値制御モード

微分先行型PIDローカルモードまたは自動モードによる運転時(ただし,カスケード制御時は1次側だけ)

目標設定値(SP)変更時制御出力のバンプなし

微分先行型PIDリモートモードによる運転時,またはカスケード制御2次側

目標設定値(SP)変更時制御出力のバンプあり

連続的な定値制御に対して,目標設定値(SP)変更時に制御出力値(OUT)が過敏に反応して測定値(PV)を乱したくない場合にこの機能を使用してください。「微分先行型PID+制御出力のバンプなし」の場合は,目標設定値(SP)変更時点で出力値(OUT)は急変せず,発生した偏差に対して積分項(I)のみで徐々に偏差をなくしていきます。

カスケード制御の2次側ループに使用する場合はここの機能を使用してください。1次側ループの出力に対して過敏に反応することなく安定した制御出力を出します。

SP

SP

SP

SP

PV OUT

PV OUT

PV OUT

OUT

PV

1.3 制御動作の基本設定

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1-20 IM 04L31A01-01

制御出力種類  設定操作 > 4.3節制御出力の種類を次の中から選択します。ループごとに選択できます。・時間比例PIDリレー接点出力・時間比例PID電圧パルス出力・電流出力(連続PID制御出力)・オン/オフ制御リレー接点出力時間比例PID

PID演算の結果を時間に比例したオン/オフ信号のパルス幅で出力します。パルス幅は,サイクルタイム(制御出力の周期,次項参照)を100%とした以下の式で計算されます。パルス幅=制御出力(%)×サイクルタイム出力種類は,リレー出力,電圧パルスのどちらかを選択できます。電流出力(連続PID制御出力)

PID演算結果をPID演算値に比例した電流値(アナログ信号)で出力します。出力電流の種類は,4種類あります(「アナログ出力の選択」項参照)。オン/オフ制御リレー接点出力

目標設定値と測定値の偏差の正負に応じてオン信号とオフ信号をリレーで出力します。

サイクルタイム  設定操作 > 4.3節時間比例PIDの場合のサイクルタイム(制御出力の周期)を「1s~1000s」の範囲で設定します。サイクルタイムを短く設定すると,きめ細かい制御を行うことができる反面,オン/オフ回数が多くなるため,出力リレーや操作端側の入力接点の寿命を縮める可能性があります。一般にリレー出力では,サイクルタイムを10s~30s程度に設定します。ループごとに選択できます。

オン時間の比率

0.0 50.0出力表示値

サイクルタイム

オフ

オン

サイクルタイムが短い場合オフ

オン

サイクルタイムが中程度の場合オフ

オン

サイクルタイムが長い場合

オフ

オン

100.0

アナログ出力の選択  設定操作 > 4.3節電流出力時の出力電流の種類を次の中から選択します。4-20mA,0-20mA,20-4mA,20-0mA

1.3 制御動作の基本設定

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1-21IM 04L31A01-01

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1.4 測定入力関連の設定

入力レンジ  設定操作 > 4.6節入力種類

入力レンジ関連設定の対象にする入力を次の中から選択します。「リモートSP」は,目標設定値のリモート/ローカルの切り替えを行う場合に,リモート入力を設定するとき選択します。プログラム制御を行う場合は,リモート入力ができないため「リモートSP」の選択肢はありません。・単ループ制御/カスケード制御時:測定値1/リモートSP・ 2入力切り替え制御時:測定値1/測定値2/リモートSP/PVレンジ

「測定値1」(PV1)と「測定値2」(PV2)を設定します。「PVレンジ」は,「2入力切り替え制御」で,2つの測定入力の入力レンジが異なる場合に,PVレンジ変換(1-23ページ参照)を行うときに選択します。「PVレンジ」の場合,下記の設定の代わりに,PV「レンジ下限値/上限値」,「単位」,および「入力切替PV下限値/上限値」(入力切り替え条件が「PV上限値」のときは「PV上限値」)を設定します。

モード(測定モード)

対象入力の種類に合わせ,次の中から選択します。TC(熱電対),RTD(測温抵抗体),スケール(リニアスケール),1-5Vスケールは,入力信号を目的にあった単位を持つ数値に変換する場合に選択します。スケールを選択したときは,その下限値および上限値を設定します。タイプ(「モード」に「スケール」を選択したときだけの設定)

入力信号の種類を「電圧」,「TC」(熱電対),「RTD」(測温抵抗体)」の中から選択します。レンジ

入力信号の種類に合ったレンジ(熱電対/測温抵抗体のタイプ)を設定します。この設定により,測定レンジ(測定可能範囲)が決まります。・熱電対

R,S,B,K,E,J,T,N,W,L,U,PLATINEL,PR40-20,W3Re/W25Re・測温抵抗体

Jpt100,Pt100・電圧

統一信号:1-5V(「モード」に「1-5V」を選択したとき)直流電圧:20mV,60mV,200mV,2V,6V,20V,50V

スパン

測定レンジの「最小値~最大値」の範囲内で,実際に制御する範囲(下限値/上限値)「測定スパン」を設定します。単位

半角カタカナ/半角英数字で,6文字以下で設定できます。

測定値の補正入力フィルタ  設定操作 > 4.6節

流量信号や圧力信号のように測定入力に高周波の雑音が含まれる場合に雑音除去のために使用できます。入力フィルタは,1次遅れ演算です。時定数(パラメータの設定値)が大きいほど雑音除去機能が強くなります。また,制御性の改善や位相補償のためにも使用されます。なお,入力フィルタは,運転パラメータとして時定数を運転中に変更できます。設定範囲:OFF(フィルタなし),または1~120s(初期値:OFF)

生入力 フィルタ時定数:小 フィルタ時定数:大

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1-22 IM 04L31A01-01

バイアス  設定操作 > 4.6節

測定入力値に一定の値(バイアス値)を加算し,その結果を測定値の表示および制御に使用する機能です。

測定入力値 + バイアス値 計器内測定値=

たとえば,炉内雰囲気温度を測定して材料温度の代用とさせるなど,検出部の物理的な事情で測定値が真値より一定量少ないような場合に利用できます。また,精度以内に入っているが他の機器との表示数値のバラツキが気になる場合,この機能で微調整できます。設定範囲:測定スパンの「-100.0~100.0%」(初期値:0.0%)折線バイアス機能  設定操作 > 4.11節

この機能は,センサの劣化による入力値の補正を行いたい場合に使用します。折線バイアス機能では,下図のように複数の任意点(最大11点設定可能)の入力値(a)に対してそれぞれバイアス値を加算した補正値が出力値(b)となります。工業単位(EU,EUS)の定義については,「付録8 工業単位(EU,EUS)の解説」をご覧ください。入力値の設定範囲:測定スパンの「EU(-5.0~105.0%)」(初期値:0.0%)出力値の設定範囲:測定スパンの「EUS(-100.0~100.0%)」(初期値:0.0%)

実際の入力

折線バイアス

補正値(実際の入力と折線バイアスの

加算値)

n.a2 n.a4 入力(a)

n.b4

出力(b)

折線近似  設定操作 > 4.11節この機能は,球形タンクの液位と容積のように,入力信号値と測定したい値の関係がリニアでない場合などに使用します。折線近似機能では,下図のように任意点(最大11点設定可能)の入力値(a)に対し,それぞれ出力値(b)を任意の値に設定できます。工業単位(EU,EUS)の定義については,「付録8 工業単位(EU,EUS)の解説」をご覧ください。入力値の設定範囲:測定スパンの「EU(-5.0~105.0%)」(初期値:0.0%)出力値の設定範囲:測定スパンの「EU(-5.0~105.0%)」(初期値:0.0%)

折線近似

入力(a)

出力(b)

1.4 測定入力関連の設定

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1-23IM 04L31A01-01

機能解説

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測定値の開平演算  設定操作 > 4.6節

開平演算機能は,オリフィスやノズルのような絞り流量計の差圧信号を流量信号に変換する場合などに使用します。なお,開平演算の際のローカット点も設定できます。開平演算のON/OFF設定:ONまたはOFF (初期値:OFF)アナログ入力のローカット設定範囲:0.0~5.0% (初期値:1.0%)

100.0%

入力 100.0%0.0%

傾き:1

ローカット点(0.0~5.0%)

PVレンジ変換(2入力切り替え制御時だけ)  設定操作 > 4.6節

PVレンジ変換は,2入力切り替え制御において2つの入力信号の測定範囲が異なる場合に,制御機能のPVのレンジを決める機能です。たとえば,測定入力1の測定レンジ(測定スパン)が0~500,測定入力2の測定レンジ(測定スパン)が「300~1000」の場合,制御機能のPVのレンジを「0~1000」に変換するときに,この機能を使用します。

PVレンジ

0 300 500 1000

測定入力2の測定レンジ

測定入力1の測定レンジ

1.4 測定入力関連の設定

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1-24 IM 04L31A01-01

測定値トラッキングのON/OFF  設定操作 > 4.12節

測定値トラッキング機能は,PVの急変を防ぐために使用します。測定値トラッキング機能を動作(ON)させると,次のいずれかの場合に目標設定値(SP)を一旦その時点のPVに一致させるようになります。・電源オン時・手動(MAN)運転モードから自動(AUTO)運転モードに切り替えたとき・運転停止から運転開始に切り替えたとき・目標設定値(SP)番号切り替え時目標設定値(SP)は一旦PVに一致後,別途設定された「目標設定値勾配(変化率)」の値に従って,本来の目標設定値(SP)に戻っていきます。測定値トラッキング機能を使う場合,必ず目標設定値勾配(変化率)を設定してください。OFFの状態では勾配が0(無い)であるため,測定値トラッキング機能は動作しません。測定値トラッキング機能のON/OFF設定:ONまたはOFF (初期値:OFF)・測定値トラッキングOFFの場合

MAN AUTO

PV

SP

時間モード切り替え

・測定値トラッキングONの場合

MAN AUTO

目標設定値勾配に従う

PV

SP

時間モード切り替え

バーンアウト  設定操作 > 4.1節測定入力が熱電対または統一信号のときは,バーンアウト(断線検出)動作を設定できます。バーンアウトを検出すると,測定値をプラスオーバーに固定(バーンアウト検出時動作を「UP」に設定したとき),またはマイナスオーバー(バーンアウト検出時動作を「DOWN」に設定したとき)に固定し,制御出力をプリセット出力にします。

RJC(基準接点補償)  設定操作 > 4.1節

本機器内部の基準接点補償機能を使うか,外部の基準接点補償機能を使うかを選択できます。外部の基準接点補償機能を使用する場合は,適切な基準接点補償電圧を設定します。たとえば,外部基準接点補償の基準接点温度がT0の場合,T0の0基準の熱起電力を基準接点補償電圧として設定します。

1.4 測定入力関連の設定

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1-25IM 04L31A01-01

機能解説

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1.5 接点入力/出力関連の設定

接点入出力端子接点信号は,下図に示す制御出力端子ブロック/制御拡張DIO端子ブロックから入出力されます。

VIDEO OUT(VGA)

L N

ループ1,2用制御出力端子ブロック

ループ3,4用制御出力端子ブロック

ループ5,6用制御出力端子ブロック

制御拡張DIO端子ブロック(/CST1オプション)

各端子ブロックでは,下図のように,接点入力端子(DIGITAL IN)と接点出力端子(DIGITALOUT)が配置されています。接点出力には,リレー出力とトランジスタ出力の2種類があります。信号線の接続のしかたについては,「2.3 配線」をご覧ください。

LOOP1NONCC

NOC

2NONCC

LOOP2

CTRL OUT

mAPULS

C

LOOP2mAPULS

C C

56

C

34

456

123

LOOP1

CTRL OUT

DIGITAL OUT DIGITAL OUT DIGITAL IN

NOC

1

・ループ1,2用制御出力端子ブロックの場合

接点入力トランジスタ出力リレー接点出力

DIGITAL OUT

1112C

101112

CCC

910C

78C

56

34

12 5

6 3

489

7 12

C

DIGITAL IN

トランジスタ出力 接点入力

・制御拡張DIO端子ブロックの場合

接点入力運転停止/開始などの所定の操作を接点入力で行うことができます。端子ブロックと端子の選択

制御出力端子ブロックでは「6点」,制御拡張DIO端子ブロックでは「12点」の接点入力が可能です。ループ1,2用制御出力端子ブロックを「CTRL1-2」,ループ3,4用制御出力端子ブロックを「CTRL3-4」,ループ5,6用制御出力端子ブロックを「CTRL5-6」,制御拡張DIO端子ブロックを「EXTDIO」として,接点入力内容を登録する端子ブロックを選択します。各端子ブロックでは,下記の接点入力番号で選択します。ループ1,2用制御出力端子ブロックの接点入力:DI001~DI006ループ3,4用制御出力端子ブロックの接点入力:DI101~DI106ループ5,6用制御出力端子ブロックの接点入力:DI201~DI206制御拡張DIO端子ブロックの接点入力:RI001~RI012

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1-26 IM 04L31A01-01

接点入力内容登録  設定操作 > 4.2節

接点入力に登録可能な内容は,以下から選択できます。

動作名称 検出方法 動作

全ループ制御運転停止 トリガ すべての内蔵ループの運転を停止全ループ制御運転開始 トリガ すべての内蔵ループの運転を開始制御停止/運転(ループ1~6) エッジ 各内蔵ループごとの運転停止/開始リモート/ローカル(ループ1~6) エッジ 各内蔵ループごとのリモート/ローカルの運転モード切り

替えAuto/Man運転(ループ1~6) エッジ 各内蔵ループごとの自動/手動の運転モード切り替えカスケード切替(ループ1-2,3-4) トリガ 内蔵ループ1-2と内蔵ループ3-4に対してのカスケード運転

への切り替えAuto運転(ループ1-2,3-4) トリガ 内蔵ループ1-2と内蔵ループ3-4に対しての自動運転への切

り替えMan運転(ループ1-2,3-4) トリガ 内蔵ループ1-2と内蔵ループ3-4に対しての手動運転への切

り替え目標設定値設定0~3bit トリガ 目標設定値を2進数で指定した値に切り替えプログラム運転開始 トリガ プログラム運転を開始(プログラム制御オプション付き時)プログラム運転停止 トリガ プログラム運転を停止(プログラム制御オプション付き時)ホールド トリガ プログラム運転をホールド(プログラム制御オプション付き

時)アドバンス トリガ プログラム運転のアドバンス(プログラム制御オプション付

き時)パターン番号設定0~4bit トリガ プログラムパターン番号を2進数または2進化10進数で指

定した番号に切り替え(プログラム制御オプション付き時)入力切替接点(ループ1~4) エッジ 各内蔵ループごとの2入力切り替え制御時の測定入力

(PV1,PV2)の切り替えスタート/ストップ エッジ 内部メモリへのデータ書き込みのスタート/ストップトリガ トリガ イベントデータの内部メモリへの書き込み開始のトリガ(内

部メモリに書き込むデータとして「イベントデータ」を設定し,書き込み開始のトリガとして「外部トリガ」を設定したときのみ有効)

アラームACK トリガ アラーム表示/リレー出力解除操作(アラーム表示または出力リレーの動作を「保持」に設定したときのみ有効)

時刻セット トリガ 内部時計の時刻を近傍の正時に合わせる動作の実行演算 エッジ 演算のスタート/ストップ(演算機能オプション付き時)演算リセット トリガ 演算チャネルの演算値のリセット(演算値を「0」にする。

演算機能オプション付きで,演算ストップ中のときだけ)マニュアルサンプル トリガ 全チャネルの瞬時値の内部メモリへの書き込み設定1~3ロード トリガ 外部記憶メディアに保存してある設定データの読み込みメッセージ1~8 トリガ メッセージ1~8のトレンド表示画面への表示と内部メモリ

への書き込みスナップショット トリガ 表示画面のイメージデータの外部記憶メディアへの保存

接点入力の検出方法

上記の動作は,接点入力の立ち上がりエッジ/立ち下がりエッジ(エッジ),または250ms以上のON信号(トリガ)で実行されます。接点が「オープン→クローズ」のときリモート信号が立上がり,接点が「クローズ→オープン」のとき立ち下がります。オープンコレクタ信号の場合,コレクタの信号(入力端子の電圧レベル)が「Hi→Lo」のときリモート信号が立上がり,逆の場合に立ち下がります。エッジ(立ち上り/立ち下り) トリガ

立ち上り 立ち下り 250ms以上

Note・接点入力の登録操作については,「4.2 制御基本設定 > 接点入力登録/その他」の「設定内容」をご覧ください。

・/A6Rまたは/A4FRの計測警報オプション端子ブロック付きの場合,「スタート/ストップ」~「スナップショット」の動作は,計測用リモート入力にも割り付け可能です。計測用リモート入力の動作割り付けについては,1-101ページの「計測用リモート入力」をご覧ください。

・同一動作を本機器のキー操作,通信,接点入力で行う場合,方法を問わず最新の操作/入力が有効になります。接点入力と計測用リモート入力の関係においても同様です。

・プログラム運転ホールド中に,接点入力によるプログラム運転開始のトリガがかかると,ホールドは解除されます。

1.5 接点入力/出力関連の設定

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接点出力(FAIL出力,故障診断出力,イベント出力)  設定操作 > 4.4節,5.7節

出力端子の選択

制御出力端子ブロックでは「6点」,制御拡張DIO端子ブロックでは「12点」の接点出力が可能です。設定では,下記の接点出力番号で選択します。ループ1,2用制御出力端子ブロックの接点出力:DO001~DO006ループ3,4用制御出力端子ブロックの接点出力:DO101~DO106ループ5,6用制御出力端子ブロックの接点出力:DO201~DO206制御拡張DIO端子ブロックの接点出力:RO001~RO012リレー動作/保持の設定

FAILまたは故障診断による異常検出出力時やイベント出力時に,出力リレーを励磁するのか非励磁にするのか,また,出力が解除されるべき状態になったときに出力リレーをOFF(非保持)にするのか,アラームACKが操作がなされるまでONのままにする(保持)のかを設定します。設定では,「非励磁/保持」,「非励磁/非保持」,「励磁/保持」,「励磁/非保持」の中から選択します。トランジスタ(オープンコレクタ)出力の場合,励磁設定のときは出力時に「Off」から「On」,非励磁設定のときは出力時に「On」から「Off」になります。これらのリレー動作は,計測機能のアラーム出力リレーの動作と同様です。励磁/非励磁および保持/非保持の詳細は,1-64,1-65ページの「アラーム出力リレーの励磁/非励磁動作」と「アラーム出力リレーの非保持/保持」の項をご覧ください。FAIL出力

本機器のCPUに異常が発生したとき,リレー接点信号を出力する機能の設定です。FAIL出力をONに設定すると,ループ1,2用制御出力端子ブロックの「DO001」を「非励磁/非保持」で自動的に割り付けます。故障診断出力

入力バーンアウト,A/Dコンバータ異常,基準接点補償不良のどれかの場合に,リレー接点信号を出力する機能の設定です。故障診断出力をONに設定すると,ループ1,2用制御出力端子ブロックの「DO002」を「非励磁/非保持」で自動的に割り付けます。イベント出力

プログラム制御オプション付きモデルでは,PVイベント/タイムイベントを接点出力に割り当てることができます。PVイベント/タイムイベントの各出力端子は,DO001~DO006,DO101~DO106,DO201~DO206,RO001~RO012,SW001~SW036の中から選択できます。

Note・[制御基本設定] > [#4 リレー関連]の[FAIL]/[故障診断]をONに設定すると,ループ1,2用制御出力端子ブロックの「DO001」/「DO002」の出力はFAIL出力/故障診断出力専用になります。このとき,「DO001」/「DO002」に制御アラームを割り付ることは可能ですが,その設定は無効です。

・イベント出力の出力先として,内部スイッチ(SW01~SW36)も指定できます(スタイルナンバーS3以降)。

接点出力内容登録(スタイルナンバーS3以降)  設定操作 > 4.2節接点入力と同様に,接点出力,内部スイッチに動作を登録できます。登録できる動作は,接点入力の動作のうち目標設定値設定0~3bitとパターン番号設定0~4bitを除いたものです。

1.5 接点入力/出力関連の設定

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1-28 IM 04L31A01-01

DIO操作管理機能(スタイルナンバーS3以降)DIO種類として7種類あります。DI-1: 設定したDIの入力状態を表示します。内部スイッチの状態は出力されません。DO-1: 内部スイッチの状態を1つのDOで出力します。内部スイッチがONのときは1

(ON),OFFのときは0(OFF)を出力します。DO-2: 内部スイッチのONとOFFの状態を別のDOで出力します。内部スイッチがON

のときはON出力用のDOから1(ON),OFF出力用のDOから0(OFF)を出力します。内部スイッチがOFFのときはON出力用のDOから0(OFF),OFF出力用のDOから1(ON)を出力します。

DIO-11: 設定したDIの入力状態を表示するのと同時に,DO-1と同様の動作を行います。

DIO-12: 設定したDIの入力状態を表示するのと同時に,DO-2と同様の動作を行います。

DO-2P: 内部スイッチのONとOFFの状態を別のDOで出力します。内部スイッチがONのときはON出力用のDOからパルス幅1~2秒のパルス信号,OFFのときはOFF出力用のDOからパルス幅1~2秒のパルス信号を出力します。

DIO-12P:設定したDIの入力状態を表示するのと同時に,DO-2Pと同様の動作を行います。

内部スイッチONOFF

1(ON)0(OFF)

1~2秒

1~2秒

1(ON)0(OFF)

1(ON)0(OFF)

1(ON)0(OFF)

1(ON)0(OFF)

DO-1/DIO-11

DO-2/DIO-12

ON出力用DO

ON出力用DO

OFF出力用DO

OFF出力用DO

DO-2P/DIO-12P

1.5 接点入力/出力関連の設定

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1.6 目標設定値関連の設定

目標設定値の設定  設定操作 > 4.9節PIDパラメータの1つとして,PID番号(1~8)ごとに,測定スパンのEU(0.0~100.0%)(EUについては,「付録8 」参照)をご覧ください。の範囲で目標設定値を設定します。目標設定値を登録したPID番号は,目標設定値の指定等では,「目標設定値番号」として扱われます。

目標設定値の指定  設定操作 > 4.9節,6.1節,6.3節

目標設定値の指定は目標設定値番号で行います。PID選択方式の違いにより,目標設定値番号切り替え時の動作が異なります。・目標設定値選択方式の場合

目標設定値番号(SP番号)とPID番号が連動していて,SP番号を切り替えることにより,目標設定値やPID定数等の制御パラメータ(設定では「PIDパラメータ」)がSP番号と同じPID番号で登録された制御パラメータに変わります。

SP1からSP3へ の切り替え

SP3からSP1へ の切り替え

SP1からSP2へ の切り替え

設定値上昇勾配設定 に従って上昇

時間

設定値下降勾配設定 に従って下降 設定値上昇勾配設定

に従って上昇

SP1

測定値 (PV)

(No.1 PID)

SP3

(No.3 PID)

SP1

(No.1PID)

SP2

(No.2PID)

SPn:目標設定値番号

・ ゾーンPID方式を選択した場合

目標設定値番号の切り替えは可能ですが,標設定値番号を切り替えても,PID番号(PIDパラメータの組番号)は変わりません。また,あらかじめ各ゾーンにPID番号(PIDパラメータの組番号)を登録しておき,測定値が変化して違うゾーンの値になると,自動的にPID番号が切り替わりますが,目標設定値番号は切り替わりません。

Note制御アラームのアラーム値は,目標設定値番号に対応しています(4.7節参照)。目標設定値番号を切り替えるとそれに対応したアラーム値に切り替わります。

接点入力による目標設定値番号切替対象選択  設定操作 > 4.2節

「目標設定値設定0~3bit」の接点入力(1-26ページ参照)で,目標設定値番号を切り替える対象にするループ1~6を設定します。

目標設定値トラッキング  設定操作 > 4.12節外部から受信したリモート目標設定値(リモート入力)による運転ができます。この際,リモート運転の状態からローカル運転(本機器内部の目標設定値での運転)状態に切り替えたとき,またはプログラム運転からローカル運転に切り替えたときに,出力値が急変する場合が予想されます。このため,出力値が急変しないようにリモート目標設定値からローカル目標設定値にトラッキングさせる機能があります。目標設定値トラッキングの動作イメージを以下に示します。

時間 リモート→ローカル モード切替

時間

目標設定値トラッキングありの場合 目標設定値トラッキングなしの場合

リモート→ローカル モード切替

測定値

測定値

ローカル 目標設定値

リモート 目標設定値

ローカル 目標設定値

リモート 目標設定値

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1-30 IM 04L31A01-01

目標設定値リミット  設定操作 > 4.12節

目標設定値の変更範囲に制限をかける機能です。EU(測定スパンの0.0~100.0%)で設定します。工業単位(EU)の定義については,「付録8 工業単位(EU,EUS)の解説」をご覧ください。定値運転時:目標設定値の変更に制限をかけるプログラム運転時:プログラム設定値に制限をかける

目標設定値の切り替え時の勾配設定  設定操作 > 4.8節目標設定値を急変させたくない場合,または一定の速度勾配で目標設定値を変化させたい場合,目標設定値を上昇/下降させるときの速度勾配値(目標設定値上昇勾配/目標設定値下降勾配設定)を設定できます。設定した速度勾配値が機能するのは次のような場合です。・目標設定値を変えたとき・目標設定値番号を切り替えたとき

目標設定値(旧)

目標設定値変更 時間 目標設定値切り替え 時間

目標設定値1目標設定値(新)

目標設定値2

設定した勾配

設定した勾配

目標設定値を変えたとき 目標設定値番号を切り替えたとき

たとえば,上昇勾配を70(/分)に設定し,目標設定値1=500で運転していた状態から,目標設定値2=640に切り替えたときは,下図のようになります。

70/分

昇温時間:2分

目標設定値1

目標設定値2=640

目標設定値1=500

目標設定値切り替え

温度差:140

目標設定値2

リモート入力  設定操作 > 4.2節CX2000で設定した値だけでなく,制御入力端子ブロックのリモート入力(RSP)端子(2-5ページ参照)に入力するアナログ信号による値を目標設定値にすることができます。リモート入力のアナログ信号に対する入力設定は,測定入力(PV)に対する入力設定(「1.4 測定入力関連の設定」参照)と同様に行います。リモート入力の目標設定値を使用するときは,運転画面のリモート/ローカル切り替え操作(6-4ページ参照)で,[REMOTE]を選択します。この切り替え操作は,接点入力(「1.5接点入力/出力関連の設定」参照)でも可能です。

Noteこのリモート入力機能は,プログラム制御を行わないときだけ使用可能です。この機能を使用するときは,プログラム制御ON/OFF設定(プログラム制御オプション付きモデルだけの設定)を「OFF」にし,さらに「[制御基本設定] > [接点入力登録] > [リモート入力選択]」で[リモート]が選択されている必要があります。

1.6 目標設定値関連の設定

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1.7 PIDパラメータの設定

PID番号  設定操作 > 4.9節PIDパラメータの組番号。ループごとに設定できます。PID組数設定(1-15ページ参照)が「8」のときは,「1~8」から選択できますが,PID組数の値を小さな値に設定しておくと,選択可能な最大番号はそれに従い小さくなります。

Note・1つのPID番号に登録されるパラメータには,PID定数のほか,出力リミット下限値/上限値,制御動作方法,プリセット出力値,シャットダウン機能ON/OFF,マニュアルリセット値が含まれます。

・ゾーンPID方式では,リファレンスポイント5,6で設定されるゾーンならPID番号が「6」というように,各ゾーンに対して1つのPID番号が割り当てられ,ゾーンが変わると,割り当てられたPID番号の制御パラメータに切り替わり,制御されます。

PID番号の指定  設定操作 > 6.1節,6.3節

PID選択方式の違いにより,PID番号の指定動作が異なります。・目標設定値選択方式の場合

目標設定値番号(SP番号)とPID番号が連動していて,SP番号を切り替えることにより,「PIDパラメータ」(目標設定値やPID定数等の制御パラメータ)が切り替わります。

・ゾーンPID方式の場合あらかじめ各ゾーンにPID番号に割り当てておき,測定値が変化して違うゾーンの値になると,自動的にそのゾーンに割り当てられたPID番号の制御パラメータを使って制御します。この方式では,下記の設定が必要です。

リファレンスポイント  設定操作 > 4.8節下図に示すように,測定スパンをゾーンに区切るためのリファレンスポイント1~6(最大7ゾーン)を設定します。設定可能なリファレンスポイント数は,「PID組数-2」です。下図に示すように,「PID組数:7」であれば,リファレンスポイントは5点になります。リファレンスポイントが5点の場合,ゾーンが6ゾーンになります。

No.1 PID測定スパン最小値

測定スパン最大値

リファレンスポイント1

リファレンスポイント2リファレンスポイント3

リファレンスポイント4

リファレンスポイント5

リファレンスポイント6

No.2 PID

No.3 PID

No.4 PID

No.5 PID

No.6 PID

No.7 PID

測定値(PV)の変化

現在の測定値がここなら,No.5のPID定数で制御

切り替えヒステリシス  設定操作 > 4.8節

ゾーン切り替え時のヒステリシスを測定スパンの「EUS(0.0~10.0%)」で設定できます。初期値は,測定スパンの「0.5%」に設定されています。工業単位(EUS)の定義については,「付録8 工業単位(EU,EUS)の解説」をご覧ください。

No.1PID

リファレンスポイント1 ヒステリシス幅

測定値(PV)

No.2PID No.1PID No.2PID

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1-32 IM 04L31A01-01

リファレンス偏差  設定操作 > 4.8節

制御運転中に,目標設定値(SP)とPVの偏差が「リファレンス偏差」設定値より大きくなると,あらかじめ設定したPID定数(一番大きなPID番号のPID定数,たとえば「PID組数:8」であれば,PID番号「8」のPID定数)に自動的に切り替えることができます。たとえば,偏差が大きいときは比例ゲインを大きくし(比例帯を小さくして),早く目標設定値に到達させることができます。リファレンス偏差によるPID定数の切り替えは,ゾーンPIDによるPID定数の切り替えよりも優先されます。実際の偏差が,「リファレンス偏差」設定値より小さくなると,その時点でその測定値に対応するゾーンに割り当てられたPID定数での運転に戻ります。前述の切り替えヒステリシスがリファレンス偏差にも適用されます。

測定値(PV)測定スパン最大値

測定スパン最小値

No.1 PID No.2 PID No.8 PID

目標値(SP)

リファレンス偏差値

リファレンスポイント2

リファレンスポイント1

リファレンス偏差値

PID組数が8の場合,測定値(PV)がリファレンス偏差値を越えると,ゾーンに関係なく,PID番号「8」のPID定数に切り替わる

ヒステリシス幅

ヒステリシス幅

PID定数  設定操作 > 4.9節比例帯(P)

測定スパンの「0.1~999.9%」で設定します。積分時間(I)

「0~6000s」で設定します。微分時間(D)

「0~6000s」で設定します。

制御出力リミッタ  設定操作 > 4.9節

制御出力リミッタは,運転モードに関わらず制御出力の動作範囲の上限と下限(設定画面では「出力リミット下限/上限値」)を設定できる機能です。出力リミット下限/上限値設定可能範囲:-5.0~105.0% (ただし,上限値>下限値)

-5.0% 105.0%

可変範囲

リミット上限値 リミット下限値

実際の出力変化 範囲

本来の可変範囲

設定範囲:-5.0%≦リミッタ下限値<リミッタ上限値≦105.0%

0%

105.0%

端子から出る実際の出力

出力の上限値

出力の下限値

1.7 PIDパラメータの設定

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1-33IM 04L31A01-01

機能解説

3

2

1

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

シャットダウン機能のON/OFF(4~20mA電流出力の場合にだけ設定可能)  設定操作 > 4.9節

シャットダウン機能は,調節弁のポジショナーの不感帯を超えて調節弁を全閉(出力を0)にする機能です。この機能をONにすると,手動での制御出力が「-5.0%」未満になったら,制御出力を「0mA」にします。操作出力

20.0mA

—5.0%

100.0%出力表示値

3.2mA4.0mA

0.0mA

Noteシャットダウンにより,制御出力が「0mA」になっても,「出力値下限警報」のアラームは発生しません。

マニュアルリセット値(積分動作がOffの場合にだけ有効)  設定操作 > 4.9節マニュアルリセット値はPV=目標設定値(SP)のときの出力値です。たとえば,マニュアルリセット値を「50%」に設定すると,PV=SPになると出力値は「50%」になります。マニュアルリセット値設定可能範囲:-5.0~105.0%

制御動作方向  設定操作 > 4.9節制御動作方向とは,目標設定値(SP)とPVの偏差の正負に対応して,制御出力値が変化する増減方向を定義したものです。逆動作(工場出荷時値)では,目標設定値(SP)に対してPVが大きいと制御出力値が減少します。逆に目標設定値(SP)よりPVが小さいと出力を増加します。目標設定値(SP)とその時点でのPVの偏差に連動して,あらかじめ設定した正動作または逆動作で制御出力を増減します。正動作または逆動作は,制御運転中でも切り替えることができます。

状況

ON/OFF出力

電流出力

時間比例出力

4-20mAの場合の 出力変化の方向

PV>SP

OFF

電流減少

ON時間が減少

逆動作 正動作

目標設定値(SP)

出力値

(増加)

(減少)

最小値 (PVが低い)

最大値 (PVが高い)

4mA 測定値(PV)

20mA

PV<SP

ON

電流増加

ON時間が増加

PV>SP

ON

電流増加

ON時間が増加

PV<SP

OFF

電流減少

ON時間が減少

目標設定値(SP)

出力値

(増加)

(減少)

最小値 (PVが低い)

最大値 (PVが高い)

4mA

20mA 測定値(PV)

1.7 PIDパラメータの設定

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1-34 IM 04L31A01-01

プリセット出力  設定操作 > 4.9節

プリセット出力機能とは,下記の状態になった時点で,それまでの制御出力値とは別に一定値(プリセット出力値)で出力を行う機能です。・自動モードまたはカスケードモードで運転中に,入力バーンアウトが発生したとき・自動モードまたはカスケードモードで運転中に,アナログ/ディジタル変換回路に異常

が発生したとき・運転状態から運転停止状態に切り替えたとき・ PV/SP演算機能がONの場合,演算エラーが発生したときプリセット出力の初期値は,0.0%に設定されています。ただし,プリセット出力値は,出力リミット上限および下限値の制限に無関係に制御出力を「-5.0~105.0%」の範囲で設定できます。

Noteプリセット出力値を設定(変更)する場合は,実際にプリセット出力を行う場合を想定して,適切な出力値を確認の上で設定してください。確認後,とくにプリセット出力の設定を要する場合だけ,必要な変更を行ってください。

1.7 PIDパラメータの設定

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1-35IM 04L31A01-01

機能解説

3

2

1

4

5

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8

9

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13

14

1.8 制御出力抑制の設定

アンチリセットワインドアップ(過積分抑制)  設定操作 > 4.12節制御運転のスタート時などに目標設定値と測定値の間に大きな偏差が長時間続くことがあります。このような場合,積分動作によって,制御出力が出力リミット上限値に達し飽和し,ついにはオーバーシュートを起こすことがあります。これを防ぐために,操作出力が出力リミット上限値に達したときに,一時的に積分運動を停止する機能がアンチリセットワインドアップ機能です。

PID演算中止 PID演算開始

出力値

測定値

時間

時間

100% 出力リミット

上限値

目標設定値

0

自動または手動が選択でき,手動では一時的に停止した積分演算を再開するためのポイントを偏差幅(%)で設定します。偏差幅は次式で求められます。偏差幅(%)=|測定値-目標設定値|/比例帯×100偏差幅設定可能範囲:50.0~200.0%

制御出力抑制  設定操作 > 4.8節ファジィ推論を使ったオーバーシュート抑制機能を使用できます。オーバーシュート抑制機能は,PID各定数がすべて設定されたPID動作の場合だけ機能します。オーバーシュート抑制機能を用いると,偏差を監視してオーバーシュートの危険を検知し,自動的に目標設定値をいくらか低い仮の値「補助目標設定値」に変更して制御を続けます。その後,オーバーシュートの心配のない範囲に入ったら,少しずつ本来の目標設定値に戻します。以下のような事例で効果を発揮します。・オーバーシュートを抑制したいとき・立ち上げの時間を短縮したいとき・負荷変動が多いとき・設定値の変化が頻繁なとき

本来の目標設定値

ファジィ推論開始

時間

測定値

測定値

補助目標設定値

制御出力抑制機能ON

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1-36 IM 04L31A01-01

出力変化率リミッタ  設定操作 > 4.12節

操作端や制御対象を保護するため,制御出力の急激な変化を防ぐ機能です。この機能では,微分動作を打ち消すので,微分付き制御に機能させるときは,注意してください。変化率設定可能範囲:0.1~100.0%/s

1.8 制御出力抑制の設定

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1-37IM 04L31A01-01

機能解説

3

2

1

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5

6

7

8

9

10

11

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13

14

1.9 オン/オフ制御時の設定

目標設定値  設定操作 > 4.9節PID制御の場合と同様に,PIDパラメータ設定画面(4-23ページ参照)で,EU(測定スパンの0.0~100.0%)で設定します。PIDパラメータ設定画面では,「1~8」のPID番号を選択し,他のPIDパラメータと同様に1つのPID番号に1つの目標設定値を登録します。

リレーヒステリシス  設定操作 > 4.9節オン/オフ制御出力では,チャタリング防止のため,ヒステリシスを設定できます。設定値(測定スパンの0.0~100.0%)およびヒステリシスの動作位置(中央/下側/上側)で設定します。

オフ

オン

出力

測定値

オン/オフ動作点(目標設定値)

ヒステリシス

動作位置設定が「中央」の場合

その他の制御パラメータの設定  設定操作 > 4.2節,4.8節,4.9節,4.12節下記の制御パラメータは,PID制御時と共通です。・制御動作方向 (1-33ページ参照)・プリセット出力値 (1-34ページ参照)・制御アラームの警報モード (1-38ページ参照)・目標設定値トラッキング (1-29ページ参照)・測定値トラッキング (1-24ページ参照)・設定値リミット (1-30ページ参照)・目標設定値勾配設定 (1-30ページ参照)

測定値ゾーンによる制御パラメータの切り替え  設定操作 > 4.1節,4.8節ゾーンPIDをONにすると,設定した測定値ゾーンに応じて下記の制御パラメータを切り替えることができます。PID制御時と同様に,ゾーンを設定するためのリファレンスポイント1~6(最大7ゾーン)と目標設定値番号(1~7,設定画面ではPID番号)が対応しています。・リレーヒステリシス・制御動作方向・プリセット出力値

制御モードの選択  設定操作 > 4.1節オン/オフ制御出力の場合も単ループ制御のほか,カスケード制御および2入力切り替え制御が可能です。ただし,カスケード制御の場合,2次出力はオン/オフ制御出力になりますが,1次出力は1次ループに割り当てられたPID定数による演算結果になります。したがって,1次ループに割り当てるPID番号のパラメータには,PID定数を設定します。

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1-38 IM 04L31A01-01

1.10 制御アラーム関連の設定

アラームの動作条件(警報モード)  設定操作 > 4.2節アラームの動作条件には次の3種類があり,この中から選択します。・常に,アラームが有効(動作する)となる←初期値・運転停止時は,アラームが無効(動作しない)となる・運転停止時または手動(MAN)運転モード時に,アラームが無効(動作しない)となる

アラームタイプ  設定操作 > 4.7節下記の中からアラームの種類(アラームタイプ)を選択できます。1制御ループにつき,最大4つのアラームタイプを登録することが可能です。

警報設定点

ヒステリシス

測定値

ヒステリシス

警報設定点 測定値

ヒステリシス

測定値

目標設定値偏差設定値

測定値目標設定値

偏差設定値

ヒステリシス

警報動作(開/閉:リレー接点状態)

警報動作(開/閉:リレー接点状態)

警報の種類 警報の種類

目標設定値

測定値

ヒステリシス ヒステリシス

偏差設定値

閉 開 閉

偏差設定値目標設定値

測定値

ヒステリシス ヒステリシス

開開

警報設定値設定値

ヒステリシス

ヒステリシス

警報設定値 設定値

ヒステリシス

警報設定値出力値

ヒステリシス

警報設定値 出力値

測 定 値 上 限

測 定 値 下 限

偏 差 上 限

偏 差 下 限

偏 差 上 下 限

上 下 限

偏 差 内

設 定 値 上 限

設 定 値 下 限

出 力 値 上 限

出 力 値 下 限

アラーム発生時の動作接点出力および本機器の画面表示で,アラームを発することができます。アラームの接点出力を割り付けることができる端子は,制御出力端子ブロックおよび制御拡張DIO端子ブロックの[DIGITAL OUT]端子(2-6ページ参照)です。アラームの表示としては,コントロールグループ画面等でのマーク表示,アラームサマリ画面でのアラーム発生履歴,動作状態表示部のアラームアイコンで確認することができます。Note・本機器では,この制御アラーム以外に,計測用アラーム(計測警報,「1.15 計測機能 > アラーム(計測警報)関連設定」参照)があります。計測警報も接点出力と画面表示とが可能です。計測警報は,制御出力端子ブロックおよび制御拡張DIO端子ブロックの[DIGITAL OUT]端子と,計測警報オプション端子ブロックの[ALARM]端子から接点出力することができます。画面表示においては,アラームサマリ画面では制御アラームとともに表示されます。また,動作状態表示部のアラームアイコンでの表示も共用(表示保持動作も共通)されます。

・計測警報オプション端子ブロックの[ALARM]端子に制御用アラーム出力を割り付けることはできません。

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1-39IM 04L31A01-01

機能解説

3

2

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6

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10

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13

14

アラーム値の設定  設定操作 > 4.7節

1制御ループの目標設定値番号ごとにアラーム値を登録します。目標設定値番号(1~8)を切り替えるとそれに対応してアラーム値が切り替わります。1制御ループごとに最大4つのアラームタイプが設定できるため,目標設定値番号ごとに4つのアラーム値を設定できます。アラーム値の下記の範囲で設定できます。測定値上限/下限,設定値上限/下限:測定スパンのEU(0~100%)偏差上限/下限:測定スパンのEUS(-100~100%)偏差上下限,上下限偏差内:測定スパンのEUS(0~100%)出力値上限/下限:-5.0~105.0%

アラーム待機動作  設定操作 > 4.7節制御運転初期時に測定入力が設定目標値に達する前には,アラーム出力を待機させることができます。

正常の扱い

測定値

電源投入

時間

この期間では測定値が 下限警報値以下でも 警報を出力しない

下限警報設定値

正常 異常

警報出力ONヒステリシス

アラームヒステリシス  設定操作 > 4.12節アラームヒステリシスは,測定スパンの「EUS(0.0~10.0%)」の範囲で設定できます。以下に警報1の種類を測定値上限に設定したときの警報1のヒステリシスの設定例を示します。図中の開/閉は,リレー接点の状態を示します。警報の入り切り(ON/OFF)が激しい場合は,警報ヒステリシスを広めに設定することで激しさを弱めることができます。左図に対して,右図ではヒステリシス幅を広げたため,警報の入り切り(ON/OFF)が緩慢になっています。

閉(ON)開

時間

AL1設定点:100.0(例)

閉(ON)開

時間

AL1設定点:100.0(例)

HY1:15.0(例)HY1:5.0(例)

測定値(PV) 測定値(PV)警報ON

OFF

ON

OFF

ON

OFF

警報ON

OFF

1.10 制御アラーム関連の設定

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1-40 IM 04L31A01-01

1.11 プログラム制御関連の設定

PID選択方式の選択  設定操作 > 4.1節プログラム制御をONにした場合,セグメントPID方式(ゾーンPID選択OFF)とゾーンPID方式のどちらかの選択になります。・セグメントPID方式

セグメントPID方式とは,プログラム運転中に,プログラムパターンの設定に合わせてセグメントごとにPID設定値を切り替える機能です。このため,同じ測定値帯域でも,上昇時と下降時でPID定数を変えるのが良い制御に適しています。

測定値

No.2PID

SEG1 SEG2 SEG3 SEG4 SEG5 SEG6 SEG7

No.1PID No.3PID

1000.0

500.0

0.0

現在,第5セグメントを運転中なら,No.1のPID定数を使い制御します

・ゾーンPID方式

ゾーンPID方式とは,測定値の値に応じてPID設定値を自動的に切り替える機能です。このため,同じ測定値帯域では,上昇,下降のプログラム動作に関わらず同じPID定数を使って制御します。温度により化学反応ゲインが変化する反応装置などに使用します。下図に示すように測定スパンをリファレンスポイント1~6によって最大7つのゾーンに区切ることができます。これらの各ゾーンにはそれぞれ最適なPID定数を割り当てることができます。このため,測定値が変化してゾーン間を往来しても自動的にそのゾーンに割り当てられたPID定数を使って制御します。

No.1PID測定スパン最小値

測定スパン最大値

リファレンスポイント1

リファレンスポイント2リファレンスポイント3

リファレンスポイント4

リファレンスポイント5

リファレンスポイント6

No.2PID

No.3PID

No.4PID

No.5PID

No.6PID

No.7PID

測定値(PV)の変化

現在の測定値(PV)がここなら,No.6のPID定数を使って制御します

プログラムパターン番号/パターン名  設定操作 > 5.2節複数のプログラムパターンの中から,番号指定により運転に使用するプログラムパターンを状況に応じて切り替えることができます。各プログラムパターンにはパターン名を付けることができます。プログラムパターン番号:1~30(/PG1オプションでは,1~4)パターン名:半角16文字まで

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1-41IM 04L31A01-01

機能解説

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スタイルナンバーS3以降では,プログラムパターン運転中に,動作ループの重複していない別のプログラムパターンの運転を開始することもできます。運転中のプログラムパターンと動作ループの重複しているパターン番号への変更は不可です。ただし,接点入力でパターン番号を変更した場合,プログラム運転が終了した時点で,変更が反映されます。

使用セグメント数  設定操作 > 5.2節

設定可能なセグメント数は,以下です。・ 1プログラムに設定可能なセグメント数:1~99・すべてのプログラムパターンを構成するセグメントの総数:最大300

セグメント設定方式  設定操作 > 5.2節

セグメント設定方式には以下の2種類があり,選択できます。・セグメント時間設定方式(初期設定)

この方式では,到達目標設定値(セグメント終端の制御目標値)とセグメント時間(セグメントの開始から終端までの時間長)で,セグメント内の動作を設定します。到達目標設定値設定可能範囲:制御用測定スパン内(2入力切り替え制御時は,PVレンジスパン内)時間設定セグメント時間設定可能範囲:00:00:01~99:59:59

測定値 セグメント1~99の動作

到達目標設定値

時間

1つ前のセグメントの到達目標設定値(プログラム運転開始点では

スタート目標設定値)

セグメント時間

・セグメント時間勾配設定方式

この方式では,到達目標設定値と勾配設定値で,セグメント内の動作を設定します。ランプ上昇またはランプ下降(目標設定値変動)の場合の勾配設定値は,1時間または1分間あたりの目標設定値変動量です。勾配値は,プログラム運転の全ループで共通です。したがって,測定スパンは,できるだけプログラム運転の全ループで同一になるようにしてください。ループによって測定スパンが異なる場合,プログラム制御がONの全ループのうちの一番若い番号のループの測定スパンで勾配値が設定され,他のループでは,その勾配値をもとに,各測定スパンに比例した勾配値が設定されます。ランプ時のセグメント時間は,設定ループ中,最長時間になります。上限値は,「99:59:59」です。計算上,この上限値を超える場合には,上限値に達したときに次のセグメントに移ります。ランプ時勾配設定可能範囲は,制御用測定スパン内(2入力切り替え制御時は,PVレンジスパン内)です。ソーク(目標値が一定)の場合には,セグメントの時間長です。ソーク時のセグメント時間設定可能範囲は,「00:00:01」~「99:59:59」です。

測定値セグメント1~99の動作

時間

到達目標設定値

1min or 1h

1つ前のセグメントの到達目標設定値(プログラム運転開始点では

スタート目標設定値)

勾配設定値

ランプ上昇時の場合

セグメント設定方式は,プログラムパターンを構成するすべてのセグメントにおいて共通です。セグメント設定方式を変更すると,それ以前に作成したプログラムパターンの内容が消去されますので,ご注意ください。

1.11 プログラム制御関連の設定

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1-42 IM 04L31A01-01

プログラム運転開始条件の選択  設定操作 > 5.4節

運転開始条件(スタートコード)には以下の4種類があり,いずれかを選択できます。・スタート目標設定値スタート(初期値)・ PV1勾配優先のPVスタート・時間優先のPVスタート・ PV2/3/4/5/6勾配優先のPVスタートスタート目標設定値スタート

スタート目標設定値とは,プログラム運転開始時の目標設定値です。スタート目標設定値スタートにした場合は,目標設定値をスタート目標設定値から到達目標設定値に変化させることができます。このときの変化は,測定値に関係なく「(到達目標設定値-スタート目標設定値)/セグメント時間」の勾配に従います。セグメント時間勾配設定方式を選択している場合は,設定してある勾配に従います。

測定値 SEG1 SEG2 TSPn :到達目標設定値SSPn :スタート目標設定値

時間

TSP2

SSP2SSP1

TSP1第1ループ用のプログラムパターン

第2ループ用のプログラムパターン

セグメント時間

PV勾配優先のPVスタート

勾配優先PVスタートでは,第1~6ループの測定値(PV1~6)のどれかを指定してプログラム運転を開始させます。指定されなかった他のループのパターンは,指定されたループのPVスタートのパターンに従ってスタートします。指定ル-プのスタ-ト時のPV値とプログラムパタ-ンで示される目標設定値との比較によってスタ-ト地点が変わってきます。比較されるプログラムパタ-ンは,スタート目標設定値から最初のソ-ク点まで,または最初の下降勾配(ランプ)スタ-ト点まで(スタートセグメントが上昇勾配の場合)です。スタ-ト時のPV値とプログラムパタ-ン上の目標値が一致したときが,スタート点となります。同一点が見つからない場合は,比較されるプログラムパタ-ンの最終点が開始点となります。セグメントが上昇勾配(ランプ)だけの場合,到達目標設定値よりスタ-ト時のPV値が大きいときは,プログラム運転は開始されず,プログラム運転は終了します。このとき,目標設定値トラッキング処理は行われません。スタ-トセグメントがソ-クのときは,本機能は働かず,スタ-ト目標設定値スタ-トと同一となります。PV勾配優先のPVスタート指定したループが,ローカル運転やストップなどプログラム運転でなくなった場合は,スタート目標設定値スタートになります。PV1勾配優先スタートとPV2勾配優先スタートの例を以下に示します。・第1ループの第2セグメントがソークセグメントの場合の例

PV1勾配優先PVスタートにした場合は,第1ループの勾配が優先します。第1ループのプログラム運転開始点は,C1点,D1点,またはE1点のどれかになります(その時点の測定値の位置:a~eによって異なります)。他のループの1つである第2ループのプログラム運転開始点は,第1ループと同一の運転開始時刻になります。たとえば,第1ループのプログラム運転開始点がC1点の場合は,第2ループのプログラム運転開始点はC2点になります。

測定値

SEG1

A1

B1

D1

E1B2

C1

A2

C2

E2D2

SEG2 SEG3 SEG4 SEG5時間

a

b

c

d

e

第2ループ用のプログラムパターン

第1ループ用のプログラムパターン

1.11 プログラム制御関連の設定

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1-43IM 04L31A01-01

機能解説

3

2

1

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6

7

8

9

10

11

12

13

14

・第2ループの第3セグメントがソークセグメントの場合の例

PV2勾配優先PVスタートにした場合は,第2ループの勾配が優先します。第2ループのプログラム運転開始点はA2点~E2点のどれかになります(その時点の測定値の位置:a~eによって異なります)。他のループの1つである第1ループのプログラム運転開始点は,第2ループと同一の運転開始時刻になります。たとえば第2ループのプログラム運転開始点がA2点の場合は,第1ループのプログラム運転開始点はA1点になります。

測定値

SEG1

A1B1D1

E2

B2

C1

A2

C2

E1

D2

SEG2 SEG3 SEG4時間

第1ループ用の プログラムパターン

第2ループ用の プログラムパターン

a

b

c

d

e

・ セグメントが上昇勾配(ランプ)だけの場合の例

PV1勾配優先PVスタートにした場合は,第1ループの勾配が優先します。第1ループのプログラム運転開始点はB1点~E1点のいずれかとなります(その時点の測定値の位置:a~eによって異なり,a点の場合はプログラム運転を開始しません)。他のループの1つである第2ループのプログラム運転開始点は,第1ループのプログラム運転開始点と同一である必要があります。このため,たとえば,第1ループのプログラム運転開始点がB1点の場合には,第2ループのプログラム運転開始点はB2点になります。

測定値

SEG1

A2B2

D2E1

B1

C2

A1

C1

E2

D1

SEG2時間

a

b

c

d

e

第1ループ用の プログラムパターン

第2ループ用の プログラムパターン

1.11 プログラム制御関連の設定

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1-44 IM 04L31A01-01

時間優先PVスタート

プログラム運転開始時の測定値から,第1セグメントの到達目標設定値に向かってセグメント時間を優先してプログラム運転を開始します。折線の勾配は,「(到達目標設定値-測定値)/セグメント時間」です。第1セグメントがソークセグメントの場合は,「スタート目標設定値スタート」と同一の動作になります。・第2セグメントがソークセグメントの場合の例

第1ループのプログラム運転開始点は必ずa~e点となります。また第2ループのプログラム運転開始点は,第1ループと同一時間になるため,プログラム運転開始点はa2~e2点となります。

測定値

SEG1

TSP1

TSP2

TSPn:到達目標設定値

C2

C1

SEG2 SEG3 SEG4 SEG5時間

C1

C1

C1

C1

第2ループ用の プログラムパターン

第1ループ用の プログラムパターン

a

b

c

d

e

a2

b2

c2

d2

e2

Noteセグメント設定方式がセグメント時間勾配方式の場合には,本スタート方式は選択できません。

プログラムセグメントの切り替え条件  設定操作 > 5.5節次のセグメントへ移行するときの条件や,セグメント区間内の動作条件など,セグメントの切り替えに関する動作条件を各セグメントごとに設定できます。セグメントの切り替え条件は,次の4つの中から選択できます。・継続切り替え(初期値)・ホールド切り替え・ローカル終了・リセット終了継続切り替え

セグメントの継続切り替えを設定したセグメントが終了すると,次のセグメントを継続して実行します。最終セグメントにセグメントの継続切り替えを設定すると,リセット終了を設定した場合と同様の動作になります。セグメントの継続切り替えの例を以下に示します。測定値

TIMEn

SEG.n SEG.n+1

時間

n=1~98

TIMEn+1

セグメントnの 到達目標設定値

SEG.nが終了すると継続して, 次のセグメント(SEG.n+1) の運転になります

1.11 プログラム制御関連の設定

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1-45IM 04L31A01-01

機能解説

3

2

1

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

ホールド切り替え

セグメントのホールド切り替えを設定したセグメントが終了すると,プログラム運転が一時停止(ホールド運転)状態になります。キー操作,外部接点入力,または通信機能で,ホールド運転状態を解除するまで,ホールド状態が継続されます。最終セグメントでは,ホールド運転状態を解除するとプログラム運転が停止(リセット)状態になり,各制御ループは,運転停止(STOP)状態になります。ホールド解除操作を行う以外に,ホールド運転中にプログラム運転開始(RUN)操作,またはアドバンスを実行してもホールドは解除されます。セグメントのホールド切り替えの例を以下に示します。

測定値

TIMEn

SEG.n SEG.n+1

時間

n=1~98

TIMEn+1

ホールド中

ホールド状態を解除するまで ホールド状態を継続します

ホールド切替えを設定したセグメント(SEG.n)が 終了するとプログラム運転が一時停止(ホールド 運転)状態になります

ローカル終了

ローカル終了を設定したセグメントが終了すると,プログラム運転が停止(リセット)状態になり,各制御ループは,ローカル(目標設定値が一定)モードの運転状態となります。なお,このとき使用する目標設定値は,目標設定値トラッキングのオン/オフの条件によって,以下のように異なります。また,ローカルモードの運転状態になると,PVイベントおよびタイムイベントはオフになります。・目標設定値トラッキングがオン(ON)の場合

最終セグメントのプログラム運転を終了すると,下図のように,ローカル(目標設定値が一定)モードの運転状態になります。このとき,最終セグメントの到達(最終)目標設定値の値をそのままローカルモードでの目標設定値として継続使用します。「ローカル目標設定値」はあらかじめ設定しておくことができますが,目標設定値トラッキングがオンの場合はその設定値に関わらず,最終セグメントの到達目標設定値に追従(トラッキング)します。

測定値

タイムイベントEVn

最終セグメントSEG.n

ローカル目標設定値

時間

n=1~99

プログラム運転

ローカル運転

最終セグメントの終了後は,あらかじめ設定した「ローカル目標設定値」に関わらず,最終セグメントの到達目標設定値をローカル目標設定値とし,定値制御運転します

・目標設定値トラッキングがオフ(OFF)の場合

最終セグメントのプログラム運転を終了すると,下図(次ページ)のように,ローカル(目標設定値が一定)モードの運転状態になります。このとき,あらかじめ設定しておいた「ローカル目標設定値」を使用して制御し,PVイベントおよびタイムイベントはオフになります。

1.11 プログラム制御関連の設定

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1-46 IM 04L31A01-01

測定値

タイムイベントEVn

最終セグメントSEG.n

ローカル目標設定値

時間

n=1~99

プログラム運転

ローカル運転

最終セグメントの終了後は,あらかじめ設定した「ローカル目標設定値」で定値制御運転します

リセット終了

リセット終了を設定したセグメントが終了すると,プログラム運転が停止(リセット)状態になり,各制御ループは,運転停止(STOP)になります。

Noteプログラムパターン作成時に,[ローカル終了]または[リセット終了]を設定したセグメントがプログラム運転最終セグメントとしてデータが作成されます。

ウェイト動作  設定操作 > 5.3節PVが目標設定値に追従できない場合に,プログラム運転の進行を一時的に停止する機能です。進行を一時的に停止し,目標設定値の変化を止めて,PVが目標設定値に追従するのを待ち(ウェイト)ます。追従できた時点で,プログラム運転を自動的に再開します。この機能には,次の2つの動作種類があります。・セグメント切り替え時のウェイト・セグメント区間内のウェイト動作は,測定入力の追従程度を判定する偏差幅であるウェイトゾーンと,ウェイトゾーンに到達するまでの待ち時間であるウェイト時間で設定します。ウェイトゾーンとウェイト時間の組み合わせは,5組まで設定できます。ウェイト動作は,各ループごとに機能するため,どれか1つのループで測定値がウェイトゾーンに達しない場合,運転状態からウェイト状態になります。なお,ローカル運転や停止中のループは,対象外です。カスケード制御では,1次側がローカル運転,または2次側が停止中の場合に,対象外になります。ホールド状態にあるときは,ウェイト動作に優先するため,ウェイト動作は行われません。セグメント切り替え時のウェイト

セグメント切り替え時のウェイトとは,次のセグメントに移行する時点で測定値が到達目標設定値に達していない場合のウェイト動作です。測定入力がウェイト時間以内にウェイトゾーンに到達した場合は,その時点で次のセグメントに移行します。測定入力がウェイト時間以内にウェイトゾーンに到達しない場合は,ウェイト時間が経過した時点で次のセグメントに移行します。ウェイト動作中にホールド運転に切り替えたときは,ウェイト時間はリセットされます。ホールド解除時にウェイトゾーンに達していなかったときは,ゼロから計時を再開します。また,ホールド運転中に残りセグメント時間を変更したときは,セグメント切り替え時ではなくなるため,ウェイト動作は一旦リセットされます。・ウェイト時間内にウェイトゾーンに到達した場合の動作

ウェイト動作が開始されてからウェイト時間が経過する前に測定値が到達目標設定値のウェイトゾーンに到達した場合は,ウェイト状態から運転状態になり次のセグメントに移行します。

1.11 プログラム制御関連の設定

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1-47IM 04L31A01-01

機能解説

3

2

1

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

SEG.n SEG.n+1 n=1~98

EVn EVn+1

ウェイトゾーン ウェイトゾーン

タイマ停止

ウェイト時間

測定値 ウェイトゾーンに到達した時点で 次のセグメント(SEG.n+1)に 移行します。

到達目標設定値

目標設定値

・ウェイト時間内にウェイトゾーンに到達しなかった場合の動作

ウェイトゾーンに到達する前にウェイト時間が経過すると,測定値が到達目標設定値に到達していなくても,ウェイト時間が経過した時点でウェイト状態から運転状態になり,次のセグメントに移行します。ただし,ウェイト時間の設定が「00:00:00」の場合は,ウェイトゾーンに到達するまでウェイト動作を継続します。

SEG.n SEG.n+1 n=1~98

EVn EVn+1

ウェイトゾーン ウェイトゾーン

タイマ停止

ウェイト時間

測定値

測定値はウェイトゾーンに到達していない がウェイト時間経過時点で次のセグメント に移行します。

到達目標設定値

目標設定値

Noteウェイト動作中にウェイト時間の変更を行った場合は,変更前にすでに経過したウェイト時間も加え,新しく設定したウェイト時間でウェイト動作を継続します。新しく設定したウェイト時間が変更前にすでに経過したウェイト時間と等しいか小さいときは,その時点でウェイト動作を終了します。ただし,ウェイト動作中にウェイト時間の設定を「00:00:00」から「00:00:00」以外に変更したときは,その変更時点から,設定したウェイト時間によるウェイト動作を開始します。

セグメント区間内のウェイトの場合

プログラム運転があるセグメントの区間内であるときに,現在の目標設定値に対してあらかじめ設定したウェイトゾーンから測定値が外れた場合,ウェイト状態となり,プログラム運転の進行が遅延します。なお,セグメント区間内のウェイト動作の場合,ウェイト時間の設定には関係なくウェイトゾ-ンに到達するまでウェイト動作を継続します。測定値が再びウェイトゾ-ン内に復帰した場合は,ウェイト動作から運転状態になり,プログラム運転の進行が再開されます。また,ウェイトゾ-ンから測定値が外れるたびにウェイト動作は繰り返されます。

セグメントn

ウェイト区間 測定値

ウェイトゾーン

本来の目標設定値

目標設定値

1.11 プログラム制御関連の設定

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1-48 IM 04L31A01-01

イベント出力  設定操作 > 4.2節,5.6節,5.9節

プログラム運転の進行にあわせ,あらかじめ設定した時点で警報を出力したり,一定時間経過後に接点出力をONにするための機能です。イベント動作は,イベント動作を設定したセグメントの開始時間に動作します。イベント動作には,タイムイベントとPVイベントの2種類があります。・設定可能な1セグメントあたりのタイムイベント/PVイベント数:各16・設定可能なイベント総数(全パターンの合計):800イベント動作に対応したリレー出力(イベント出力)を設定できます。次のどちらかのタイプを使用できます。ただし,バージョン3.02より前のCXでは,「プログラムパターンごとのイベント出力」だけを使用できます。・全プログラムパターンに対して共通のイベント出力・プログラムパターンごとのイベント出力タイムイベント

タイムイベントとは,セグメントの運転開始時から計時を始め,設定した時間が経過後に接点出力をオンするための機能です。ON時間/OFF時間は,両方とも指定セグメント開始時点からの経過時間で設定します。指定セグメントのセグメント時間を超える時間設定,およびイベント動作が可能です。

SEG4SEG3SEG2

TSP2

TSP1

SEG1 SEG5

タイムイベント1

タイムイベント2

タイムイベント3

第2ループの プログラムパターン

第1ループ用の プログラムパターン

TSPn:到達目標設定値

オン時間 オフ時間

オン時間 オフ時間

オン時間 オフ時間

Note・タイムイベントのイベント情報は,タイムイベントを設定したセグメントが終了した後も保持されます。

・ホールド運転中およびウェイト動作中には,タイムイベントのカウントは一時的に停止されます。

・PV勾配優先先のPVスタートで,セグメントの途中からパターンが開始された場合は,タイムイベントも途中から開始します。

1.11 プログラム制御関連の設定

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1-49IM 04L31A01-01

機能解説

3

2

1

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

PVイベント

プログラム運転時にあらかじめ設定しておいたPV警報や偏差警報などを出力します。PVイベントは,指定セグメント内でだけ動作します。PVイベントの種類は下表に示すとおりです。イベントごとにヒステリシスを設定できます。

警報設定点

ヒステリシス

測定値

ヒステリシス

警報設定点 測定値

ヒステリシス

測定値

目標設定値 偏差設定値

測定値 目標設定値

偏差設定値

ヒステリシス

リレー動作

(開/閉:リレー接点状態)

リレー動作

(開/閉:リレー接点状態)イベントの種類 イベントの種類

目標設定値

測定値

ヒステリシス ヒステリシス

偏差設定値

閉 開 閉

偏差設定値 目標設定値

測定値

ヒステリシス ヒステリシス

開 開

警報設定値 設定値

ヒステリシス

ヒステリシス

警報設定値 設定値

ヒステリシス

警報設定値 出力値

ヒステリシス

警報設定値 出力値

測 定 値 上 限

測 定 値 下 限

偏 差 上 限

偏 差 下 限

偏 差 上 下 限

上 下 限

偏 差 内

設 定 値 上 限

設 定 値 下 限

出 力 値 上 限

出 力 値 下 限

Note・PVイベントの設定は,同一条件で続けて次のセグメントでも設定されないと,設定したプログラムセグメントの運転が終了した時点でリセットされます。

・カスケード制御の場合,1次側ループと2次側ループにPVイベントを設定できます。

接点入力によるプログラムパターンの切り替え  設定操作 > 4.3節,4.21節接点入力は,制御出力端子ブロック「DI001~DI006」で与えます。・バージョン3.20以前

プログラムパターンを,2進数(バイナリ)表現の接点入力で切り替えます。・バージョン3.20以降

2進数(バイナリ)表現に加え,2進化10進数(BCD)表現の接点入力で,プログラムパターンを切り替えることができます。[バイナリ]を使用するか,[BCD]を使用するかは選択可能です。デフォルトは[バイナリ]です。

1.11 プログラム制御関連の設定

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1-50 IM 04L31A01-01

リピート動作  設定操作 > 5.7節

プログラムパターン中の連続するセグメントで構成される部分を複数回繰り返してリピート運転する機能です。リピート運転をするときは,繰り返しを開始するセグメント(リピートスタートセグメント),終了するセグメント(リピートエンドセグメント)および繰り返し回数(リピート回数)を設定します。無限回の繰り返しを設定することもできます。「リピート回数=1,リピートスタートセグメント番号=3,リピートエンドセグメント番号=5」に設定した場合のプログラムパターンを以下に示します。

TSP1

TSP2

SEG4 SEG6SEG5SEG3SEG5SEG4SEG3SEG2SEG1

リピート区間:リピート回数=1

リピートスタート セグメント番号=3

リピートエンド セグメント番号=5

TSPn:到達目標設定値

同じ値

第2ループの プログラムパターン

第1ループ用の プログラムパターン

Note・プログラム運転中に,リピート動作,リピ-トスタ-トセグメント,リピ-トエンドセグメント,リピ-ト回数(無限回も含む)を変更した場合の動作は,以下のようになります。・リピートOFFに変更した場合,またはその時点のセグメント番号がリピ-トエンドセグメントより大きい場合それまでに行った(もしくは,行っていない)リピート動作とは無関係に,リピ-ト動作は行いません。

・その時点のセグメント番号がリピ-トスタ-トセグメントより小さい場合それまでに行った(もしくは,行っていない)リピート動作とは無関係に,変更された内容で初回からリピ-ト動作を行います。

・その時点のセグメント番号がリピ-トスタ-トセグメントとリピ-トエンドセグメントの間リピート動作を行う前(リピートOFFからの変更も含む)もしくはリピート動作終了後に変更を行った場合は,変更された内容で初回からリピ-ト動作を行います。リピート動作中に変更を行った場合は,変更前にすでに行ったリピート回数も加えて,新しく設定されたリピ-ト回数リピ-ト運転を行います。新しく設定されたリピ-ト回数が変更前にすでに行ったリピート回数と等しいか少ない場合はその回でリピート動作を終了します。ただし,リピ-ト回数無限回から有限回のリピ-ト回数に変更した場合には,変更時点から設定されたリピート回数によるリピート動作を開始します。

・1つのプログラムパタ-ンで設定できるリピ-ト設定は,1区間だけです。・リピ-トスタートセグメントの最初の目標設定値と,リピ-トエンドセグメントの最後の目標設定値は同じ値にします。それらが不一致の場合は,スタ-トセグメントのパタ-ンに影響を及ぼします。

・リピート動作において,リピートエンドセグメントからリピートスタートセグメントに戻るときは,オンだったタイムイベントは,すべてオフになります。プログラム運転の開始条件で,「時間優先PVスタート」または「勾配優先PVスタート」が設定されている場合は,リピート開始時にもPVスタートを行います。ただし,ロ-カル運転または運転停止中のル-プは,PVスタ-ト対象からは外されます。カスケ-ド制御時は,1次ル-プがロ-カル運転,または2次ル-プが運転停止中になると,対象から外されます。PVスタ-トができない場合は,「スタート目標設定値スタート」を行います。

1.11 プログラム制御関連の設定

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1-51IM 04L31A01-01

機能解説

3

2

1

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

プログラムパターン運転開始遅延時間  設定操作 > 6.4節

プログラム運転を開始させる操作を行ってから,実際にプログラムパターン運転を開始するまでの遅延時間を設定できます。この設定は,各ループに共通の設定で,1回のプログラム運転だけで有効です。プログラム運転中は設定できません。遅延時の制御出力は,プリセット値です。遅延時に,ホールドまたはアドバンスの操作はできません。プログラム開始時間設定可能範囲:00:00:00~99:59:59

測定値

時間 遅延時間が経過

プログラム運転開始

目標設定値

遅延時間

運転開始操作

プログラム運転開始セグメントの指定  設定操作 > 6.4節

プログラム運転開始時の開始セグメント番号を指定することができます。たとえば,現在運転中のプログラムを前のセグメントに戻し,再スタートさせたい場合に使用できます。以下に,セグメント3から運転開始する場合を示します。

SEG4SEG3SEG2SEG1 SEG5

時間

セグメント3からプログラム運転を開始

B

C

A

測定値

セグメント3のセグメント時間

PV1勾配優先PVスタートの場合

時間優先PVスタートの場合現在の測定値

スタート目標設定値スタートの場合

SSP

TSP1TSP2

TSP3 TSP4

TSP5

セグメント3からプログラム運転を開始した場合,スタート条件により,以下のようにプログラム運転を開始します。・スタート目標設定値スタートの場合

A点をスタート目標設定値として,C点へ向かってプログラムが動作します。・ PV1勾配優先PVスタートの場合

B点からC点に向かってプログラムが動作します。・時間優先PVスタートの場合

現在のPV値からセグメント3のセグメント時間でC点へ向かってプログラムが動作します。

ホールド運転  設定操作 > 6.4節プログラム運転中にプログラム進行をホールド(タイマ停止)することができます。プログラム運転状態表示画面でのキー操作,外部接点入力,または通信機能によって行えます。ホールド状態になったときには,運転中のセグメントに対して一時的な設定変更が可能で,ホールドを解除すると,変更内容での動作を始めます。一時的とは,現セグメントの運転には変更が反映するが,設定そのものには反映しないことを意味します。可能な変更内容は,以下です。・セグメントの到達目標設定値を変更する・残りセグメント時間を増やす/減らすただし,ホールド状態になっているセグメントがランプセグメントの場合,セグメント時間勾配設定方式のときは,残りセグメント時間だけの変更はできません。到達目標設定値を変更すると,それに合わせて残りセグメント時間も変わります。ホールド解除操作を行う以外に,ホールド運転中にプログラム運転開始(RUN)操作,またはアドバンスを実行してもホールドは解除されます。

1.11 プログラム制御関連の設定

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1-52 IM 04L31A01-01

セグメントの到達目標設定値を変更する場合

ホールド運転中に到達目標設定値を変更することができます。ホールドした時間分だけタイムイベントのオン/オフ時間およびセグメント時間が長くなります。

ホールド区間(タイマ停止)

タイマ停止時間分遅延

到達目標設定値

タイムイベントオンオフ

SEG1 SEG2 SEG3 SEG4 SEG5

設定値変更後のパターン到達目標設定値

の変更

設定値変更前のパターン

Noteセグメント時間勾配設定方式で到達目標設定値を変更すると,セグメント時間も変更されます。タイムイベントのイベントタイマは変更されません。

残りセグメント時間を増やす/減らす場合

ホールド運転中に残りセグメント時間を増やす/減らすことができます。ホールド中に残りセグメント時間を増やす/減らすと,ホールドした時間分,また残りセグメント時間を増やした/減らした分だけ,タイムイベントのオン/オフ時間およびセグメント時間が自動的に調整されます。・残りセグメント時間を増やす場合の例

タイマ停止時間分遅延ホールド区間(タイマ停止)

オンオフタイムイベント

SEG1 SEG2 SEG5SEG4SEG3

到達目標設定値

残りセグメント時間増

残りセグメント時間を増やす前のパターン

残りセグメント時間を増やした場合のパターン

・残りセグメント時間を減らす場合の例

SEG1 SEG2 SEG5SEG4SEG3

残りセグメント時間減

タイマ停止時間分遅延

残りセグメント時間を減らした分タイムイベントも減る

ホールド区間(タイマ停止)

オン

オフタイムイベント

到達目標設定値

残りセグメント時間を減らした場合のパターン

残りセグメント時間を減らす前のパターン

1.11 プログラム制御関連の設定

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1-53IM 04L31A01-01

機能解説

3

2

1

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

Note残りセグメント時間を減らした場合に,イベントの動作タイマのタイプアップ時間が経過したときは,その時点でタイムイベントを強制的に発生させます。

セグメント時間勾配設定方式で到達目標設定値を変更する場合の例

下図は,セグメント時間勾配設定方式で到達目標設定値を変更することにより,到達目標設定値と残りセグメント時間の両方が変更される場合の例です。

TSP1

TSP3

TSP2

前回TSP1

前回TSP2

前回TSP3

セグメントn-1 セグメントn+1セグメントn

残りセグメント時間

ホールド時に到達目標設定値と残りセグメント時間を変更

タイムイベント

変更後TSP1

前回TSP1

前回TSP2

前回TSP3

セグメントn-1 セグメントn+1セグメントn

変更後残りセグメント時間

タイムイベント

変更後TSP3

変更後TSP2

TSP1~3:到達目標設定値

オン

オフ

オン

オフ

セグメントのアドバンス  設定操作 > 6.4節プログラム運転中に,プログラム進行を強制的に次のセグメントに進めることができます。このアドバンス操作は,プログラム運転状態表示画面でのキー操作,外部接点入力,または通信機能によって行えます。現在運転中のセグメントでアドバンス操作をすると,次のセグメントに強制的に進行しますが,実行するセグメントの状態によっては,以下のように動作します。・最終セグメントでアドバンスを実行した場合

そのセグメントの切り替え設定に従って動作します。[ローカル終了]設定時:ローカル運転状態になる[リセット終了]設定時:リセット(運転停止)状態になる[継続切替]または[ホールド切替]設定時:リセット(運転停止)状態になる

・リピートエンドセグメントでアドバンスを実行した場合リピート運転を開始します。

・上記以外のセグメントでアドバンスを実行した場合セグメント切り替え設定に関係なく,次のセグメントに進みます。

・プログラム運転のホールド中にアドバンスを実行した場合ホールドが解除され,上記セグメント状態によって動作します。

プログラム制御終了通知  設定操作 > 5.8節プログラム運転が正常に終了した場合(強制終了は除く),接点出力(通信機能でも可能)で,その終了を通知することができます。正常終了後5秒間ONとなります。

1.11 プログラム制御関連の設定

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1-54 IM 04L31A01-01

1.12 チューニング

チューニング項目の選択  設定操作 > 4.5節チューニング画面では,最大21項目のチューニング項目を表示することができます。初期設定では,下記のように割り付けられています。各チューニング項目の名称(SPなど)は半角英数字6文字で変更できます。チューニング項目は,下記以外に,[DR](制御動作方向)と,[H](リレーヒステリシス)があります。SP(目標設定値) D(微分時間) BS1(測定値1入力バイアス)*

A1(アラーム値1) OH(出力リミット上限値) FL1(測定値1入力フィルタ)*

A2(アラーム値2) OL(出力リミット下限値) BS2(測定値2入力バイアス)*

A3(アラーム値3) MR(マニュアルリセット) FL2(測定値2入力フィルタ)*

A4(アラーム値4) PO(プリセット出力) RT(比率設定)*

P(比例帯) RBS(リモート入力バイアス)*

I(積分時間) RFL(リモート入力フィルタ)*

W01~W36(制御演算用定数)*

*:スタイルナンバーS3以降で有効

PV/SP演算がONのきは,BS1,FL1,BS2,FL2,RFLは選択できません。

マニュアルチューニング操作  操作 > 6.3節下記のようなチューニング画面で,チューニングしたい項目を矢印キーで選択したのち,その項目の値を変更することができます。

PID定数のオートチューニング操作  操作 > 6.3節チューニング画面で,オートチューニングしたいPID番号を選択したのち,オートチューニングを実行します。

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機能解説

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1.12 チューニング

オートチューニング動作

オートチューニングは,自動的にプロセス特性を測定し,最適なPID定数を自動設定する機能です。オートチューニングを実行すると,下図のように制御出力(OUT)が一時的にステップ状にオン/オフし,これにより発生するPVのハンチィング周期と振幅から最適なPID定数が計算され,設定されます。この方式を「リミットサイクル方式」といいます。オートチューニングは,PID制御で自動運転中のときだけ可能です。また,カスケード制御の場合,カスケード1次ループではカスケード運転中のときだけ可能です。

設定値

測定値

制御出力

オートチューニング オン

オートチューニングに より求められたPID定数

によるPID制御

3つ目の山がきたら オートチューニング

終了

オートチューニング中

オフ オフ オン オン オン

時間

オートチューニング実行時の目標設定値(オ-トチュ-ニングポイント)

オ-トチュ-ニングポイントは,次のようになります。・ゾーンPID選択時

ローカル運転グループ指定実行時:目標設定値番号指定目標設定値全グループ実行時:各リファレンスポイントの中間点

プログラム運転またはリモート運転グループ指定実行時:オートチューニング実行時の目標設定値全グループ実行時:各リファレンスポイントの中間点

・ゾーンPID不選択時ローカル運転目標設定値番号指定目標設定値

プログラム運転またはリモート運転オートチューニング実行時の目標設定値(ただし,カスケード制御の2次側ループは目標設定値番号指定目標設定値)

オ-トチュ-ニングポイントには,測定スパンの「3~97%」の範囲で,リミットを設定できます。

Noteプログラム運転ありに設定されたループのどれか(カスケード2次ループで,1次ループがプログラム運転ありの場合を含む)がプログラム運転中に,オートチューニングを実行した場合,プログラム運転の進行は一時停止となり,停止した時間分だけタイムイベントおよびセグメント時間は長くなります。一時停止が解除されるのは,プログラム運転ありに設定されたすべてのループのオートチューニングが終了したときです。なお,プログラム運転一時停止中にホールド動作,アドバンス動作,およびPVイベントは有効ですが,ウェイト動作は無効です。

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1-56 IM 04L31A01-01

1.13 計測機能の概要

測定入力「直流電圧」,「熱電対」,「測温抵抗体」,または「ON/OFF信号」(接点信号または電圧信号)を測定対象にすることができます。入力した信号は,「1s」または「2s」の測定周期でA/D変換され,内部メモリに取り込まれます。測定データに対して,「差演算」,「開平演算」,および「スケーリング」の演算を行い,内部メモリに書き込むこともできます。

測定データの表示内部メモリに取り込んだ測定データをトレンド波形,数値(ディジタル値),またはバーグラフで運転画面に表示できます。トレンド表示 ディジタル表示

バーグラフ表示 4画面表示

計測アラーム(計測警報)測定/演算データが所定の条件を満たしたときに,アラームを出すことができます。アラームが発生したときに,アラーム発生を知らせる情報を運転画面に表示させることもできます。また,計測警報オプション端子ブロックのアラーム出力端子[ALARM],および制御出力端子ブロック/制御拡張DIO端子ブロックのリレー接点出力/トランジスタ出力端子[DIGITAL OUT]からリレー信号を出力したり内部スイッチをONにできます。運転画面表示では,状態表示部に表示されるアラームアイコンや,トレンド/ディジタル/バーグラフ/オーバビュー表示などの表現方法でアラーム状態が表示されます。また,アラームサマリでは,アラームの詳細情報が表示されます。オーバビュー表示でのアラーム表示例

カーソルアラームが発生しているチャネルのエリアは赤色で表示

アラームが発生していないチャネルのエリアは緑色で表示測定値/演算値

チャネル番号またはタグ名アラーム種類

アラームアイコン

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アラームサマリ表示例(詳細は1-86ページ)画面の最下行に表示されているアラーム情報の番号

内部メモリのアラーム情報数

アラーム発生チャネル(チャネル番号またはタグ名)

アラーム番号(1,2,3,4)/タイプ(H,L,h,l,R,r,T,t)

アラーム発生日時 アラーム解除日時

アラームマーク

カーソル

データの保存測定データは,外部記憶メディア(フロッピーディスク(2HD),Zipディスク(100MBまたは250MB),またはATAフラッシュメモリカード(4~440MB))に保存することができます。

CX2000

1

2

3

4

DISP/ENTER

外部記憶メディア

フロッピー ディスク

Zipディスク

ATAフラッシュ メモリカード

外部記憶メディアに保存されたデータは,付属のDAQSTANDARDソフトウエアを使って,パーソナルコンピュータに表示したり,CX2000で読み込んで再表示することができます。

通信機能CX2000に標準装備されているイーサネットを使って,ネットワーク上のサーバにデータを送ったり(クライアント機能),ネットワーク上のコンピュータから,CX2000の外部記憶メディアに保存された測定データを読み込むことができます(サーバ機能)。

CX CX測定データ

サーバ

プライマリ セカンダリ

外部記憶メディアのデータ

パーソナル コンピュータ

CX CX

イーサネットやシリアル通信による通信機能については,本書では説明していません。「CX1000/CX2000通信インタフェースユーザーズマニュアル」(IM 04L31A01-17)をご覧ください。

1.13 計測機能の概要

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1-58 IM 04L31A01-01

1.14 計測機能 > 測定入力関連設定

A/D変換器の積分時間  設定操作 > 7.1節本機器では,サンプリングされたアナログ信号をA/D変換器でディジタル信号に変換しています。このとき,入力信号に混在するノイズを除去する目的で,一定時間サンプリングデータを積分します。その積分時間を[オート]/[50Hz(20ms)]/[60Hz(16.7ms)/100ms]の中から選択できます。この設定は,計測機能の測定入力だけでなく,制御機能の測定入力にも共通の設定です。A/D変換器の積分時間を,使用する電源の1サイクルあたりの時間またはその整数倍の時間に設定すると,電源周波数ノイズの影響を効果的に除去することができます。[オート]の場合は,本機器が自動的に電源周波数を検知して,16.7msまたは20msのどちらかに切り替えます。100msは16.7msと20msの整数倍にあたり,50Hz/60Hzのどちらの周波数に対しても効果的に電源周波数ノイズの影響を除去することができます。

測定周期  設定操作 > 7.1節測定周期は,入力信号をサンプリングする周期です。[1s]か[2s]のどちらかを選択できます。ただし,積分時間を[100ms]に選択したときは,測定周期は「2s」に固定です。

Note演算機能(/M1)付きモデルで四則演算などの演算を行う場合も,この測定周期で演算を実行します。

入力の種類/入力演算(モード)  設定操作 > 7.1節ご使用のCX2000の形名の下2桁が「10」のものは,10チャネル,「20」のものは,20チャネルの計測用測定入力チャネル(測定チャネル)があります。各測定チャネルに入力する信号の種類を,「直流電圧」,「熱電対」,「測温抵抗体」,「ON/OFF入力」(接点信号または電圧信号)の中から選択できます。また,測定データに対して,「差演算」,「開平演算」または「スケーリング」の各演算を行い,その演算結果を測定データとして表示したり,保存したりすることができます。本機器では,入力種類や入力演算の種類を,[モード]として設定します。また[モード]で「差演算」,「開平演算」,または「スケーリング」を設定したときは,入力種類を[タイプ]として設定します。

モード 設定時の表記* 説明

直流電圧 電圧 ±20mV~±50Vの直流電圧を測定できます。熱電対 TC R,S,B,K,E,J,T,N,Wなどの各タイプの温度範囲に対

応した温度を測定できます。測温抵抗体 RTD Pt100またはJPt100の各温度範囲に対応した温度を測定できま

す。スケーリング スケール 入力信号を目的に合った単位を持つ数値に変換して表示します。

入力種類(タイプ)は,「直流電圧」「熱電対」「測温抵抗体」「ON/OFF入力」の中から選択できます。

差演算 Delta 設定した一方のチャネルの入力信号から他のチャネル(このチャネルを「基準チャネル」と呼びます)の測定値を引いた値を指定チャネルの測定値として表示します。入力種類(タイプ)は,「直流電圧」「熱電対」「測温抵抗体」「ON/OFF入力」の中から選択できます。

ON/OFF入力 DI 接点入力または電圧入力を表示範囲の0%または100%に対応させて表示します。接点入力:接点クローズがON(1)/接点オープンがOFF(0)電圧入力:2.4V未満がOFF(0)/2.4V以上がON(1)

開平演算 Sqrt 入力信号の平方根を計算し,その演算結果をチャネルの測定値として表示します。演算結果を目的に合った単位を持つ数値に変換して表示することもできます。入力種類(タイプ)は,「直流電圧」だけです。

スキップ スキップ 測定対象にしないチャネルに選択します。

* 設定画面の[モード]欄の選択肢として表示される文字です。測定チャネルを設定するときに使います。

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Note・電流入力の場合,入力端子にシャント抵抗を付けて,電圧入力に変換します。下表のシャント抵抗が用意されています。たとえば,4~20mA入力のときは,250Ωのシャント抵抗を使用して1~5Vに変換します。品名 形名 抵抗値シャント抵抗 4159 20 250Ω ±0.1%(ねじ端子用) 4159 21 100Ω ±0.1%

4159 22 10Ω ±0.1%・本機器の開平演算方式は,以下に記す方式です。

F =(F  - F  ) V - VV - V

+ Fxx

maxmax min

min minmin

ただし,記号の意味は下記のとおりです。Vmin:スパン下限値,Vmax:スパン上限値,Fmin:変換後のスケール下限値,Fmax:変換後のスケール上限値,Vx:入力電圧,Fx:スケーリング値ルート内がマイナスの場合,演算結果はFmin < Fmax のとき:「-*****」Fmin > Fmaxのとき:「+*****」と表示されます。

測定レンジと測定可能範囲  設定操作 > 7.1節入力の種類が「直流電圧」「熱電対」「測温抵抗体」「ON/OFF入力」のときは,入力信号に合わせて「レンジ」を選択します。「直流電圧」の場合には,測定可能範囲(「-20.00~20.00mV」のときは[20mV]を選択),「熱電対」や「測温抵抗体」の場合には,「タイプ」を選択します。たとえば,「熱電対」には,[R],[S],[B],[K],[E],[J],[T],[N],[W],[L],[U],[PLATINEL],[PR40-20],[W3Re/W25Re]のタイプの選択肢があり,[R]を選択したときの測定可能範囲は「0.0~1760.0」になります。また,実際に測定する範囲として,測定可能範囲内で,測定スパン(設定では,[スパン下限]/[スパン上限値])を設定します。

バーンアウト(センサ断線)検知  設定操作 > 7.1節熱電対で温度測定する場合,断線したときに,「+レンジオーバー」*1または「-レンジオーバー」*2のどちらかに測定結果を固定するように設定できます。バーンアウトは,測定チャネルごとに設定できます。初期設定ではバーンアウトを検知しないように設定されています。*1 +レンジオーバーとは,入力信号が測定レンジの測定可能範囲の上限を超えている状態をいい

ます。測定値は「+*****」と表示されます。*2 -レンジオーバーとは,入力信号が測定レンジの測定可能範囲の下限未満の状態をいいます。

測定値は「-*****」と表示されます。

RJC(基準接点補償)  設定操作 > 7.1節熱電対で温度測定する場合,基準接点補償機能を使用できます。また,本機器の基準接点補償機能を使用するか,外部の基準接点補償機能を使うかを選択することができます。外部の基準接点補償機能を使う場合は,補償電圧を設定します。初期設定では,本機器の基準接点補償機能を使うように設定されています。外部の基準接点補償機能を使用する場合は,適切な基準接点補償電圧を設定してください。たとえば,下図の例のように,外部基準接点補償の基準接点温度がT0の場合,T0の0基準の熱起電力を,基準接点補償電圧として設定します。

CX2000

外部の基準接点補償(熱電対と銅線の接続点をT0に維持)

熱電対銅線

1

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4

DISP/ENTER

1.14 計測機能 > 測定入力関連設定

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1-60 IM 04L31A01-01

移動平均  設定操作 > 7.1節移動平均は,入力信号に乗っているノイズの影響を押さえる機能です。測定周期で取り込まれた最新のm個(移動平均データ数)のデータの平均値が,測定チャネルの入力信号となります。設定できる移動平均データ数(m)は,2~16から選択できます。下図は,移動平均データ数が「5」の場合の,移動平均計算用バッファの動作を示す例です。測定チャネルごとに設定できます。初期設定では,移動平均を使わない設定になっています。

1

2

3

4

5

10.0mV

5.0mV

0.0mV

-5.0mV

-10.0mV

      

0.0mV

15.0mV

10.0mV

5.0mV

0.0mV

-5.0mV

      

5.0mV

10.0mV

15.0mV

10.0mV

5.0mV

0.0mV

      

8.0mV

消去される 消去される

移動平均値

新しいデータ 新しいデータ

n回目のサンプリング時の バッファデータ

n+1回目のサンプリング時の バッファデータ

n+2回目のサンプリング時の バッファデータ

1.14 計測機能 > 測定入力関連設定

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1-61IM 04L31A01-01

機能解説

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1.15 計測機能 > アラーム(計測警報)関連設定

アラームのON/OFF  設定操作 > 7.2節アラームは,チャネルごとに最大4つのアラームを設定することができます。アラームは,測定チャネルだけでなく演算チャネルにも設定できます。各アラームには,それぞれ違ったアラーム発生条件を設定することが可能です。

アラーム発生条件  設定操作 > 7.2節次の8つの発生条件(設定画面では[タイプ])から選択できます。・上限アラーム

測定値/演算値がアラーム値以上になるとアラームを発します。・下限アラーム

測定値/演算値がアラーム値以下になるとアラームを発します。

アラーム値

アラーム解除

測定値

アラーム発生

上限アラーム 下限アラーム

測定値 アラーム解除

アラーム値 アラーム発生

・差上限アラーム(差演算のチャネルのみに設定可能)2つのチャネルの測定値の差が差上限アラーム値以上になるとアラームを発します。

・差下限アラーム(差演算のチャネルのみに設定可能)2つのチャネルの測定値の差が差下限アラーム値以下になるとアラームを発します。

・変化率上昇限アラーム(測定チャネルのみに設定可能)ある一定時間(インターバル)の測定値の変化量をチェックして,測定値上昇方向の変化量が設定値以上になったときにアラームを発します。

・変化率下降限アラーム(測定チャネルのみに設定可能)ある一定時間(インターバル)の測定値の変化量をチェックして,測定値下降方向の変化量が設定値以上になったときにアラームを発します。

測定値

測定値変化

T

時間

インターバル

1

T2

t1 t2

2 1

設定変化量 2 1 T

時間

2

T1

t1 t2

測定値

測定値変化

T –T

t –tインターバル

2 1t –t

設定変化量

| |2 1T –T| |

変化率上昇限アラーム 変化率下降限アラーム

変化率アラームのアラーム値は,絶対値で設定します。インターバルは次の式で求められ,サンプリングデータ数で設定します。インターバル=測定周期×サンプリングデータ数

・ディレイ上限アラーム

測定値/演算値がアラーム値以上になっている状態が,設定した時間(ディレイ時間)継続するとアラームを発します。

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1-62 IM 04L31A01-01

・ ディレイ下限アラーム

測定値/演算値がアラーム値以下になっている状態が,設定した時間(ディレイ時間)継続するとアラームを発します。ディレイ上限アラームの例(Tは設定したディレイ時間)

アラーム解除 アラーム発生

T

X1 X2 X3 X4

T1

測定値/演算値

アラーム設定値

・ T1は,設定したディレイ時間(T)より短いためアラームは発しない・ X2で入力はアラーム値を超えているが,ディレイ時間経過したX3でアラームが発する(アラーム発生時刻は,X3の時刻)

・ X4で入力がアラーム値より低くなり,アラームが解除される

Noteディレイ上下限アラームにおいて,下記のような特殊な動作があります。・演算チャネルにディレイアラームを設定して,演算をストップしたとき

演算値がアラーム設定値を超えた状態で演算をストップすると,設定時間(ディレイ時間)経過後にアラームがOnになります。

アラーム発生

T

演算値

演算ストップ

アラーム設定値

・停電が発生したときのディレイアラーム

停電によりアラーム検出動作はリセットされます。電源復帰後,改めてアラーム検出動作を開始します。

停電 発生/回復

停電 発生/回復

T T T

アラーム:Off On Off On Off On Off

測定値/演算値

アラーム設定値

・アラームを設定変更したときの動作

・ディレイアラームを新たに設定した場合設定したときからアラーム検出動作を開始します。設定前の状態に左右されません。

・すでに設定されているディレイアラームのアラーム設定値を変更した場合・設定前にアラームが発生していないときは,新しい設定値でアラーム検出動作を開始します。

・設定前にアラームが発生しているときは,ディレイ上限アラームの場合,入力が新しい設定値以上であれば,アラーム発生が継続されます。入力が新しい設定値未満であれば,アラームOffになります。ディレイ下限アラームの場合は,入力が新しい設定値以下であれば,アラーム発生が継続されます。入力が新しい設定値より大きければ,アラームOffになります。

1.15 計測機能 > アラーム(計測警報)関連設定

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1-63IM 04L31A01-01

機能解説

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アラームヒステリシス  設定操作 > 7.2節アラームを発生させるときの値と,アラームを解除するときの値に,幅(ヒステリシス)を設けることができます。この設定によって,測定値がアラーム値付近で不安定な状態のときに,アラームの発生/解除を頻繁に繰り返すことを防ぎます。ヒステリシスは測定スパン(レンジが「スケール」の場合は表示スケール幅)の0.5%固定です。測定チャネルで,発生条件を上限アラーム/下限アラームにしたアラームにのみに適用され,この機能をON/OFFすることができます。工場出荷時設定:ヒステリシスON

アラーム 設定値

アラーム解除 測定値

アラーム発生

上限アラーム 下限アラーム

測定値 アラーム解除

ヒステリシス (約0.5%)

アラーム 設定値 アラーム発生

アラームリレー出力  設定操作 > 7.2節リレー出力ON/OFF

アラームが発生すると,計測警報オプション端子ブロックのアラーム出力端子[ALARM],および制御出力端子ブロック/制御拡張DIO端子ブロックのリレー接点出力/トランジスタ出力端子[DIGITAL OUT]からリレー信号を出力したり,内部スイッチをON(スタイルナンバーS3以降)にできます。各アラーム設定ごとにリレー出力をするか,しないかを設定できます。再故障再アラーム

1つのアラーム出力リレーに,複数のアラームを設定している場合,1回目のアラームでリレーが動作したあと,2回目以降のアラーム発生を知らせる機能で,この機能をONにすると,2回目以降のアラームが発生したときは,出力リレーが一旦(約500ms間)非動作になります。初期値は,[Off](再故障再アラームを使用しない)に設定されています。再故障再アラームの機能は,出力リレーI01,I02,I03のみに設定されます。

アラーム

アラーム 出力リレー

チャネル1

チャネル3

チャネル2

約500ms 約500ms(再故障再アラームON)

アラーム 出力リレー (再故障再アラームOFF)

Note再故障再アラームの設定を行うと,アラーム出力リレーの点数にかかわらず,I01~I03は再故障再アラーム専用のリレーとなります。従って,「アラーム出力リレーのAND/OR」や「アラーム出力リレーの非保持/保持」での設定に関わらず,I01~I03は,OR動作(「アラーム出力リレーのAND/OR」を参照),非保持動作(「アラーム出力リレーの非保持/保持」参照)です。

1.15 計測機能 > アラーム(計測警報)関連設定

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1-64 IM 04L31A01-01

アラーム出力リレーのAND/OR

複数のアラームで,1つのアラーム出力リレーを共有する場合,以下のどちらの条件でアラーム出力リレーを動作させるかを選択できます。・ AND:設定されているすべてのアラームが同時に発せられているときに動作・ OR:設定されている少なくとも1つのアラームが発せられているときに動作ANDにするアラーム出力リレーを「I01(先頭のリレー)からIxx(xxはリレー番号)まで」のように設定します。初期値は[無](ANDリレーなし)に設定されています。

アラーム

チャネル1

AND

チャネル2

OR

アラーム出力リレー

Note再故障再アラームがONに設定されているときは,I01~I03は再故障再アラームの動作になります。OR動作に固定されています。ANDを設定しても無効です。

アラーム出力リレーの励磁/非励磁動作

アラーム出力リレーを,アラームを発したときに励磁するか非励磁にするかを選択できます。非励磁を選択しておくと,電源が遮断されたときに,アラームを発したときと同じ動作をアラーム出力リレーにさせることができます。すべてのアラーム出力に適用されます。初期値は,[励磁]に設定されています。

NO励磁

非励磁

C NC NO C NC NO C NC

NO C NC NO C NCNO C NC

電源断時

NO: Normally Opened,C:Common,NC:Normally Closed

アラームが発生していない場合 アラーム発生時

アラーム出力リレーの非保持/保持

アラーム発生の状態から,アラーム解除の状態に戻った時(正常状態への復帰)に,・アラームの解除にあわせて,出力リレーをOFFにする(非保持)・アラームACK操作がなされるまで,出力リレーをONに保持する(保持)を選択できます。すべてのアラーム出力リレーに適用されます。初期値は,[非保持]に設定されています。

1.15 計測機能 > アラーム(計測警報)関連設定

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1-65IM 04L31A01-01

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アラームON

非保持の場合

保持の場合

アラームOFF

リレー出力ON*

リレー出力OFF*

* リレー出力ON/OFFは,NO(Normally Opened)端子を使用した場合です。NC(Normally Closed)端子を使用した場合,ON/OFFは左図と逆になります。

アラームACK

アラームON

アラームOFF

リレー出力ON*

リレー出力OFF*

Note再故障再アラームがONに設定されているときは,I01~I03は非保持になります。[保持]を設定しても無効です。

アラーム表示の非保持/保持  設定操作 > 7.2節アラーム発生の状態から,アラーム解除の状態に戻ったときに,・アラームの解除にあわせて,アラーム表示を解除する(非保持)・アラーム解除(アラームACK)操作がなされるまで,アラーム表示を保持する(保持)を選択することができます。初期値は[非保持]に設定されています。アラームアイコン表示例

アラーム 解除

表示 なし なし

アラームACK アラームACK

発生

表示非保持 表示保持

解除

発生

赤色アイコン 赤色アイコン の点滅

緑色アイコン の点滅

赤色アイコン 赤色アイコン の点滅

アラームアイコン

Noteこのアラーム表示の非保持/保持の設定は,制御アラームにも適用されます。

アラーム表示の表示/非表示(スタイルナンバーS3以降)アラームが発生したときに,アラームを表示するかしないかを選択できます。アラームを表示しない場合,アラーム出力はされますが,アラームサマリには残りません。

1.15 計測機能 > アラーム(計測警報)関連設定

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1-66 IM 04L31A01-01

1.16 表示機能

表示画面の種類と切り替え操作下図に示すように,キー操作により,表示画面が切り替わります。

電源ON

運転モード

共通・計測用設定モード[設定モード] 基本設定モード

MENUキー

メニュー画面

運転画面

設定画面(#1~#8)

設定画面(#1~#10**)

メニュー画面

MENUキーまたはESCキー

FUNCキー 3秒押し

ソフトキー MENUキーまたはESCキー

ソフトキー ESCキー

[終了]ソフトキー -> DISP/ENTERキー(この操作で基本設定モードでの設定を保存)

制御用設定モード[設定モード(制御関連)]

メニュー画面

設定画面(#1~#8*)

FUNCキー 3秒押し

ソフトキー MENUキーまたはESCキー

ESCキー

MENUキー

* プログラム制御ON時は,#1~#9 ** #1~#9:共通/計測用基本設定 #10:制御基本設定

画面遷移図

メニュー画面

必要な設定項目を選択するための画面です。・制御関連の設定項目選択画面の場合

設定画面

選択した項目の各パラメータを設定する画面です。・制御入力レンジ設定画面の場合

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1-67IM 04L31A01-01

機能解説

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運転画面

運転状態を監視するための情報表示,および運転開始/停止といった制御操作を行うことができる画面です。・制御状態の監視と制御操作を行うコントロールグループ画面(ハイブリッドスタイル)の

場合

・測定データのトレンド表示画面の場合

画面の構成

画面は,動作状態表示部,データ表示部,およびソフトキーメニューで構成されています。ただし,計測用運転画面では,ソフトキーメニューは,[FUNC]キーを押さないと表示されません。[コントロールグループ画面(フェースプレートスタイル)の場合の例]

動作状態表示部

制御用データ表示部

ソフトキーメニュー

1.16 表示機能

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1-68 IM 04L31A01-01

・ 動作状態表示部

運転モードおよび設定モードのとき,状態表示部に下記の情報が表示されます(基本設定モードの時には情報は表示されず,[セットアップモード]と表示されます)。

表示データだけのとき

[フリー]のとき

[トリガ]または[繰り返し]のとき

1

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A

B

C

D

E

F

G

内部メモリのブロック分割が16分割のとき

H

内部メモリへのデータ書き込み状態プログラム運転状態

1. ユーザー名

キーログイン機能を使用し,ログインしているときにユーザー名が表示されます。2. グループ名または画面名

データ表示部に表示されている画面の,画面名またはグループ名です。トレンド表示で全チャネル表示をしている場合だけ,[ALL]と表示されます。

3. 現在の日付けと時刻

現在の日付けと時刻が表示されます。オプションのバッチヘッダが有効な場合は,現在の日付けと時刻とバッチ番号+ロット番号が,5秒ごとに切り替え表示されます。

4. 内部メモリへのデータ書き込みON/OFF

A,Bを交互に表示:データ書き込み中またはイベントデータのトリガ待ち状態C:データ書き込み停止中D:制御モード設定が[Off]以外でプログラム制御ON時は,内部メモリへのデータ書

き込みON/OFF状態とともに,プログラム運転RESET(赤)/RUN(緑)状態を表示Note

トリガが成立するとサンプリングを開始するイベントデータの場合,トリガ待ちの状態でもサンプリング中の表示になります。トリガ待ちの状態は,バーグラフで識別できます。

5. 内部メモリの表示データ書き込み領域の使用状況

表示データの書き込みが設定されている時に表示されます。・バーグラフ

表示データ書き込み領域の使用量を表示します。・時間表示

表示データ書き込み領域の残り書き込み時間です。残り書き込み時間が少なくなると分単位で表示します。

残り書き込み時間 単位

100日以上 %(表示データ書き込み領域に対する残り領域の%)100時間以上~100日未満 日(1日未満は切り捨て)60分以上~100時間未満 時間(1時間未満は切り捨て)60分未満 分(1分未満は切り捨て)

1.16 表示機能

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1-69IM 04L31A01-01

機能解説

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・ n/16内部メモリに書き込める表示データのファイル数は,最大16です。「16」はこの数を表します。nは内部メモリの表示データファイル数です。

Note次のどちらかの場合,表示データは古いファイルから上書きされます。上書きされたデータは失われますのでご注意ください。・内部メモリの表示データ書き込み領域への残り書き込み時間がなくなったときこのとき,状態表示部には[上書き]の文字が表示されます。

・内部メモリの表示データファイル数が「16」を超えたとき

6. 内部メモリのイベントデータ書き込み領域の使用状況

イベントデータの書き込みが設定されている場合に表示されます。・書き込みモードが[フリー]のとき

・バーグラフイベントデータ書き込み領域の使用量を表示します。

・時間表示イベントデータ書き込み領域の残り書き込み時間です。残り書き込み時間が少なくなると分単位で表示します。

残り書き込み時間 単位

100日以上 %(表示データ書き込み領域に対する残り領域の%)100時間以上~100日未満 日(1日未満は切り捨て)60分以上~100時間未満 時間(1時間未満は切り捨て)60分未満 分(1分未満は切り捨て)

・ n/16内部メモリに書き込めるイベントデータのファイル数は,最大16です。「16」はこの数を表します。nは内部メモリのイベントデータファイル数です。

Note次のどちらかの場合,イベントデータは古いファイルから上書きされます。上書きされたデータは失われますのでご注意ください。・内部メモリのイベントデータ書き込み領域への残り書き込み時間がなくなったときこのとき,状態表示部には[上書き]の文字が表示されます。

・内部メモリのイベントデータファイル数が「16」を超えたとき

・モードが[トリガ]または[繰り返し]のとき

・バーグラフ設定したイベントデータの書き込み時間(データ長に対するメモリ使用量)を表示します。プリトリガを設定しているとき,STARTキーを押してトリガ待ちの状態になると,プリトリガ分のデータを内部メモリに書き込んでいきます。このときバーがオレンジ色で表示されます。プリトリガ分のデータを書き込むと,バーの長さはその時点の長さで固定されますが,トリガ条件が成立するまで,プリトリガ分のデータは更新されます。トリガ条件が成立するとバーが緑色になり,プリトリガ分のデータに続けて内部メモリにデータを書き込みます。[トリガ]モードのとき,すべてのブロックにデータ書き込みを終了すると,バーの中に[Full]と表示されます。[Full]と表示されているときは,トリガ条件が成立してもイベントデータが内部メモリに書き込まれません。

1.16 表示機能

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・ブロック表示イベントデータ書き込み領域を,複数のブロックに分けて使用するとき,ブロックの使用状態を表示します。 白色のブロック :データが入っていないブロック緑色のブロック :今回の内部メモリへのイベントデータ書き込みスタート以

後,データ書き込みが終了したブロック灰色のブロック :以前のデータが入っているブロック

7. 外部記憶メディアアイコン

FとGが交互に表示されているときは,外部記憶メディアにアクセスしています。アイコンの表示がないときは外部記憶メディアがドライブに挿入されていないことを示します。他は下記のことを示します。E:前面の操作部カバーが開いているG:外部記憶メディア待機中(アクセスしていない状態)H:アイコン内の緑色のレベルは,外部記憶メディアの使用量。外部記憶メディア

の残容量が10%以下になると,赤色に変わります。

Note・操作部カバーを閉じた時,外部記憶メディアが挿入されているかどうかを検出します。・ほこりなどの影響を押さえるため,ドアは閉めてご使用ください。

8. 演算アイコン(演算オプション機能付きモデルだけ)

演算マークが表示されていない:演算オプション機能がない,または演算停止中白色の演算アイコン:演算実行中黄色の演算アイコン:演算データ抜けが発生

Note演算データ抜けは,測定周期内で演算処理が間に合わなかったときに発生します。「FUNCキー >[演算ACK]ソフトキー」の操作で,白色の演算アイコンに戻ります。演算抜けが発生する場合は,測定周期を長くするか,ONにしている演算チャネル数を減らしてください。

9. キーロックアイコン

キーのアイコン:キーロック中表示なし:キーロックなし

10.Eメール送信機能アイコン

Eメール送信(「CX1000/CX2000通信インタフェースマニュアル」参照)がスタートしているとき,表示されます。

11.アラームアイコン

制御アラームまたは計測アラーム*が1つでも発生しているときに表示されます。*:アラームが発生してもアラームアイコンを表示しない設定もできます(スタイルナンバーS3

以降)。

・データ表示部

制御用運転画面では,制御状態を監視するための測定入力(PV)/目標設定値(SP)/制御出力(OUT)の各値,チューニング情報などが表示されます。また,計測用運転画面では,測定/演算データのトレンド表示/ディジタル表示/バーグラフ表示やアラーム/メッセージ/ファイル情報などが表示されます。表示内容の詳細は,次ページ以降をご覧ください。

1.16 表示機能

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1-71IM 04L31A01-01

機能解説

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グループの設定運転画面表示する制御監視データや測定/演算データは,グループごとに表示するため,制御ループや測定チャネルをグループに割り当てる必要があります。コントロールグループ設定(制御機能用)  設定操作 > 4.10節1グループに付き,最大6ループを割り当てることができます。外部ループ(外部接続の調節計のループ)も登録できるグループは8グループです。各グループには,グループ名を設定できます。計測グループ設定(計測機能用)  設定操作 > 8.3節測定チャネルまたは演算チャネルを割り当てます。登録できるグループは10グループで,トレンド表示/ディジタル表示/バーグラフ表示に共通です。トレンド表示/ディジタル表示/バーグラフ表示の各画面で,表示するグループを「5s」,「10s」,「20s」,「30s」,または「1min」ごとに,自動的に切り替えて表示することができます。トレンド表示の場合,グループごとではなく,トレンド表示対象の全チャネルの波形を1画面に表示することもできます。

タグ名の表示  設定操作 > 4.8節,8.4節制御ループおよびチャネルの識別には,番号の代わりにタグ名(制御ループには,タグコメントの設定も可能)を表示することができます。

制御用運転画面 > コントロールグループ画面コントロールグループ画面には,下図のようなハイブリッドスタイルの表示のほか,コントローラスタイルとフェースプレートスタイルの表示(1-13ページ参照)があります。

目標設定値(SP) 赤:設定操作可 黄:設定操作不可

ループ選択カーソル

自動/手動

タグ名

測定入力値*

目標設定値*

制御出力値*

リモート(REM)/ローカル(LOC)

運転開始(RUN)/運転停止(STP)/オートチューニング中(AT点滅)

アラームマーク

測定入力値上限アラーム 赤色:アラーム発生 緑色:アラームOFF

制御出力値(OUT) 赤:操作可 黄:操作不可

スケール(数値はスパン下限/上限値)測定入力値(PV)

 赤色:アラーム発生 緑色:アラームOFF

タグコメント表示部

* アラーム 発生時は 赤色

DIO操作監視機能 アナログ再伝送

DIだけまたはDOだけを監視する場合

DOまたはDIがONのときに指定色で表示

DOまたはDIがOFFのときに指定色で表示

DOがONのときに指定色で表示

DOがOFFのときに指定色で表示

DIとDO両方を監視する場合

DIがONのときに指定色で表示

DIがOFFのときに指定色で表示

出力値

タグタグコメント

ON用のラベル名

OFF用のラベル名

1.16 表示機能

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1-72 IM 04L31A01-01

制御用運転画面 > チューニング画面

制御パラメータ設定表示部

制御状態表示部(コントロールグループ画面でのフェースプレートの表示と同様)

PV(緑),SP(赤),OUT(黄)のトレンド波形表示

設定表示AT:オートチューニング中PID番号SP No.:現在の目標設定値番号PID No.:現在のPID番号GROUP No.:操作対象チューニング   項目のPID番号

時刻

PID番号

アイテム名

制御 > オーバビュー画面

自動/手動

測定入力値

目標設定値制御出力値

タグ名

リモート(REM)/ローカル(LOC) 運転開始(RUN)/運転停止(STP)/オートチューニング中(AT点滅)アラーム発生時は赤色表示

ループ選択カーソル

DIO操作監視機能 アナログ再伝送DIだけまたはDOだけを監視する場合

DOまたはDIがONのときに指定色で表示

DOまたはDIがOFFのときに指定色で表示

DOがONのときに指定色で表示

DOがOFFのときに指定色で表示

DIとDO両方を監視する場合

DIがONのときに指定色で表示

DIがOFFのときに指定色で表示

出力値タグコメントタグ

ON用のラベル名

OFF用のラベル名

1.16 表示機能

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1-73IM 04L31A01-01

機能解説

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制御用運転画面 > DI/DO状態表示画面接点ON/OFF(赤色:ON,緑色:OFF)

接点番号(DI:入力,DO:出力)またはラベル名

Note「DOXXX」の番号が付いている接点表示は,アラーム出力の状態を表しており,出力のON/OFF状態を表しているわけではありません。たとえば,アラーム出力リレーの励磁/非励磁設定を「非励磁」に設定しているときは,アラーム発生時に赤色(ON)になり,非励磁状態であることを示します。

制御 > 内部SW状態表示画面(スタイルナンバーS3以降)

内部スイッチ番号

ON/OFF(赤色:ON,緑色:OFF)

1.16 表示機能

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制御用運転画面 > 制御動作サマリ画面

タグ名+タグコメントまたはパターン名(プログラム運転時)運転状態がRUN,RESET,HOLD ON/OFF,WAIT ON/OFFではパターン名

運転状態 発生日時

カーソル(カーソルで制御動作を選択したのち,画面選択メニューで[情報] > [ヒストリカルトレンドへ]を選択すると,選択された制御動作を含むデータのヒストリカルトレンドを表示)

画面の最下行に表示されている制御動作情報の番号

内部メモリの制御動作情報数

Note・オプション機能の温調計通信による外部ループで,通信エラーになっているときは,[ステータス]の表示が「****」になります。

・スタイルナンバーS2以前では,プログラム運転時のネームは「タグ名+タグコメント」または「プログラム」で表示されます。

制御用運転画面 > プログラムイベントサマリ画面(プログラム制御オプション付きモデルの場合だけ)

イベントON/OFF状態(赤色:ON,緑色:OFF)

イベントON日時 イベントOFF日時

イベント種類 タイムイベント:「TIME」+「2桁のイベント番号」+「パターン名」 PVイベント: 「PVE」+「2桁のイベント番号」+「タグ名」+「イベントタイプ」または 「PVE」+「2桁のイベント番号」+「パターン名」

カーソル(カーソルでイベントを選択したのち,画面選択メニューで[情報] > [ヒストリカルトレンドへ]を選択すると,選択されたイベントを含むデータのヒストリカルトレンドを表示)

画面の最下行に表示されているイベント情報の番号

内部メモリのイベント情報数

Note・プログラム運転画面およびプログラム選択画面の説明は,「6.4 プログラム選択画面/プログラム運転画面での操作」をご覧ください。

・スタイルナンバーS3以降では,PVイベントのイベントの種類を「PVE+2桁のイベント番号+タグ名+イベントタイプ」で表示するか,「PVE+2桁のイベント番号+パターン名」で表示するかを選択できます。

1.16 表示機能

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1-75IM 04L31A01-01

機能解説

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計測用運転画面 > トレンド表示表示内容と表示方向

測定/演算データの波形のほか,各内蔵制御ループ/外部制御ループの測定値(PV),目標設定値(SP),および制御出力値(OUT)もチャネルに割り付け,表示します。波形表示の方向は,下図のように,横または縦のどちらかを選択できます。波形とともに数値も表示できます。

Note内蔵制御チャネル(内蔵ループのチャネル)および外部制御チャネル(外部ループのチャネル)の割り当てについては,1-87ページの「制御データ」保存時のチャネル割り当ての説明をご覧ください。

トレンド(横方向)表示

チャネルNo.またはタグ名測定/演算値

単位

設定されているアラーム

指針(チャネル表示色で表示)

このエリアはチャネル表示色で表示されます

メッセージ(メッセージマーク,時刻,メッセージ)

トリップライン グリッド

波形(チャネル表示色で表示)スケール時刻

表示更新周期

タイプ1 タイプ2数値表示部

トレンド(縦方向)表示

スケール

表示更新周期

波形(チャネル表示色で表示)

指針(チャネル表示色で表示)

トリップライン

単位

このエリアはチャネル表示色で表示

メッセージ(メッセージマーク,時刻,メッセージ)

チャネル番号またはタグ名

時刻

数値表示部 設定されているアラームの状態

測定/演算値

グリッド

表示内容 説明

メッセージ ユーザーが設定したメッセージを任意の時点で表示できます。たとえばある操作の実行時点でメッセージを表示させておくと,その操作の実行時点が一目でわかります。表示されたメッセージは保存されます。

トリップライン グループごとに,着目する値に対応する線(トリップライン)を表示できます。表示線の太さは1,2,3ドットの3種類から選択できます。1つのグループに4本まで表示できます。

スケール チャネルごとの測定対象に合ったスケールを表示できます。親目盛りによるスケールの分割数は4~12から選択できます(バーグラフ表示と共通)。親目盛り間には中目盛り,小目盛りが表示されます。また,チャネルごとにスケールを表示するかしないかと,表示する場合の表示位置を設定できます。

1.16 表示機能

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1-76 IM 04L31A01-01

波形の更新/数値表示の更新

CX2000では,液晶画面の時間軸方向の30ドットを1つのまとまりとして,1divという単位で表します。表示されている波形は,設定した1divに相当する時間(これを表示更新周期と呼びます)によって決められる,1ドットに相当する時間で更新されます。表示更新周期と,波形の移動速度との関係は,次のとおりです。数値表示の測定/演算値は,1秒(ただし,測定周期が2sのときは2秒)ごとに更新されます。

表示更新周期(/div) 1min 2min 5min 10min 20min 30min 1h 2h 4h 10h

波形の移動速度 594 297 119 59 30 20 10 5 2.5 1.0(概算値,mm/h) 

Noteトレンド表示の時間軸方向の移動速度は,LCD画面のドットピッチ(0.33mm)から次の式で計算されます。トレンド表示の時間軸方向の移動速度=30(ドット)×0.33(mm)×60(min)/表示更新周期(min)

波形の表示方法

画面に表示されるデータは,1ドットに相当する時間内に測定周期でサンプリングされたデータの最大値と最小値です。

1分1div(30ドット)

表示更新周期を1分に設定した場合,1ドットに相当する時間(表示データのサンプリング周期)は2秒になります。たとえば,測定周期が250msの場合,入力信号は2秒間に8回サンプリングされます。8回のサンプリングデータのうちの最大値と最小値が表示データになります。

2秒(1ドット)

最大値

最小値

1ドットに相当する時間を「表示データのサンプリング周期」と呼びます。表示データのサンプリング周期は,表示更新周期で決まります。表示更新周期と表示データのサンプリング周期の関係は,次のとおりです。

表示更新周期(/div) 1min 2min 5min 10min 20min 30min 1h 2h 4h 10h

表示データのサン 2 4 10 20 40 60 120 240 480 1200プリング周期(s)

ゾーン表示

波形の表示範囲をゾーンと呼びます。チャネルごとにゾーンを設定して表示させることができます。波形を別々のゾーンに表示して読み取りやすくできます。図の例では,たとえばチャネル1を0~30%のゾーンに,チャネル2を30~60%のゾーンに,チャネル3を60~100%のゾーンに表示しています。

ゾーン2

ゾーン1

ゾーン3

100%

時間軸

30%

60%

100%

0%0%時間軸

ゾーン表示を使用していないとき ゾーン表示を使用しているとき

CH3

CH2

CH1

1.16 表示機能

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1-77IM 04L31A01-01

機能解説

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部分圧縮拡大表示

波形の表示範囲の一部分を圧縮表示することにより,残りの部分を拡大表示する機能です。表示範囲内の1つの値(境界値)を,表示範囲のどの位置(境界値移動位置)に移動させるかを指定します。図の例では0V(境界値)を表示範囲の30%の位置(境界値移動位置)に移動しています。境界の下側30%が「-6V~0V」に対応し,境界の上側70%が「0V~6V」に対応しています。

表示スパン に対する%

100

表示スパン に対する%測定値

境界値

境界値 移動位置

測定値 100

300

500

6V6V

0–6V–6V 0

拡 大 部 分

圧縮 部分

時間軸 時間軸

部分圧縮拡大を使用しているとき 部分圧縮拡大を使用していないとき

波形の表示色/線の太さ

チャネルごとに,波形の色を設定/変更することができます。波形の表示色とバーグラフ表示のバーの色は同じになります。波形の線の太さは,「1~3ドット」の中から選択できます。線の太さは,チャネル個別に設定できません。

計測用運転画面 > ディジタル表示測定/演算/制御データを大型の数字で数値表示します。

単位

チャネルNo.またはタグ名

測定/演算値

設定されているアラーム

数値表示の更新

測定/演算値は,1秒(ただし,測定周期が2sのときは2秒)ごとに更新されます。

1.16 表示機能

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1-78 IM 04L31A01-01

計測用運転画面 > バーグラフ表示測定/演算/制御データをバーグラフで表示します。バーグラフ(横方向)表示

単位

発生しているアラーム

スケールの目盛スケールの左端値

バーグラフ基準位置(「標準」の場合)

スケールの右端値

設定されているアラーム

チャネルNo.またはタグ名

測定/演算値

アラーム設定点マーク

バーグラフ基準位置(「中央」の場合) バーグラフ(チャネル表示色で表示)

バーグラフ(縦方向)表示

設定されているアラーム

測定/演算値

チャネルNo.またはタグ名

バーグラフ(チャネル表示色で表示)

スケール下端値と単位

スケール目盛り

スケール上端値

アラーム設定点マーク

バーグラフ/数値表示の更新

測定/演算値とバーグラフは,1秒(ただし,測定周期が2sのときは2秒)ごとに更新されます。表示内容

次の内容を表示できます。

機能 内容

表示方向 バーグラフを縦方向または横方向に表示できます。

基準位置 バーグラフが横方向表示のとき,バーの起点(基準位置)を標準(スケールの左端または右端のうち,数値の小さいほう)または中央にして表示できます。

表示色 チャネルごとにバーグラフの表示色を設定できます。表示色はトレンド表示色と共通です。

スケールの表示 チャネルごとにスケールの親目盛りを表示します。親目盛りによるスケールの分割数を4~12から選択できます。トレンド表示のスケール分割数と共通です。

1.16 表示機能

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1-79IM 04L31A01-01

機能解説

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計測用運転画面 > オーバビュー表示すべての測定チャネルと演算チャネルの測定値/演算値/アラームの状態を一覧表示します。カーソルを移動してチャネルを選択し,選択したチャネルを含むグループのトレンドまたはバーグラフを表示することができます。オーバビューの表示方法については「8.6節」をご覧ください。

チャネル選択カーソル 測定/演算値チャネル番号またはタグ名

発生しているアラームの種類アラームが発生していないチャネルのエリアは緑色で表示

アラームが発生しているチャネルのエリアは赤色で表示

数値表示の更新周期

測定/演算値は,1秒(ただし,測定周期が2sのときは2秒)ごとに更新されます。

制御/計測共通運転画面 > アラームサマリ最新の制御アラームと計測アラームの両方を一覧表示します。矢印キーによるスクロール操作で最大120個まで表示できます。表示されるアラーム情報から,任意のアラーム情報を上下矢印キーで選択し,そのアラーム情報をもつ表示データ,またはイベントデータのヒストリカルトレンドを呼び出すことができます。ヒストリカルトレンド表示については,「計測用運転画面 > ヒストリカルトレンド表示」の項をご覧ください。

アラーム情報選択カーソル*

画面の最下行に表示されているアラーム情報の番号内部メモリのアラーム情報数(最大120)

制御ループ名(タグ名+タグコメント)/チャネル番号(またはタグ名)

アラーム番号(1,2,3,4)

アラーム発生日時 アラーム解除日時

アラーム状態表示マーク

アラームタイプ(制御警報記号の意味は4-19ページ,計測警報記号の意味は7-8ページ参照) 制御警報:PVH,PVL,SPH,SPL,OTH,OTL,DVH,DVL,DVO,DVI,ETC(下記Note参照) 計測警報:H,L,h,l,R,r,T,t

* カーソルでアラーム情報を選択したのち,画面選択メニューで[情報] > [ヒストリカルトレンドへ] を選択すると,選択されたアラーム情報をもつデータのヒストリカルトレンドを表示

アラーム状態表示マーク(アラーム発生時:赤色)

Note・制御アラームだけの表示も可能(8-1ページ参照)です。・外部ループのアラームでCX2000で設定できる制御警報以外警報の種類のときは,アラームタイプに「ETC」と表示されます。

1.16 表示機能

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1-80 IM 04L31A01-01

計測用運転画面 > メッセージサマリ書き込んだメッセージと書き込んだ時刻の一覧が表示されます。・内部メモリに最大120個のメッセージ情報を記録できます。メッセージ情報が120を超

える場合は,最も古い情報から上書きされます。・上下矢印キーによるスクロール操作で内部メモリのメッセージ情報を表示できます。・表示されるメッセージ情報から任意のメッセージを上下矢印キーで選択し,そのメッ

セージをもつ表示データ,またはイベントデータのヒストリカルトレンドを呼び出すことができます。ヒストリカルトレンド表示については,この節の「計測用運転画面 > ヒストリカルトレンド表示」の項をご覧ください。画面の最下行に表示されているメッセージのNo.

内部メモリのメッセージ数

メッセージ文字列メッセージを書き込んだユーザー名(キーログイン機能使用時だけ)

メッセージ書き込み日時

カーソル(カーソルでメッセージを選択したのち,画面選択メニューで[情報] > [ヒストリカルトレンドへ]を選択すると,選択されたメッセージを含むデータのヒストリカルトレンドを表示)

計測用運転画面 > メモリサマリ内部メモリの表示データ/イベントデータ情報が表示されます。・表示データまたはイベントデータを上下矢印キーで選択し,そのヒストリカルトレンド

表示を呼び出すことができます。ヒストリカルトレンド表示については,この節の「計測用運転画面 > ヒストリカルトレンド表示」の項をご覧ください。

・内部メモリのマニュアルサンプルデータ,TLOGデータ(オプション,/M1),レポートデータ(オプション,/M1)のサンプル数を表示します。

・アラーム出力リレー(オプション)付きの場合は,出力リレーのON/OFF状態が一覧表示されます。

内部メモリのデータ数 / 内部メモリに書き込める最大データ数

最新のデータ書き込み日時

データ書き込み開始日時

データ書き込み終了日時

サンプリング回数カーソル(カーソルでデータを選択したのち,画面選択メニューで[情報] > [ヒストリカルトレンドへ]を選択すると,選択されたデータのヒストリカルトレンドを表示)

データ書き込み終了要因

データの種類(左右矢印キーで切り替え)・ ディスプレイデータ(表示データ)・ イベントデータ

*:オプションのバッチヘッダ付きの場合,バッチ番号とロット番号を表示することも可能

1.16 表示機能

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計測用運転画面 > レポートデータ(演算機能オプション)内部メモリのレポートデータを表示できます。レポートは,指定したチャネルについて,決められたインターバルで平均値,最小値,最大値,積算値を内部メモリに書き込む機能です。レポートには,1時間ごとの時報,1日ごとの日報,1週間ごとの週報,1カ月ごとの月報があります。

表示されているレポートデータ番号内部メモリのレポートデータ数

レポート種類

チャネルNo.またはタグ名

単位

開始日時

レポートデータのステータス*

レポート日時

平均値,最大値,最小値,積算値

* ステータス記号の説明E--- エラーデータの検出-O-- プラス/マイナスオー   バデータの検出--P- データ収集中に停電発生---C データ収集中の時刻変更

Noteレポートデータを表示中に,新たにレポートデータが作成されても,画面は更新されません。次の操作をすると最新のレポートデータが表示されます。・DISP/ENTERキーを押して画面メニューから改めてレポートデータを表示させる,または・右向き矢印キーを押す

計測用運転画面 > 4画面表示最大で4種類の異なった表示形式を一度に表示できます。表示できる形式は,トレンド表示/ディジタル表示/バーグラフ表示/オーバビュー/アラームサマリ/メッセージサマリ/メモリサマリ,および制御運転画面(コントロールグループ画面,オーバビュー画面,DI/DO状態表示画面,制御動作サマリ,プログラムイベントサマリ画面)です。トレンド表示,ディジタル表示,バーグラフ表示では,画面ごとに異なったグループのデータを表示することができます。4画面表示の表示条件を最大で4つ登録することができます。登録された表示条件の4画面表示を呼び出して表示することができます。初期値は,次のとおりです。

画面名 表示する画面

MIX トレンド(グループ1)/ディジタル(グループ1)/バーグラフ(グループ1)/オーバビューALL TREND すべてトレンド表示(グループ1~4)ALL DIGITAL すべてディジタル表示(グループ1~4)ALL BAR すべてバーグラフ表示(グループ1~4)

「MIX」表示の例

画面名またはグループ名が表示されます

左右矢印キーを押すと,別の「4画面」表示を表示することができます

各エリアに画面を割り付けることができます

1.16 表示機能

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Note「4画面」では下記の情報は表示されません。・オーバビューの測定/演算値,アラーム種類,カーソル・トレンドのスケール・バーグラフの測定/演算値,スパン上下限値,単位・アラームサマリ,メッセージサマリ,メモリサマリのカーソル・「4画面」に割り付けられた下記画面では,タグ名を表示する設定になっていてもチャネル番号表示になります。

・トレンド縦表示・グループに割り付けられたチャネル数が7以上の場合のトレンド横表示・バーグラフ表示

計測用運転画面 > ヒストリカルトレンド表示内部メモリ内の過去の表示データとイベントデータを波形表示できます。この機能を「ヒストリカルトレンド表示」と呼びます。ヒストリカルトレンドの表示方法

ヒストリカルトレンドの表示方法は次の4とおりです。・アラームサマリから表示する・メッセージサマリから表示する・メモリサマリから表示する・制御動作サマリから表示する・プログラムイベントサマリから表示する(プログラム制御オプション付きモデルだけ)・画面選択メニューで選択するヒストリカルトレンドの表示内容

ヒストリカルトレンド表示では,アラーム情報とスケールは表示されません。

時間軸の拡大/縮小倍率(画面選択メニュー操作で拡大/縮小)時間軸

チャネル番号またはタグ名

測定/演算値(カーソル位置での最大/最小値)

測定/演算値(全表示範囲での最大/最小値)波形表示(チャネル表示色)

背景色はトレンド表示と逆になります(黒または白)

表示されているデータのうち最新のデータ位置時間軸上の左端の日時

時間軸上の右端の日時

画面の切り替え表示上向き矢印キー: 全データ表示部の表示 (次ページ参照)下向き矢印キー: 現在/ヒストリカルトレンド の2分割表示(次ページ参照)

メッセージ

トリップライン

単位

このエリアはチャネル表示色で表示

1.16 表示機能

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ヒストリカルトレンド時の操作

・左右矢印キー(横表示の場合)/上下矢印キー(縦表示の場合)の操作で,波形を時間軸方向にスクロールできます。

・画面選択メニュー操作([ヒストリカルトレンド] > [時間軸拡大]または[時間軸縮小])で,時間軸を拡大/圧縮して表示できます。

・ヒストリカルトレンド表示対象の全データを下図のように,画面上の一部分に表示(全データ表示)できます。左右矢印キー(横表示の場合)でカーソル(黄色の線)を移動することにより,カーソルがある位置のデータの書き込み日時が表示されます。また,カーソルの移動のあと下向き矢印キー(横表示の場合)の操作で元の表示に戻すことで,全データの中の表示位置を変えることができます。表示された画面で,カーソルがある位置のデータが右端にきます。

全データ表示カーソル

カーソル位置の日時

・ヒストリカルトレンド表示時の画面選択メニュー操作([ヒストリカルトレンド] > [メモリ情報ON])で,ヒストリカルトレンド表示しているファイルの情報を表示できます。

データをサンプリングした機器のシリアルNo.

ファイル名とデータ種類

開始/終了時刻とユーザー名(ユーザー名は,キーログイン機能を使用したときだけ表示)

オプションのバッチヘッダが有効なとき

2分割画面での表示(表示データのヒストリカルトレンド表示のときのみ)

上下矢印キーの操作(横表示の初期画面では下向き矢印キーの操作)で,画面の左半分(トレンドが縦表示の場合は,画面の下半分)に表示データのヒストリカルトレンドを,右半分(トレンドが縦表示の場合は,画面の上半分)に測定中の表示データを表示できます。

ヒストリカルトレンド(表示データだけ) 現在のトレンド 現在値の表示

1.16 表示機能

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計測用運転画面 > アラーム表示アラーム(計測警報)の状態は,状態表示部のアラームアイコン(制御アラームと共用)やトレンド表示などの運転画面のアラーム表示で知ることができます。アラーム表示の非保持/保持によって表示パターンが異なります。下記の説明において,「アラームACK」とは,アラーム解除動作のことです。状態表示部のアラームアイコン

アラームアイコン

アラーム解除

赤点滅表示

緑点滅表示

赤点滅表示なし 赤 なし なし なし なし なし赤

アラームACK アラームACK発生

表示非保持 表示保持

アラームアイコン

トレンド表示のアラーム表示

測定値アラームマーク

アラーム種類

アラーム解除

赤点滅表示

緑点滅表示

赤点滅表示緑 赤 緑 緑 緑 緑 緑赤

アラームACK アラームACK発生

表示非保持 表示保持

設定されているアラームのマーク

ディジタル表示のアラーム表示

測定値

アラームマーク

アラーム解除

赤点滅表示

緑点滅表示

赤点滅表示緑 赤 緑 緑 緑 緑 緑赤

アラームACK アラームACK発生

表示非保持 表示保持

設定されているアラームのマーク

1.16 表示機能

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バーグラフ表示のアラーム表示

アラームマーク

アラーム設定点マーク

測定値

アラーム解除

赤点滅表示

緑点滅表示

赤点滅表示緑 赤 緑 緑 緑 緑 緑赤

アラームACK アラームACK発生

表示非保持 表示保持

設定されているアラームのマーク

オーバビューのアラーム表示

アラーム種類

測定値

アラームが発生しているチャネルのエリアは赤色で表示

チャネル番号またはタグ名

カーソル

アラーム解除

点滅表示 点滅表示

アラームACK* アラームACK*発生

表示非保持

* そのチャネルで発生しているすべてのアラームを アラームACKしたときです。

表示保持

チャネル/タグ

チャネル表示エリア色

緑 赤 緑 緑 赤 赤緑 緑 緑

1.16 表示機能

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アラームサマリの表示

最新のアラーム情報(制御アラームと計測アラームの両方)が一覧表示されます。・内部メモリに最大120個のアラーム情報を記録できます。アラーム情報が120を超える

場合は,最も古い情報から上書きされます。・上下矢印キーによるスクロール操作で内部メモリのアラーム情報を表示できます。・上下矢印キーで任意のアラーム情報を選択し,そのアラーム情報をもつ表示データまた

はイベントデータのヒストリカルトレンドを表示することができます。操作法方については,8.1節をご覧ください。

アラーム情報選択カーソル*

画面の最下行に表示されているアラーム情報の番号内部メモリのアラーム情報数(最大120)

制御ループ名(タグ名+タグコメント)/チャネル番号(またはタグ名)

アラーム番号(1,2,3,4)

アラーム発生日時 アラーム解除日時

アラーム状態表示マーク

アラームタイプ(制御警報記号の意味は4-19ページ,計測警報記号の意味は7-8ページ参照) 制御警報:PVH,PVL,SPH,SPL,OTH,OTL,DVH,DVL,DVO,DVI 計測警報:H,L,h,l,R,r,T,t

* カーソルでアラーム情報を選択したのち,画面選択メニューで[情報] > [ヒストリカルトレンドへ」 を選択すると,選択されたアラーム情報をもつデータのヒストリカルトレンドを表示

マーク(アラームの状態を表示します。アラーム発生時:赤色)

Note・制御アラームだけの表示も可能(8-1ページ参照)です。・外部ループのアラームでCX2000で設定できる制御警報以外警報の種類のときは,アラームタイプに「ETC」と表示されます。

アラームマークの表示

マークの表示は,アラーム表示の保持/非保持(1.6節を参照)の設定によって下記のようになります。

アラーム解除

赤点滅表示

緑点滅表示

赤点滅表示赤 緑 緑 緑赤

アラームACK アラームACK発生

表示非保持 表示保持

マーク

LCD画面の表示状態の設定下記のLCD画面の表示状態を設定できます。

画面環境 設定内容

運転画面の背景色 画面の背景色を白または黒のどちらかに設定できます。制御用運転画面の初期値は[黒],計測用運転画面の初期値は[白]です。

LCD輝度 LCD画面の輝度を4段階から選択できます。初期値は輝度[3]です。

バックライトセーバ 一定時間キー操作がない場合,LCDのバックライトを自動的に暗くすることで,バックライトの寿命を延ばせます。キー操作またはアラーム発生により通常の明るさの画面に復帰します。初期設定ではバックライトセーバが動作しないように設定されています。

1.16 表示機能

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1.17 データ保存機能

内部メモリへのデータの書き込み  設定操作 > 9.1節制御データ

下記の制御関連データを内部メモリに書き込むことができます。制御関連データには,内蔵ループだけでなく,温調計通信による外部ループの測定値(PV)/目標設定値(SP)/制御出力値(OUT)の各値も含みます。

データ種類 データ内容

表示データ 内部メモリへの書き込み周期ごとの測定値(PV)/目標設定値(SP)/制御出力値(OUT)の最大値/最小値

イベントデータ 指定サンプリング周期ごとの測定値(PV)/目標設定値(SP)/制御出力値(OUT)の瞬時値

マニュアルサンプル キー操作時/リモート入力時の時刻/測定値のアスキーフォーマットデーデータ タ

アラームサマリデータ アラーム発生チャネル/アラーム種別/発生・解除の時刻情報

イベントサマリデータ タイムイベント/PVイベントが発生したループ番号/発生・解除の時刻情報

運転モードサマリデータ 運転モードの切り替え情報

[内蔵制御チャネル(内蔵ループのチャネル)の割り当て]次のように,6ループの各データをチャネル番号に割り当てられています。ループ1のPV:101,ループ1のSP:102,ループ1のOUT:103

…ループ6のPV:116,ループ6のSP:117,ループ6のOUT:118[外部制御チャネル(外部ループのチャネル)の割り当て]次のように,16ループの各データをチャネル番号に割り当てられています。外部ループ1のPV:201,外部ループ1のSP:202,外部ループ1のOUT:203

…外部ループ16のPV:246,外部ループ16のSP:247,外部ループ16のOUT:248

計測データ

・表示データとイベントデータ

測定/演算/制御データは,CX2000の内部メモリに,表示データとイベントデータという2種類のデータに書き込むことができます。表示データ

CX2000の画面に波形を表示するためのデータです。画面の時間軸1ドットに相当する時間内に,測定周期でサンプリングされた測定データまたは演算データの最大値と最小値の2つのデータで構成されています。保存した表示データは従来の記録紙による記録に相当するもので,長時間の変化の観測向きのデータです。バイナリ形式で保存されます。イベントデータ

あらかじめ設定するサンプリング周期ごとの測定/演算/制御データの瞬時値です。測定/演算/制御データを表示データより細かく観測したい場合に有効です。サンプリング周期を測定周期と同じ値に設定すれば,測定周期でサンプリングされた測定データまたは演算データのすべてを内部メモリに書き込むこともできます。バイナリ形式で保存されます。

測定周期ごとの測定/演算/制御データ

表示データ

イベントデータ

表示データのサンプリング周期(画面の1ドット分の時間)

測定周期 時間イベントデータのサンプリング周期

サンプリング周期ごとの最大値サンプリング周期ごとの最小値

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内部メモリのデータ容量

表示データとイベントデータを書き込む内部メモリは1.2Mバイトの容量があります。測定/演算/制御データを表示データとイベントデータの両方のデータで保存する場合は,表示データ用に0.9Mバイト,イベントデータ用に0.3Mバイトが使われます。

表示データ イベントデータ

0.9Mバイト0.3Mバイト

表示データ

1.2Mバイト 1.2Mバイト

イベントデータ

表示データだけのとき イベントデータだけのとき 表示データとイベントデータのとき

CX2000の内部メモリ

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DISP/ENTER

書き込み対象とイベントデータの書き込みモードの選択

書き込み対象(設定では「データの種類」)は,「表示データだけ」,「表示データとイベントデータ」,または「イベントデータだけ」の3種類から選択できます。「表示データとイベントデータ」または「イベントデータだけ」を選択したときは,書き込みモード(設定では「モード」)を「フリー」,「トリガ」または「繰り返し」の中から選択できます。これらの選択は,下記の例を参考してください。・常時表示データだけを書き込む書き込み対象:表示データだけ

・通常は表示データだけを取り込んでいて,アラームが発生したときだけアラーム発生前後のイベントデータを書き込む書き込み対象:表示データとイベントデータ,書き込みモード:トリガまたは繰り返し

・常時イベントデータを書き込む書き込み対象:イベントデータだけ,書き込みモード:フリー

・アラームが発生したときだけイベントデータを書き込む書き込み対象:イベントデータだけ,書き込みモード:トリガまたは繰り返し

イベントデータ書き込み時のブロック分割

イベントデータの書き込みでは,内部メモリの書き込み領域を複数に分割する(これをブロック分割といいます)ことができます。イベントデータの書き込みモードごとに,内部メモリの書き込み領域をブロック分割しないときと,ブロック分割したときの書き込み動作が異なります。これらの関係については,「付録1 表示データ/イベントデータの内部メモリ書き込み機能の補足説明」の「イベントデータの書き込みモード」をご覧ください。分割数は,「2」,「4」,「8」,「16」の中から選択できます。

・マニュアルサンプルデータ

所定のキー操作を行うと,その時点の全測定/演算/制御データ(瞬時値データ)を内部メモリに書き込むことができます。ただし,スキップが設定されている測定チャネルと,OFFが設定されている演算チャネルは対象外です。

・ TLOGデータ(演算機能オプション付きのときだけ)あらかじめ設定する周期で,全測定/演算データ(瞬時値データ)を内部メモリに書き込むことができます。ただし,スキップが設定されている測定チャネルと,OFFが設定されている演算チャネルは対象外です。

・レポートデータ(演算機能オプション付きのときだけ)あらかじめ設定する周期で,指定チャネルの平均値,最大値,最小値,および積算値を演算し,その結果を内部メモリに書き込むことができます。周期は,1時間(時報のみ),1日(日報のみ),1時間/1日(時報と日報),1日/1週間(日報と週報),1日/1か月(日報と月報)の中から選択できます。

1.17 データ保存機能

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外部記憶メディアへのデータの保存  設定操作 > 9.1節内部メモリに書き込まれたデータは,外部記憶メディアに保存できます。データ保存には,次の2つの方法があります。マニュアルセーブ

外部記憶メディアをドライブに挿入したときだけ,内部メモリのデータを外部記憶メディアに保存します。内部メモリのすべてのデータを保存するか,まだ外部記憶メディアに保存されていないデータだけを保存するかをあらかじめ設定できます。オートセーブ

外部記憶メディアを常にドライブに挿入しておきます。外部記憶メディアへのデータ保存は,自動的に行われます。

Note・「オートセーブ」でデータ保存開始時にドライブに外部記憶メディアが挿入されていない場合は,外部記憶メディアが挿入したあと最初のインターバルが経過したときに,未保存のデータが保存されます。

・表示データの内部メモリへの書き込み,または,フリーモードでのイベントデータの内部メモリへの書き込みがスタートしていているときは,「[FUNC]キー > ソフトキー」操作で,オートセーブ時でも任意のタイミングで,表示データやイベントデータを記憶メディアに保存することができます。

・表示データ

指定周期または指定された日時に,内部メモリの表示データを1つのファイルとして閉じ,外部記憶メディアにバイナリ形式で保存します。

例1 オートセーブ周期またはデータ長:1日記憶メディアに保存する日時の指定:使用しない

7/19 13:10 7/20 13:10 7/21 13:10 7/22 13:10

メモリスタート

記憶メディアへのデータ保存動作例

13:10にスタート後,1日経過ごと(毎日13:10)に外部記憶メディアにデータ保存される。

記憶メディアに保存

例2 オートセーブ周期またはデータ長:1日記憶メディアに保存する日時の指定:毎日0時

7/19 13:10 7/20 0:00 7/21 0:00 7/22 0:00

7月19日13:10にスタート後,7月20日0時にデータ保存し,以後1日経過ごとおよび毎日0時(この例では両方とも同じタイミング)にデータ保存される。

メモリスタート

記憶メディアに保存

例3 オートセーブ周期またはデータ長:12h記憶メディアに保存する日時の指定:毎日0時7月19日13:10にスタート後,7月20日0時にデータ保存し,以後12時間経過ごとおよび毎日0時にデータ保存する(0時は12時間経過タイミングと同一)。

7/19 13:10 7/20 0:00 12:00 12:00 12:007/21 0:00 7/22 0:00

メモリスタート 記憶メディアに保存

例4

7月19日13:10にスタート後,7月20日0時にデータ保存し,以後2日経過ごとおよび毎日0時にデータ保存する(2日経過タイミングは,0時と同一)。

オートセーブ周期またはデータ長:2日記憶メディアに保存する日時の指定:毎日0時

7/19 13:10 7/20 0:00 7/21 0:00 7/22 0:00

メモリスタート

記憶メディアに保存

1.17 データ保存機能

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・ イベントデータ

・フリーモードのとき設定された周期(データ長)で,または指定された日時に,内部メモリのイベントデータを1つのファイルとして閉じ,外部記憶メディアにバイナリ形式で保存します。

・トリガまたは繰り返しモードのとき内部メモリに,指定時間(データ長)データを書き込んだあと,内部メモリのイベントデータを外部記憶メディアにバイナリ形式で保存します。下図は,トリガモードで,内部メモリの書き込み領域を分割した場合の動作を示します。

データ書き込み

トリガ待ち トリガ成立

第1ブロック

データ書き込み

トリガ待ち トリガ成立

第2ブロック

データ書き込み

トリガ待ち トリガ成立

最終ブロック

記憶メディアに保存 記憶メディアに保存 記憶メディアに保存

停止

・マニュアルサンプルデータ

最初にマニュアルサンプルが実行されたとき,外部記憶メディア上にマニュアルサンプルデータのファイルを作成し,このファイルにマニュアルサンプル実行ごとにデータを追加していきます。データの保存形式は,ASCII形式です。

Noteオートセーブの場合,ドライブに外部記憶メディアが挿入されていないときは,外部記憶メディアが挿入されたあと最初にマニュアルサンプルを実行したときに,未保存のデータが保存されます。

・ TLOGデータ

最初にTLOGデータが作成されたとき,外部記憶メディアの中にTLOGデータのファイルを作成します。指定周期ごとに,このファイルにデータを追加していきます。TLOGデータの保存数が400を超えた場合,外部記憶メディアの中にファイルが新規に作成します。データの保存形式は,バイナリ形式です。

・レポートデータ

最初にレポートデータが作成されたとき,外部記憶メディアの中にレポートデータのファイルを作成します。日報,月報などのレポートの種類ごとにファイルを1つずつ作成します。レポート時刻ごとに,このファイルにデータを追加していきます。レポートファイルは次のタイミングで分割されます。データの保存形式は,ASCII形式です。・内部メモリへのデータ書き込みをストップしたとき・時報の場合・毎日0時のレポートを作成したとき・ 1つのファイルのデータ数が25になったとき・日報の場合・毎月1日のレポートを作成したとき・ 1つのファイルのデータ数が32になったとき

その他の保存可能なデータ

次の2種類のデータも外部記憶メディアに保存することができます。・設定データ

設定データを外部記憶メディアに保存できます。保存したデータを読み込んで,CX2000の設定を変更することが可能です。

・表示画面のイメージデータ

表示画面のイメージデータをPNG形式で,外部記憶メディアに保存できます。

1.17 データ保存機能

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ファイル名

・表示データ/イベントデータ/マニュアルサンプルデータ/TLOGデータ/レポートデータ「(先頭データのサンプリング月日時分+通し番号).拡張子」のファイル名が,自動的に付けられます。・表示データファイル:Mddhhmma.CDS・イベントデータファイル:Mddhhmma.CEV・マニュアルサンプルデータファイル:Mddhhmma.DMN・ TLOGデータファイル:Mddhhmma.DTG・時報データファイル:Mddhhmma.DHR・日報データファイル:Mddhhmma.DDR・週報データファイル:Mddhhmma.DWR・月報データファイル:Mddhhmma.DMRただし,M:月(1~9,X(10月),Y(11月),Z(12月)),dd:日,hh:時,mm:分,a:年下1桁(0~9,ただし,月/日/時/分のすべてが同一であるファイルが存在するときは,「a」~「z」を順次付ける)

・設定データ保存操作で,半角英数字8文字以下で設定します。拡張子は,保存時に「.PCL」が自動的に付きます。

・画面イメージデータ「(画面イメージデータの保存操作を実行した月日時分+通し番号).PNG」のファイル名が自動的に付けられます。Mddhhmma.PNGM:月(1~9,X(10月),Y(11月),Z(12月)),dd:日,hh:時,mm:分,a:年下1桁(0~9,ただし,画面イメージデータを1分以内に2回以上保存したときは,2番目以降のファイルでは,「a」~「z」を順次付ける)

保存先ディレクトリ

設定データ以外のすべてのデータ(表示データ/イベントデータ/マニュアルサンプルデータ/TLOGデータ/レポートデータ(演算機能オプション付きの場合だけ)/画面イメージデータ)が設定したディレクトリに保存されます。設定データは,ルートディレクトリに保存されます。各保存方法で次のように,保存先のディレクトリが変わります。オートセーブ: 設定したディレクトリ名のディレクトリマニュアルセーブ: 設定した文字列に通し番号を付けたディレクトリ名のディレ

クトリ設定画面での操作で保存:設定した文字列に「A+通し番号」を付けたディレクトリ名の

ディレクトリ(データ保存ごとに通し番号が1ずつ増えます)表示データ/イベントデータのファイルヘッダ

ヘッダコメントを半角カタカナ/半角英数字32文字以下で設定できます。

イーサネットを介してのデータ保存「内部メモリへのデータ書き込み」で説明した表示データ,イベントデータ,およびレポートデータは,イーサネットを介してFTPサーバに自動転送し,保存することができます。また,逆に本機器がFTPサーバになり,パーソナルコンピュータから本機器にアクセスし,本機器の外部記憶メディアのデータを取り出して保存することも可能です。これらの機能については,「CX1000/CX2000通信インタフェースユーザーズマニュアル」(IM04L31A01-17)をご覧ください。

1.17 データ保存機能

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1.18 演算/レポート機能(演算機能オプション)

演算機能  設定操作 > 10.1節~10.5節演算式を設定して演算結果を求め,その結果を演算チャネルの演算値として,トレンド表示,ディジタル表示,バーグラフ表示などの画面で表示できます。演算式には測定チャネルのデータ,演算チャネルのデータ,制御チャネルのデータ,定数などを使用できます。演算データは測定チャネルの測定データと同様に保存できます。演算は測定周期ごとに実行されます。この演算機能については,「付録2 演算機能の補足説明」,「付録3 演算式の意味と書き方」にも説明があります。併せてご覧ください。演算専用のチャネル番号

演算専用のチャネル番号は,「31~60」(30チャネル)です。演算の種類と演算の優先順位

次の演算ができます。演算の優先順位は,高い方から,関数(SQR,ABS,LOG,EXP,関係演算,論理演算,統計演算),べき乗,論理否定,乗算/除算,加算/減算,大小関係,等・不等関係,論理積,論理和/排他的論理和の順です。

種類 内容

四則演算 和(+),差(―),乗(×),除(/)

** べき乗

SQR 平方根

ABS 絶対値

LOG 常用対数

EXP 定数eのべき乗

関係演算 2つのデータの<,≦,>,≧,=,≠を判断して,「0」,「1」を出力

論理演算 2つのデータのAND(論理積),OR(論理和),XOR(排他的論理和)や,任意のデータのNOT(論理否定)を求め,「0」,「1」を出力

統計演算(TLOG) 指定インターバルで,指定チャネルの平均値(AVE),最大値(MAX),最小値(MIN),積算値(SUM),または最大値-最小値(P-P)を演算し,その結果を出力

長時間移動平均 演算式を設定したチャネルの演算結果の移動平均。チャネルごとに,サンプリング間隔とサンプリングデータ数を設定可能。最大サンプリング間隔は1時間,最大サンプリングデータ数は64。

演算式に使用できるデータ

データ説明

測定データ 測定チャネルの測定値または制御の測定入力(PV)値

演算データ 演算チャネルの演算値

定数 演算機能でK01~K30として設定

通信入力データ 通信機能で設定,C01~C30として記述(「CX1000/CX2000通信インタフェースユーザーズマニュアル」参照)

リモート制御端子の状態 リモート制御機能の入力信号(0か1),D01~D08として記述

演算データの表示

各演算チャネルに割り付けた演算データは,各運転画面で,測定データと同様に,トレンド波形,バーグラフ,数値で表示できます。演算データのアラーム

測定チャネルと同様に,各演算チャネルに,最大4つのアラームを設定できます。演算データの内部メモリへの書き込み

測定チャネルと同様に,演算チャネルでも演算データの表示データ/イベントデータを内部メモリに書き込み,外部記憶メディアに保存することができます。また,マニュアルサンプル操作による演算チャネルの瞬時値およびTLOGデータの保存が可能です。

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機能解説

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レポート機能  設定操作 > 10.6節~10.7節

レポート機能は演算機能オプションの1つの機能で,指定インターバルで,指定チャネルごとの平均値,最大値,最小値,および積算値を演算し,内部メモリに書き込む機能です。このレポート機能については,「付録4 レポート機能の補足説明」にも説明があります。併せてご覧ください。

項目 説明

レポートの種類 時報のみ/日報のみ/時報と日報/日報と週報/日報と月報から選択

1レポートあたりのチャネル数 最大30チャネル

算出データ 平均値,最大値,最小値,積算値

内部メモリに書き込みできるレポート数 最大40

データ形式 ASCII形式

レポート出力日時は,時報は正時*ごと,日報は設定した正時(1日に1回),週報は設定した曜日の設定した正時(1週間に1回),月報は設定した日の設定した正時(1か月に1回)です。たとえば,日報の場合,1日のあらかじめ設定された時刻(正時)に,指定チャネルごとの1日の平均値,最大値,最小値,および積算値を演算し,その結果を内部メモリに書き込みます。これが1レポートデータです。* 正時とは,1時,2時のように,00分00秒の時刻を意味します。

積算値の積算単位

積算値の計算では,測定周期ごとにデータが加算されますが,流量値のように/s,/min,/h,/dayの単位を持った入力の場合,測定周期と入力値の単位が違うため,単純に加算すると実際の値と演算結果が異なります。このような場合,積算単位を入力値の単位に合わせて設定することにより,測定周期で測定したデータを入力の単位に合わせて処理して演算をします。たとえば,測定周期が2s,入力値が100m3/minの場合,単純に積算演算すると2秒おきに100を加算していくので,1分後には3000になります。積算時間を/minに設定すると,測定周期ごとの測定値に2s/60sを掛けて加算するため,m3/min単位の値が得られます。次の換算式で積算値を計算します。測定周期の単位は秒です。Off :Σ(測定周期ごとの測定/演算データ)/s :Σ(測定周期ごとの測定/演算データ)×測定周期/min :Σ(測定周期ごとの測定/演算データ)×測定周期/60/h :Σ(測定周期ごとの測定/演算データ)×測定周期/3600/day :Σ(測定周期ごとの測定/演算データ)×測定周期/86400停電時の動作

レポート動作中に停電した場合,停電からの復帰時刻がレポート作成時刻経過後か,レポート作成時刻前かによって動作が異なります。

復帰の時期 レポート動作

レポート作成時刻経過後 復帰直後にレポートデータを作成します。使用するデータは停電発生までに測定/演算したデータです。次のレポート作成時刻には,復帰後のデータを使用してレポートを作成します。

レポート作成時刻前 復帰後,レポート作成時刻にレポートデータを作成します。使用するデータは停電期間を除く測定/演算データです。

異常データの取り扱い

測定/演算データに異常があった場合,下記のように取り扱います。

異常データの種類 レポートデータ平均値 最大値/最小値 積算値

+オーバー* 使用しない 使用する 使用しない-オーバー* 使用しない 使用する 使用しないエラー 使用しない 使用しない 使用しない

* 測定チャネルのレンジオーバー,または演算チャネルの演算オーバー

1.18 演算/レポート機能(演算機能オプション)

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ステータス

測定/演算チャネルのそれぞれのデータが,対象期間内(たとえば,時報の場合は1時間,日報の場合は1日)に,一度でも下表の状態になったとき,ステータスがレポート出力されます。

データの状態 ステータス

測定/演算チャネル共通測定エラー,演算エラー E

測定チャネルの場合+レンジオーバー O-レンジオーバー O入力の種類が電圧のとき,測定可能範囲の±5%を超えるとレンジオーバーになります。たとえば,測定レンジが2Vで,測定可能範囲が-2.000~2.000Vのとき,2.200Vを超えると+レンジオーバー,-2.200V未満になると-レンジオーバーになります。入力の種類がTC(熱電対)やRTD(測温抵抗体)のとき,測定可能範囲の約±10を超えるとレンジオーバーになります。たとえば,測定レンジがRで,測定可能範囲が0.0~1760.0のとき,約1770.0を超えると+レンジオーバー,約-10.0未満になると-レンジオーバーになります。

演算チャネルの場合+演算オーバー(約3.4E+38を超えたとき) O-演算オーバー(約-3.4E+38未満になったとき) O

停電/時刻変更 ステータス

停電が発生した場合 P

時刻が変更された場合 C

数値表示

レポートデータの表示数値範囲は,演算結果の表示数値範囲と同じで,小数点を除き,-9999999~99999999です。小数点の位置は,対象チャネルの上下限スパンまたは上下限スケール(スケーリングの場合)の小数点位置です。ただし,下表の場合は特殊表示になります。・測定チャネル

項目 測定チャネルのデータの状態 レポート出力の表示

平均値 すべてのデータが,測定エラーまたはレンジ (空白)オーバーのとき

最大値/最小値 ・すべてのデータが,測定エラーのとき (空白)・+レンジオーバーのとき 99999・-レンジオーバーのとき -99999

積算値 ・すべてのデータが,測定エラーまたはレンジ (空白) オーバーのとき・積算値が約3.4E+38を超えたとき 9.999999E+99・積算値が約-3.4E+38未満のとき -9.999999E+99

・ 演算チャネル

項目 演算チャネルのデータの状態 レポート出力の表示

平均値 すべてのデータが,演算エラーまたは演算 (空白)オーバーのとき

最大値/最小値 ・すべてのデータが,演算エラーのとき (空白)・最大値が99999999を超えたとき 999999999・最小値が-9999999未満のとき -99999999最大値と最小値には,演算式のスパン設定時の小数点位置が反映されます。たとえば,演算式のスパン設定が「200.0」の場合,「9999999.9」を超えたときに「999999999」が表示され,「-999999.9」未満のときに「-99999999」が表示されます。

積算値 ・すべてのデータが,演算エラーまたは演算 (空白) オーバーのとき・積算値が約3.4E+38を超えたとき 9.999999E+99・積算値が約-3.4E+38未満のとき -9.999999E+99

1.18 演算/レポート機能(演算機能オプション)

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レポートデータの表示と保存

内部メモリのレポートデータは,本機器の液晶画面に表示することができます。また,内部メモリのレポートデータは,外部記憶メディアに保存することができます。下図は,時報レポートの例です。

表示されているレポートデータ番号内部メモリのレポートデータ数

レポート種類

チャネルNo.またはタグ名

単位

開始日時

レポートデータのステータス

レポート日時

平均値,最大値,最小値,積算値

1.18 演算/レポート機能(演算機能オプション)

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1.19 制御用演算の演算式について(スタイルナンバーS3以降)

PV/SP演算  設定操作 > 4.16節PVや,プログラム制御機能がOFFでリモートSPを設定しているループのSPに対して演算式を設定できます。演算の種類

・ TLOG演算以外の計測演算・ CLOG

同一時刻に測定したデータ(最大10チャネル)の最大値,最小値,平均値,最大値-最小値を演算します。使用できるデータは,計測測定データと制御入力データです。CLOGの演算式の中に演算式は設定できません。PV/SP演算式の中に,1つだけCLOGを設定できます。対象データの指定は,「.」(ピリオド)で区切って設定します。連続したチャネルに対しては「-」(ハイフン)が使用できます。

・条件式指定した演算式の演算結果によって,異なる演算を実行します。[式1?式2:式3]の場合は,式1の演算結果が0以外ならば式2の演算を実行し,0ならば式3の演算を実行します。[式1?[式2-1?式2-2:式2-3]:[式3-1?式3-2:式3-3]]のように式1~式3にも条件式を設定できます。他の演算式と併用して設定することはできません。

演算式に使用できるデータ

演算式で使用できるデータは計測演算機能で使用できるデータの他に,以下のデータも使用できます。・制御入力用チャネルのデータ(2ループモデル:CI01~CI05,4/6ループモデル:CI01

~CI10)。・定数(W01~W36,計測演算の定数K01~K30は使用できません。)・内部スイッチの状態・制御リレー(DO001~DO206),制御拡張リレー(RO001~RO012)の状態

ロジック演算  設定操作 > 4.17節演算結果を0または1としてDOまたは内部スイッチに出力します。演算の種類

演算の種類 演算子

論理演算 AND,OR,XOR,NOT

関係演算 .GT.,.LT.,.GE.,.LE.,.EQ.,.NE.

条件式 [式1?式2:式3]

演算式に使用できるデータ

PV/SP演算と同じです。

アナログ再伝送  設定操作 > 4.16節制御モードがアナログ再伝送の場合,制御出力に演算式を設定できます。演算式,演算で使用できるデータはPV/SP演算と同じです。

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1.20 その他の機能

USERキー  設定操作 > 11.1節USERキー(1個)に下記の動作を割り当てて実行することができます。初期設定では「アラームACK」が割り当てられています。割り当てることができる動作

動作名称 動作

トリガ イベントデータの内部メモリへの書き込み開始のキートリガ(内部メモリに書き込むデータとしてイベントデータを設定し,書き込み開始のトリガとしてキートリガを設定したときのみ有効)

アラームACK アラーム表示/リレー出力解除動作(アラーム表示または出力リレーの動作を「保持」に設定したときのみ有効)

演算 演算のスタート/ストップ(演算機能オプション付きのときだけ)演算リセット 演算データのリセット(演算値を「0」にする。演算機能オプション付きで演

算ストップ中のときだけ)マニュアルサンプル 全チャネルの瞬時値の内部メモリへの書き込みメッセージ1~8 メッセージ1~8のトレンド表示画面への表示と内部メモリ書き込みスナップショット 表示画面のイメージデータの外部記憶メディアへの保存

キーロック  設定操作 > 11.2節キーロックは,キー操作,Zipディスクの取り出し,マニュアルセーブのとき外部記憶メディアへのデータ保存,制御用運転画面でのソフトキー操作,および制御用設定画面での設定操作を禁止する機能です。キーロックを解除するにはパスワードを入力する必要があります。キーロックの対象

中央列の英文字は,制御用運転画面で表示されるソフトキーメニューの文字です。

キーロック時の動作

下表に示すキー以外のキーは動作しません。

キーロックの対象 キーロックが有効のときの動作

DISP/ENTERキー 運転画面の切り替え禁止外部メディア・マニュアルセーブのとき 外部記憶メディア挿入時のデータ保存禁止,Zipドライブ

装備の場合,Zipディスク引き抜き禁止・オートセーブのとき Zipドライブ装備の場合,Zipディスク引き抜き禁止制御メニューロック 設定モード(制御関連)メニュー画面で,ロック設定したソ

フトキーの操作ができなくなります。

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キーログイン/ログアウト  設定操作 > 11.3節決められたユーザーだけが本機器を操作できるように設定できます。ユーザーはユーザー名,ユーザーID,パスワードで識別されます。7ユーザーまで登録できます。

ログ表示  操作 > 11.4節下記の種類があり,発生した事象を発生順にリスト表示できます。通信コマンドは最新の200個,その他の項目は最新の50個です。エラーメッセージ履歴

エラーが発生した日時

エラーコード エラーメッセージ

ログイン/ログアウト履歴

キーログイン/ログアウトした日時

In:キーログインOut:ログアウト

操作時のユーザー名

最下行に表示されているログのNo./ログの総数

通信コマンド履歴

本機器にアクセスした日時

本機器にアクセスしたユーザー名接続しているユーザーを識別する番号

入出力記号(>:入力,<:出力)

メッセージ(最大20文字)

最下行に表示されているログのNo./ログの総数

イーサネットインタフェースの接続状態表示点灯(緑色):電気的に接続されている消灯:電気的に接続されていない

FTPクライアント機能によるファイル転送履歴

ファイルを転送した日時エラーコード

FTP接続先(P:プライマリ,S:セカンダリ)ファイル名(8文字)

最下行に表示されているログのNo./ログの総数

1.20 その他の機能

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Webブラウザ操作履歴

Web画面で操作した日時

操作内容エラーコード(「第12章」をご覧ください)

操作種類

Eメール送信履歴

Eメール送信日時

送信先(1:送信先1,2:送信先2)送信先(送信先アドレス,メッセージ)

エラーコード(「第12章」をご覧ください)Eメール種類

システム情報表示  設定操作 > 11.4節本機器の入力点数,内部メモリの容量,通信機能,外部記憶メディアドライブ,オプション,MACアドレス,およびファームウエアのバージョンナンバーを表示することができます。

計測用測定入力数(演算チャネル数)

演算チャネル数内蔵制御ループ数

内部メモリの容量

通信インタフェース

外部記憶メディア

MACアドレス

ファームウエアのバージョン

オプション機能の種類

制御出力端子ブロックの有無

オプション端子ブロックの有無と種類

外部温調計通信機能ラダー通信機能

表示言語  設定操作 > 3.6節表示言語を日本語,英語,ドイツ語,フランス語,または中国語*から選択することができます。

* バージョン3.02以降のCXで選択できます。

1.20 その他の機能

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1.20 その他の機能

FAIL/メモリエンドリレー出力(/A4Fオプションまたは/A4FRオプション)  設定操作 > 4.4節,7.2節

FAIL出力

本機器のCPUに異常が発生したときに,リレー接点信号(1個)を出力します。リレーは,CPUが正常時には励磁されていて,CPUに異常が発生すると非励磁となります(非励磁タイプ)。したがって,電源OFF時(含む停電時)もリレー出力を行います(下図を参照)。動作は変更できません。FAIL出力用リレー(非励磁タイプ)は,下図のように動作します。

NO C NC

通常運転時

NO C NC

FAIL時

NO C NC

電源OFF時

* NO,C,NCは,リレー出力端子の端子名です。NO:Normally Opened,C:Common,NC:Normally Closed

メモリエンド出力

内部メモリや記憶メディアの残容量が少なくなるとリレー接点信号(1個)を出力します。メモリエンドが検出されると,リレーは励磁されます(励磁タイプ)。非励磁タイプには変更できません。メモリエンドが出力されたときには,データを記憶メディアに保存する(マニュアルセーブのとき)か,記憶メディアを交換(オートセーブのとき)してください。メモリエンド出力機能の動作は次のとおりです。・オートセーブのとき

オートセーブで記憶メディアが挿入されているときは,記憶メディアの残容量が10%以下になるとリレーが励磁状態になります。(このとき状態表示部の外部記憶メディアの状態を示すアイコンが緑色から赤色に変わります。)

・マニュアルセーブのとき・保存するデータの種類が表示データのみまたは表示データとイベントデータのとき,内部メモリの表示データの残り書き込み時間が設定した時間(設定では,[メモリアラーム時間])以下になると,リレーが励磁状態になります。

・保存するデータの種類がイベントデータのみのとき測定を開始すると同時に内部メモリへのデータ書き込みを開始するモードのときは,イベントデータの残り書き込み時間が設定した時間(設定では,[メモリアラーム時間])以下になると,リレーが励磁状態になります。アラーム発生などの事象をトリガとして内部メモリへのデータ書き込みを開始するモードのときは,リレーは励磁されません(メモリエンド出力はありません)。

メモリエンド出力用リレー(励磁タイプ)は,下図のように動作します。

NO C NC

通常運転時

NO C NC

メモリエンド時

NO C NC

電源OFF時

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1.20 その他の機能

計測用リモート入力(/A6Rオプションまたは/A4FRオプション)  設定操作 > 11.5節計測警報オプション端子ブロックのリモート入力端子[REMOTE]8点に入力する接点信号またはオープンコレクタ信号に下表の動作を割り付けることができます。

動作名称 検出方法 動作

スタート/ストップ エッジ 内部メモリへのデータ書き込みのスタート/ストップトリガ トリガ イベントデータの内部メモリへの書き込み開始のトリガ(内

部メモリに書き込むデータとして「イベントデータ」を設定し,書き込み開始のトリガとして「外部トリガ」を設定したときのみ有効)

アラームACK トリガ アラーム表示/リレー出力解除操作(アラーム表示または出力リレーの動作を「保持」に設定したときのみ有効)

時刻セット トリガ 内部時計の時刻を近傍の正時に合わせる動作の実行演算 エッジ 演算のスタート/ストップ(演算機能オプション付きのとき

だけ)演算リセット トリガ 演算チャネルの演算値のリセット(演算値を「0」にする。

演算機能オプション付きで,演算ストップ中のときだけ)マニュアルサンプル トリガ 全チャネルの瞬時値の内部メモリへの書き込み設定1~3ロード トリガ 外部記憶メディアに保存してある設定データファイルの読

み込みメッセージ1~8 トリガ メッセージ1~8のトレンド表示画面への表示と内部メモリ

への書き込みスナップショット トリガ 表示画面のイメージデータの外部記憶メディアへの保存

Note・上記の動作は,制御出力端子ブロック/制御拡張DIO端子ブロックの接点入力にも登録可能です。・同一動作を本機器のキー操作,通信,計測用リモート入力で行う場合,方法を問わず最新の操作/入力が有効になります。制御用接点入力と計測用リモート入力の関係においても同様です。

リモート入力信号の検出方法

上記の動作は,リモート入力信号の立ち上がりエッジ/立ち下がりエッジ(エッジ),または250ms以上のON信号(トリガ)で実行されます。接点入力の場合,接点が「オープン→クローズ」のときリモート信号が立上がり,接点が「クローズ→オープン」のとき立ち下がります。オープンコレクタ信号の場合,コレクタの信号(入力端子の電圧レベル)が「Hi→Lo」のときリモート信号が立上がり,逆の場合に立ち下がります。エッジ(立ち上り/立ち下り) トリガ

立ち上り 立ち下り 250ms以上

VGA出力(/D5オプション)RGB出力で,VGAモニタまたはVGAを表示できるマルチシンクモニタに本機器の画面を表示できます。接続方法は,「2.5 VGA出力端子へのモニタの接続」をご覧ください。

24VDC伝送器電源出力(/TPS4オプション)最大4台の2線式伝送器に,24VDCの電源を供給することができます。伝送器の測定値は,同じ配線上で4~20mAの電流信号に対応し,本機器の測定入力端子に接続して表示することができます。接続方法は,「2.6 伝送器電源出力線の配線」をご覧ください。

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バッチヘッダ  設定操作 > 11.6節,11.7節,11.8節

内部メモリに書き込むデータに,バッチ番号やロット番号などの情報を付加することができます。測定/制御/演算データに,測定対象のバッチ番号,ロット番号,管理者名等を付加することにより,保存されたデータの測定対象の管理状態を確認できます。キーログイン機能と組み合わせて使用すると,本機器でデータを保存する操作者(ユーザ)を,限定/識別できます。

測定/制御/演算データ(表示データ,イベントデータ)へのバッチ情報の付加

内部メモリに書き込まれる表示データ/イベントデータに,下記の情報を付加することができます。バッチ番号,ロット番号,コメントは,ロットごとに変更できます。また,ロット番号は,1ロット終了時に自動的に+1することもできます。・本機器のシリアルNo.(本機器の銘板に記されているNo.です)・アプリケーション名(半角英数字16文字以内)・スーパーバイザ名(半角英数字16文字以内)・マネ-ジャ名(半角英数字16文字以内)・バッチ名・バッチ番号(半角英数字16文字以内)・ロット番号(0~9999)・ スタート情報

スタート日時とユーザ名*(半角英数字16文字以内)・ストップ情報

ストップ日時とユーザ名*(半角英数字16文字以内)・コメント情報

コメント(半角英数字32文字以内×3行以内)コメントを書き込んだ日時コメントを書き込んだユーザ名*(半角英数字16文字以内)

* キーログイン機能を使用した場合

キー操作のログイン/ログアウト機能による操作者(ユーザ)の識別

ログイン/ログアウト機能を使用することにより,本機器にログインできるユーザを限定し,識別できます。バッチヘッダを有効にすると,標準のログイン機能と比べて,次のようにセキュリティが強化されます。キーログイン機能の操作方法については,「11.3 キー操作のログイン/ログアウト」をご覧ください。・ユーザ名に,すでに登録してあるユーザ名と同じ名前を設定できません。・ユーザIDとパスワードの組み合わせは,他のユーザが設定した組み合わせや,過去に登

録されたことがある組み合わせと,同じ組み合わせを設定することはできません。

メッセージの変更

バッチヘッダオプションでは,運転モードで,メッセージ1~3を変更できます。

表示

下記の表示ができます。・状態表示部にバッチ番号/ロット番号と日時が交互に表示されます。・ STOPキーを押したとき,ストップ確認画面にバッチ情報が表示されます。

保存したデータの確認

内部メモリや外部記憶メディアの表示データ,イベントデータは,ヒストリカルトレンド表示で確認することができます。・ヒストリカルトレンド表示したときに,バッチ情報も表示できます。・メモリサマリ画面と,外部記憶メディアから読み込む表示データ,イベントデータを選

択する画面で,ファイル作成日時の代わりに,ファイルごとのバッチ番号とロット番号を表示できます。

1.20 その他の機能

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設置・配線

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第2章 設置・配線

2.1 使用上のご注意

ここでは,本機器と外部記憶メディアをお使いになるときの注意事項について説明しています。ご使用前に必ずお読みください。

本機器取り扱い上の注意・本機器は,多くのプラスチック部品を使用しています。清掃するときは,乾いた柔らか

い布でから拭きしてください。清掃にベンジンやシンナーなどの薬品を使用しないでください。変色や変形の原因になります。

・帯電したものを信号端子に近づけないでください。故障の原因になります。・ LCD画面やパネルキーなどに揮発性薬品をかけたり,ゴムやビニール製品を長時間接触

したまま放置しないでください。故障の原因になります。・本機器に衝撃を与えないでください。・使用しないときは,必ず電源をOFFにしてください。・本体から煙が出ている,変な臭いがする,異音がするなどの異状が認められたときは,

直ちに電源をOFFにするとともに,電源の供給をやめてください。異状が認められたときは,お買い求め先または横河エンジニアリングサービス(株)までご連絡ください。

外部記憶メディアの取扱い上のご注意・記憶メディアは精密製品ですので,取り扱いには十分注意してください。・フロッピーディスクやZipディスクは,高温または低温環境下では書き込み不良を起こ

すことがあります。低温(おおむね10以下)で使用される場合は,本機器のウォームアップ(30分以上)が終了してからご使用ください。高温(おおむね40以上)で使用される場合は,データを保存するときに記憶メディアをドライブに挿入し,データの保存が終了したあとは取り出しておくことをお勧めします。

・ ATAカードアダプタに市販のコンパクトフラッシュカードを挿入して使用する場合,静電気にご注意ください。人体に静電気を帯びている状態でコンパクトフラッシュ部を触ると,誤動作が生じる場合があります。

・付属のCFカードとアダプタを使用するときは以下に注意してください。下図のように,アダプタにCFカードを挿入します。本機器のカードスロットへの着脱は,アダプタにCFカードを挿入した状態で行ってください。

CFカード

CFカードを無理に押し込まないでください.CFカードを挿入できないときは,カードの上下が逆になっている可能性があります。

アダプタ

端面がほぼ同じ高さになるまでCFカードを押し込みます。

・記憶メディアの一般的な取り扱い上の注意については,ご使用の記憶メディアに添付されている取扱説明書をお読みください。

注  意 Zipディスクを装着したまま,本機器の電源をON/OFFにすると,Zipドライブが損傷する恐れがあります。本機器の電源のON/OFFは,Zipディスクを取り出した状態で行ってください。

アクセスランプが点灯しているときは,外部記憶メディアを取り出さないでください。データが破壊されることがあります。

振動や衝撃のある場所で,フロッピーディスクドライブ,Zipドライブを動作させないでください。ディスクやドライブが故障する恐れがあります。

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2-2 IM 04L31A01-01

2.2 設置

設置場所屋内の次のような場所に設置してください。設置場所の環境については「14.8 一般仕様」に記載されています。

・計装パネル

本機器はパネルマウントタイプで,計装パネルに設置されるように,設計されています。

・風通しの良い場所

本機器内部の温度上昇を防ぐため,風通しの良い場所に設置してください。複数配置する場合のパネルカット寸法は,次ページをご覧ください。また,他の機器を隣接する場合もこのパネルカット寸法に準じて,機器間の隙間は十分取ってください。

・機械的振動の少ない場所

機械的振動の少ない場所を選んで設置してください。

・水平な場所

本機器を設置する際,左右いずれにも傾かず,水平になるようにしてください(ただし,後方0~30度までの傾斜角での取り付けは可能です)。

Note・温度,湿度の低い場所から高い場所に移動したり,急激な温度変化があると,結露することがあります。また,熱電対入力のときは,測定誤差を生じます。このようなときは,周囲の環境に1時間以上慣らしてから使用してください。

・高温環境下で長期間使用するとLCDの寿命を早める(画質低下など)ことがあります。高温(おおむね40以上)に設置する場合,LCDのバックライト輝度を低くすることをお勧めします。LCDの輝度の設定については「3.4 画面の輝度/バックライトセーバ機能の設定」をご覧ください。

次のような場所には設置しないでください。

・屋外

・直射日光の当たる場所や熱器具の近く

なるべく温度変化が少なく,常温(23)に近い場所を選んで設置してください。直射日光の当たる場所や熱器具の近くに置くと,本機器に悪い影響を与えます。

・油煙,湯気,湿気,ほこり,腐食性ガスなどの多い場所

油煙,湯気,湿気,ほこり,腐食性ガスなどは,本機器に悪い影響を与えます。これらが多い場所に,本機器を設置することは避けてください。

・電磁界発生源の近く

磁気を発生する器具や磁石を,本機器に近づけることは避けてください。本機器を強い電磁界発生源の近くで使用すると,電磁界が測定誤差の原因になる場合があります。

・画面の見にくい場所

本機器は,表示部に10.4型TFTカラーLCDを使用しているため,極端に斜めから見ると表示が見にくくなります。なるべく表示部を正面から見られる所に設置してください。

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2-3IM 04L31A01-01

設置・配線

3

2

1

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

設置方法CX2000本体を取り付けるパネルには,2mm~26mmの厚さの鋼板を使用してください。1. パネル前面から本機器を挿入します。2. 付属の取付金具を用い,下図のようにパネルにCX2000本体を取り付けます。

・ケースの上下か左右どちらかに取付金具2つを使います(ケースの取付金具用穴をふさいでいるシールをはがしてから行ってください)。

・パネル取付金具用ねじの適正締め付けトルクは0.7~0.9N・mです。・下記の手順に従って取り付けてください。・最初に2つの取付金具を取り付けて取付ネジを仮締めします。・次に適正トルクで取付ネジを締め付けて本体を固定します。このとき,本体がパ

ネルにほぼ直角になった状態からは,取付金具を本体ケースに密着させて取付ネジを締め付けてください。

注  意適正締め付けトルク以上で締め付けると,ケースの変形,ブラケットの破損を生じる恐れがあります。

パネルカット図

361最

360最小

281 +20

281

+2 0

パネル取り付け図

仮締め 固定

前面

パネル

パネル 取付金具取付金具

トルクドライバ(マイナス)

取付ネジ

本体ケース

密着させる

(図は取付金具をケースの上下に使う場合を示しています。)

取付ネジ

2.2 設置

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2-4 IM 04L31A01-01

CX2000本体の外形寸法

単位:mm279.6

108

27.1 225.5167.5

取付パネル厚さ:2~26

(取付金具を取り付けた後の寸法)180

288294.6

54.6

+10

279.

69.

47.

5

180

108

288

294.

6

+1 0

取付金具

取付金具(上下左右のどちらか2箇所)

(取付金具を取り付ける前の寸法)

2.2 設置

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2-5IM 04L31A01-01

設置・配線

3

2

1

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

2.3 配線

入出力端子の配置内部制御6ループ/計測チャネル20chのモデル(CX2620)に,付加仕様でオプション端子を指定した場合,本体のリアパネルには,下図に示すように,7つの端子ブロックが配置されています。「/A6[計測警報(DO6点)],/A6R[計測警報(DI8点,DO6点)],/A4F[計測警報(DO4点,FAIL/メモリエンド出力リレー付き)],/A4FR(計測警報[DI8点,DO4点,FAIL/メモリエンド出力リレー付き)],/CST1[制御用拡張DIO (DI12点,DO12点)],/TPS4[24VDC伝送器出力(4ループ)]」のいずれかであるオプション端子ブロックは,左下に装着されています。ご購入時の指定によりいくつかの端子ブロックが装着されていない場合,その位置には端子ブロックの代わりに,保護カバーが取り付けられています。

VIDEO OUT(VGA)

L N

制御用アナログ入力端子ブロック(10点)

計測用測定入力端子ブロック(CH1~CH10)

計測用測定入力端子ブロック(CH11~CH20)

ループ1,2用制御出力端子ブロック

ループ3,4用制御出力端子ブロック

ループ5,6用制御出力端子ブロック

オプション端子ブロック(/A6,/A6R,/A4F,/A4FR,/CST1,/TPS4の各オプション)

Note・各端子ブロックの装着位置は固定されていて,装着位置の変更はできません。・シリアル通信やイーサネット接続などの通信関係の接続については,「CX1000/CX2000通信インタフェースユーザーズマニュアル」(IM04L31A01-17)をご覧ください。

制御用アナログ入力端子ブロックの入出力割り付け

10点の入力端子があります。PV/SP演算がOFFの場合,使用ループ数および制御モードの設定の違いにより,測定入力(PV)とリモート入力(RSP)が下図のように割り付けられます。なお,下図では,1列の3端子(/b,+/A,-/B)を1つの枠で表現しています。また,12列ある端子のうち,使用しないため端子ねじが取り付けられていない両端の2列の端子は省略されています。

LOOP12 1

PV(RSP)

(RSP) PV

PV1PV2

LOOP2 LOOP5LOOP62 1

PV1

PV1

PV (RSP)

PV

PV1PV2

LOOP32 1

PV(RSP)

(RSP) PV

PV1PV2

LOOP42 1

PV(RSP)

PV

PV1PV2

単ループ制御時 カスケード制御時 2入力切り替え制御時

・6ループ PV,PV1,PV2:測定入力,(RSP):リモート入力(プログラム制御時は使用不可),

[制御モード設定]

:使用不可端子

LOOP4 LOOP3 LOOP2 LOOP12 1 3 2 1 3 2 12 1

PVPV (RSP)(RSP)

(RSP)

(RSP)

PVPV

PV1PV1 PV2PV2

PVPV (RSP)(RSP)

(RSP)

(RSP)

PVPV

PV1PV1 PV2PV2

単ループ制御時 カスケード制御時 2入力切り替え制御時

[制御モード設定]

・4ループ PV,PV1,PV2:測定入力,(RSP):リモート入力(プログラム制御時は使用不可), :使用不可端子

単ループ制御時 カスケード制御時 2入力切り替え制御時

[制御モード設定]

・2ループ PV,PV1,PV2:測定入力,(RSP):リモート入力(プログラム制御時は使用不可), :使用不可端子

LOOP22 1 3 2 1

PVPV (RSP)(RSP)

(RSP)

(RSP)

PVPV

PV1PV1 PV2PV2

LOOP1

PV/SP演算がONの場合は,各制御入力端子には,端子に向かって右側からCI01~CI10の番号が割り当てられ,各ループのPV/SPは設定した演算値になります。

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2-6 IM 04L31A01-01

制御出力端子ブロックの端子配置

1端子ブロックで,2ループ分の電流出力/電圧パルス出力/リレー接点出力の制御出力のほか,6点の接点入力,2点のリレー接点出力,および4点のトランジスタ出力の端子が下図のように配置されています。設定内容に合わせて,配線してください。

LOOP1NONCC

NOC

2NONCC

LOOP2

CTRL OUT

mAPULS

C

LOOP2mAPULS

C C

56

C

34

456

123

LOOP1

CTRL OUT

DIGITAL OUT DIGITAL OUT DIGITAL IN

NOC

1

LOOP3NONCC

NOC

2NONCC

LOOP4

CTRL OUT

mAPULS

C

LOOP4mAPULS

C C C

456

123

LOOP3

CTRL OUT

DIGITAL IN

NOC

1

LOOP5NONCC

NOC

2NONCC

LOOP6

CTRL OUT

mAPULS

C

LOOP6mAPULS

C C C

456

123

LOOP5

CTRL OUT

DIGITAL IN

NOC

1

DIGITAL OUT DIGITAL OUT

DIGITAL OUT DIGITAL OUT

・ループ1,2用

・ループ3,4用

・ループ5,6用

制御用電流/電圧 パルス出力

接点入力 トランジスタ 出力

リレー接点 出力

制御用リレー 接点出力

C: コモン NO: Normally Opened NC: Normally Closed mA: 電流出力 PULS: 電圧パルス出力

56

34

56

34

[DIGITAL OUT]端子1~6は,接点(リレー)出力登録設定やアラームリレー出力設定において制御出力端子ブロックを選択したとき,下記のような番号で表示されます。・ DO001~DO006 (ループ1,2用制御出力端子ブロック[CTRL1-2])・ DO101~DO106 (ループ3,4用制御出力端子ブロック[CTRL3-4])・ DO201~DO206 (ループ5,6用制御出力端子ブロック[CTRL5-6])また,[DIGITAL IN]端子1~6は,接点入力登録設定において制御出力端子ブロックを選択したとき,下記のような番号で表示されます。・ DI001~DI006 (ループ1,2用制御出力端子ブロック[CTRL1-2])・ DI101~DI106 (ループ3,4用制御出力端子ブロック[CTRL3-4])・ DI201~DI206 (ループ5,6用制御出力端子ブロック[CTRL5-6])

Note接点(リレー)出力登録設定では,リレー接点出力である「DO001,DO002,DO101,DO102,DO201,DO202」と,トランジスタ出力である他の番号の区別はありません。このことをご確認の上,出力信号登録を行ってください。

制御拡張DIO端子ブロック(/CST1の付加仕様のオプション端子ブロック)の端子配置

12点の接点入力,および12点のトランジスタ接点出力の端子が下図のように配置されています。設定内容に合わせて,配線してください。

DIGITAL OUT

1112C

101112

CCC

910C

78C

56

34

12 5

6 3

489

7 12

C

DIGITAL IN

トランジスタ出力 接点入力

C:コモン

[DIGITAL OUT]端子1~12は,接点(リレー)出力登録設定において制御拡張DIO端子ブロック[EXTDIO]を選択したとき,下記のような番号で表示されます。RO001~RO012また,[DIGITAL IN]端子1~12は,接点入力登録設定において制御拡張DIO端子ブロック[EXTDIO]を選択したとき,下記のような番号で表示されます。RI001~RI012

2.3 配線

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2-7IM 04L31A01-01

設置・配線

3

2

1

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

計測警報オプション端子ブロックの端子配置

計測警報オプション端子ブロックは,ご購入時にオプション指定していただいた端子ブロックです。以下の4種類があります。/A6: アラーム(計測警報)出力6点/A6R: アラーム(計測警報)出力6点,計測用リモート入力8点/A4F: アラーム(計測警報)出力4点,FAIL出力1点,メモリエンド出力1点/A4FR: アラーム(計測警報)出力4点,FAIL出力1点,メモリエンド出力1点,計測用リ

モート入力8点各計測警報オプション端子ブロックでは,下図のように端子が配置されています。設定内容に合わせて,配線してください。

ALARM06NC

NO

C

05NC

NO

C

04NC

NO

C

03NC

NO

C

02NC

NO

C

01NC

NO

C

ALARM REMOTE06NC

NO

C

05NC

NO

C

04NC

NO

C

03NC

NO

C

02NC

NO

C

016

7

8

3

4

5

C

1

2

NC

NO

C

アラーム出力・/A6オプション

計測用リモート入力・/A6Rオプション

C: コモンNO: Normally OpenedNC: Normally Closed

アラーム出力・/A4Fオプション

計測用リモート入力・/A4FRオプション

C: コモンNO: Normally OpenedNC: Normally Closed

ALARM REMOTE01020304

FAIL

ALARMMEMORY

MEMORY

02 010304FAIL

C

1

2

3

4

5

6

7

8

NC

NO

C

NC

NO

C

NC

NO

C

NC

NO

C

NC

NO

C

NC

NO

C

NC

NO

C

NC

NO

C

NC

NO

C

NC

NO

C

NC

NO

C

NC

NO

C

メモリエンド出力FAIL出力

[ALARM]端子01~06は,計測用アラーム出力設定(「7.2 アラーム(計測警報)に関する設定とアラーム解除操作」参照)において,[I01]~[I06]で表示されます。[REMOTE]端子1~8は,計測用リモート出力設定(「11.5 計測用リモート入力設定」参照)において,番号[1]~[8]で表示されます。

Note・[FAIL]端子および[MEMORY]端子の出力登録設定はありません。ただし,メモリエンド出力を出す条件設定[メモリアラーム時間]の設定はあります。また,FAIL出力は,ループ1,2用制御出力端子ブロックの[DIGITAL OUT1]端子に割り付けることが可能で,この場合は登録設定が必要です。

・[ALARM]端子に制御用アラーム出力を割り付けることはできません。制御用アラーム出力を割り付けることができる端子は,制御出力端子ブロックおよび制御拡張DIO端子ブロックの[DIGITAL OUT]端子です。アラーム(計測警報)出力は,制御出力端子ブロックおよび制御拡張DIO端子ブロックの[DIGITAL OUT]端子に割り付けることができます。

計測用測定入力端子ブロックの端子配置

各端子ブロックに,下図のように,10点の計測用測定入力端子があります。・CH1~10用

b

A

B

1

b

A

B

2

b

A

B

3

b

A

B

4

b

A

B

5

b

A

B

6

b

A

B

7

b

A

B

8

b

A

B

9

b

A

B

10 チャネル番号

2.3 配線

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2-8 IM 04L31A01-01

・CH11~20用

b

A

B

11

b

A

B

12

b

A

B

13

b

A

B

14

b

A

B

15

b

A

B

16

b

A

B

17

b

A

B

18

b

A

B

19

b

A

B

20 チャネル番号

Note上図の標準の端子ブロックの端子配置図では各端子b間が短絡されていますが,3線式絶縁RTD(/N2)オプションを指定した場合は,各端子b間は絶縁されています。

端子カバーのシール表示について各端子ブロックの端子カバーの表裏面には,端子配置を示すシールが貼り付けてあります。端子カバー表面のシール

表面シールには,下図のように,接続確認用の端子番号(各設定で使用する番号ではありません)が表記されています。・ 6ループの制御用アナログ入力端子ブロックの場合

LOOP5

004

005

006

007

008

009

010

011

012

013

014

015

016

017

018

019

020

021

022

023

024

025

026

027

028

029

030

031

032

033

LOOP1LOOP4 LOOP2LOOP3LOOP6 CAT

・制御用拡張DIO端子ブロックの場合

CAT D I G I T A L I N

604

605

606

601

602

603

607

608

609

610

611

612

619

620

622

623

625

626

628

629

631

632

634

635

D I G I T A L O U T

613

614

615636 633 630 627

端子番号は3桁のユニークな番号で,最上位の桁の数値は下図に示す端子ブロックの配置位置を示し,下2桁の数値は,端子ブロック内の位置は,右端列の一番上の端子を「01」,左端列の一番下の端子を「36」とする,端子ブロック内の位置を示します。使用できない端子には,番号ではなく「」が表記されています。

VIDEO OUT(VGA)

L N

0

1

2

3

4

5

6

端子カバー裏面のシール

裏面シールには,端子機能を示す文字と,各端子に入出力する信号の種類を示す端子記号が表記されています。下図は,6ループの制御用アナログ入力端子ブロックの場合です。各端子記号に対応した配線のしかたについては,2-10~2-12ページをご覧ください。

b

A

B

SNGL

CAS

PVSW

2 1 1LOOP4 LOOP6

(RSP) PV PV

PV

PV1PV2

1PV

PV

PV1

2LOOP3

(RSP)

(RSP)

PV2

1PV

PV

PV1

LOOP12

(RSP)

(RSP)

PV2

1PV

PV

PV1

LOOP21

PV

LOOP52

(RSP)

PV2

CAT

端子記号

2.3 配線

Page 128: DAQSTATION CX2000 ユーザーズマニュアルIM 04L31A01-01 iii 警 警 告 電源 機器の電源電圧が供給電源の電圧に合っているか必ず確認したうえで,本機器の電源を入れてください。

2-9IM 04L31A01-01

設置・配線

3

2

1

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

制御用アナログ入力端子(6ループ)VIDEO OUT(VGA)

L N

端子の機能を表す記号端子番号005

A+

ひとつのねじ端子を,下図で表しています。上段はユニークな端子番号,下段は端子の機能を表す記号です。

ねじが取り付けられていません。

単ループ制御時LOOP1

PV(RSP)

LOOP2

PV(RSP)

LOOP3

PV(RSP)

LOOP4

PV(RSP)

LOOP5

PV

LOOP6

PV

028

029

030

b

A+

B−

031

032

033

b

A+

B−

025

026

027

b

A+

B−

022

023

024

b

A+

B−

019

020

021

b

A+

B−

016

017

018

b

A+

B−

013

014

015

b

A+

B−

010

011

012

b

A+

B−

007

008

009

b

A+

B−

004

005

006

b

A+

B−

カスケード制御時LOOP1

PV(RSP)

LOOP3

PV(RSP)PV

LOOP5

PV

LOOP2

PV

LOOP6LOOP4

PV

028

029

030

b

A+

B−

031

032

033

b

A+

B−

025

026

027

b

A+

B−

022

023

024

b

A+

B−

019

020

021

b

A+

B−

016

017

018

b

A+

B−

013

014

015

b

A+

B−

010

011

012

b

A+

B−

007

008

009

b

A+

B−

004

005

006

b

A+

B−

2入力切り替え制御時LOOP1

PV1PV2

LOOP2

PV1PV2

LOOP3

PV1PV2

LOOP4

PV1PV2

LOOP5

PV

LOOP6

PV

028

029

030

b

A+

B−

031

032

033

b

A+

B−

025

026

027

b

A+

B−

022

023

024

b

A+

B−

019

020

021

b

A+

B−

016

017

018

b

A+

B−

013

014

015

b

A+

B−

010

011

012

b

A+

B−

007

008

009

b

A+

B−

004

005

006

b

A+

B−

接続概念図

SP

PV PV

Loop2

制御用出力端子から出力

Loop1

RSPSP

Loop1SP

PV1 PV2

制御用出力端子から出力

Loop1SP

PV

制御用出力端子から出力

単ループ制御 カスケード制御 2入力切り替え制御

リモート入力を目標設定値として使う場合は,    を     に置き替えます。

:端子を表します。

2.3 配線

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2-10 IM 04L31A01-01

制御用アナログ入力端子(4ループ)VIDEO OUT(VGA)

L N

単ループ制御時LOOP1

PV(RSP)

LOOP2

PV(RSP)

LOOP3

PV(RSP)

LOOP4

PV(RSP)

028

029

030

b

A+

B−

031

032

033

b

A+

B−

025

026

027

b

A+

B−

022

023

024

b

A+

B−

019

020

021

b

A+

B−

016

017

018

b

A+

B−

013

014

015

b

A+

B−

010

011

012

b

A+

B−

007

008

009

b

A+

B−

004

005

006

b

A+

B−

カスケード制御時LOOP1

PV(RSP)

LOOP3

PV(RSP)PV

LOOP2

PV

LOOP4

028

029

030

b

A+

B−

031

032

033

b

A+

B−

025

026

027

b

A+

B−

022

023

024

b

A+

B−

019

020

021

b

A+

B−

016

017

018

b

A+

B−

013

014

015

b

A+

B−

010

011

012

b

A+

B−

007

008

009

b

A+

B−

004

005

006

b

A+

B−

2入力切り替え制御時LOOP1

PV1PV2(RSP)

LOOP2

PV1PV2

LOOP3

PV1PV2(RSP)

LOOP4

PV1PV2

028

029

030

b

A+

B−

031

032

033

b

A+

B−

025

026

027

b

A+

B−

022

023

024

b

A+

B−

019

020

021

b

A+

B−

016

017

018

b

A+

B−

013

014

015

b

A+

B−

010

011

012

b

A+

B−

007

008

009

b

A+

B−

004

005

006

b

A+

B−

PV/SP演算時またはアナログ再伝送時に,演算式に使用する場合の端子と記号の対応

6ループ,4ループで共通です。

CI09

028

029

030

b

A+

B−

031

032

033

b

A+

B−

025

026

027

b

A+

B−

022

023

024

b

A+

B−

019

020

021

b

A+

B−

016

017

018

b

A+

B−

013

014

015

b

A+

B−

010

011

012

b

A+

B−

007

008

009

b

A+

B−

004

005

006

b

A+

B−

CI10 CI07 CI08 CI05 CI06 CI03 CI04 CI01 CI02

2.3 配線

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2-11IM 04L31A01-01

設置・配線

3

2

1

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

制御用アナログ入力端子(2ループ)VIDEO OUT(VGA)

L N

単ループ制御時LOOP1

PV(RSP)

LOOP2

PV(RSP)

016

017

018

b

A+

B−

013

014

015

b

A+

B−

010

011

012

b

A+

B−

007

008

009

b

A+

B−

004

005

006

b

A+

B−

カスケード制御時LOOP1

PV(RSP)

LOOP2

PV

016

017

018

b

A+

B−

013

014

015

b

A+

B−

010

011

012

b

A+

B−

007

008

009

b

A+

B−

004

005

006

b

A+

B−

2入力切り替え制御時LOOP1

PV1PV2

LOOP2

PV1 (RSP)PV2

016

017

018

b

A+

B−

013

014

015

b

A+

B−

010

011

012

b

A+

B−

007

008

009

b

A+

B−

004

005

006

b

A+

B−

PV/SP演算時またはアナログ再伝送時に,演算式に使用する場合の端子と記号の対応

016

017

018

b

A+

B−

013

014

015

b

A+

B−

010

011

012

b

A+

B−

007

008

009

b

A+

B−

004

005

006

b

A+

B−

CI05 CI03 CI04 CI01 CI02

2.3 配線

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2-12 IM 04L31A01-01

制御用出力端子ループ1,2用出力端子

VIDEO OUT(VGA)

L N

記号の説明

NO: Normally opened, NC: Normally closed, C: CommonmA: 電流出力, PULSE: 電圧パルス出力

接点入力トランジスタ出力制御用電流/電圧

パルス出力リレー接点出力

LOOP1LOOP21

制御用リレー接点出力

LOOP1LOOP2 2

325

326

327

328

329

330

322

323

319

320

316

317

318

313

314

315

310

311

312

307

308

309

304

305

306

4

5

6

3

4

C

5

6

C

mA

PULSE

C

mA

PULSE

C

NO

C

NO

C

NO

NC

C

NO

NC

C

1

2

3

301

302

303

ループ3,4用出力端子VIDEO OUT(VGA)

L N

接点入力トランジスタ出力制御用電流/電圧

パルス出力リレー接点出力

LOOP3LOOP41

制御用リレー接点出力

LOOP3LOOP4 2

425

426

427

428

429

430

422

423

419

420

416

417

418

413

414

415

410

411

412

3407

408

409

404

405

406

4

5

6

3

4

C

5

6

C

mA

PULSE

C

mA

PULSE

C

NO

C

NO

C

NO

NC

C

NO

NC

C

1

2

3

401

402

403

ループ5,6用出力端子VIDEO OUT(VGA)

L N

接点入力トランジスタ出力制御用電流/電圧

パルス出力リレー接点出力

LOOP5LOOP61

制御用リレー接点出力

LOOP5LOOP6 2

525

526

527

528

529

530

522

523

519

520

516

517

518

513

514

515

510

511

512

5407

508

509

504

505

506

4

5

6

3

4

C

5

6

C

mA

PULSE

C

mA

PULSE

C

NO

C

NO

C

NO

NC

C

NO

NC

C

1

2

3

501

502

503

2.3 配線

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2-13IM 04L31A01-01

設置・配線

3

2

1

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

計測用測定入力端子CH1~CH10用端子

VIDEO OUT(VGA)

L N

チャネル番号124567910 38

128

129

130

b

A+

B−

131

132

133

b

A+

B−

125

126

127

b

A+

B−

122

123

124

b

A+

B−

119

120

121

b

A+

B−

116

117

118

b

A+

B−

113

114

115

b

A+

B−

110

111

112

b

A+

B−

107

108

109

b

A+

B−

104

105

106

b

A+

B−

CH11~CH20用端子VIDEO OUT(VGA)

L N

チャネル番号1112141516171920 1318

228

229

230

b

A+

B−

231

232

233

b

A+

B−

225

226

227

b

A+

B−

222

223

224

b

A+

B−

219

220

221

b

A+

B−

216

217

218

b

A+

B−

213

214

215

b

A+

B−

210

211

212

b

A+

B−

207

208

209

b

A+

B−

204

205

206

b

A+

B−

2.3 配線

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2-14 IM 04L31A01-01

オプション端子VIDEO OUT(VGA)

L N

記号の説明

NO: Normally opened, NC: Normally closed, C: Common

/CST1接点入力トランジスタ出力

625

626

627

628

629

630

622

623

619

620

613

614

615

610

611

612

607

608

609

604

605

606

4

5

6

7

8

9

10

11

12

C

C

C

1

2

2

4

5

6

C

7

8

C

628

629

630

9

10

C

628

629

630

11

12

C

1

2

3

601

602

603

/A6アラーム出力

625

626

627

628

629

630

619

620

610

611

612

NC

C

NO

NC

C

NC

C

NO621NO

NC

C

NO

616

617

618

NC

C

NO

06 05 04 03 02 01

634

635

636

NC

C

NO

/A6R計測用リモート入力アラーム出力

625

626

627

628

629

630

619

620

610

611

612

607

608

609

604

605

606

3

4

5

6

7

8

NC

C

NO

NC

C

NC

C

NO621NO

NC

C

NO

616

617

618

NC

C

NO

06 05 04 03 02 01

634

635

636

NC

C

NO

C

1

2

601

602

603

/A4FFAIL出力 メモリエンド出力 アラーム出力

625

626

627

628

629

630

619

620

610

611

612

NC

C

NO

NC

C

NC

C

NO621NO

NC

C

NO

616

617

618

NC

C

NO

04 03 02 01

634

635

636

NC

C

NO

2.3 配線

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2-15IM 04L31A01-01

設置・配線

3

2

1

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

/A4FR計測用リモート入力FAIL出力 メモリエンド出力 アラーム出力

625

626

627

628

629

630

619

620

610

611

612

607

608

609

604

605

606

3

4

5

6

7

8

NC

C

NO

NC

C

NC

C

NO621NO

NC

C

NO

616

617

618

NC

C

NO

04 03 02 01

634

635

636

NC

C

NO

C

1

2

601

602

603

/TPS424VDC伝送器出力

625

626

628

629

+

+631+

−632

634

635

+

2.3 配線

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2-16 IM 04L31A01-01

入出力信号線の配線時の一般的な注意

警  告配線時は,感電防止のため,電源の供給元がOFFになっていることを確認してください。

出力端子に,30VAC/60VDC以上の電圧がかかるときは,すべての出力端子に,緩んでも抜けない丸型の絶縁被覆付き圧着端子で信号線を接続してください。また,30VAC/60VDC以上の電圧がかかる信号線は2重絶縁(耐電圧性能2300VAC以上)線,その他の信号線は基礎絶縁(耐電圧性能1350VAC以上)線を使用してください。感電防止のため,接続後,端子カバーを取り付け,端子に手で触れないようにしてください。

注  意本機器に配線された入出力信号線に大きな引っぱり力が働くと,本機器の端子や信号線を破損することがあります。本機器の端子に直接引っぱり力がかからないようにすべての配線コードは設置パネルの背面に固定してください。

火災防止のため,信号線には,温度定格70以上のものを使用してください。各入力端子には,以下の値を超えた電圧を加えないでください。本機器が損傷することがあります。・最大入力電圧2VDC以下の電圧レンジおよび熱電対:±10VDC6~50VDCの電圧レンジ:±60VDC

・最大コモンモードノイズ電圧250VACrms(50/60Hz)

本機器は,設置カテゴリIIの製品です。アラーム/FAIL/メモリエンド出力端子への接続は以下の回路電圧でご使用ください。・接続先が主回路(電源1次側)のとき:150V以下・接続先が主回路から派生した回路(電源2次側)のとき:250V以下(主回路は300V以下で絶縁トランスを使用してください。)

入出力信号線を端子に接続する際は,絶縁スリーブ圧着端子(4mmねじ用)のご使用を推奨

します。

4mmねじ用

測定回路は,ノイズを混入させないように配慮してください。

・測定回路は,電源供給線(電源回路)や接地回路から離してください。・測定対象はノイズ源でないことが望ましいのですが,やむをえない場合は測定対象と測

定回路を絶縁してください。また測定対象は接地してください。・静電誘導によるノイズに対しては,シールド線が有効です。シールドは必要に応じて本

機器の接地端子に接続します(二点接地にならないようご注意ください)。・電磁誘導によるノイズに対しては,測定回路配線を短い等間隔で撚りあわせて配線する

と比較的効果があります。・保護接地端子は,必ず低い接地抵抗(100Ω以下)で接地してください。熱電対入力で,本機器の基準接点補償を使用する場合,端子部の温度を安定させるよう配

慮してください。

・端子カバーは必ず装着してください。・放熱効果の大きい太い線は使用しないでください(断面積0.5mm2以下を推奨します)。・外気温の変化が起きないようにしてください。特に近くにあるファンのON/OFFなど

は,大きな温度変化を生じます。雷サージなどの外来ノイズから制御用電流出力/電圧パルス出力部の損傷を防ぐため,外部

にサージ対策部品(たとえば,横河M&C株式会社製AR-SA(電流出力用),またはAR-LP(電

圧パルス出力))を接続することをお奨めします。

2.3 配線

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2-17IM 04L31A01-01

設置・配線

3

2

1

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

入力配線を他の機器と並列に接続すると互いに測定値に影響を与えることがあります。

やむをえず並列接続するときは,

・バーンアウトの設定はOFFにしてください。・それぞれの機器は同一点に接地してください。・運転中に一方の機器の電源ON/OFFは行わないでください。他方の機器に悪影響をおよ

ぼすことがあります。・測温抵抗体は並列接続できません。

配線方法1. 本機器の電源をOFFにして,端子カバーを取り外します。2. 信号線を端子に配線します。3. 端子カバーを取り付け,ねじで固定します。

測定入力配線

- 直流電圧入力,DI(ON/OFF)入力

・熱電対入力

・直流電圧入力,DI(ON/OFF)入力

・測温抵抗体入力

・直流電流入力

直流電流入力

シャント抵抗 例: 4~20mAの入力に対しては,シャント 抵抗は250Ω±0.1%のものを使用します。

1線当りのリード線抵抗 10Ω以下,3線とも抵抗値 を等しくする。

A

bB

補償導線

b

A

B

b

A

B

b

A

B

b

A

B

Note標準の計測用測定入力ブロックでは,測温抵抗体用入力端子の端子Aと端子Bは,それぞれチャネルごとに絶縁されていますが,端子bは全チャネル内部で短絡されています。3線式絶縁RTD(/N2)オプションを指定した場合は,各端子b間も絶縁されています。

接点入力(DIGITAL IN/REMOTE)配線

・リレー接点入力

2

14

6 3

5

C

1

2

3

4

5

6C

・トランジスタ入力

制御出力端子ブロック(DIGITAL IN)

2.3 配線

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2-18 IM 04L31A01-01

・リレー接点入力

8

710

12 9

11

C

5

4

6

2

1

3

C

C

・トランジスタ入力7

8

9

10

11

12

1

2

3

4

5

6C

C

C

制御拡張DIO端子ブロック(DIGITAL IN)

計測警報オプション端子ブロック(/A6R,/A4FR)の計測用リモート入力(REMOTE)

C

1

2

3

4

5

6

7

8

・トランジスタ入力・リレー接点入力

C

1

2

3

4

5

6

7

8

リレー接点入力/トランジスタ入力仕様

入力信号:無電圧接点,オープンコレクタ入力条件:ON電圧 0.5V以下(30mADC),OFF時漏れ電流 0.25mA以下入力形式:フォトカップラアイソレーション(コモン共通)耐電圧:500VDC 1min (入力端子-アース間)

制御出力(LOOP1~6)配線

C

mA+

4~20mADCまたは0~20mADC

電圧パルス出力電流出力

リレー接点出力

NC

C

NO

C

PULS

250VAC,3Aまたは30VDC,3A(抵抗負荷)

-電圧パルス(12V)

(励磁の場合)

電流出力仕様

出力信号:4~20mADCまたは0~20mADC負荷抵抗:600Ω以下電圧パルス出力仕様

出力信号:オン電圧=12VDC負荷抵抗:600Ω以上リレー接点出力仕様

出力信号:NC,NO,COM接点定格:250VAC(50/60Hz)/3Aまたは30VDC/3A(抵抗負荷)

2.3 配線

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2-19IM 04L31A01-01

設置・配線

3

2

1

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

接点出力(DIGITAL OUT)配線制御出力端子ブロックのリレー接点出力

C

NO250VAC,1Aまたは30VDC,1A(抵抗負荷)

制御出力端子ブロックのトランジスタ出力

C

6

5

4

3

24VDC/50mA

制御拡張DIO端子ブロックのトランジスタ出力

4

3

2

1

24VDC/50mA6

5

CC

12

11

C

3~61~12

プルアップ抵抗

トランジスタ出力の接続例

リレー出力仕様

出力形態:リレー接点接点定格:250VAC(50/60Hz)/1A,30VDC/1A(抵抗負荷)トランジスタ出力仕様

出力方式:オープンコレクタ出力接点定格:24VDC/50mA

オプション端子のリレー接点出力(ALARM,FAIL,MEMORY)配線リレー接点出力

C

NO

NC

250VAC,3Aまたは250VDC,0.1A(抵抗負荷)

リレー接点出力仕様

出力信号:NC,NO,COM接点定格:250VAC(50/60Hz)/3Aまたは250VDC/0.1A(抵抗負荷)

2.3 配線

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2-20 IM 04L31A01-01

2.4 電源の接続

電源配線時の注意電源を配線するときには,次の警告をお守りください。これらを守らないと,感電の危険や機器を損傷する恐れがあります。

警  告感電防止のため,電源の供給元がOFFになっていることを確認してください。火災防止のため,電線は,600Vビニル絶縁電線(AWG20~16,JISC3307)と同等以上の性能の電線またはケーブルをご使用ください。

電源投入前に保護接地端子は,接地抵抗100Ω以下で必ず接地してください。電源配線および保護接地配線には,絶縁スリーブ圧着端子(4mmねじ用)を使用してください。

感電防止のため,電源配線のカバー(透明)は必ず閉めてください。電源ラインには,本機器を主電源から切り離すためのスイッチ(両切りタイプ)を設けてください。またスイッチには本機器の電源切断装置としての表示と,ON/OFFの表示を付けてください。スイッチ仕様 定常電流定格:1A以上,突入電流定格:60A以上

IEC60947-1,3適合品電源ラインには,2A以上15Aまでのヒューズを接続してください。接地ラインには,スイッチおよびヒューズは入れないでください。

下記の,本機器の電源条件を満たす電源をご使用ください。

項目 /P1オプション仕様ではない場合 /P1オプション仕様の場合

定格電源電圧 100~240VAC 24VDC/AC使用電源電圧範囲 90~132/180~264VAC 21.6~26.4VDC/AC定格電源周波数 50/60Hz ACの場合:50/60Hz電源周波数許容範囲 50/60Hz±2% ACの場合:50/60Hz±2%最大消費電力 75VA (100V)/106VA (240V) DCの場合:41VA,ACの場合:60VA

Note本機器で132~180VACの電源電圧を使用した場合,測定確度が影響を受ける場合がありますので,この電圧でのご使用は避けてください。

配線方法1. 本機器の電源をOFFにし,電源配線のカバー(透明)を開けます。2. 電源コードと保護接地コードを,電源端子に配線します。ねじの適正締め付けトルク

は,1.4~1.5N・mです。

電源コード

保護接地コード

P1オプション仕様の場合

24V AC 50/60Hz 60VA MAX24V DC 41VA MAX

100-240V AC50/60Hz 106VA MAX

3. 電源配線のカバー(透明)を閉めて,ねじで固定します。

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2-21IM 04L31A01-01

設置・配線

3

2

1

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

2.5 VGA出力端子へのモニタの接続(/D5オプション)

注  意本機器およびモニタの電源をOFFにしてから接続してください。VIDEO OUTコネクタの端子をショートしたり,外部から電圧を加えたりしないでください。本機器を損傷する恐れがあります。

VGA出力端子の場所CX2000本体のリアパネルの左上にある「VIDEO OUT(VGA) 」の表示のあるD-Subコネクタです。

!VIDEO OUT(VGA)

VGA出力端子の機能/仕様RGB出力により,本機器の画面をモニタに表示することができます。接続できるモニタは,VGAモニタまたはVGAを表示できるマルチシンクモニタです。VGA出力端子のピン配置/仕様

ピンNo. 信号名 仕様

1 赤 0.7Vp-p

6

11

15

15

10

D-Sub 15ピンレセプタクル

2 緑 0.7Vp-p3 青 0.7Vp-p4 -5 -6 GND7 GND8 GND9 -10 GND11 -12 -13 水平同期信号 約31.5kHz,TTL負論理14 垂直同期信号 約60Hz,TTL負論理15 -

モニタとの接続方法1. 本機器およびモニタの電源をOFFにします。2. 本機器とモニタをアナログRGBケーブルで接続します。3. 両方の電源をONにします。本機器の画面がモニタに表示されます。

Note・本機器の電源がONのとき,VGA出力端子からは,常にVGA信号が出力されています。・本機器または他の機器をモニタに近づけると,モニタ画面が揺らぐことがあります。・モニタの種類によっては,画面の端が欠けることがあります。

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2-22 IM 04L31A01-01

2.6 伝送器電源出力線の配線(/TPS4オプション)

 警  告 感電防止のため,電源の供給元がOFFになっていることを確認してください。

注  意伝送器電源出力端子をショートしたり,外部から電圧を加えたりしないでください。本機器を損傷する恐れがあります。

最大出力電流(25mADC)以上で使用しないでください。本機器を損傷する恐れがあります。

火災防止のため,信号線には,温度定格70以上のものを使用してください。

出力仕様ループ数:4出力電圧:22.8~25.2V (定格負荷電流時)定格出力電流:4~20mADC最大出力電流:25mADC (過電流保護動作電流:約68mADC)最大配線長:2km (CEVケーブル使用時)

接続伝送器の出力を測定入力とする場合,本機器と伝送器は,下記のように接続します。

伝送器

電流

本機器

伝送器電源 出力端子

測定入力端子

シャント抵抗:250Ω

端子位置端子ブロックの配置位置

伝送器電源出力端子 ブロック (/TPS4オプション)

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2-23IM 04L31A01-01

設置・配線

3

2

1

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

端子位置

- +

伝送器電源出力端子(4つ)

配線方法1. 本機器の電源をOFFにして,オプション端子のカバーを取り外します。2. 伝送器電源出力線を伝送器電源出力端子の1つに配線します。3. オプション端子のカバーを取り付け,ねじで固定します。

Noteノイズ低減のため,配線にはシールド線を使用してください。シールドは本機器の接地端子に接続してください。

2.6 伝送器電源出力線の配線(/TPS4オプション)

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3-1IM 04L31A01-01

各部の名称/運用モード/共通操作

33

2

1

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

第3章 各部の名称/運用モード/共通操作

3.1 各部の名称と機能

フロントパネル

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

26

27

28

29

30

21

22

23

24

25

16

17

18

19

20

11

12

13

14

15

DISP/ENTER

1

5

2

キー操作部カバーつまみ

3

4

操作部カバーつまみ

1. LCD画面

コントロールグループ画面などの各種運転画面,設定画面が表示されます。各表示画面の説明は,「3.2 キー操作の基本」をご覧ください。

2. ラベル

各チャネルを識別するためのラベルです。お客さまが記入してお使いください。3. 操作キー

左右,上下の矢印キーとDISP/ENTERキーです。運転モードでは運転画面の切り替えに使用します。機能を設定する設定画面では設定項目の選択や確定操作などに使います。

4. 操作部カバー

外部記憶メディアを挿入したり取り出すときに,中央上部の[操作部カバーつまみ]を下に押したまま手前に引いて開けます。操作部カバーは,外部記憶メディアを操作するとき以外,必ず閉じておいてください。

操作部の各部の名称および機能については,次ページをご覧ください。

5. キー操作部カバー

矢印キーとDISP/ENTERキー以外のキーを操作するときにカバーを開けてキー操作します。キー操作部カバーは,左上の[キー操作部カバーつまみ]を手前に引くと,開きます。

キー操作部の各部の名称および機能については,次ページをご覧ください。

キーの操作方法については,「3.2 キー操作の基本」をご覧ください。

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3-2 IM 04L31A01-01

操作部

13 2 1 21 2

Zipドライブの場合 ATAフラッシュメモリ カードドライブの場合

フロッピーディスク ドライブの場合

1. 記憶メディアドライブ

ご購入時の指定仕様により,フロッピーディスクドライブ,Zipドライブ,またはATAフラッシュメモリカードドライブのどれかが実装されています。

2. イジェクトボタン(Zipディスクのアクセスランプ)

外部記憶メディアを取り出すときに使用します。Zipドライブの場合は,ボタンがアクセスランプでもあり,データを書き込み中,読み出し中に点灯します。

3. フロッピーディスクのアクセスランプ

データを書き込み中,読み出し中に点灯します。

キー操作部

START

STOP

ESC MENU DISP/ENTER

USER FUNC

7

5

1

3 4

2

86

1. STARTキー

内部メモリへのデータの書き込みを開始し,トレンド表示に波形を表示します。2. STOPキー

内部メモリへのデータの書き込みを終了します。同時に,トレンド表示の波形更新を終了します。

3. ESCキー

操作をキャンセルする時に使います。また,設定モードから運転モードに戻るときに使います。

4. MENUキー

運転モードから設定モードに切り替えるときに押します。また,設定モードから運転モードに戻るときにも押します。

5. USERキー

割り当てた動作を実行します。6. FUNCキー

運転モードで押すと,画面下部にソフトキーメニューが表示され,各種機能を実行することができます。また,設定モードから基本設定モードに切り替えるときに押します。

7. ソフトキー

運転/設定/基本設定の各モードで画面下部にソフトキーメニューが表示されているときに,操作や設定内容の変更などを行うときに押します。

8. 文字/数値入力キー

文字や数値を入力するときに使います。上記は,各キーの基本的な機能の説明です。各キーの操作方法は,「3.2 キー操作の基

本」をご覧ください。

3.1 各部の名称と機能

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3-3IM 04L31A01-01

各部の名称/運用モード/共通操作

33

2

1

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

リアパネルリアパネルに装着されている端子ブロックは,ご購入時の指定仕様により,異なります。ご指定のない端子ブロックの位置には,保護カバーが装着されています。

VIDEO OUT(VGA)

L N

RS-232シリアル通信ポート(指定時のみ)

RS-422/485シリアル通信ポート(指定時のみ)

イーサネットポート

電源端子/保護接地端子

VGA出力端子(付加仕様)

ループ1,2用制御出力端子ブロック

ループ3,4用制御出力端子ブロック

ループ5,6用制御出力端子ブロック

オプション端子ブロック(/A6,/A6R,/A4F,/A4FR,/CST1,/TPS4の各オプション)

制御用アナログ入力端子ブロック(10点)

計測用測定入力端子ブロック(CH1~CH10)

計測用測定入力端子ブロック(CH11~CH20)

入出力信号線/電源/伝送器電源出力線の接続およびVGA出力端子の使い方については,「第2章 設置・配線」をご覧ください。各通信ポートの使い方については,「CX1000/CX2000通信インタフェースユーザーズマニュアル」(IM 04L31A01-17)をご覧ください。

3.1 各部の名称と機能

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3-4 IM 04L31A01-01

3.2 キー操作の基本

運用モードの切り替え本機器には,運転,制御用設定,共通・計測用設定,基本設定の4つの運用モードがあります。基本設定モードでの設定は,制御用/共通・計測用設定モードでの設定の前提になる設定が多いので,制御用/共通・計測用設定モードでの設定より先に行ってください。

モードの種類 内容 可能な主な操作

運転モード 運転監視,運転時操作を行うためのモード ・ 制御運転モード切り替えです。制御状態を示す画面,制御のチュー ・ 制御パラメータの変更ニングを行う画面,測定/演算データを表示 ・ 測定/演算データの表示する画面などがあります。 ・ データの保存/保存停止

制御用設定 運転中に変更可能な制御関連のパラメータ*1 ・ 制御機能の運用設定モード を設定するモードです。

共通・計測用設 運転中に変更可能な制御/計測共通および計 ・ 計測機能の運用設定定モード 測関連のパラメータ*を設定するモードです。 ・ データの保存に関する設定

・ 表示形態に関する設定

基本設定モード 制御モード,入力方式,測定データ保存方式 ・ 各機能の基本的な設定(セットアップ などの基本的な項目を設定するモードです。 ・ 通信に関する設定モード) 制御運転中,内部メモリへのデータ書き込み

中,または演算中には,このモードに切り替えることはできません。*2  

*1制御運転中,内部メモリへのデータ書き込み中,または演算中には,入力レンジや演算設定など,一部の設定変更操作はできません。

*2ただし,カスケード制御で,カスケード1次側が運転中の場合は,基本設定モードに切り替えることができます。

電源ON

運転モード

共通・計測用設定モード[設定モード] 基本設定モード

MENUキー

メニュー画面

運転画面

設定画面(#1~#8)

設定画面(#1~#10*3)

メニュー画面

MENUキーまたはESCキー

FUNCキー 3秒押し*2

ソフトキー MENUキーまたはESCキー

ソフトキー ESCキー

[終了]ソフトキー -> DISP/ENTERキー(この操作で基本設定モードでの設定を保存)

制御用設定モード[設定モード(制御関連)]

メニュー画面

設定画面(#1~#8*1)

FUNCキー 3秒押し*2

ソフトキー MENUキーまたはESCキー

ESCキー

MENUキー

*1 プログラム制御ON時は,#1~#9 *3 #1~#9:共通/計測用基本設定 #10:制御基本設定

画面遷移図

*2 内部メモリへのデータ 書き込み中,演算中, または制御運転時は基 本設定モードに移行で きません。

操  作

START

STOP

ESC MENU DISP/ENTER

USER FUNC

ソフトキーESCキー

FUNCキー

1 ABC 2 DEF 3 GHI

4 JKL 5 MNO 6 PQR

7 STU 8 VWX

0

9 YZ

ア カ サ

タ ナ ハ

マ ヤ ラ

゛° ワ

MENUキー

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3-5IM 04L31A01-01

各部の名称/運用モード/共通操作

33

2

1

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

運転モード画面/制御用設定メニュー画面/共通・計測用設定メニュー画面の切り替え

MENUキーを1回押すごとに切り替わります。制御用設定メニュー画面または共通・計測用設定メニュー画面から運転画面に切り替えるときは,ESCキーでも可能です。基本設定メニュー画面への切り替え

1. MENUキーを押し,制御用設定メニュー画面または共通・計測用設定メニュー画面を表示します。

2. FUNCキーを3秒以上押します。

Note・制御運転中,内部メモリへのデータ書き込み中,演算中,または外部記憶メディアへのアクセス中は,基本設定モードに切り替えることはできません。制御運転,内部メモリへのデータ書き込み,および演算のすべてを停止してから基本設定モードに入る操作をしてください。

・基本設定モードの[#10 制御基本設定]で,[PID組数],[制御モード],[プログラム制御](プログラム制御オプション付きモデルだけの設定)のどれかを変更すると,設定モード(制御関連)の設定が初期化されます。

・基本設定モードの[#2 メモリ,メモリ&トレンド表示,メモリタイムアップ]の設定(ただし,メモリタイムアップ項目を除く)を変更し,保存して運転モードに戻ると,内部メモリの測定/演算データはクリアされます。基本設定モードに入る前に,必要なデータは外部記憶メディアに保存してください。

運転モード時の画面切り替え下記の操作により,目的に応じて運転画面を切り替えることができます。

DISP

画面選択メニュー

運転画面

サブメニュー

DISP

DISP はDISP/ENTERキー, は矢印キーを示します。

操  作

START

STOP

ESC MENU DISP/ENTER

USER FUNC

DISP/ENTERキー ESCキー

矢印キー

1 ABC 2 DEF 3 GHI

4 JKL 5 MNO 6 PQR

7 STU 8 VWX

0

9 YZ

ア カ サ

タ ナ ハ

マ ヤ ラ

゛° ワ

1. DISP/ENTERキーを押し,画面選択メニューを表示します。2. 上下矢印キーで,メニュー項目を選択します。3. 右向き矢印キーを押し,サブメニューを表示します。

表示したサブメニューを閉じるときは,左向き矢印キーを押します。4. 上下矢印キーで,サブメニュー項目を選択します。

5. DISP/ENTERキーを押します。選択した画面が表示されます。画面を切り替えずにメニューを閉じるときは,ESCキーを押します。

3.2 キー操作の基本

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3-6 IM 04L31A01-01

運転モード時のFUNCキー操作運転モードでは,下記のような操作が可能です。

メニュー 参照節 機能概要(ソフトキーメニューに表示される条件)

アラームACK 4.7,7.2 アラーム表示/リレー出力解除(アラーム表示または出力リレーの動作を「保持」に設定したときのみ有効)

メッセージ 8.9 トレンド表示でのメッセージ1~8の表示/内部メモリへの書き込み

マニュアルサンプル 9.2 全チャネルの瞬時値の内部メモリへの書き込みキーロック 11.2 キーロック有効/解除(キーロック使用時だけ)ログアウト 11.3 ログアウト(キーログイン使用時でログインしている

とき)トリガ 9.1 イベントデータの内部メモリへの書き込み開始のト

リガ(内部メモリに書き込むデータとしてイベントデータを設定し,書き込み開始のトリガとしてキートリガを設定したときだけ有効)

演算スタート/演算ストップ 10.2 演算のスタート/ストップ(演算オプション(/M1)付きのときだけ)

演算リセット 10.2 演算チャネルの演算値を「0」にリセット(/M1演算オプション付きで,演算ストップ中のときだけ)

演算データ抜けACK 10.2 演算データ抜け表示のアイコンの通常表示復帰(/M1演算機能オプション付きで演算データ抜けが発生したときだけ)

スナップショット 9.6 画面のイメージデータの外部記憶メディアへの保存ログ 11.4 ログ画面/システム画面の表示FTPテスト 通信機能* FTPテストの実行4画面 8.2 4画面表示の名前設定(4画面表示を表示しているとき

だけ)表示/イベントデータセーブ 9.1 表示データ/イベントデータの外部記憶メディアへの

保存(表示データ/イベントデータをフリーモードで内部メモリに書き込んでいるときだけ)

メールSTART/メールSTOP 通信機能* Eメール送信機能の有効/無効メール送信テスト 通信機能* 送信先1,2にテストメールを送信モドバスマスタ 通信機能* Modbusマスタ機能使用時にモドバスの状態を表示外部ループ通信 通信機能* 外部温調計通信の状態を表示

* 「CX1000/CX2000通信インタフェースユーザーズマニュアル」(IM04L31A01-17)参照

操  作

START

STOP

ESC MENU DISP/ENTER

USER FUNC

ソフトキー

FUNCキー

1 ABC 2 DEF 3 GHI

4 JKL 5 MNO 6 PQR

7 STU 8 VWX

0

9 YZ

ア カ サ

タ ナ ハ

マ ヤ ラ

゛° ワ

ESCキー

1. FUNCキーを押します。下図のように,ソフトキーに割り当てられたメニューが表示されます。

2. 実行したい機能のソフトキーを押します。メニューの右端に,[Next 1/n](n:メニュー行数)が表示されたときは,メニューが複数行あるので,[Next 1/n]ソフトキーを押すと次のメニューが表示されます。ソフトキーを押すと,割り当てられた機能が実行されます。ソフトキーを押したときの状態は機能によって異なります。それぞれの操作で説明されています。機能を実行せずにメニューを消すときは,FUNCキーまたはESCキーを押します。

制御用運転画面表示時のキー操作

コントロールグループ画面,チューニング画面などの制御用運転画面では,画面下部にソフトキーメニューが表示されます。このときの操作方法は,「6章 制御運転時の操作」をご覧ください。

3.2 キー操作の基本

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3-7IM 04L31A01-01

各部の名称/運用モード/共通操作

33

2

1

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

運転モード時のその他のキーの操作操  作

START

STOP

ESC MENU DISP/ENTER

USER FUNC

文字/数値キー

1 ABC 2 DEF 3 GHI

4 JKL 5 MNO 6 PQR

7 STU 8 VWX

0

9 YZ

ア カ サ

タ ナ ハ

マ ヤ ラ

゛° ワ

STARTキー

STOPキー

START/STOPキー

・内部メモリへのデータ書き込みをスタート/ストップします。また,同時にトレンド表示への波形表示をスタート/ストップします。この操作方法は「9.1 測定データ/イベントデータの内部メモリへの書き込みと外部記憶メディアへの保存」をご覧ください。

・演算機能オプション付きモデルの場合は,演算とレポートもスタート/ストップできます。この操作方法は「10.2 演算のスタート/ストップ/リセット」をご覧ください。

USERキー

割り付けた機能を実行します。USERキーに機能を割り付けるときの操作は,「11.1 USERキーの動作割り当て設定と操作」をご覧ください。文字/数値入力キー(数値や文字の入力方法は,3-9~3-10ページ)・キーロック解除やキーログイン時のパスワード入力で使用します。このときの操作方法

は,「11.2 キーロック」,「11.3 キー操作のログイン/ログアウト」をご覧ください。・ 4画面表示時の各画面の名称変更時に使用します。このときの操作方法は,「8.2 4画

面表示時の操作」をご覧ください。

基本設定/設定モードでのキー操作操  作

START

STOP

ESC MENU DISP/ENTER

USER FUNC

ソフトキー

文字/数値キー

1 ABC 2 DEF 3 GHI

4 JKL 5 MNO 6 PQR

7 STU 8 VWX

0

9 YZ

ア カ サ

タ ナ ハ

マ ヤ ラ

゛° ワ

ESCキー DISP/ENTERキー

矢印キー

メニュー画面での設定項目選択

設定モードに入ると,最初に下図のような設定メニュー画面が表示されます。その画面では,ソフトキーを押して,設定したい項目を選択します。表示された設定画面から設定メニュー画面に戻すときは,ESCキーを押します。

3.2 キー操作の基本

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3-8 IM 04L31A01-01

設定画面での設定項目の選択

1. 矢印キーで設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。設定する内容がソフトキーに対応して画面の下部に表示されます。

2. 設定内容をソフトキーで選択します。設定した項目欄が黄色になり,カーソルが次の設定項目に移動します。

設定をキャンセルする場合は,ESCキーを押し,表示されるキャンセル確認ウインドウで[はい]が選択された状態で,DISP/ENTERキーを押します。

Note数値や文字を入力する必要があるときは,ソフトキーメニューに[入力]と表示されます。この場合の数値や文字の入力方法については,3-9~3-10ページをご覧ください。

設定画面での設定の確定

DISP/ENTERキーを押します。設定した項目が確定され,項目欄は通常色(白)にもどります。カーソルはその設定画面の先頭項目欄に移動します。Note

以下の設定画面では,DISP/ENTERキーを押して設定を確定しようとすると,「設定変更を行いますか」と確認ウインドウが表示されます。・[設定モード(制御関連)] > [制御入力レンジ]・[設定モード(制御関連)] > [制御用演算関連] > [PV/SP演算,アナログ再伝送]のPVレンジ

設定モードから運転モードへの移動

設定メニュー画面を表示し,ESCキーを押します。基本設定モードから運転モードへの移動/基本設定内容の保存

基本設定メニュー画面を表示したのち,次のように操作します。1. [終了]ソフトキーを押します。

「設定を保存しますか?」と確認ウインドウが表示されます。

2. 矢印キーで[はい]を選択したのち,DISP/ENTERキーを押します。設定を保存して運転モードに戻ります。[いいえ]を選択してDISP/ENTERキーを押すと,設定を保存せずに運転モードに戻ります。この場合,設定内容は,設定変更操作前の内容のままです。[キャンセル]を選択してDISP/ENTERを押すと,「基本設定モードを終了する操作」がキャンセルされ,基本設定モードのメニュー画面に戻ります。この場合,それまでの設定変更の内容は保持されています。

3.2 キー操作の基本

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3-9IM 04L31A01-01

各部の名称/運用モード/共通操作

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数値の入力日付け/時刻の設定や入力レンジのスパン下限/上限設定などでは,下図のような数値入力ポップアップウインドウが表示され,数値を入力する必要があります。その場合,下記の操作方法に従ってください。

操  作

START

STOP

ESC MENU DISP/ENTER

USER FUNC

文字/数値キー

1 ABC 2 DEF 3 GHI

4 JKL 5 MNO 6 PQR

7 STU 8 VWX

0

9 YZ

ア カ サ

タ ナ ハ

マ ヤ ラ

゛° ワ

左右矢印キー

数値入力ポップアップウインドウが表示されたら,下記のキー操作で入力します。・左右矢印キー:入力位置を選択します。・文字/数値入力キー:数字,小数点,マイナス記号を入力します。

Note数値入力モードでは,[スペース]ソフトキーが表示されることがあります。このソフトキーを押すことで,スペースを入力することができます。

文字の入力タグ名やメッセージの設定などでは,下図のような文字入力ポップアップウインドウが表示され,文字を入力する必要があります。その場合,下記の操作方法に従ってください。

操  作

START

STOP

ESC MENU DISP/ENTER

USER FUNC

文字/数値キー

1 ABC 2 DEF 3 GHI

4 JKL 5 MNO 6 PQR

7 STU 8 VWX

0

9 YZ

ア カ サ

タ ナ ハ

マ ヤ ラ

゛° ワ

左右矢印キー

ソフトキー

3.2 キー操作の基本

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3-10 IM 04L31A01-01

文字入力ポップアップウインドウが表示されたら,下記のキー操作で入力します。・左右矢印キー:入力位置を選択します。・文字/数値入力キー:文字列を入力します。・ [スペース]ソフトキー:スペースを入力します。・ [DEL]ソフトキー:カーソル位置の文字を消去します。・ [BS]ソフトキー:カーソル位置の1つ前の文字を消去します。・ [INS]ソフトキー:挿入/上書きを選択します。

[INS]ソフトキーを押すたびに挿入/上書きが切り替わります。選択されている状態はソフトキー表示部右側に表示されます。

・ [コピー]/[はり付け]ソフトキー:文字列をコピーするときに使用します。コピー元の文字列にカーソルを移動し,[コピー]ソフトキーを押します。コピー先の文字列入力ボックスにカーソルを移動し,[はり付け]ソフトキーを押します。

・ [クリア]ソフトキー:文字列をクリアするときに使用します。クリアする文字列にカーソルを移動し,[クリア]ソフトキーを押します。

・ [A/a/1/ア]ソフトキー:アルファベット大文字(A)/アルファベット小文字(a)/数値(1)/カタカナ(ア)/カタカナ小文字(ア)を選択します。[A/a/1/ア]ソフトキーを押すたびに下記の順で入力できる文字が変わります。ただし,入力できない文字は飛ばされます。選択されている文字はソフトキー表示部右側に表示されます。アルファベット大文字(A)→アルファベット小文字(a)→数値(1)→カタカナ(ア)→カタカナ小文字(ア)

カタカナ(カタカナ小文字)

キー 1回押し 2回押し 3回押し 4回押し 5回押し

1 ABCア ア(ア) イ(イ) ウ(ウ) エ(エ) オ(オ)

2 DEFカ カ キ ク ヶ コ

3 GHIサ サ シ ス セ ソ

4 JKLタ タ チ ツ(ツ) テ ト

5 MNOナ ナ ニ ヌ ネ ノ

6 PQRハ ハ ヒ フ ヘ ホ

7 STUマ マ ミ ム メ モ

8 VWXヤ ヤ(ヤ) ユ(ユ) ヨ(ヨ)

9 YZラ ラ リ ル レ ロ゛° ゛ ゜ ー

0 ワ ワ ヲ ン

アルファベット大文字(アルファベット小文字)/記号

キー 1回押し 2回押し 3回押し 4回押し

1 ABCア A(a) B(b) C(c)

2 DEFカ D(d) E(e) F(f)

3 GHIサ G(g) H(h) I(i)

4 JKLタ J(j) K(k) L(l)

5 MNOナ M(m) N(n) O(o)

6 PQRハ P(p) Q(q) R(r)

7 STUマ S(s) T(t) U(u)

8 VWXヤ V(v) W(w) X(x)

9 YZラ Y(y) Z(z)゛° + / *

0 ワ % # ° @

_ ( )

3.2 キー操作の基本

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3-11IM 04L31A01-01

各部の名称/運用モード/共通操作

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3.3 日付け/時刻の設定

本機器の内部時計の日付け/時刻の設定です。

操  作

設定画面の表示

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > MENUキー(設定モードへの移行) > #6ソフトキー([時刻]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の設定ダイアログボックスを表示します。

設定操作

1. [入力]ソフトキーを押します。カーソル(青色)が[年]設定部に移動します。

2. 文字/数値入力キーで時刻を入力します。キー操作を行うと,ソフトキーの[入力]の文字が消えます。

3. DISP/ENTERキーを押します。ソフトキーの[入力]の文字が表示されます。

設定内容の保存

もう一度,DISP/ENTERキーを押します。設定を無効にして時刻設定ダイアログボックスを閉じる場合は,ESCキーを押します。

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3-12 IM 04L31A01-01

3.4 画面の輝度/バックライトセーバ機能の設定

LCD画面の輝度,およびLCDのバックライトの寿命を延ばすためのバックライトセーバ機能の設定です。

操  作

設定画面の表示

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > MENUキー(設定モードへの移行) > #4ソフトキー([画面設定]の選択) > #4ソフトキー([表示,表示方向,LCD]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の設定画面を表示します。

設定操作

1. 矢印キーで,[輝度]または[バックライトセーバOn/Off]設定欄にカーソル(青色)を移動します。選択肢が画面下部に表示されます。

2. 変更したい設定値のソフトキーを押します。変更した項目欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。[バックライトセーバOn/Off]に[On]を設定したときは,[移行時間]および[復帰要因]設定欄が表示されます。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

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3-13IM 04L31A01-01

各部の名称/運用モード/共通操作

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設定内容

画面輝度

「1~4」(初期値:3)から選択します。数値が大きいほど,画面が明るくなります。バックライトセーバ機能

・ On/Off

「On」にすると,下記指定条件でLCDのバックライトが自動的に暗くなります。・移行時間

「1min/2min/5min/10min/30min/1h」(工場出荷時設定:1h)から選択します。キー操作がない状態で設定時間が経過すると,LCDのバックライトが暗くなります。

・復帰要因

キー:キー操作で元の明るさに復帰します。キー/アラーム:キー操作またはアラーム発生で元の明るさに復帰します。

Note輝度が高い(明るい)ほど輝度の低下と画面の色彩の変化(黄色みがかる)が進みやすくなります。必要以上の高輝度で長時間の使用はお勧めできません。また,バックライトセーバとの併用をお勧めします。

3.4 画面の輝度/バックライトセーバ機能の設定

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3-14 IM 04L31A01-01

3.5 設定の初期化/内部メモリのクリア

内部メモリの設定データを工場出荷時設定(初期値)に戻す初期化操作と,内部メモリのデータをクリアするときの操作です。初期値の一覧は,「付録6」をご覧ください。

操  作

設定画面の表示

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > FUNCキー3秒押し(基本設定モードへの移行) > #5ソフトキー([ファイル操作,初期化]の選択) > #4([初期化]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の設定画面を表示します。

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。選択肢が画面の下部に表示されます。

2. 変更したい設定値のソフトキーを押します。変更した項目欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

設定内容の保存

1. ESCキーを押します。基本設定メニュー画面に戻ります。

2. [終了]ソフトキーを押します。設定保存確認ウインドウが表示されます。

3. [はい]が選択された状態で,DISP/ENTERキーを押します。

設定内容

操作内容を次の中から選択します。

クリア1:基本設定モード/設定モードの設定データを初期化と内部メモリのデータのクリアクリア2:設定モードの設定データの初期化と内部メモリのデータのクリアクリア3:内部メモリのデータのクリアクリア対象データ

表示データ/イベントデータ/マニュアルサンプルデータ/TLOGデータ(オプション)/レポートデータ(オプション)/ログ情報です。

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3-15IM 04L31A01-01

各部の名称/運用モード/共通操作

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3.6 表示言語の変更

画面表示で使用する言語を変更するときの操作です。

操  作

設定画面の表示

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > FUNCキー3秒押し(基本設定モードへの移行) > #9ソフトキー([その他,タイムゾーン]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の設定画面を表示します。

設定操作

1. 矢印キーで,[言語]欄にカーソル(青色)を移動します。[英語],[日本語],[独語],[仏語],[中国語]がソフトキーメニューとして,画面の下部に表示されます。

2. [英語],[日本語],[独語],[仏語]または[中国語]のソフトキーを押します。[言語]欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

3. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

設定内容の保存

1. ESCキーを押します。基本設定メニュー画面に戻ります。

2. [終了]ソフトキーを押します。設定保存確認ウインドウが表示されます。

3. [はい]が選択された状態で,DISP/ENTERキーを押します。

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3-16 IM 04L31A01-01

3.7 タイムゾーンの変更

世界標準時(グリニッジ標準時)からの時差を設定するときの操作です。Webサーバ機能を使う場合は必ず設定してください。

操  作

設定画面の表示

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > FUNCキー3秒押し(基本設定モードへの移行) > #9ソフトキー([その他,タイムゾーン]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の設定画面を表示します。

設定操作

1. 矢印キーで,[タイムゾーン]の[GMTとの時差]欄にカーソル(青色)を移動します。[入力]が画面の下部に表示されます。

2. [入力]ソフトキーを押します。3. 文字/数値入力キーとソフトキーの操作で,時差を入力します。4. DISP/ENTERキーを押します。5. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。

設定内容の保存

1. ESCキーを押します。基本設定メニュー画面に戻ります。

2. [終了]ソフトキーを押します。設定保存確認ウインドウが表示されます。

3. [はい]が選択された状態で,DISP/ENTERキーを押します。

設定内容

グリニッジ標準時との時差(-1200~1200(上位2桁:時,下位2桁:分))を設定します。例:日本標準時は,グリニッジ標準時より9時間進んでいます。この場合,「900」と入力します。

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3-17IM 04L31A01-01

各部の名称/運用モード/共通操作

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3.8 外部記憶メディアの挿入/取り出し

外部記憶メディアの挿入/取り出しについて説明しています。仕様により,フロッピーディスク,Zipディスク,ATAフラッシュメモリカードの3種類の外部記憶メディアのうち1つを使用できます。

注  意 Zipディスクを装着したまま,本機器の電源をON/OFFにすると,Zipドライブが損傷する恐れがあります。本機器の電源のON/OFFは,Zipディスクを取り出した状態で行ってください。

アクセスランプが点灯しているときは,外部記憶メディアを取り出さないでください。データが破壊されることがあります。

振動や衝撃のある場所で,フロッピーディスクドライブ,Zipドライブを動作させないでください。ディスクやドライブが故障する恐れがあります。

上記以外の外部記憶メディアの取り扱いについては,「2.1 使用上のご注意」をご覧ください。

操  作

記憶メディアの挿入

1. 操作部カバーの中央上部のつまみを下に押したまま手前に引いて,操作部カバーを開けます。外部記憶メディアをドライブに入れ,カチッと音がするまで差し込みます。

フロッピーディスク Zipディスク ATAフラッシュメモリカード

2. 本機器の電源がONのときは,操作部カバーを閉じると,外部記憶メディア検出動作が実行され外部記憶メディアが検出されます。外部記憶メディアが検出されると,画面の状態表示部に外部記憶メディアが挿入されたことを示すアイコンが表示されます。

外部記憶メディアのアイコン

操作部カバーが開いていることを示すアイコン

Note外部記憶メディアの挿入や取り出しをする以外は,運転中は操作部カバーを閉じておいてください。外部記憶メディアとドライブが塵などから保護されます。

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3-18 IM 04L31A01-01

3.8 外部記憶メディアの挿入/取り出し

外部記憶メディアの取り出し

Zipディスクは,本機器の電源がOFFのときは,取り出すことができません。フロッピーディスク,ATAフラッシュメモリカードは,本機器の電源がONでもOFFでも取り出すことができます。1. 本機器の電源がONのときは,外部記憶メディアにアクセス中でないことを確認します。

Note・外部記憶メディアにアクセス中のときはアクセスランプが点灯します。・内部メモリのデータを外部記憶メディアに保存しているときは,「メディアにデータをセーブ中です」とメッセージが表示されます。

2. 操作部カバーの中央上部のつまみを下に押したまま手前に引いて,操作部カバーを開けます。

3. イジェクトボタンを押し,外部記憶メディアを取り出します。4. 操作部カバーを閉じます。本機器の電源がONのときは,状態表示部の外部記憶メディアのアイコンが消えます。

フロッピーディスク(2HD)

Zipディスク(100MB)

ATAフラッシュメモリカード(4~440MB)

NoteZipディスクをご使用の場合,キーロック機能でZipディスクの取り出しを禁止しているときは,イジェクトボタンを押してもZipディスクを取り出せません。キーロックを解除してから取り出し操作を行ってください。キーロックの解除方法は,「11.2 キーロック」をご覧ください。

Zipディスクが取り出せなくなったときの操作

「外部記憶メディアの取り出し」項で説明されている操作で,Zipディスクを取り出せないときは,下記の操作でZipディスクを取り出してください。1. 操作部カバーの中央上部のつまみを下に押したまま手前に引いて,操作部カバーを開けます。

2. イジェクトボタンの孔に,直径1mm程度のピンを差し込んでゆっくり押し込みます。Zipディスクが飛び出しますので,取り出してください。

Zipドライブのイジェクトボタン

ピンを差し込む

Zipディスク取り出しの孔

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各部の名称/運用モード/共通操作

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設定内容

外部記憶メディアのフォーマット

外部記憶メディアは,フォーマットされたものをご使用ください。本機器でフォーマット(フォーマットのしかたは,9-11ページ)した場合のフォーマット形式は,下記のとおりです。フロッピーディスク : 2HD,1.44MバイトZipディスク : FDISK 1パーティション(ハードディスクフォーマット)ATAフラッシュメモリカード: FDISK 1パーティション(ハードディスクフォーマット)本機器以外でフォーマットした外部記憶メディアでも,上記の形式であれば本機器で使用できます。上記のフォーマット形式以外の外部記憶メディアは,本機器では使用できません。

3.8 外部記憶メディアの挿入/取り出し

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4-1IM 04L31A01-01

制御機能関連設定操作

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第4章 制御機能関連設定操作

4.1 制御基本設定 > 制御動作,設定値関連の設定

制御周期,ゾーンPID選択,制御モードなどの制御動作関連設定操作,および測定入力のバーンアウトや基準接点補償の設定操作について説明しています。

操  作

設定画面の表示

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > FUNCキー3秒押し(基本設定モードへの移行)> #10ソフトキー([制御基本設定]の選択) > #1ソフトキー([制御動作,設定値関連]の選択運転画面から上記のキー操作で,下図の設定画面を表示します(PV/SP演算OFFのとき)。

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。

Note基準接点補償電圧は,[入力]ソフトキーを押して表示されるポップアップウインドウで設定します。

4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

設定内容の保存

1. ESCキーを押します。基本設定メニュー画面に戻ります。

2. [終了]ソフトキーを押します。設定保存確認ウインドウが表示されます。

3. [はい]が選択された状態で,DISP/ENTERキーを押します。運転画面に戻ります。[PID組数]/[6/4ループ選択]/[制御モード]/[プログラム制御]のどれかを変更したときは,設定保存確認ウインドウに「設定データを初期化します。」と表示され,DISP/ENTERキーを押したときに,これらの設定に関連する[設定モード(制御関連)]の設定項目(4-4ページ参照)が初期化されます。

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4-2 IM 04L31A01-01

設定内容

制御動作関連設定  解説 > 1.3節

・ PID組数

使用する最大の制御パラメータ組数を[1]~[8](初期値:8)で設定します。・制御周期

制御周期を[250ms]/[500ms]/[1s](初期値:250ms)から選択します。ただし,基本設定モードの[#1 アラーム,A/D] > [A/D積分時間]を[100ms]に設定している場合は,[1s]に固定で,選択できません。

・ゾーンPID選択

PID選択方式をゾーンPIDの[Off]/[On]の形で設定します。Off(初期値):目標設定値選択

プログラム制御オプション付きで,プログラム制御ON時は,「セグメントPID」になります。On: ゾーンPID

ゾーンPIDのリファレンスポイントの設定のしかたは,「4.8 運転関連/ゾーンPID」をご覧ください。

・停電復帰時動作

定値制御運転ループの長期停電復帰時動作を[継続]/[手動運転]/[自動運転](初期値:継続)の中から選択します。継続: 停電前の動作を継続手動運転:手動運転状態から開始(制御出力はプリセット出力値)自動運転:自動運転状態から開始(制御出力はプリセット出力値から開始し,その後,

プリセット出力値をもとに制御演算を再開)・停電復帰時動作(プログラム)←プログラム制御オプション付きモデルのときだけ

プログラム運転ループの停電復帰時動作を[継続]/[手動運転]/[リセット](初期値:継続)の中から選択します。継続: 停電前の動作を継続手動運転:手動運転状態から開始(制御出力はプリセット出力値)リセット:プログラム運転をリセット状態から開始(制御出力はプリセット出力値)

・ PID初期値

PID定数の初期値(4-24ページ参照)を[温度]/[圧力流量](初期値:温度)のどちらにするのかを選択します。各PID定数の初期値は,下記のようになります。この[PID初期値]設定を変更したときも,PID定数は下記値に初期化されます。温度用初期値:P=5.0%,I=240s,D=60s圧力流量用初期値:P=120.0%,I=20s,D=0s

・ 6/4ループ選択(6ループモデルのときだけ設定)使用ループ数を[6ループ]/[4ループ](初期値:6ループ)のどちらかで選択します。

・オートチューニング

PID定数のオートチューニング機能を有効にする場合は,[On](初期値:Off)に設定します。・ループ番号

[制御モード],[プログラム制御],および[PID制御モード]の設定項目はループごとに設定します。それらの設定内容を変更するときは,この設定で,対象のループ番号[1]~[6](初期値:1)を選択します。ループ番号は,ご購入時指定のループ数分だけしか表示されません。

・制御モード

制御モードを[単ループ制御]/[カスケード]/[2入力切替](初期値:単ループ制御)/アナログ再伝送(スタイルナンバーS3以降)の中から選択します。制御しないループの場合は,[Off]を選択します。この設定は,1つの制御出力端子ブロック内の2ループに,[アナログ再伝送]以外の異なる[制御モード]を設定することはできません。また,一方を[カスケード]に設定すると,他のループは[カスケード]しか設定できません。[カスケード]および[2入力切替]は,ループ番号[5]または[6]に対しては選択できません。

4.1 制御基本設定 > 制御動作,設定値関連の設定

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4-3IM 04L31A01-01

制御機能関連設定操作

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・切替条件(制御モードが[2入力切替]のときだけ設定)2つの測定入力の切り替え条件を[設定範囲]/[PV上限値]/[接点入力]の中から選択します。

・プログラム制御(プログラム制御オプション付きのときだけ設定)プログラム制御の[On]/[Off](初期値:Off)を設定します。制御モードが[Off]または[アナログ再伝送]に設定されているループにはこの設定は無効です。

・ PID制御モード

[追値制御]/[定値制御]のどちらかを選択します。制御モードが[Off]または[アナログ再伝送]に設定されているループにはこの設定は無効です。

設定値関連設定  解説 > 1.4節PV/SP演算機能のON/OFFで設定メニューが異なります。

・ループ番号(PV/SP演算機能がONのときは先頭チャネル,最終チャネル)

[バーンアウト]および[基準接点補償]の設定項目はループごとに設定します。それらの設定内容を変更するときは,この設定で,対象のループ番号[1]~[6](初期値:1)を選択します。ループ番号は,ご購入時指定のループ数分だけしか表示されません。PV/SP演算機能がONのときは制御入力チャネル番号を設定します。

・バーンアウト

各ループの測定入力に対して,バーンアウト(断線検出)動作を設定します。[測定2]は制御モードを[2入力切替]に設定しているとき,[リモート]はリモート入力を測定入力としているときだけ有効です。熱電対または統一信号以外の測定入力では設定は無効です。・測定1/測定2/リモート

下記に従って,[Off]/[Up]/[Down](初期値:Up)の中から選択します。Off: バーンアウト動作OffUp: 断線すると,測定結果をプラスオーバー「+*****」に固定Down:断線すると,測定結果をマイナスオーバー「-*****」に固定

PV/SP演算機能がONのときは,制御入力チャネルに対してバーンアウトのON/OFFを設定します。ONに設定すると,PV/SP演算の演算エラーで設定した内容に従って測定結果を固定します。PV/SP演算の演算エラーについては「4.16 PV/SP演算,アナログ再伝送の設定(スタイルナンバーS3以降)」をご覧ください。

・ RJC

熱電対入力の基準接点補償の設定です。各ループの測定入力に対して設定します。[測定2]は制御モードを[2入力切替]に設定しているとき,[リモート]はリモート入力を測定入力としているときだけ有効です。熱電対以外の測定入力では設定は無効です。・測定1/測定2/リモート

[内部]/[外部](初期値:内部)のどちらかを選択します。内部:本機器の基準接点補償機能を使用外部:外部の基準接点補償機能を使用[外部]を設定したときは,入力に加算する基準接点補償電圧の設定欄が表示されます。[-20000]µV~[20000]µV(初期値:0µV)の範囲で設定します。

PV/SP演算機能がONのときは,制御入力チャネルに対して[内部]/[外部](初期値:内部)のどちらかを選択します。[外部]を設定したときは,入力に加算する基準接点補償電圧の設定欄が表示されます。[-20000]µV~[20000]µV(初期値:0µV)の範囲で設定します。

4.1 制御基本設定 > 制御動作,設定値関連の設定

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4-4 IM 04L31A01-01

設定変更によって初期化される内容

[PID組数]/[6/4ループ選択]/[制御モード]の設定を変更すると,[設定モード(制御関連)]の以下の項目が初期化されます。[PID組数]以下の項目が初期化されます。・ [セグメントPIDグループ番号][6/4ループ選択]以下の項目以外が初期化されます。・ [タグ]/[タグコメント]・ [#8 詳細設定(DIO操作監視機能,その他...] > [#4 DI/DOラベル設定]・ [#9 制御用演算関連] > [#3 定数][制御モード]以下の項目以外が初期化されます。・ [タグ]/[タグコメント]・ [#5 コントロールグループ設定]・ [#8 詳細設定(DIO操作監視機能,その他...] > [#3 DIO操作監視機能]・ [#8 詳細設定(DIO操作監視機能,その他...] > [#4 DI/DOラベル設定]・ [#9 制御用演算関連] > [#2 ロジック演算]・ [#9 制御用演算関連] > [#3 定数]

4.1 制御基本設定 > 制御動作,設定値関連の設定

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4-5IM 04L31A01-01

制御機能関連設定操作

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4.2 制御基本設定 > DI/DO/SW登録,その他(警報モード...)

制御時の接点入出力内容や内部スイッチ内容の登録,リモート入力選択,および警報モードの各設定操作について説明しています。

操  作

設定画面の表示

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > FUNCキー3秒押し(基本設定モードへの移行) > #10ソフトキー([制御基本設定]の選択) > #2ソフトキー([DI/DO/SW登録/その他(警報モード...)]の選択運転画面から上記のキー操作で,下図の設定画面を表示します。

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

設定内容の保存

1. ESCキーを押します。基本設定メニュー画面に戻ります。

2. [終了]ソフトキーを押します。設定保存確認ウインドウが表示されます。

3. [はい]が選択された状態で,DISP/ENTERキーを押します。運転画面に戻ります。

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4-6 IM 04L31A01-01

設定内容

接点入力登録  解説 > 1.5節

・モジュール

接点入出力設定を行う端子ブロックまたは内部スイッチを下記から選択します。選択した端子ブロックに合わせて,[リレー動作]設定欄に表示される接点入力番号が下記のように変わります。CTRL1-DI(制御出力端子ブロック1):DI001~DI006CTRL2-DI(制御出力端子ブロック2):DI101~DI106CTRL3-DI(制御出力端子ブロック3):DI201~DI206CTRL1-DO(制御出力端子ブロック1):DO001~DI006CTRL2-DO(制御出力端子ブロック2):DO101~DI106CTRL3-DO(制御出力端子ブロック3):DO201~DI206EXT1-RI(制御拡張DIO端子ブロック):RI001~RI012EXT1-RO(制御拡張DIO端子ブロック):RO001~RO012INT-SW1(内部スイッチ):SW01~SW12INT-SW2(内部スイッチ):SW13~SW24INT-SW3(内部スイッチ):SW25~SW36端子配置については,2-6ページをご覧ください。

・接点入力内容登録

各DI/DO/SW登録番号に対して,接点入力の内容を以下から選択します。各DI/DO/SWの検出方法については,1-25ページをご覧ください。・全ループ制御運転停止全内蔵ループの制御運転を停止する接点入力に登録するとき,選択します。

・全ループ制御運転開始全内蔵ループの制御運転を開始する接点入力に登録するとき,選択します。

・制御停止/運転(ループ1~6)内蔵ループの1ループごとの制御運転を停止/開始する接点入力に登録するとき,選択します。信号の立ち上がりで「運転停止」,信号の立ち下がりで「運転開始」の指示になります。またカスケードモード時は,ループ2,4に対する登録だけ可能です。

・リモート/ローカル(ループ1~6)内蔵ループごとのリモート運転/ローカル運転の切り替えを行う接点入力に登録するとき,選択します。信号の立ち上がりで「リモート」,信号の立ち下がりで「ローカル」の指示になります。プログラム制御ON時(プログラム制御オプション付きモデルのときだけ)は,プログラム運転/ローカル運転の切り替えになります。リモート/ローカル(ループ5)または(ループ6)は,プログラム制御ON時だけ選択可能です。PV/SP演算機能がONのときは,カスケード制御の2次側ループ以外のすべてのループで設定できます。またカスケードモード時は,ループ1,3に対する登録だけ可能です。

・Auto/Man運転(ループ1~6) ←カスケード制御時は選択不可内蔵ループごとの自動(Auto)運転/手動(Man)運転の切り替えを行う接点入力に登録するとき,選択します。信号の立ち上がりで「Auto」,信号の立ち下がりで「Man」の指示になります。

・カスケード切替(ループ1-2,3-4) ←カスケード制御時だけ選択可内蔵ループ1-2または内蔵ループ3-4に対して,自動運転または手動運転からカスケード制御に切り替える接点入力に登録するとき,選択します。

Note制御基本設定の[#1 制御動作,設定値関連]の[制御モード]欄で[カスケード]が設定されていないと,[カスケード1-2]または[カスケード3-4]が選択肢として表示されません。

4.2 制御基本設定 > 接点入力登録/その他

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4-7IM 04L31A01-01

制御機能関連設定操作

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・Auto運転(ループ1-2,3-4) ←カスケード制御のループがあるときに選択可内蔵ループ1-2または内蔵ループ3-4に対して,カスケード制御または手動運転から自動運転に切り替える接点入力に登録するとき,選択します。

・Man運転(ループ1-2,3-4) ←カスケード制御のループがあるときに選択可内蔵ループ1-2または内蔵ループ3-4に対して,カスケード制御または自動運転から手動運転に切り替える接点入力に登録するとき,選択します。

・目標設定値設定0~3bit目標設定値を切り替える接点入力に登録するとき,選択します。目標設定値番号[1]~[8]を4つの接点入力(4bitの2進数)で指定します。たとえば,目標設定値番号[6]であれば,目標設定値設定1bitと目標設定値設定2bitをONにします。この[目標設定値設定0bit]~[目標設定値設定3bit]が登録可能な接点入力は,[DI003~DI006],[DI103~DI106],[DI203~DI206],制御拡張DIO端子ブロックの[RI009~RI012]です。必要なbit数だけの登録が可能です。たとえば,目標設定値番号[1]~[3]のうちで切り替える場合は,[目標設定値設定0bit]と[目標設定値設定1bit]だけ(2bit分)を登録します。ループ1,2用制御出力端子ブロックでは[DI006],制御拡張DIO端子ブロックでは[RI012]でMSBに相当する[目標設定値設定0bit]~[目標設定値設定3bit]を選択すると,自動的に必要なbit数分の接点入力,制御出力端子ブロックでは[DI003~DI006],制御拡張DIO端子ブロックでは[RI009~RI012]が登録されます。

Note・[目標設定値設定0bit]~[目標設定値設定3bit]の接点入力では,目標設定値番号の切り替え対象にするループ番号を選択できます。設定方法については,4-9ページの[目標設定値番号切替対象選択]の説明をご覧ください。

・接点入力での目標設定値設定は,機器で一系統だけです。

・プログラム運転開始 ←プログラム制御ONのループがあるときに選択可プログラム運転を開始する接点入力に登録するとき,選択します。

・プログラム運転停止 ←プログラム制御ONのループがあるときに選択可プログラム運転を停止する接点入力に登録するとき,選択します。

・ホールド ←プログラム制御ONのループがあるときに選択可プログラム運転をホールドする接点入力に登録するとき,選択します。

・アドバンス ←プログラム制御ONのループがあるときに選択可プログラム運転をアドバンスする接点入力に登録するとき,選択します。

・パターン番号設定0~4bit ←プログラム制御ONのループがあるときに選択可プログラムパターンを切り替える接点入力に登録するとき,選択します。プログラムパターン番号を2進数(バイナリ)で指定する場合

パターン番号(1~30)を5つの接点入力(5bitの2進数)で指定します。たとえば,パターン番号[6]であれば,[パターン番号設定1bit]と[パターン番号設定2bit]をONにします。この[パターン番号設定0bit]~[パターン番号設定4bit]が登録可能な接点入力は,制御出力端子ブロックでは「DI001~DI005」,[DI101~DI105],[DI201~DI205],制御拡張DIO端子ブロックでは[RI001~RI005」です。必要なbit数だけの登録が可能です。たとえば,2bitだけで切り替えする場合,[パターン番号設定0bit]と[パターン番号設定1bit]だけを登録します。制御出力端子ブロックでは[DI001],制御拡張DIO端子ブロックでは[RI001]にカーソルを置き,使用する最大のパターン番号を含むソフトキーを押すと,自動的に必要なbit数分の接点入力,制御出力端子ブロックでは[DI001]~[DI005],制御拡張DIO端子ブロックでは[RI001~RI005]が登録されます。プログラムパターン番号を2進化10進数(BCD)で指定する場合(バージョン3.20以降)

設定操作は,「4.19 接点入力によるプログラムパターンの切り替えをBCDコードで行うための設定(バージョン3.20以降)」をご覧ください。

4.2 制御基本設定 > 接点入力登録/その他

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4-8 IM 04L31A01-01

・入力切替接点(ループ1~4) ←2入力切り替え制御のループがあるときに選択可2入力切り替え制御時の内蔵ループ1ループごとの入力切り替えを行う接点入力に登録するとき,選択します。内蔵ループ5,6では選択できません。立ち上がりエッジで「測定入力2」,立ち下がりエッジで「測定入力1」の選択指示になります。

Note制御基本設定の[#1 制御動作,設定値関連]の[制御モード]欄で[2入力切替]が設定されていないと,[入力切替1]または[入力切替2]が選択肢として表示されません。

・メモリスタートストップ表示データ,イベントデータの内部メモリへの書き込み,レポート(演算オプション機能)をスタート/ストップします。信号の立ち上がりがスタート,信号の立ち下がりがストップです。データ書き込みがスタートの状態のとき,立ち上がり信号を入力しても無効です。また,データ書き込みがストップの状態のとき,立ち下がり信号を入力しても無効です。

・トリガトリガモードまたは繰り返しモード時に,イベントデータの内部メモリへの書き込み開始の外部トリガとなります。250ms以上信号を入力します。

・アラームACKアラーム表示とリレー出力の解除動作を実行します。[アラームACK]ソフトキーを押したときと同じ機能です。250ms以上信号を入力します。

・時刻セットリモート信号入力時刻により,本機器の内部時計を近傍の正時に合わせます。250ms以上信号を入力します。信号入力時刻 変更時刻00分00秒~01分59秒分以下を切り捨てます。例:10時01分50秒の場合10時00分00秒になります。02分00秒~57分59秒時刻は変更されません。58分00秒~59分59秒分以下を切り上げます。例:10時59分50秒の場合11時00分00秒になります。

・演算演算をスタート/ストップします。信号の立ち上がりがスタート,信号の立ち下がりがストップです。演算機能オプション(/M1)付きのときだけ有効です。

・演算リセットすべての演算チャネルのデータをリセットします。250ms以上信号を入力します。演算機能オプション付きモデルで,演算ストップ中のときだけ有効です。

・マニュアルサンプル全チャネルの瞬時値を1回内部メモリに書き込みます。250ms以上信号を入力します。スキップに設定されている測定チャネル,Offの演算チャネルは除きます。

・設定1ロード~設定3ロード外部記憶メディアに保存されている[LOAD1.PCL],[LOAD2.PCL],または[LOAD3.PCL]というファイル名の設定データを読み込んで有効にします。250ms以上信号を入力します。あらかじめ,[LOAD1.PCL],[LOAD2.PCL],または[LOAD3.PCL]という設定データファイルを作成して外部記憶メディアに保存しておくことが必要です。

・メッセージ1~8トレンド表示で,信号が入力された時刻の位置にメッセージを表示します。また,表示されたメッセージは,内部メモリに書き込まれます。250ms以上信号を入力します。

・スナップショット表示している画面のイメージデータを外部記憶メディアに保存します。250ms以上信号を入力します。すべてのモード(運転モード,設定モード,基本設定モード)で動作します。エラーメッセージは表示されていても保存されません。

4.2 制御基本設定 > 接点入力登録/その他

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4-9IM 04L31A01-01

制御機能関連設定操作

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Note・/A6Rまたは/A4FRの計測警報オプション端子ブロック付きの場合,「メモリスタート/ストップ」~「スナップショット」の動作は,計測用リモート入力にも割り付け可能です。計測用リモート入力の動作割り付け操作については,「11.5 計測用リモート入力設定」をご覧ください。

・接点入力だけで操作を行いたい場合,キーロック機能(11.2節参照)などを使用して,キー操作を無効にすることができます。

リモート入力選択/警報モード/目標設定値番号切替対象選択・ループ番号

[リモート入力選択]および[警報モード]の設定項目はループごとに設定します。それらの設定内容を変更するときは,この設定で,対象のループ番号[1]~[6](初期値:1)を選択します。ループ番号は,ご購入時指定のループ数分だけしか表示されません。

・リモート入力選択←プログラム制御OFF時だけ有効  解説 > 1.6節測定入力をリモート入力とするとき,[リモート](初期値:Off)に設定します。[制御モード]が[カスケード]に設定されているとき,2次側のループ番号ではこの設定欄は表示されません。

・警報モード  解説 > 1.10節制御アラームを無効にする条件を次の中から選択します。括弧内はソフトキーメニューに表示される選択肢の文字列です。常用(条件1): 常にアラームが有効運転停止時時無効(条件2): 運転を停止したときにアラームを無効にする手動運転/運転停止時無効(条件3):手動運転モードのとき,または運転を停止したと

きにアラームを無効にする・目標設定値番号切替対象選択(スタイルナンバーS3以降)  解説 > 1.6節

[目標設定値設定0bit]~[目標設定値設定3bit]の接点入力(1.5節参照)で,目標設定値番号を切り替える対象にするループを設定します。対象にするときは,各ループ番号[1]~[6]に対して,[On](初期値:Off)を設定します。

・ PV/SP演算機能  解説 > 1.19節PV/SPに演算結果を使用するかしないかの設定です。ONに設定すると,制御関連の設定モードでPV/SPに使用する演算式を設定できます。PV/SP演算機能をONにすると,以下の設定は制御入力チャネルごとの設定になります。・制御入力チャネルのレンジに関する設定・折線近似設定・外部RJC/バーンアウトPV/SP演算機能の設定を変更すると,[設定モード(制御関連)]の以下の項目以外が初期化されます。・ [タグ]/[タグコメント]・ [#5 コントロールグループ設定]・ [#8 詳細設定(DIO操作監視機能,その他...] > [#3 DIO操作監視機能]・ [#8 詳細設定(DIO操作監視機能,その他...] > [#4 DI/DOラベル設定]・ [#9 制御用演算関連] > [#2 ロジック演算]・ [#9 制御用演算関連] > [#3 定数]・アナログ再伝送が設定されているループの設定

・ CLOGエラー(スタイルナンバーS3以降)PV/SP演算の演算子であるCLOGのチャネルデータが異常な場合の処理方法を設定します。エラー:演算エラーとして処理スキップ:異常なデータをスキップして演算

・イベント出力設定(バージョン3.02以降)

共通:全プログラムパターンに対してイベント出力設定を共通の設定にする個別:プログラムパターンごとにイベント出力を設定する

4.2 制御基本設定 > 接点入力登録/その他

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4-10 IM 04L31A01-01

4.3 制御基本設定 > 出力処理関連

制御出力種類,サイクルタイム,アナログ出力の選択の設定操作について説明しています。オン/オフ制御を行うときは,[制御出力]を[オンオフ制御リレー接点出力]に設定します。

操  作

設定画面の表示

MENUキー(設定モードへの移行) > FUNCキー3秒押し(基本設定モードへの移行) > #10ソフトキー([制御基本設定]の選択) > #3ソフトキー([出力処理関連]の選択運転画面から上記のキー操作で,下図の設定画面を表示します。

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

Note[サイクルタイム]は,[入力]ソフトキーを押して表示されるポップアップウインドウで設定します。

設定内容の保存

1. ESCキーを押します。基本設定メニュー画面に戻ります。

2. [終了]ソフトキーを押します。設定保存確認ウインドウが表示されます。

3. [はい]が選択された状態で,DISP/ENTERキーを押します。運転画面に戻ります。

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4-11IM 04L31A01-01

制御機能関連設定操作

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設定内容

出力処理関連設定  解説 > 1.3節

・ループ番号

[制御出力種類],[サイクルタイム],および[アナログ出力種別]の設定項目はループごとに設定します。それらの設定内容を変更するときは,この設定で,対象のループ番号[1]~[6](初期値:1)を選択します。ループ番号は,ご購入時指定のループ数分だけしか表示されません。

Note制御基本設定の[#1 制御動作,設定値関連]の[制御モード]欄で[カスケード]が設定されている場合,カスケード1次側のループ番号を選択したときは,下記の設定項目欄は表示されません。

・制御出力種類

制御出力の種類を次の中から選択します。・時間比例PIDリレー接点出力・時間比例PID電圧パルス出力・電流出力(連続PID制御出力)・オンオフ制御リレー接点出力(制御モードがアナログ再伝送のループには設定できません。)

・サイクルタイム

時間比例PIDの場合のサイクルタイム(制御出力の周期)を[1]s~[1000]sの範囲で設定します。この設定は,[制御出力種類]が[時間比例PIDリレー接点出力]または[時間比例PID電圧パルス出力]に設定されているときだけ有効です。

・アナログ出力種別

電流出力時の出力電流の種類を次の中から選択します。この設定は,[制御出力種類]が[電流出力]に設定されているときだけ有効です。4-20mA,0-20mA,20-4mA,20-0mA

4.3 制御基本設定 > 出力処理関連

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4-12 IM 04L31A01-01

4.4 制御基本設定 > リレー関連

FAIL,故障診断,表示保持の接点出力設定操作について説明しています。

操  作

設定画面の表示

MENUキー(設定モードへの移行) > FUNCキー3秒押し(基本設定モードへの移行) > #10ソフトキー([制御基本設定]の選択) > #4ソフトキー([リレー関連]の選択運転画面から上記のキー操作で,下図の設定画面を表示します。

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

設定内容の保存

1. ESCキーを押します。基本設定メニュー画面に戻ります。

2. [終了]ソフトキーを押します。設定保存確認ウインドウが表示されます。

3. [はい]が選択された状態で,DISP/ENTERキーを押します。運転画面に戻ります。

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4-13IM 04L31A01-01

制御機能関連設定操作

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設定内容

リレー関連設定  解説 > 1.5節

・モジュール

接点出力設定を行う端子ブロックを下記から選択します。選択した端子ブロックに合わせて,[リレー動作]設定欄に表示される接点出力番号が下記のように変わります。CTRL1-2(制御出力端子ブロック1):DO001~DO006CTRL3-4(制御出力端子ブロック2):DO101~DO106CTRL5-6(制御出力端子ブロック3):DO201~DO206EXTDIO(制御拡張DIO端子ブロック):RO001~RO012

Note接点出力は,端子カバーの表にあるシールに[DIGITAL OUT]と表記してある端子から出力されます。接点出力番号と各端子ブロックの[DIGITAL OUT]端子の関係については,2-6ページをご覧ください。

・ FAIL

本機器のCPUに異常が発生したときに,リレー接点信号(FAIL信号)を出力する機能の設定です。[On](初期値:Off)に設定すると,制御出力端子ブロック1の接点出力番号[DO001]を[非励磁/非保持]で自動的に割り付けます。

NoteFAIL出力端子付きのオプション端子ブロック(付加仕様コード「/A4F」または「/A4FR」)付きの場合は,この設定に関係なく,オプション端子ブロックのFAIL出力端子からFAIL信号を出力します。

・故障診断

入力バーンアウト,A/Dコンバータ異常,基準接点補償不良のいずれかの場合に,リレー接点信号を出力する機能の設定です。[On](初期値:Off)に設定すると,制御出力端子ブロック1の[DO002]を[非励磁/非保持]で自動的に割り付けます。

・リレー動作/保持

各接点出力のリレー動作タイプを下記から選択します。非励磁/保持,非励磁/非保持,励磁/保持,励磁/非保持

Noteリレー動作の非励磁/励磁設定において,トランジスタ(オープンコレクタ)出力の場合は,次のような動作になります。非励磁設定のとき:出力時に「On」から「Off」励磁設定のとき:出力時に「Off」から「On」になります。

4.4 制御基本設定 > リレー関連

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4-14 IM 04L31A01-01

4.5 制御基本設定 > チューニング設定

チューニング画面で調節する項目(パラメータ)の設定操作について説明しています。

操  作

設定画面の表示

MENUキー(設定モードへの移行) > FUNCキー3秒押し(基本設定モードへの移行) > #10ソフトキー([制御基本設定]の選択) > #5ソフトキー([チューニング設定]の選択運転画面から上記のキー操作で,下図の設定画面を表示します。

設定操作

1. [ループ番号]欄にカーソル(青色)がある状態で,チューニング項目を設定するループ番号をソフトキーで選択します。選択したループ番号が[ループ番号]欄に表示され,[01:]のON/OFF設定欄にカーソルが移動します。

2. 矢印キーで,変更したいチューニング項目のON/OFF設定欄または[アイテム名]欄にカーソルを移動します。変更した項目欄が黄色になり,次の設定項目欄にカーソルを移動します。

Note[アイテム名]は,[詳細]ソフトキーを押して表示されるポップアップウインドウで設定します。ポップアップウインドウでは,[アイテムID]と[アイテム名]を設定します。[アイテムID]は,ソフトキーメニューで選択します。[アイテム名]は,[入力]ソフトキーを押したのち,文字/数値入力キーの操作で入力します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。

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4-15IM 04L31A01-01

制御機能関連設定操作

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4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目に戻ります。

設定内容の保存

1. ESCキーを押します。基本設定メニュー画面に戻ります。

2. [終了]ソフトキーを押します。設定保存確認ウインドウが表示されます。

3. [はい]が選択された状態で,DISP/ENTERキーを押します。運転画面に戻ります。

設定内容

チューニング設定  解説 > 1.12節

・ループ番号

チューニングの対象にする項目(パラメータ)はループごとに設定します。それらの設定内容を変更するときは,この設定で,対象のループ番号[1]~[6](初期値:1)を選択します。ループ番号は,ご購入時指定のループ数分だけしか表示されません。

・チューニング項目ON/OFF

チューニング画面に表示するパラメータを[On],表示しないパラメータを[Off]に設定します。

・アイテム名

初期設定では,下記のようにチューニング項目が設定されています。番号はチューニング画面での左上を先頭とする表示順,英文字はアイテム名(チューニング項目名)を示します。チューニング項目は,下記以外に,[DR](制御動作方向),[H](リレーヒステリシス),BS1(測定値1入力バイアス),FL1(測定値1入力フィルタ),BS2(測定値2入力バイアス),FL2(測定値2入力フィルタ),RT(比率設定),RBS(リモート入力バイアス),RFL(リモート入力フィルタ),W01~W36(制御演算用定数)があります。BS1~W36は本機器のスタイルナンバーS3以降で有効です。01:SP(目標設定値) 08:D(微分時間) 15:Off

02:A1(アラーム値1) 09:OH(出力リミット上限値) 16:Off

03:A2(アラーム値2) 10:OL(出力リミット下限値) 17:Off

04:A3(アラーム値3) 11:MR(マニュアルリセット) 18:Off

05:A4(アラーム値4) 12:PO(プリセット出力) 19:Off

06:P(比例帯) 13:Off 20:Off

07:I(積分時間) 14:Off 21:Off

[アイテムID]は上記のパラメータから選択します。[アイテム名]は,各パラメータに付けることができる名称で,「半角英数字6文字以内」で設定できます。初期設定では,[アイテム名]はアイテムIDと同じ英文字が設定されています。

Note・温調計通信による外部ループに対するチューニング項目は,[制御基本設定] > [#6 外部ループ関連] > [#3 チューニング設定]で設定します。外部ループには,チューニング項目として,[DB](不感帯),[ETC](上記および[DB]以外のチューニング項目)があります。また,各チューニング項目では,名称の他に,レジスタアドレス,設定範囲の下限/上限値,および小数点位置の変更も可能です。

・PV/SP演算機能がONのときはBS1,FL1,BS2,FL2,RFLは選択できません。

4.5 制御基本設定 > チューニング設定

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4-16 IM 04L31A01-01

4.6 制御入力レンジ設定

レンジ,スパン,スケール,バイアス,フィルタなど,制御機能における測定入力関連の設定操作について説明しています。

操  作

設定画面

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > #1ソフトキー([制御入力レンジ]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。下図は,[制御モード]を[単ループ制御],[PV/SP演算機能]を[OFF]に設定している場合の例です。

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の設定項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。

Note数値を設定する設定項目欄では,[入力]ソフトキーを押して表示されるポップアップウインドウで設定します。

4. DISP/ENTERキーを押します。確認ウインドウが表示されます。[バイアス]または[フィルタ]以外の設定変更では,変更内容に関連する設定項目(次ページのNote参照)が設定確定時に初期化されるため,下図のように確認ウインドウに[レンジ設定の初期化をします。]というメッセージが表示されます。

5. [はい]が選択された状態で,DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

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4-17IM 04L31A01-01

制御機能関連設定操作

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設定内容

制御入力レンジ設定  解説 > 1.4節

・ループ番号(PV/SP演算機能がONのときは制御入力チャネル番号)

PV/SP演算機能がOFFのときは制御入力レンジの各設定項目はループごとに設定します。PV/SP演算機能がONのときは制御入力レンジの各設定項目は制御入力チャネルごとに設定します。それらの設定内容を変更するときは,この設定で,対象のループ番号[1]~[6](初期値:1)またはチャネル番号を選択します。ループ番号は,ご購入時指定のループ数分だけしか表示されません。

・入力種類(PV/SP演算機能がOFFのとき)

入力レンジ関連設定の対象にする入力を次の中から選択します。測定値1/測定値2/リモートSP/PVレンジ・ [測定値2]および[PVレンジ]の選択肢が表示されるのは,[制御基本設定] > [#1 制御動作,設定値関連] > [制御モード]を[2入力切替制御]に設定している場合だけです。[PVレンジ]は,2入力切り替え制御において2つの入力信号の測定範囲が異なる場合,測定値(PV)のレンジを決めるために,必ず選択します。

・ [リモートSP]の選択肢が表示されるのは,[制御基本設定] > [#1 制御動作,設定値関連] > [プログラム制御]を[Off]に設定し,[制御基本設定] > [#2 接点入力登録/その他] > [リモート入力選択]を[リモート]に設定している場合だけです。[2入力切替制御]では,奇数ループだけで[リモートSP]の選択が可能です。また,カスケード制御の場合,2次側のループ番号の設定では,[リモートSP]の選択肢は表示されません。

・モード/タイプ/レンジ([入力種類]で[PVレンジ] 以外を選択したときの設定)[モード]で,入力モードを[TC]/[RTD]/[スケール]/[1-5V]の中から選択し,選択したモードに応じて[レンジ],[スパン下限/上限値](測定スパン)などを設定します。・ TC(熱電対入力)の場合

レンジ 測定スパン設定可能範囲

R 0.0~1760.0S 0.0~1760.0B 0.0~1820.0K -200.0~1370.0E -200.0~800.0J -200.0~1100.0T -200.0~400.0N 0.0~1300.0W 0.0~2315.0L -200.0~900.0U -200.0~400.0PLATI 0.0~1400.0PR 0.0~1900.0WRe 0.0~2400.0

・ RTD(測温抵抗体入力)の場合

レンジ 測定スパン設定可能範囲

Pt100 -200.0~600.0JPt100 -200.0~550.0

Note・本機器では,[スケール下限/上限値]の設定値から小数点を除いた数値幅に,測定値を換算します。つまり,[スケール下限/上限値]が「-5~5」の場合は「10」,[スケール下限/上限値]が「-5.0~5.0」の場合は「100」の幅で換算します。この場合,「10」の幅で換算した値の分解能は,100の幅で換算した値より粗くなります。

・[モード]/[タイプ]/[レンジ]/[スパン上限/下限値]/[スケール上限/下限値]/[PVレンジ上限/下限値]のどれかを変更すると,これらの設定に関連する下記の設定項目(工業単位「EU」または「EUS」で設定する項目)が初期化されます。バイアス値,アラーム値,目標設定値下降勾配,目標設定値上昇勾配,リファレンスポイント,切替ヒステリシス,リファレンス偏差,PIDパラメータ,目標設定値,リレーヒステリシス,折線モード,目標設定値リミット下限値,目標設定値リミット上限値,アラームヒステリシス,部分圧縮拡大の境界値

4.6 制御入力レンジ設定

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4-18 IM 04L31A01-01

・スケールの場合[タイプ](入力種類)を[電圧],[TC],[RTD]の中から選択し,選択した[タイプ]に応じて,[レンジ],[スパン上限/下限値](測定スパン),変換後の[スケール上限/下限値],[単位]を設定します。[TC]および[RTD]で選択可能なレンジは,[モード]で選択した他の入力の場合と同一です。スケールの設定可能範囲は「-30000~30000」,小数点位置は「.」/「.」/「.」/「.」/「」のどれかに設定できます。小数点の位置は,スケール下限値の設定により決まります。・電圧入力の場合のレンジと測定可能範囲

レンジ 測定スパン設定可能範囲

20mV -20.00~20.00mV60mV -60.00~60.00mV200mV -200.0~200.0mV2V -2.000~2.000V6V -6.000~6.000V20V -20.00~20.00V50V -50.00~50.00V

Note・アラーム値などの値は,測定スパンをもとに工業単位(EU,EUS)で設定します。工業単位(EU,EUS)の説明は,「付録8 工業単位(EU,EUS)の解説」をご覧ください。

・電流入力の場合,入力端子にシャント抵抗を付けて,電圧入力に変換します。下表のシャント抵抗が用意されています。たとえば,4~20mA入力のときは,250Ωのシャント抵抗を使用して「1~5V」に変換します。品名 形名 抵抗値シャント抵抗 4159 20 250Ω ±0.1%(ねじ端子用) 4159 21 100Ω ±0.1%

4159 22 10Ω ±0.1%

・ PVレンジ最小値/最大値(2入力切替制御時,[入力種類]で[PVレンジ]を選択したときの設定)[-30000]~[30000](最大値>最小値,最大値-最小値≦30000)の範囲で設定します。

・入力切替PV下限値/上限値([入力種類]で[PVレンジ]を選択したときの設定)入力レンジ内で設定します。[制御基本設定] > [#1 制御動作,設定値関連] > [切替条件]が[設定範囲]のときは,[入力切替PV下限値/上限値],[切替条件]が[PV上限値]のときは,[入力切替PV上限値]だけを設定します。

・スケール最小値/最大値

[-30000]~[30000](最大値>最小値,最大値-最小値≦30000)の範囲で設定します。・単位

半角カタカナ/半角英数字で,6文字以下で設定できます。・開平演算

 測定入力の開平演算を行う[On]か,行わない[Off](初期値)かを設定します。・ローカット

 開平演算ON時のローカット点を[0.0]~[5.0]%(初期値:1.0%)の範囲で設定します。・バイアス

 測定入力値に一定の値(バイアス値)を加算するときは,[On](初期値:Off)に設定し,バイアス値を測定スパンのEUS(-100~100%)の範囲で設定します。たとえば,スケール最小値が[10.00],スケール最大値が[200.00]のときは,「-190.00~190.00%」が設定範囲になります。設定範囲は,ポップアップウインドウに表示されます。なお,このバイアス設定は制御運転中でも変更できます。

・フィルタ

 入力フィルタのON/OFFと,入力フィルタON時の時定数を「1~120s」の範囲で設定します。なお,入力フィルタの時定数は,運転中でも変更できます。

・比率設定([入力種類]に[リモートSP]を選択したときだけ) リモート入力に対して所定の比率をかけるときは,[On]に設定し,比率を「0.0001~

30000」の範囲で設定します。なお,この比率設定は制御運転中でも変更できます。

4.6 制御入力レンジ設定

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4-19IM 04L31A01-01

制御機能関連設定操作

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4.7 制御アラーム設定

制御機能における警報(アラーム)の設定操作について説明しています。

操  作

設定画面

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > #2ソフトキー([制御アラーム]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の設定項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。

Note数値を設定する設定項目欄では,[入力]ソフトキーを押して表示されるポップアップウインドウで設定します。

4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

アラーム発生時の解除方法

下記の操作は,[リレー保持]を[保持],または[表示保持]を[保持]に設定しているときだけ有効です。1. 運転モードで,FUNCキーを押します。ソフトキーメニューが画面下部に表示されます。

2. [アラームACK]ソフトキーを押します。

Note・この操作は,USERキーに割り当てることができます。USERキーへの割り当て方法は,「11.1USERキーの動作割り当て設定と操作」をご覧ください。

・この操作は,計測アラームと共通の操作です。

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4-20 IM 04L31A01-01

設定内容

制御アラーム設定  解説 > 1.10節

・ループ番号

制御アラームの各設定項目はループごとに設定します。それらの設定内容を変更するときは,この設定で,対象のループ番号[1]~[6](初期値:1)を選択します。ループ番号は,ご購入時指定のループ数分だけしか表示されません。

・アラームOn/Off

1ループに付き,4つの警報を設定できます。4つのうち,使用する警報だけを[On]に設定します。

・タイプ

アラームタイプ(警報の種類)を以下から選択します。( )の記号は,表示記号です。測定値上限警報(PVH),測定値下限警報(PVL),偏差上限警報(DVH),偏差下限警報(DVL),偏差上下限警報(DVO),上下限偏差内警報(DVI),設定値上限警報(SPH),設定値下限警報(SPL),出力値上限警報(OTH),出力値下限警報(OTL)

・待機動作

[タイプ]が[測定値上限警報],[測定値下限警報],[偏差上限警報],[偏差下限警報],[偏差上下限警報],[上下限偏差内警報]のいずれかのときの設定です。待機動作を行う[有り]か,行わない[無し]かを設定します。

・リレー出力/番号

1つの制御ループに付き,4つのアラームが設定できます。各アラームごとに,リレー出力のON/OFFと,リレー出力するときの接点出力番号または内部スイッチ番号を下記から選択します。DO001~DO006:ループ1,2用制御出力端子ブロックDO101~DO106:ループ3,4用制御出力端子ブロックDO201~DO206:ループ5,6用制御出力端子ブロックRO001~RO012:制御拡張DIO端子ブロックSW001~SW036:内部スイッチ(スタイルナンバーS3以降)

Note接点出力は,端子カバーの裏面シールに[DIGITAL OUT]と表記してある端子から出力されます。接点出力番号と各端子ブロックの[DIGITAL OUT]端子の関係については,2-6ページをご覧ください。

・動作

[制御基本設定] > [リレー関連]の[リレー動作/保持]設定(4-12ページ参照)に従って,リレー出力が励磁か,非励磁かを表示します。

・目標設定値番号/アラーム値

制御アラーム出力は,目標設定値番号[1]~[8]に対応しています。目標設定値番号[1]~[8]を選択し,各目標設定値番号ごとに4つのアラームに対してアラーム値を登録します。設定可能なアラーム値は,設定した[タイプ](アラームの種類)によって,以下のように異なります。測定値上限/下限,設定値上限/下限:測定スパンのEU(0~100%)偏差上限/下限:測定スパンのEUS(-100~100%)偏差上下限,上下限偏差内:測定スパンのEUS(0~100%)出力値警報:-5.0~105.0%

アラームの解除(アラームACK)

[アラームACK]操作を行うと,すべてのアラーム表示およびリレー出力が解除されます。ただし,アラーム表示/出力リレーの動作が[非保持]に設定されているときは,この操作は無効になります。この解除操作は,リモート入力(「11.5 リモート入力設定」参照)や通信(「CX1000/CX2000通信インタフェースユーザーズマニュアル」参照)でも可能です。

4.7 制御アラーム設定

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4-21IM 04L31A01-01

制御機能関連設定操作

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4.8 運転関連/ゾーンPID設定

制御出力抑制機能,勾配時間単位などの制御運転関連と,リファレンスポイント,ゾーン切替ヒステリシスなどのゾーンPID関連の設定操作について説明しています。

操  作

設定画面

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > #3ソフトキー([運転関連/ゾーンPID]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の設定項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。

Note数値を設定する設定項目欄では,[入力]ソフトキーを押して表示されるポップアップウインドウで設定します。

4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

設定内容

運転関連設定  解説 > 1.6節,1.8節

・ループ番号

「運転関連」の各設定項目はループごとに設定します。それらの設定内容を変更するときは,この設定で,対象のループ番号[1]~[6](初期値:1)を選択します。ループ番号は,ご購入時指定のループ数分だけしか表示されません。

・制御出力抑制機能

オーバーシュート抑制機能を使用する[オーバーシュート]か,しない[Off]かを選択します。この機能はPID動作時だけ機能します。ただし,積分時間か微分時間,または積分時間と微分時間ともに[0]の場合は機能しません。

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4-22 IM 04L31A01-01

・ 勾配時間単位

単位時間あたりの勾配を設定するときの単位時間を[時](1時間単位),[分](1分間単位),[秒](1秒間単位)の中から選択します。

・目標設定値下降/上昇勾配

目標設定値を変更しても設定値を急変させずに一定の変化率で下降/上昇させるときに[On](初期値:Off)に設定します。[On]に設定したときは,設定した勾配時間単位あたりに変化させる値を「1digit~測定スパンのEUS(100%)」の範囲で設定します。

・タグ/タグコメント

各制御ループのタグ名/タグコメントをそれぞれ「半角英数字カタカナ8文字以内」で設定します。

ゾーンPID方式関連設定  解説 > 1.7節

[制御基本設定] > [#1 制御動作,設定値関連]の[ゾーンPID選択]を[On]に設定して時だけ設定可能です。・ループ番号

ゾーンPID方式関連の各設定項目はループごとに設定します。それらの設定内容を変更するときは,この設定で,対象のループ番号[1]~[6](初期値:1)を選択します。ループ番号は,ご購入時指定のループ数分だけしか表示されません。

・リファレンスポイント

ゾーンPID方式でのリファレンスポイントを設定します。設定可能なリファレンスポイント数は,「PID組数-2」です。また,[PID組数]の設定が[3]以上でないとリファレンスポイントは,設定できません。PID組数の設定については,「4.1 制御基本設定 > 制御動作,設定値関連の設定」をご覧ください。リファレンスポイント値の設定可能範囲は,「測定スパンのEU(0.0~100.0%)」で,ポップアップウインドウに表示されます。100%が設定された時点のリファレンスポイント値まで有効で,各設定が,1≦2≦3≦4≦5≦6になるように設定します。

・切替ヒステリシス

リファレンスポイントおよびリファレンス偏差での切り替え時のヒステリシス値を「測定スパンのEUS(0.0~10.0%)」(初期値:0.5%)の範囲で設定します。PID組数の設定が「2」以上のときに設定可能です。

・リファレンス偏差

目標設定値(プログラム設定値)との偏差によりPID設定値を選択するときに[On](初期値:Off)に設定します。[On]に設定したときは,偏差を「1digit~測定スパンのEUS(100.0%)」の範囲で設定します。PID組数の設定が「2」以上のときに設定可能です。

4.8 運転関連/ゾーンPID設定

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4-23IM 04L31A01-01

制御機能関連設定操作

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4.9 PIDパラメータ関連設定

制御機能におけるPID制御パラメータ,またはON/OFF制御時の制御パラメータの設定操作について説明しています。

操  作

設定画面

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > #4ソフトキー([PIDパラメータ関連]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。・ PID制御時

・オン/オフ制御時([制御基本設定] > [出力処理関連] > [制御出力種類]を[オン/オフ制御リレー接点出力]に設定しているとき)

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の設定項目欄にカーソルが移動します。

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4-24 IM 04L31A01-01

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。Note

数値を設定する設定項目欄では,[入力]ソフトキーを押して表示されるポップアップウインドウで設定します。

4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

設定内容PIDパラメータ関連設定  解説 > 1.7節・ループ番号

PIDパラメータ関連の各設定項目はループごとに設定します。それらの設定内容を変更するときは,この設定で,対象のループ番号[1]~[6](初期値:1)を選択します。ループ番号は,ご購入時指定のループ数分だけしか表示されません。制御モードが[OFF]または[アナログ再伝送]のループでは,以下の設定は無効です。

Note[制御基本設定] > [#1 制御動作,設定値関連] > [制御モード]で[カスケード]が設定されている場合,カスケード1次側のループ番号を選択したときは,下記の一部の設定項目欄は表示されません。

・ PID番号

PIDパラメータの組番号[1]~[8]を指定します。選択可能な最大番号は,[PID組数]の設定に従います。

・目標設定値目標設定値を「測定スパンの0~100%(EU(0~100%))」(初期値:0%)の範囲で設定します。ただし,目標設定値リミットの上下限内で設定します。

・比例帯(P)比例帯を[0.1]~[999.9]%([温度]初期値:5.0%,[圧力流量]初期値:120.0%)の範囲で設定します。

・積分時間(I)積分時間を[0]~[6000]s([温度]初期値:240s,[圧力流量]初期値:20s)の範囲で設定します。

・微分時間(D)微分時間を[0]~[6000]s([温度]初期値:60s,[圧力流量]初期値:0s)の範囲で設定します。

・出力リミット下限値/上限値制御出力の動作範囲の下限値/上限値を[-5.0]%~[105.0]%(上限値>下限値)の範囲で設定します。下限値の初期値は[0.0]%,上限値の初期値は[100.0]%です。

・シャットダウン機能←4-20mA電流出力時だけ設定可能[制御基本設定] > [出力処理関連] > [制御出力]を[電流出力],[アナログ出力種別]を[4-20mA](4-10ページ参照)に設定している場合に,シャットダウン機能を使用する[On](初期値)か,しない[Off]かを設定します。

・マニュアルリセットマニュアルリセット値は測定値(PV)=目標設定値(SP)のときの出力値を[-5.0]~[105.0]%(初期値:50%)の範囲で設定します。この設定は,積分動作(積分時間)がOFFの場合にだけ有効です。

・リレーヒステリシス設定値/動作点←オン/オフ制御時だけ設定可能オン/オフ制御を行っているときの目標設定値(またはプログラム設定値)のヒステリシスを「測定スパンのEUS(0.0~100.0%)」(初期値:0.5%)の範囲で設定します。また,ヒステリシスの動作位置を「中央/上側/下側」(初期値:中央)から選択します。

・制御動作方向偏差の正負に対応する出力増減方向を[逆動作](初期値)/[正動作]のどちらかで指定します。

・プリセット出力運転停止時の固定制御出力値を「-5.0~105.0%」(初期値:0.0%)の範囲で設定します。

4.9 PIDパラメータ関連設定

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4-25IM 04L31A01-01

制御機能関連設定操作

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4.10 コントロールグループ設定

制御機能におけるグループの設定操作について説明しています。

操  作

設定画面

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > #5ソフトキー([コントロールグループ設定]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の設定項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

設定内容

コントロールグループ設定

・グループ番号

[1]~[8]の8つのグループ番号から選択します。・グループ名

半角英数字カタカナ16文字(カタカナは日本語だけ)で,グループ名称を設定します。グループ名表示例

グループ名

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4-26 IM 04L31A01-01

・ ON/OFF

1グループに最大6つのメンバー[1]~[6]を割り付けることができます。コントロールグループ画面に表示しないメンバーは,[Off]に設定します。

・種類

メンバーにする種類を[内蔵ループ]/[外部ループ]/[測定チャネル]/[DIO](DIO操作監視機能)から選択します。

・番号

メンバーに設定した種類ごとに番号を選択します。選択可能な番号は,ご使用の機器の仕様に合わせてソフトキーメニューに表示されます。内蔵ループ:01~06外部ループ:01~16測定チャネル:01~20DIO:01~36

4.10 コントロールグループ設定

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4-27IM 04L31A01-01

制御機能関連設定操作

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4.11 折線入出力関連設定

制御機能における折線入出力関連の設定操作について説明しています。

操  作

設定画面

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > #6ソフトキー([折線入出力関連]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。下図は,[PV/SP演算機能]を[OFF]に設定している場合の例です。

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の設定項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。

Note数値を設定する設定項目欄では,[入力]ソフトキーを押して表示されるポップアップウインドウで設定します。

4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

設定内容

折線入出力関連設定  解説 > 1.4節・ループ番号(PV/SP演算機能がONのときは制御入力チャネル番号)

折線入出力関連の各設定項目はループごとに設定します。PV/SP演算機能がONのときは折線入出力関連の各設定項目は制御入力チャネルごとに設定します。それらの設定内容を変更するときは,この設定で,対象のループ番号[1]~[6](初期値:1)またはチャネル番号を選択します。ループ番号は,ご購入時指定のループ数分だけしか表示されません。

・入力種類(PV/SP演算機能がOFFのとき)

2入力切り替え制御時だけ,[測定値1]/[測定値2]のどちらかを選択します。単ループ制御およびカスケード制御時は,[測定値1]だけ表示されます。

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4-28 IM 04L31A01-01

・ 折線モード

折線近似を行うときは,モードを[折線バイアス]/[折線近似]のどちらかを選択します。折線近似を行わないときは,[Off](初期値)に設定します。

・折線入力/折線出力

折線近似を行うときは,入力値/出力値を最低2点以上最大11点を設定します。折れ点が11点以下の場合は,終了する次の折れ点の折れ線入力値に同一設定値(またはそれ以下の値)を設定します。設定可能範囲は下記です。・折線バイアスの場合入力値の設定範囲:測定スパンのEU(-5.0~105.0%) (2点目以外の初期値:0.0%,

2点目の初期値:100%)出力値の設定範囲:測定スパンのEUS(-100.0~100.0%) (初期値:0.0%)設定範囲は,ポップアップウインドウに表示されます。

・折線近似の場合入力値の設定範囲:測定スパンのEU(-5.0~105.0%) (2点目以外の初期値:0.0%,

2点目の初期値:100%)出力値の設定範囲:測定スパンのEU(-5.0~105.0%) (初期値:0.0%)設定範囲は,ポップアップウインドウに表示されます。

4.11 折線入出力関連設定

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4-29IM 04L31A01-01

制御機能関連設定操作

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4.12 制御機能設定

制御機能における制御機能の設定操作について説明しています。

操  作

設定画面

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > #7ソフトキー([詳細設定]の選択,プログラム制御ONのときは#8ソフトキー) > #1ソフトキー([制御機能設定]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の設定項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。

Note数値を設定する設定項目欄では,[入力]ソフトキーを押して表示されるポップアップウインドウで設定します。

4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

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4-30 IM 04L31A01-01

設定内容

・ループ番号

各設定項目はループごとに設定します。それらの設定内容を変更するときは,この設定で,対象のループ番号[1]~[6](初期値:1)を選択します。ループ番号は,ご購入時指定のループ数分だけしか表示されません。

・目標設定値トラッキング  解説 > 1.6節

目標設定値トラッキング機能を使用するか[On](初期値),しない[Off]かを選択します。[On]の場合,下記のように動作します。・プログラム制御しないときリモートからローカルに切り替わるときにトラッキング(ローカル設定値がリモート設定値に追従)

・プログラム制御のときプログラム運転からローカル運転に切り替わるときにトラッキング(ローカル設定値がプログラム設定値に追従)

・測定値トラッキング  解説 > 1.4節測定値トラッキング機能を使用するか[On],しない[Off](初期値)かを選択します。[On]の場合,下記のときに動作します。プログラム制御の場合は,ローカル運転のときだけ動作します。・手動運転から自動運転に移行するとき・運転停止状態から自動運転を開始するとき・電源投入時・目標設定値番号変更時

・目標設定値リミット下限値/上限値  解説 > 1.6節目標設定値の変更範囲に制限をかけるときに設定します。設定範囲は,測定スパンのEU[0.0]%~[100.0]%(下限値<上限値)です。設定可能範囲は,ポップアップウインドウで表示されます。

・出力変化率リミッタ  解説 > 1.8節

制御出力の変化率の制限の[On]/[Off](初期値)と,制限時の変化率を[0.1]%/s~[100.0]%/sの範囲で設定します。

・過積分抑制機能  解説 > 1.8節過積分抑制機能を[自動](初期値)で動作させるか,[手動]で動作させるかを選択します。[手動]選択時は,出力飽和状態から離脱しPID演算を再開するポイントの偏差幅を[50.0]%~[200.0]%の範囲で選択します。

4.12 制御機能設定

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4-31IM 04L31A01-01

制御機能関連設定操作

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4.13 ヒステリシス(アラーム)

制御機能におけるヒステリシス(アラーム)の設定操作について説明しています。

操  作

設定画面

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > #7ソフトキー([詳細設定]の選択,プログラム制御ONのときは#8ソフトキー) > #2ソフトキー([ヒステリシス(アラーム)]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の設定項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。

Note数値を設定する設定項目欄では,[入力]ソフトキーを押して表示されるポップアップウインドウで設定します。

4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

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4-32 IM 04L31A01-01

設定内容

ヒステリシス設定

・アラーム

・ループ番号

アラーム設定はループごとに設定します。それらの設定内容を変更するときは,この設定で,対象のループ番号[1]~[6](初期値:1)を選択します。ループ番号は,ご購入時指定のループ数分だけしか表示されません。

・ヒステリシス  解説 > 1.10節

4つの警報に対して,それぞれ「測定スパンのEUS(0.0~10.0%)」の範囲で設定します。ただし,出力値上限警報(OTH)または出力値下限警報(OTL)のヒステリシスの場合は,出力の「0.0~10.0%」の範囲で設定します。設定可能範囲は,ポップアップウインドウで表示されます。

4.13 ヒステリシス(アラーム)

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4-33IM 04L31A01-01

制御機能関連設定操作

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4.14 DIO操作監視機能設定(スタイルナンバーS3以降)制御機能におけるDIO操作監視機能の設定操作について説明しています。

操  作

設定画面

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > #7ソフトキー([詳細設定]の選択,プログラム制御ONのときは#8ソフトキー) > #3ソフトキー([DIO操作監視機能設定]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の設定項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。

Note数値を設定する設定項目欄では,[入力]ソフトキーを押して表示されるポップアップウインドウで設定します。

4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

設定内容

DIO操作監視機能設定

・ DIO操作監視番号

各設定項目はDIO監視番号ごとに設定します。DIO監視番号は36個あります。・ DIO種類

DIO操作監視方法を選択します。DIO種類として7種類あります。DI-1: 設定したDIの入力状態を表示します。内部スイッチの状態は出力しません。DO-1: 内部スイッチの状態を1つのDOで出力します。内部スイッチがONのときは

1(ON),OFFのときは0(OFF)を出力します。

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4-34 IM 04L31A01-01

4.14 DIO操作監視機能設定(Style3以降)

DO-2: 内部スイッチのONとOFFの状態を別のDOで出力します。内部スイッチがONのときはON出力用のDOから1(ON),OFF出力用のDOから0(OFF)を出力します。内部スイッチがOFFのときはON出力用のDOから0(OFF),OFF出力用のDOから1(ON)を出力します。

DIO-11: 設定したDIの入力状態を表示するのと同時に,DO-1と同様の動作を行います。

DIO-12: 設定したDIの入力状態を表示するのと同時に,DO-2と同様の動作を行います。

DO-2P: 内部スイッチのONとOFFの状態を別のDOで出力します。内部スイッチがONのときはON出力用のDOからパルス幅1~2秒のパルス信号,OFFのときはOFF出力用のDOからパルス幅1~2秒のパルス信号を出力します。

DIO-12P: 設定したDIの入力状態を表示するのと同時に,DO-2Pと同様の動作を行います。

内部スイッチの状態ONOFF

1(ON)0(OFF)

1~2秒

1~2秒

1(ON)0(OFF)

1(ON)0(OFF)

1(ON)0(OFF)

1(ON)0(OFF)

DO-1/DIO-11

DO-2/DIO-12

ON出力用DO

ON出力用DO

OFF出力用DO

OFF出力用DO

DO-2P/DIO-12P

種類

DIO

・ SW番号

DOで出力する内部スイッチを設定します。DIO種類でDI-1を選択した場合は表示されません。

・ DO番号

出力するDO番号を設定します。DIO種類でDI-1を選択した場合は表示されません。DIO種類でDO-2,DIO-12,DO-2P,DIO-12Pを選択した場合は,内部スイッチがONのときのDOとOFFのときのDOを設定します。ON用とOFF用には異なるDO番号を設定してください。DO番号は,他のDI0操作監視番号も含めて重複して設定できません。

Note・本機器には,DOから接点信号を出力する機能がいくつかあります。同一のDOに対して複数の機能の出力が重なった場合,以下の優先順位で出力します。「FAIL/故障診断出力」>「DIO操作監視機能」>その他(アラーム出力など)

・DIO操作監視機能の出力先に設定されたDOの励磁/非励磁は,「4.4 制御基本設定 > リレー関連」の設定に従います。

・DIO操作監視機能の出力先に設定されたDOの保持/非保持は,「4.4 制御基本設定 > リレー関連」の設定にかかわらず非保持になります。

・ DI番号

CXの画面に表示するDI番号を設定します。DIO種類でDO-1,DO-2,DO-2Pを選択した場合は表示されません。

・タグ/タグコメント

8文字以内でDIO操作監視番号のタグおよびタグコメントを設定します。・操作状態表示

CXの画面にDOの状態を表示するときの表示色とラベルを設定します。ONとOFFそれぞれの状態に対して設定できます。

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4-35IM 04L31A01-01

制御機能関連設定操作

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4.15 DI/DOラベル設定(スタイルナンバーS3以降)

制御機能におけるDI/DOラベルの設定操作について説明しています。

操  作

設定画面

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > #7ソフトキー([詳細設定]の選択,プログラム制御ONのときは#8ソフトキー) > #4ソフトキー([DI/DOラベル設定]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の設定項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。

Note数値を設定する設定項目欄では,[入力]ソフトキーを押して表示されるポップアップウインドウで設定します。

4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

設定内容

DI/DOラベルの設定

・モジュール

制御出力端子ブロックを選択します。制御拡張DIO端子ブロックも選択できます。・ラベル

端子ごとにラベルを16文字以内で設定します。

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4-36 IM 04L31A01-01

4.16 PV/SP演算,アナログ再伝送の設定(スタイルナンバーS3以降)

制御機能におけるPV/SP演算とアナログ再伝送の設定操作について説明しています。

操  作

設定画面

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > #8ソフトキー([制御用演算関連]の選択,プログラム制御ONのときは#9ソフトキー) > #1ソフトキー([PV/SP演算,アナログ再伝送]の選択,PV/SP演算がOFFでアナログ再伝送が選択されていないときは表示されない)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の設定項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。

Note演算式や数値を設定する設定項目欄では,[入力]ソフトキーを押して表示されるポップアップウインドウで設定します。

4. DISP/ENTERキーを押します。確認ウインドウが表示されます。[PVレンジ]を変更した場合は,レンジに関連する設定項目(次ページのNote参照)が設定確定時に初期化されるため,下図のように確認ウインドウに[レンジ設定の初期化をします。]というメッセージが表示されます。

5. [はい]が選択された状態で,DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

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4-37IM 04L31A01-01

制御機能関連設定操作

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設定内容

PV/SP演算の設定

・ループ番号

PV/SP演算を行うループ番号を選択します。・ PV/SP

演算式を設定する対象を選択します。制御モードによって選択肢が変わります。単ループ制御: PV2入力切替制御: PV1,PV2カスケード制御:PVSPはプログラム制御がOFFでリモート入力選択がON(「4.2 制御基本設定>接点入力登録/その他」参照)のとき選択できます。

・モード

PV/SP演算を有効にするか無効にするかを選択します。OFFに設定した場合は,初期値として割り当てられている制御用アナログ入力端子ブロックの入力端子の測定入力値がPVになります。

・演算式

演算式ポップアップウインドウの表記に従って,演算式(120文字以下)を設定します。演算式中で使用できるデータ数は35以下です。演算式には定数として制御用定数W01~W36を使用できます。計測演算のK01~K36は使用できません。演算式の作成のしかたは,「付録3 演算式の意味と書き方」をご覧ください。モードがOFFの場合は,初期値として割り当てられている制御用アナログ入力端子ブロックの入力端子番号が入力されます。

ループ1ループ2ループ3ループ4ループ5ループ6

PVCI01CI04CI06CI09CI03CI08

SPCI02CI05CI07CI10CI01CI01

PV(1)CI01CI04CI06CI09

SPCI02

CI07

PV1CI01CI04CI06CI09

PV2CI02CI05CI07CI10

SPCI03CI01CI08CI01

PV1CI01CI04CI06CI09

PV2CI02CI05CI07CI10

SPCI01CI01CI01CI01

制御モード 単ループ制御 カスケード制御 2入力切替制御(4ループ)

2入力切替制御(6ループ)

Note制御出力の分解能

PV/SP演算を有効にしているループでは、制御出力の分解能は「[PVレンジ]の分解能」「演算式に記述したループや測定チャネルの入力(CI01、01など)の分解能」によって決まります。制御出力の分解能を高めるには、これらの分解能をできるだけ高くするように、それぞれのスケール値を設定くしてください。例

PV/SP演算を有効にしているループスケールを0.00~2.00とすると、制御出力の分解能は1/200になります。スケールを0.0000~2.0000とすると制御出力の分解能は1/20000になります。

PV/SP演算を無効にしているループスケールを0.00~2.00としても制御出力の分解能には影響ありません。

・ PVレンジ下限/上限

[-30000]~[30000](最大値>最小値,最大値-最小値≦30000)の範囲で設定します。制御運転中,メモリ中,計測演算中は設定を変更できません。

Note・[[PVレンジ上限/下限値]を変更すると,レンジに関連する下記の設定項目(工業単位「EU」または「EUS」で設定する項目)が初期化されます。バイアス値,アラーム値,目標設定値下降勾配,目標設定値上昇勾配,リファレンスポイント,切替ヒステリシス,リファレンス偏差,PIDパラメータ,目標設定値,リレーヒステリシス,折線モード,目標設定値リミット下限値,目標設定値リミット上限値,アラームヒステリシス,部分圧縮拡大の境界値

4.16 PV/SP演算,アナログ再伝送の設定(Style3以降)

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4-38 IM 04L31A01-01

・ 入力切替PV下限値/上限値([2入力切替制御のときだけ)[-30000]~[30000](最大値>最小値,最大値-最小値≦30000)の範囲で,かつPVレンジ内で設定します。[制御基本設定] > [#1 制御動作,設定値関連] > [切替条件]が[設定範囲]のときは,[入力切替PV下限値/PV上限値],[切替条件]が[PV上限値]のときは,[入力切替]だけを設定します。制御運転中,メモリ中,計測演算中は設定を変更できません。

・単位

演算結果の単位を「半角カタカナ/半角英数字6文字以下」で設定します。制御運転中,メモリ中,計測演算中は設定を変更できません。

・比率設定([PV/SP]に[SP]を選択したときだけ)  SPに対して所定の比率をかけるときは,[On]に設定し,比率を「0.0001~30000」の範囲で設定します。制御運転中,メモリ中,計測演算中でも設定を変更できます。

・リモートバイアス([PV/SP]に[SP]を選択したときだけ)  SPに一定の値(バイアス値)を加算するときは,[On](初期値:Off)に設定し,バイアス値をEUS(-100%~100%)の範囲内で設定します。制御運転中,メモリ中,計測演算中でも設定を変更できます。

・演算エラー

演算結果がエラーの場合に,演算値を上限値(オーバー)または下限値(アンダー)のどちらにはり付けるかを設定します。オーバー:PV,SP値としてPVレンジの上限値を使用します。「+*****」が表

示されます。制御動作は停止しプリセット出力します。アンダー:PV,SP値としてPVレンジの下限値を使用します。「-*****」が表

示されます。制御動作は停止しプリセット出力します。Note・電源をONにした直後では,計測/制御チャネルのデータが確定しないうちにPV/SP演算処理が開始することがあります。このような場合。PV/SP演算結果は不定となり,制御PID演算は行われません。停電復帰時動作が継続で停電が起きたときや瞬間的な停電(5秒未満)が起きると前回値を出力,停電復帰時動作が手動または自動で停電が起きたときはプリセット出力になります。

・演算式に使われている制御入力チャネルにエラー(バーンアウト,ADコンバータ異常,基準接点補償エラー)が発生した場合は,故障診断出力が行われますが,演算エラーでは故障診断出力は行われません。

4.16 PV/SP演算,アナログ再伝送の設定(Style3以降)

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4-39IM 04L31A01-01

制御機能関連設定操作

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アナログ再伝送の設定

・ループ番号

アナログ再伝送を行うループ番号を選択します。制御基本設定の制御モードでアナログ再伝送に設定したループに対して有効です。

・モード

アナログ再伝送の演算を有効にするか無効にするかを選択します。OFFの場合は,0V,0mAを出力します。

NoteモードがOFFのときは,運転モードでのマニュアル操作はできません。

・演算式

演算式ポップアップウインドウの表記に従って,演算式(120文字以下)を設定します。演算式中で使用できるデータ数は35以下です。演算式には定数として制御用定数W01~W36を使用できます。計測演算のK01~K36は使用できません。演算式の作成のしかたは,「付録3 演算式の意味と書き方」をご覧ください。

・出力スパン下限/上限

[-30000]~[30000](上限値>下限値,上限値-下限値≦30000)の範囲で設定します。ここで設定した上限値を100%,下限値を0%とし,演算結果を換算します。換算した結果を制御出力種類(「4.3 制御基本設定 > 出力処理関連」参照)に従って出力します。

・単位

演算結果の単位を「半角カタカナ/半角英数字6文字以下」で設定します。・演算エラー

演算結果がエラーの場合に,演算値を上限値(オーバー)または下限値(アンダー)のどちらにはり付けるかを設定します。オーバー:オーバーレンジとして105%の値を出力アンダー:アンダーレンジとして-5%の値を出力

Note・演算結果がオーバーレンジまたはアンダーレンジのときは以下の値が出力されます。オーバーレンジ:105%アンダーレンジ:-5%

・演算エラーとして以下の要因があります。・演算上のエラー(0でのわり算など)・演算式で使用し,バーンアウトをONしているチャネルでのバーンアウトが発生・演算式で使用しているチャネルでADコンバータ異常発生・演算式で使用しているチャネルがスキップに設定されている

4.16 PV/SP演算,アナログ再伝送の設定(Style3以降)

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4-40 IM 04L31A01-01

4.17 ロジック演算の設定(スタイルナンバーS3以降)

ロジック演算の設定操作について説明しています。操  作

設定画面

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > #8ソフトキー([制御用演算関連]の選択,プログラム制御ONのときは#9ソフトキー) > #2ソフトキー([ロジック演算]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の設定項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。Note

演算式を設定する設定項目欄では,[入力]ソフトキーを押して表示されるポップアップウインドウで設定します。

4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

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4-41IM 04L31A01-01

制御機能関連設定操作

3

2

1

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

設定内容

ロジック演算の設定

・設定番号

ロジック演算は30個まで設定できます。設定するロジック演算の番号を選択します。・リレー

演算結果の出力先を選択します。DO001~DO006: 制御出力端子ブロックのDO(ループ1,2用)DO101~DO106: 制御出力端子ブロックのDO(ループ3,4用)DO201~DO206: 制御出力端子ブロックのDO(ループ5,6用)RO001~RO012: 制御拡張DIO端子ブロックのDOSW001~SW036: 内部スイッチ

・演算式

演算式ポップアップウインドウの表記に従って,演算式(120文字以下)を設定します。演算式中で使用できるデータ数は35以下です。演算式には定数として制御用定数W01~W36を使用できます。計測演算のK01~K36は使用できません。以下の演算子を使用できます。

演算の種類 演算子

論理演算 AND,OR,XOR,NOT

関係演算 .GT.,.LT.,.GE.,.LE.,.EQ.,.NE.

条件式 [式1?式2:式3]

演算式の作成のしかたは,「付録3 演算式の意味と書き方」をご覧ください。

4.17 ロジック演算の設定(Style3以降))

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4-42 IM 04L31A01-01

4.18 制御用定数の設定(スタイルナンバーS3以降)

PV/SP演算,アナログ再伝送やロジック演算で使用する定数(W01~W36)の設定操作について説明しています。

操  作

設定画面

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > #8ソフトキー([制御用演算関連]の選択,プログラム制御ONのときは#9ソフトキー) > #3ソフトキー([定数]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい定数番号にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. [入力]ソフトキーを押して表示されるポップアップウインドウで定数を設定します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の定数欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての定数を変更します。4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

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4-43IM 04L31A01-01

制御機能関連設定操作

3

2

1

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

設定内容

定数の設定

・定数

演算式で使う定数(W01~W36)を設定します。定数の有効桁数は,小数点を除いて5桁です。指数で設定する場合は,仮数部5桁以下,指数部2桁以下で設定してください。設定可能範囲は次のとおりです。-9.9999E+29~-1.0000E-30,0,1.0000E-30~9.9999E+29

数値の表示方式

数値によって,表示方式が決まっています。-100000 < W ≤ -0.0001,0,0.0001 ≤ W < 100000では通常の数値で表示します。上記以外は指数表示になります。ただし,-100000 < W ≤ -0.0001または0.0001 ≤ W < 100000でも,小数点を入れて8文字以上の場合は指数表示になります。

有効桁数

制御演算用定数では,入力した数値の有効桁数を保持します。たとえば,「0.010」または「1.00E20」と入力した場合,「0.010」または「1.00E20」になります。ただし,次のような場合は,小数点以下最後の桁の「0」は無効になります。・通常の数値で入力した値が自動的に指数表示に変わったとき・指数表示で入力した値が自動的に通常の数値表示に変わったとき・「0.00000」と入力した場合(「0」になります。小数点以下4桁まではそのままの数値

になります。)

4.18 制御用定数の設定(スタイルナンバーS3以降)

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4-44 IM 04L31A01-01

4.19 接点入力によるプログラムパターンの切り替えをBCDコードで行うための設定(バージョン3.20以降)

プログラムパターンを接点入力で切り替えるときに,従来の2進数(バイナリ)表現でプログラムパターン番号を指定する方法に加え,2進化10進数(BCD)表現でプログラムパターン番号を指定する方法を追加しました。その設定操作について説明しています。BCDコードでプログラムパターン番号を指定するときに使用するbit

使用するプログラムパターン番号

5bit 4bit 3bit 2bit 1bit 0bit

パターン番号設定bit

13 まで7 まで9 まで19 まで30 まで

十の位 一の位

たとえば,パターン番号[12]を指定する場合は,[パターン番号設定1bit]と[パターン番号設定4bit]をONにします(10010)。パターン番号の指定に使用できる接点入力は,制御出力端子ブロックでは「DI001~DI006」,「DI101~DI106」,「DI201~DI206」,制御拡張DIO端子ブロックでは「RI001~RI006」です。

操  作

BCD/バイナリの切り替え

システム情報画面でソフトキーを使用してバイナリ⇔BCDの切り替えを行います。制御運転中,内部メモリへのデータ書き込み中,または演算中には,この切り替えはできません(下記の[拡張設定]ソフトキーが表示されません)。・バイナリが設定されている場合に,BCDに切り替える操作

1. FUNCキー > [ログ]ソフトキー > [システム]ソフトキー (システム情報画面への移行) > FUNCキー > [拡張設定]ソフトキーを押します。

現在の設定値が表示されます。(BINARYまたはBCD)

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4-45IM 04L31A01-01

制御機能関連設定操作

3

2

1

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

2. [DI設定]ソフトキーを押します。

3. [BCD]ソフトキーを押します。* 現在,BCDが設定されている場合は[バイナリ]ソフトキーが表示され,バイナリが設定されている場合は[BCD]ソフトキーが表示されます。

Note・バイナリ/BCDの設定は,設定ファイルに保存されません。CXに設定データを読み込んでも,バイナリ/BCDの設定は変わりません。また,CXの電源を一旦OFFにしても,バイナリ/BCDの設定は変わりません。

・通信コマンドやPCソフトウエア(DAQSTANDARDなど)からは,バイナリ/BCDの設定はできません。

BCDコードを使うときの接点入力登録

設定画面

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > FUNCキー3秒押し(基本設定モードへの移行) > #10ソフトキー([制御基本設定]の選択) > #2ソフトキー([DI/DO/SW登録/その他(警報モード...)]の選択運転画面から上記のキー操作で,下図の設定画面を表示します。

プログラムパターン番号[20]~[30]を指定するときは,6ビット使用します。その場合,6ビット目([パターン番号設定5bit]の位置)には,必ず[無]を設定してください(次ページの表を参照)。

4.19 接点入力によるプログラムパターンの切り替えをBCDコードで行うための設定(バージョン3.20以降)

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4-46 IM 04L31A01-01

設定操作

1. 矢印キーで,[モジュール]欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 使用する選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

3. 使用するプログラムパターン番号に合わせてソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

設定内容の保存

1. ESCキーを押します。基本設定メニュー画面に戻ります。

2. [終了]ソフトキーを押します。設定保存確認ウインドウが表示されます。

3. [はい]が選択された状態で,DISP/ENTERキーを押します。運転画面に戻ります。

設定内容

BCDコードの接点入力登録以外の各設定については,「4.2 制御基本設定 > DI/DO/SW登録,その他(警報モード...)」をご覧ください。接点入力登録

指定するプログラムパターン番号に合わせてソフトキーを押します。

1 123 まで37 まで49 まで519 まで

6

[Patrn 1]ソフトキー[Patrn 1 - 3]ソフトキー[Patrn 1 - 7]ソフトキー[Patrn 1 - 15]ソフトキー[Patrn 1 - 30]ソフトキー[Patrn 1 - 30]ソフトキー

30 まで

必要なbit数(BCD)

設定方法使用するプログラムパターン番号

ただし,[パターン番号設定5bit]の位置には必ず[無]を設定してください。

制御出力端子ブロックでは[DI001],制御拡張DIO端子ブロックでは[RI001]にカーソルを置き,指定する最大のパターン番号を含むソフトキーを押すと,自動的に必要なbit数分の接点入力,制御出力端子ブロックでは[DI001]~[DI005],制御拡張DIO端子ブロックでは[RI001~RI005]が登録されます。パターン番号20以上を指定する場合,[DI006]または[RI006]に必ず[無]を設定してください。

4.19 接点入力によるプログラムパターンの切り替えをBCDコードで行うための設定(バージョン3.20以降)

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5-1IM 04L31A01-01

プログラム制御関連設定操作(

プログラム制御機能オプション付きモデルだけ)

3

2

1

4

5

6

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9

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13

14

5.1 プログラム制御関連設定操作について

プログラム制御関連設定操作を行うときは,下図の流れに従ってください。

#1

END

END

DISP/ENTERキー

#1

DISP/ENTERキー

ESCキー*2

#7

ESCキー

パターン番号選択→設定変更

ESCキー

DISP/ENTERキー

#2~#7 ESCキー

#2~#7の各設定画面での設定変更

[#7 プログラム制御関連]が表示されるためには,[制御基本設定]の[#1 制御動作,設定値関連] > [制御モード]を[Off以外],[プログラム制御]を[On]に設定しておく必要があります。この操作については,「4.1 制御基本設定 > 制御動作,設定値関連の設定」をご覧ください。[#9 制御用演算関連]はStyle3以降の製品で表示されます。

#1 パターン初期設定

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > [Next 1/2]ソフトキー

#1*1

1

2

3

4

5 6

7

8

1 8~1パターンを設定するときは,の操作を行います。複数のパターンを設定するときは,り返します。

1 8~ の操作を繰

*1 この操作ののち,他番号のパターン設定操作を行うと, それまでに設定した内容は消去されます。

ESCキー*2

*2 パターン初期設定画面で設定変更を行わなかった場合

Note通信コマンド「FE4」(設定データファイルの出力)を実行しているときは,この章で説明しているプログラム制御関連設定操作を行うことはできません。

第5章 プログラム制御関連設定操作

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5-2 IM 04L31A01-01

5.2 プログラムパラメータ設定 > パターン初期設定

プログラムパターンを設定するうえで基本となる項目の設定操作について説明しています。下記の操作を行うには,[制御基本設定]の[#1 制御動作,設定値関連] > [制御モード]を[Off]以外,[プログラム制御]を[On]に設定しておく必要があります。この操作については,「4.1 制御基本設定 > 制御動作,設定値関連の設定」をご覧ください。また,[パターン初期設定]以外の[プログラムパラメータ設定]は,先にこの[パターン初期設定]を行わないと実行できません。

操  作

設定画面

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > #7ソフトキー([プログラム制御関連]の選択) > #1ソフトキー([プログラムパラメータ設定]の選択)> #1ソフトキー([パターン初期設定]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

Note・プログラム制御関連設定操作を行う場合,パターン初期設定に変更がないときでも,DISP/ENTERキーを押して,一度設定確定操作を行う必要があります。

・[使用セグメント領域]を[0]以外に設定し,一度保存操作を行った[パターン番号]を選択したときだけ,[セグメント編集]設定欄が表示されます。また,[編集セグメント番号]設定欄は,[セグメント編集]に[消去]または[挿入]を選択すると,表示されます。

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

5. ESCキーを押し,[プログラムパラメータ設定]メニュー画面に戻します。プログラムパラメータ設定を引き続き行うときは,操作6を行わずに,[#1]~[#6]のソフトキーを押して,各設定画面を表示します。

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5-3IM 04L31A01-01

プログラム制御関連設定操作(

プログラム制御機能オプション付きモデルだけ)

3

2

1

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5

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5.2 プログラムパラメータ設定 > パターン初期設定

6. [END]ソフトキーを押します。設定保存確認ウインドウが表示されます。

Note設定を変更しないままこの操作を行ったときは,[いいえ]と[キャンセル]しか表示されない設定保存確認ウインドウが表示されます。[いいえ]を選択した状態でDISP/ENTERキーを押すと,[プログラム制御関連]メニュー画面に戻り,[キャンセル]を選択した状態でDISP/ENTERキーを押すと,操作前の状態に戻ります。

7. [はい]が選択された状態でDISP/ENTERキーを押し,設定を保存します。[プログラム制御関連]メニュー画面に戻ります。

設定内容

パターン初期設定  解説 > 1.11節

・パターン番号

設定対象のパターン番号を[1]~[30](/PG1オプションの場合は,[1]~[4])から選択します。

・使用セグメント領域

選択した番号のプログラムパターンで使用するセグメント数を[1]~[99]の範囲で設定します。ただし,全パターンの合計セグメント数が300セグメントを超えない範囲でしか設定できません。使用しない番号のプログラムパターンには,[0]を設定します。

・セグメント設定方式

セグメント時間設定方式か,セグメント時間勾配設定方式のどちらかを選択します。この設定を変更すると,そのパターン番号のプログラムパターン設定が初期化されます。

・パターン名

パターン名称を半角英数字カタカナ16文字で設定します。・セグメント編集

[消去]を選択すると,[編集セグメント番号]で選択した番号のセグメントを消去し,セグメント数を1つ減らします。また,[挿入]を選択すると,[編集セグメント番号]で選択した番号のセグメントの前に1つセグメントを挿入し,セグメント数を1つ増やします。

・編集セグメント番号

[消去]対象または[挿入]位置のセグメント番号[1]~[99](ただし,使用セグメントの範囲内)を選択します。

・動作ループ指定

パターンごとに実行するループを設定します。制御基本設定の[プログラム制御]をONに設定したループが表示されます。ただし,プログラム運転中のループは設定変更できません。

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5-4 IM 04L31A01-01

5.3 プログラムパラメータ設定 > ウェイト動作設定

プログラム制御時のウェイト動作の設定操作について説明しています。

操  作

設定画面

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > #7ソフトキー([プログラム制御関連]の選択) > #1ソフトキー([プログラムパラメータ設定]の選択)> #2ソフトキー([ウェイト動作設定]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

設定内容

ウェイト動作設定  解説 > 1.11節・ウェイトゾーン1~5

ウェイトゾーンのON/OFFを各ループごとに設定します。[制御基本設定] > [#1 制御動作,設定値関連] > [制御モード]を[Off]以外,[プログラム制御]を[On],[設定モード(制御関連)] > [#7 プログラム制御関連] > [#1 プログラムパラメータ設定] > [#1 パターン初期設定] > [動作ループ指定]で[ON]に設定しているループだけを表示します。また,カスケード制御の場合は,同一端子ブロック内の偶数ループは表示されません。

・ウェイトゾーン設定値

6(ループ数)×5(ゾーン数)分のウェイトゾーンを測定スパンの「EUS(0.0~100.0%)」の範囲で設定します。ソフトキー操作で設定値のコピー/貼り付けが可能です。表示されるループは,[ウェイトゾーンOff/On]と同様です。

・ウェイト時間

ウェイト時間を[hh:mm:ss](設定範囲:[00:00:00]~[99:59:59])で,ゾーン数だけ設定します。各ループの同一ゾーンでは,共通の設定です。ソフトキー操作で設定値のコピー/貼り付けが可能です。ウェイトゾーンがすべてのループでOFFに設定されているときは,設定欄は表示されません。

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5-5IM 04L31A01-01

プログラム制御関連設定操作(

プログラム制御機能オプション付きモデルだけ)

3

2

1

4

5

6

7

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5.4 プログラムパラメータ設定 > パターンスタート設定

プログラム制御時のスタート目標設定値と運転開始条件の設定操作について説明しています。

操  作

設定画面

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > #7ソフトキー([プログラム制御関連]の選択) > #1ソフトキー([プログラムパラメータ設定]の選択) > #3ソフトキー([パターンスタート設定]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

設定内容

パターンスタート設定  解説 > 1.11節・パターン番号

パターン初期設定で選択したパターン番号を表示します。・スタート目標設定値

スタート条件のスタート目標設定値を測定スパンの「EU(0.0~100.0%)」(初期値:0%の値)の範囲で設定します。ソフトキー操作で設定値のコピー/貼り付けが可能です。[制御基本設定] > [#1 制御動作,設定値関連] > [制御モード]を[Off]以外,[プログラム制御]を[On],[設定モード(制御関連)] > [#7 プログラム制御関連] > [#1 プログラムパラメータ設定] > [#1 パターン初期設定] > [動作ループ指定]で[ON]に設定しているループだけを表示します。また,カスケード制御の場合は,同一端子ブロック内の偶数ループは表示されません。

・スタートコード

運転開始条件を次の中から選択します。ただし,設定可能なループの条件だけが表示されます。スタート目標設定値スタート,PV1~PV6勾配優先PVスタート,時間優先PVスタート(セグメント時間勾配設定方式では表示されない)

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5-6 IM 04L31A01-01

5.5 プログラムパラメータ設定 > プログラムパターン設定

プログラム制御時のランプセグメントの到達目標設定値などのプログラムパターンに関連する設定操作について説明しています。

操  作

設定画面

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > #7ソフトキー([プログラム制御関連]の選択) > #1ソフトキー([プログラムパラメータ設定]の選択)> #4ソフトキー([プログラムパターン設定]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

イベント設定画面に移動する

セグメント番号を1つ大きく/小さくする設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

Noteプログラム運転中でもパターンの変更は可能ですが,進行中のセグメントについては設定内容が反映されません。なお,プログラム運転中のパターンのセグメントの増減およびセグメント設定方式に関する変更は不可です。

設定内容

プログラムパターン設定  解説 > 1.11節・パターン番号

パターン初期設定で選択したパターン番号を表示します。・セグメント番号

設定するセグメント番号1~99(ただし,[使用セグメント領域]内)を選択します。・ランプ/ソーク選択

設定するセグメントの種類([ランプ]/[ソーク]のどちらか)を選択します。

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5-7IM 04L31A01-01

プログラム制御関連設定操作(

プログラム制御機能オプション付きモデルだけ)

3

2

1

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

・到達目標設定値(ランプセグメントだけ)ランプセグメントの到達目標設定値を測定スパンの「EU(0.0~100.0%)」(初期値:0%の値)の範囲で設定します。ソフトキー操作で設定値のコピー/貼り付けが可能です。[制御基本設定] > [#1 制御動作,設定値関連] > [制御モード]を[Off]以外,[プログラム制御]を[On]に設定しているループだけを表示します。また,カスケード制御の場合は,同一端子ブロック内の偶数ループは表示されません。

・セグメント時間

セグメント時間を[0:00:01]~[99:59:59](0時0分1秒~99時59分59秒)の範囲で設定します。セグメント時間設定方式の場合は常に表示,セグメント時間勾配設定方式の場合は,ソーク時だけ表示されます。

・勾配時間単位

ランプ時の勾配設定単位を[時]/[分]のどちらかで設定します。セグメント時間勾配設定方式でランプ時だけ表示されます。

・勾配

単位時間あたりの勾配を「1digit~測定スパンのEUS(100%)」の範囲で設定します。設定範囲の測定スパンおよび小数点位置は,設定するループの最も若い番号のループに依存します。セグメント時間勾配設定方式でランプ時だけ表示されます。

・セグメントPIDグループ番号

セグメントPIDグループ番号[1]~[8]を選択します。ゾーンPID選択時は表示されません。[制御基本設定] > [#1 制御動作,設定値関連] > [PID組数]の指定による設定可能なPIDグループ番号だけが表示されます。

・セグメント切替時動作

セグメント切り替え動作を[継続切替],[ホールド切替](セグメント終了後ホールド),[ローカル終了](最終セグメント終了後ローカル運転モード),[リセット終了](最終セグメント終了後リセットモード)の中から選択します。

Noteプログラムパターン作成時に,[ローカル終了]または[リセット終了]を設定したセグメントがプログラム運転最終セグメントとしてデータが作成されます。

・ウェイト

ウェイト動作の種類を[切替時]または[区間内]のどちらにするかを選択します。ウェイト動作をしないときは,[Off]を選択します。

・ウェイトゾーン番号

ウェイトゾーン番号を[1]~[5]の中から選択します。[ウェイト]の設定が[切替時]または[区間内]のときだけ,設定欄が表示されます。

設定したプログラムパターンの確認方法について

プログラムパターン設定画面で各セグメントの設定値を確認する以外に,プログラム運転画面を表示することにより,下図のように,設定パターンを線画で確認することができます。プログラム運転画面の表示/操作方法については,「6.4 プログラム選択画面/プログラム運転画面での操作」をご覧ください。

5.5 プログラムパラメータ設定 > プログラムパターン設定

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5-8 IM 04L31A01-01

5.6 プログラムパラメータ設定 > イベント設定

プログラム制御時のイベントの設定操作について説明しています。

操  作

設定画面

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > #7ソフトキー([プログラム制御関連]の選択) > #1ソフトキー([プログラムパラメータ設定]の選択)> #5ソフトキー([イベント設定]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

プログラムパターン設定画面に移動する

セグメント番号を1つ大きく/小さくする

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

設定内容

イベント設定  解説 > 1.11節・パターン番号

パターン初期設定で選択したパターン番号を表示します。・セグメント番号

イベントを設定するセグメント番号[1]~[99]を設定します。・イベント種類

[PVイベント]/[タイムイベント]のどちらのイベントを設定するのかを選択します。・ 1~16

タイムイベント/PVイベントの番号です。設定可能な1セグメントあたりのタイムイベント/PVイベントの数は,それぞれ16です。

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5-9IM 04L31A01-01

プログラム制御関連設定操作(

プログラム制御機能オプション付きモデルだけ)

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・ループ(PVイベント選択時)PVイベントの対象ループ番号[1]~[6](ただし,設定可能なループ番号だけ)を設定します。最大16個のイベントを設定でき,設定しないイベント番号には,[Off](初期設定)を設定します。

・タイプ(PVイベント選択時)PVイベントの種類を下記から選択します。測定値上限(PV-H),測定値下限(PV-L),偏差上限(Dev-H),偏差下限(Dev-L),偏差上下限(Dev-H&L),上下限偏差内(D-W-H&L),設定値上限(SP-H),設定値下限(SP-L),出力値上限(Out-H),出力値下限(Out-L)

・設定値(PVイベント選択時)PVイベントの種類に合わせ,下記の範囲で値を設定します。測定値/設定値イベント:測定スパンのEU(0.0~100.0%)偏差上限イベント/下限イベント:測定スパンのEUS(-100.0~100.0%)偏差上下限イベント/上下限偏差内イベント:測定スパンのEUS(0.0~100.0%)出力値イベント:出力の-5%~105%

・ On1/On2/On3/Off(タイムイベント選択時)各イベント(16個)のON/OFF設定タイプを下記の中から選択します。設定しないイベントは[Off]に設定します。設定しないイベント番号には,[Off](初期設定)を設定します。On1(On/Off):オン時間とオフ時間を使用On2(On/**):オン時間だけを使用On3(**/Off):オフ時間だけを使用

・オン時間/オフ時間(タイムイベント選択時)タイムイベントのオン時間/オフ時間を「hh:mm:ss」で設定します。設定可能範囲は,「00:00:00~99:59:59」です。ただし,「オン時間≦オフ時間」で設定します。

5.6 プログラムパラメータ設定 > イベント設定

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5-10 IM 04L31A01-01

5.7 プログラムパラメータ設定 > ヒステリシス(PVイベント)

プログラム制御時のPVイベントヒステリシスの設定操作について説明しています。

操  作

設定画面

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > #7ソフトキー([プログラム制御関連]の選択) > #1ソフトキー([プログラムパラメータ設定]の選択)> #6ソフトキー([ヒステリシス(PVイベント)]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

設定操作

1. 矢印キーで,変更したいPVイベント番号にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. [入力]ソフトキーを押して表示されるポップアップウインドウでヒステリシスを設定します。設定変更した項目欄が黄色になり,次のPVイベント番号にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

設定内容

・ PVイベントヒステリシス(プログラム制御オプション付きモデルだけ)  解説 > 1.11節各PVイベント1~16に対して,[0.0]~[10.0]%の範囲で,ヒステリシスを設定します。

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プログラム制御関連設定操作(

プログラム制御機能オプション付きモデルだけ)

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5.8 プログラムパラメータ設定 > リピート動作設定

プログラム制御時のリピート動作の設定操作について説明しています。

操  作

設定画面

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > #7ソフトキー([プログラム制御関連]の選択) > #1ソフトキー([プログラムパラメータ設定]の選択)> #7ソフトキー([リピート動作設定]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

設定内容

リピート動作設定  解説 > 1.11節

・パターン番号

パターン初期設定で選択したパターン番号を表示します。・リピート動作

リピート動作を[Off]/[On]/[繰り返し]の中から選択します。・繰り返し数

リピート動作ON時の繰り返し数を[1]~[999]の範囲で設定します。・スタートセグメント番号/エンドセグメント番号

リピート動作ON時または繰り返し時のスタートセグメント番号/エンドセグメント番号を「1~99」の範囲で設定します。ただし,最大値の設定可能な範囲は,[#1 パターン初期設定] > [使用セグメント領域]で設定した値です。また,「スタートセグメント番号≦エンドセグメント番号」で設定します。

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5-12 IM 04L31A01-01

5.9 イベント出力設定

プログラム制御時のイベント出力およびプログラム制御終了通知の設定操作について説明しています。

操  作

設定画面

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > #7ソフトキー([プログラム制御関連]の選択) > #2ソフトキー([イベント出力設定]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

設定内容

イベント出力設定  解説 > 1.11節

・パターン番号(バージョン3.02以降)

イベント出力をプログラムパターンごとに設定する場合に表示されます。イベント出力を設定するプログラムパターン番号を選択します。この項目が表示されない場合,イベント出力は全プログラムパターンに対して共通です。

・イベント種類

[PVイベント]/[タイムイベント]のどちらのイベント出力を設定するのかを選択します。・リレー出力

リレー出力のON/OFFを設定します。

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5-13IM 04L31A01-01

プログラム制御関連設定操作(

プログラム制御機能オプション付きモデルだけ)

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・番号

リレー出力する端子番号を下記から選択します。DO001~006,DO101~106,DO201~206,RO001~012(制御拡張DIO端子ブロック付きの場合だけ),SW001~SW036(内部スイッチ,スタイルナンバーS3以降)

・動作

設定に従い,リレー出力時動作(励磁/非励磁)を表示します。プログラム制御終了通知設定(パターンごとではなく全体で1つ)

・リレー出力

リレー出力のON/OFFを設定します。・番号

リレー出力する端子番号を下記から選択します。DO001~006,DO101~106,DO201~206,RO001~012(制御拡張DIO端子ブロック付きの場合),SW001~SW036(内部スイッチ,スタイルナンバーS3以降)

・動作

設定に従い,リレー出力時動作(励磁/非励磁)を表示します。

5.9 イベント出力設定

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5-14 IM 04L31A01-01

5.10 その他(自動メッセージ印字,表示位置)の設定

プログラム制御時の自動メッセージ印字の設定,プログラム運転画面における各ループに表示位置設定操作について説明しています。

操  作

設定画面

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > #7ソフトキー([プログラム制御関連]の選択) > #3ソフトキー([その他(自動メッセージ印字,表示位置)]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

設定内容

プログラム運転/停止時自動メッセージ印字

・ On/Off

[On](初期値)を選択すると,下図のように,プログラム運転開始時およびプログラム運転停止時に自動的にトレンド表示画面にメッセージを書き込みます。メッセージを書き込まないときは,[Off]を選択します。プログラム運転開始時のメッセージは「パターン名の先頭12文字+スペース+RUN」,プログラム運転停止時のメッセージは「パターン名の先頭12文字+スペース+RST」です。

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プログラム制御関連設定操作(

プログラム制御機能オプション付きモデルだけ)

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5.10 その他(自動メッセージ印字,表示位置)の設定

プログラム表示位置

・位置

プログラム選択画面およびプログラム運転画面では,同じ表示枠内に設定パターン/PV波形を表示すること(全体表示)ができるほか,ループごとに表示位置を分割して表示すること(分割表示)もできます。分割表示するときは,ループごとに表示位置番号を[1]~[6]の中から選択します。対象ループは,[制御基本設定] > [#1 制御動作,設定値関連]> [制御モード]を[Off]以外,[プログラム制御]を[On]に設定しているループだけです。また,カスケード制御の場合は,同一端子ブロック内の偶数ループは表示されません。全体表示例

6分割表示例

1

2

3

4

5

6

表示位置番号

ループ1:1ループ2:2ループ3:3ループ4:4ループ5:5ループ6:6

設定

3分割表示例

1

2

3

表示位置番号

ループ1:1ループ2:2ループ3:3ループ4:1ループ5:2ループ6:3

設定

・運転画面自動切り替え(スタイルナンバーS3以降)通信機能を使ってプログラム実行コマンドが送られたときに,プログラム運転画面に切り替わるようにできます。ON: プログラム実行コマンドが送られると,プログラム運転画面に切り替わります。OFF:プログラム実行が送られても,プログラム運転画面に切り替わりません(初期

値)。

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5-16 IM 04L31A01-01

5.11 その他(イベント表示グループ)の設定(スタイルナンバーS3以降)

プログラム選択画面やプログラム運転画面で表示するイベントのグループ設定操作について説明しています。

操  作

設定画面

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > #7ソフトキー([プログラム制御関連]の選択) > #4ソフトキー([その他(イベント表示グループ)]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

設定内容

イベント表示グループ

イベントの設定については「5.6 プログラムパラメータ設定 > イベント設定」を参照してください。・パターン番号

プログラムパターンごとにグループを設定します。プログラム選択画面で選択したパターンのグループに登録されているイベントを表示することができます。

・種類

タイムイベントまたはPVイベントのどちらかを選択します。・番号

種類で選択したイベントの番号を選択します。

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6.1 コントロールグループ画面表示での操作(表示内容/制御運転モードの切り替えなど)

コントロールグループ画面を表示しているときに可能な操作について説明しています。制御オーバビュー画面においても同様の操作が可能です。コントロールグループ画面では,プログラム制御時の運転/リセットモード切り替えおよびホールド運転への切り替え操作はできません。これらの操作は,プログラム制御画面で行うので,「6.4 プログラム制御画面での操作」をご覧ください。

操  作

表示グループ/表示スタイル/表示画面の切り替え操作

・画面選択メニューでの切り替え

1. DISP/ENTERキーを押し,画面選択メニューを表示します。2. [制御]が選択された状態で右向き矢印キーを押し,サブメニューを表示します。

コントロールグループ画面以外の画面に変更するとき

違うグループのコントロールグループ画面に変更するとき

表示スタイルを変更するとき

チューニング画面に変更するとき

3. 上下矢印キーで,表示したい項目を選択します。4. DISP/ENTERキーを押し,選択した画面を表示します。

・矢印キーでの表示グループ/表示スタイルの切り替え

コントロールグループ画面を表示している状態で,下記の操作でも切り替えが可能です。矢印キーを押している間,順次表示グループまたは表示スタイルが切り替わります。表示グループの切り替え: 左右矢印キーを1秒以上押す(右矢印:1→2→・・・→

8→1,左矢印:その逆方向)表示スタイルの切り替え: 上下矢印キーを1秒以上押す(下向き矢印:コントロー

ラ→フェースプレート→ハイブリッド→コントローラ,上向き矢印:その逆方向)

運転開始/停止操作

カスケード制御の場合,2次側ループが選択されているときだけ下記の操作が可能です。1. 矢印キーで,カーソルを移動し,対象の制御ループを選択します。

カーソル( )

第6章 制御運転時の操作

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6-2 IM 04L31A01-01

2. [RUN/STP]ソフトキーを押します。運転開始/停止操作ウインドウがポップアップ表示されます。

運転開始/停止操作ウインドウ

3. 上下矢印キーで,[RUN](運転開始)または[STOP](運転停止)を選択します。4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。変更せずにウインドウを閉じるときは,ESCキーを押します。

自動/手動/カスケード運転の切り替え操作

カスケードへの切り替え操作は,カスケード制御の2次側ループだけで可能です。1. 矢印キーで,カーソルを移動し,対象の制御ループを選択します。2. [MODE]ソフトキーを押します。MODE選択ウインドウがポップアップ表示されます。

MODE選択ウインドウ

3. 上下矢印キーで,[AUT](自動),[MAN](手動),または[CAS](カスケード)を選択します。

4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。変更せずにウインドウを閉じるときは,ESCキーを押します。

目標設定値の変更操作

1. 矢印キーで,カーソルを移動し,対象の制御ループを選択します。

6.1 コントロールグループ画面表示での操作(表示内容/制御運転モードの切り替えなど)

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6-3IM 04L31A01-01

制御運転時の操作

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2. [SP]ソフトキーを押します。目標設定値変更ウインドウがポップアップ表示されます。ウインドウには,現在設定されている目標設定値が表示されます。

目標設定値変更ウインドウ

3. 上下矢印キーで,目標設定値を変更します。上下矢印キーを押し続けると,数値は連続的に変化します。

4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。変更せずにウインドウを閉じるときは,ESCキーを押します。

制御出力値の変更操作

自動運転時,運転停止時,またはカスケード制御の1次側ループが選択されているときは,下記の操作を行うことはできません。運転停止時は,プリセット値が出力されます。1. 矢印キーで,カーソルを移動し,対象の制御ループを選択します。2. [OUT]ソフトキーを押します。制御出力値変更ウインドウがポップアップ表示されます。ウインドウには,現在設定されている制御出力値が表示されます。

制御出力変更ウインドウ

3. 上下矢印キーで,制御出力値を変更します。この操作で制御出力値が変更した値になります。上下矢印キーを押し続けると,数値は連続的に変化します。

Note[PIDパラメータ]の[シャットダウン機能]が[On]に設定されている場合,制御出力値を下げていくと[-5.0]%の次は,シャットダウンを示す[SD]という表示になります。

4. DISP/ENTERキーを押し,制御出力値変更操作を終了します。

6.1 コントロールグループ画面表示での操作(表示内容/制御運転モードの切り替えなど)

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6-4 IM 04L31A01-01

リモート/ローカルの切り替え操作

[制御基本設定] > [#2 接点入力登録/その他(警報モード...)] > [リモート入力選択]で[Off]が選択されているときは,ソフトキーメニューに[REM/LOC]が表示されません。カスケード制御の2次側のループを選択したとき,またはプログラム制御時は,目標設定値にリモート入力を使用することはできないため,リモート/ローカルの切り替え操作はありません。1. 矢印キーで,カーソルを移動し,対象の制御ループを選択します。2. [REM/LOC]ソフトキーを押します。リモート/ローカル切り替えウインドウがポップアップ表示されます。

リモート/ローカル切り替えウインドウ

3. 上下矢印キーで,[REMOTE]または[LOCAL]を変更します。4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。変更せずにウインドウを閉じるときは,ESCキーを押します。

プログラム/ローカル運転の切り替え操作(プログラム制御オプション付きモデルだけ)

[プログラム制御]設定が[Off]のときは,ソフトキーメニューに[PRG/LOC]が表示されません。1. 矢印キーで,カーソルを移動し,対象の制御ループを選択します。2. [PRG/LOC]ソフトキーを押します。プログラム/ローカル切り替えウインドウがポップアップします。ウインドウには,現在設定されている制御出力値が表示されます。

プログラム/ローカル切り替えウインドウ

3. 上下矢印キーで,[PROGRAM]または[LOCAL]を変更します。4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。変更せずにウインドウを閉じるときは,ESCキーを押します。

6.1 コントロールグループ画面表示での操作(表示内容/制御運転モードの切り替えなど)

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制御運転時の操作

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チューニング画面への切り替え

1. 矢印キーで,カーソルを移動し,対象の制御ループを選択します。2. [TUNING]ソフトキーを押します。チューニング画面での操作については,「6.3 チューニング操作」をご覧ください。

プログラム選択画面への切り替え

1. 矢印キーで,カーソルを移動し,対象の制御ループを選択します。2. [PROGRAM]ソフトキーを押します。カーソルで選択したループが含まれるパターンのプログラム選択画面またはプログラム運転画面に切り替わります。

プログラム選択画面での操作については,「6.4 プログラム選択画面/プログラム運転画面での操作(プログラム制御オプション付きモデルの場合だけ)」をご覧ください。

アナログ再伝送ループの自動/手動の切り替え操作

アナログ再伝送に設定されている制御ループの出力モードを切り替えます。自動(AUTO)のときはアナログ再伝送演算の演算結果が出力されます。手動(MAN)の場合は,直接出力値を設定できます。1. 矢印キーで,カーソルを移動し,対象の制御ループを選択します。2. [MODE]ソフトキーを押します。AUTO/MAN切り替えウインドウがポップアップ表示されます。

自動/手動切り替えウインドウ

3. 上下矢印キーで,[AUTO]または[MAN]を変更します。4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。変更せずにウインドウを閉じるときは,ESCキーを押します。

アナログ再伝送ループの出力値変更

あらかじめ,上記設定で[MODE]を手動(MAN)に設定しておく必要があります。1. 矢印キーで,カーソルを移動し,対象の制御ループを選択します。2. [OUT]ソフトキーを押します。出力値設定ウインドウがポップアップ表示されます。

3. 上下矢印キーで,出力値を変更します。ウインドウには,現在設定されている制御出力値が表示されます。

6.1 コントロールグループ画面表示での操作(表示内容/制御運転モードの切り替えなど)

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6-6 IM 04L31A01-01

DIO操作監視機能で指定したDOの自動/手動の切り替え操作

DIO操作監視機能で指定したDOの出力モードを切り替えます。自動(AUTO)のときは設定した内部スイッチの状態が出力されます。手動(MAN)の場合は,直接出力値を1または0に切り替えることができます。1. 矢印キーで,カーソルを移動し,対象の制御ループを選択します。2. [MODE]ソフトキーを押します。AUTO/MAN切り替えウインドウがポップアップ表示されます。

自動/手動切り替えウインドウ

3. 上下矢印キーで,[AUTO]または[MAN]を変更します。4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。変更せずにウインドウを閉じるときは,ESCキーを押します。

DIO操作監視機能で指定したDOの出力値変更

あらかじめ,上記設定で[MODE]を手動(MAN)に設定しておく必要があります。1. 矢印キーで,カーソルを移動し,対象の制御ループを選択します。2. [OUT]ソフトキーを押します。出力値設定ウインドウがポップアップ表示されます。

3. 上下矢印キーで,出力値を変更します。ウインドウには,現在設定されている制御出力値が表示されます。

操作解説

運転開始/停止操作

運転を開始すると,次の操作が不可能になります。・基本設定モードでの設定

基本設定モードに入ろうとすると,「メモリサンプル中,演算中または制御中のため実行できません」というエラーメッセージが表示されます。

・設定モード(制御関連)の制御入力レンジ同画面の[バイアス]と[フィルタ]の設定は可能です。設定を変更しようとすると,「メモリサンプル中、演算中または制御運転中には,レンジ設定変更はできません」というエラーメッセージが表示されます。

・設定モードの[演算設定1]と[演算設定2]の設定,[ファイル操作] > [フォーマット]と[測定データクリア]設定を変更しようとすると,「メモリサンプル中、演算中または制御運転中には,レンジ設定変更はできません」というエラーメッセージが表示されます。

運転停止時は,次のような動作になります。・制御出力:プリセット値(初期値:0%)・イベント出力:OFF

6.1 コントロールグループ画面表示での操作(表示内容/制御運転モードの切り替えなど)

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制御運転時の操作

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コントロール画面での表示/操作と制御モード

内蔵ループでは,下表のように,制御モードにより,制御用データ表示部に表示される情報(下表では「表示」)および可能な切り替え/設定操作(下表では「操作」)が異なります。オプション機能の温調計通信による外部ループに対する「制御モードと運転状態切り替え操作」については,「CX1000/CX2000通信インタフェースユーザーズマニュアル」をご覧ください。

MODE:自動(AUT)/手動(MAN)/カスケード(CAS)

REM/LOC:リモート/ローカル(PRG/LOC:プログラム/ローカル*3)

RUN/STP:運転開始(RUN)/停止(STP)

SP:目標設定値

OUT:制御出力値

表示

*2

操作

×

操作

*1

*1

×

*1

制御モード

運転状態表示/切替操作

単ループ

カスケード

2入力切替

1次側

2次側

表示

×

表示

×

操作

×

表示

操作

表示

操作

×

MODE REM/LOC*3 RUN/STP SP OUT

*1 [プログラム制御]と[リモート入力選択]が[Off]に設定されている場合,ソフトキーメニューに 表示されません。*2 自動(AUT)に固定です。*3 [プログラム制御]が[On]のときは,「PRG/LOC」

また,切り替え/設定操作がソフトキーメニューに表示されているが,操作できない条件は,下表のようになります。

切り替え/設定操作 操作できない条件 対処方法

[MODE]での[CAS] カスケード制御で,1次側ループの測定入 1次側のエラー原因の解消への切り替え 力またはリモート入力が「A/Dエラー」,

「バーンアウトエラー」または,「演算エラー」*になったとき

[REM/LOC]での[REM] リモート入力が「A/Dエラー」「バーン リモート入力のエラー原因のへの切り替え アウトエラー」または「演算エラー」* 解消

になったとき

[PRG/LOC]での[PRG] プログラム運転がリセットモードのとき プログラム運転を[RUN]に切り替え

[SP]の設定変更 オートチューニング中,リモートモード, オートチューニングの停止,プログラムモードのとき,またはカス ローカルモードへの切り替え,ケード制御(2次側ループの[MODE]が 自動/手動運転への切り替え[CAS])のとき

[OUT]の設定変更 運転停止中のとき,または手動運転 手動運転への切り替え([MODE]が[MAN])以外のとき

*:PV/SP演算を設定したループの演算がエラーになったとき

・上記操作でのエラーメッセージ[MODE]での[CAS]への切り替え: カスケードモードには変更できません[REM/LOC]での[REM]への切り替え:リモートモードには変更できません[PRG/LOC]での[PRG]への切り替え: プログラムモードには変更できません[SP]の設定変更,[OUT]の設定変更: 現在の状態では操作できません

6.1 コントロールグループ画面表示での操作(表示内容/制御運転モードの切り替えなど)

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6-8 IM 04L31A01-01

6.2 オーバビュー画面表示での画面切り替え操作

制御オーバビュー画面では,1画面ですべてのグループの制御状態を表示できないため,2画面(オーバビュー1:グループ1~4,オーバビュー2:グループ5~8)存在します。ここでは,その切り替え操作について説明しています。制御オーバビュー画面表示時おける表示スタイルや運転モードの変更など,コントロール画面での操作と共通の操作については,「6.1 コントロールグループ画面表示での操作(表示内容/制御運転モードの切り替えなど)」をご覧ください。

操  作

オーバビュー画面の切り替え操作

・画面選択メニューでの切り替え

制御オーバビュー画面が表示された状態で,下記の操作を行います。1. DISP/ENTERキーを押し,画面選択メニューを表示します。2. [制御]が選択された状態で右向き矢印キーを押し,サブメニューを表示します。3. 上下矢印キーを押し,グループ1~4のオーバビュー画面にするときは[オーバ

ビュー1],グループ5~8のオーバビュー画面にするときは[オーバビュー2]を選択します。

4. DISP/ENTERキーを押し,選択した画面を表示します。・矢印キーでの切り替え

コントロールグループ画面を表示している状態で,左右矢印キーを1秒以上押すことで,切り替えが可能です。矢印キーを押している間,連続的に切り替え動作が行われます。

プログラム選択画面への切り替え

1. 矢印キーで,カーソルを移動し,対象の制御ループを選択します。2. [PROGRAM]ソフトキーを押します。カーソルで選択したループが含まれるパターンのプログラム選択画面またはプログラム運転画面に切り替わります。

プログラム選択画面での操作については,「6.4 プログラム選択画面/プログラム運転画面での操作(プログラム制御オプション付きモデルの場合だけ)」をご覧ください。

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6-9IM 04L31A01-01

制御運転時の操作

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6.3 チューニング操作

PID定数のオートチューニング,制御パラメータのマニュアルチューニング,およびチューニング画面表示時のその他の操作について説明しています。

操  作

チューニング画面の表示方法

次のどちらかの方法で表示できます。・コントロールグループ画面表示で, [TUNING]ソフトキーを押します。・コントロールグループ画面表示または制御オーバビュー画面表示で,画面選択メニューの[制御] > [チューニングへ]を選択します(6-1ページ参照)。

オートチューニング  解説 > 1.12節

1. [AUTO TUN]ソフトキーを押します。下図のように,オートチューニング設定ウインドウがポップアップ表示されるとともに,警告メッセージが表示されます。

2. 上下矢印キーで,オートチューニングの対象となるPID組を選択します。[ALL]を選択すると,すべてのPID組がオートチューニングの対象となります。

3. DISP/ENTERキーを押し,オートチューニングを実行します。

注  意オン/オフ制御時は,オートチューニングを実行することはできません。次のようなプロセスを制御する場合には,オートチューニングを実行しないでください。実行すると,制御プロセスに異常が生じる恐れがあります。・流量制御や圧力制御のように応答が早い制御プロセス・一時的でも出力をオン/オフさせると不都合が生じるプロセス・操作端に大きな出力変化を加えると不都合が生じるプロセス・測定値が変動許容幅を超えると,製品の品質に悪影響を及ぼす恐れがあるプロセス

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6-10 IM 04L31A01-01

マニュアルチューニング

1. 矢印キーを押します。制御パラメータ表示部にカーソルが表示されます。

2. 矢印キーを押し,変更したい制御パラメータを選択します。3. DISP/ENTERキーを押します。パラメータ変更ウインドウがポップアップ表示されます。

カーソル

制御パラメータ表示部

パラメータ変更ウインドウ

4. 上下矢印キーで,設定値を変更します。上下矢印キーを押し続けると,数値は連続的に変化します。制御演算用定数(W01~W36)は,指数表示の仮数部だけが表示され,変更できます。

5. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。変更せずにウインドウを閉じるときは,ESCキーを押します。

目標設定値番号(SP NO.)/操作対象チューニング項目のPID番号(GROUP NO.)の変更

1. 目標設定値番号を変更するときは[SP NO.],PID番号を変更するときは[GROUPNO.]のソフトキーを押します。目標設定値番号変更ウインドウまたはPID番号変更ウインドウがポップアップ表示されます。

2. 上下矢印キーを押し,目標設定値番号またはPID番号を変更します。3. DISP/ENTERキーを押します。変更せずにウインドウを閉じるときは,ESCキーを押します。

運転開始/停止操作,自動/手動運転の切り替え,または制御出力値の変更

これらの操作は,コントロールグループ画面での操作と同様です。「6.1 コントロールグループ画面表示での操作(表示内容/運転モードの切り替えなど)」をご覧ください。

コントロールグループ画面または制御オーバビュー画面への復帰

コントロールグループ画面からチューニング画面を表示したときは,ソフトキーメニューに[CTRL GRP]が表示され制御オーバビュー画面からチューニング画面を表示したときは,ソフトキーメニューに[OVERVIEW]が表示されます。それらの画面に戻るときは,[CTRL GRP]または[OVERVIEW]のソフトキーを押します。

6.3 チューニング操作

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6-11IM 04L31A01-01

制御運転時の操作

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操作解説

マニュアルチューニング

チューニング対象にする項目は,[制御基本設定] > [チューニング設定]で設定します。設定方法は,「4.5 制御基本設定 > チューニング設定」をご覧ください。初期設定では,下記のようにチューニング項目が設定されています。番号はチューニング画面での左上を先頭とする表示順,英文字はアイテム名(チューニング項目名)を示します。チューニング項目は,下記以外に,[DR](制御動作方向),[H](リレーヒステリシス),BS1(測定値1入力バイアス),FL1(測定値1入力フィルタ),BS2(測定値2入力バイアス),FL2(測定値2入力フィルタ),RT(比率設定),RBS(リモート入力バイアス),RFL(リモート入力フィルタ),W01~W36(制御演算用定数)があります。BS1~W36は本機器のスタイルナンバーS3以降で有効です。また,温調計通信による外部ループの場合は,[DB](不感帯)があります。

01:SP(目標設定値) 08:D(微分時間) 15:Off

02:A1(アラーム値1) 09:OH(出力リミット上限値) 16:Off

03:A2(アラーム値2) 10:OL(出力リミット下限値) 17:Off

04:A3(アラーム値3) 11:MR(マニュアルリセット) 18:Off

05:A4(アラーム値4) 12:PO(プリセット出力) 19:Off

06:P(比例帯) 13:Off 20:Off

07:I(積分時間) 14:Off 21:Off

チューニング画面での表示/操作と制御モード

内蔵ループでは,制御モードにより,チューニング画面で可能な操作が異なります。下表は,チューニング画面独自の表示/操作と制御モードの関係です。コントロール画面と共通の表示/操作と制御モードの関係については,6-7ページの「コントロール画面での表示/操作と制御モード」をご覧ください。オプション機能の温調計通信による外部ループに対する「表示/操作と制御モード」の関係については,「CX1000/CX2000通信インタフェースユーザーズマニュアル」をご覧ください。

AT:オートチューニングの実行

SP NO.:目標設定値(SP)番号の切り替え

GROUP NO.:操作対象にするチューニング項目のPID番号の切り替え

表示

操作

*

*

*

*

操作

制御モード

表示/操作種類

単ループ

カスケード

2入力切替

1次側

2次側

操作

表示

操作

AT SP NO. GROUP NO.

* [制御基本設定] > [#1 制御動作,設定値関連] > [オートチューニング] が[OFF]に設定されている場合,ソフトキーメニューに表示されません。

また,オートチューニング操作では,ソフトキーメニューに表示されているが,操作できない条件があります。チューニング画面独自の操作条件と対処方法は,下表のようになります。コントロール画面と共通の操作の条件と対処方法については,6-7ページの「コントロール画面での表示/操作と制御モード」をご覧ください。

操作できない条件 対処方法

すでにオートチューニングを実行しているとき 実行中のオートチューニングの中止

カスケード制御の1次側以外で,自動運転モード以外のとき 自動運転モードへの切り替えカスケード制御の1次側で,2次側がカスケードモード以外のとき カスケードモードへの切り替え運転停止(STOP)状態のとき 運転の開始入力が「A/Dエラー」または「バーンアウトエラー」になったとき エラー原因の解消

・上記操作でのエラーメッセージオートチューニング実行中:オートチューニングを実行中ですその他:オートチューニングを開始できません

6.3 チューニング操作

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6-12 IM 04L31A01-01

6.4 プログラム選択画面/プログラム運転画面での操作(プログラム制御オプション付きモデルの場合だけ)

プログラム制御オプション付きモデルで,プログラムパターンの確認やパターン番号の切り替え操作を行うことができるプログラム選択画面,および運転開始/リセット/ホールド操作などのプログラム制御時の操作や制御状態の監視を行うことができるプログラム制御画面での操作について説明しています。

操  作

プログラム選択画面の表示方法

コントロールグループ画面表示または制御オーバビュー画面表示で,画面選択メニューの[制御] > [プログラム]を選択します(6-1ページ参照)。

プログラム選択画面での表示内容と操作

([設定モード] > [#3 トレンド表示/セーブ周期・・・] > [表示更新周期]の設定)1divあたりの時間表示

ソフトキーメニュー2/3の表示プログラム運転画面の表示(プログラム運転時だけ有効)

全体表示/分割表示の切り替え

表示されているセグメントを+10セグメント分シフト表示されているセグメントを-10セグメント分シフト

プログラムパターンの切り替えプログラム運転開始操作ウインドウの表示

ソフトキーメニュー2/3

ソフトキーメニュー3/3の表示

タグ/タグコメント表示の切り替え

プログラムパターン運転開始遅延時間設定ウインドウの表示プログラムパターン開始セグメント設定ウインドウの表示

プログラムパターン表示ループのON/OFF選択メニューの表示

プログラムパターン名の表示

選択パターン番号の表示

選択セグメント*番号の表示

選択セグメント*の時間表示

リピートするセグメント範囲

リピート回数

プログラムパターン運転開始遅延時間の表示

スタートセグメント番号表示

設定パターン波形

* 左端に表示されている セグメントです。セグ メントの選択は左右矢 印キーで行います。

タグ/タグコメント表示

選択セグメント*の到達目標設定値の表示

選択セグメント*の到達目標設定値の単位表示

イベント表示のON/OFF(スタイルナンバーS3以降)

ソフトキーメニュー3/3

ソフトキーメニュー1/3の表示

イベント表示方法の選択メニューの表示(スタイルナンバーS3以降)

通信機能やDO,内部スイッチのアクションにより開始するパターンの設定

通信,DI/DO,内部スイッチにより開始するパターン番号

オーバービュー画面への表示切り替え(スタイルナンバーS3以降)コントロールグループへの表示切り替え(スタイルナンバーS3以降)

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6-13IM 04L31A01-01

制御運転時の操作

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パターン番号の切り替え操作

1. [PT NO.]ソフトキーを押します。パターン番号切り替え操作ウインドウがポップアップ表示されます。ウインドウには,現在設定されているパターン番号が表示されます。

2. 上下矢印キーで,パターン番号を選択します。3. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。変更せずにウインドウを閉じるときは,ESCキーを押します。

通信コマンド,DI/DO,内部スイッチにより開始するパターンの設定操作(スタイルナン

バーS3以降)

1. [SET PTNO.]ソフトキーを押します。上記[PT NO.]ソフトキーで選択したパターン番号(本画面から開始できるパターン番号と同じ番号)が設定されます。[PT NO.]ソフトキーでパターン番号を変更しても,[SET PTNO.]ソフトキーを押さないと通信コマンド,DI/DO/内部スイッチにより開始するパターン番号は変更されません。

オーバビュー画面への切り替え操作(スタイルナンバーS3以降)

1. [OVERVIEW]ソフトキーを押します。表示しているプログラムパターンのループのうち,番号の小さいループが含まれるオーバビュー画面に切り替わります。

コントロールグループ画面への切り替え操作(スタイルナンバーS3以降)

1. [CTRL GRP]ソフトキーを押します。表示しているプログラムパターンのループのうち,番号の小さいループが含まれるグループのコントロールグループ画面に切り替わります。

セグメントの選択操作

・左右矢印キーを押します。表示されているパターン波形がセグメント1つ分左右にシフトし,左端にきたセグメントの[セグメント番号],[セグメント時間],および各ループの到達目標設定値が表示されます。

・一度に10セグメントをシフトさせるときは,[NEXT 1/3],[NEXT 2/3]ソフトキーを押したあと,[+10SEG]ソフトキーまたは[-10SEG]ソフトキーを押します。

・上向き矢印キーを押すと,下図のようなパターン波形オーバビューウインドウが表示されます。このパターン波形オーバビューウインドウを表示しながら,上記のセグメント選択操作を行うことが可能です。パターン波形オーバビューウインドウを閉じるときは,下向き矢印キーを押します。

パターン波形表示エリア(左右矢印キーで移動)を4角枠線で示す

左枠線位置のセグメント番号/セグメント時間の表示

パターン波形オーバビューウインドウ

6.4 プログラム選択画面/プログラム運転画面での操作(プログラム制御オプション付きモデルの場合だけ)

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6-14 IM 04L31A01-01

ループごとのパターン波形表示ON/OFF操作

1. [NEXT 1/3]ソフトキーを押します。2. [DSP LOOP]ソフトキーを押します。パターン波形表示ON/OFF操作メニューが表示されます。各ループのソフトキーには,各ループのタグ名(下図では,[INT-01]~[INT-06])が表示されます。

3. 各ループのタグ名のソフトキーを押し,ON/OFFしたいループを選択します。

4. 上下矢印キーで,[ON]または[OFF]を選択します。5. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。変更せずにウインドウを閉じるときは,ESCキーを押します。[BACK]ソフトキーを押すと,ソフトキーメニューが元に戻ります。

プログラム運転開始操作

1. [RUN]ソフトキーを押します。プログラム運転開始操作ウインドウがポップアップ表示されます。

2. DISP/ENTERキーを押します。

プログラムパターン開始セグメント選択操作

1. [NEXT 1/3]ソフトキーを押します。2. [ST SEG]ソフトキーを押します。開始セグメント選択操作ウインドウがポップアップ表示されます。

3. 上下矢印キーで,セグメント番号を選択します。4. DISP/ENTERキーを押します。

プログラムパターン運転開始遅延時間設定操作

1. [NEXT 1/3]ソフトキーを押します。2. [DELAY TM]ソフトキーを押します。遅延時間設定操作ウインドウがポップアップ表示されます。

3. 上下矢印キーで,遅延時間を設定します。4. DISP/ENTERキーを押します。

6.4 プログラム選択画面/プログラム運転画面での操作(プログラム制御オプション付きモデルの場合だけ)

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6-15IM 04L31A01-01

制御運転時の操作

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イベント表示設定操作(スタイルナンバーS3以降)

1. [NEXT 1/3]ソフトキーを押します。2. [EV ON/OFF]ソフトキーを押します。タイムイベントやPVイベントが表示されます。

イベントを表示しているときはスケールの上限値と下限値だけを表示

ALL

GROUP PVイベント

タイムイベント

イベント名

一部のイベント名

一部のイベント名

タイムイベント

PVイベント

パターン表示

イベント表示

イベント名は表示しない

3. [EV KIND]ソフトキーを押します。表示するイベント選択ウインドウがポップアップ表示されます。

4. 上下矢印キーで,表示するイベントを設定します。5. DISP/ENTERキーを押します。

6.4 プログラム選択画面/プログラム運転画面での操作(プログラム制御オプション付きモデルの場合だけ)

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6-16 IM 04L31A01-01

プログラム運転画面での表示内容と操作

([設定モード] > [#3 トレンド表示/セーブ周期・・・] > [表示更新周期]の設定)1divあたりの時間表示

ソフトキーメニュー2/2の表示プログラム選択画面の表示

全体表示/分割表示の切り替え

プログラムのホールド

プログラム運転開始/リセット操作ウインドウの表示

プログラムパターン名の表示

運転パターン番号の表示

運転セグメント番号の表示

運転セグメントの残り時間の表示

設定パターン波形

タグ/タグコメント表示

測定値(PV)/目標設定値(SP)出力値(OUT)の表示

運転モードの表示

プログラムのアドバンス

プログラムパターン表示ループのON/OFF選択メニューの表示

プログラム実行位置を示すカーソル設定パターン

波形(破線)

測定値波形(実線)*

ホールド運転時のソフトキーメニュー

到達目標設定値変更対象ループ選択メニューの表示残りセグメント時間変更操作ウインドウの表示

リピートセグメント範囲

* 測定値波形は, STARTキーを 押して内部メ モリへの書き 込みを開始す ると表示され ます。

リピート回数/繰り返し数設定値

HOLD(点滅):ホールド状態WAIT: ウェイト状態DELAY: プログラム パターン運転 遅延中

ウェイト状態時はウェイト時間の表示あり

タグ/タグコメント表示の切り替え

ソフトキーメニュー2/2

イベント表示のON/OFF(スタイルナンバーS3以降)

イベント表示方法の選択メニューの表示(スタイルナンバーS3以降)

ソフトキーメニュー1/2の表示

オーバービュー画面への表示切り替え(スタイルナンバーS3以降)コントロールグループへの表示切り替え(スタイルナンバーS3以降)

プログラム運転開始/リセット操作

1. [RUN/RST]ソフトキーを押します。プログラム運転開始/リセット操作ウインドウがポップアップ表示されます。

2. 上下矢印キーで,[RUN]または[RESET]を選択します。3. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。変更せずにウインドウを閉じるときは,ESCキーを押します。

セグメントのアドバンスの実行操作

1. [ADVANCE]ソフトキーを押します。アドバンス操作ウインドウがポップアップ表示されます。

2. DISP/ENTERキーを押し,アドバンスを実行します。実行しないときは,ESCキーを押します。

6.4 プログラム選択画面/プログラム運転画面での操作(プログラム制御オプション付きモデルの場合だけ)

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6-17IM 04L31A01-01

制御運転時の操作

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ホールドの実行/解除操作

1. [HOLD]ソフトキーを押します。ホールド実行/解除操作ウインドウがポップアップ表示されます。

2. 上下矢印キーで,[ON](実行)または[OFF](解除)を選択します。3. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。変更せずにウインドウを閉じるときは,ESCキーを押します。

ホールド運転時の残りセグメント時間の変更操作

1. [SEG TIME]ソフトキーを押します。残りセグメント時間変更操作ウインドウがポップアップ表示されます。ウインドウには,残りセグメント時間が表示されます。

2. 上下矢印キーで,残りセグメント時間を変更します。3. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。変更せずにウインドウを閉じるときは,ESCキーを押します。

ホールド運転時の到達目標設定値の変更操作

1. [TSP CHG]ソフトキーを押します。到達目標設定値変更対象ループ選択メニューが表示されます。各ループのソフトキーには,各ループのタグ名(下図では,[INT-01]~[INT-06])が表示されます。

2. 各ループのタグ名のソフトキーを押し,到達目標設定値を変更したいループを選択します。到達目標設定値変更操作ウインドウがポップアップ表示されます。ウインドウには,現在設定されている到達目標設定値が表示されます。

3. 上下矢印キーで,到達目標設定値を変更します。4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。変更せずにウインドウを閉じるときは,ESCキーを押します。[BACK]ソフトキーを押すと,ソフトキーメニューが元に戻ります。

ループごとのパターン波形表示ON/OFF操作

プログラム選択画面での操作と同様です。操作方法は,6-12ページをご覧ください。イベント表示設定操作(スタイルナンバーS3以降)

プログラム選択画面での操作と同様です。操作方法は,6-15ページをご覧ください。

イベントを表示しているときはスケールの上限値と下限値だけを表示

ALL

タイムイベントはこれから発生するイベントも表示

PVイベントは発生済みのイベントを表示 現在発生しているイベントを赤,発生していないイベント緑で表示

タイムイベント

PVイベント

パターン表示

イベント表示

6.4 プログラム選択画面/プログラム運転画面での操作(プログラム制御オプション付きモデルの場合だけ)

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6-18 IM 04L31A01-01

GROUP PVイベント

タイムイベント

イベント名

一部のイベント名

一部のイベント名

複数プログラムパターンの実行

ループ番号が重複していないプログラムパターンを,複数実行できます。パターン番号の切り替え操作(6-13ページ参照)

1. プログラム選択画面で[PT NO.]ソフトキーを押します。パターン番号切り替え操作ウインドウがポップアップ表示されます。ウインドウには,現在設定されているパターン番号が表示されます。

2. 上下矢印キーで,パターン番号を選択します。3. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。変更せずにウインドウを閉じるときは,ESCキーを押します。

プログラム運転開始操作

1. [RUN]ソフトキーを押します。プログラム運転開始操作ウインドウがポップアップ表示されます。

2. DISP/ENTERキーを押します。プログラム運転画面に変わります。プログラム選択画面の表示操作

1. [SEL PNL]ソフトキーを押します。プログラム選択画面に変わります。

別のプログラムパターンの実行

1. 上記操作を必要に応じてくり返します。プログラム運転画面での表示パターン切り替え操作

1. 左右矢印キーを押して表示パターンを切り替えます。画面選択メニューからの切り替え1. プログラム運転画面でDISP/ENTERキーを押し,画面選択メニューを表示します。2. [制御]が選択された状態で右向き矢印キーを押し,サブメニューを表示します。3. 上下矢印キーを押し,表示するパターン名を選択します。4. DISP/ENTERキーを押し,選択したパターンを表示します。

6.4 プログラム選択画面/プログラム運転画面での操作(プログラム制御オプション付きモデルの場合だけ)

Page 242: DAQSTATION CX2000 ユーザーズマニュアルIM 04L31A01-01 iii 警 警 告 電源 機器の電源電圧が供給電源の電圧に合っているか必ず確認したうえで,本機器の電源を入れてください。

6-19IM 04L31A01-01

制御運転時の操作

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6.4 プログラム選択画面/プログラム運転画面での操作(プログラム制御オプション付きモデルの場合だけ)

操作解説

プログラム運転開始操作

「プログラム選択画面の表示」→「パターン番号の選択」([PT NO.]ソフトキー)→「運転開始操作」([RUN]ソフトキー)の手順で,プログラム運転を開始します。「プログラム選択画面」では,運転開始操作だけが可能です。プログラム運転を開始すると,「プログラム選択画面」が「プログラム運転画面」に切り替わります。「プログラム運転画面」では,[RUN/RESET]ソフトキーで表示されるポップアップウインドウで,運転開始/リセット操作を行います。

プログラムパターン運転開始セグメント選択

プログラム運転開始時のセグメントを[1]以外にしたいときに,開始セグメント番号を[使用セグメント領域]内の番号で選択します。プログラム運転前に,プログラム選択画面で設定します。設定は,プログラム運転リセット時に[1]にリセットされます。

プログラムパターン運転開始遅延時間設定

プログラムパターン運転の開始をプログラム運転開始操作時より所定時間遅らせるときに,プログラム運転の開始からプログラムパターン運転までの時間を[00:00:00]~[99:59:59]の範囲で設定します。プログラム運転前に,プログラム選択画面で設定します。設定は,プログラム運転リセット時に[00:00:00]にリセットされます。

プログラム制御時の 運転モード

プログラム制御時は,下図のような運転モードがあります。下図の操作のうち,[RUN/STOP]切り替え操作および[PRG/LOG]切り替え操作は,コントロールグループ画面で行います。それらの操作方法は,「6.1 コントロールグループ画面表示での操作(表示内容/制御運転モードの切り替えなど)」をご覧ください。

リセットモード ローカル運転モード

プログラム運転モード ホールド運転モード

プログラム運転中

HOLD

HOLD解除

PRG RUN LOC,またはプログラムLOCAL終了

RUN

RESET,または全ループSTOP

PRG RUNRESET,プログラム終了,または全ループSTOP

PRG

図中において,「リセットモード」は,全ループのプログラム運転が停止している状態をいいます。プログラム運転を開始すると,全ループが「プログラム運転モード」になります。「リセットモード」のときに,所定のループだけ「プログラム運転モード」にすることはできません。プログラム運転開始後,所定のループだけ「ローカルモード」または運転を停止することができます。また,所定のループだけ「ローカルモード」にあるときでも,「リセットモード」にすると,全ループの運転が停止します。

プログラム運転画面での表示更新周期

波形部の更新周期は,[設定モード] > [#3 トレンド表示/セーブ周期,メッセージ,ファイル,USERキー] > [表示更新周期]の設定に従います。その他の情報の更新周期は,「1秒」です。

Note波形表示更新周期が「30min/div」,セグメント時間が「10秒」のように,波形表示更新周期よりかなり短いセグメント時間が設定されている場合,表示分解能上,パターン波形表示でそのセグメントが表示できなくなります。セグメント時間が短い場合は,ご注意ください。

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6-20 IM 04L31A01-01

表示対象設定パターン波形およびその表示色について

[制御基本設定] > [#1 制御動作,設定値関連] > [制御モード]が[Off]以外,[プログラム制御]が[On]に設定されているループの設定パターン波形だけが表示されます。カスケード制御のループが含まれる場合は,その2次側のループは表示されません。パターン波形の色は,ループ1:赤,ループ2:緑,ループ3:青,ループ4:青紫,ループ5:茶,ループ6:オレンジになります。

設定パターン/測定値波形のON/OFF

波形が重なって見にくい場合や監視するループを絞りたいときは,一部の波形表示をOFFにすることができます。波形表示をOFFしたループでは,数値表示部のタグ/タグコメント表示の背景色(波形色)が消えます。ループ2/4/5/6の各波形表示をOFFした場合

背景色なし

プログラム選択画面/プログラム運転画面での波形分割表示

全体表示で波形が重なって見にくい場合,表示エリアを分割して表示することができます。分割表示時の各ループの波形表示位置は,[設定モード(制御関連)] > [#7 プログラム制御関連] > [#3 その他(自動メッセージ印字,表示位置)] > [プログラム表示位置]で設定します。設定のしかたは,「5.10 その他(自動メッセージ印字,表示位置)の設定」をご覧ください。下図は3分割の場合の例です。

1

2

3

表示位置番号

ループ1:1ループ2:2ループ3:3ループ4:1ループ5:2ループ6:3

設定

Note全体表示で波形表示部の右端に表示されるスケールは,一番若い番号のループのスケールになります。分割表示では,分割されたエリアにおける一番若い番号のループのスケールになります。

ホールド運転中のパターン設定変更操作

ホールド運転中では,次の設定変更操作が可能です。・現在のセグメントの残り時間・各ループの到達目標設定値ホールド運転にすると,ソフトキーメニューに,[SEG TIME](残りセグメント時間変更ウインドウの表示)と[TSP CHG](到達目標設定値変更対象ループ選択メニューの表示)が表示されます。

6.4 プログラム選択画面/プログラム運転画面での操作(プログラム制御オプション付きモデルの場合だけ)

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6-21IM 04L31A01-01

制御運転時の操作

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プログラム実行位置を示すカーソルの動作について

・プログラム運転開始前は,波形表示部の左端にあります。・プログラム運転開始後は,右に移動し,プログラム実行位置を示します。

測定値(PV)波形は,STARTキーを押して内部メモリへの書き込みを開始しないと表示されません。

・波形表示部のセンター付近までカーソルが移動したのちは,過去部/未来部の両方を表示するために,カーソルの表示位置が停止し,波形が移動します。

・パターン終了部近くになると,またカーソルが右に移動します。・パターン終了時には,波形表示部の右端に位置します。

ホールド/ウェイト動作時/解除時の表示について

・プログラム運転ホールド中またはウェイト中は,セグメント時間は停止し,設定パターン波形は移動しなくなります。ただし,測定値(PV)は継続して更新されます。

・プログラム運転ホールド解除またはウェイト解除時は,過去の部分については,それまで測定した測定値(PV)と目標設定値を元に波形を再描画します。未来の部分については,パターン設定を元に再描画します。プログラム運転ホールド中にパターンが変更されたときもそれに対応した設定パターンを描画します。

イベントの表示について(スタイルナンバーS3以降)

・プログラム選択画面,プログラム運転画面で,画面を2分割してイベントを表示します。イベントの表示方法は以下から選択できます。GROUP: グループに設定した5つのイベントとイベント名を表示TIME EV: すべてのタイムイベントと代表のイベント名を表示PV EVENT: すべてのPVイベントと代表のイベント名を表示ALL: すべてのイベントを表示

・プログラム運転画面では,これから起こる予定のタイムイベントも表示します。・プログラム運転画面では,イベントがON/OFFを示すインジケータを表示します。

ON: 赤で表示OFF: 緑で表示

・イベントを表示しているときは,波形分割表示はできません。・イベントを表示しているときは,上限,下限のスケールだけが表示されます

アドバンス時の表示について

[ADVANCE]ソフトキーを押すと,残りセグメント時間がなくなり,次のセグメントの最初にプログラムが進行します。それに合わせ,表示されている設定パターンの未来部分では,残りセグメント時間がなくなった分だけ左にシフトします。

アドバンス

左にシフト

アドバンスによりなくなる残りセグメント時間

複数のプログラムパターン実行

ひとつのプログラムパターンが動作しているときに,別のプログラムパターンを動作させることができます。ループが重複しているパターンは動作できません。

6.4 プログラム選択画面/プログラム運転画面での操作(プログラム制御オプション付きモデルの場合だけ)

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7-1IM 04L31A01-01

計測機能関連設定操作

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第7章 計測機能関連設定操作

7.1 測定入力に関する設定

A/D積分時間,測定周期,レンジなど,計測機能における測定入力関連の設定操作について説明しています。計測0チャネルモデルでは,バーンアウト,RJC,レンジ,移動平均の設定はできません(設定メニューが表示されません)。

操  作

設定画面の表示

・ A/D積分時間,測定周期などの設定の場合

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行 > FUNCキー3秒押し(基本設定モードへの移行) > #1ソフトキー([アラーム,A/D]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

・レンジ設定の場合

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > MENUキー(設定モードへの移行) > #1ソフトキー([レンジ,アラーム]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

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7-2 IM 04L31A01-01

・ 移動平均設定の場合

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > MENUキー(設定モードへの移行) > #2ソフトキー([タグ,移動平均,アラームディレイ]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。

Note数値は,[入力]ソフトキーを押して表示されるポップアップウインドウで設定します。

4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

基本設定モードでの設定内容の保存

1. ESCキーを押します。基本設定メニュー画面に戻ります。

2. [終了]ソフトキーを押します。設定保存確認ウインドウが表示されます。

3. [はい]が選択された状態で,DISP/ENTERキーを押します。運転画面に戻ります。

設定内容

A/D積分時間,測定周期などの設定  解説 > 1.14節・積分時間(制御用測定入力と計測用測定入力に共通の設定)

A/D変換器の積分時間を選択します。[オート]/[50Hz]/[60Hz]/[100ms]の中から選択します。オート:本機器が自動的に電源周波数を検知して16.7ms(60Hz)または20ms(50Hz)を

切り替えます。50Hz: 積分時間は20ms固定です60Hz: 積分時間は16.7ms固定です100ms:積分時間は100ms固定です(測定周期は2s)

・測定周期

[1s]または[2s]のどちらかを選択します。ただし,A/D積分時間を[100ms]に設定したときは,[2s]に固定で,[1s]は選択できません。

・先頭チャネル/最終チャネル

バーンアウトとRJCを設定するチャネル範囲を選択します。

7.1 測定入力に関する設定

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7-3IM 04L31A01-01

計測機能関連設定操作

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・バーンアウト

測定入力に対して,バーンアウト(断線検出)動作を設定します。[Off]/[Up]/[Down](初期値:Off)の中から選択します。熱電対以外の入力では無効な設定です。Off: バーンアウト動作OffUp: 熱電対が断線すると,測定結果をプラスオーバー「+*****」に固定Down:熱電対が断線すると,測定結果をマイナスオーバー「-*****」に固定

・ RJC

熱電対入力の基準接点補償の設定です。[内部]/[外部](初期値:内部)のどちらかを選択します。熱電対以外の入力では無効な設定です。内部:本機器の基準接点補償機能を使用します。外部:外部の基準接点補償機能を使用します。[外部]を設定したときは,入力に加算する基準接点補償電圧の設定欄が表示されます。[-20000]µV~[20000]µV(初期値:0µV)の範囲で設定します。

レンジ設定  解説 > 1.14節・先頭チャネル/最終チャネル

レンジを設定する測定チャネル範囲を選択します。計測用測定入力数が10点のモデルでは[01]~[10],計測用測定入力数が20点のモデルでは[01]~[20]の中から選択します。

・レンジ

まず,[モード]設定欄で入力モードを[電圧]/[TC]/[RTD]/[DI]/[Delta]/[Sqrt]/[スケール]の中から選択します。そして,下記に従い,選択した入力モードに応じて,[レンジ],[スパン下限/上限](測定スパン)などを設定します。測定および表示を行わないチャネルには,[スキップ]を設定します。・ [電圧]入力の場合

レンジ 測定スパン設定可能範囲

20mV -20.00~20.00mV60mV -60.00~60.00mV200mV -200.0~200.0mV2V -2.000~2.000V6V -6.000~6.000V20V -20.00~20.00V50V -50.00~50.00V

Note電流入力の場合,入力端子にシャント抵抗を付けて,電圧入力に変換します。下表のシャント抵抗が用意されています。たとえば,4~20mA入力のときは,250Ωのシャント抵抗を使用して1~5Vに変換します。品名 形名 抵抗値シャント抵抗 4159 20 250Ω ±0.1%(ねじ端子用) 4159 21 100Ω ±0.1%

4159 22 10Ω ±0.1%

7.1 測定入力に関する設定

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7-4 IM 04L31A01-01

・ [TC](熱電対入力)の場合

レンジ 測定スパン設定可能範囲

R 0.0~1760.0S 0.0~1760.0B 0.0~1820.0K -200.0~1370.0E -200.0~800.0J -200.0~1100.0T -200.0~400.0N 0.0~1300.0W 0.0~2315.0L -200.0~900.0U -200.0~400.0PLATI 0.0~1400.0PR 0.0~1900.0W/WRe 0.0~2400.0

・ RTD(測温抵抗体入力)の場合

レンジ 測定スパン設定可能範囲

Pt100 -200.0~600.0JPt100 -200.0~550.0

・ [DI](ON/OFF入力)の場合

レンジ 測定スパン設定可能値

レベル 0:2.4V未満,1:2.4V以上接点 0:オープン,1:クローズ

・ [Delta](差演算)の場合

タイプ レンジ 測定スパン設定可能範囲

電圧 20mV -20.00~20.00mV60mV -60.00~60.00mV200mV -200.0~200.0mV2V -2.000~2.000V6V -6.000~6.000V20V -20.00~20.00V50V -50.00~50.00V

TC R -1760.0~1760.0S -1760.0~1760.0B -1820.0~1820.0K -1570.0~1570.0E -1000.0~1000.0J -1300.0~1300.0T -600.0 ~600.0N -1300.0~1300.0W -2315.0~2315.0L -1100.0~1100.0U -600.0~600.0PLATI -1400.0~1400.0PR  -1900.0~1900.0WRe   -2400.0~2400.0

RTD Pt100 -800.0~800.0JPt100 -750.0~750.0

DI レベル -1~1接点 -1~1

7.1 測定入力に関する設定

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7-5IM 04L31A01-01

計測機能関連設定操作

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Note・基準チャネルとの関係差演算チャネルと基準チャネルの入力種類(電圧,TC,RTD,DI)や測定レンジが同一でなくても,次のルールで差演算を実行します。・基準チャネルと差演算チャネルで小数点位置が異なる場合は,基準チャネルの測定値を,差演算チャネルの測定値の小数点位置に補正して,差を計算します。例:差演算チャネルの測定値が10.00,基準チャネルの測定値が100.0の場合,演算結果は,

10.00-100.0=-90.00 となります。・基準チャネルと差演算チャネルで単位が異なる場合,単位補正は行いません。例:差演算チャネルの測定値が10.00V,基準チャネルの測定値が5.00mVの場合,演算結果

は,10.00V-5.00mV=5.00V となります。・基準チャネルの[モード]が[スケール]や[Sqrt]に設定されている場合,演算にはスケーリング値が使用されます。

・ [スケール]の場合測定値を目的に合った単位を持つ数値に変換して測定するときに選択します。タイプ(入力種類)を[電圧]/[TC]/[RTD]/[DI]の中から選択したのち,選択したタイプに応じて,[レンジ],[スパン下限/上限](測定スパン),変換後の[スケール下限/上限],および[単位]を設定します。選択可能な[レンジ]は,モードで選択した他の入力の場合と同一です。[スケール]の設定可能範囲は,[-30000]~[30000]です。小数点位置は,「.」/「.」/「.」/「.」/「」の位置に設定できます。小数点の位置は,[スケール下限]の設定により決まります。

Note本機器では,[スケール下限]と[スケール上限]の設定値から小数点を除いた数値幅に,測定したデータを換算します。つまり,[スケール]設定が[-5]~[5]の場合は「10」,[スケール]設定が[-5.0]~[5.0]の場合は「100」の幅で換算します。この場合,「10」の幅で換算した値の分解能は,「100」の幅で換算した値より粗くなります。画面表示が粗くなるため,なるべくこの値が「100」より大きくなるように設定してください。

・ [Sqrt](開平演算)の場合直流電圧入力の平方根を演算し,演算結果を目的に合った単位を持つ数値に変換して表示するときに選択します。入力レンジを[20mV]/[60mV]/[200mV]/[2V]/[6V]/[20V]/[50V]の中から選択したのち,[スパン下限/上限](測定スパン),変換後の[スケール下限/上限],および[単位]を設定します。[スケール]の設定可能範囲は,[-30000]~[30000]です。小数点位置は,「.」/「.」/「.」/「.」/「」の位置に設定できます。小数点の位置は,[スケール下限]の設定により決まります。

Note・[スケール下限]と[スケール上限]に,同じ値を設定することはできません。・本機器では,[スケール下限/上限]の設定値から小数点を除いた数値幅に,測定したデータを換算します。つまり,[スケール]設定が[-5]~[5]の場合は「10」,[スケール]設定が[-5.0]~[5.0]の場合は「100」の幅で換算します。この場合,「10」の幅で換算した値の分解能は,「100」の幅で換算した値より粗くなります。画面表示が粗くなるため,なるべくこの値が「100」より大きくなるように設定してください。

移動平均の設定  解説 > 1.14節・先頭チャネル/最終チャネル

移動平均を設定するチャネル範囲を選択します。・移動平均

移動平均のサンプリングデータ数を[2]~[16]の中から選択します。

7.1 測定入力に関する設定

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7-6 IM 04L31A01-01

7.2 アラーム(計測警報)に関する設定とアラーム解除操作

アラーム出力ON/OFF,アラーム出力タイプ,アラームディレイ時間など,計測機能におけるアラーム(警報)関連の設定操作,およびアラーム発生時の解除方法について説明しています。計測0チャネルモデルは,本節の設定はできません。[レンジ,アラーム]を選択するとエラーメッセージが表示されます。

操  作

設定画面

・アラーム出力設定の場合

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > MENUキー(設定モードへの移行) > #1ソフトキー([レンジ,アラーム]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

・アラームディレイ時間設定の場合

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > MENUキー(設定モードへの移行) > #2ソフトキー([タグ,フィルタ(移動平均),アラームディレイ]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

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計測機能関連設定操作

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・アラームリレー出力/アラーム詳細設定の場合

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > FUNCキー3秒押し(基本設定モードへの移行) > #1ソフトキー([アラーム,A/D]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

・メモリアラーム時間設定の場合

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > FUNCキー3秒押し(基本設定モードへの移行) > #9ソフトキー([その他,タイムゾーン]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。

Note数値は,[入力]ソフトキーを押して表示されるポップアップウインドウで設定します。

4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

基本設定モードでの設定内容の保存

1. ESCキーを押します。基本設定メニュー画面に戻ります。

2. [終了]ソフトキーを押します。設定保存確認ウインドウが表示されます。

3. [はい]が選択された状態で,DISP/ENTERキーを押します。運転画面に戻ります。

7.2 アラーム(計測警報)に関する設定とアラーム解除操作

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7-8 IM 04L31A01-01

アラーム発生時の解除方法

下記の操作は,[リレー保持]を[保持],または[表示保持]を[保持]に設定しているときだけに有効です。1. 運転モードで,FUNCキーを押します。ソフトキーメニューが画面下部に表示されます。

2. [アラームACK]ソフトキーを押します。

Note・この操作は,USERキーに割り当てることができます。USERキーに割り当てると,ワンタッチ操作で,アラームを解除することが可能です。USERキーへの割り当て方法は,「11.1 USERキーの動作割り当て設定と操作」をご覧ください。

・この操作は,制御アラームと共通の操作です。

設定内容

アラーム出力設定  解説 > 1.15節Noteアラーム出力設定は,レンジ設定のあとに行ってください。・以下の事項が生じた場合,そのチャネルのアラーム設定はすべてキャンセルされます。・入力種類([電圧],[TC]など)が変更された場合・入力レンジが変更された場合・スケーリングまたは開平演算が設定されているチャネルで,スパン上下限値やスケール上下限値が変更された場合(小数点位置の変更を含む)。

・[レンジ]設定が[スキップ]の場合,アラーム出力設定はできません(アラーム設定欄はグレーで表示されます)。

・演算チャネルのアラーム設定については,「10.3 演算チャネルのアラーム設定」をご覧ください。

・先頭チャネル/最終チャネル

アラーム出力設定の対象チャネルを設定します。対象チャネルはレンジ設定と共通です。・ On/Off

1チャネルに最大4つのアラームを設定できます。アラーム[1]~[4]のそれぞれに対して,使用するときは[On],使用しないときは[Off]を選択します。[On]に設定すると,[タイプ],[アラーム値],[リレー出力]の各設定欄が表示されます。

・タイプ

アラームタイプ(アラーム発生条件)を以下の8つの中から選択します。

名称 表示記号 内容

上限アラーム H 測定値/演算値がアラーム値以上になるとアラームを発生

下限アラーム L 測定値/演算値がアラーム値以下になるとアラームを発生

差上限アラーム*1 h 2つのチャネルの測定値の差が差上限アラーム値以上になるとアラームを発生

差下限アラーム*1 l 2つのチャネルの測定値の差が差下限アラーム値以下になるとアラームを発生

変化率上昇限アラーム*2 R あるインターバル(アラーム基本設定の[上限警報]で設定)の測定値の変化量をチェックして,測定値上昇方向の変化量が設定値以上になったときにアラームを発生

変化率下降限アラーム*2 r あるインターバル(アラーム基本設定の[下限警報]で設定)の変化量をチェックして,測定値下降方向の変化量が設定値以上になったときにアラームを発生

ディレイ上限アラーム T 測定値がアラーム値以上になっている状態が設定したディレイ時間継続すると,アラームを発生

ディレイ下限アラーム t 測定値がアラーム値以下になっている状態が設定したディレイ時間継続すると,アラームを発生

*1 差演算のチャネルのみに設定できます。*2 測定チャネルのみに設定できます。

7.2 アラーム(計測警報)に関する設定とアラーム解除操作

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計測機能関連設定操作

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・アラーム値

選択したアラームタイプのアラーム値を設定します。・リレー出力

リレー出力する[On]のか,しない[Off]のかを選択します。[On]を選択すると,[番号]設定欄が表示されます。

・番号

アラーム出力リレー番号を設定します。計測警報オプション端子ブロック(付加仕様コード:/A6,/A6R,/A4F,/A4FR)の[ALARM]端子から出力するときは,[I01]~[I06],制御出力端子ブロックの[DIGITAL OUT]端子から出力するときは,[DO001]~[DO006]/[DO101]~[DO106]/[DO201]~[DO206],制御拡張DIO端子ブロックの[DIGITAL OUT]端子から出力するときは,[RO001]~[RO012]から選択します。出力リレー番号と,端子ブロックの端子の位置の対応は,2-6~2-7ページをご覧ください。内部スイッチ(SW001~SW036)に出力する場合は,[SW001]~[SW036]から選択します(スタイルナンバーS3以降)。

・検出(スタイルナンバーS3以降)アラームが発生したときに,アラーム表示する[ON]のか,しない[OFF]のかを選択します。OFFにするとアラームサマリには記録が残りません。

アラームディレイ時間設定([タイプ]に[T]または[t]を選択した場合の設定)  解説 > 1.15節

・先頭チャネル/最終チャネル

アラームディレイ時間を設定する測定チャネルを設定します。対象チャネルは,[タグ文字列]および[移動平均サンプリング回数]の設定と共通です。

・アラームディレイ時間

アラームディレイ時間を,[1]~[3600]秒の範囲の整数で設定します。

Note・測定周期が2秒の場合に,アラームディレイ時間を奇数に設定したときは,「設定時間+1秒」で動作します。例:アラームディレイ時間を5秒に設定したときは,6秒で動作します。

・演算チャネルのアラームディレイ時間設定については,「10.3 演算チャネルのアラーム設定」をご覧ください。

・[先頭チャネル]/[最終チャネル]では,内蔵制御チャネルおよび外部制御チャネルが選択できますが,これらのチャネルには,アラーム出力がないため,[アラームディレイ時間]の設定はありません。

アラームリレー出力/アラーム詳細設定  解説 > 1.15節

制御出力端子ブロックの[DIGITAL OUT]端子から出力するときのリレー動作設定は,[制御基本設定] > [#4 リレー関連]の設定画面で行います。この設定操作については,「4.4制御基本設定 > リレー関連」をご覧ください。・再故障再アラーム

アラームリレー出力の再故障再アラームを使用する[On]か,使用しない[Off]かを設定します。

・リレー

・ AND

AND動作にするリレーを選択します。先頭のアラーム出力リレーからどのリレーまでをANDにするかを設定します。それより後のリレーはORになります。選択肢は,[無],[I01](I01のみ),[I01-I02](I01とI02),・・・[I01-I35](I01~I35),[I01-I36](I01~I36)です。装着されている計測警報オプション端子ブロック(付加仕様コード:/A6,/A6R,/A4F,/A4FR)で,使用できるリレー以外は無効です。

Note再故障再アラームがONに設定されているときは,[AND]設定は無効です。OR動作に固定されます。

7.2 アラーム(計測警報)に関する設定とアラーム解除操作

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7-10 IM 04L31A01-01

7.2 アラーム(計測警報)に関する設定とアラーム解除操作

・動作

アラーム出力リレーを,アラームを発したときに[励磁]するのか,[非励磁]にするのかを選択します。

・リレー保持

アラーム発生の状態からアラーム解除の状態(正常状態)に戻ったときの出力リレー動作を次から選択します。この設定は,すべてのアラーム出力リレーに適用されます。アラーム出力リレーオプションが付いていない場合,設定は無効です。・非保持(初期値):アラーム解除操作で,出力リレーをOFF・保持: アラームACK操作が行われるまで,出力リレーをONに保持

・表示保持

アラーム発生の状態からアラーム解除の状態に戻ったときのアラーム表示動作を次から選択します。・非保持(初期値):アラーム解除操作で,アラーム表示を解除・保持: アラームACK操作が行われるまで,アラーム表示を保持

Noteこの表示保持の設定は,制御アラームにも適用されます。

・変化率警報

・上限警報

変化率上昇限アラーム時のインターバルを決めるサンプリングデータ数を[1]~[15]の中から選択します。

・下限警報

変化率下降限アラーム時のインターバルを決めるサンプリングデータ数を[1]~[15]の中から選択します。

・ヒステリシス

アラームヒステリシスの[On]/[Off]を選択します。[On]に設定した場合,ヒステリシスは測定スパンまたはスケール幅の0.5%に設定されます。

メモリアラーム設定  解説 > 1.19節

・メモリアラーム時間

内部メモリのデータを外部記憶メディアに保存する方法が「マニュアルセーブ」のとき,内部メモリの残り書き込み時間が,設定した値(メモリアラーム時間)になると,Eメールで通知したり,計器警報オプション端子ブロックの「メモリエンド出力」端子からリレー接点信号を出力できます。そのメモリアラーム時間を下記から選択します。メモリエンド出力機能を使用しないときは[Off]を選択します。[1h](初期値),[2h],[5h],[10h],[20h],[50h],[100h]

アラームの解除(アラームACK)

[アラームACK]操作を行うと,すべてのアラーム表示/リレー出力が解除されます。ただし,アラーム表示/出力リレーの動作が[非保持]に設定されているときは,この操作は無効になります。この解除操作は,リモート入力(「11.5 計測用リモート入力設定」参照)や通信(「CX1000/CX2000通信インタフェースユーザーズマニュアル」参照)でも可能です。

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8-1IM 04L31A01-01

表示内容変更操作

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8.1 情報(アラームサマリ/メッセージサマリ/メモリサマリ/制御動作サマリなど)表示時の操作

アラームサマリ/メッセージサマリ/メモリサマリ/制御動作サマリ/プログラムイベントサマリ(プログラム制御オプション付きモデルだけ)といった情報を表示しているときの操作について説明しています。

操  作

情報表示内容の切り替え操作

1. DISP/ENTERキーを押し,画面選択メニューを表示します。2. 上下矢印キーで,[情報]を選択します。3. 右向き矢印キーを押し,サブメニューを表示します。4. 上下矢印キーで,表示したい項目を選択します。

5. DISP/ENTERキーを押し,選択項目の画面を表示します。

ヒストリカルトレンドへの移行操作

1. 上下矢印キーで,ヒストリカルトレンド表示する項目(アラーム,メッセージなど)を選択します。

2. DISP/ENTERキーを押し,画面選択メニューを表示します。3. 右向き矢印キーを押し,サブメニューを表示します。4. 上下矢印キーで,[ヒストリカルトレンドへ]を選択します。

5. DISP/ENTERキーを押し,ヒストリカルトレンドを表示します。画面を切り替えずにメニューを閉じるときは,ESCキーを押します。

アラームサマリの表示を制御アラームだけに切り替えるときの操作

アラームサマリ画面を表示した状態で下記の操作を行います。1. DISP/ENTERキーを押し,画面選択メニューを表示します。2. 上下矢印キーで[情報]を選択したのち,右向き矢印キーを押してサブメニューを表示します。

3. 下向き矢印キーで,[アラーム制御]を選択します。計測用アラームも表示される元の表示に戻すときは,上記の操作で,[アラームオール]を選択します。

第8章 表示内容変更操作

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8-2 IM 04L31A01-01

8.2 4画面表示時の操作

1画面に4つの画面を縮小表示しているときの操作について説明しています。

操  作

表示画面種類の切り替え操作

1. DISP/ENTERキーを2回押し,画面選択メニューを表示します。2. 上下矢印キーで,[4画面]を選択します。3. 右向き矢印キーを押し,サブメニューを表示します。サブメニューに表示される画面種類名を変更できます。操作は,下記の「画面種類名を変更するときの操作」をご覧ください。

4. 上下矢印キーで,表示したい画面種類を選択します。

5. DISP/ENTERキーを押し,選択項目の画面を表示します。

4画面のうち1画面だけ表示内容を切り替えるときの操作

1. DISP/ENTERキーを押します。2. 上下左右矢印キーで,表示内容を切り替える画面を選択します。グループ名称表示部がブルーの画面が選択画面です。

3. DISP/ENTERキーを押し,画面選択メニューを表示します。4. 上下左右矢印キーで,[制御],[トレンド],[ディジタル],[バーグラフ],[オーバビュー],[情報]のどちらかを選択します。

5. 右向き矢印キーを押し,サブメニューを表示します。6. 上下矢印キーで,表示したい内容を選択します。

7. DISP/ENTERキーを押し,4画面表示に戻します。

画面種類名を変更するときの操作

1. FUNCキーを押してソフトキーメニューを表示したのち,[4画面]のソフトキーを押します。画面下部に,画面を選択するためのソフトキーメニューが表示されます。

2. ソフトキーで,名称を変更する画面を選択します。画面名称入力ダイアログボックスが表示されます。

3. 文字/数値入力キーとソフトキーで,画面名称を入力します。4. DISP/ENTERキーを押します。

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表示内容変更操作

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8.3 計測機能 > 計測グループ設定操作

計測機能のトレンド/ディジタル/バーグラフ表示の各グループの名称変更,それらのグループの割り付けチャネルの登録操作について説明しています。制御機能のコントロールグループの設定操作については,「4.10 コントロールグループ設定」をご覧ください。

操  作

設定画面

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > MENUキー(設定モードへの移行) > #4ソフ

トキー([画面設定]の選択) > #1ソフトキー([グループ設定,トリップライン]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。選択肢が画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。

Note[チャネル設定]は,[入力]ソフトキーを押して表示されるポップアップウインドウで設定します。

4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

設定内容

計測機能のトレンド/ディジタル/バーグラフ表示の各グループの名称変更と,各グループ

へのチャネルの登録

・グループ番号

設定対象のグループを[1]~[10]から選択します。・グループ名

グループ名を「半角カタカナ/半角英数字16文字以内」で設定します。グループ名表示例

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8-4 IM 04L31A01-01

・ チャネル設定

測定チャネル(CH1~CH20),演算チャネル(CH31~CH60),内蔵制御チャネル(CH101~CH118),外部制御チャネル(CH201~CH248)の中から最大10チャネルを選択します。内蔵制御チャネル(内蔵ループのチャネル)の割り当て

次のように,6ループの各データをチャネル番号に割り当てられています。ループ1のPV:101,ループ1のSP:102,ループ1のOUT:103

…ループ6のPV:116,ループ6のSP:117,ループ6のOUT:118外部制御チャネル(外部ループのチャネル)の割り当て

次のように,16ループの各データをチャネル番号に割り当てられています。外部ループ1のPV:201,外部ループ1のSP:202,外部ループ1のOUT:203

…外部ループ16のPV:246,外部ループ16のSP:247,外部ループ16のOUT:248下記に従い,選択したグループに測定/演算/制御チャネルを設定します。・チャネル番号は2桁または3桁で入力する・チャネル番号間は「.」(ピリオド)で区切る・チャネル番号が連続していて範囲で示すときは「-」(ハイフン)でつなげる例:CH1,CH3,CH5~CH8,CH101を割り付ける場合は,「01.03.05-08.101」と

入力します。

8.3 計測機能 > 計測グループ設定操作

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8-5IM 04L31A01-01

表示内容変更操作

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8.4 計測機能 > チャネル用タグ表示に関する設定

チャネル番号の代わりに表示することができるタグ名の設定と表示の操作について説明しています。

操  作

設定画面の表示

・チャネル番号の代わりに表示するタグ名の設定

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > MENUキー(設定モードへの移行) > #2ソフトキー([タグ,移動平均,アラームディレイ]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

・チャネル番号の代わりにタグ名を表示するための設定

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > FUNCキー3秒押し(基本設定モードへの移行) > #9ソフトキー([その他,タイムゾーン]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

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8-6 IM 04L31A01-01

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。

Noteタグ名は,[入力]ソフトキーを押して表示されるポップアップウインドウで設定します。

4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

基本設定モードでの設定内容の保存

1. ESCキーを押します。基本設定メニュー画面に戻ります。

2. [終了]ソフトキーを押します。設定保存確認ウインドウが表示されます。

3. [はい]が選択された状態で,DISP/ENTERキーを押します。運転画面に戻ります。

設定内容

チャネル番号の代わりに表示するタグ名の設定

・先頭チャネル,最終チャネル

対象チャネルを設定します。対象チャネルには,測定チャネル([01]~[20])のほか,内蔵制御チャネル([101]~[118])および外部制御チャネル([201]~[248])も選択できます。内蔵制御チャネル(内蔵ループのチャネル)の割り当て

次のように,6ループの各データをチャネル番号に割り当てられています。ループ1のPV:101,ループ1のSP:102,ループ1のOUT:103

…ループ6のPV:116,ループ6のSP:117,ループ6のOUT:118外部制御チャネル(外部ループのチャネル)の割り当て

次のように,16ループの各データをチャネル番号に割り当てられています。外部ループ1のPV:201,外部ループ1のSP:202,外部ループ1のOUT:203

…外部ループ16のPV:246,外部ループ16のSP:247,外部ループ16のOUT:248

Note測定チャネルの場合は,[アラームディレイ時間]および[移動平均]の設定と共通です。

・タグ文字列

タグ名を「半角カタカナ/半角英数字16文字以内」で設定します。

Note演算機能オプション付きモデルの場合の演算チャネルのタグ文字列の設定方法については,「10.1演算チャネルの割り当て/演算式/定数/タグの設定」をご覧ください。

チャネル番号の代わりにタグ名を表示するための設定

・タグ/チャネル

タグを選択します。

Noteコントロールグループ,制御オーバビュー,チューニング,アラームサマリの各画面の制御ループ表示では,ここで設定するタグ名は表示されません。制御ループ用のタグ名が表示されます。

8.4 計測機能 > タグ表示に関する設定

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表示内容変更操作

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8.5 計測機能 > トレンド/ディジタル/バーグラフ表示時の操作

トレンド/ディジタル/バーグラフ表示しているときの操作について説明しています。

操  作

トレンド/ディジタル/バーグラフの切り替え

・画面選択メニューでの変更

1. DISP/ENTERキーを押し,画面選択メニューを表示します。2. 上下矢印キーで,[トレンド],[ディジタル],[バーグラフ]のどれかを選択しま

す。

・矢印キーでの変更

下向き矢印キーを押すと表示画面がトレンド,ディジタル,バーグラフ,トレンド・・・の順で切り替わります。上向き矢印キーを押すと表示画面が上記とは逆の順で切り替わります。

表示するグループの変更

・画面選択メニューでの変更

1. DISP/ENTERキーを押し,画面選択メニューを表示します。2. 右向き矢印キーを押し,サブメニューを表示します。3. 上下矢印キーで,表示するグループを選択します。

4. DISP/ENTERキーを押し,指定したグループを表示します。・矢印キーでの変更

右向き矢印キーを押すと,表示されるグループがグループ1,グループ2,グループ3,グループ4,グループ1・・・の順で切り替わります。左向き矢印キーを押すと,表示されるグループが上記とは逆の順で切り替わります。

・自動切り替え

1. DISP/ENTERキーを押し,画面選択メニューを表示します。2. 右向き矢印キーを押し,サブメニューが表示します。3. 上下矢印キーで,[自動切り換えON]を選択します。

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8-8 IM 04L31A01-01

4. DISP/ENTERキーを押し,グループの自動切り替えを開始します。自動切り替えを停止する場合は,操作3で,[自動切り換えOFF]を選択し,DISP/ENTERキーを押します。

トレンド表示での全チャネル表示

1. DISP/ENTERキーを押し,画面選択メニューを表示します。[トレンド]が選択されます。

2. 右向き矢印キーを押し,サブメニューを表示します。3. 上下矢印キーで,[全チャネル表示]を選択します。グループ表示に戻すときは,この操作で[グループ表示]を選択します。

4. DISP/ENTERキーを押し,全チャネル表示に切り替えます。

トレンド表示でのスケール/数値表示部のON/OFF

1. DISP/ENTERキーを押し,画面選択メニューを表示します。[トレンド]が選択されます。

2. 右向き矢印キーを押し,サブメニューを表示します。3. 上下矢印キーで,[スケール表示ON],[ディジタル表示OFF]などを選択します。

8.5 計測機能 > トレンド/ディジタル/バーグラフ表示時の操作

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表示内容変更操作

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8.6 計測機能 > オーバビュー表示時の操作

オーバビュー表示時の操作について説明しています。オプションの演算機能(/M1)を装着していない計測0チャネルモデルでは,オーバビュー表示できません。

操  作

カーソルのOFF

1. DISP/ENTERキーを押し,画面選択メニューを表示します。[オーバビュー]が選択されます。

2. 右向き矢印キーを押し,サブメニューを表示します。3. 上下矢印キーで,[カーソル表示OFF]を選択します。

4. DISP/ENTERキーを押し,カーソル表示OFFを実行します。

トレンド表示/バーグラフ表示への切り替え

1. 矢印キーの操作で,表示したいチャネルを選択します。2. DISP/ENTERキーを押し,画面選択メニューを表示します。[オーバビュー]が選択されます。

3. 右向き矢印キーを押し,サブメニューを表示します。4. 上下矢印キーで,[トレンド表示へ]または[バーグラフ表示へ]を選択します。

5. DISP/ENTERキーを押し,トレンド表示またはバーグラフ表示に切り替えます。

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8-10 IM 04L31A01-01

8.7 計測機能 > ヒストリカルトレンド表示時の操作

ヒストリカルトレンド表示で可能な操作について説明しています。ヒストリカルトレンド表示時の表示内容や下記以外の操作については,1-82~1-83ページをご覧ください。

操  作

時間軸の拡大/縮小

1. DISP/ENTERキーを押し,画面選択メニューを表示します。[ヒストリカルトレンド]が選択されます。

2. 右向き矢印キーを押し,サブメニューを表示します。3. 上下矢印キーで,[時間軸拡大]または[時間軸縮小]を選択します。

4. DISP/ENTERキーを押し,時間軸の拡大/縮小を実行します。

ヒストリカルトレンド表示での表示グループの変更/全チャネル表示

1. DISP/ENTERキーを押し,画面選択メニューを表示します。[ヒストリカルトレンド]が選択されます。

2. 右向き矢印キーを押し,サブメニューを表示します。3. 上下矢印キーで,表示グループを変更するときは[GROUP 1]~[GROUP 10]から選択し,全チャネル表示のときは[全チャネル表示]を選択します。[全チャネル表示]からグループ表示に戻すときは,この操作で,[グループ表示]を選択します。

4. DISP/ENTERキーを押し,全チャネル表示に切り替えます。

メモリ情報の表示

1. DISP/ENTERキーを押し,画面選択メニューを表示します。[ヒストリカルトレンド]が選択されます。

2. 右向き矢印キーを押し,サブメニューを表示します。3. 上下矢印キーで,[メモリ情報ON]を選択します。

4. DISP/ENTERキーを押し,メモリ情報を表示します。表示されたメモリ情報消去するときは,DISP/ENTERキーまたは矢印キーを押します。

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8.8 計測機能 > トレンド表示の表示更新周期の変更

トレンド表示の表示更新周期を変更するときの操作について説明しています。

操  作

設定画面

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > MENUキー(設定モードへの移行) > #3ソフトキー([トレンド表示/セーブ周期,メッセージ,ファイル,USERキー]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

設定操作

1. 矢印キーで,[表示更新周期]にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面下部に表示されます。

2. 設定したい設定値のソフトキーを押します。変更した項目欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

3. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目に戻ります。

設定内容

表示更新周期設定

・表示更新周期

トレンド表示時の時間軸1divあたり時間を下記の中から選択します。1min/2min/5min/10min/20min/30min/1h/2h/4h/10h

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8.9 計測機能 > トレンド表示時のメッセージに関する設定と書き込み操作

トレンド表示時に書き込むことができるメッセージの設定と書き込み操作について説明しています。

操  作

設定画面の表示

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > MENUキー(設定モードへの移行) > #3ソフトキー([トレンド表示/セーブ周期,メッセージ,ファイル,USERキー]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

設定操作

1. 矢印キーで,[メッセージ]の[文字列]欄の1つにカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. [入力]ソフトキーを押します。メッセージポップアップウインドウが表示されます。

3. 文字/数値入力キーでメッセージを入力します。4. DISP/ENTERキーを押します。メッセージポップアップウインドウが閉じ,カーソルが次の[文字列]欄に移動します。

5. 操作1~4を繰り返し,設定したいすべてのメッセージを設定します。6. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

メッセージの表示と書き込み操作

1. FUNCキーを押し,ソフトキーメニューを表示します。2. [メッセージ]ソフトキーを押し,メッセージ一覧を表示します。メッセージを選択するためのソフトキーメニューが表示されます。

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表示内容変更操作

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3. 書き込みたいメッセージのソフトキーを押します。トレンド表示にメッセージマーク/時刻/メッセージが表示され,内部メモリにそれらの内容が書き込まれます。

Note上記の操作3は,内部メモリへの書き込みがストップしていると,実行できません。

バッチヘッダオプション付きの場合バッチヘッダオプション付きの場合,運転画面上でメッセージ1~3の内容を変更することもできます。

1. FUNCキーを押し,ソフトキーメニューを表示します。2. [メッセージ]ソフトキーを押し,メッセージ一覧を表示します。メッセージを選択するためのソフトキーメニューが表示されます。

3. メッセージを書き込む場合は[書込み]ソフトキーを押します。あとはバッチヘッダオプションがない場合と同じです。

4. メッセージの内容を変更する場合は[変更]ソフトキーを押し,メッセージ1~3の一覧を表示します。

5. 変更するメッセージのソフトキーを押します。メッセージ入力画面が表示されます。

6. 文字/数値入力キーでメッセージを入力します。7. DISP/ENTERキーを押します。操作5の画面に戻ります。

設定内容

メッセージの設定

・メッセージ文字列

メッセージ文字列を「半角カタカナ/半角英数字(16文字以内)」を入力します。メッセージは,No.1~8の最大8つ設定できます。

8.9 計測機能 > トレンド表示時のメッセージに関する設定と書き込み操作

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8.10 計測機能 > トレンド表示時のトリップラインの設定

トレンド表示時に表示することができるトリップラインの設定操作について説明しています。

操  作

設定画面の表示

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > MENUキー(設定モードへの移行) > #4ソフトキー([画面設定]の選択) > #1ソフトキー([グループ設定,トリップライン]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

設定操作

1. [グループ番号]欄にカーソル(青色)がある状態で,トリップラインを設定したいグループ番号のソフトキーを押します。カーソルが[グループ名]欄に移動します。

2. 矢印キーで,[トリップライン]のON/OFF設定欄にカーソル(青色)を移動します。3. [On]または[Off]ソフトキーを押します。変更した項目欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

4. [On]を選択したときは,[位置]および[表示色]をソフトキーと文字/数値入力キーで設定します。

5. 操作3,4を繰り返し,設定したいすべてのトリップラインの設定を行います。6. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目に戻ります。

設定内容

トリップラインの設定

・グループ番号

トリップラインを設定するグループ番号を[1]~[10]から選択します。グループの設定は,「8.3 計測機能 > 計測グループ設定操作」をご覧ください。

・トリップライン

・On/Off

設定するトリップラインをOnにします。・位置

スケールの「0~100」%で設定します。

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・表示色

表示色の初期設定は,下記です。トリップラインNo. 1:赤,トリップラインNo. 2:緑,トリップラインNo. 3:青,トリップラインNo. 4:黄色表示色を変更するときは,下記の16色から選択します。赤,緑,青,青紫,茶,オレンジ,黄緑,水色,赤紫,グレー,ライム,シアン,紺,黄色,ライトグレー,紫

8.10 計測機能 > トレンド表示時のトリップラインの設定

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8.11 計測機能 > チャネル表示色の変更

トレンド表示時の波形色,およびバーグラフ表示時のバーの色の設定操作について説明しています。コントロールグループ画面,チューニング画面,計測用トレンド画面などの運転画面の背景色の変更操作については,「8.15 計測機能 > 表示方向/背景色/波形線幅/トリップ線幅/グリッド/スクロール周期の設定」をご覧ください。計測用トレンド表示におけるトリップラインの表示色の変更操作については,「8.10 計測機能 > トレンド表示時のトリップラインの設定」をご覧ください。計測0チャネルモデルでは,計測チャネルの表示色を設定できません。表示色の表示色の設定画面を選択すると,エラーメッセージが表示されます。

操  作

設定画面の表示

・制御用測定入力(PV)/目標設定値(SP)/出力(OUT)のチャネル割り当て時の表示色の場合

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > MENUキー(設定モードへの移行) > #4ソフトキー([画面設定]の選択) > #5ソフトキー([制御(表示色)]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

・測定チャネルの表示色の場合

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > MENUキー(設定モードへの移行) > #4ソフトキー([画面設定]の選択) > #2ソフトキー([表示色]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面(10CHの場合)を表示します。

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表示内容変更操作

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・演算チャネルの表示色の場合

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > MENUキー(設定モードへの移行) > #4ソフトキー([画面設定]の選択) > #7ソフトキー([演算(表示色)]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

設定操作

1. 矢印キーで,設定したいチャネルの[表示色]にカーソル(青色)を移動します。色を選択するためのソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。[制御(表示色)]設定画面では,この前に[選択]で制御ループを選択する必要があります。

2. 設定したい色のソフトキーを押します。変更した項目欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返して,設定したいすべてのチャネルの色を設定します。4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目に戻ります。

設定内容

チャネル表示色設定

・選択(制御の測定入力(PV)/目標設定値(SP)/出力(OUT)のチャネル割り当ての場合だけ)表示色を設定する制御ループのグループを[内蔵],[外部1],[外部2],[外部3]の中から選択します。各グループにおけるチャネル割り当ては,[選択]設定欄の下に表示されます。たとえば,[201 L01PV]は,チャネル番号が[201],外部ループ番号が[01]の測定入力であることを示します。

・表示色

表示色の初期設定では,9チャネルごとに下記の順で設定されています。ただし,測定チャネルが10CHのときは,「10:グレー」に設定されています。1:赤,2:緑,3:青,4:青紫,5:茶,6:オレンジ,7:黄緑,8:水色,9:赤紫表示色を変更するときは,下記の16色の中から選択します。赤,緑,青,青紫,茶,オレンジ,黄緑,水色,赤紫,グレー,ライム,シアン,紺,黄色,ライトグレー,紫

8.11 計測機能 > チャネル表示色の変更

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8-18 IM 04L31A01-01

8.12 計測機能 > トレンド表示のゾーン表示の設定

各チャネルの波形表示ゾーンを指定するときの操作について説明しています。操  作

設定画面の表示

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > MENUキー(設定モードへの移行) > #4ソフ

トキー([画面設定]の選択) > #3ソフトキー([ゾーン,グラフ]の選択),#6ソフトキー([制御(ゾーン,グラフ)]の選択),または#8ソフトキー([演算(ゾーン,グラフ)]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面([ゾーン,グラフ]選択の場合)を表示します。[その他,タイムゾーン] > [部分圧縮拡大]が[有]に設定されているときは,メニューの[ゾーン,グラフ]が[ゾーン,グラフ,部分圧縮拡大]になり,設定画面では,[部分圧縮拡大]設定欄が表示されます。

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。選択肢が画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。Note

[ゾーン下限/上限]は,[入力]ソフトキーを押して表示されるポップアップウインドウで設定します。

4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

設定内容

ゾーン下限/上限設定

・先頭チャネル,最終チャネル

対象チャネル範囲([グラフ]の設定と共通)を設定します。測定チャネル:01~20,演算チャネル:31~60,内蔵制御チャネル:101~118,外部制御チャネル:201~248

・ゾーン下限/上限

対象チャネルの波形を表示するゾーンを設定します。[ゾーン下限]および[ゾーン上限]は,最大表示幅を0~100%としたときの位置(%)で下記の範囲で設定できます。ゾーン下限:0~95%,ゾーン上限:5~100%ただし,「ゾーン下限<ゾーン上限」,「ゾーン上限-ゾーン下限≧5%」

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8.13 計測機能 > スケールの目盛り/バーグラフの基準位置/トレンド表示のスケール位置の設定

トレンド/バーグラフ表示時のスケールの目盛り,バーグラフの基準位置,トレンド表示での各チャネルのスケール表示位置の設定操作について説明しています。計測0チャネルモデルでは,本節の設定ができません。[ゾーン,グラフ]を選択すると,エラーメッセージが表示されます。

操  作

設定画面の表示

・スケールの目盛りの分割数/バーグラフの基準位置/トレンド表示のスケール位置の設

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > MENUキー(設定モードへの移行) > #4ソフトキー([画面設定]の選択) > #3ソフトキー([ゾーン,グラフ]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

・スケール表示桁の標準/詳細選択設定

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > MENUキー(設定モードへの移行) > #4ソフトキー([画面設定]の選択) > #4ソフトキー([表示,表示方向,LCD]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

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8-20 IM 04L31A01-01

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。選択肢が画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

設定内容

スケールの目盛りの分割数/バーグラフの基準位置/トレンド表示のスケール位置の設定

・先頭チャネル,最終チャネル

対象チャネル([ゾーン]の設定と共通)を設定します。・グラフ

・分割数

トレンド表示では親目盛りの分割数,バーグラフでは目盛り分割数に対応する数値を[4]~[12]から選択します。[4]~[12]以外の設定として,[C10]があります。[C10]を選択すると,トレンド表示でスケールが親目により10等分割され,「0」,「30」,「50」,「70」,および「100」%の位置に目盛り数値が表示されます。

Note分割数を[8]~[12]に設定したときは,1つおきの親目に目盛り数字が表示されます。また,スケールの両端には,スケールの上下限値が必ず表示されます。

・バーグラフ

バーグラフが横表示のときの基準位置を[標準]または[中央]から選択します。縦表示のときは,[標準](バーグラフの下端が基準位置)に固定です。

基準位置:標準表示幅の左端と右端のうち数値が小さいほうが基準位置

基準位置:中央表示幅の50%の位置が基準位置

・スケール位置

トレンド表示時のスケール表示位置を[1]~[10]から選択します。トレンド波形を横に表示するときは,右端が[1]で1番左の位置が[10]になります。トレンド波形を縦に表示するときは,上端が[1]で1番下の位置が[10]になります。スケールを表示しないときは[Off]を設定します。

8.13 計測機能 > スケールの目盛り/バーグラフの基準位置/トレンド表示のスケール位置の設定

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表示内容変更操作

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下図は1チャネルごとに位置をずらしてスケールを表示する場合の例です。・トレンド波形を横に表示するとき

・トレンド波形を縦に表示するとき

Note・2つ以上のチャネルのスケールを同じ位置に指定した場合,グループに割り付けられた順番が前のチャネルのスケールが表示されます。例:グループ割り付け順が[03.02.01]で,全チャネルのスケール表示位置の設定がすべて[1]の

場合,チャネル3のスケールを表示位置1に表示・スケールの表示位置をとばして設定しても,スケールは表示位置[1]側につめて表示されます。例:グループ割り付け順が[01.02.03]で,チャネル1:表示位置1,チャネル2:表示位置3,

チャネル3:表示位置6の設定では,チャネル1のスケールを表示位置1,チャネル2のスケールを表示位置2,チャネル3のスケールを表示位置3に表示

・目盛りの数値は,下記ルールに従って表示されます。・スケール分割数が4~7のときは,すべての親目に数値を表示するが,スケール分割数が8~12のときは,1つおきの親目に数値を表示する。

・スケールの両端には,スケールの上下限値を表示する。・目盛り数字はマイナス記号を除き,3桁まで表示する。ただし,スケールの両端の数値のどちらも整数部が1桁または整数部が「0」のときは,2桁になる。例:スケールが-0.05~0.50のとき,下限値が「-0.0」,上限値が「0.5」

・スケールの両端の数値のどちらかの整数部が2桁または3桁のとき,小数部を切り捨てる。例:スケールが0.1~100.0のとき,下限値が「0」,上限値が「100」

・スケールの両端の数値のどちらかの整数部が4桁以上のとき,3桁の数値と「×10」,「×102」などの倍率を表示する。例:スケールが10~2000のとき,下限値が「1」,上限値が「200×10」

・単位は,スケールのほぼ中央に表示されます。部分圧縮拡大表示をしているときは,表示位置は中央からずれます。トレンドが横表示のとき,表示できる文字数は半角4文字以下です(縦表示のときは6文字以下)。

8.13 計測機能 > スケールの目盛り/バーグラフの基準位置/トレンド表示のスケール位置の設定

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8-22 IM 04L31A01-01

スケール表示桁の標準/詳細選択設定

・スケール表示桁

[標準]と[詳細]の選択があり,[詳細]を選択すると目盛りの数値が2桁表示になる場合に3桁表示にすることができます。たとえば,スケール範囲が「49.0~51.0」の場合,下記のように目盛りの数値が3桁で表示されます。

8.13 計測機能 > スケールの目盛り/バーグラフの基準位置/トレンド表示のスケール位置の設定

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表示内容変更操作

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8.14 計測機能 > トレンド表示時の部分圧縮拡大表示の設定

トレンド表示時に部分圧縮拡大表示機能(1-77ページ参照)を使用して波形を表示するときの操作について説明しています。計測0チャネルモデルでは,計測チャネルの部分圧縮拡大表示の設定ができません。[ゾーン,グラフ,部分圧縮拡大]を選択すると,エラーメッセージが表示されます。

操  作

設定画面の表示

・部分圧縮拡大表示機能の使用/不使用設定

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > FUNCキー3秒押し(基本設定モードへの移行) > #9ソフトキー([その他,タイムゾーン]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

・部分圧縮拡大表示の詳細設定

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > MENUキー(設定モードへの移行) > #4ソフトキー([画面設定]の選択) > #3ソフトキー([ゾーン,グラフ,部分圧縮拡大]の選択),#6ソフトキー([制御(ゾーン,グラフ,部分圧縮拡大)]の選択),または#8ソフト

キー([演算(ゾーン,グラフ,部分圧縮拡大)]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

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8-24 IM 04L31A01-01

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。

Note[部分拡大]の[位置]と[境界値]の設定は,[入力]ソフトキーを押して表示されるポップアップウインドウで設定します。

4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

基本設定モードでの設定内容の保存

1. ESCキーを押します。基本設定メニュー画面に戻ります。

2. [終了]ソフトキーを押します。設定保存確認ウインドウが表示されます。

3. [はい]が選択された状態で,DISP/ENTERキーを押します。運転画面に戻ります。

設定内容

部分圧縮拡大表示機能の使用/不使用設定

・部分圧縮拡大

部分圧縮拡大表示機能を使用するときは,[有](初期値:[無])を選択します。

Note部分圧縮拡大は,基本設定モードで[部分圧縮拡大 有/無]の設定を変更して保存すると,全チャネルOffになります。

部分圧縮拡大表示機能の詳細設定

・先頭チャネル,最終チャネル

対象チャネル範囲([グラフ]の設定と共通)を設定します。測定チャネル:01~20,演算チャネル:31~60,内蔵制御チャネル:101~118,外部制御チャネル:201~248

・ On/Off

部分圧縮拡大表示を行うときは,[On](初期値:[Off])を選択します。[On]を選択すると,[位置],[境界値]設定部が表示されます。

・位置

境界値を表示幅内の何%の位置に表示するかを[1]~[99]の範囲で設定します。・境界値

圧縮部と拡大部の境界にする値を「スパン最小値+1digit~スパン最大値-1digit」の範囲で設定します。ただし,スケーリング,開平演算が設定されているチャネルの場合の設定範囲は,「スケーリング最小値+1digit~スケーリング最大値-1digit」になります。

設定例位置:30,境界値:0に設定すると下記のように表示されます。境界の下側「0%~30%」が「-6V~0V」に対応し,境界の上側「70%~100%」が「0V~6V」に対応しています。

Noteチャネルのレンジ設定が[スキップ]の場合,またはスパンの幅が1digit以下の場合は設定できません([部分圧縮拡大]欄がグレーで表示されます)。

8.14 計測機能 > トレンド表示時の部分圧縮拡大表示の設定

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8.15 計測機能 > 表示方向/背景色/波形線幅/トリップ線幅/グリッド/スクロール周期の設定

トレンド波形/バーグラフの表示方向,背景色,波形の線幅,トリップラインの線幅,グリッドの数,または表示グループ自動切り替え周期を設定するときの操作について説明しています。

操  作

設定画面の表示

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > MENUキー(設定モードへの移行) > #4ソフトキー([画面設定]の選択) > #4ソフトキー([表示,表示方向,LCD]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

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設定内容

表示の方向/背景色/波形線幅/トリップ線幅/グリッド/スクロール周期の設定

・表示方向

・波形

トレンド波形の表示方向を[横],[縦]または[横2]の中から選択します。[横2]を選択すると,下図のように,波形およびスケールが縦,数値表示部が横に配置されます。

・表示方向

・バーグラフ

バーグラフの表示方向を[横]または[縦]のどちらかから選択します。・背景色

・計測用

トレンド表示画面,ディジタル表示画面,バーグラフ表示画面,情報表示画面といった計測用画面の背景色を[白](初期値)または[黒]のどちらかから選択します。

・制御用

コントロールグループ画面,チューニング画面,オーバビュー画面,DI/DO状態表示画面,プログラム画面といった制御用画面の背景色を[白]または[黒](初期値)のどちらかから選択します。

Noteヒストリカルトレンドの背景色は,トレンド表示の背景色が白のとき黒に,黒のとき白になります。

・波形線幅

トレンド波形の線幅を[1],[2],[3]ドットの中から選択します。・トリップ線幅

トリップラインの線幅を[1],[2],[3]ドットの中から選択します。・グリッド

トレンドの波形表示エリアに表示されるグリッドの数を設定します。[オート],[4]~[12]の中から選択します。[4]~[12]の場合,表示幅を4分割~12分割するグリッドを表示します。[オート]を選択すると,グループの先頭に割り付けられたチャネルのスケール分割数と同じ分割数のグリッドを表示します。

・スクロール

トレンド/ディジタル/バーグラフ表示で,表示グループを自動的に切り替えるときの周期を[5s],[10s],[20s],[30s],[1min]の中から選択します。表示グループは,グループ1→グループ2→・・・→グループ6→グループ1の順で切り替わります。

8.15 計測機能 > 表示方向/背景色/波形線幅/トリップ線幅/グリッド/スクロール周期の設定

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データ保存/読み込み操作

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第9章 データ保存/読み込み操作

9.1 測定データの内部メモリへの書き込みと外部記憶メディアへの保存

測定データ(表示データ/イベントデータ/マニュアルサンプルデータ/TLOGデータ(演算機能オプション付きの場合だけ)/レポートデータ(演算機能オプション付きの場合だけ))の内部メモリ書き込み/外部記憶メディアへの保存設定操作と,それらの開始/停止操作について説明しています。

操  作

設定画面の表示

・オートセーブ周期以外の設定

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > FUNCキー3秒押し(基本設定モードへの移行) > #2ソフトキー([メモリ,メモリ&トレンド表示,メモリタイムアップ]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

・オートセーブ周期,ファイルヘッダ/ディレクトリ名,およびマニュアルセーブ時の

対象データの設定

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > MENUキー(設定モードへの移行) > #3ソフトキー([トレンド表示/セーブ周期,メッセージ,ファイル,USERキー]の選択)・ [オートセーブ]に設定している場合

運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

・ [マニュアルセーブ]に設定している場合運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

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9-2 IM 04L31A01-01

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。

Note[ヘッダ]および[ディレクトリ名]の設定は,[入力]ソフトキーを押して表示されるポップアップウインドウで設定します。

4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

基本設定モードでの設定内容の保存

1. ESCキーを押します。基本設定メニュー画面に戻ります。

2. [終了]ソフトキーを押します。設定保存確認ウインドウが表示されます。

3. [はい]が選択された状態で,DISP/ENTERキーを押します。運転画面に戻ります。

内部メモリへの書き込みスタート操作

STARTキーを押します。内部メモリへの書き込みがスタートすると,下図のように,メモリ動作表示アイコンが停止状態を示すものから書き込み中を示すものに変わります。

内部メモリへの書き込みストップ操作

1. STOPキーを押します。2. 左右矢印キーで,表示された動作確認ウインドウの[メモリ]または[メモリ+演算]を選択します。

内部メモリへの書き込みを停止するだけでなく,演算チャネルに割り当てられた演算も停止するときは,[メモリ+演算]を選択します。演算機能オプション付きでないときは,「メモリを停止します。よろしいですか?」の動作確認ウインドウが表示されるので,[はい]を選択します。オプションのバッチヘッダが有効な場合は,バッチ情報も表示されます。

3. DISP/ENTERキーを押します。内部メモリへの書き込みがストップすると,メモリ動作表示アイコンが書き込み中を示すものから停止状態を示すものに変わります。

9.1 測定データの内部メモリへの書き込みと外部記憶メディアへの保存

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データ保存/読み込み操作

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[FUNC]キー操作で表示されるソフトキーメニューでの保存操作

[メディア保存]が[オートセーブ]に設定されていて,表示データの内部メモリへの書き込みがスタートしていているときは,[FUNC]キーを押すと,ソフトキーメニューに[表示データセーブ]が表示されます。また,フリーモードでのイベントデータの内部メモリへの書き込みがスタートしているときは,[FUNC]キーを押すと,ソフトキーメニューに[イベントデータセーブ]が表示されます。これらのソフトキーを押すと,任意のタイミングで,表示データやイベントデータが記憶メディアに保存されます。[FUNC]キーの操作については,3-6ページをご覧ください。

内部メモリへのデータ書き込みストップ時のデータ一括保存操作

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > MENUキー(設定モードへの移行) > #5ソフ

トキー([ファイル操作,データクリア]の選択) > #3ソフトキー([測定データセーブ]の選択)

Note・メモリの書き込み残容量がなくなるか,ファイル数が16を超えると,最新データは,最も古いデータのファイルに上書きされます。

・停電が発生するとファイルは閉じられます。復電後は,新たなファイルが作成され,データが書き込まれます。

・内部メモリへの書き込みスタート/ストップ操作で,レポート作成動作(演算機能オプション/M1付きの場合)もスタート/ストップします。

・演算が停止しているときは,内部メモリへの書き込みスタート操作で演算をスタートします。・内部メモリへの書き込みストップ操作を行うと,外部記憶メディアにデータが保存されます。このとき,外部記憶メディアがドライブに装着されていないと,「メディアが挿入されていません」というエラーメッセージが表示されます。

・「内部メモリへのデータ書き込みストップ時のデータ一括保存操作」は,内部メモリへのデータ書き込みをストップしているときだけ実行できます。

設定内容

メモリ設定(内部メモリへの書き込み/外部記憶メディアへ保存設定)  解説 > 1.17節・メディア保存

内部メモリのデータを外部記憶メディアへ保存する方式を[オート]または[マニュアル]から選択します。・マニュアル外部記憶メディアをドライブに挿入し,操作部カバーを閉じると,[データセーブを行いますか?]というデータ保存確認メッセージが表示されます。[はい]が選択された状態で,[DISP/ENTER]キーを押すとデータが保存されます。このマニュアルセーブでは,[トレンド表示/セーブ周期,メッセージ,ファイル,USERキー]設定画面 > [データセーブ](9-6ページ参照)で,保存時動作を[未セーブ](保存していないデータだけ保存)/[オール](すべてのデータを保存)のどちらにするのかを選択します。

・オート常に外部記憶メディアをドライブに挿入しておくと,データ保存動作が設定周期ごとに自動的に行われます。

・データの種類

内部メモリに書き込むデータの種類を[Display](表示データだけ),[E+D](表示データ+イベントデータ),[Event](イベントデータだけ)の3つの中から選択します。

・イベント([データの種類]で[E+D]または[Event]を選択したときだけの設定)・サンプルレート

イベントデータを保存する周期を下記から選択します。1s,2s,5s,10s,30s,60s,120s,300s,600s

・モード

[フリー],[トリガ],[繰り返し]の中からを選択します。[フリー]は,[データの種類]で[Event]を選択したときだけ,選択肢として表示されます。[フリー]では,以下の[ブロック],[データ長],[プリトリガ],および[トリガ]の設定はありません。

9.1 測定データの内部メモリへの書き込みと外部記憶メディアへの保存

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9-4 IM 04L31A01-01

・ ブロック

イベントデータ書き込み領域をブロック分割するときのブロック数を選択します。[2],[4],[8],[16]の中から選択します。ブロック分割しないときは,[1]を選択します。表示データとイベントデータの両方を書き込むときは,選択肢が[1],[2],[4]だけになります。

・データ長

イベントデータ書き込み領域の1ブロックの容量(データ長)を書き込み可能時間で設定します。設定できるデータ長は,下表のように,サンプリング周期(サンプルレート設定)によって異なります。また,ブロック設定や測定/演算チャネルの数によっても異なります。

サンプリング 1 2 5 10 30 60 120 300 600周期(秒)

データ長 3分 3分(選択肢)  5分 5分

10分 10分 10分 10分20分 20分 20分 20分30分 30分 30分 30分1時間 1時間 1時間 1時間 1時間 1時間 1時間 1時間 1時間2時間 2時間 2時間 2時間 2時間 2時間 2時間 2時間 2時間3時間 3時間 3時間 3時間 3時間 3時間 3時間 3時間 3時間4時間 4時間 4時間 4時間 4時間 4時間 4時間 4時間 4時間6時間 6時間 6時間 6時間 6時間 6時間 6時間 6時間 6時間8時間 8時間 8時間 8時間 8時間 8時間 8時間 8時間 8時間12時間 12時間 12時間 12時間 12時間 12時間 12時間 12時間 12時間1日 1日 1日 1日 1日 1日 1日 1日 1日

2日 2日 2日 2日 2日 2日 2日 2日3日 3日 3日 3日 3日 3日 3日5日 5日 5日 5日 5日 5日 5日

7日 7日 7日 7日 7日 7日10日 10日 10日 10日 10日 10日

14日 14日 14日 14日 14日31日 31日 31日 31日

・プリトリガ

トリガ成立前のデータをイベントデータとして取り込むときにその範囲を選択します。データ長に対するパーセンテージを[5],[25],[50],[75],[95],[100]%の中から選択します。トリガ成立前のデータを取り込まないときは,[0]%を選択します。

・トリガ

イベントデータを取り込むときのトリガ条件を設定します。・キー

トリガをキー操作で与えるとき,[On]を選択します。・外部

トリガ信号をリモート入力で与えるとき,[On]を選択します。・アラーム

アラームの発生をトリガにするとき,[On]を選択します。

メモリ&トレンド表示設定(データ保存対象チャネルの設定)  解説 > 1.17節

・測定/演算/制御チャネル

設定対象のチャネルの種類を[測定CH],[演算CH],[Int CH](制御の内蔵ループの測定入力),[Ext CH](制御の外部ループの測定入力)の中から選択します。

・先頭チャネル/最終チャネル

設定対象のチャネルの種類に応じて,[On/Off]設定するチャネル範囲を設定します。測定CH:01~20 (計測チャネル数が10CHのモデルでは[01]~[10])演算CH:31~60 (演算機能オプション(/M1)付きの場合だけ設定可能)Int CH:101~118 (最大制御ループに応じて最大チャネル番号は変わります)Ext CH:201~248

9.1 測定データの内部メモリへの書き込みと外部記憶メディアへの保存

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9-5IM 04L31A01-01

データ保存/読み込み操作

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・On/Off

選択したチャネルを保存対象にするときは[On],保存対象にしないときは,[Off]を選択します。

メモリタイムアップ設定  解説 > 1.17節外部記憶メディアへのデータ保存を[オート]で行う場合に,保存するタイミングを日時で指定するときに設定します。・タイムアップ種類

保存するタイミングを以下から選択します。この機能を使用しないときは,[Off]を設定します。時:毎正時日:毎日,[作成時刻(時)]で設定した正時週:毎週,[作成曜日]で設定した曜日の[作成時刻(時)]で設定した正時月:毎月,[作成日]で設定した日の[作成時刻(時)]で設定した正時

・作成日/作成曜日

[作成日]は,[タイムアップ種類]が[月]の場合の設定です。[1]~[28]日(29~31日は設定不可)で設定します。[タイムアップ種類]で[時]または[日]を選択した場合も,[作成日]が表示されますが,[月]以外では無効です。[作成曜日]は,[タイムアップ種類]が[週]の場合の設定です。ソフトキーで曜日を設定します。

・作成時刻(時)

[タイムアップ種類]で,[日],[週],[月]を選択したときのデータ保存時刻を設定します。[タイムアップ種類]が[時]のときは,この設定は無効です。[00]~[23]で時刻を設定します。

オートセーブ周期設定  解説 > 1.17節・オートセーブ周期

オートセーブ周期の選択肢として,下表の値から設定可能なものが表示されます。オートセーブ周期の最大値は,表示更新周期(表示更新周期によりサンプリング周期が決まります ),データの種類(表示データだけ/表示データとイベントデータ),データ保存する測定/演算チャネル数により異なります。

表示更新周期(/DIV) 1min 2min 5min 10min 20min 30min 1h 2h 4h 10h

サンプリング 2 4 10 20 40 60 120 240 480 1200周期(秒)

オートセーブ 10分 10分 10分 10分周期選択肢  20分 20分 20分 20分

30分 30分 30分 30分1時間 1時間 1時間 1時間 1時間 1時間 1時間

2時間 2時間 2時間 2時間 2時間 2時間 2時間3時間 3時間 3時間 3時間 3時間 3時間4時間 4時間 4時間 4時間 4時間 4時間 4時間

6時間 6時間 6時間 6時間 6時間 6時間8時間 8時間 8時間 8時間 8時間 8時間 8時間

12時間 12時間 12時間 12時間 12時間 12時間1日 1日 1日 1日 1日

2日 2日 2日 2日3日 3日 3日5日 5日 5日

7日 7日10日 10日

14日

9.1 測定データの内部メモリへの書き込みと外部記憶メディアへの保存

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9-6 IM 04L31A01-01

ファイルヘッダ/ディレクトリ名/マニュアルセーブ時の対象データの設定  解説 > 1.17節

・ファイル

・ヘッダ

表示データ/イベントデータに書き込むヘッダコメントを半角カタカナ/半角英数字32文字以下で設定します。すべての表示データ/イベントデータ/マニュアルサンプルデータ/TLOGデータ(オプション)/レポートデータ(オプション)ファイルに,設定したヘッダが書き込まれます。

・ディレクトリ名

外部記憶メディアにデータを保存する場合のディレクトリ名を設定します。設定データ以外のすべてのデータ(表示データ/イベントデータ/マニュアルサンプルデータ/TLOGデータ/レポートデータ(演算機能オプション付きの場合だけ)/画面イメージデータ)が設定したディレクトリに保存されます。設定データは,ルートディレクトリに保存されます。各保存方法で次のように,保存先のディレクトリが変わります。オートセーブ: ここで設定したディレクトリ名のディレクトリマニュアルセーブ:ここで設定した文字列に通し番号を付けたディレクトリ名の

ディレクトリキー操作での保存:ここで設定した文字列に「A+通し番号」を付けたディレクトリ

名のディレクトリ(データ保存ごとに通し番号が1ずつ増え,たとえば,設定ディレクトリ名が「DATA0」のとき,1回目のキー操作では「DATA0 . A00」,2回目のキー操作では「DATA0.A01」のディレクトリに保存)

・セーブデータ([メディア保存]で[マニュアル]を選択した場合だけ)マニュアルセーブ時,外部記憶メディアをドライブに挿入したときの保存動作を設定します。内部メモリのすべてのデータを保存する[オール]か,未保存のデータだけを保存する[未セーブ]かを選択します。保存対象は,表示データ/イベントデータ/マニュアルサンプルデータ/TLOGデータ/レポートデータ(演算機能オプション付きの場合だけ)です。

9.1 測定データの内部メモリへの書き込みと外部記憶メディアへの保存

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9-7IM 04L31A01-01

データ保存/読み込み操作

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9.2 測定/演算データの随時保存(マニュアルサンプル)

全測定/演算チャネル(スキップに設定されている測定チャネル,Offの演算チャネルは除く)の瞬時値を随時保存するときのマニュアルサンプル(1-88ページ)操作について説明しています。

操  作

1. 運転画面で,FUNCキーを押します。ソフトキーメニューが画面下部に表示されます。

2. [マニュアルサンプル]ソフトキーを押します。

Note・マニュアルサンプル操作が実行されたとき,全チャネル(スキップに設定された測定チャネル,Offの演算チャネルは除く)の瞬時値が,内部メモリに書き込まれます。

・最初にマニュアルサンプルが実行されたとき,外部記憶メディアの中にマニュアルサンプルデータのファイルが作成されます。マニュアルサンプル実行ごとにこのファイルにデータが追加されていきます。

・内部メモリに最大50回分のデータを書き込むことができます。50回を超える場合は,最も古いデータから上書きされていきます。

・内部メモリのマニュアルサンプルのデータ数はメモリサマリで確認できます(「1.16節」参照)。・マニュアルサンプルデータのデータ形式については,「付録5 ASCIIファイルのデータ形式」をご覧ください。

・USERキーにマニュアルサンプル機能を割り当て,ワンタッチキー操作で保存することができます。割り当て方法は,「11.1節」をご覧ください。

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9-8 IM 04L31A01-01

9.3 設定データの保存/読み込み

設定データを外部記憶メディアに保存するときの操作と,外部記憶メディアから設定データを読み込み設定を変更するときの操作について説明しています。設定データの保存操作は,設定モードだけで可能です。

操  作

操作画面の表示

・設定データ保存

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > MENUキー(設定モードへの移行) > #5ソフトキー([ファイル操作,データクリア]の選択) > #1ソフトキー([設定セーブ]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

・設定データ読み込み

設定モードで読み込む場合(設定モードの設定データだけを読み込む場合)MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > MENUキー(設定モードへの移行) > #5ソフトキー([ファイル操作,データクリア]の選択) > #2ソフトキー([設定ロード]の選択)

基本設定モードで読み込む場合

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > FUNCキー3秒押し(基本設定モードへの移行) > #5ソフトキー([ファイル操作,初期化]の選択) > #1ソフトキー([設定ロード]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。下図は,設定モードで表示される画面です。基本設定モードでは画面タイトルだけが異なります。

Note設定データの読み込み操作を行ったときに,外部記憶メディアに設定データが保存されていないときは,[設定ファイルがありません]というメッセージが表示されます。

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9-9IM 04L31A01-01

データ保存/読み込み操作

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表示画面での操作

・設定データ保存

1. [ファイル名]欄にファイル名(半角英数字8文字以下)を入力します。2. DISP/ENTERキーを押します。

DISP/ENTERキーを押すと,設定データが外部記憶メディアに保存され,保存されたファイルが右側のファイルリスト部に表示されます。外部記憶メディアに同一名称のファイルが存在する場合は,上書き確認画面が表示されます。上書きするときは,[はい]を選択してDISP/ENTERキーを押します。

・設定データ読み込み

1. 外部記憶メディアの設定ファイルリストで,上下矢印キーで読み込むファイルを選択します。

2. DISP/ENTERキーを押します。設定データが読み込まれます。読み込みが完了すると設定が変更され,運転画面に戻ります。

設定内容

設定データの保存  解説 > 1.17節・設定モード/基本設定モードの両モードのすべての設定内容が保存されます。・ファイル名は,「半角英数字8文字以下」で設定します。次の文字列または文字は,使

用できません。AUX,CON,PRN,NUL,CLOCK,スペースを含む文字列

・設定データのファイル名には,拡張子「.PCL」が自動的に付されます。・設定データの1ファイルの容量は,最大で約200Kバイト(プログラム制御設定がない場

合は約70Kバイト)です。

設定データの読み込み  解説 > 1.17節・基本設定モードで読み込むと,設定モード/基本設定モードのすべての設定内容が読み

込まれます。設定モードで読み込むと,設定モードの設定内容だけが保存されます。・読み込んだ設定データの内容が無効になった場合には,FUNCキーとソフトキーで表示

されるエラーメッセージ履歴を参照してください。エラーメッセージ履歴の表示方法については,「11.4 ログ表示(操作内容の確認)/システム情報画面表示(本機器の仕様の確認)」をご覧ください。

・設定データのファイル名には,拡張子「.PCL」が自動的に付されます。

設定データ読み込み時の注意

基本的には,同一バージョンの設定データを読み込んでください。異なったバージョンで読み込まざるを得ないときは,下記の点にご注意ください。・バージョン3.01で保存した設定データをバージョン3.02以降で読み込むとき

設定モード(制御関連)でのイベント出力設定(タイムイベント,PVイベント,プログラム制御終了通知の各設定)が読み込まれません。

・バージョン3.02以降で保存した設定データをバージョン3.01で読み込むとき

・制御基本設定でのイベント出力設定(共通/個別の選択)の設定が読み込まれません。・設定モード(制御関連)でのイベント出力設定(タイムイベント,PVイベント,プログラム制御終了通知の各設定)が読み込まれません。

・表示言語が[中国語]に設定されているときは,読み込まれません。

9.3 設定データの保存/読み込み

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9-10 IM 04L31A01-01

9.4 保存した表示/イベントデータの読み込み(ヒストリカルトレンド表示)

外部記憶メディアに保存されている表示データまたはイベントデータを読み込み,ヒストリカルトレンド画面(1-82ページ)でトレンド波形を表示するときの操作について説明しています。ヒストリカルトレンド画面での操作については,「8.7節」をご覧ください。

操  作

操作画面の表示

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > MENUキー(設定モードへの移行) > #5ソフトキー([ファイル操作,データクリア]の選択) > #4ソフトキー([表示データロード]の選択,イベントデータを読み込むときは#5ソフトキー[イベントデータロード]を選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。下図は表示データを読み込むときの画面例です。イベントデータを読み込む操作でも同様の画面が表示されます。

表示画面での操作

1. [ディレクトリ名]の欄に表示されているディレクトリから,読み込み対象ファイルがあるディレクトリを上下矢印キーで選択します。[/]はルートディレクトリです。右側のファイルリストに,選択したディレクトリ内のファイルが表示されます。

2. 右向き矢印キーを押し,青色カーソルをファイルリスト部に移動します。3. 上下矢印キーで,読み込み対象ファイルを選択します。[ディレクトリ名]の欄に青色カーソルを戻すときは,左向き矢印キーを押します。

4. DISP/ENTERキーを押します。ヒストリカルトレンド画面に波形が表示されます。ヒストリカルトレンドを表示しないで[ファイル操作,データクリア]のメニューに戻るときは,ESCキーを押します。

Note表示データの拡張子は「.CDS」,イベントデータの拡張子は「.CEV」です。

時刻/バッチ番号切り替え(オプションのバッチヘッダが有効な場合)

1. バッチヘッダが有効な場合,[バッチ名]と[時刻]ソフトキーが表示されます。表示するソフトキーを押します。

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9-11IM 04L31A01-01

データ保存/読み込み操作

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9.5 外部記憶メディアのファイル操作と空き容量の確認

外部記憶メディア内のファイルや空き容量の確認,ファイル/ディレクトリの消去,または外部記憶メディアのフォーマットを行うときの操作について説明しています。ファイル/ディレクトリ消去および外部記憶メディアのフォーマットについては,設定モード/基本設定モードの両モードで可能です。

操  作

操作画面の表示

設定モードでの画面表示操作

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > MENUキー(設定モードへの移行) > #5ソフトキー([ファイル操作,データクリア]の選択)上記の操作のあと,目的別に下記のソフトキーを選択します。・ファイル/空き容量の確認:#6ソフトキー([ファイル一覧]の選択)下図の画面が表示されます。

・ファイルの消去:#7ソフトキー([ファイル消去]の選択)下図の画面が表示されます。

・外部記憶メディアのフォーマット:#8ソフトキー([フォーマット]の選択)

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9-12 IM 04L31A01-01

基本設定モードでの画面表示操作MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > FUNCキー3秒押し(基本設定モードへの移行) > #5ソフトキー([ファイル操作,初期化]の選択)上記の操作のあと,目的別に下記のソフトキーを選択します。表示される画面は,設定モードの場合と同様の画面です。・ファイルの消去:#3ソフトキー([ファイル消去]の選択)・外部記憶メディアのフォーマット:#4ソフトキー([フォーマット]の選択)

表示画面での操作・ファイル/ディレクトリの消去1. [ディレクトリ名]欄に表示されているディレクトリから,消去対象ファイルがあ

るディレクトリを上下矢印キーで選択します。ディレクトリごと削除するときは,対象ディレクトリを選択したのち,操作4に進みます。

2. 右矢印キーを押し,青色カーソルをファイルリスト部に移動します。3. 上下矢印キーで,消去対象ファイルを選択します。

[ディレクトリ名]欄に青色カーソルを戻すときは,左矢印キーを押します。4. DISP/ENTERキーを押します。

削除確認ダイアログボックスが表示されます。5. [はい]が選択された状態で,DISP/ENTERキーを押します。

削除操作を取り消すときは,右矢印キーで[いいえ]を選択したのち,DISP/ENTERキーを押します。

・外部記憶メディアのフォーマット1. [ボリューム名]欄にボリューム名を入力します。

ボリューム名には,次の文字列を使用できません。AUX,CON,PRN,NUL,CLOCK,スペースを含む文字列ボリューム名を設定しない場合は,下矢印キーでカーソルを[タイプ]欄に移動します。

2. ソフトキーで,[クイック]か[通常]を選択します。3. DISP/ENTERキーを押します。

フォーマット確認ウインドウが表示されます。4. [はい]が選択された状態で,DISP/ENTERキーを押します。

削除操作を取り消すときは,右矢印キーで[いいえ]を選択したのち,DISP/ENTERキーを押します。

Note本機器でフォーマットした記憶メディアを、OSがWindows2000のPCで使用する場合は、異なるボリュームラベルを設定してください。

9.5 外部記憶メディアのファイル操作と空き容量の確認

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9-13IM 04L31A01-01

データ保存/読み込み操作

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設定内容

外部記憶メディアのフォーマット

・タイプ

次のどちらかを選択します。クイック:論理フォーマットだけ行います。通常:物理フォーマットと論理フォーマットを行います。フォーマット形式フロッピーディスク:2HD,1.44MバイトZipディスク:FDISK 1パーティション(ハードディスクフォーマット)ATAフラッシュメモリカード:FDISK 1パーティション(ハードディスクフォーマット)フォーマット時間

外部記憶メディア種類 クイック 通常 記事

フロッピーディスク 約6秒 約1分30秒

Zipディスク 約3秒 約10分

ATAフラッシュメモリカード 約3秒 約1分30秒 24Mバイト約5秒 約6分 160Mバイト

Note形名CX2***-5は250MBと100MB Zipディスクが使用できます。ただし,100MB Zipディスクに対して通常フォーマット(物理フォーマット)はできません。クイックフォーマット(論理フォーマットだけ)を使用してください。

9.5 外部記憶メディアのファイル操作と空き容量の確認

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9-14 IM 04L31A01-01

9.6 画面イメージデータの保存

表示されている画面のイメージデータを外部記憶メディアに保存するときの操作について説明しています。

操  作

1. 運転画面で,FUNCキーを押します。ソフトキーメニューが画面下部に表示されます。

2. [スナップショット]ソフトキーを押します。設定内容によって,[スナップショット]の文字が表示される位置が異なります。FUNCキーを押した場合に,ソフトキーメニューに[スナップショット]の文字がないときは,[Next 1/2]のソフトキーを押して,次のページのソフトキーメニューを表示してください。

Noteこの操作は,USERキーに割り当てることができます。USERキーに割り当てると,ワンタッチ操作で,画面イメージデータを保存することが可能です。また,上記操作では,運転画面だけのイメージデータの保存が可能ですが,USERキー操作では,設定画面も保存することができます。USERキーへの割り当て方法は,「11.1 USERキーの操作」をご覧ください。

設定内容

画面イメージデータの保存

・ファイル形式

PNG形式です。・ファイル名

画面イメージデータのファイルには,「(画面イメージデータの保存操作を実行した月日時分+通し番号).PNG」のファイル名が自動的に付けられます。Mddhhmma.PNGM:月(1~9,X(10月),Y(11月),Z(12月)),dd:日,hh:時,mm:分,a:年下1桁(0~9,ただし,画面イメージデータを1分以内に2回以上保存したときは,2番目以降のファイルでは,「a」~「z」を順次付ける)

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9-15IM 04L31A01-01

データ保存/読み込み操作

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9.7 内部メモリ内のデータのクリア

内部メモリに書き込まれている表示データ/イベントデータ/マニュアルサンプルデータ/TLOGデータ(演算機能オプションデータ)/レポートデータ(オプション機能データ)のすべてをクリアするときの操作です。

操  作

操作確認ウインドウの表示

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > MENUキー(設定モードへの移行) > #5ソフトキー([ファイル操作,データクリア]の選択) > #9ソフトキー([測定データクリア]の選択運転画面から上記のキー操作で,下図の操作確認ウインドウを表示します。

表示画面での操作

[はい]を選択した状態で,DISP/ENTERキーを押します。データがクリアされます。データのクリア操作を行わないときは,右矢印キーで[いいえ]を選択したのち,DISP/ENTERキーを押します。

Note内部メモリに書き込まれているデータは,基本設定モードでメモリ関連の設定を変更したときもクリアされます。このときは,下図のような確認ウインドウが表示されます。

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10-1IM 04L31A01-01

演算/レポート機能関連操作(

演算機能オプション付きモデルだけ)

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第10章 演算/レポート機能関連操作(演算機能オプション付きモデルだけ)

10.1 演算チャネルの割り当て/演算式/定数/タグの設定

演算チャネルに演算式を設定する操作と,演算チャネルにタグを設定するときの操作ついて説明しています。演算式の設定操作は,内部メモリへのデータ書き込み中,または演算中はできません。計測0チャネルモデルでは,演算式に計測チャネルを使用できません。

操  作

設定画面の表示

・演算チャネルの割り当て/演算式の設定

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > MENUキー(設定モードへの移行) > #7ソフトキー([演算設定1(演算式,アラーム,定数)]の選択) 運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

・演算チャネルのタグの設定

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > MENUキー(設定モードへの移行) > #8ソフトキー([演算設定2(タグ,TLOG,長時間移動平均,アラームディレイ)]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

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10-2 IM 04L31A01-01

設定操作

・演算チャネル割り当て

1. 矢印キーで,[先頭チャネル]欄/[最終チャネル]欄にカーソル(青色)を移動します。2. 演算チャネルに設定する範囲の先頭番号/最終番号のソフトキーを押します。3. [演算式On/Off]欄にカーソル(青色)が移動している状態で,[On]ソフトキーを押

します。[演算式],[スパン下限],[スパン上限],[単位]の各設定欄が表示されます。

・演算式

1. [演算式]欄にカーソル(青色)が移動している状態で,[入力]ソフトキーを押します。下図の演算式ポップアップウインドウが表示されます。

2. ソフトキーおよび文字/数値入力キーを操作して,演算式を設定します。3. DISP/ENTERキーを押します。

入力した演算式が[演算式]欄に表示されます。・スパン下限/上限,単位

1. [スパン下限],[スパン上限],[単位]の各設定欄にカーソル(青色)が移動している状態で,[入力]ソフトキーを押します。

2. ソフトキーまたは文字/数値入力キーを操作して,スパン下限/上限,単位を入力します。

3. DISP/ENTERキーを押します。・定数

1. 矢印キーで,[定数]の設定したい定数[K01]~[K30]にカーソル(青色)を移動します。

2. ソフトキーまたは文字/数値入力キーを操作して,定数を入力します。3. DISP/ENTERキーを押します。

・タグ

1. 矢印キーで,[先頭チャネル]欄/[最終チャネル]欄にカーソル(青色)を移動します。2. タグを設定する演算チャネル範囲の先頭番号/最終番号のソフトキーを押します。3. 矢印キーで,[タグ文字列]欄に移動します。4. ソフトキーまたは文字/数値入力キーを操作して,タグを入力します。5. DISP/ENTERキーを押します。

設定内容

演算チャネルの割り当て  解説 > 1.18節

・先頭チャネル,最終チャネル

「31」~「60」のチャネル番号を演算チャネルとして,割り当てることができます。この番号範囲で,演算を設定するチャネル番号範囲を設定します。

・演算On/Off

先頭チャネル/最終チャネルで設定した演算チャネルに対して,演算動作のON/OFFを設定します。

10.1 演算チャネルの割り当て/演算式/定数/タグの設定

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10-3IM 04L31A01-01

演算/レポート機能関連操作(

演算機能オプション付きモデルだけ)

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・演算式

演算式ポップアップウインドウの表記に従って,演算式(40文字以下)を設定します。演算式の作成のしかたは,「付録3 演算式の意味と書き方」をご覧ください。

・スパン下限/上限

演算スパン(演算値の範囲)の上下限値を設定します。設定可能数値範囲と小数点位置は,下記のとおりです。設定可能数値範囲:-9999999~99999999設定可能小数点位置:.,.,.,.

・単位

演算結果の単位を「半角カタカナ/半角英数字6文字以下」で設定します。・定数

演算式で使う定数(K01~K30)を設定します。定数の有効桁数は,小数点を除いて5桁です。指数で設定する場合は,仮数部5桁以下,指数部2桁以下で設定してください。設定可能範囲は次のとおりです。-9.9999E+29~-1.0000E-30,0,1.0000E-30~9.9999E+29

Note演算のOn/Off,演算式,スパンの各設定を変更すると,そのチャネルのアラームの設定は[Off]になります。

演算チャネルのタグの設定

・先頭チャネル,最終チャネル

[31]~[60]のチャネル番号を演算チャネルとして,割り当てることができます。この番号範囲で,タグを設定するチャネル番号範囲を設定します。対象チャネルは,[アラームディレイ時間],[TLOG],および[長時間移動平均]の設定と共通です。

・タグ文字列

タグ名を「半角カタカナ/半角英数字16文字以内」で設定します。

Noteチャネル番号の代わりにタグ名を表示するための設定は,「8.4 計測機能> チャネル用タグ表示に関する設定」をご覧ください。

10.1 演算チャネルの割り当て/演算式/定数/タグの設定

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10-4 IM 04L31A01-01

10.2 演算のスタート/ストップ/リセット

演算のスタート/ストップ操作,演算のリセット方法,および演算データ抜け表示を解除する方法について説明しています。

操  作

演算のスタート

STARTキーを押します。STARTキーを押すと,内部メモリへのデータの書き込みもスタートします。演算中は,下図のように,動作状態表示部に演算アイコンが表示されます。

演算アイコンの表示

・演算だけをスタートする場合

運転モードで,FUNCキーを押してソフトキーメニューを表示したのち,[演算

START]ソフトキーを押します。この操作は,USERキーに割り付け可能です。

演算のストップ

1. STOPキーを押します。下図のような停止確認ダイアログボックスが表示されます。

2. [メモリ+演算]が選択された状態で,DISP/ENTERキーを押します。DISP/ENTERキーを押すと,内部メモリへのデータの書き込みもストップします。

・演算だけをストップする場合

運転モードで,FUNCキーを押してソフトキーメニューを表示したのち,[演算

STOP]ソフトキーを押します。この操作は,USERキーに割り付け可能です。

Note演算をストップすると,演算チャネルの演算データは,演算ストップ直前の値に保持されます。内部メモリにデータを書き込んでいる場合は,保持された値が書き込まれます。

演算のリセット

1. 運転モードで,FUNCキーを押してソフトキーメニューを表示します。2. [演算リセット]ソフトキーを押します。すべての演算チャネルのデータがクリアされ,「0」になります。この操作は,USERキーに割り付け可能です。

演算データ抜け表示の解除

運転モードで,FUNCキーを押してソフトキーメニューを表示したのち,[演算ACK]ソ

フトキーを押します。演算データ抜けが発生したときだけ(演算アイコンの色が黄色になります),ソフトキーメニューに[演算ACK]が表示されます。解除されると,演算アイコンの色が白色に戻ります。

Note演算データ抜けは,測定周期内に演算処理ができなかったときに発生します。演算データ抜けが頻繁に発生する場合は,演算チャネル数を減らす,測定周期を長くするなどの方法でCPUの負荷を減らしてください。演算データを内部メモリに書き込んでいる場合,演算データ抜けが発生すると,発生直前のデータが,演算データ抜けが発生した測定周期の演算データとして,内部メモリに書き込まれます。

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演算/レポート機能関連操作(

演算機能オプション付きモデルだけ)

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10.3 演算チャネルのアラーム設定

測定チャネルと同様に,各演算チャネルの値でアラームを出すことができます。ここでは,そのアラームの設定のしかたについて説明しています。

操  作

設定画面の表示

・アラームの設定

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > MENUキー(設定モードへの移行) > #7ソフトキー([演算設定1(演算式,アラーム,定数)]の選択) 運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

・アラームディレイ時間の設定

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > MENUキー(設定モードへの移行) > #8ソフトキー([演算設定2(タグ,TLOG,長時間移動平均,アラームディレイ)]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

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10-6 IM 04L31A01-01

設定操作

・アラームの設定

1. 矢印キーで,[先頭チャネル]欄/[最終チャネル]欄にカーソル(青色)を移動します。2. アラームを設定する演算チャネル範囲の先頭番号/最終番号のソフトキーを押しま

す。3. 矢印キーで,アラームの[1]~[4]欄にカーソルを移動します。4. 設定したいアラームの[On]ソフトキーを押します。

[タイプ],[アラーム値],[リレー出力]の各設定欄が表示されます。5. 矢印キーで,[タイプ],[アラーム値],[リレー出力]の各設定欄にカーソルを移動

し,アラームタイプ,アラーム値,およびリレー出力のON/OFFをソフトキーで選択します。[リレー出力]を[On]に設定したときは,[番号]欄が表示されます。

6. [リレー出力]を[On]に設定したときは,ソフトキーでリレー出力番号[I01]~[I06],[DO001]~[DO006],[DO101]~[DO106],[DO201]~[DO206],[RO001]~[RO012],[SW001]~[SW036](スタイルナンバーS3以降)の中から選択します。

7. アラーム発生時にアラーム表する(ON)のか,しない(OFF)のかを設定します。8. DISP/ENTERキーを押します。

・アラームディレイ時間の設定

1. 矢印キーで,[先頭チャネル]欄/[最終チャネル]欄にカーソル(青色)を移動します。2. アラームを設定する演算チャネル範囲の先頭番号/最終番号のソフトキーを押しま

す。3. 矢印キーで,[アラームディレイ時間]欄にカーソルを移動します。4. [入力]ソフトキーを押したのち,アラームディレイ時間をポップアップウインド

ウで設定します。5. DISP/ENTERキーを押します。

設定内容

アラーム設定  解説 > 1.15節

・ On/Off

選択したアラームチャネルに対して4つのアラーム(アラーム番号1~4)を設定できます。設定するアラームを[On]に設定します。

・タイプ

アラームのタイプを次の4つの中から選択します。H(上限アラーム): 演算値がアラーム値以上になるとアラームを発するL(下限アラーム): 演算値がアラーム値以下になるとアラームを発するT(ディレイ上限アラーム):演算値がアラーム値以上になっている状態が設定したディ

レイ時間継続すると,アラームを発するt(ディレイ下限アラーム):演算値がアラーム値以下になっている状態が設定したディ

レイ時間継続すると,アラームを発する・アラーム値

上記の[タイプ]に合わせて設定します。設定可能範囲は,「演算チャネル割り当て」(前節参照)で設定した[スパン下限/上限]値の範囲内です。

・リレー出力

リレー出力を行うか[On],行わないか[Off]を選択します。

10.3 演算チャネルのアラーム設定

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演算/レポート機能関連操作(

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・番号

リレー出力を行う場合の出力リレー番号を設定します。設定可能な出力リレー番号は以下のとおりです。・計測警報出力端子ブロックの[ALARM]端子から出力する場合I01~I06(計測警報出力端子ブロックのオプション「/A6,/A6R,/A4F,/A4FR」のいずれの指定がない場合でも表示されます)

・制御出力端子ブロックの[DIGITAL OUT]端子1~6から出力する場合DO001~DO006 (ループ1,2用制御出力端子ブロック)DO101~DO106 (ループ3,4用制御出力端子ブロック)DO201~DO206 (ループ5,6用制御出力端子ブロック)(装着されていない制御出力端子ブロックがある場合,その端子のリレー番号は表示されません)

・制御拡張DIO端子ブロックの[DIGITAL OUT]端子1~12から出力する場合RO001~RO012(制御拡張DIO端子ブロックのオプション「/CST1」指定がない場合は表示されません)

・内部スイッチ(スタイルナンバーS3以降)に出力する場合SW001~SW036

Note・設定ではリレー出力としていますが,アラーム出力に設定できる端子には,リレー出力端子とトランジスタ出力の2種類があります。計測警報出力端子ブロックの[ALARM]端子1~6,制御出力端子ブロックの[DIGITAL OUT]端子1,2だけがリレー出力です。

・制御出力端子ブロックの[DIGITAL OUT]端子および制御拡張DIO端子ブロックの[DIGITALOUT]端子には,測定チャネル/演算チャネルのアラーム出力のほかに,下記の出力を同時に割り付け可能です。・制御アラーム・FAIL (制御出力端子ブロックの[DIGITAL OUT]端子1のみ)・故障診断 (制御出力端子ブロックの[DIGITAL OUT]端子1のみ)・PVイベント出力/タイムイベント出力 (プログラム制御オプション指定時のみ)・プログラム制御終了通知 (プログラム制御オプション指定時のみ)

・検出(スタイルナンバーS3以降)アラームが発生したときに,アラーム表示する[ON]のか,しない[OFF]のかを選択します。OFFにするとアラームサマリには記録が残りません。

アラームディレイ時間設定([タイプ]に[T]または[t]を選択した場合の設定)  解説 > 1.15節・先頭チャネル/最終チャネル

アラームディレイ時間を設定する対象チャネルを設定します。対象チャネルは,[タグ文字列],[TLOG],および[長時間移動平均]の設定と共通です。

・アラームディレイ時間

アラームディレイ時間を,[1]~[3600]秒の範囲の整数で設定します。

Note測定周期が2秒の場合に,アラームディレイ時間を奇数に設定したときは,設定時間+1秒で動作します。例:アラームディレイ時間を5秒に設定したときは,6秒で動作します。

10.3 演算チャネルのアラーム設定

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10.4 TLOG演算の設定

TLOG演算を行う場合の設定操作について説明しています。

操  作

操作画面の表示

・タイマの設定

MENUキー(設定モードへの移行) > FUNCキー3秒押し(基本設定モードへの移行) >#6ソフトキー([オプション]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

・タイマの選択/積算単位の設定

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > MENUキー(設定モードへの移行) > #8ソフトキー([演算設定2(タグ,TLOG,長時間移動平均,アラームディレイ)]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

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演算/レポート機能関連操作(

演算機能オプション付きモデルだけ)

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表示画面での操作

・タイマの設定

1. 矢印キーで,[タイマ(TLOG)]の各設定欄にカーソル(青色)を移動します。2. 設定するソフトキーを押します。3. DISP/ENTERキーを押します。

・タイマの選択/積算単位の設定

1. 矢印キーで,[先頭チャネル]欄/[最終チャネル]欄にカーソル(青色)を移動します。2. TLOG演算を設定する演算チャネル範囲の先頭番号/最終番号のソフトキーを押し

ます。3. 矢印キーで,[TLOG]の[タイマ番号]欄または[積算単位]にカーソルを移動しま

す。4. ソフトキーで選択肢を選択します。5. DISP/ENTERキーを押します。

基本設定モードでの設定内容の保存

1. ESCキーを押します。基本設定メニュー画面に戻ります。

2. [終了]ソフトキーを押します。設定保存確認ウインドウが表示されます。

3. [はい]が選択された状態で,DISP/ENTERキーを押します。運転画面に戻ります。

設定内容

TLOG演算のタイマの設定  解説 > 1.18節

・モード

[相対時間]か[絶対時刻]のどちらかを選択します。相対時間を選択した場合

・インターバル

インターバル終了までの時間を「時:分」(00:01~24:00)で設定します。・リセット

TLOG演算を設定したチャネルのTLOG演算値を,インターバルごとにリセットする[On]か,しない[Off]かを設定します。

・アクション

[データセーブ]に設定すると,インターバルごとにすべての測定/演算チャネルの瞬時値を内部メモリに書き込みます。この動作を行わないときは,[Off]に設定します。

絶対時刻を選択した場合

・インターバル

インターバル終了までの時間を,下記の19種類から選択します。1min,2min,3min,4min,5min,6min,10min,12min,15min,20min,30min,1h,2h,3h,4h,6h,8h,12h,24h

・基準時刻

基準にする時刻を設定します。基準時刻は,0:00~23:00の1時間ごとの設定になります。

・リセット

TLOG演算を設定したチャネルのTLOG演算値を,インターバルごとにリセットする[On]か,しない[Off]かを設定します。

・アクション

[データセーブ]に設定すると,インターバルごとにすべての測定/演算チャネルの瞬時値を内部メモリに書き込みます。この動作を行わないときは,[Off]に設定します。

10.4 TLOG演算の設定

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TLOG演算のタイマ番号選択と積算単位の設定  解説 > 1.18節

・先頭チャネル,最終チャネル

「31」~「60」のチャネル番号を演算チャネルとして,割り当てることができます。この番号範囲で,TLOG演算のタイマ番号と積算単位を設定するチャネル番号範囲を設定します。対象チャネルは,[タグ文字列],[長時間移動平均]および[アラームディレイ]の設定と共通です。

・ TLOG

・タイマ番号

タイマ番号を[1],[2],[3]の中から選択します。・積算単位

積算演算(TLOG.SUM)を算出する場合の積算単位は,[Off],[/s],[/min],[/h]から選択します。初期値は[Off](単純に積算演算をする)です。積算演算(TLOG.SUM)を指定していないチャネルは,設定する必要はありません。

Note・外部記憶メディアに保存するときは,TLOGデータファイル(拡張子が「.DTG」)に保存されます。

・TLOGデータは,タイマを設定すると,タイマで設定したインターバルごとに,内部メモリに書き込まれます。この動作は,[アクション]欄での設定とは関係なく実行されます。

10.4 TLOG演算の設定

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演算/レポート機能関連操作(

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10.5 長時間移動平均の設定

演算結果の移動平均値を演算値にするときの設定操作について説明しています。

操  作

操作画面の表示

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > MENUキー(設定モードへの移行) > #8ソフトキー([演算設定2(タグ,TLOG,長時間移動平均,アラームディレイ)]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

表示画面での操作

1. 矢印キーで,[先頭チャネル]欄/[最終チャネル]欄にカーソル(青色)を移動します。2. [長時間移動平均]を設定する演算チャネル範囲の先頭番号/最終番号のソフトキーを押します。

3. 矢印キーで,[長時間移動平均]の各設定欄にカーソル(青色)を移動します。4. DISP/ENTERキーを押します。

設定内容

長時間移動平均の設定  解説 > 1.18節・ On/Off

演算結果を移動平均化するときは,[On](初期値:Off)を選択します。・サンプリング間隔

移動平均化時のサンプリング間隔を下記の中から選択します。1s,2s,3s,4s,5s,6s,10s,12s,15s,20s,30s,1min,2min,3min,4min,5min,6min,10min,12min,15min,20min,30min,1hただし,測定周期を[2s]に設定しているときは,サンプリング間隔を[1s]に設定できません。また,測定周期を[2s]に設定している場合に,サンプリング間隔を奇数値のサンプリング間隔[1s],[3s],[5s],または[15s]に設定すると,実際のサンプリング間隔は,それぞれ「2s」,「4s」,「6s」,または「16s」になります。

・サンプリング数

移動平均化時の平均個数を[1]~[64]の整数で設定します。

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10-12 IM 04L31A01-01

Note・演算開始直後,移動平均するデータ数が,設定したサンプリング数に達していないときは,得られているデータの平均を算出します。

・演算エラーのデータは,長時間移動平均の演算から外されます。・演算データが上下限値を超えた場合,上下限値でクリップして移動平均を計算します。上下限値は,小数点を除き,「±100000000」です。小数点位置は,スパン下限の小数点位置と同じです。

10.5 長時間移動平均の設定

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演算/レポート機能関連操作(

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10.6 レポートの設定

レポートの種類,レポート作成チャネル,レポート作成日時などを設定するときの操作について説明しています。計測0チャネルモデルでは,レポートチャネルに計測チャネルを設定できません。

操  作

操作画面の表示

MENUキー(設定モードへの移行) > FUNCキー3秒押し(基本設定モードへの移行) > #6ソフトキー([オプション]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

表示画面での操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

基本設定モードでの設定内容の保存

1. ESCキーを押します。基本設定メニュー画面に戻ります。

2. [終了]ソフトキーを押します。設定保存確認ウインドウが表示されます。

3. [はい]が選択された状態で,DISP/ENTERキーを押します。運転画面に戻ります。

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設定内容

レポート機能の設定  解説 > 1.18節

・レポート種類

作成するレポートの種類を下記から選択します。時報:時報を作成する日報:日報を作成する時報+日報:時報と日報を作成する日報+週報:日報と週報を作成する日報+月報:日報と月報を作成する

・作成日/作成曜日

レポートを作成する日または曜日を設定します。[レポート種類]で,[日報+月報]を設定した場合,[作成日]と表示されます。[日報+週報]を設定した場合,[作成曜日]と表示されます。[時報],[日報],[時報+日報]を設定した場合,[作成日]と表示されますが,この設定は無効です。

・作成日(月報の場合)日付け[01]~[28]を入力します。29,30,31日は設定できません。

・作成曜日(週報の場合)曜日を選択します。

・作成時刻(時)

レポートを作成する時刻を設定します。基準時刻は,0:00~23:00の1時間ごとの設定になります。

・レポートCH

測定/演算チャネルを割り付けるレポートチャネルを[R01]~[R30]の中から選択します。この番号順で,測定/演算チャネルのデータが出力されます。

・ On/Off

レポートチャネルを使用する[On]か,しない[Off]かを選択します。・チャネル

レポートチャネルに割り付ける測定/演算チャネルを設定します。すべての測定/演算チャネルを設定できますが,[スキップ]に設定されている測定チャネル,[Off]に設定されている演算チャネルは,設定してもレポートは作成されません。計測0チャネルモデルでは計測チャネルを選択できません。

・積算単位

次の中から選択します。Off :Σ(測定周期ごとの測定/演算データ)/s :Σ(測定周期ごとの測定/演算データ)×測定周期/min :Σ(測定周期ごとの測定/演算データ)×測定周期/60/h/day :Σ(測定周期ごとの測定/演算データ)×測定周期/86400

10.6 レポートの設定

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演算/レポート機能関連操作(

演算機能オプション付きモデルだけ)

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10.7 レポート作成動作スタート/ストップ操作

レポート作成動作をスタート/ストップするときの操作について説明しています。

操  作

レポート作成スタート/ストップ動作は,内部メモリへの書き込みスタート/ストップ動作と連動しています。レポート作成動作スタート

STARTキーを押します。レポート作成動作がスタートし,レポート作成時刻に,レポートデータが内部メモリに書き込まれます。下図のように,メモリ動作表示アイコンが停止状態を示すものから書き込み中を示すものに変わるとともに,演算アイコンが表示されます。

演算アイコンの表示

レポート作成動作ストップ

1. STOPキーを押します。下図のような停止確認ダイアログボックスが表示されます。

2. 左右矢印キーで,[メモリ+演算]または[メモリ]を選択します。3. DISP/ENTERキーを押します。内部メモリへの書き込み/演算(レポート作成)動作が停止されると,メモリ動作表示アイコンが書き込み中を示すものから停止状態を示すものに変わります。

Note・内部メモリ内のデータクリア操作(「9.7節」参照)を行うと,表示データなど他のデータとともに,レポートデータもクリアされます。

・レポートデータは,データ作成時に内部メモリに書き込まれると同時に外部記憶メディアに保存されます。保存方法設定操作については,「9.1節」をご覧ください。

・レポート作成動作をストップさせると,外部記憶メディアのレポートファイルは閉じられます。再び,レポート作成動作をスタートさせると,データは新たなファイルに保存されます。

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11-1IM 04L31A01-01

その他の機能の操作

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第11章 その他の機能の操作

11.1 USERキーの動作割り当て設定と操作

USERキーに所定の動作を割り当てるときの操作と,割り当て後のUSERキーの操作について説明しています。

操  作

USERキーの動作割り当て設定画面の表示

MENUキー(設定モード(制御関連)への移行) > MENUキー(設定モードへの移行) > #3ソフトキー([トレンド表示/セーブ周期,メッセージ,ファイル,USERキー]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

USERキーの動作割り当て設定操作

1. 矢印キーで,[USERキー]の[アクション]欄にカーソル(青色)を移動します。2. 設定したい動作のソフトキーを押します。3. DISP/ENTERキーを押します。

USERキーの操作

運転モードまたは設定モードのときに,USERキーを一度押すだけで設定した動作が行われます。基本設定モードでは,動作しません。ただし,[スナップショット]動作だけは,基本設定モードでも動作します。

START

STOP

ESC MENU DISP/ENTER

USER FUNC

USERキー

1 ABC 2 DEF 3 GHI

4 JKL 5 MNO 6 PQR

7 STU 8 VWX

0

9 YZ

ア カ サ

タ ナ ハ

マ ヤ ラ

゛° ワ

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11-2 IM 04L31A01-01

設定内容

USERキーの動作割り当て

下記の動作の中から1つを選択します。初期設定は,[アラームACK]です。

動作名称 参照節 動作

無 - 動作なしトリガ 9.1 イベントデータの内部メモリへの書き込みスタートのトリガを与

える(内部メモリに書き込むデータとしてイベントデータを設定し,書き込みスタートのトリガとしてキートリガを設定したときのみ有効

アラームACK 4.7,7.2 アラーム表示/リレー出力を解除する(アラーム表示または出力リレーの動作を「保持」に設定したときのみ有効)

演算 10.2 演算をスタートする/ストップする(演算機能オプション/M1付きのときのみ可能)

演算リセット 10.2 演算データをリセットする(0にする,演算機能オプション/M1付きで,演算ストップ中のときのみ可能)

マニュアルサンプル 9.2 全チャネルの瞬時値を1回内部メモリに書き込むメッセージ1~8 8.9 メッセージ1~8をトレンド表示画面に表示するとともに,内部

メモリに書き込むスナップショット 9.6 表示している画面のイメージデータを記憶メディアに保存する

11.1 USERキーの動作割り当て設定と操作

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11.2 キーロック

キー操作(Zipディスクの取り出し,マニュアルセーブ時のデータ保存動作を含む)の動作を無効にする(キーロック)方法,およびその解除方法について説明しています。

操  作

設定画面の表示

MENUキー(設定モードへの移行) > FUNCキー3秒押し(基本設定モードへの移行) > #3ソフトキー([キーロック]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

設定操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

基本設定モードでの設定内容の保存

1. ESCキーを押します。基本設定メニュー画面に戻ります。

2. [終了]ソフトキーを押します。設定保存確認ウインドウが表示されます。

3. [はい]が選択された状態で,DISP/ENTERキーを押します。運転画面に戻ります。

キーロック操作

1. 運転モードで,FUNCキーを押します。ソフトキーメニューが表示されます。キーロック有/無設定が[無]のときは,[キーロック]ソフトキーが表示されません。

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11-4 IM 04L31A01-01

2. [キーロック]ソフトキーを押します。3. DISP/ENTERキーを押します。

Noteキーロック機能有効中は,状態表示部にキーロックアイコン(1.16節参照)が表示されます。キーロック機能有効中にキーロック対象キーを押すと,[キーロックされています]というメッセージが表示されます。

キーロック解除操作

1. 運転モードで,FUNCキーを押します。ソフトキーメニューが表示されます。

2. [キーロック]ソフトキーを押します。パスワード入力ウインドウが表示されます。

3. ソフトキーおよび文字/数値入力キーで,パスワードを入力します。

3. DISP/ENTERキーを押します。

設定内容

キーロック設定

・有/無

キーロック機能を有効にするときは,[有]を選択します。・パスワード

キーロックを解除するときのパスワードを設定します。パスワードは,「半角英数字6文字以下」で設定します。

・各キーロック対象項目

キーロックの対象にするときは,[ロック],対象にしないときは[フリー]を選択します。キーロックの対象

・ FUNCキー,矢印キー,および文字/数値入力キー以外の操作キー・ [アラームACK]ソフトキー・ [演算スタート],[演算ストップ],[演算リセット]の各演算関連ソフトキー・ [メッセージ],[マニュアルサンプル],[トリガ],[表示データセーブ],[イベントデータセーブ]のメモリ書き込み関連ソフトキー

・ [メールSTART],[メールSTOP]ソフトキー,[メール送信テスト]のメール関連ソフトキー

・マニュアルセーブの場合の外部記憶メディア挿入時のデータ保存禁止,Zipディスク取り出し禁止

・オートセーブの場合のZipディスク取り出し禁止

11.2 キーロック

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11.3 キー操作のログイン/ログアウト

所定ユーザーだけが本機器を操作できるようにするときの設定操作,および設定後のログイン/ログアウト方法について説明しています。

操  作

設定画面の表示

MENUキー(設定モードへの移行) > FUNCキー3秒押し(基本設定モードへの移行) > #4ソフトキー([キーログイン]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

設定操作

1. 矢印キーで,各設定欄にカーソル(青色)を移動します。2. 設定したいソフトキーを押します。3. DISP/ENTERキーを押します。

基本設定モードでの設定内容の保存

1. ESCキーを押します。基本設定メニュー画面に戻ります。

2. [終了]ソフトキーを押します。設定保存確認ウインドウが表示されます。

3. [はい]が選択された状態で,DISP/ENTERキーを押します。運転画面に戻ります。

ログイン操作

1. FUNCキーを押します。ユーザー名一覧ウインドウとソフトキーメニューが表示されます。

2. ログインするユーザーのソフトキーを押します。

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11-6 IM 04L31A01-01

3. キーログイン設定で「ユーザーIDを使用する」に設定している場合は,ユーザーID入力ウインドウが表示されるので,ユーザーIDを入力したのち,DISP/ENTERキー

を押します。

4. パスワード入力ウインドウが表示されるので,パスワードを入力したのち,DISP/

ENTERキーを押します。

パスワードが正しいとログインでき,下図のように,状態表示部にユーザー名が表示されます。

Note表示データ/イベントデータの内部メモリへの書き込みスタート/ストップ時のユーザー名は,それぞれのファイルに書き込まれます。また,メッセージ書き込み時のユーザー名も,内部メモリに書き込まれます。

ログアウト操作

・手動ログアウト1. FUNCキーを押します。

ソフトキーメニューが表示されます。2. [ログアウト]ソフトキーを押します。

状態表示部のユーザー名が消えます。・自動ログアウト自動ログアウト機能を有効に設定していれば,運転モードで10分間キー操作がないと,自動的にログアウトします。

Note基本設定モードからオペレーションモードに戻したときは,ログアウト状態になります。

設定内容

キーログイン設定

・有/無

キーログイン機能を有効にするときは,[有]を選択します。・自動ログアウト

On:10分間キー操作がないと,ログアウトします。Off:ログアウトの操作をしない限り,ログアウトしません

・ユーザID有/無

ログイン時にユーザーIDを使用する[有]か,しない[無]かを設定します。[有]を設定すると,[ユーザID]設定欄が表示されます。

・番号

ユーザー登録番号を[1]~[7]の中から選択します。・ On/Off

登録番号ユーザーのキーログイン機能を有効にする[On]か,無効にする[Off]かを選択します。

11.3 キー操作のログイン/ログアウト

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・ユーザ名

ユーザー名を「半角カタカナ/半角英数字16文字以下」で設定します。ユーザー名に「quit」は設定できません。また,ユーザー名をすべてスペースに設定することはできません。ユーザー名が重複する場合は,設定確定操作時に「すでに同じユーザー名が登録されています」というメッセージが表示されます。このときは,ユニークなユーザー名に変更してください。

・ユーザID ([ユーザID]を[有]に設定したときのみ)ユーザーIDを「半角英数字4文字以下」で設定します。

・パスワード

パスワードを「半角英数字6文字以下」で設定します。・セットアップ

ログインしたユーザーが基本設定モードに入ることをを許可する[許可]か,しない[不許可]かを選択します。

Noteすべてのユーザーを[不許可]に設定することはできません。設定しようとした場合は,もっとも若い登録番号のユーザーが,設定データ保存時に自動的に[許可]に変更されます。

11.3 キー操作のログイン/ログアウト

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11.4 ログ表示(操作内容の確認)/システム情報画面表示(本機器の仕様の確認)

以下の操作内容を確認するときは,ログ画面を表示します。エラーメッセージ,ログイン/ログアウト履歴,通信コマンド履歴,FTPファイル転送履歴,Eメール送信履歴,Webブラウザ操作の履歴本機器の仕様(入力点数,内部メモリの容量,オプション,MACアドレス,ファームウエアのバージョンナンバー)を確認するときは,システム情報画面を表示します。ここでは,上記情報の表示方法について説明しています。

操  作

各ログ画面およびシステム情報確認画面の表示

1. 運転モードで,FUNCキーを押します。2. [Next 1/2]ソフトキーを押します。[ログ]を含むソフトキーメニューが表示されます。

2. [ログ]ソフトキーを押します。下図のソフトキーメニューが表示されます。[キーログイン]および[Web]ソフトキーは,それらの機能を使用しているときだけ表示されます。

Webブラウザ操作履歴

メール送信履歴

システム情報

ログイン/ログアウト履歴

通信コマンド履歴エラー

メッセージ履歴

FTPファイル転送履歴

3. 表示したい画面のソフトキーを押します。

表示内容説明

エラーメッセージ履歴

エラーが発生した日時

エラーコード エラーメッセージ

エラーメッセージの内容については,「第12章 トラブルシューティング」をご覧ください。ログイン/ログアウト履歴

キーログイン/ログアウトした日時

In:キーログインOut:ログアウト

操作時のユーザー名

最下行に表示されているログのNo./ログの総数

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通信コマンド履歴

本機器にアクセスした日時

本機器にアクセスしたユーザー名接続しているユーザーを識別する番号

入出力記号(>:入力,<:出力)

メッセージ(最大20文字)

最下行に表示されているログのNo./ログの総数

イーサネットインタフェースの接続状態表示点灯(緑色):電気的に接続されている消灯:電気的に接続されていない

FTPファイル転送履歴

ファイルを転送した日時エラーコード

FTP接続先(P:プライマリ,S:セカンダリ)ファイル名(8文字)

最下行に表示されているログのNo./ログの総数

Webブラウザ操作履歴

Web画面で操作した日時

操作内容エラーコード(「第12章」をご覧ください)

操作種類

11.4 ログ表示(操作内容の確認)/システム情報画面表示(本機器の仕様の確認)

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Eメール送信履歴

Eメール送信日時

送信先(1:送信先1,2:送信先2)送信先(送信先アドレス,メッセージ)

エラーコード(「第12章」をご覧ください)Eメール種類

システム情報表示計測用測定入力数(測定チャネル数)

演算チャネル数内蔵制御ループ数

内部メモリの容量

通信インタフェース

外部記憶メディア

MACアドレス

ファームウエアのバージョン

プログラム制御

制御出力端子ブロックの有無(PID:あり,None:なし)

オプション端子ブロックの有無と種類(Extension:制御拡張DIO,Alarm:計測警報オプション,None:なし)

外部温調計通信ラダー通信)

Note・システム情報表示において,赤色の文字で情報が表示されたときは,機器が異常である可能性があります。このときは,お買い求め先,または最寄りの当社サービス網にご連絡ください。

・伝送器電源出力端子ブロック(/TPS4オプション)が装着されている場合であっても,その装着位置の[OUTPUT TERMINAL]の[SLOT4]には,[None]と表示されます。

11.4 ログ表示(操作内容の確認)/システム情報画面表示(本機器の仕様の確認)

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11.5 計測用リモート入力設定(/A6Rオプションまたは/A4FRオプション)

計測警報オプション端子ブロックのリモート入力端子[REMOTE]に所定の動作を割り付ける操作について説明しています。

操  作

操作画面の表示

MENUキー(設定モードへの移行) > FUNCキー3秒押し(基本設定モードへの移行) > #6ソフトキー([オプション]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

表示画面での操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

基本設定モードでの設定内容の保存

1. ESCキーを押します。基本設定メニュー画面に戻ります。

2. [終了]ソフトキーを押します。設定保存確認ウインドウが表示されます。

3. [はい]が選択された状態で,DISP/ENTERキーを押します。運転画面に戻ります。

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設定内容

計測用リモート設定  解説 > 1.19節

・アクション

次の中から割り付ける動作を選択します。動作を割り付けないときは,[無](初期値)を選択します。スタートストップ

・リモート入力信号:立ち上がり/スタート,立ち下がり/ストップ・スタート表示データ,イベントデータの内部メモリへの書き込み,レポート(演算機能オプション)をスタートします。

・ストップ表示データ,イベントデータの内部メモリへの書き込み,レポート(演算機能オプション)をストップします。

・データ書き込みがスタートの状態のとき,立ち上がり信号を入力しても無効です。データ書き込みがストップの状態のとき,立ち下がり信号を入力しても無効です。

トリガ

・リモート入力信号:トリガ,250ms以上・イベントデータの内部メモリへの書き込み開始の外部トリガとなります。イベントデータを,トリガモードまたは繰り返しモードで内部メモリに書き込む場合で,書き込み開始のトリガとして外部トリガを設定し,本機器がトリガ待ちの状態のときのみ有効です。上記の場合以外は,リモート信号を入力しても無効です。

アラームACK

・リモート入力信号:トリガ,250ms以上・アラーム表示とリレー出力(オプション)の解除動作を実行します。[アラームACK]ソフトキーを押したときと同じ機能です。

時刻セット

・リモート入力信号:トリガ,250ms以上・リモート信号入力時刻により,本機器の内部時計を近傍の正時に合わせます。

信号入力時刻 変更時刻

00分00秒~01分59秒 分以下を切り捨てます。例:10時01分50秒の場合10時00分00秒になります。

02分00秒~57分59秒 時刻は変更されません。

58分00秒~59分59秒 分以下を切り上げます。例:10時59分50秒の場合11時00分00秒になります。

演算

・リモート入力信号:立ち上がり/スタート,立ち下がり/ストップ・演算をスタート/ストップします。演算機能オプション付きのときだけ有効です。・演算がスタートの状態のとき,立ち上がり信号を入力しても無効です。演算がストップの状態のとき,立ち下がり信号を入力しても無効です。

演算リセット

・リモート入力信号:トリガ,250ms以上・すべての演算チャネルのデータをリセットします。演算機能オプション付きで,演算ストップ中のときだけ有効です。その他の場合は,リモート入力信号を入力しても無効です。

11.5 計測用リモート入力設定(/A6Rオプションまたは/A4FRオプション)

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その他の機能の操作

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マニュアルサンプル

・リモート入力信号:トリガ,250ms以上・全チャネルの瞬時値を1回内部メモリに書き込みます。スキップに設定されている測定チャネル,Offの演算チャネルは除きます。

設定1ロード~設定3ロード

・リモート入力信号:トリガ,250ms以上・外部記憶メディアに保存されている「LOAD1.PCL」,「LOAD2.PCL」,または「LOAD3.PCL」というファイル名の設定データを読み込んで有効にします。あらかじめ,「LOAD1.PCL」,「LOAD2.PCL」,または「LOAD3.PCL」という設定データファイルを作成して外部記憶メディアに保存しておくことが必要です。

メッセージ1~メッセージ8

・リモート入力信号:トリガ,250ms以上・トレンド表示で,信号が入力された時刻の位置にメッセージを表示します。また,表示されたメッセージは,内部メモリに書き込まれます。内部メモリへのデータ書き込みを停止しているときは,メッセージを表示/書き込みすることはできません。リモート入力信号を入力しても無効です。

スナップショット

・リモート入力信号:トリガ,250ms以上・表示している画面のイメージデータを,外部記憶メディアに保存します。すべてのモード(オペレーションモード,設定モード,基本設定モード)で動作します。エラーメッセージは表示されていても保存されません。

11.5 計測用リモート入力設定(/A6Rオプションまたは/A4FRオプション)

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11-14 IM 04L31A01-01

11.6 バッチヘッダを使用する/使用しないを設定する(/BT1オプション)

バッチヘッダを有効にする方法について説明しています。操  作

操作画面の表示

MENUキー(設定モードへの移行) > FUNCキー3秒押し(基本設定モードへの移行) > #9ソフトキー([その他,タイムゾーン]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

表示画面での操作

1. 矢印キーで,[バッチ]欄にカーソル(青色)を移動します。[有]と[無]がソフトキーメニューとして,画面の下部に表示されます。

2. [有]または[無]のソフトキーを押します。[バッチ]欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

3. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

基本設定モードでの設定内容の保存

1. ESCキーを押します。基本設定メニュー画面に戻ります。

2. [終了]ソフトキーを押します。設定保存確認ウインドウが表示されます。

3. [はい]が選択された状態で,DISP/ENTERキーを押します。運転画面に戻ります。

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11.7 バッチ情報を設定する(/BT1オプション)

内部メモリに書き込むデータに付加する項目の設定方法について説明しています。また,下記の機能を使用するかしないかを設定できます。・バッチ終了時に,自動的にロット番号を+1する(ロット番号の自動インクリメント)・メモリサマリで,ファイル作成日時の代わりに,ファイルごとのバッチ番号とロット番

号を表示する

操  作

操作画面の表示

MENUキー(設定モードへの移行) > > MENUキー(設定モードへの移行) > #9ソフト

キー([バッチ設定]の選択)運転画面から上記のキー操作で,下図の画面を表示します。

表示画面での操作

1. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

2. 設定したい選択肢のソフトキーを押します。設定変更した項目欄が黄色になり,次の項目欄にカーソルが移動します。

3. 操作1,2を繰り返し,変更したいすべての項目の値を変更します。4. DISP/ENTERキーを押し,変更内容を確定します。設定変更した項目欄の色が黄色から白色に戻るとともに,カーソルが先頭項目欄に戻ります。

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11-16 IM 04L31A01-01

設定内容

バッチ設定  解説 > 1.20節

アプリケーション名

半角英数字16文字以内で設定します。

スーパーバイザ名

半角英数字16文字以内で設定します。

マネージャ名

半角英数字16文字以内で設定します。

バッチ番号

半角英数字16文字以内で設定します。

ロット番号

0~9999の範囲で設定します。

自動インクリメント(ロット番号の自動インクリメント)

内部メモリへのデータ書き込み終了時に,自動的にロット番号を+1する(次回のロット番号にする)/しないを設定します。

On: 内部メモリへのデータ書き込み終了時に,自動的にロット番号を+1するOff: ロット番号は,そのままとする

Note9999の次のロット番号は,0になります。

表示情報(メモリデータの表示情報)

メモリサマリで,バッチ番号とロット番号を表示するか,ファイル作成日時を表示するかを設定します。

バッチ名:バッチ番号/ロット番号を表示する時刻: ファイル作成日時を表示する

11.7 バッチ情報を設定する(/BT1オプション)

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11.8 バッチ番号/ロット番号を確認/変更する,コメントを入力/変更する(/BT1オプション)

バッチ番号やロット番号を,確認したり変更したり,コメントを入力する方法について説明しています。

操  作

1. FUNCを押し,ソフトキーのメニューを表示します。2. [バッチ]ソフトキーを押し,バッチ画面を表示します。

3. 矢印キーで,変更したい設定項目欄にカーソル(青色)を移動します。ソフトキーメニューが画面の下部に表示されます。

4. 文字/数値入力キーでバッチ名またはコメントを入力します。5. DISP/ENTERキーを押します。

設定内容

バッチ番号

半角英数字16文字以内で設定します。

ロット番号

0~9999の範囲で設定します。

コメント3つのコメントを設定できます。各コメントは。半角英数字32文字以内で設定します。コメント,コメント入力したユーザ名(キーログイン機能を使用しているときのみ),およびコメントを入力した日時は,測定/制御演算データとともに内部メモリに書き込まれます。また,内部メモリへのデータ書き込みストップ時に,コメントはクリアされます。

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トラブルシューティング

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第12章 トラブルシューティング

12.1 メッセージ一覧

通信コマンドに対するエラー応答は英語で出力されます。

設定関連のエラー・設定エラー

コード メッセージ 説明/対処方法/参照節

1 システムエラー。 当社サービス網にご連絡ください。System error.

2 日付,時刻設定が間違っています。 3.3節Incorrect date or time setting.

3 設定できないチャネルを選択しています。 通信インタフェースマニュアルを参照A disabled channel is selected.

4 ファンクション,パラメータの設定が間違っています。 通信インタフェースマニュアルを参照Incorrect function parameter.

5 入力した数値が設定範囲を超えています。 正しい数値を入力する。The input numerical value exceeds the set range.

6 入力した文字列が正しくありません。 正しい文字列を入力する。Incorrect input character string.

7 文字列長を超えて設定しています。 正しい文字列長にする。Too many characters.

8 入力したモードが正しくありません。 通信インタフェースマニュアルを参照Incorrect input mode.

9 入力したレンジコードが正しくありません。 通信インタフェースマニュアルを参照Incorrect input range code.

10 設定できないループ番号を選択しています。 通信インタフェースマニュアルを参照A disabled loop number is selected.

11 設定できないモジュール種類を選択しています。 通信インタフェースマニュアルを参照A disabled module number is selected.

12 設定できない入力種類を選択しています。 通信インタフェースマニュアルを参照A disabled input kind is selected.

13 設定できないPID番号を選択しています。 通信インタフェースマニュアルを参照A disabled pid number is selected.

14 設定できないセグメント番号を選択しています。 通信インタフェースマニュアルを参照A disabled segment number is selected.

21 スキップ設定チャネルにアラームを設定しています。 通信インタフェースマニュアルを参照Cannot set an alarm for a skipped channel.

22 スパン設定の上限値と下限値が同じ値です。 4.6節,7.1節The upper and lower span limits are equal.

23 スケール設定の上限値と下限値が同じ値です。 4.6節,7.1節The upper and lower scale limits are equal.

30 部分圧縮拡大表示の境界値がスパン設定の範囲を超えています。 8.14節The partial boundary value exceeds the range of the span.

31 スキップ設定チャネルに部分圧縮拡大表示を設定しています。 通信インタフェースマニュアルを参照Partial-expansion display is set ON for a SKIPPED channel.

35 表示ゾーンの下端位置と上端位置が同じ値です。 8.12節The upper and lower limits of the display band are equal.

36 表示ゾーンの下端位置が上端位置より大きい値です。 8.12節The lower limit of the display band is greater than the upper limit.

37 表示ゾーンの下端位置と上端位置幅が4%以下です。 8.12節The display band is narrower than 4% of the entire display.

40 グループ設定文字列の記述が間違っています。 6.1節,8.3節Incorrect group set character string.

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12-2 IM 04L31A01-01

12.1 メッセージ一覧

コード メッセージ 説明/対処方法/参照節

41 指定された入力チャネルがありません。 通信インタフェースマニュアルを参照There is no specified input channel.

42 設定可能なチャネル数を超えています。 通信インタフェースマニュアルを参照Exceeded the number of channels which can be set.

43 1つのグループに同じチャネルを2回以上設定しています。 8.3節A channel number cannot repeat in a group.

45 クリップボードに保存された文字列がありません。 文字列の「貼り付け」操作時。There is no character string saved in the clipboard. 文字列「コピー」の操作をする。

46 クリップボードに保存された文字列が長すぎます。 文字列の「貼り付け」操作時。The character string saved in the clipboard is too long. 貼り付け先の文字長制限にあった文字列を貼

り付ける。

61 演算式で指定されたチャネルがありません。 10.1節There is no channel specified by the MATH expression.

62 演算式の文法が間違っています。 10.1節MATH expression grammar is incorrect.

63 演算式の前後関係が間違っています。 10.1節MATH expression sequence is incorrect.

64 演算の上限値と下限値が同じ値です。 10.1節MATH upper and lower span values are equal.

70 演算定数の記述が間違っています。 10.1節The range of the MATH constant is exceeded.

71 演算定数の設定範囲を超えています。 10.1節Set range of the MATH constant is exceeded.

81 オールスペースまたは'quit'は指定できません。 11.3節All space or 'quit' string cannot be specified.

85 ログインのパスワードが間違っています。 11.3節The login password is incorrect.

86 キーロック解除のパスワードが間違っています。 11.2節The key-lock release password is incorrect.

87 キーロックされています。 11.2節This key is locked.

88 指定のファンクションはキーロックされています。 11.2節This function is locked.

89 ログアウト中です。FUNCキーでログインしてください。 11.3節Press [FUNC] key to login.

90 セットアップモードに入る権限がありません。 11.3節No permission to enter to the SETUP mode.

91 パスワードが間違っています。 11.2節,11.2節Password is incorrect.

92 ESCキーでオペレーションモードにもどってください。 ESCキーを押す。Press [ESC] key to change to the operation mode.

93 スペースを含む文字列またはオールスペースは設定できません。 Webブラウザのユーザー名/パスワードにString including space or all space cannot be specified. は,スペースを使えない。

94 複数のアドレスは設定できません。 送信元アドレスは1つだけ。More than one address cannot be specified.

100 IPアドレスがクラスA,B,Cのいずれにも属しません。 通信インタフェースマニュアルを参照IP address doesn't belong to class A, B, or C.

101 IPアドレスをマスクした結果がすべて0または1です。 通信インタフェースマニュアルを参照The result of the masked IP address is all 0s or 1s.

102 サブネットマスクの設定が正しくありません。 通信インタフェースマニュアルを参照SUBNET mask is incorrect.

103 デフォルトゲートウェイのアドレスがIPアドレスと一致しません。 通信インタフェースマニュアルを参照The net part of default gateway is not equal to that of IP address.

104 MANUALセーブではFTPクライアントの指定はできません。 通信インタフェースマニュアルを参照FTP client failed because the memory mode is 'manual'.

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12-3IM 04L31A01-01

トラブルシューティング

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コード メッセージ 説明/対処方法/参照節

120 スタートセグメント番号がエンドセグメント番号より大きい値です。 5.6節The start segment number is greater than the end segment number.

121 オン時間がオフ時間より大きい値です。 5.5節The On-time is greater than the Off-time.

122 設定可能なイベント数を超えています。 5.6節Exceeded the number of events which can be set.

130 スパン設定の下限値が上限値より大きい値です。 4.6節The lower span limit is greater than the upper span limit.

131 スパン設定の範囲が30000より大きい値です。 4.6節The range of the span is wider than 30000.

132 スケール設定の下限値が上限値より大きい値です。 4.6節The lower scale limit is greater than the upper scale limit.

133 スケール設定の範囲が30000より大きい値です。 4.6節The range of the scale is wider than 30000.

134 PVレンジ設定の下限値と上限値が同じ値です。 4.6節The lower and upper span limits of the PV range are equal.

135 PVレンジ設定の下限値が上限値より大きい値です。 4.6節The lower span limit of the PV range is greater than the upper span limit.

136 PVレンジの設定範囲が30000より大きい値です。 4.6節The range of the PV range is wider than 30000.

137 入力切替設定の下限値がPVレンジを超えています。 4.6節The lower span limit of the PV switching exceeds the PV range.

138 入力切替設定の上限値がPVレンジを超えています。 4.6節The upper span limit of the PV switching exceeds the PV range.

139 入力切替設定の下限値と上限値が同じ値です。 4.6節The lower and upper span limits of the PV switching are equal.

140 入力切替設定の下限値が上限値より大きい値です。 4.6節The lower span limit of the PV switching is greater than the upper span limit.

141 出力リミットの下限値と上限値が同じ値です。 4.9節The lower and upper limits of the output are equal.

142 出力リミットの下限値が上限値より大きい値です。 4.9節The lower limit of the output is greater than the upper limit.

143 目標設定値リミットの下限値と上限値が同じ値です。 4.12節The lower and upper limits of the target setpoint are equal.

144 目標設定値リミットの下限値が上限値より大きい値です。 4.12節The lower limit of the target setpoint is greater than the upper limit.

145 リファレンスポイントの設定が正しくありません。(n.RP > n+1.RP) 4.8節The setting of the reference point is incorrect.(n.RP > n+1.RP)

146 折線入出力値が正しくありません。(設定点 < 2) 4.11節Incorrect input I/O data. (Set point number < 2)

147 折線入出力値が正しくありません。(出力値n-1番 > 出力値n番) 4.11節Incorrect input I/O data. (Output(n-1) > Output(n))

148 折線入出力値が正しくありません。 4.11節入力値+出力値がレンジ範囲を超えています。Incorrect input I/O data. Input+Output exceeds the range.

149 折線入出力値が正しくありません。(入力+出力(n-1)> 入力+出力(n)) 4.11節Incorrect input I/O data. (Input+Output(n-1) > Input+Output(n))

12.1 メッセージ一覧

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12-4 IM 04L31A01-01

・ 実行時のエラー

コード メッセージ 説明/対処方法/参照節

150 メモリサンプル中なので変更/実行できません。 9.1節This action is not possible because sampling is in progress.

151 メモリサンプル中,演算中または制御中のため実行できません。 9.1節This action is not possible during sampling, calculating or controlling.

152 メディアセーブ中なので変更/実行できません。 セーブ終了まで待つ。This action is not possible because saving is in progress.

153 メディアフォーマット中なので実行できません。 フォーマット終了まで待つ。This action is not possible because formatting is in progress.

155 メモリサンプル停止中にはメッセージ書き込みできません。 8.9節,9.1節The message is not written while sampling is stopped.

160 指定のデータはロードできません。 9.3節内部メモリの設定を変更してください。Cannot load the specified data. Change the memory setting.

165 サポートしていない機種,またはサポートしていないモードですので 自動設定ではなく,手動で設定を行う。自動設定できません。 通信インタフェースマニュアルを参照Auto setting is not possible because the target is not support.

166 モドバス通信が「マスタ」になっておりませんので通信できません。 通信設定で「マスタ」にする(通信インタThis action is not possible because communication protocol is not フェースマニュアル参照)"Modbus-M".

動作エラー・外部記憶メディア操作関連のエラー

コード メッセージ 説明/対処方法/参照節

200 メディアにエラーを検出したので中断しました。 通信インタフェースマニュアルを参照Operation aborted because an error was found in media.

201 メディアの空き容量が不足しています。 メディアを取り替える。Not enough free space on media.

202 メディアが書き込み禁止になっています。 書き込み可にする。Media is read-only.

210 メディアが挿入されていません。 メディアを挿入する。Media has not been inserted.

211 メディアが壊れているかフォーマットされていません。 メディアを交換またはフォーマットする。Media is damaged or not formatted.

212 フォーマットエラー。 再フォーマットする。Format error.

213 ファイルが書き込み禁止になっています。 ファイルを変更または書き込み可にする。The file is read-only.

214 ファイルもしくはディレクトリがありません。 通信インタフェースマニュアルを参照There is no file or directory.

215 作成可能なファイル数を超えました。 記憶メディアを取り替える。Exceeded the allowable number of files. 不要なファイルを削除する。

216 ファイル名もしくはディレクトリ名が正しくありません。 9.1節,9.3節The file or directory name is incorrect.

217 本機器では扱えないファイルです。 他のファイルを指定する。Unknown file type.

218 同じディレクトリがあります。 9.1節ディレクトリ名を変えるか削除してください。Directory exists. Delete the directory or change directory name.

219 ファイルもしくはディレクトリ操作が不適当です。 2階層以上のディレクトリを消去しようとしInvalid file or directory operation. た。

220 指定のファイルはすでにアクセス中です。 他のアクセスが終了するまで待つ。しばらく待って操作してください。The file is already in use. Try again later.

12.1 メッセージ一覧

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12-5IM 04L31A01-01

トラブルシューティング

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12.1 メッセージ一覧

・ ヒストリカルトレンド関連のエラー

コード メッセージ 説明/対処方法/参照節

230 設定ファイルがありません。 他のファイルを指定する。There is no setting file.

231 設定ファイルの内容に異常がありました。 他のファイルを指定する。Abnormal setting exists in file.

232 データがありません。 ヒストリカルでトレンドを表示するとき。There is no available data. 他のファイルを指定する。

233 指定されたヒストリカルデータは存在しません。 情報表示からヒストリルトレンド表示するThe specified historical data do not exist. とき。8.1節

234 指定されたチャネルは表示グループに割り付けられていません。 オーバビューからトレンド/バーグラフ表すThe specified channel is not assigned to the display group. るとき。8.6節

・ Eメール,Webサーバ関連のエラー

コード メッセージ 説明/対処方法/参照節

260 アドレスが設定されていないかイーサネットが機能していません。 本体のIPアドレスが設定されていない。IPIP address is not set or ethernet function is not available. アドレスを確認する。

261 SMTPサーバが見つかりません。 SMTPサーバを名前で設定している場合に起SMTP server is not found. こる。

・DNSの設定を確認する。・SMTPサーバ名を確認する。

262 メールの送信を開始できません。 ・本体のホスト名が正しくない。ホスト名をCannot initiate E-mail transmission. 確認する。

・SMTPサーバのポート番号の設定が正しくない。ポート番号を確認する。

263 送信元アドレスがサーバに拒否されました。 送信元アドレスを確認する。Sender's address rejected by the server.

264 送信先アドレスに不適切なアドレスが含まれています。 送信先アドレスを確認する。Some recipients' addresses are invalid.

265 メールの送信の手続きにエラーが発生しました。 Eメール送信途中でネットワークに異常(接続SMTP protocol error. ケーブルの不具合,アドレスの重複,ネット

ワーク機器のダウンなど)が発生すると,起こることがある。

266 イーサネットケーブルが接続されていません。 ケーブルの接続を確認する。Ethernet cable is not connected.

267 SMTPサーバにコネクションできませんでした。 ・SMTPサーバがネットワークに接続してCould not connect to SMTP server.  いるか確認する。

・SMTPサーバ名をIPアドレスで設定して いる場合は,IPアドレスが正しいか確認す る。

268 メール送信要求に失敗しました。 当社サービス網にご連絡ください。E-mail transmission request failed.

269 Eメール送信中に通信エラーが発生しました。 Eメール送信途中でネットワークに異常(接続E-mail transfer error. ケーブルの不具合,アドレスの重複,ネッ

トワーク機器のダウンなど)が発生すると,起こることがある。

275 現在の画面はWeb上に出力できません。 設定画面はWebブラウザに表示することはThe current image cannot be output to the Web. できない。このメッセージはWebブラウザ

に表示される。

276 現在画像データ作成中のためWeb上のキー操作はできません。 少し待ってから操作を行う。Image data currently being created. Unable to perform key operation. このメッセージはWebブラウザに表示され

る。

277 画面をWeb上に出力できませんでした。 画像作成に失敗しました。Could not output screen to Web. このメッセージはWebブラウザに表示され

る。

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12-6 IM 04L31A01-01

・ FTPクライアント関連のエラー本機器のFTPクライアント機能については,「CX1000/CX2000通信インタフェースユーザーズマニュアル」(IM 04L31A01-17)を参照してください。詳細コードは画面のエラーメッセージには表示されません。本機器のFTPログ画面あるいは通信によるFTPログ出力で見ることができます。

コード メッセージ

280 アドレスが設定されていないかFTPが機能していません。IP address is not set or FTP function is not available.

コード280のあとに表示される文字列(詳細コード)によって,さらに内容が細分化されます。

文字列と内容

HOSTADDR本機器のIPアドレスが設定されていません。IPアドレスを確認してください。*1

DORMANT内部処理エラーです。*2

LINKデータリンクが切れています。ケーブルの接続を確認してください。

281 不適当なFTPメールボックス操作が行われました。FTP mail box operation error.

コード281のあとに表示される文字列(詳細コード)によって,さらに内容が細分化されます。

文字列と内容

MAIL内部処理エラーです。*2

STATUS内部処理エラーです。*2

TIMEOUT内部処理エラーです。*2

PRIORITY内部処理エラーです。*2

NVRAM内部処理エラーです。*2

282 FTPコントロールコネクションにエラーが発生しました。FTP control connection error.

コード282のあとに表示される文字列(詳細コード)によって,さらに内容が細分化されます。

文字列と内容

HOSTNAMEDNS照会(ホスト名に対するIPアドレスの検索)に失敗しました。DNSの設定と転送先のホスト名の設定を確認してください。*1

TCPIP内部処理エラーです。*2

UNREACH制御用接続のサーバとの接続に失敗しました。アドレスの設定とサーバの既起動を確認してください。

OOBINLINE内部処理エラーです。*2

NAME内部処理エラーです。*2

CTRL制御用接続が存在しません。サーバが接続を切断せず,時間内に応答することを確認してください。

IACTELNETシーケンスの応答に失敗しました。サーバが接続を切断せず,時間内に応答することを確認してください。

ECHO制御用接続での送信に失敗しました。サーバが接続を切断せず,時間内に応答することを確認してください。

REPLY制御用接続での受信に失敗しました。サーバが接続を切断せず,時間内に応答することを確認してください。

12.1 メッセージ一覧

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12-7IM 04L31A01-01

トラブルシューティング

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コード メッセージ

文字列と内容

SERVERサーバがサービスを提供できる状態ではありません。サーバがサービスを提供できる状態にあることを確認してください。

283 FTPコマンドが受理されませんでした。FTP command was not accepted.

コード283のあとに表示される文字列(詳細コード)によって,さらに内容が細分化されます。

文字列と内容

USERユーザー名の照合に失敗しました。ユーザー名の設定を確認してください。*1

PASSパスワードの照合に失敗しました。パスワードの設定を確認してください。*1

ACCTアカウントの照合に失敗しました。アカウントの設定を確認してください。*1

TYPE転送タイプの変更に失敗しました。サーバがバイナリモードをサポートしていることを確認してください。

CWDディレクトリの変更に失敗しました。イニシャルパスの設定を確認してください。*1

PORT転送用接続の設定に失敗しました。セキュリティ機能が働いていないか確認してください。

PASV転送用接続の設定に失敗しました。サーバにPASVコマンドが実装されていることを確認してください。

SCAN転送用接続の設定の読み込みに失敗しました。サーバのPASVコマンドが妥当な応答を返していることを確認してください。

284 FTPのデータ転送手続きに失敗しました。FTP transfer setting error.

コード284のあとに表示される文字列(詳細コード)によって,さらに内容が細分化されます。

文字列と内容

MODE内部処理エラーです。*2

LOCAL内部処理エラーです。*2

REMOTE転送先のファイル名の指定に不備がありました。ファイルを作成・上書きする権限があることを確認してください。

ABORTサーバ側からファイル転送の中断を要求されました。中断を要求した訳をサーバ側に確認してください。

12.1 メッセージ一覧

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12-8 IM 04L31A01-01

コード メッセージ

285 FTPデータコネクションにエラーが発生しました。FTP data connection error.

コード285のあとに表示される文字列(詳細コード)によって,さらに内容が細分化されます。

文字列と内容

SOCKET転送用接続のソケットの作成に失敗しました。*3

BIND転送用接続の命名に失敗しました。*3

CONNECT転送用接続の接続に失敗しました。*3

LISTEN転送用接続の受付に失敗しました。*3

ACCEPT転送用接続の受理に失敗しました。*3

SOCKNAME内部処理エラーです。*2

RECV転送用接続のデータの受信に失敗しました。*3

SEND転送用接続のデータの送信に失敗しました。*3

286 FTPがファイルアクセスに失敗しました。FTP file transfer error.

*1 「CX1000/CX2000通信インタフェースユーザーズマニュアル」(IM 04L31A01-17)を参照してください。*2 サービスが必要なときは,横河エンジニアリングサービス(株)までご連絡ください。*3 転送途中でネットワークに異常(接続ケーブルの不具合,アドレスの重複,ネットワーク機器のダウンなど)が発生すると,起

きることがあります。

Note・本機器のFTPクライアントには,2分間以上データ送受信がない接続を切断するタイムアウトが組み込まれています。 転送先のサーバが規定の時間以上無応答のままでいると転送は失敗します。

・本機器のFTPクライアントは,転送先に同名のファイルがあることを検出した場合,ファイル名の末尾(8文字目)を変更したファイル名でFTP転送します。

・本機器のFTPクライアントの詳細については,「CX1000/CX2000通信インタフェースユーザーズマニュアル」(IM 04L31A01-17)を参照してください。

12.1 メッセージ一覧

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12-9IM 04L31A01-01

トラブルシューティング

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通信固有のエラー本機器の通信機能については,「CX1000/CX2000通信インタフェースユーザーズマニュアル」(IM 04L31A01-17)を参照してください。

・ 設定/基本設定/出力の通信コマンド,または設定データロード時のエラー

コード メッセージ

300 コマンド文字列が長すぎます。Command is too long.

301 サブデリミタで区切られたコマンド数が多すぎます。Too many number of commands delimited with ';'.

302 登録されていないコマンドです。This command has not been defined.

303 サブデリミタを使用できないコマンドです。Data request command can not be enumerated with sub-delimiter.

350 指定のコマンドは現在のユーザーレベルでは使用できません。Command is not permitted to the current user level.

351 指定のコマンドが実行できるモードになっていません。This command cannot be specified in the current mode.

352 装着していないオプションに関するコマンドのため実行できません。The option is not installed.

353 指定のコマンドが実行できる設定になっていません。This command cannot be specified in the current setting.

354 メモリサンプル中,演算中または制御中のため実行できません。This command is not available during sampling, calculating or controlling.

357 設定出力コマンドが実行できる状態になっていません。The setup output command cannot be executed in this condition.

・ 設定/基本設定/出力の通信コマンドでのメモリアクセスエラー英語のエラーメッセージが通信インタフェースを介して返送されます。CX2000の画面には表示されません。

コード メッセージと内容の説明

360 メモリ出力は,イーサネットまたはRSの一方のみ指定可能です。「XO」コマンドを使ってメモリ出力先を変更してください。Output interface must be chosen from Ethernet or RS by using 'XO' command.

361 メモリデータを出力するためには,出力バッファにデータを確保する必要があります。「MO DIR」または「MI DIR」でデータを確保してください。The memory data is not saved for the communication output.

362 データ送信を行う前に,「NEXT」まは「RESEND」は指定できません。There are no data to send 'NEXT' or 'RESEND'.

363 すべてのデータを送信し終えたあとで,「NEXT」を指定することはできません。All data have already been transferred.

370 指定のコマンドは,現在のモデルでは使用できません。Command is not permitted to the current model.

12.1 メッセージ一覧

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12-10 IM 04L31A01-01

・ 保守/診断通信コマンドのエラー英語のエラーメッセージが通信インタフェースを介して返送されます。CX2000の画面には表示されません。

コード メッセージと内容の説明

390 Command error.不正なコマンドです。

391 Delimiter error.不正なデリミタです。

392 Parameter error.不正なパラメータです。

393 No permission.コマンドの実行権がありません。管理者レベルで接続し直してください。

394 No such connection.指定されたコネクションがありません。アドレスを正しく入力し直してください。

395 Use 'quit' to close this connection.このコネクションを切断するためには,「quit」コマンドを使用してください。

396 Failed to disconnect.コネクションの切断に失敗しました。

397 No TCP control block.指定されたコネクションのコントロールブロックが見つかりません。

・通信のその他のメッセージ英語のエラーメッセージが通信インタフェースを介して返送されます。CX2000の画面には表示されません。

コード メッセージと内容の説明

400 Input username.DX本体に登録されている通信ユーザー名を入れてください。

401 Input password.パスワードを入れてください。

402 Select username from 'admin' or 'user'.「admin」か「user」で,接続するユーザーレベルを指定してください。

403 Login incorrect, try again!ログインに失敗しました。再度ユーザー名から入力してください。

404 No more login at the specified level is acceptable.同時に接続可能な数(管理者:1,ユーザー:2まで)を超えて接続しようとしています。異なるレベルで接続するか,「quit」で抜けてください。

410 Login successful. (The special user level)管理者レベルで接続しました。

411 Login successful. (The general user level)ユーザーレベルで接続しました。

420 Connection has been lost.回線が切断されました。

421 The number of simultaneous connection has been exceeded.同時に使用できるのは最大3コネクションです。

422 Communication has timed-out.通信がタイムアウトしたのでコネクションを切断しました。

Note本機器の通信機能については,「CX1000/CX2000通信インタフェースユーザーズマニュアル」(IM 04L31A01-17)を参照してください。

ステータスメッセージ

コード メッセージ

500 正常終了しました。Execution is complete.

501 しばらくお待ちください...Please wait a moment...

12.1 メッセージ一覧

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12-11IM 04L31A01-01

トラブルシューティング

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14

コード メッセージ

503 メディアにデータセーブ中です。Data are being saved to media...

504 メディアからファイルをロード中です。File is being loaded from media...

505 フォーマット中です。Formatting...

506 メディアへのセーブを中断しました。Memory save to media was interrupted.

507 続きのデータがあります。メディアを交換してください。Exchange media to continue the saving operation.

508 ファイルもしくはディレクトリがありません。There is no file or directory.

510 メモリサンプル中または演算中にはレンジの変更はできません。Range cannot be changed during sampling or calculating.

511 メモリサンプル中,演算中または制御中には,演算式の変更はできません。MATH expression cannot changed during sampling, calculating or controlling.

512 メモリがマニュアルセーブの場合,FTPクライアントは使えません。Because memory save is 'manual' mode, FTP is not available.

520 回線を接続中です。Connecting to the line...

521 測定データファイルを送信中です。The data file is being transferred.

530 設定出力中は,設定値セーブは出来ません。Setting data can not be saved during output of setting data.

551 FTPテストを実行中です。FTP test is being executed...

560 メモリサンプル中,演算中または制御運転中には,レンジ設定変更はできません。Range cannot be changed during sampling, calculating or controlling.

561 制御出力校正値をNVへ書き込み中です。The Output calibration value is being writing...

562 メモリサンプル中,演算中または制御運転中には,制御機能設定変更はできません。Control function cannot be changed during sampling, calculating or controlling.

563 メモリサンプル中,演算中または制御運転中には,ヒステリシス設定変更はできません。Hysteresis cannot be changed during sampling, calculating or controlling.

564 FE4実行中には,プログラムパラメータ設定変更はできません。Program patameter cannot be changed during FE4 executing.

565 運転中のプログラムパターンの設定項目でグレー表示のものは設定変更できません。Grayed Items cannot be changed during program pattern operation.

566 FE4実行中には,指定のデータはロードできません。The specified data cannot be loaded during FE4 executing.

567 使用セグメント領域,設定方式を変更すると設定中のパターンデータが初期化されます。When segment or setting method is changed data in the setting is initialized.

568 プログラム運転中は,指定のデータはロードできません。The specified data cannot be loaded during program operation.

警告メッセージ

コード メッセージ 参照節

600 設定と測定データを初期化しました。 -Measured data and Settings have been initialized..

601 測定データを初期化しました。 -Measured data have been initialized.

610 すでに同じユーザー名が登録されています。 11.3節This username is already registered.

611 セットアップモードに入ることができるユーザーがいません。 11.3節There is no user who can enter to the SETUP mode.

620 通信設定を反映させるためには,一度セットアップモードから抜けてください。 -You must exit setup mode in order for the communications settings to take effect.

12.1 メッセージ一覧

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12-12 IM 04L31A01-01

制御操作関連エラーメッセージ

コード メッセージ 参照節

700 指定されたループ番号は使用できません。 接点入力ミス(4.2節),通信ミス(通信インタSpecified loop number cannot be selected. フェースマニュアル参照)

701 手動モードには変更できません。 接点入力ミス(4.2節),通信ミス(通信インタManual mode cannot be selected. フェースマニュアル参照)

702 カスケードモードには変更できません。 操作ミス(6.1節),接点入力ミス(4.2節),通Cascade mode cannot be selected. 信インタフェースマニュアル参照)

703 停止状態にはできません。 接点入力ミス(4.2節),通信ミス(通信インタStop mode cannot be selected. フェースマニュアル参照)

704 運転状態にはできません。 接点入力ミス(4.2節),通信ミス(通信インタRun mode cannot be selected. フェースマニュアル参照)

705 リモートモードには変更できません。 接点入力ミス(4.2節),通信ミス(通信インタRemote mode cannot be selected. フェースマニュアル参照)

706 指定された目標設定値番号がありません。 接点入力ミス(4.2節),通信ミス(通信インタThere is no specified target setpoint number. フェースマニュアル参照)

710 オートチューニングを開始できません。 操作ミス(6.3節),接点入力ミス(4.2節),通Auto-tuning cannot be activated. 信インタフェースマニュアル参照)

711 オートチューニングを実行中です。 操作ミス(6.3節),接点入力ミス(4.2節),通Auto-tuning is activated already. 信インタフェースマニュアル参照)

712 PIDグループ番号が正しくありません。 接点入力ミス(4.2節),通信ミス(通信インタIncorrect PID group number. フェースマニュアル参照)

714 プログラムモードには変更できません。 接点入力ミス(4.2節),通信ミス(通信インタProgram mode cannot be selected. フェースマニュアル参照)

715 指定されたパターン番号がありません。 接点入力ミス(4.2節),通信ミス(通信インタThere is no specified pattern number. フェースマニュアル参照)

716 プログラム運転中にパターン番号は変更できません。 接点入力ミス(4.2節),通信ミス(通信インタPattern number cannot be changed when program operation is activated. フェースマニュアル参照)

717 プログラム運転を行うループがありません。 接点入力ミス(4.2節),通信ミス(通信インタThere are no loops with program operation. フェースマニュアル参照)

718 プログラム運転中です。 接点入力ミス(4.2節),通信ミス(通信インタProgram operation has started already. フェースマニュアル参照)

719 プログラム運転をスタートできません。 接点入力ミス(4.2節),通信ミス(通信インタProgram operation cannot be started. フェースマニュアル参照)

720 設定できないスタートセグメント番号を選択しています。 接点入力ミス(4.2節),通信ミス(通信インタA disabled start segment number is selected. フェースマニュアル参照)

721 オートチューニング実行中はプログラム運転をスタートできません。 接点入力ミス(4.2節),通信ミス(通信インタProgram operation cannot be started when auto-tuning is activated. フェースマニュアル参照)

722 PVスタートによるプログラム運転をスタートできません。 接点入力ミス(4.2節),通信ミス(通信インタProgram operation cannot be started with PV. フェースマニュアル参照)

723 プログラム運転は動作していません。 接点入力ミス(4.2節),通信ミス(通信インタProgram operation is not activated. フェースマニュアル参照)

724 現在の状態では操作できません。 操作ミス(6.1節),接点入力ミス(4.2節),通Can not operate in the present situation. 信インタフェースマニュアル参照)

725 モドバス通信エラーです。 通信インタフェースマニュアルを参照Modbus Communication Error.

726 コントロールグループに割り付けられておりませんので展開できません。 他のループを指定する。The specified target is not assigned to the control group.

729 プログラムパターン運転開始遅延時間中は操作できません。 6.4節Can not operation before the starting time of program pattern.

12.1 メッセージ一覧

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12-13IM 04L31A01-01

トラブルシューティング

3

2

1

4

5

6

7

8

9

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11

1212

13

14

システムエラーメッセージシステムエラーが発生したときはサービスが必要です。横河エンジニアリングサービス(株)まで修理をお申しつけください。

コード メッセージ

901 ROMが異常です。ROM failure.

902 RAMが異常です。RAM failure.

910 全入力チャネルのA/Dが異常です。A/D memory failure for all input channels.

911 1チャネルのA/Dメモリが異常です。Channel 1 A/D memory failure.

912 2チャネルのA/Dメモリが異常です。Channel 2 A/D memory failure.

913 3チャネルのA/Dメモリが異常です。Channel 3 A/D memory failure.

914 4チャネルのA/Dメモリが異常です。Channel 4 A/D memory failure.

921 1チャネルのA/D校正値が異常です。Channel 1 A/D calibration value error.

922 2チャネルのA/D校正値が異常です。Channel 2 A/D calibration value error.

923 3チャネルのA/D校正値が異常です。Channel 3 A/D calibration value error.

924 4チャネルのA/D校正値が異常です。Channel 4 A/D calibration value error.

930 アクイジションメモリが異常です。Memory acquisition failure.

940 イーサネットが使えなくなりました。The ethernet module is down.

950 第1モジュール-チャネル 1の出力校正値の書き込みに失敗しました。First module-channel1 output calibration value can not write.

951 第1モジュール-チャネル 2の出力校正値の書き込みに失敗しました。First module-channel2 output calibration value can not write.

952 第2モジュール-チャネル 1の出力校正値の書き込みに失敗しました。Second module-channel1 output calibration value can not write.

953 第2モジュール-チャネル 2の出力校正値の書き込みに失敗しました。Second module-channel 2 output calibration value can not write.

954 第3モジュール-チャネル1の出力校正値の書き込みに失敗しました。Third module-channel 1 output calibration value can not write.

955 第3モジュール-チャネル2の出力校正値の書き込みに失敗しました。Third module-channel 2 output calibration value can not write.

990 制御AD校正エラーControl AD calibration error.

991 電流出力校正エラーAnalog output calibration error.

992 PIDモジュールエラーPID module error.

12.1 メッセージ一覧

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12-14 IM 04L31A01-01

12.2 トラブルシューティング方法

全然動作しない(何も表示されない)場合

電源接続は正しいか

電源の供給は正しく行われているか

NO

NO

YES

YES

正しく接続する

お買い求め先,または最寄りの当社サービス網にご連絡ください。

2.4節参照

2.4節参照

仕様の電圧/周波数に合った電源を供給する

ディスプレイやその他の機能に異状がある場合

ノイズ対策をしているか

NO

YES

・入力,通信の配線をノイズ源から 離す・CX2000を接地する・入力,通信配線にシールド線を使 う・電源ラインに絶縁トランスを入れ る・電源ラインに電源ラインフィルタ を入れる・警報出力ラインに誘導負荷を使用 している場合,警報出力ラインに サージサプレッサを入れる

お買い求め先,または最寄りの当社サービス網へご連絡ください。

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12-15IM 04L31A01-01

トラブルシューティング

3

2

1

4

5

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7

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10

11

1212

13

14

12.2 トラブルシューティング方法

制御出力が出ない場合制御出力の確認は,あらかじめプリセット出力(「4.9節」参照)を設定し,単ループ制御モードで運転を停止した状態で行ってください。

制御出力種類は正しく選択されているか?

NO

NO

NO

NO

YES

YES

YES

YES

電流出力レンジやサイクルタイム*3を適切な値にする

制御出力種類を正しく選択する

電流出力レンジ*1やサイクルタイム*2の

設定は適当か

配線は正しいか

出力の負荷は適切か?

お買い求め先,または最寄りの当社サービス網にご連絡ください。

4.3節参照

4.3節参照

2.3節参照

*3 確認には設定したサイクルタイム の時間経過が必要です。

・正しく配線する・端子ねじをしっかり締める

出力負荷条件を確認し,負荷を適切なものにする

14.8節参照

*1 電流出力時*2 時間比例時

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12-16 IM 04L31A01-01

計測機能関連トラブル下記のような場合

・誤差が大きい

・波形またはディジタル値がふらつく

・波形が0%側か100%側に振り切れる

入力は仕様を満足しているか

NO

NO

NO

NO

NO

YES

YES

YES

YES

YES

レンジ/スパン設定を変える

仕様に合った入力にする

入力配線は正しいか

・入力端子カバーを正しく取り付け る・ファンなどの風から防護する・入力端子付近の気温変化を小さく する

レンジ/スパン設定は適当か

ノイズ対策をしているか

外気温変化の対策をしているか

・入力配線をノイズ源から離す・レコーダを接地する・測定対象を接地する・熱電対と測定対象を絶縁する・入力にシールド線を使う・入力A/D変換器の積分時間を 変える(7.1節参照)・入力フィルタ/移動平均を使う (7.1節参照)

・正しく配線する(2.3節参照)・端子ブロックを正しく取り付ける・端子ねじを正しく締める・測温抵抗体はアースから絶縁する・断線した熱電対は交換する

他の機器との並列接続はないか

NO

NO

YES

YES

基準接点補償の設定が正しいか(TC入力)

・他機器のバーンアウト機能の使用 をやめる・他機器とCX2000を1点アースに する・並列接続をやめる (ダブルエレメントTCなどの使用)

正しく設定する

お買い求め先,または最寄りの当社サービス網にご連絡ください。

7.1節参照

14.1節参照

7.1節参照

12.2 トラブルシューティング方法

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13-1IM 04L31A01-01

保守

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11

12

1313

14

第13章 保守

13.1 定期点検する

定期的に動作状態を点検し,本機器を常に良好な状態でご使用ください。次の点検を行い,必要な場合は補用品の交換を行ってください。・表示・保存が正常に行われているか。

異常がある場合は,「12.2 トラブルシューティング方法」を参照してください。・ LCDバックライトの輝度は落ちていないか。

交換が必要な場合は,「13.3 部品交換」を参照してください。

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13-2 IM 04L31A01-01

13.2 校正

測定確度維持のため,1年ごとの校正をおすすめします。なお,横河エンジニアリングサービス(株)でも校正業務を行っております。詳細は,横河エンジニアリングサービス(株)修理センターへお問い合わせください。

必要機器本機器の校正には,所要の分解能をもった校正機器が必要です。推奨機器

・直流標準電流電圧発生器 : YOKOGAWA製Model 2552相当品主要な仕様出力範囲20mV~20Vの確度:±0.005%

・ダイヤル可変抵抗器 :横河M&C製Model 2793-01相当品主要な仕様出力範囲0.1~500Ωの確度:±(0.01%+2mΩ)分解能:0.001Ω

(校正機器のご購入は,本機器お買い求め先にご相談ください)

校正手順1. 本機器と校正機器を以下に示す図のように配線し,各機器を十分ウォームアップ

します(本機器のウォームアップ時間は30分以上です)。2. 周囲温度,湿度等が正常動作条件内にあることを確認します(「第14章」を参

照)。3. 設定入力レンジ上の0,50,100%の各点に対し,それぞれ相当する入力を加

え,測定値との差から誤差を求めます。誤差が仕様確度内に入らない場合は,お買い求め先,あるいは最寄りの当社サービス網にご連絡ください。

Note熱電対入力の場合は,入力端子の温度を測定し,基準接点温度を考慮した電圧を加える必要があります。

直流電圧測定の場合

L N

直流標準電圧電流発生器

電源端子

入力端子

+-

+ -

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13-3IM 04L31A01-01

保守

3

2

1

4

5

6

7

8

9

10

11

12

1313

14

13.3 校正をする

測温抵抗体使用の温度測定の場合

ダイヤル可変抵抗器

使用する導線(3本)の抵抗値を 同一にしてください。

(横河M&C製 Model 2793-01)

+/A

-/B

/b

L N

電源端子

入力端子

bAB

熱電対使用の温度測定の場合

熱電対素線または補償導線

熱電対素線銅線

銅導線

直流標準電圧電流発生器

L N

入力端子

電源端子

-++

-

+-

冷接点

(0基準温度装置 コペル電子株式会社製 型式 ZC-114/ZA-10)

熱電対入力の基準接点補償

本機器の入力端子部分は,通常ほぼ室温ですので,実際の熱電対の出力は,0基準の熱起電力表の値と異なります。本機器は入力端子の温度を測定し,その分の熱起電力を,実際の熱電対の出力に加算することにより,補償しています。したがって,測定端子を短絡した状態(検出端が0の場合に相当)では,測定値は入力端子の温度を示します。本機器を校正するとき,標準発生器から,この補償電圧(入力端子の温度に相当する0基準の熱起電力)を差し引いた入力を与える必要があります。図のように,0基準温度装置を使って0で基準接点補償を行うと,直流標準電圧電流発生器から0基準の熱起電力を入力して校正することができます。

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13-4 IM 04L31A01-01

13.3 部品交換

推奨交換周期本機器の信頼性を維持し,より長期間良好な状態でご使用いただくために,予防保全として定期的な部品交換をおすすめします。長期間に渡る予防保全に対応するため,交換部品を変更することがあります。必ず,お買い求め先にご確認ください。

磨耗部品(寿命がある部品)の推奨交換周期は,次表のように設定されています。ここでの交換周期は,基準動作状態での値です。実際の交換周期は,この値を参考に実際の使用状態を考慮して判断してください。各部品の交換は,YOKOGAWAの技術者またはYOKOGAWA認定の技術者が行います。交換が必要なときには,お買い求め先か,最寄りの当社サービス網にご連絡ください。

項目 交換周期 品名 仕様 使用個数

LCD 5年 バックライト 1モジュール

電池 10年 リチウム電池 1

ゴムパッキン 5年 防塵妨滴用 パネル取付部 各1ゴムパッキン 操作部カバー

フロッピー 5年 1ディスクドライブ

Zipドライブ 5年 1

リレー 10万回 制御用リレー*1 1制御出力端子ブロックに2(2ループ分)

PWBアセンブリ 5年 電源ASSY*2 15年 サブ電源ASSY*2 15年 AD ASSY*2 ご購入時の仕様による

*1 リレー接点定格負荷状態での寿命です。負荷条件/使用頻度により,交換周期は変動します。*2 正常動作温度の上限環境(50)での交換周期

交換周期は,使用環境温度,本体の仕様により変わります。使用環境温度が30の場合は,10年以上使用することも可能です。

Note・LCDの交換周期は,輝度が初期値の場合の輝度の半減期を示しています。高輝度で使用するほど輝度の半減期は短くなります。輝度の低下は,使用状態により差異があり,またその判断は主観によります。実際の交換周期は,これらを考慮して判断してください。

・LCDの画面の色彩は,時間の経過とともに黄色みがかることがあります。輝度が高いほど画面の色彩の変化が進みやすくなります。

端子ブロックの交換について端子ブロックの交換は,YOKOGAWAの技術者またはYOKOGAWA認定の技術者が行います。交換が必要なときには,お買い求め先か,最寄りの当社サービス網にご連絡ください。

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14-1IM 04L31A01-01

仕様

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12

13

1414

第14章 仕様

14.1 入力部の仕様

制御・計測入力共通熱電対バーンアウト:検出ON/OFF切替可(チャネルごと)

バーンアウトアップスケール/ダウンスケール切替可A/D積分時間: 20ms(50Hz),16.7ms(60Hz),100ms(50/60Hz)

AUTO(電源周波数により20ms,16.7msを自動切替)より選択(/P1オプション時は初期値20ms)

制御入力入力点数: 最大10点 (モデル,制御モードにより異なる)周期: 250,500,1000ms(制御周期に連動,A/D積分時間の100ms時

は1000ms)入力種類: DCV(直流電圧),TC(熱電対),RTD(測温抵抗体),DCA(直流電

流,外部シャント抵抗付加)リニアスケーリング:スケーリング可能レンジ:熱電対,測温抵抗体,直流電圧スケーリング可能範囲: -30000~30000で,測定スパンが30000以内小数点位置: 任意設定可能単位: 任意設定可能最大6文字統一信号バーンアウト: 制御入力では,熱電対だけでなく,統一信号についてもバーン

アウトの検出が可能測定入力演算: 入力処理,開平演算(ローカット0.0~5.0%),10折線近似,10折線

バイアス,バイアス加算(測定レンジ幅の-100.0から100.0%),1次遅れフィルタ(時定数1~120秒,オフ)

補助入力演算: 入力処理,開平演算(ローカット0.0~5.0%),バイアス加算(測定レンジ幅の-100.0から100.0%),比率乗算(0.001~9.999),1次遅れフィルタ(時定数1~120秒,オフ)

測定入力レンジと測定可能範囲:入力 レンジ

20mV60mV200mV2V6V20V50VR*1

S*1

B*1

K*1

E*1

J*1

T*1

N*1

W*2

L*3

U*3

PLATINELPR40-20

W3Re/W25RePt100*4

JPt100*4

1~5V

測定可能範囲-20.00~20.00mV-60.00~60.00mV-200.0~200.0mV-2.000~2.000V-6.000~6.000V-20.00~20.00V-50.00~50.00V 0.0~1760.0 0.0~1760.0 0.0~1820.0-200.0~1370.0-200.0~800.0-200.0~1100.0-200.0~400.0 0.0~1300.0 0.0~2315.0-200.0~900.0-200.0~400.0 0.0~1400.0 0.0~1900.0 0.0~2400.0-200.0~600.0-200.0~550.0 1.000~5.000V

DCVリニアスケーリングのみ可能

TC

RTD*5

統一信号

*1:R,S,B,K,E,J,T,N:IEC584-1(1995),DIN IEC584,JIS C1602-1995*2:W:W-5% Re/W-26% Re(Hoskins Mfg. Co.),ASTM E988*3:L:Fe-CuNi,DIN43710,U:Cu-CuNi,DIN43710*4:Pt100:JIS C1604-1997,IEC751-1995,DIN IEC751-1996

JPt100:JIS C1604-1989,JIS C1606-1989*5:Measuring current:i=1mA

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14-2 IM 04L31A01-01

14.1 入力部の仕様

計測入力点数: 10,20チャネル測定周期: 1,2秒(A/D積分時間100ms時は2秒)入力種類: DCV(直流電圧),TC(熱電対),RTD(測温抵抗体),DI(動作記録)      DCA(直流電流,外部シャント抵抗付加)入力レンジおよび測定可能範囲:

入力 レンジ20mV60mV200mV2V6V20V50VR*1

S*1

B*1

K*1

E*1

J*1

T*1

N*1

W*2

L*3

U*3

PLATINELPR40-20

W3Re/W25RePt100*4

JPt100*4

DCV入力

接点入力

測定可能範囲-20.00~20.00mV-60.00~60.00mV-200.0~200.0mV-2.000~2.000V-6.000~6.000V-20.00~20.00V-50.00~50.00V 0.0~1760.0 0.0~1760.0 0.0~1820.0-200.0~1370.0-200.0~800.0-200.0~1100.0-200.0~400.0 0.0~1300.0 0.0~2315.0-200.0~900.0-200.0~400.0 0.0~1400.0 0.0~1900.0 0.0~2400.0-200.0~600.0-200.0~550.0OFF:2.4V以下ON:2.4V以上接点ON/OFF

DCV

TC

RTD*5

DI

*1:R,S,B,K,E,J,T,N:IEC584-1(1995),DIN IEC584, JIS C1602-1995*2:W:W-5% Re/W-26% Re(Hoskins Mfg. Co.),ASTM E988*3:L:Fe-CuNi,DIN43710,U:Cu-CuNi,DIN43710*4:Pt100:JIS C1604-1997,IEC751-1995,DIN IEC751-1996

JPt100:JIS C1604-1989,JIS C1606-1989*5:Measuring current:i=1mA

フィルタ機能: 移動平均ON/OFF切替可(チャネルごとに設定可),移動平均回数は2~16回より設定可能

演算: 差演算・・・任意チャネル間差演算が可能演算可能レンジ・・・DCV,TC,RTD

リニアスケーリング:スケーリング可能レンジ・・・DCV,TC,RTDスケーリング可能範囲・・・-30000~30000小数点位置・・・任意設定可単位記号・・・任意設定可(最大6文字まで)

開平スケーリング: スケーリング可能レンジ・・・DCVスケーリング可能範囲・・・-30000~30000小数点位置・・・任意設定可単位記号・・・任意設定可(最大6文字まで)

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14-3IM 04L31A01-01

仕様

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14.2 制御機能

制御一般機能制御モード

2ループごとに3つの制御,単ループ制御,カスケード制御,2入力切替制御から選択(ただし,5ループおよび6ループは単ループ制御だけが可能)制御演算機能

連続PID制御,オン/オフ制御,時間比例PID制御PID制御:

PID制御方式

微分先行型PID

偏差微分型PID

微分先行型PID

偏差微分型PID

微分先行型PID

微分先行型PID

微分先行型PID

微分先行型PID

  運転状態

ローカルでかつカスケード接続2次側ではない

リモートもしくは,カスケード接続2次側

ローカルでかつカスケード接続2次側ではないもしくは,ホールドまたはソークプログラム運転時(ホールドおよびソークを除く)もしくは,カスケード接続2次側ローカルでかつカスケード接続2次側ではない

リモートもしくは,カスケード接続2次側

ローカルでかつカスケード接続2次側ではないもしくは,ホールドまたはソークプログラム運転時(ホールドおよびソークを除く)もしくは,カスケード接続2次側

PID制御モード追値制御モード

定値制御モード

運転モード定値制御運転

プログラム制御運転

定値制御運転

プログラム制御運転

制御出力のバンプ

あり

あり

あり

あり

なし

あり

なし

あり

* カスケード接続2次側とは,カスケード制御モードの「オート,マニュアル,カスケード」設定のうち,カスケードを選択している2次側ループのこと。

PIDパラメータ: 各8セット/ループゾーンPID切替点: 最大6個スーパ機能(オーバシュート抑制): ありトラッキング機能: SPトラッキング,PVトラッキングアンチリセットワインドアップ(過積分抑制機能)制御周期: 250,500,1000ms運転モード切替

リモート,ローカル,プログラム切替手動,自動,カスケード切替運転/停止切替

停止…プリセット出力値を出力オートチューニング実行/停止切替

原理:リミットサイクル法制御パラメータ設定範囲

比例帯: 0.1~999.9%積分時間: 0~6,000秒微分時間: 0~6,000秒オン/オフ制御ヒステリシス幅:

測定スパンの0.0~100.0%プリセット出力値: 制御出力の-5.0~105.0%(制御演算停止状態,測定入力バーンア

ウト状態,計器入力異常状態の時出力)上下限出力リミッタ設定範囲:

測定スパンの-5.0~105.0%シャットダウン機能:4~20mA出力で手動動作時,操作出力を0mAまで出力可能(-

5.1%以下シャットダウン)出力変化率リミッタ:オフまたは0.1から100.0%/秒

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14-4 IM 04L31A01-01

PV/SP演算機能各ループのPV,SPに演算式を設定可演算種類: 汎用演算: 四則演算,平方根,絶対値,常用対数,指数,ベキ

乗,関係演算(<,≦,>,≧,=,≠),論理演算(AND,OR,NOT,XOR)

グループ内統計演算: グループ内データの平均値,最大値,(CLOG) 最小値,積算値条件式: [式1?式2:式3]

使用可能データ: 計測測定データ,計測演算データ,内蔵/外部制御データ,通信入力データ,定数(W01~W36),制御入力チャネルデータ,制御出力モジュール/拡張モジュールのDIO,計測リモート入力,内部スイッチ

定数: 36個までの定数を設定可エラー時の処理: OVER: PV/SP値といてPVレンジの上限値を使用

UNDER: PV/SP値といてPVレンジの下限値を使用ロジック演算機能

演算種類: 関係演算(<,≦,>,≧,=,≠),論理演算(AND,OR,NOT,XOR),条件式[式1?式2:式3]

使用可能データ: PV/SP演算機能と同様内部スイッチ

使用可能数: 36個(SW001~SW036)非保持固定

アナログ再伝送機能出力形式: 電流出力(4-20mA,0-20mA,20-4mA,20-0A),

時間比例電圧パルス出力,時間比例リレー出力表示/記録: OUT値として表示,データファイルに記録

アナログ再伝送に設定したループではPID演算は行わない演算種類: PV/SP演算機能と同様使用可能データ: PV/SP演算機能と同様

14.2 制御機能

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14-5IM 04L31A01-01

仕様

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14.3 警報機能

制御警報制御警報種類: 測定値上限,測定値下限,偏差上限,偏差下限,偏差上下限,上下

限偏差内,設定値上限,設定値下限,出力値上限,出力値下限他の警報種類: 故障診断警報,FAIL出力待機動作: 制御開始から安定状態になるまで測定値/設定値警報をオフにす

る。警報出力: 6点出力可/2ループ(トランジスタ出力4点,リレー出力2点)警報設定数: 4種類/1ループヒステリシス: 警報設定ごとに設定可表示: 警報発生時ディジタル表示部に状態(警報種類)表示,および共通警

報表示保持/非保持切替可

計測警報警報種類: 測定値上限,測定値下限,測定値差上限,測定値差下限,測定値変

化率上昇/下降限,測定値遅延上下限(アラームディレイ)アラームディレイ時間:

1~3600秒(1時間)変化率警報の時間インターバル:

測定周期×1~15警報出力: 6点(オプション)

*制御出力にも割り当て可動作励磁/非励磁,保持/非保持切替

設定数: 各チャネル最大4設定ヒステリシス: ON(スパンの0.5%)/OFF切替(全チャネル/レベル共通)表示: 表示,非表示の選択可能

表示時は警報発生時ディジタル表示部に状態(警報種類)表示,および共通警報表示保持/非保持切替可非表示時はアラーム記録も行わない

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14-6 IM 04L31A01-01

14.4 表示機能

表示器: 10.4型TFTカラーLCD(640×480ドット)表示色: トレンド/バーグラフ表示:12色から選択背景: 白,黒より選択

表示画面コントロールグループ画面:

表示ループ数…最大6画面数:8画面(8グループ)表示スタイル…コントローラスタイル,フェースプレートスタイ

ル,ハイブリッドスタイルチューニング画面: 最大21種類のパラメータの割り付け可能トレンド画面: 方向: 縦または横

表示チャネル数: 1画面(1グループ)あたり最大10チャネル

全チャネルトレンド表示:最大116チャネル画面数: 10画面(10グループ)太さ: 1,2,3ドットより選択更新レート: 1,2,5,10,20,30分,1,2,

4,10時間/divから選択プログラム運転状態表示画面:

プログラム運転状態と現在のPV同時表示表示ループ数:最大6画面数:   1画面(1グループ)表示更新周期:デジタル表示部: 1秒

プログラム表示部:トレンド更新周期に従う表示チャネル数: 入力種類

内蔵ループ

温調計通信(オプション)測定CH演算CH(オプション)

表示CH (最大) 18(PV,SP,OUTを6ループ分) 48(PV,SP,OUTを16ループ分) 10,20 30

制御ループ数(最大)

6 16

--

バーグラフ表示: 方向: 縦または横表示チャネル数: 1画面(1グループ)あたり最大10チャネル画面数: 10画面(10グループ)スケール: 4~12より設定可

基準位置・・・端または中央更新レート: 1秒

ディジタル表示: 表示チャネル数: 1画面(1グループ)あたり最大10チャネル画面数: 10画面(10グループ)更新レート: 1秒

オーバビュー画面: ループ数: 制御:最大22ループチャネル数: 計測:最大50CH(演算CH含む)すべてのチャネルの測定値とアラーム状態

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14-7IM 04L31A01-01

仕様

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情報表示: カーソルで指定すると,その部分のトレンド表示にジャンプアラームサマリ表示: アラームの履歴イベントサマリ画面: プログラムイベント発生状態のサマリ

表示制御運転動作サマリ画面:制御運転状況のサマリ表示メッセージサマリ表示: メッセージの時刻と内容メモリサマリ表示: 内部メモリ内のファイル

タグ表示: 表示可能文字数: 最大16文字(計測チャネル)最大8文字(制御ループタグ)最大8文字(制御タグコメント)

   表示可能文字: 英数字,カタカナその他表示内容: メモリ状態,スケール値(0,100%,表示ON/OFF切替可),ス

ケール(最大10スケール),グリッド(分割数4-12より設定可)および時:分,時刻(年/月/日,時:分:秒),トリップライン(太さ1,2,3ドットより選択),メッセージ(最大16文字,8種類まで),警報マーク

データ参照機能: データの再生表示表示形式: 2分割または全画面時間軸操作:表示圧縮/拡大,スクロールが可能

自動画面切り換え機能:周期:5,10,20,30秒,1分

LCDバックライトセーバ機能:設定時間:1,2,5,10,20,60分

14.4 表示機能

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14-8 IM 04L31A01-01

14.5 保存機能

外部記憶メディアドライブ:下記記憶メディア用ドライブをご購入時に指定・ 3.5型フロッピーディスク(2HD)・ PCMCIA ATAフラッシュメモリカード(4~440MB)またはCF

カード(32~512Mバイト,アダプタが必要)・ Zipディスク(100MBまたは250MB)

記憶機能

内蔵制御ループデータ(内蔵ループのPV/SP/OUT)と外部制御ループデータ(外部接続温調計のPV/SP/OUT),測定データ,演算データの記録内蔵制御CH(各ループのPV/SP/OUT):101~118CH外部制御CH(各ループのPV/SP/OUT):201~248CH上記内蔵/外部制御66CH,測定20CH,演算30CHをデータファイルとして記録記録データの種類:

データ種類表示データイベントデータTLOGデータレポートデータマニュアルサンプルデータアラームサマリデータイベントサマリデータ制御モードサマリデータ

記録対象(CH/ループ/システム)測定/演算/内蔵制御/外部制御測定/演算/内蔵制御/外部制御測定/演算測定/演算測定/演算/内蔵制御/外部制御

測定/演算/内蔵制御/外部制御システムに対してイベント発生システム(プログラム運転),それ以外は内蔵ループ/温調計ループごと

データ内容タイムアップ周期間のMin/Maxサンプル周期ごとの測定値TLOGタイムアップ時のTLOGデータ値時/日/週/月単位でのCHの値キー/リモート入力時のアスキーフォーマットデータ対象CHのアラーム発生/解除情報タイム/PVイベントの発生と解除運転/停止,ローカル/リモート,手動/自動/カスケード切替プログラムのホールド/解除,ウェイト/解除

データセーブ方法: マニュアルセーブ: 外部記憶メディア挿入時にセーブオートセーブ: キー操作で連続測定中記録可セーブ周期: 10分~31日(フリートリガ時)

サンプル終了時にセーブ(トリガ指定時)サンプリング周期:

表示データファイル:波形更新レートに連動イベントデータトファイル:サンプル周期を指定

イベントデータファイルサンプル周期:1,2秒より選択測定データファイル:

イベントデータファイル:指定サンプル周期で瞬時値の保存表示データファイル:表示更新周期内の最大値と最小値の保存

作成ファイルの組み合わせイベントデータファイル(トリガだけ)+表示データファイル表示データファイルだけイベントデータファイルだけ

データ形式: バイナリ形式チャネルあたりデータ:

表示データ:制御データ・・・4バイト/1データ測定データ・・・4バイト/1データ演算データ・・・8バイト/1データ

イベントデータ:制御データ・・・2バイト/データ測定データ・・・2バイト/1データ演算データ・・・4バイト/1データ

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14-9IM 04L31A01-01

仕様

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サンプル時間: マニュアルセーブ時のFD1枚あたり表示データファイルだけ:制御ループ数2ループ,測定CH数10CH,演算CH数8CH,表示更新周期30分/div(データセーブ周期60秒)の場合CHあたりデータ数=1,200,000バイト/(6×4バイト+10×4バイト +8×8バイト)=約9,375データ**ただし,最大100,000データ1ファイルあたりのサンプル時間=9,375×60秒=562,500秒=約6日

イベントデータファイルだけ:制御ループ数2ループ,測定CH数10CH,演算CH数8CH,データセーブ周期1秒の場合CHあたりデータ数=1,200,000バイト/(6×2バイト+10×2バイト+8×4バイト)=18,750データ**ただし,最大120,000データ1ファイルあたりのサンプル時間=18,750×1秒=18,750秒=約5時間

表示データファイル+イベントデータファイル:表示データファイルサイズ=900,000バイト最大75,000データ

イベントデータファイルサイズ=300,000バイト最大30,000データ

ZipドライブやATAメモリカードを使用している場合,メディアの記憶容量によってファイル数は異なる

サンプル時間例:演算チャネル:0チャネルの場合制御ループ数:6ループ,測定チャネル:10チャネル

表示データファイルだけ

表示更新周期 (分/div)

セーブ周期 (秒)

サンプル時間

1分

2秒

約5時間

5分

10秒

約28時間

20分

40秒

約5日

30分

60秒

約7日

60分

120秒

約14日

240分

480秒

約56日

イベントデータファイルだけ

セーブ周期サンプル時間

1秒約5時間

5秒約29時間

30秒約7日

120秒約29日

表示データファイル表示データファイル+イベントファイル

表示更新周期 (分/div)

セーブ周期 (秒)

サンプル時間

1分

2秒

約4時間

5分

10秒

約21時間

20分

40秒

約85時間

30分

60秒

約5日

60分

120秒

約11日

240分

480秒

約42日

イベントデータファイルだけ

セーブ周期サンプル時間

1秒約1時間

5秒約7時間

30秒約40時間

120秒約7日

14.5 保存機能

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14-10 IM 04L31A01-01

演算チャネル:0チャネルの場合制御ループ数:10ループ,測定チャネル:10チャネル

表示データファイルのみ

表示更新周期 (分/div)

セーブ周期 (秒)

サンプル時間

1分

2秒

約4時間

5分

10秒

約20時間

20分

40秒

約3日

30分

60秒

約5日

60分

120秒

約10日

240分

480秒

約40日

イベントデータファイルのみ

セーブ周期サンプル時間

1秒約4時間

5秒約20時間

30秒約5日

120秒約20日

表示データファイル表示データファイル+イベントファイル

表示更新周期 (分/div)

セーブ周期 (秒)

サンプル時間

1分

2秒

約3時間

5分

10秒

約15時間

20分

40秒

約2日

30分

60秒

約3日

60分

120秒

約7日

240分

480秒

約30日

イベントデータファイルのみ

セーブ周期サンプル時間

1秒約1時間

5秒約5時間

30秒約29時間

120秒約5日

マニュアルサンプルデータ:格納トリガ:キー操作,通信コマンド,またはリモート入力データ形式:ASCII内部メモリへの最大格納数:50

TLOGデータ(演算オプション付きの場合だけ):格納トリガ:タイマで設定するインターバルごとデータ形式:バイナリ内部メモリへの最大格納数:400(または16事象以内)

レポートデータ(演算オプション付きの場合だけ):種類:時報,日報,時報+日報,日報+週報,日報+月報データ形式:ASCII内部メモリへの最大格納数:40

トリガ機能: イベントデータファイル:FREE,TRIGまたはROTATEよりモードを選択

表示データ+イベントデータファイル:TRIGまたはROTATEよりモードを選択

画面コピー機能: コピー方法: キー操作,通信コマンド,またはリモート入力データ形式: PNG出力先:外部記憶メディアまたは通信出力

14.5 保存機能

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14-11IM 04L31A01-01

仕様

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14.6 通信機能

イーサネット通信媒体: イーサネット(10BASE-T)基本プロトコル: SMTP,HTTP1.0,FTP,TCP,UDP,IP,ARP,ICMPE-Mail送信機能: 通信先アドレス: 2アドレスグループ(各グループ150文字

以内で複数アドレス指定可)通知種類: 以下の情報をE-Mailで通知,アドレスグ

ループごとに通知/非通知を選択   アラーム通知,定刻通知,レポート通知Webサーバ機能: 画面イメージ,アラーム情報,瞬時値などをブラウザソフト

(Microsoft Internet Explorer 5.0 で表示)FTPクライアント機能:

CX2000からデータファイルをサーバに自動転送FTPサーバ機能: ネットワーク上のコンピュータからの要求によるファイル転送,外

部記憶メディア上のディレクリ操作,ファイル削除リアルタイムモニタ機能:

CX2000の測定/演算データを専用プロトコルでリアルタイムモニタ可

シリアル通信ラダー通信,温調計通信,Modbus通信に使用媒体: EIA RS-232(CX20--1-)    EIA RS-422/485(CX20--2-)プロトコル: 専用プロトコルまたはModbusプロトコル同期方式: 調歩同期式通信方式(RS-422/485):

4線式半2重マルチドロップ接続方式(1:N(N=1~31))転送速度: 1200,2400,4800,9600,19200,38400bpsデータ長: 7,8bitストップビット: 1bitパリティ: ODD,EVEN,NONE通信可能距離(RS-422/485):

1.2km通信モード: 制御,設定の入出力:ASCIIモード

測定データ出力:ASCII/バイナリモードModbus通信: 動作モード:RTU MASTER またはRTU SLAVE

RTU MASTER: 温調計通信に使用最大16ループ接続可能

RTU SLAVE: 測定・演算データおよびアラームステータスなどを出力

ラダー通信: BCDコードによるデータの入出力当社製プログラマブルコントローラFA-M3のラダー通信モジュール,他社のプログラマブルコントローラとの通信プロトコル

温調計通信: 横河M&C株式会社製のUTシリーズ調節計(UT30,UT31,UT40,UT50,UT750)と通信する機能,および通信可能なその他の調節計(加熱冷却制御付きUTシリーズ温調計,カスタム演算のUT750,UPシリーズ温調計,他社の調節計など)との通信機能

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14-12 IM 04L31A01-01

14.7 付加仕様

プログラム制御機能(/PG1,/PG2)プログラム設定機能

プログラムパターン数:4(/PG1),30(/PG2)

プログラムパターン数1点当たりセグメント数:最大99

プログラムセグメント数:最大300(全プログラムパターンの合計)

プログラムイベント数:最大800

プログラム繰り返し回数:最大999回または無限繰り返し

セグメント時間: 0分1秒~99時間59分59秒プログラムパターンの起動停止:

プログラムパターンの起動,停止,HOLD,アドバンスを接点入力または計器操作で可能

プログラムパターンの切替:接点入力または計器操作で可能

アドバンス機能: 強制的に次のセグメントに移行ウェイト機能: ウェイト時間 :オフ,0分1秒~99分59秒

ウェイトゾーン:測定入力レンジ幅の0.0~100.0%PIDパラメータ切替

セグメントPID切替: セグメントごとに使用するPIDパラメータ番号を指定可能ゾーンPID切替: 測定入力の値によりPIDパラメータを切替可能タイムイベント

プログラムパターンの進行状況を接点出力設定点数: 1セグメント当り最大16点出力: セグメント切替り時点から一定の時間経過後

経過時間:0~99時間59分59秒PVイベント

プログラムパターン内測定値/偏差警報機能設定点数: 最大16点種類: 測定値上限,測定値下限,偏差上限,偏差下限,偏差上下限,上下

限偏差内,設定値上限,設定値下限,出力値上限,出力値下限運転モード切替

プログラムRESET/プログラムRUN切替:プログラム運転の運転/停止状態

HOLD/HOLD解除: プログラムRUN中にプログラム運転の進行をHOLD/HOLD解除

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14-13IM 04L31A01-01

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計測警報(/A6,/A6R,/A4F,/A4FR)出力点数: 6点(/A6,/A6R,/A4F,/A4FR)入力点数: 8点(/A6R,/A4FR)リレー接点容量: 250VDC/0.1A(抵抗負荷)

250VAC(50/60Hz)/3A出力形式: NO-C-NC(励磁/非励磁,AND/OR,保持/非保持切替可)リモート制御:(/A6R,/A4FR)

接点入力により下記の制御が可能(8点まで設定可)・メモリスタート/ストップ(レベル)・イベントデータファイル外部トリガ入力(トリガ,250ms以上)・時刻合わせ(接点により時刻を定時に合わせる,トリガ,250ms以上)

・演算スタート/ストップ(レベル)・演算データリセット(トリガ,250ms以上)・マニュアルサンプル(トリガ,250ms以上)・メッセージ書き込み(最大8点まで設定可,トリガ,250ms以上)・設定ロード(最大3点まで設定可,トリガ,250ms以上)・アラームACK(トリガ,250ms以上)・スナップショット(トリガ,250ms以上)

FAIL/メモリーエンド出力:(/A4F,/A4FR)システム異常時および内部メモリの上書き開始指定時間前または外部記憶メディア残容量によりリレー出力マニュアルセーブモード:上書き開始指定時間前(1,2,5,10,20,50,100時間より指定)にリレー出力

オートセーブモード:外部記憶メディアの残容量が10%に達したときにリレー出力

制御用拡張DIO(/CST1)入出力仕様接点入力

入力数: 12入力入力信号: 無電圧接点またはオープンコレクタ(TTLまたはトランジスタ)入力条件: ON電圧:0.5V以下(30mADC)

OFF時漏れ電流:0.25mA以下入力形式: フォトカプラ絶縁(4点コモン)耐電圧: 500VDC 1min(入力端子-アース間)

接点出力トランジスタ出力:

12点トランジスタ接点定格:

24VDC,50mA

VGA出力(/D5)外付けディスプレイ装置への接続が可能解像度: 640×480ドット(VGA仕様)コネクタ: D-SUBミニ15ピン

14.7 付加仕様

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14-14 IM 04L31A01-01

14.7 付加仕様

演算機能(/M1)下記の演算,および演算チャネルのトレンド/ディジタル表示,記録が可能演算チャネル数: 30チャネル演算種類: 汎用演算: 四則演算,平方根,絶対値,常用対数,指数,ベキ

乗,関係演算(<,≦,>,≧,=,≠),論理演算(AND,OR,NOT,XOR)

統計演算: 時系列データの平均値,最大値,最小値,積算値移動平均: 演算結果に対して移動平均を行う

定数: 30個までの定数を設定可通信ディジタル入力:統計演算以外の演算式に使用可能

通信ディジタル数:30個リモート入力: リモート入力状態(0/1)を演算式内で使用可能

入力数:8個制御接点入力: 接点入力状態(0/1)を演算式内で使用可能

入力数: 6(DI001~DI006),6(DI101~DI106),6(DI201~DI206),12(RI001~RI012)

レポート機能: レポート種類:時報,日報,時報+日報,日報+週報,日報+月報演算種類:平均値,最大値,最小値,積算値データフォーマット:ASCII形式

3線式絶縁RTD入力(/N2)RTDのA,B,bすべてを絶縁した各点絶縁入力タイプ(計測入力用)

DC/AC24V電源駆動(/P1)定格電源電圧: 24VDC/AC使用電源電圧範囲: 21.6~26.4VDC耐電圧: 電源端子-アース間:500VAC消費電力: 電源電圧 LCDセーバー時 通常時 最大

24VDC 約25VA 約26A 41VA24VAC(50/60Hz) 約39VA 約40VA 60VA

24VDC伝送器用電源出力(/TPS4)出力電圧: 22.8~25.2VDC(定格負荷電流時)定格出力電流: 4~20mADC最大出力電流: 25mADC(過電流保護動作電流:約68mADC)許容導線抵抗: RL≦(17.8-伝送器最小動作電圧/0.02A)(負荷シャント抵抗250Ω

でドロップ電圧含まず)最大配線長: 2km(CEVケーブル使用時)絶縁抵抗: 出力-本体アース間:20MΩ(500VDC)耐電圧: 出力-本体アース間:500VAC(50/60Hz,I=10mA),1分間出力端子相互間: 500VAC(50/60Hz,I=10mA),1分間

バッチヘッダ(/BT1)データへの付加情報:CXのシリアルNo.,アプリケーション名,スーパ-バイザ名,マネ

-ジャ名,バッチ番号,ロット番号,スタート日時と操作者名,ストップ日時と操作者名,コメント

バッチ情報の表示: 内部メモリへのデータ書き込みSTOP操作時に,アプリケーション名,スーパ-バイザ名,マネージャ名,バッチ番号,ロット番号,コメントを表示

キーログイン機能による操作者の識別:ユーザ名: 登録されているユーザ名と同じユーザ名は登録不可ユーザIDとパスワードの組み合わせ: 過去に登録されたことがあるユーザIDとパ

スワード組み合わせは登録不可メッセージ: メッセージ1~3を操作者が変更可ヒストリカルトレンド: バッチ情報を表示可

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14-15IM 04L31A01-01

仕様

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14.8 一般仕様

構造取り付け角度: 後方30゚まで可,左右は水平取り付けパネル厚: 2~26mm材質: ケース:鋼板

ベゼル:ポリカーボネート塗装色: ケース:ペールコバルトブルー(DIC16版102相当)

ベゼル:チャコールグレイライト(マンセル10B3.6/0.3相当)前面パネル: 防塵防滴仕様(IEC529-IP65,NEMA No.250 TYPE4(着氷試験を

除く)準拠)外形寸法: 288(W)×288(H)×220(D)mm (D:パネル取付面からの奥行き)質量: CX2010:約6.6kg,CX2020:約7.0kg,CX2210:約6.9kg,

CX2220:約7.2kg,CX2410:約7.1kg,CX2420:約7.5kg,CX2610:約7.4kg,CX2620:約7.7kg

入出力信号仕様制御出力

電流出力: 出力点数: 2出力/2ループ出力信号: 4~20mADCまたは0~20mADC負荷抵抗: 600Ω以下出力精度: スパンの±0.1%(1mA以上)温度ドリフト: ±200ppm/(出力部) 

電圧パルス出力: 出力点数: 2出力/2ループ出力信号: オン電圧=12VDC負荷抵抗: 600Ω以上分解能: 0.1%

リレー接点出力: 出力点数: 2出力/2ループ出力信号: NC,NO,COM接点定格: 250VAC,3Aまたは30VDC,3A(抵抗負

荷)接点入力 

入力点数: 6入力/2ループ入力信号: 無電圧接点またはオープン

コレクタ(TTLまたはトランジスタ)入力条件: ON電圧: 0.5V以下(30mADC)

OFF時漏れ電流:0.25mA以下入力形式: フォトカプラ絶縁(入力間-側はコモン)接点出力

リレー出力: 2点/2ループリレー接点定格: 250VAC,1Aまたは30VDC,1A(抵抗負荷)トランジスタ出力: 4点/2ループ

トランジスタ接点定格:24VDC,50mA(トランジスタ出力間-側はコモン)

アナログ入力部

制御用入力: 最大10点(絶縁) (モデル,制御モードにより入力点数は異なる)周期:250/500/1000ms

計測用測定入力: 10点または 20点(DCV,TC,DIは絶縁)周期:1/2s

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14-16 IM 04L31A01-01

設置環境基準正常動作条件:周囲温度: 0~50(フロッピーディスク,Zipディスク動作時:5~40)周囲湿度: 20~80%RH(5~40にて)振動: 10~60Hz 0.2m/s2

衝撃: 許容せず磁界: 400A/m以下(DCおよび50,60Hz)外部雑音: ノルマルモード(50/60Hz)

直流電圧・・・信号分を含むピーク値が測定レンジの1.2倍以下熱電対・・・信号分を含むピーク値が測定熱起電力の1.2倍以下測温抵抗対・・・50mV以下

コモンモードノイズ(50/60Hz):すべてのレンジで250VACrms以下

チャネル間最大ノイズ電圧(50/60Hz):250VACrms以下

姿勢: 後方30゚まで可能,左右水平ウォームアップ時間:

電源投入時より30分以上高度: 2000m以下

輸送および保管条件: 周囲温度: -25~60 湿度: 5~95%RH(結露なきこと) 振動: 10~60Hz,4.9m/s2

 衝撃: 392m/s2以下(梱包状態)安全

CSA CSA22.2 No.61010.1取得、設置カテゴリII*1、汚染度2*2、測定カテゴリII*3

UL UL61010-1 (CSA NRTL/C)取得CE EN61010-1適合

*1: 設置カテゴリ(過電圧カテゴリ)II:過渡的な過電圧を定義する数値(インパルス耐電圧の規定を含み,配電盤などの固定設備から給電される電気機器に適用)

*2: 汚染度2:耐電圧または表面抵抗率を低下させる固体,液体,気体の付着の程度(通常の室内雰囲気(非導電性汚染)だけに適用)

*3: 測定カテゴリII:低電圧施設に接続された回路を計測するもので、配電盤などの固定設備から給電される電気機器に適用

EMC 適合規格

CE EN61326-1 Class A、Table 2(For use in industrial locations) EN61326-2-3 EN55011 Class A、Group 1 EN61000-3-2 Class A EN61000-3-3C-tick EN55011 Class A、Group 1試験中、計器はレンジの± 10% 以内の測定精度で動作し続けます。電源部(/P1以外)

電源電圧: 100~110VAC±10%,200~220VAC±10%電源周波数: 50Hz±2%,60Hz±2%消費電力: 電源電圧

100VAC240VAC

LCDセーバ時約43VA約62VA

通常時約45VA約65VA

最大75VA106VA

* DC/AC24V電源駆動時(/P1)の電源仕様については,「14.7 付加仕様」の「DC/AC24V電源駆動(/P1)」の項をご覧ください。

14.8 一般仕様

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14-17IM 04L31A01-01

仕様

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14.8 一般仕様

アイソレーション

絶縁抵抗: 各端子-アース間:20MΩ以上(500 VDCにて)耐電圧: 電源端子-アース間:1500VAC(50/60Hz),1分間

接点出力端子-アース間:1500VAC(50/60Hz),1分間測定入力端子-アース間:1500VAC(50/60Hz),1分間測定入力端子相互間:1000VAC(50/60Hz),1分間接点入力端子-アース間:500VDC,1分間電流出力端子-アース間:500VAC(50/60Hz),1分間電圧パルス出力端子-アース間:500VAC(50/60Hz),1分間トランジスタ接点出力-アース間:500VDC,1分間

接地: D種接地(接地抵抗:100Ω以下)基準性能

測定確度: 基準動作状態:23±2,55±10%RH,電源電圧90~132,180~250VAC,電源周波数50/60Hz±1%以内,ウォーミングアップ30分以上,振動など計器動作に影響のない状態における性能

入力種類 レンジ 20mV 60mV200mV2V6V20V50VRSB

K

EJTNWLU

PLATINEL

PR40-20

W3Re/W25RePt100JPt100

測定確度(ディジタル表示)

±(0.1% of rdg+2digits)

±(0.1% of rdg+3digits)±(0.15% of rdg+1)ただしR,S:0~100:±3.7,100.0~300:±1.5B:400~600:±2,400未満は確度保証せず±(0.15% of rdg+0.7)ただし-200~-100では±(0.15% of rdg+1)±(0.15% of rdg+0.5)±(0.15% of rdg+0.5)ただし-200~-100では±(0.15% of rdg+0.7)±(0.15% of rdg+0.7)±(0.15% of rdg+1)±(0.15% of rdg+0.5)ただし-200~100では±(0.15% of rdg+0.7)±(0.25% of rdg±2.3)0~450  確度保証せず450~750  ±(0.9% of rdg +16.0)750~1100  ±(0.9% of rdg +6.0)1100~1900  ±(0.9% of rdg +2.0)±(0.3% of rdg±2.8)

±(0.15% of rdg+0.3)

直流電圧

熱電対 (基準接点補償 確度含まず)

測温抵抗体

ディジタル表示最高分解能 10μV 10μV 100μV 1mV 1mV 10mV 10mV

0.1

スケーリング時の測定確度:スケーリング時の測定確度(digits)=測定確度(digits)×拡大率+2digits*小数点以下切り上げ

基準接点補償: INT(内部)/EXT(外部)切替可(全チャネル共通)基準接点補償確度: Type R,S,B,W,PR40-20,W3Re/W25Re:±1.0

Type K,J,E,T,N,L,UPLATINEL:±0.5(ただし0以上測定時)

最大入力電圧: 2VDC以下の電圧レンジおよび熱電対: ±10VDC(連続)6VDCの電圧レンジ以上: ±60VDC(連続)

入力抵抗: 2VDC以下の電圧レンジおよび熱電対: 10MΩ以上6VDCの電圧レンジ以上: 約1MΩ

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14-18 IM 04L31A01-01

14.8 一般仕様

入力外部抵抗: 直流電圧,熱電対入力:2kΩ以下測温抵抗体入力: 1線10Ω以下(3線とも等しいこと)

入力バイアス電流: 10nA以下コモンモード除去比:120dB(50/60Hz±0.1%,500Ω不平衡,マイナス端子-アース

間)ノルマルモード除去比:

40dB(50/60Hz±0.1%)動作条件の影響

周囲温度: 10の変化に対する変動: ±(0.1% of rdg+1digit)以内(電圧,TCレンジ)* 基準接点補償誤差は含まず±(0.1% of rdg+2digit)以内(RTDレンジ)

電源変動: ・DC/AC24V電源駆動(/P1)ではないとき電源90~132,180~250VACの範囲にて(周波数は50/60Hz):

±1digit以内定格電源周波数±2Hzの変化(電源電圧100VAC)に対する変動:

±(0.1% of rdg+1digit)以内・ DC/AC24V電源駆動(/P1)のとき電源21.6~26.4V DC/ACの範囲にて(ACの場合,周波数は50/60Hz): ±1digit以内定格電源周波数±2Hzの変化(電源電圧24VAC)に対する変動:

±(0.1% of rdg+1digit)以内外部磁界: 交流(50/60Hz)および直流400A/mの外部磁界に対する変動:

±(0.1% of rdg+10digit)以内信号源抵抗: 信号源抵抗+1kΩの変化に対する変動:

(1) 直流電圧レンジ2VDCレンジ以下・・・±10µV以内6VDCレンジ以上・・・±0.1% of rdg以内

(2) 熱電対レンジ±10µV以内(ただし,バーンアウト指定時は±100µV)

(3) 測温抵抗対レンジ(Pt100)I) 1線あたり10Ωの変化に対する変動は(3線とも同一抵抗値である場合)±(0.1% of rdg+1digit)以内

II) 導線間の抵抗値の差40mΩ(3線間の最大の差)に対する変動は約0.1

その他時計: カレンダ機能付き(西暦)

外部接点により時刻合わせが可能時計精度: ±100ppmただし,電源ON時の遅れ(1秒以下)は含まずキーロック機能: ON/OFFおよびパスワードの設定が可能ログイン機能: ユーザー名,ユーザーIDおよびパスワードを入力することでログイ

ン可

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14-19IM 04L31A01-01

仕様

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5

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1414

14.9 外形図

279.6

27.1 225.5167.5

取付パネル厚さ2~26

(金具を取り付ける前の寸法)

+10

279.

69.

47.

5

180

+1 0

単位:mm

制御用アナログ入力端子ブロック

計測用測定入力端子ブロック

イーサネット 電源端子RS-232またはRS-422/485

オプション端子ブロック

制御出力端子ブロック

背面図

VGA出力端子(/D5付加時)

(金具を取り付けた後の寸法)

108

180288

294.6

54.6

108

288

294.

6

指示なき寸法公差は,±3%(ただし10mm未満は±0.3mm)とする。

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付-1IM 04L31A01-01

付録

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付録

付録1 表示データ/イベントデータの内部メモリ書き込み機能の補足説明

「1.17 データ保存機能」の「内部メモリへのデータの書き込み」の項を補足する形で,表示データ/イベントデータの内部メモリ書き込み機能について詳しく説明しています。

イベントデータの書き込みモード

モード 内容

フリー [START]キーを押すと内部メモリにデータを書き込みはじめ,[STOP]キーを押すと書き込みを終了します。イベントデータ書き込み領域がいっぱいになるか,イベントデータのファイル数*が16を超えると上書きします。* イベントデータのファイル数マニュアルセーブの場合,1回のデータ書き込みスタート~ストップ操作

 で1つのファイルになります。オートセーブの場合,指定時間(データ長)ご と,または指定日時ごとに,1つのファイルになります。

トリガ 内部メモリの書き込み領域を分割しない場合:イベントデータファイルは,内部メモリに1つ作成されます。[START]キーを押すと,トリガ待ちの状態になります。トリガ成立後,指定時間(データ長)データを書き込んだあと,データの書き込みを終了します。以後トリガが成立してもデータの書き込みは行いません。

データ書き込み

トリガ待ち

トリガ成立 停止

内部メモリの書き込み領域を分割した場合:イベントデータファイルは,分割した書き込み領域(ブロック)に1つずつ作成されます。[START]キーを押すと,トリガ待ちの状態になります。トリガ成立後,1つのブロックに指定時間データを書き込んだあと,データの書き込みを終了します。トリガ待ちの状態になり,トリガが成立すると次のブロックにデータを書き込みます。すべてのブロックにデータを書き込むと,トリガが成立してもデータの書き込みは行いません。

データ書き込み

トリガ待ち

トリガ成立

第1ブロック

データ書き込み

トリガ待ち

トリガ成立

第2ブロック

データ書き込み

トリガ待ち

トリガ成立 停止

最終ブロック

繰り返し 内部メモリの書き込み領域を分割しない場合:イベントデータファイルは,内部メモリに1つ作成されます。[START]キーを押すと,トリガ待ちの状態になります。トリガ成立後,指定時間データを書き込んだあと,データの書き込みを終了します。トリガ待ちの状態になり,トリガ成立後,データを上書きします。トリガ待ちの状態でトリガが成立するごとに,データの上書きを繰り返します。イベントデータの書き込みを停止するときは,[STOP]キーを押します。

データ書き込み

トリガ待ち

トリガ成立

内部メモリの書き込み領域を分割した場合:イベントデータファイルは,分割した書き込み領域(ブロック)に1つずつ作成されます。[START]キーを押すと,トリガ待ちの状態になります。トリガ成立後,1つのブロックに指定時間データを書き込んだあと,データの書き込みを終了します。トリガ待ちの状態になり,トリガが成立すると次のブロックにデータを書き込みます。すべてのブロックにデータを書き込んだ状態でトリガが成立すると,最初のブロックにデータを上書きします。

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付-2 IM 04L31A01-01

トリガ待ちの状態でトリガが成立するごとに,次のブロックにデータを上書きする動作を繰り返します。イベントデータの書き込みを停止するときは,STOPを押します。

データ書き込み

トリガ待ち

トリガ成立

第1ブロック

データ書き込み

トリガ待ち

トリガ成立

第2ブロック

データ書き込み

トリガ待ち

トリガ成立

最終ブロック

Note・内部メモリのイベントデータ情報はメモリサマリで確認できます。・停電が発生すると内部メモリのイベントデータを1つのファイルとして閉じます。

イベントデータのプリトリガイベントデータの書き込みモードが,[トリガ]または[繰り返し]のときに設定できます。内部メモリにあるトリガ成立前のデータを,イベントデータとして保存する機能です。アラームなどの事象が発生したときに,その事象発生以前のデータを見たいときに便利です。イベントデータの書き込み指定時間に対する%(0,5,25,50,75,95,100%)で指定します。0%のときは,すべてトリガ成立後のデータとなります。初期値は0%です。

イベントデータのトリガの種類イベントデータのモードが,[トリガ]または[繰り返し]のときに設定できます。イベントデータの書き込みを開始するトリガを,下記のトリガ種類から選択して設定できます。複数のトリガ種類を設定した場合,これらのトリガはORの関係になりますのでいずれかが成立すると,イベントデータの書き込みを開始します。

種類 内容

キートリガ [FUNC]キー > [トリガ]ソフトキー,またはUSERキー(USERキーに「トリガ」機能を割り当てたときだけ)を押すとトリガが成立します。

外部トリガ リモート制御機能の端子に[トリガ]が割り付けられているとき,リモート入力でトリガが成立します。

アラームトリガ アラームが1つでも発生した場合に,トリガが成立します。

内部メモリに書き込めるデータ数と書き込み時間ここでは内部メモリに書き込める表示データ/イベントデータのデータ数と,書き込み時間について説明します。内部メモリがいっぱいになるまでのおおよその時間を把握したり,データを保存するチャネル数/サンプリング周期などを決めるときの目安となります。表示データのオートセーブ周期や,イベントデータの書き込み時間については,ここで説明する内容をもとに,設定可能な範囲の選択肢がソフトキーに割り付けられて表示されます。チャネル当たりのバイト数

表示データは,サンプリング周期ごとの最小値と最大値を持っています。イベントデータは瞬時値です。チャネル当たりのデータのバイト数は,次表のとおりです。

データ種類 測定チャネル 演算チャネル

表示データ 4バイト/チャネル 8バイト/チャネルイベントデータ 2バイト/チャネル 4バイト/チャネル

付録1 表示データ/イベントデータの内部メモリ書き込み機能の補足説明

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付-3IM 04L31A01-01

付録

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14

例: チャネル1~4(測定チャネル)と,チャネル31(演算チャネル)のデータを内部メモリに書き込む場合のデータサイズ表示データ

CH1min

2バイト(バイナリデータ)max:最大値min:最小値

CH1max

1スキャン

CH2min

CH2max

CH3min

CH3max

CH4min

CH4max

2スキャン

nスキャン〜

CH31min

CH31max

CH1min

CH1max

CH2min

CH2max

CH3min

CH3max

CH4min

CH4max

CH31min

CH31max

CH1min

CH1max

CH2min

CH2max

CH3min

CH3max

CH4min

CH4max

CH31min

CH31max

イベントデータ

2バイト(バイナリデータ)

1スキャン

CH31

CH1

CH2

CH3

CH4

CH31

CH1

CH2

CH3

CH4

CH31

CH1

CH2

CH3

CH4

2スキャン

nスキャン 〜

内部メモリの容量

データの書き込みに使用される内部メモリの容量は,1.2Mバイトです。書き込むデータの種類により,下記のように内部メモリが確保されます。

データの種類 内部メモリの容量

表示データだけ 1.2Mバイト

表示データとイベントデータ 表示データ :0.9Mバイトイベントデータ:0.3Mバイト

イベントデータだけ 1.2Mバイト

付録1 表示データ/イベントデータの内部メモリ書き込み機能の補足説明

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付-4 IM 04L31A01-01

チャネルあたり最大データ数

内部メモリに書き込むデータの種類,測定チャネル数,演算チャネル数,内蔵制御チャネル数,外部制御チャネル数が決まると,内部メモリの容量から,最大何回分のデータを書き込めるかが計算できます。これを,チャネルあたり最大データ数(以下,最大データ数と呼びます)と呼びます。最大データ数は,下表の式で計算できます。

保存するデータ 最大データ数

表示データだけ 1,200,000バイト/(測定CH数×4+演算CH数×8+内蔵制御CH数×4+外部制御CH数×4)ただし,最大100,000データ

表示データと ・ 表示データイベントデータ 900,000バイト/(測定CH数×4+演算CH数×8+内蔵制御CH数×4+

外部制御CH数×4)ただし,最大75,000データ

・ イベントデータ300,000バイト/(測定CH数×2+演算CH数×4+内蔵制御CH数×4+外部制御CH数×4)ただし,最大30,000データ

イベントデータだけ 1,200,000バイト/(測定CH数×2+演算CH数×4)ただし,最大120,000データ

最大書き込み時間

最大書き込み時間は,最大データ数のデータを内部メモリに書き込む時間で,次式で求められます。最大書き込み時間=最大データ数×サンプリング周期最大データ数と最大書き込み時間の計算例

・表示データだけ

測定チャネル:2,演算チャネル:なし,内蔵制御チャネル:なし,外部制御チャネル:なし

データ 最大データ数と最大書き込み時間

表示データ 最大データ数=1,200,000/(2CH×4バイト+0×8バイト+0×4バイト+0×4バイト)=150,000となりますが,100,000データまでなので,最大データ数=100,000表示更新周期30min/div(サンプリング周期60秒)の場合最大書き込み時間=100,000データ×60秒=6,000,000秒(約69日)

測定チャネル:3,演算チャネル:6,内蔵制御チャネル:6,外部制御チャネル:3

データ 最大データ数と最大書き込み時間

表示データ 最大データ数=1,200,000/(3CH×4バイト+6×8バイト+6×4バイト+3×4バイト)=12,500表示更新周期30min/div(サンプリング周期60秒)の場合最大書き込み時間=12,500データ×60秒=750,000秒(約8日)

・ イベントデータだけ

測定チャネル:4,演算チャネル:なし,内蔵制御チャネル:なし,外部制御チャネル:なし

データ 最大データ数と最大書き込み時間

イベントデータ 最大データ数=1,200,000/(4CH×2バイト+0×4バイト+0×2バイト+0×2バイト)=150,000となりますが,120,000データまでなので,最大データ数=120,000イベントデータサンプリング周期1秒の場合最大書き込み時間=120,000データ×1秒=120,000秒(約33時間)

付録1 表示データ/イベントデータの内部メモリ書き込み機能の補足説明

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付-5IM 04L31A01-01

付録

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測定チャネル:3,演算チャネル:6,内蔵制御チャネル:6,外部制御チャネル:3

データ 最大データ数と最大書き込み時間

イベントデータ 最大データ数=1,200,000/(3CH×2バイト+6×4バイト+6×2バイト+3×2バイト)=25,000イベントデータサンプリング周期1秒の場合最大書き込み時間=25,000データ×1秒=25,000秒(約7時間)

・ 表示データとイベントデータ

測定チャネル:2,演算チャネル:なし,内蔵制御チャネル:なし,外部制御チャネル:なし

データ 最大データ数と最大書き込み時間

表示データ 最大データ数=900,000/(2CH×4バイト+0×8バイト+0×2バイト+0×2バイト)=112,500となりますが,75,000データまでなので,最大データ数=75,000表示更新周期30min/div(サンプリング周期60秒)の場合最大書き込み時間=75,000データ×60秒=4,500,000秒(約52日)

イベントデータ 最大データ数=300,000/(2CH×2バイト+0×4バイト+0×2バイト+0×2バイト)=75,000となりますが,30,000データまでなので,最大データ数=30,000データイベントデータサンプリング周期1秒の場合最大書き込み時間=30,000データ×1秒=30,000秒(約8時間)

測定チャネル:3,演算チャネル:6,内蔵制御チャネル:6,外部制御チャネル:3

データ 最大データ数と最大書き込み時間

表示データ 最大データ数=900,000/(3CH×4バイト+6×8バイト+6×4バイト+3×4バイト)=9,375表示更新周期30min/div(サンプリング周期60秒)の場合最大書き込み時間=9,375データ×60秒=562,500秒(約6.5日)

イベントデータ 最大データ数=300,000/(3CH×2バイト+6×4バイト+6×2バイト+3×2バイト)=6,250イベントデータサンプリング周期1秒の場合最大書き込み時間=6,250データ×1秒=6,250秒(約1.7時間)

付録1 表示データ/イベントデータの内部メモリ書き込み機能の補足説明

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付-6 IM 04L31A01-01

付録2 演算機能の補足説明

「1.18 演算/レポート機能(演算機能オプション)」,「1.19 制御用演算の演算式について(スタイルナンバーS3以降)」の「演算機能」の項を補足する形で,演算機能について詳しく説明しています。演算式の作成のしかたについては,次節の「付録3 演算式の意味と書き方」をご覧ください。

演算結果を割り付けるチャネル番号(計測演算)演算結果は,チャネル番号[31]~[60]に割り付けることができます。トレンド波形の表示などでこのチャネル番号を選択することで,演算結果をトレンド波形などで確認することができます。

演算の種類下表の中で,yは演算結果,X,nは,測定データや定数などです。詳細は,次項の「演算に使用できるデータ」をご覧ください。

種類 演算式での記述 内容

四則演算 +,―,*,/ 和・差・乗・除を求めます。

べき乗 ** べき乗を求めます。y=Xn

平方根 SQR() 平方根を求めます。

絶対値 ABS() 絶対値を求めます。

常用対数 LOG() 常用対数を求めます。y=log10x

eのべき乗 EXP() 定数eのべき乗を求めます。y=ex

関係演算 .LT.,.LE.,.GT.,.GE., 2つのデータの<,≦,>,≧,=,≠を判断し.EQ.,.NE. て“0”,“1”で出力します。

論理演算 AND,OR,XOR,NOT 2つのデータのAND(論理積),OR(論理和),XOR(排他的論理和)や,任意のデータのNOT(論理否定)を求め,“0”,“1”で出力します。

統計演算 TLOG.SUM(),TLOG.MAX(), 指定されたインターバルごとの,積算(SUM),TLOG.MIN(),TLOGAVE(), 最大(MAX),最小(MIN),平均(AVE),またはTLOG.P-P() 最大 - 最小(P-P)を求めます。インターバルを設

定するタイマは3つあります。

統計演算 CLOG.MAX(),CLOG.MIN(), 同時刻に測定したデータの最大(MAX),(制御用演算) CLOGAVE(),CLOG.P-P() 最小(MIN),平均(AVE),または最大 - 最小(P-P)

を求めます。

条件式 [式1?式2:式3] 式1の結果が0でなければ式2を実行,式1の結果(制御用演算) が0ならば式3を実行します。式1の演算結果が

エラーの場合に演算エラーになります。

演算機能で使用できる演算の種類

演算の種類 計測演算 PV/SP演算 アナログ再伝送 ロジック演算

四則演算 ×

べき乗 ×

平方根 ×

絶対値 ×

常用対数 ×

eのべき乗 ×

関係演算

論理演算

統計演算(TLOG) × × ×

統計演算(CLOG) × ×

条件式

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付-7IM 04L31A01-01

付録

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演算に使用できるデータTLOG演算の場合は,計測測定データまたは演算データだけ使用できます。CLOG演算の場合は,計測測定データまたは制御測定データだけ使用できます。他の演算では,すべてのデータを使用できます。また,計測演算,PV/SP演算,アナログ再伝送,ロジック演算では,使用できるデータの種類が異なります。演算機能で使用できるデータの種類

演算の種類 計測演算 PV/SP演算 アナログ再伝送 ロジック演算

計測測定データ

計測演算データ

制御測定データ* × 内蔵/外部制御データ 計測演算用定数 × × ×制御演算用定数 × 通信入力データ 計測リモート入力 制御接点入力 制御拡張接点入力 制御接点出力 × 制御拡張接点出力 × 内部スイッチ × *PV/SP演算機能がONのときだけ使用可能

計測測定データ(01~20)

チャネル番号で指定します。スケーリングの場合は,スケーリング後の値が演算に使用されます。演算データ(31~60)

チャネル番号で指定します。制御測定データ(CI01~CI10)

制御入力チャネル番号で指定します。スケーリングの場合は,スケーリング後の値が演算に使用されます。PV/SP演算がONのときの制御演算だけに使用できます。内蔵/外部制御データ(101~118,201~248)

内蔵制御チャネルおよび外部制御チャネルをチャネル番号で指定します。定数(計測演算:K01~K30,制御用演算:W01~W36)

K01~K30またはW01~W36に設定された値を定数として使用できます。演算式では,K01~K30またはW01~W36で記述します。定数の範囲(有効数字は最大5桁): -9.9999E+29~-1.0000E-30,0,1.0000E-30~9.9999E+29通信入力データ(C01~C30)

通信で設定する値を使用できます。演算式では,C01~C30で記述します。設定の方法については,「CX1000/CX2000通信インタフェースユーザーズマニュアル」(IM 04L31A01-17)をご覧ください。通信入力よる設定値の範囲(有効数字は最大5桁):-9.9999E+29~-1.0000E-30,0,1.0000E-30~9.9999E+29計測警報オプション端子ブロックのリモート入力および制御出力端子ブロック/制御拡張

DIO端子ブロックの接点入力の状態(DI001~DI006,DI101~DI106,DI201~DI206,

RI001~RI012,D01~D08)

各接点入力/リモート入力の状態を「1」または「0」に対応させて,演算に使用することができます。演算式では,D01~D08(D**の,**はリモート入力番号)のように記述します。

付録2 演算機能の補足説明

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付-8 IM 04L31A01-01

付録2 演算機能の補足説明

入力信号の状態と「1」,「0」の対応は下記のとおりです。

入力信号の種類 状態 「1」,「0」との対応

接点 クローズ 1オープン 0

オープンコレクタ 端子の電圧レベルがLo 1端子の電圧レベルがHi 0

制御出力端子ブロック/制御拡張DIO端子ブロックの接点出力の状態(DO001~DO006,

DO101~DO106,DO201~DO206,RO001~RO012)

各接点出力の状態を「1」または「0」に対応させて,演算に使用することができます。内部スイッチ(SW01~SE36)

内部スイッチの状態を「1」または「0」に対応させて,演算に使用することができます。

演算における単位の扱い(計測演算)演算式中の測定データ/演算データの単位補正はしません

演算では,測定データ/演算データを,単位を除いた数値として扱います。たとえば01チャネルの測定データが20mV,02チャネルの測定データが20Vのときに,01+02の演算結果は40になります。

演算の優先順位演算式における演算の優先順位は以下のとおりです。優先順位の高い演算子から並べています。

種類 演算子

(優先順位が高い)関数 ABS(),SQR(),LOG(),EXP(),TLOG.MAX(),TLOG.MIN(),

TLOG.P-P(),TLOG.SUM(),TLOG.AVE(),CLOG.MAX(),CLOG.MIN(),CLOG.P-P(),CLOG.AVE()

条件式 [式1?式2:式3]べき乗 **論理否定 NOT乗算,除算 *,/加算,減算 +,-大小関係 .GT.,.LT.,GE.,LE.等・不等関係 .EQ.,.NE.論理積 AND論理和,排他的論理和 OR,XOR

(優先順位が低い)

演算データの表示(計測演算)演算チャネルの演算データは,各運転画面で表示できます。トレンド波形,バーグラフの表示

設定したスパン上下限の範囲で表示されます。演算データを演算チャネルに割り付ける方法は,「10.1 演算チャネルの割り当て/演算式/定数/タグの設定」をご覧ください。その他の表示に関する設定方法については,「8章 表示内容変更操作」をご覧ください。

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数値表示

演算データの表示数値範囲は,小数点を除き,-9999999~99999999です。小数点の位置は,演算チャネルの上下限スパンの小数点位置です。数値表示は,スパン上下限の設定に関係なく,演算データが上記の範囲であれば,その値が表示されます。ただし,下表の場合は,特殊表示になります。

演算データの状態 演算の状態 表示

演算結果が99999999を超えたとき +表示オーバ + *******

演算結果が-9999999未満のとき -表示オーバ - *******

演算の途中での値が約3.4×1038を 演算オーバ + *******超えたとき,または約-3.4×1038 または未満になったとき - *******

演算エラーのとき エラー + *******下記の演算を実行したときは,演算エラーとなります。・X/0・SQR(-X)・LOG(-X)・スキップ設定をしたチャネル番号を演算式に入れた場合

計測演算式のスタックが17以上のとき エラー + *******

制御演算式のスタックが35以上のとき エラー + *******

長時間移動平均(計測演算)演算チャネルに設定した演算式の演算結果の移動平均を求め,そのチャネルの演算データとして表示します。演算チャネルごとに,サンプリング間隔とサンプリングデータ数を設定できます。最大サンプリング間隔は1時間,最大サンプリングデータ数は64です。初期値は[Off](移動平均をしない)に設定されています。

アラーム(計測演算)各演算チャネルに,最大4つのアラームを設定できます。アラームの種類は,上限アラーム(H),下限アラーム(L),ディレイ上限アラーム(T),およびディレイ下限アラーム(t)です。ヒステリシスは,0に固定です。

演算データの内部メモリへの書き込み(計測演算)表示データ/イベントデータ

演算チャネルの演算データは,測定チャネルの場合と同様に,表示データ/イベントデータとして内部メモリに書き込むことができます。マニュアルサンプルデータ

マニュアルサンプル操作により,演算チャネルの瞬時値が内部メモリに書き込まれます。ただし,[Off]に設定されている演算チャネルは除きます。

TLOGデータタイマで設定したインターバルごとに,全チャネル(スキップに設定された測定チャネル,Offの演算チャネルは除く)の瞬時値を保存できます。

NoteTLOG演算データとTLOGデータは異なります。TLOG演算データとは,TLOG演算の演算結果のことです。TLOGデータとは,指定したチャネルの瞬時値を指定したインターバルで収集したデータのことです。

演算式の文字数計測演算:  40文字以内制御演算: 120文字以内

付録2 演算機能の補足説明

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付-10 IM 04L31A01-01

付録3 演算式の意味と書き方

「1.18 演算/レポート機能(演算機能オプション)」,「1.19 制御用演算の演算式について(スタイルナンバーS3以降)」の「演算機能」の項を補足する形で,演算式の意味と書き方について説明しています。

四則演算演算式に使用できるデータは,測定データ(01~20),演算データ(31~60),制御データ(101~118,201~248),定数(K01~K30),通信入力データ(C01~C30),計測警報オプション端子ブロックのリモート入力の状態(D01~D08),制御出力端子ブロックの接点入力/出力の状態(DI001~DI006,DI101~DI106,DI201~DI206,DO001~DO006,DO101~DO106,DO201~DO206),制御拡張DIO端子ブロックの接点入力/出力の状態(RI001~RI012,RO001~RO012),制御測定データ(CI01~CI10),制御演算用定数(W01~W36),内部スイッチの状態(SW01~SW36)です。制御演算と計測演算では使用できるデータについては付-8ページをご覧ください。演算式例

・和の場合 01+02(チャネル1とチャネル2の測定値の和を求めます)

・差の場合 01-02(チャネル1とチャネル2の測定値の差を求めます)

・乗の場合 01*K03(チャネル1の測定値に定数K03をかけます)

・除の場合 01/K02(チャネル1の測定値を定数K02で割ります)

Note以下のような式を設定することで,指定チャネル(この場合01)のスキャンごとの合計を求め,演算チャネル31の演算値とすることができます。演算チャネル31の演算式:31+01

べき乗など演算式に使用できるデータは,測定データ(01~20),演算データ(31~60),制御データ(101~118,201~248),定数(K01~K30),通信入力データ(C01~C30),計測警報オプション端子ブロックのリモート入力の状態(D01~D08),制御出力端子ブロックの接点入力/出力の状態(DI001~DI006,DI101~DI106,DI201~DI206,DO001~DO006,DO101~DO106,DO201~DO206),制御拡張DIO端子ブロックの接点入力/出力の状態(RI001~RI012,RO001~RO012),制御測定データ(CI01~CI10),制御演算用定数(W01~W36),内部スイッチの状態(SW01~SW36)です。制御演算と計測演算では使用できるデータについては付-8ページをご覧ください。演算要素の()内に,演算要素を記述することもできます。演算式例

・べき乗の場合 01**02(チャネル1の測定値の,「チャネル2の測定値」乗を求めます)

・平方根の場合 SQR(02)(チャネル2の測定値の平方根を求めます)

・絶対値の場合 ABS(02)(チャネル2の測定値の絶対値を求めます)

・常用対数の場合 LOG(01)(チャネル1の測定値の常用対数log10を求めます)

・ eのべき乗の場合 EXP(01)(チャネル1の測定値のeのべき乗を求めます)

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付-11IM 04L31A01-01

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Note以下のような式を設定することで自然対数を求めることができます。logbX=logaX/logab より,logeX=log10X/log10eしたがって,チャネル1の自然対数を求める場合,K01=0.43429(log10eの値)演算式 LOG(01)/K01と設定します。

関係演算演算式に使用できるデータは,測定データ(01~20),演算データ(31~60),制御データ(101~118,201~248),定数(K01~K30),通信入力データ(C01~C30),計測警報オプション端子ブロックのリモート入力の状態(D01~D08),制御出力端子ブロックの接点入力/出力の状態(DI001~DI006,DI101~DI106,DI201~DI206,DO001~DO006,DO101~DO106,DO201~DO206),制御拡張DIO端子ブロックの接点入力/出力の状態(RI001~RI012,RO001~RO012),制御測定データ(CI01~CI10),制御演算用定数(W01~W36),内部スイッチの状態(SW01~SW36)です。制御演算と計測演算では使用できるデータについては付-8ページをご覧ください。関係演算の対象に,演算要素を含む演算式を指定できます。(例 01.LT.ABS(02))演算式例

02.LT.03

チャネル2の測定値がチャネル3の測定値より小さい場合,演算結果は「1」になります。そのほかの場合は,「0」になります。

02.GT.03

チャネル2の測定値がチャネル3の測定値より大きい場合,演算結果は「1」になります。そのほかの場合は,「0」になります。

02.EQ.03

チャネル2の測定値とチャネル3の測定値が等しい場合,演算結果は「1」になります。そのほかの場合は,「0」になります。

02.NE.03

チャネル2の測定値とチャネル3の測定値が等しくない場合,演算結果は「1」になります。そのほかの場合は,「0」になります。

02.GE.03

チャネル2の測定値がチャネル3の測定値より大きいかチャネル3の測定値と等しい場合,演算結果は「1」になります。そのほかの場合は「0」になります。

02.LE.03

チャネル2の測定値がチャネル3の測定値より小さいかチャネル3の測定値と等しい場合,演算結果は「1」になります。そのほかの場合は「0」になります。

付録3 演算式の意味と書き方

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付-12 IM 04L31A01-01

論理演算2つのデータ,e1とe2(NOTの場合はe1だけ)が“0”か“0以外”かを確認し,それぞれの条件に従って演算します。演算式に使用できるデータは,測定データ(01~20),演算データ(31~60),制御データ(101~118,201~248),定数(K01~K30),通信入力データ(C01~C30),計測警報オプション端子ブロックのリモート入力の状態(D01~D08),制御出力端子ブロックの接点入力/出力の状態(DI001~DI006,DI101~DI106,DI201~DI206,DO001~DO006,DO101~DO106,DO201~DO206),制御拡張DIO端子ブロックの接点入力/出力の状態(RI001~RI012,RO001~RO012),制御測定データ(CI01~CI10),制御演算用定数(W01~W36),内部スイッチの状態(SW01~SW36)です。制御演算と計測演算では使用できるデータについては付-8ページをご覧ください。論理演算の対象に,演算要素を含む演算式を指定できます。AND

論理積(文 法) e1ANDe2(条 件) 2つのデータe1とe2が,ともに“0以外”であるときに“1”,それ以外は

“0”となります。(説 明) e1=0

→ e1ANDe2=0e2=0

e1≠0→ e1ANDe2=0

e2=0

e1=0→ e1ANDe2=0

e2≠0

e1≠0→ e1ANDe2=1

e2≠0

付録3 演算式の意味と書き方

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付-13IM 04L31A01-01

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OR

論理和(文 法) e1ORe2(条 件) 2つのデータe1とe2が,ともに“0”であるときに“0”,それ以外は“1”と

なります。(説 明) e1=0

→ e1ORe2=0e2=0

e1≠0→ e1ORe2=1

e2=0

e1=0→ e1ORe2=1

e2≠0

e1≠0→ e1ORe2=1

e2≠0

XOR

排他的論理和(文 法) e1XORe2(条 件) 2つのデータe1とe2の状態(“0”か“0以外”か)が異なるときだけ“1”,そ

れ以外は“0”となります。(説 明) e1=0

→ e1XORe2=0e2=0

e1≠0→ e1XORe2=1

e2=0

e1=0→ e1XORe2=1

e2≠0

e1≠0→ e1XORe2=0

e2≠0

NOT

論理否定(文 法) NOTe1(条 件) あるデータe1の状態(“0”か“0以外”か)と逆の結果となります。(説 明) e1=0 → NOTe1=1

e1≠0 → NOTe1=0

演算式例

01-02OR03.GT.04

「01-02」の演算結果と,「03.GT.04」の演算結果のORを求めます。

付録3 演算式の意味と書き方

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付-14 IM 04L31A01-01

TLOG演算TLOG演算で使用できるのは,測定データ,演算データまたは制御データだけです。以下の説明で,e1は測定チャネルまたは演算チャネルです。e1に,演算要素を含む式を記述することはできません。また,1つの演算式に2つ以上のTLOG演算を記述することはできません。TLOG.MAX( )最大値(文 法) TLOG.MAX(e1)  (条 件) チャネルe1の最大値を求めます。

TLOG.MIN( )最小値(文 法) TLOG.MIN(e1)  (条 件) チャネルe1の最小値を求めます。

TLOG.AVE( )平均値(文 法) TLOG.AVE(e1)  (条 件) チャネルe1の平均値を求めます。

TLOG.SUM( )積算値(文 法) TLOG.SUM(e1)  (条 件) チャネルe1の積算値を求めます。

TLOG.P-P( )最大値-最小値(文 法) TLOG.P-P(e1)  (条 件) チャネルe1の最大値-最小値を求めます。

演算式例

TLOG.MAX(01)+K01*SQR(02)

記述できない演算式例

TLOG.AVE(01)+TLOG.AVE(02)理由:1つの演算式に,TLOGが2つ使われている。

TLOG.AVE(ABS(01))理由:()内に演算要素が使われている。

付録3 演算式の意味と書き方

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CLOG演算(制御用演算)CLOG演算で使用できるのは,計測測定データ,制御測定データだけです。以下の説明で,e1は計測測定データまたは制御測定データです。e1に,演算要素を含む式を記述することはできません。また,1つの演算式に2つ以上のCLOG演算を記述することはできません。ただし,下記の条件式では,複数のCLOG演算を記述できます。演算対象データは最大10個記述できます。CLOG.MAX( )最大値(文 法) CLOG.MAX(e1.e2.e4-e6)  (条 件) 同時刻に測定したチャネルe1,e2,e4,e5,e6のデータから最大値を求めま

す。

CLOG.MIN( )最小値(文 法) CLOG.MIN(e1.e2.e5.e7)  (条 件) 同時刻に測定したチャネルe1,e2,e5,e7のデータから最小値を求めます。

CLOG.AVE( )平均値(文 法) CLOG.AVE(e1-e6)  (条 件) 同時刻に測定したチャネルe1~e6のデータから平均値を求めます。

CLOG.P-P( )最大値-最小値(文 法) CLOG.P-P(e1.e2.e5.e7)  (条 件) 同時刻に測定したチャネルe1,e2,e5,e7のデータから最大値-最小値を求め

ます。

演算式例

CLOG.MAX(01.02.CI04-CI06)+K01*SQR(02)

記述できない演算式例

CLOG.AVE(01.03.05)+CLOG.AVE(02.04.06)理由:1つの演算式に,CLOGが2つ使われている。

CLOG.AVE(01.ABS(01))理由:()内に演算要素が使われている。

演算対象データが異常な場合

演算対象データが異常データ(バーンアウトエラー,ADエラー)の場合,CLOG演算結果の処理方法を以下から選択できます。SKIP:異常な演算対象データをスキップして演算を行います。故障診断出力は行います。ERROR:CLOG演算結果をエラーとします。

付録3 演算式の意味と書き方

Page 382: DAQSTATION CX2000 ユーザーズマニュアルIM 04L31A01-01 iii 警 警 告 電源 機器の電源電圧が供給電源の電圧に合っているか必ず確認したうえで,本機器の電源を入れてください。

付-16 IM 04L31A01-01

付録3 演算式の意味と書き方

条件式(制御用演算)[式1?式2:式3](文 法) [CI01.GT.W01?CI02:CI03]  (条 件) 制御測定データ1が定数W01より大きい場合は制御測定データ2が演算結果にな

り,制御測定データ1が定数W01より大きくない場合は制御測定データ3が演算結果になります。

記述できない演算式例

[CI01.GT.W01?CI02:CI03]:*W02理由:他の演算子と併用している。

条件式のネスト

[式1?式2:式3]の式1,式2,式3にも条件式を記述できます。たとえば,[式1?[式2-1?式2-

2:式2-3]:[式3-1?式3-2:式3-3]]のような記述もできます。演算式の文字数が120文字を超えない範囲で,ネストができます。

演算式の書き方(共通事項)演算式は,下記に従って記述してください。・計測演算式は,40文字以内で記述してください。・制御演算式は,120文字以内で記述してください。・演算の優先順位を,()で指定することができます。・演算式中の計測測定データは,チャネル番号で記述してください。・演算式中の計測測定データ,制御測定データ(CI),計測演算用定数(K),制御演算用定数

(W),通信入力データ(C),計測警報オプション端子ブロックのリモート入力の状態(D),制御出力端子ブロックの接点入力の状態(DI),接点出力の状態(DO),制御拡張DIO端子ブロックの接点入力の状態(RI),接点出力の状態(RO),内部スイッチの状態(SW)の1桁の番号は,「01」または「1」のように表せます。例:01,1,K01,K1,C01,C1,D01,D1

・演算式中の,自分のチャネルNo.,または自分のチャネルNo.より大きいチャネルNo.には,1スキャン前のデータを使います。

・ 1つの演算式で使用できるスタック(チャネル,K01~K30,W01~W36,C01~C30,D01~D08など)の数は計測演算で16個以下,制御演算では35個以下にしてください。スタックが計測演算で17個以上,制御演算では36個以上の場合,演算エラーとなり,演算結果表示が「+*******」となることがあります。例:演算式01+K01*(03+04*K02)のスタックの数は5です。

・PV/SP演算式での内蔵制御データは,1スキャン前のデータです。

Note制御用演算では,自ら演算したひとつ前の値を使った演算ができます。たとえば,ループ1のPVとしてPV=101*W01の演算式を記述した場合は,ひとつ前のチャネル101の値を使います。一方,電源をONにした直後などはひとつ前の値が存在しません。そのため,上記演算結果は無効データとして扱われ,結果として無効データとして扱われ続ける無限ループ状態になってしまいます。自ら演算したひとつ前の値を使った演算をする場合は,条件式と内部スイッチを使うなどして無限ループ状態にならないように注意してください。アナログ再伝送で,自ら演算したひとつ前の値を使った演算を行った場合,ひとつ前の値が存在しないときは,演算結果をレンジの下限値として扱います。

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付-17IM 04L31A01-01

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付録4 レポート機能の補足説明

「1.18 演算/レポート機能(演算機能オプション)」の「レポート機能」の項を補足する形で,データ形式については,次項の「付録5 ASCIIファイルのデータ形式」を参照してください。

レポートの種類と内容レポートの種類

・時報

毎正時に,その正時までの1時間のデータから,指定されたチャネルの平均値/最大値/最小値/積算値を内部メモリに書き込みます。

・日報

毎日,あらかじめ設定された時刻に,その時刻までの1日間のデータから,指定されたチャネルの平均値/最大値/最小値/積算値を内部メモリに書き込みます。

・週報

毎週,あらかじめ設定された曜日の,設定された時刻に,その時刻までの1週間のデータから,指定されたチャネルの平均値/最大値/最小値/積算値を内部メモリに書き込みます。

・月報

毎月,あらかじめ設定された日の,設定された時刻に,その時刻までの1か月間のデータから,指定されたチャネルの平均値/最大値/最小値/積算値を内部メモリに書き込みます。

レポートデータ出力例(時報の表示例)表示されているレポートデータ番号

内部メモリのレポートデータ数レポート種類

チャネルNo. 単位

開始日時

レポートデータのステータス

最新のレポート日時

平均値,最大値,最小値,積算値

作成できるレポートの組み合わせ

本機器で作成できるレポートは,「時報だけ」「日報だけ」「時報と日報」「日報と週報」「日報と月報」から選択できます。レポートに割り付けられる測定/演算チャネル数

最大30チャネル/レポートです。[スキップ]または演算が[Off]に設定されているチャネルのレポートデータは,作成されません。

積算値の積算単位積算値の計算では,測定周期ごとにデータが加算されますが,流量値のように/s,/min,/h,/dayの単位を持った入力の場合,測定周期と入力値の単位が違うため,単純に加算すると実際の値と演算結果が異なります。このような場合,積算単位を入力値の単位に合わせて設定することにより,測定周期で測定したデータを入力の単位に合わせて処理して演算をします。たとえば,測定周期が2s,入力値が100m3/minの場合,単純に積算演算すると2秒おきに100を加算していくので,1分後には3000になります。積算時間を/minに設定すると,測定周期ごとの測定値に2s/60sを掛けて加算するため,m3/min単位の値が得られます。次の換算式で積算値を計算します。測定周期の単位は秒です。

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付-18 IM 04L31A01-01

Off : Σ(測定周期ごとの測定/演算データ)/s :Σ(測定周期ごとの測定/演算データ)×測定周期/min : Σ(測定周期ごとの測定/演算データ)×測定周期/60/h :Σ(測定周期ごとの測定/演算データ)×測定周期/3600/day :Σ(測定周期ごとの測定/演算データ)×測定周期/86400

停電時の動作レポート動作中に停電した場合,復帰時の動作は次のようになります。停電から復帰したときにレポート動作を再開します。停電からの復帰時刻がレポート作成時刻経過後か,レポート作成時刻前かによって動作が異なります。

復帰の時期 レポート動作

レポート作成時刻経過後 復帰直後にレポートデータを作成します。使用するデータは停電発生までに測定/演算したデータです。次のレポート作成時刻には,復帰後のデータを使用してレポートを作成します。

レポート作成時刻前 復帰後,レポート作成時刻にレポートデータを作成します。使用するデータは停電期間を除く測定/演算データです。

異常データの取り扱い測定/演算データに異常があった場合,下記のように取り扱います。

異常データの種類 レポートデータ平均値 最大値/最小値 積算値

+オーバ* 使用しない 使用する 使用しない-オーバ* 使用しない 使用する 使用しないエラー 使用しない 使用しない 使用しない

* 測定チャネルのレンジオーバ,または,演算チャネルの演算オーバのことです

レポートデータの表示表示画面

運転モードで,画面選択メニューの[情報] > [メモリサマリ]から表示することができます。ステータスの表示

測定/演算チャネルのそれぞれのデータが,対象期間内(たとえば,時報の場合は1時間,日報の場合は1日)に,一度でも下表の状態になったとき,ステータスがレポート出力されます。

データの状態 ステータス

測定/演算チャネル共通測定エラー,演算エラー E

測定チャネルの場合+レンジオーバ O-レンジオーバ O入力の種類が電圧のとき,測定可能範囲の±5%を超えるとレンジオーバになります。たとえば,測定レンジが2Vで,測定可能範囲が-2.000~2.000Vのとき,2.200Vを超えると+レンジオーバ,-2.200V未満になると-レンジオーバになります。入力の種類がTC(熱電対)やRTD(測温抵抗体)のとき,測定可能範囲の約±10を超えるとレンジオーバになります。たとえば,測定レンジがRで,測定可能範囲が0.0~1760.0のとき,約1770.0を超えると+レンジオーバ,約-10.0未満になると-レンジオーバになります。

演算チャネルの場合+演算オーバ(約3.4E+38を超えたとき) O-演算オーバ(約-3.4E+38未満になったとき) O

停電/時刻変更 ステータス

停電が発生した場合 P

時刻が変更された場合 C

付録4 レポート機能の補足説明

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付-19IM 04L31A01-01

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数値表示

レポートデータの表示数値範囲は,演算結果の表示数値範囲と同じで,小数点を除き,-9999999~99999999です。小数点の位置は,対象チャネルのスパン下限/上限またはスケール最小/最大値(スケーリングの場合)の小数点位置です。ただし,下表の場合は特殊表示になります。・測定チャネル

項目 測定チャネルのデータの状態 レポート出力の表示

平均値 すべてのデータが,測定エラーまたはレンジ (空白)オーバのとき

最大値,最小値 ・すべてのデータが,測定エラーのとき (空白)・+レンジオーバのとき 99999・-レンジオーバのとき -99999

積算値 ・すべてのデータが,測定エラーまたはレンジ (空白) オーバのとき・積算値が約3.4E+38を超えたとき 9.999999E+99・積算値が約-3.4E+38未満のとき -9.999999E+99

・演算チャネル

項目 演算チャネルのデータの状態 レポート出力の表示

平均値 すべてのデータが,演算エラーまたは演算 (空白)オーバのとき

最大値,最小値 ・すべてのデータが,演算エラーのとき (空白)・最大値が99999999を超えたとき 999999999・最小値が-9999999未満のとき -99999999最大値と最小値には,演算式のスパン設定時の小数点位置が反映されます。たとえば,演算式のスパン設定が「200.0」の場合,「9999999.9」を超えたときに「999999999」が表示され,「-999999.9」未満のときに「-99999999」が表示されます。

積算値 ・すべてのデータが,演算エラーまたは演算 (空白) オーバのとき・積算値が約3.4E+38を超えたとき 9.999999E+99・積算値が約-3.4E+38未満のとき -9.999999E+99

レポートデータの内部メモリへの書き込みと外部記憶メディアへの保存レポートデータは,レポート作成時に内部メモリに書き込まれます。内部メモリには,40レポートデータまで書き込むことができます。データ保存機能については,「1.17 データ保存機能」をご覧ください。

付録4 レポート機能の補足説明

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付-20 IM 04L31A01-01

付録5 ASCIIファイルのデータ形式

ここではASCIIファイルのフォーマットについて説明します。本機器が生成するASCIIファイルは,マニュアルサンプルファイル,レポートファイル,設定変更ログファイルです。

マニュアルサンプルファイルのフォーマット・マニュアルサンプルが「,(カンマ)」で区切ったASCII形式の数値や文字列で出力されま

す。・入力レンジが[スキップ]に設定されているチャネルと演算[Off]に設定されているチャネ

ルのチャネル/タグ,単位,マニュアルサンプル値は出力されません。・マニュアルサンプル操作を行うたびに,ファイルにデータが追加されていきます。フォーマット

"MANUAL SAMPLE DATA"CRLF

"Model Serial No.:","IIIIIIIIIIIIIIII"CRLF

"File Header:","HHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH"CRLF

"CH/TAG","cccccccccccccccc","cccccccccccccccc",···,"cccccccccccccccc"CRLF

"UNIT","uuuuuu","uuuuuu",···,"uuuuuu"CRLF

yyyy/mo/dd hh:mi:ss,nnn···n,nnn···n,···,nnn···nCRLF

III···I 機器のシリアル番号(16文字)HHH···H ファイルヘッダー(32文字)ccc···c チャネル番号またはタグ名(16文字)uuuuuu 単位(6文字)yyyy/mo/dd 設定変更による設定ファイルの生成年月日hh:mi:ss 設定変更による設定ファイルの生成時刻nnn···n 測定/演算値(測定値:8桁,演算値:10桁)

ファイル出力の例

以下は,チャネル1,2,3,4のマニュアルサンプルの例です。"MANUAL SAMPLE DATA"

"Model Serial No.:","12A338617 "

"File Header:","Process1-Lot2 "

"CH/TAG","CH01 ","CH02 ","CH03 ","CH04 "

"UNIT","V ","V ","V ","mV "

2000/01/01 01:08:43, 0.000, 0.000, 0.000, -1.400

2000/01/01 01:08:48, 0.000, 0.000, 0.000, -1.400

2000/01/01 01:09:15, 0.000, 0.000, 0.000, -1.400

"CH/TAG","CH01 ","CH02 ","CH03 ","CH04 "

"UNIT","V ","V ","V ","V "

2000/01/01 01:15:30, 0.000, 0.000, 0.000, -0.014

2000/01/01 01:18:12, 0.000, 0.000, 0.000, -0.014

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付-21IM 04L31A01-01

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Note・エラーデータ,レンジオーバデータ,演算オーバデータを検出したときの出力

測定/演算チャネル データ 出力

測定チャネル エラー (空白)+レンジオーバ 99999-レンジオーバ -99999

演算チャネル エラー 999999999+演算オーバ(約3.4E+38を超えたとき) 999999999-演算オーバ(約-3.4E+38未満になったとき) -99999999

・[CH/TAG],[UNIT]行の改行次の場合,改行してCH/TAG,UNIT行を再度書き込みます。・測定チャネルが[スキップ]以外のレンジから[スキップ]に変更された・測定チャネルが[スキップ]から[スキップ]以外のレンジに変更された・演算チャネルが[On]から[Off],または[Off]から[On]に変更された・単位が変更された前記の出力例の下から4行はチャネル4の単位がmVからVに変更されたときの例です。

付録5 ASCIIファイルのデータ形式

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付-22 IM 04L31A01-01

レポートファイルのフォーマット・時報,日報,週報,月報が「,(カンマ)」で区切ったASCII形式の数値や文字列で出力さ

れます。・入力レンジが[スキップ]に設定されているチャネルと演算[Off]に設定されているチャネ

ルのチャネル/タグ,単位,平均値,最大値,最小値,積算値は出力されません。・レポートが作成されるたびに,ファイルにデータが追加されていきます。フォーマット

"TTT··T REPORT","START TIME",YYYY/MO/DD HH:MICRLF

"Model Serial No.:","IIIIIIIIIIIIIIII"CRLF

"File Header:","HHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH"CRLF

"CH/TAG","cccccccccccccccc","cccccccccccccccc",···,"cccccccccccccccc"CRLF

"UNIT","uuuuuu","uuuuuu",···,"uuuuuu"CRLF

yyyy/mo/dd hh:mi,eeeeeeee,eeeeeeee,···,eeeeeeeeCRLF

"AVE",nnnnnnnnnnnnn,nnnnnnnnnnnnn,···,nnnnnnnnnnnnnCRLF

"MAX",nnnnnnnnnnnnn,nnnnnnnnnnnnn,···,nnnnnnnnnnnnnCRLF

"MIN",nnnnnnnnnnnnn,nnnnnnnnnnnnn,···,nnnnnnnnnnnnnCRLF

"SUM",nnnnnnnnnnnnn,nnnnnnnnnnnnn,···,nnnnnnnnnnnnnCRLF

TTT···T タイトル(時報:HOURLY,日報:DAYILY,週報:WEEKLY,月報:MONTHLY,)

YYYY/MO/DD レポートスタート年月日HH:MI レポートスタート時刻III···I 機器のシリアル番号(16文字)HHH···H ファイルヘッダー(32文字)ccc···c チャネル番号またはタグ名(16文字)uuuuuu 単位(6文字)eeeeeeee 状態

E Error(エラー検出)O Over(レンジオーバ/演算オーバの検出)P Power failure(停電発生)C Change(時刻変更あり)

yyyy/mo/dd レポート年月日hh:mi レポート時刻nnn···n 平均値,最大値,最小値,積算値(13桁)

ファイル出力の例

以下は4チャネルの日報の例です。"DAILY REPORT","START TIME",2000/01/31 20:00

"Model Serial No.:","12A338617 "

"File Header:","Process1-Lot2 "

"CH/TAG","CH01 ","CH02 ","CH03 ","CH04 "

"UNIT","V ","V ","V ","V "

2000/01/01 00:00," C"," C"," C"," C"

"AVE", 0.00, 0.10, 0.20, 0.30

"MAX", 0.00, 1.00, 2.00, 3.00

"MIN", 0.00, -1.00, -2.00, -3.00

"SUM", 0.000000E-01, 1.000000E+04, 2.000000E+04, 3.000000E+04

付録5 ASCIIファイルのデータ形式

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付-23IM 04L31A01-01

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Note・測定/演算チャネルのそれぞれのデータが下表の状態になったとき,ステータス「E」と「O」がレポート出力されます。

データの状態 ステータス

測定/演算チャネル共通測定エラー,演算エラー E

測定チャネルの場合+レンジオーバ O-レンジオーバ O

演算チャネルの場合+演算オーバ(約3.4E+38を超えたとき) O-演算オーバ(約-3.4E+38未満になったとき) O

・MAXとMINを求めるときに,測定/演算エラーになった測定/演算チャネルのデータは対象になりません。

・AVEとSUMを求めるときに,測定/演算エラー,レンジオーバおよび演算オーバになった測定/演算チャネルのデータは対象になりません。

・AVE,MAX,MINおよびSUMのレポート出力値は,測定/演算チャネルのそれぞれのデータの状態によって,下表のようになります。

項目 測定チャネルのデータの状態 レポート出力値

AVE すべてのデータが,測定エラーまたはレンジ (空白)(平均値) オーバのとき

MAX,MIN ・すべてのデータが,測定エラーのとき (空白)(最大値,最小値) ・+レンジオーバのとき 99999

・-レンジオーバのとき -99999

SUM ・すべてのデータが,測定エラーまたはレンジ (空白)(積算値)  オーバのとき

・積算値が約3.4E+38を超えたとき 9.999999E+99・積算値が約-3.4E+38未満のとき -9.999999E+99

項目 演算チャネルのデータの状態 レポート出力値

AVE すべてのデータが,演算エラーまたは演算 (空白)(平均値) オーバのとき

MAX,MIN ・すべてのデータが,演算エラーのとき (空白)(最大値,最小値) ・最大値が99999999を超えたとき 999999999

・最小値が-9999999未満のとき -99999999最大値と最小値には,演算式のスパン設定時の小数点位置が反映されます。たとえば,演算式のスパン設定が「200.0」の場合,「9999999.9」を超えたときに「999999999」が出力され,「-999999.9」未満のときに「-99999999」が出力されます。

SUM ・すべてのデータが,演算エラーまたは演算 (空白)(積算値)  オーバのとき

・積算値が約3.4E+38を超えたとき 9.999999E+99・積算値が約-3.4E+38未満のとき -9.999999E+99

付録5 ASCIIファイルのデータ形式

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付-24 IM 04L31A01-01

付録6 設定初期値一覧

基本設定モード

#1 アラーム,A/D

設定項目 初期値

アラーム > 再故障再アラーム Offアラーム > リレー > AND 無アラーム > 動作 励磁アラーム > リレー保持 非保持アラーム > 表示保持 非保持アラーム > 変化率警報 > 上限警報/下限警報 1アラーム > ヒステリシス OnA/D > 積分時間 オートA/D > 測定周期 1sA/D > 先頭チャネル 01A/D > 最終チャネル 01A/D > バーンアウト OffA/D > RJC 内部

#2 メモリ,メモリ&トレンド表示,メモリタイムアップ

設定項目 初期値

メモリ > メディアの保存 オートメモリ > データの種類 Displayメモリ&トレンド表示 > 測定/演算/制御CH 測定CHメモリ&トレンド表示 > 先頭チャネル 01メモリ&トレンド表示 > 最終チャネル 01メモリ&トレンド表示 > On/Off Onメモリタイムアップ > タイムアップ種類 Off

#3 キーロック

設定項目 初期値

キーロック > 有/無 無

#4 キーログイン

設定項目 初期値

キーログイン > 有/無 無

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付-25IM 04L31A01-01

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#5 ファイル操作,初期化

設定項目 初期値

ファイル操作,初期化 > #1 設定ロード -ファイル操作,初期化 > #2 ファイル消去 -ファイル操作,初期化 > #3 フォーマット -ファイル操作,初期化 > #4 初期化 -

#6 オプション

設定項目 初期値

リモート > アクションNo.1~8 無タイマ(TLOG) > No.1 > モード 絶対時刻タイマ(TLOG) > No.1 > インターバル 1hタイマ(TLOG) > No.1 > 基準時刻 0:00タイマ(TLOG) > No.1 > リセット Offタイマ(TLOG) > No.1 > アクション Offタイマ(TLOG) > No.2,No.3 > モード Offレポート > レポート種類 Offレポート > レポートCH R01レポート > On/Off Onレポート > チャネル 01レポート > 積算単位 /s

付録6 設定初期値一覧

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付-26 IM 04L31A01-01

#7 通信

<#1 イーサネット,シリアル>

設定項目 初期値

イーサネット > IPアドレス 0.0.0.0イーサネット > サブネットマスク 0.0.0.0イーサネット > デフォルトゲートウエイ 0.0.0.0イーサネット > DNS On/Off Offイーサネット > サーバ検索順 > プライマリ 0.0.0.0イーサネット > サーバ検索順 > セカンダリ 0.0.0.0イーサネット > ホスト名 -イーサネット > ドメイン名 -イーサネット > ドメインサフィックス検索順 > プライマリ -イーサネット > ドメインサフィックス検索順 > セカンダリ -シリアル > ボーレート 9600bpsシリアル > データ長 8bitシリアル > パリティ Evenシリアル > RS-232 > ハンドシェーク Off:Offシリアル > RS-422/485 > アドレス 1シリアル > RS-422/485 > プロトコル 標準メモリ出力 イーサネット

<#2 FTPクライアント>

設定項目 初期値

FTP転送ファイル > 表示&イベントデータ OffFTP転送ファイル > レポート OffFTP接続先 プライマリFTP接続先 > FTPサーバ名 -FTP接続先 > ポート番号 21FTP接続先 > ログイン名 -FTP接続先 > パスワード -FTP接続先 > アカウント -FTP接続先 > PASVモード OffFTP接続先 > イニシャルパス -

<#3 コントロール(ログイン,タイムアウト)>

設定項目 初期値

イーサネットログイン > 有/無 無通信タイムアウト > On/Off Offキープアライブ > On/Off On

付録6 設定初期値一覧

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付-27IM 04L31A01-01

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<#4 モドバス・マスタ>

設定項目 初期値

基本設定 > 通信周期 2s基本設定 > タイムアウト時間 2s基本設定 > リトライ数 1

コマンド設定 > 1~8 Off

<#5 その他>

設定項目 初期値

通信バッファ復帰時処理 > DO/SW用 クリア

モドバス・マスタ/温調計通信 > 自動復帰 Off

#8 Web,E-Mail

<#1 Web>

設定項目 初期値

Web > 有/無 無

<#2 Eメール基本設定>

設定項目 初期値

Eメール基本設定 > SMTPサーバ名 -Eメール基本設定 > ポート番号 25Eメール基本設定 > 送信先アドレス1 -Eメール基本設定 > 送信先アドレス2 -Eメール基本設定 > 送信元アドレス -

<#3 Eメールアラーム設定>

設定項目 初期値

Eメールアラーム設定 > 送信先1 OffEメールアラーム設定 > 送信先2 OffEメールアラーム設定 > メール送信するアラーム1~4 OffEメールアラーム設定 > 送信メール内容 > 瞬時値データ付加 OffEメールアラーム設定 > 送信メール内容 > 送信元URL付加 OffEメールアラーム設定 > 題名 (CX) Alarm_summaryEメールアラーム設定 > ヘッダ1 -Eメールアラーム設定 > ヘッダ2 -

付録6 設定初期値一覧

Page 394: DAQSTATION CX2000 ユーザーズマニュアルIM 04L31A01-01 iii 警 警 告 電源 機器の電源電圧が供給電源の電圧に合っているか必ず確認したうえで,本機器の電源を入れてください。

付-28 IM 04L31A01-01

<#4 Eメール定刻設定>

設定項目 初期値

Eメール定刻設定 > メール送信&送信時刻設定 > 送信先1 OffEメール定刻設定 > メール送信&送信時刻設定 > インターバル 24Eメール定刻設定 > メール送信&送信時刻設定 > 基準時刻 00:00Eメール定刻設定 > メール送信&送信時刻設定 > 送信先2 OffEメール定刻設定 > メール送信&送信時刻設定 > インターバル 24hEメール定刻設定 > メール送信&送信時刻設定> 基準時刻 00:00Eメール定刻設定 > メール送信内容 > 瞬時値データ付加 OffEメール定刻設定 > メール送信内容 > 送信元URL付加 OffEメール定刻設定 > メール送信内容 > 題名 (CX) Periodic_dataEメール定刻設定 > メール送信内容 > ヘッダ1 -Eメール定刻設定 > メール送信内容 > ヘッダ2 -

<#5 Eメールシステム設定>

設定項目 初期値

Eメールシステム設定 > メール送信設定 > 送信先1 OffEメールシステム設定 > メール送信設定 > 送信先2 OffEメールシステム設定 > メール送信内容 > 送信元URL付加 OffEメールシステム設定 > メール送信内容 > 題名 (CX) System_waningEメールシステム設定 > メール送信内容 > ヘッダ1Eメールシステム設定 > メール送信内容 > ヘッダ2

<#6 Eメールシステム設定>

設定項目 初期値

Eメールレポート設定 > メール送信設定 > 送信先1 OffEメールレポート設定 > メール送信設定 > 送信先2 OffEメールレポート設定 > メール送信内容 > 送信元URL付加 OffEメールレポート設定 > メール送信内容 > 題名 (CX) Report_dataEメールレポート設定 > メール送信内容 > ヘッダ1Eメールレポート設定 > メール送信内容 > ヘッダ2

#9 その他,タイムゾーン

設定項目 初期値

その他 > タグ/チャネル タグその他 > メモリアラーム時間 1hその他 > 言語 日本語その他 > 部分圧縮拡大 無タイムゾーン > GMTとの時差 0

付録6 設定初期値一覧

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付-29IM 04L31A01-01

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#10 制御基本設定

<#1 制御動作,設定値関連>

設定項目 初期値

制御動作 > PID組数 8制御動作 > 制御インターバル 250ms制御動作 > ゾーンPID選択 Off制御動作 > 停電復帰時動作 継続制御動作 > 停電復帰時動作(プログラム) 継続制御動作 > PID初期値 温度制御動作 > 6/4ループ選択 6ループ制御動作 > オートチューニング Off制御動作 > ループ番号 1制御動作 > 制御モード 単ループ制御制御動作 > プログラム制御 Off制御動作 > PID制御モード 追値制御設定値関連 > ループ番号 1設定値関連 > バーンアウト > 測定1 Up設定値関連 > バーンアウト > 測定2 Up設定値関連 > バーンアウト > リモート Up設定値関連 > 基準接点補償 > 測定1 内部設定値関連 > 基準接点補償 > 測定2 内部設定値関連 > 基準接点補償 > リモート 内部

<#2 DI/DO/SW登録/その他(警報モード...)>

設定項目 初期値

DI/DO/SW登録 > モジュール CTRL1-DIDI/DO/SW登録 > DI101~106 無DI/DO/SW登録 > RI001~012 無

その他 > ループ番号 1その他 > リモート入力選択 Offその他 > 警報モード 常用その他 > 目標設定値番号切替対象選択ループ番号1~6 1:On,2-6:Offその他 > PV/SP演算機能 Offその他 > CLOGエラー エラーその他 > イベント出力設定 共通

付録6 設定初期値一覧

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付-30 IM 04L31A01-01

<#3 出力処理関連>

設定項目 初期値

出力処理関連 > ループ番号 1出力処理関連 > 制御出力種類 電流出力出力処理関連 > サイクルタイム 30s出力処理関連 > アナログ出力種別 4-20mA

<#4 リレー関連>

設定項目 初期値

リレー関連 > モジュール種類 CTRL1-2リレー関連 > FAIL Offリレー関連 > 故障診断 Offリレー動作 > DO001~006 励磁/非保持リレー動作 > RO001~012 励磁/非保持

<#5 チューニング設定>

設定項目 初期値

チューニング設定 > ループ番号 1チューニング設定 > 01~21 01~12:On,13~21:Offチューニング設定 > 01~21 > アイテム名 01:SP,02:A1,03:A2,

04:A3,05:A4,06:P,07:I,08:D,09:OH,10:OL,11:MR,12:PO

付録6 設定初期値一覧

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付-31IM 04L31A01-01

付録

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<#6 外部ループ関連>

設定項目 初期値

#1 基本設定ループ番号 外部1通信Off/On Off

#2 パラメータアドレス設定ループ番号 外部1PV:入力値 40003SP:設定値 40004OUT:出力値 40005制御モード 40008リモート/ローカル状態 40008運転STOP/RUN状態 40205アラーム状態 40011SP番号 40010PID番号 40009オートチューニング 40008

#3 チューニング設定チューニング設定 > ループ番号 外部1チューニング設定 > 01~21 Off

付録6 設定初期値一覧

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付-32 IM 04L31A01-01

設定モード(制御関連)

#1 制御入力レンジ

設定項目 初期値

入力レンジ > ループ番号 1入力レンジ > 入力種類 測定値1入力レンジ > モード TC入力レンジ > レンジ K入力レンジ > スパン下限値 -200.0入力レンジ > スパン上限値 1370.0入力レンジ > 開平演算 Offバイアス Offフィルタ Off

#2 制御アラーム

設定項目 初期値

アラーム > ループ番号 1アラーム > 1~4 Offアラーム > 目標設定値番号 1アラーム > アラーム値1~4 1370.0

#3 運転関連/ゾーンPID

設定項目 初期値

運転関連/ゾーンPID > ループ番号 1運転関連/ゾーンPID > 制御出力抑制機能 Off運転関連/ゾーンPID > 勾配時間単位 時運転関連/ゾーンPID > 目標設定値下降勾配 Off運転関連/ゾーンPID > 目標設定値上昇勾配 Offタグ INT-01タグコメント -

付録6 設定初期値一覧

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付録

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#4 PIDパラメータ

設定項目 初期値

PIDパラメータ関連 > ループ番号 1PIDパラメータ関連 > PID番号 1PIDパラメータ関連 > 目標設定値 -200.0PIDパラメータ関連 > 比例帯(P) 5.0%PIDパラメータ関連 > 積分時間(I) 240sPIDパラメータ関連 > 微分時間(D) 60sPIDパラメータ関連 > 出力リミット下限値 0.0%PIDパラメータ関連 > 出力リミット上限値 100.0%PIDパラメータ関連 > シャットダウン機能 OffPIDパラメータ関連 > マニュアルリセット 50.0%PIDパラメータ関連 > 制御動作方向 逆動作PIDパラメータ関連 > プリセット出力 0.0%

#5 コントロールグループ設定

設定項目 初期値

コントロールグループ > グループ番号 1コントロールグループ > グループ名 CONTROL GROUP1コントロールグループ > 1~6 Onコントロールグループ >1~6 > 種類 内蔵ループコントロールグループ >1~6 > 番号 1:01~6:06

#6 折線入出力関連

設定項目 初期値

折線関連 > ループ番号 1折線関連 > 入力種類 測定値1折線関連 > 折線モード Off

#7 プログラム制御関連(プログラム制御ON時だけ)

<#1 プログラムパラメータ設定>

設定項目 初期値

#1 パターン初期設定パターン初期設定 > パターン番号 1パターン初期設定 > 使用セグメント領域 0パターン初期設定 > セグメント設定方式 時間パターン初期設定 > パターン名 Pattern 1パターン初期設定 > 動作ループ Off

付録6 設定初期値一覧

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付-34 IM 04L31A01-01

設定項目 初期値

#2 ウェイト動作設定ウェイト動作設定 > ウェイトゾーン1~5 Offウェイト動作設定 > ウェイト時間 00:00:00

#3 パターンスタート設定パターンスタート設定 > スタート目標設定値 > 第1~6ループ -200.0パターンスタート設定 > スタートコード スタート目標値スタート

#4 プログラムパターン設定プログラムパターン設定 > セグメント番号 1プログラムパターン設定 > ランプ/ソーク選択 ランププログラムパターン設定 > 到達目標設定値 > 第1~6ループ -200.0プログラムパターン設定 > セグメント時間 00:00:00プログラムパターン設定 > セグメントPIDグループ番号 1プログラムパターン設定 > セグメント切替動作 継続切替プログラムパターン設定 > ウェイト Off

#5 イベント設定イベント設定 > セグメント番号 1イベント設定 > イベント種類 タイムイベントイベント設定 > 1~16 Off

#6 ヒステリシス(PVイベント)ヒステリシス(PVイベント) > ヒステリシス1~16 0.5%

#7 リピート動作設定リピート動作設定 > リピート動作 Off

<#2 イベント出力設定>

設定項目 初期値

イベント出力設定 > パターン番号 1イベント出力設定 > イベント種類 タイムイベントイベント出力設定 > リレー出力 > EV1~16 Offプログラム制御終了通知 > リレー出力 Off

<#3 その他(自動メッセージ印字,表示位置)>

設定項目 初期値

その他(自動メッセージ印字,表示位置) > プログラム運転/ On停止自動メッセージ印字On/Off

その他(自動メッセージ印字,表示位置) > プログラム表示位置 第1~6ループ:1~6 > 位置 > 第1~6ループ

その他(自動メッセージ印字,表示位置) > 運転画面自動切り替え Off

<#4 その他(イベント表示グループ)>

設定項目 初期値

その他(イベント表示グループ) > パターン番号 1その他(イベント表示グループ) > 1~5 Onその他(イベント表示グループ) > 種類 タイムイベントその他(イベント表示グループ) > 番号 1~5:01~05

付録6 設定初期値一覧

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付録

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#8 詳細設定(プログラム制御機能がOFFのときは#7)

<#1 制御機能設定>

設定項目 初期値

制御機能設定 > ループ番号 1制御機能設定 > 目標設定値トラッキング On制御機能設定 > 測定値トラッキング Off制御機能設定 > 目標設定値リミット > 下限値 -200.0制御機能設定 > 目標設定値リミット > 上限値 1370.0制御機能設定 > 出力変化率リミッタ Off制御機能設定 > 過積分抑制機能 自動

<#2 ヒステリシス(アラーム)>

設定項目 初期値

ヒステリシス(アラーム) > アラーム > ループ番号 1ヒステリシス(アラーム) > アラーム > ヒステリシス1~4 7.8

<#3 DIO操作監視設定>

設定項目 初期値

DIO操作監視設定 > DIO操作監視番号 01DIO操作監視設定 > On/Off Off

<#4 DI/DOラベル設定>

設定項目 初期値

DI/DOラベル設定 > モジュール CTRL1-DIDI/DOラベル設定 > ラベル DI001~DI006:DI001~DI006

付録6 設定初期値一覧

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付-36 IM 04L31A01-01

#9 制御用演算関連(プログラム制御機能がOFFのときは#8)

<#1 PV/SP演算,アナログ再伝送>

(PV/SP演算,アナログ再伝送ともに,それぞれが有効なときに表示)

設定項目 初期値

PV/SP演算,アナログ再伝送 > ループ番号 1~6PV/SP演算,アナログ再伝送 > PV/SP PV(ループの設定による)PV/SP演算,アナログ再伝送 > モード OffPV/SP演算,アナログ再伝送 > 演算式 ループ番号1~6:CI01~CI10PV/SP演算,アナログ再伝送 > 演算エラー オーバー

<#2 ロジック演算>

(PV/SP演算,アナログ再伝送ともに無効なときは#1)

設定項目 初期値

ロジック演算 > 設定番号 1-6ロジック演算 > リレー Off

<#3 定数>

(PV/SP演算,アナログ再伝送ともに無効なときは#2)

設定項目 初期値

定数 > W01~W36 1

付録6 設定初期値一覧

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付録

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設定モード

#1 レンジ,アラーム

設定項目 初期値

先頭チャネル 01最終チャネル 01レンジ > モード 電圧レンジ > レンジ 2Vレンジ > スパン下限 -2.000レンジ > スパン上限 2.000アラーム > 1~4 Off

#2 タグ,移動平均,アラームディレイ

設定項目 初期値

先頭チャネル 01最終チャネル 01タグ文字列 01移動平均 > サンプリング回数 Offアラーム > ディレイ時間 10秒

#3 トレンド表示/セーブ周期,メッセージ,ファイル,USERキー

設定項目 初期値

トレンド表示/セーブ周期 > 表示更新周期 1minトレンド表示/セーブ周期 > オートセーブ周期 1hメッセージ > 文字列No.1~No.8 スペースファイル > ヘッダ スペースファイル > ディレクトリ名 DATA0USERキー > アクション アラームACK

付録6 設定初期値一覧

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付-38 IM 04L31A01-01

#4 画面設定

<#1 グループ設定,トリップライン>

設定項目 初期値

グループ番号 1グループ設定 > グループ名 GROUP 1グループ設定 > チャネル設定 01-10グループ設定 > トリップラインNo.1~No.4 Off

<#2 表示色>

設定項目 初期値

表示色 > CH1 赤表示色 > CH2 緑表示色 > CH3 青表示色 > CH4 青紫表示色 > CH5 茶表示色 > CH6 オレンジ表示色 > CH7 黄緑表示色 > CH8 水色表示色 > CH9 赤紫表示色 > CH10 グレー

<#3 ゾーン,グラフ>

設定項目 初期値

先頭チャネル 01最終チャネル 01ゾーン > 下限 0%ゾーン > 上限 100%グラフ > 分割数 10グラフ > バーグラフ 標準グラフ > スケール位置 1

付録6 設定初期値一覧

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付録

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<#4 表示,表示方向,LCD>

設定項目 初期値

表示 > 表示方向 > 波形 横表示 > 表示方向 > バーグラフ 縦表示 > 背景色 > 計測用 白表示 > 背景色 > 制御用 黒表示 > 波形線幅 2dot表示 > トリップ線幅 2dot表示 > グリッド 10div表示 > スクロール 5s表示 > スケール表示桁 標準LCD > 輝度 3LCD > バックライトセーバ > On/Off Off

<#5 制御(表示色)>

設定項目 初期値

選択 内蔵CH101,CH110 赤CH102,CH111 緑CH103,CH112 青CH104,CH113 青紫CH105,CH114 茶CH106,CH115 オレンジCH107,CH116 黄緑CH108,CH117 水色CH109,CH118 赤紫

<#6 制御(ゾーン,グラフ)>

設定項目 初期値

先頭チャネル 101最終チャネル 101ゾーン下限 0ゾーン上限 100グラフ 10バーグラフ 標準スケール位置 1

<#7 演算(表示色)>

設定項目 初期値

選択 内蔵CH31,CH41,CH51 赤CH32,CH42,CH52 緑CH33,CH43,CH53 青CH34,CH44,CH54 青紫CH35,CH45,CH55 茶CH36,CH46,CH56 オレンジCH37,CH47,CH57 黄緑CH38,CH48,CH58 水色CH39,CH49,CH59 赤紫CH40,CH50,CH60 グレー

<#8 演算(ゾーン,グラフ)>

設定項目 初期値

先頭チャネル 31最終チャネル 31ゾーン > 下限 0%ゾーン > 上限 100%グラフ > 分割数 10グラフ > バーグラフ 標準グラフ > スケール位置 1

付録6 設定初期値一覧

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付-40 IM 04L31A01-01

#5 ファイル操作,データクリア

設定項目 初期値

#1 設定セーブ -#2 設定ロード -#3 測定データセーブ -#4 表示データロード -#5 イベントデータロード -#6 ファイル一覧 -#7 ファイル消去 -#8 フォーマット -#9 測定データクリア -

#6 時刻

設定項目 初期値

時刻設定 -

#7 演算設定1

設定項目 初期値

先頭チャネル 31最終チャネル 31演算式/スパン > 演算On/Off Offアラーム > 1~4 Off定数 > K01~K30 1

#8 演算設定2

設定項目 初期値

先頭チャネル 31最終チャネル 31タグ > 文字列 31TLOG > タイマ番号 1TLOG > 積算単位 Off長時間移動平均 > On/Off Offアラームディレイ 10秒

付録6 設定初期値一覧

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付録

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付録7 制御機能ブロック図

単ループ制御(定値制御運転)

入力種別選択

測定入力

接点入力

DI DI DIリモート入力

単位選択

アナログ入力レンジ変換

開平演算

入力種別選択

単位選択

アナログ入力レンジ変換

開平演算

折線近似/折線バイアス

測定入力バイアス

測定入力フィルタ

リモート設定フィルタ

比率バイアス演算

制御演算部

目標設定値1~8

目標設定値勾配設定

手動操作

プリセット出力

電流またはパルス

リレー

運転

自動

ローカルリモート

手動

停止 停止/運転切替

手動/自動切替

リモート/ローカル切替

出力リミッタ

DO DO DO DO DO DO

警報1 警報2 警報3 警報4 警報1 警報2

警報機能

制御出力

注意:制御出力端子ブロック1つに接点入出 力端子が各6点あります。制御モード やプログラム運転有り無しで,各入出 力端子に割り付けられる機能は異なり ます。

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付-42 IM 04L31A01-01

単ループ制御(プログラム運転)

入力種別選択

測定入力 拡張接点入力

単位選択

アナログ入力レンジ変換

開平演算

折線近似/折線バイアス

測定入力バイアス

測定入力フィルタ

制御演算部

目標設定値1~8

目標設定値勾配設定

手動操作

プリセット出力

電流またはパルス

リレー

運転

自動

ローカル

ローカル切替

プログラム

プログラムパターン選択

注意:プログラム運転時は機能しません

プログラム運転

ホールド運転開始アドバンス運転開始

手動

停止

制御出力

出力リミッタ

接点入力

タイムイベント

1

タイムイベント

2

計器警報1

計器警報2

PVイベント出力タイムイベント出力

計器警報機能

DI DI DI DI DIDI

プログラム運転停止

プログラム運転開始

PVイベント

1

PVイベント

2

DO DO DO DO DO DO

注意:制御出力端子ブロック1つに接点入出 力端子が各6点あります。制御モード やプログラム運転有り無しで,各入出 力端子に割り付けられる機能は異なり ます。

付録7 制御機能ブロック図

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付-43IM 04L31A01-01

付録

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カスケード制御(定値制御運転)

入力種別選択

1次側ループ測定入力

2次側ループ測定入力

接点入力リモート入力

単位選択

アナログ入力レンジ変換

開平演算

入力種別選択

単位選択

アナログ入力レンジ変換

開平演算

折線近似/折線バイアス

測定入力バイアス

測定入力フィルタ

リモート設定フィルタ

比率バイアス演算

入力種別選択

単位選択

アナログ入力レンジ変換

開平演算

折線近似/折線バイアス

測定入力バイアス

測定入力フィルタ

制御演算部 1

目標設定値勾配設定

2次側ループ目標設定値1~8

1次側ループ目標設定値1~8

制御演算部 2手動操作

プリセット出力

電流またはパルス

リレー

運転

自動,カスケード

自動,手動

手動自動

ローカルリモート

手動

停止 停止/運転切替

手動/自動,カスケード切替

カスケード切替カスケード

カスケード

トラッキング信号

出力リミッタ

警報1 警報2 警報3 警報4 警報1 警報2

警報機能

制御出力

リモート/ローカル切替

DI DI DI DI DI

DO DO DO DO DO DO

注意:制御出力端子ブロック1つに接点入出 力端子が各6点あります。制御モード やプログラム運転有り無しで,各入出 力端子に割り付けられる機能は異なり ます。

付録7 制御機能ブロック図

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付-44 IM 04L31A01-01

カスケード制御(プログラム運転)

入力種別選択

拡張接点入力

単位選択

アナログ入力レンジ変換

開平演算

折線近似/折線バイアス

測定入力バイアス

測定入力フィルタ

入力種別選択

単位選択

アナログ入力レンジ変換

開平演算

折線近似/折線バイアス

測定入力バイアス

測定入力フィルタ

ローカルプログラム

プログラム運転

ホールド運転開始アドバンス運転開始

接点入力 接点入力

タイムイベント

1

タイムイベント

2

計器警報1

計器警報2

PVイベント出力タイムイベント出力

計器警報機能

DI DI DIDI DI DI

プログラム運転停止

プログラム運転開始

制御演算部 1

目標設定値勾配設定

2次側ループ目標設定値1~8

1次側ループ目標設定値1~8

制御演算部 2手動操作

プリセット出力

電流またはパルス

リレー

運転

自動,カスケード

自動,手動

手動

停止 停止/運転切替

手動/自動,カスケード切替

カスケード切替カスケード

トラッキング信号

出力リミッタ

制御出力

1次側ループ測定入力

2次側ループ測定入力

PVイベント

1

PVイベント

2

プログラムパターン選択

注意:制御出力端子ブロック1つに接点入出 力端子が各6点あります。制御モード やプログラム運転有り無しで,各入出 力端子に割り付けられる機能は異なり ます。

DO DO DO DO DO DO

注意:プログラム運転時は機能しません

付録7 制御機能ブロック図

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付-45IM 04L31A01-01

付録

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2入力切り替え制御(定値制御運転)

入力種別選択

測定入力1

接点入力

単位選択

アナログ入力レンジ変換

開平演算

折線近似/折線バイアス

測定入力バイアス

測定入力フィルタ

2入力切替2入力切替

入力種別選択

測定入力2

単位選択

アナログ入力レンジ変換

制御演算部 2手動操作

プリセット出力

電流またはパルス

リレー

運転

自動手動

停止 停止/運転切替

手動/自動切替

出力リミッタ

DIDIDI

警報1 警報2 警報3 警報4 警報1 警報2

警報機能

制御出力

リモート入力

入力種別選択

単位選択

アナログ入力レンジ変換

開平演算

リモート設定フィルタ

比率バイアス演算

目標設定値勾配設定

目標設定値1~8

ローカルリモート

DO DO DO DO DO DO

注意:制御出力端子ブロック1つに接点入出 力端子が各6点あります。制御モード やプログラム運転有り無しで,各入出 力端子に割り付けられる機能は異なり ます。

開平演算

折線近似/折線バイアス

測定入力バイアス

測定入力フィルタ

付録7 制御機能ブロック図

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付-46 IM 04L31A01-01

2入力切り替え制御(プログラム運転)

入力種別選択

測定入力1

接点入力

単位選択

アナログ入力レンジ変換

開平演算

折線近似/折線バイアス

測定入力バイアス

測定入力フィルタ

2入力切替2入力切替

入力種別選択

測定入力2

単位選択

アナログ入力レンジ変換

制御演算部 2手動操作

プリセット出力

電流またはパルス

リレー

運転

自動手動

停止

出力リミッタ

DIDI3

DI DI DI

制御出力

目標設定値勾配設定

拡張接点入力

目標設定値1~8

ローカル

ローカル切替

プログラム

プログラムパターン選択

プログラム運転

ホールド運転開始

アドバンス運転開始

拡張接点入力

PVイベント

1

PVイベント

2

タイムイベント

1

タイムイベント

2

計器警報1

計器警報2

PVイベント出力タイムイベント出力

計器警報機能

プログラム運転停止

プログラム運転開始

注意:制御出力端子ブロック1つに接点入出 力端子が各6点あります。制御モード やプログラム運転有り無しで,各入出 力端子に割り付けられる機能は異なり ます。

DO DO DO DO DO DO

注意:プログラム運転時は機能しません

開平演算

折線近似/折線バイアス

測定入力バイアス

測定入力フィルタ

アナログ再伝送

アナログ再伝送演算部

制御測定データなど

手動操作

電流またはパルス

リレー

自動手動

制御出力

DI 接点入力

付録7 制御機能ブロック図

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付-47IM 04L31A01-01

付録

3

2

1

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

付録8 工業単位(EU,EUS)の解説

CX2000では,内部データの単位として以下の2種類の工業単位を使用します。測定値は,測定スパン(測定レンジで制御で使用する範囲)の工業単位に置き換えて表示されます。・ EU(): 測定スパンの下限値をEU(0%),上限値をEU(100%)とした場合の値を工業単

位で示す単位です。・ EUS(): 測定スパンの幅に対して,値がどれ位の割合を占めるかを工業単位で示す単

位です。

以下に,値をEU()およびEUS()に換算した例を示します。測定スパンを-200~1200に設定した場合,EU(20%)は80,EUS(20%)は280になります。EU(0%)

=-200EU(20%)=80

EUS(20%)=280

EUS(20%)=280

EUS(100%)=1400

EU(40%)=360

EU(100%)=1200

-200 80 360 1200

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付-48 IM 04L31A01-01

付録9 プログラム制御用ワークシート

プログラム制御関連の設定を行うときに便利なワークシートです。このワークシートのExcelファイル(progaram_worksheet_j.xls)は,付属CD-ROM「CX1000/CX2000電子マニュアル」の「japanese」のディレクトリの中に収納されています。

装装装装置置置置名名名名

パパパパタタタターーーーンンンン初初初初期期期期設設設設定定定定

パターン番号

使用セグメント領域

セグメント設定方式 時間 , 勾配

パターン名

動作ループ指定

第1ループ

第2ループ

第3ループ

第4ループ

第5ループ

第6ループ

ウウウウエエエエイイイイトトトト動動動動作作作作設設設設定定定定

1 2 3 4 5

ループ1 上側

下側

ループ2 上側

下側

ループ3 上側

下側

ループ4 上側

下側

ループ5 上側

下側

ループ6 上側

下側

パパパパタタタターーーーンンンンススススタタタターーーートトトト設設設設定定定定

スタート目標設定値 スタートコード

第1ループ スタート目標設定値スタート

第2ループ  PV1勾配優先スタート

第3ループ  PV2勾配優先スタート

第4ループ  PV3勾配優先スタート

第5ループ  PV4勾配優先スタート

第6ループ  PV5勾配優先スタート

 PV6勾配優先スタート

 PV時間優先スタート

リリリリピピピピーーーートトトト動動動動作作作作設設設設定定定定

繰返し数

スタートセグメント番号

エンドセグメント番号

ウエイト時間

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付-49IM 04L31A01-01

付録

3

2

1

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

ププププロロロロググググララララムムムムパパパパタタタターーーーンンンン・・・・タタタタイイイイムムムムイイイイベベベベンンンントトトト設設設設定定定定___1 ___2 ___3 ___4 ___5 ___6 ___7 ___8 ___9 ___0

Ramp/Soak

TSP1

TSP2

TSP3

TSP4

TSP5

TSP6

セグメントタイム

勾配時間単位

勾配

PID番号

切替時動作

ウエイト番号

  TIM1 ON    :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :

  TIM1 OFF    :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :

  TIM2 ON    :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :

  TIM2 OFF    :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :

  TIM3 ON    :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :

  TIM3 OFF    :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :

  TIM4 ON    :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :

  TIM4 OFF    :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :

  TIM5 ON    :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :

  TIM5 OFF    :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :

  TIM6 ON    :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :

  TIM6 OFF    :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :   :  :

  TIM7 ON    :  :    :  :

  TIM7 OFF    :  :    :  :

  TIM8 ON    :  :    :  :

  TIM8 OFF    :  :    :  :

  TIM9 ON    :  :    :  :

  TIM9 OFF    :  :    :  :

  TIM10 ON    :  :    :  :

  TIM10 OFF    :  :    :  :

  TIM11 ON    :  :    :  :

  TIM11 OFF    :  :    :  :

  TIM12 ON    :  :    :  :

  TIM12 OFF    :  :    :  :

  TIM13 ON    :  :    :  :

  TIM13 OFF    :  :    :  :

  TIM14 ON    :  :    :  :

  TIM14 OFF    :  :    :  :

  TIM15 ON    :  :    :  :

  TIM15 OFF    :  :    :  :

  TIM16 ON    :  :    :  :

  TIM16 OFF    :  :    :  :

(     )

(     )

(     )

付録9 プログラム制御用ワークシート

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付-50 IM 04L31A01-01

PPPPVVVVイイイイベベベベンンンントトトト___1 ___2 ___3 ___4 ___5 ___6 ___7 ___8 ___9 ___0

PVE1ループ番号

PVE1イベント種類

PVE1設定値

PVE2ループ番号

PVE2イベント種類

PVE2設定値

PVE3ループ番号

PVE3イベント種類

PVE3設定値

PVE4ループ番号

PVE4イベント種類

PVE4設定値

PVE5ループ番号

PVE5イベント種類

PVE5設定値

PVE6ループ番号

PVE6イベント種類

PVE6設定値

PVE7ループ番号

PVE7イベント種類

PVE7設定値

PVE8ループ番号

PVE8イベント種類

PVE8設定値

PVE9ループ番号

PVE9イベント種類

PVE9設定値

PVE10ループ番号

PVE10イベント種類

PVE10設定値

PVE11ループ番号

PVE11イベント種類

PVE11設定値

PVE12ループ番号

PVE12イベント種類

PVE12設定値

PVE13ループ番号

PVE13イベント種類

PVE13設定値

PVE14ループ番号

PVE14イベント種類

PVE14設定値

PVE15ループ番号

PVE15イベント種類

PVE15設定値

PVE16ループ番号

PVE16イベント種類

PVE16設定値

PPPPVVVVイイイイベベベベンンンントトトトヒヒヒヒスススステテテテリリリリシシシシスススス1 % 9 %

2 % 10 %

3 % 11 %

4 % 12 %

5 % 13 %

6 % 14 %

7 % 15 %

8 % 16 %

付録9 プログラム制御用ワークシート

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付-51IM 04L31A01-01

付録

3

2

1

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

イイイイベベベベンンンントトトト出出出出力力力力タイムイベント

On/Off 番号 On/Off 番号

1 9

2 10

3 11

4 12

5 13

6 14

7 15

8 16

PVイベント

On/Off 番号 On/Off 番号

1 9

2 10

3 11

4 12

5 13

6 14

7 15

8 16

プログラム制御終了通知

On/Off 番号

付録9 プログラム制御用ワークシート

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付-52 IM 04L31A01-01

付録 10 演算式例

演算式の簡単な応用例を説明します。演算チャネルを利用するときの参考としてください。

機能1から15まで数えるカウンタです。

演算式31 = 31*(31.LT.K02)+K01K01=1K02=15

説明チャネル31の値が15より小さいとき,(31.LT.K02)の値は「1」です。測定周期ごとにチャネル31の値が「1」ずつ増加します。チャネル31の値が「15」になると,(31.LT.K02)の値は「0」になります。31*(31.LT.K02)+K01の値は「1」に戻ります。

カウンタ

1

15

測定周期

Note演算チャネルは若い番号順に処理されます。演算式中の,自チャネル番号,または自チャネル番号より大きいチャネル番号には,1スキャン前の値を使って演算します。この例では,「31*(31.LT.K02)+K01」の「31」には,1スキャン前の値を使用します。

機能チャネル1の測定値を積算し,1000を超えたら,積算値から1000を差し引いて積算を継続します。

測定周期1秒チャネル1測定レンジ0.0~50.0L/M (Liters/Minute)

演算式31 =(31+(01/K01))-(31.GE.K02)*K02K01 = 60 (チャネル1の流量測定の単位時間/測定周期,この場合,60秒/1秒=60)K02 =1000 (積算値がこの値を超えるとリセットする)

説明(31+(01/K01))は、チャネル1の積算値を計算します。チャネル31の値が1000より小さいとき,(31.GE.K02)の値は「0」です。(31.GE.K02)*K02の値は「0」です。チャネル31の値が1000以上のとき,(31.GE.K02)の値は「1」です。(31.GE.K02)*K02の値は「1000」です。積算値から1000を差し引いて積算を継続します。

積算値がある値を超えたら,超過分を残してリセットする

測定周期

時間

(積算)

1000

1000を超える分を残してリセット

チャネル1

チャネル31

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付-53IM 04L31A01-01

付録

3

2

1

4

5

6

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8

9

10

11

12

13

14

機能チャネル1の負の測定値,または「15」を超える測定値をカット(「0」にする)して積算します。

演算式31 = ((01.GE.K01)AND(01.LE.K02))*0132 = TLOG.SUM(31)K01 = 0K02 =15

説明チャネル1の値が負のとき,(01.GE.K01)は「0」です。チャネル1の値が「15」を超えるとき,(01.LE.K02)は「0」です。したがって、チャネル1の値が負または「15」を超えるとき,チャネル31はの値「0」です。チャネル32では,チャネル31のの測定値を積算します。

測定値をローカット,ハイカットして積算する

チャネル1の測定値

チャネル31の測定値

00

0

0

1

1

15

15

01.GE.K01

01.LE.K02

機能チャネル1の値が55以上になるとアラームを発します。一旦発したアラームは,チャネル1の値が50未満になるまで解除されません。

演算式31 = (31OR01.GE.K01)AND01.GE.K02K01 = 55K02 = 50チャネル31にアラーム値「1」の上限アラームを設定します。

説明チャネル1の値が徐々に大きくなって「50」以上になると,01.GE.K02が「1」になります。チャネル1の値がさらに大きくなって「55」以上になると,01.GE.K01が「1」になります。チャネル31の値が「1」になり,チャネル31で上限アラームが発せられます。

チャネル31の値が「1」のときに,チャネル1の値が50~55の範囲の値になっても,チャネル31の値は「1」のままです。チャネル1の値がさらに小さくなって「50」未満になると,チャネル31の値が「0」になります。チャネル31の上限アラームが解除されます。

アラーム発生と解除の測定値に差を設ける(アラームヒステリシス)

チャネル1の測定値

チャネル31の測定値

5550

0

0

1

01

1

アラーム解除アラーム発生

01.GE.K02

01.LE.K01

付録10 演算式例

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付-54 IM 04L31A01-01

機能チャネル1の測定値の,5分ごとの平均値を表示します。

測定周期1秒

演算式31 = 31*(31.LT.K02)+K0132 = 32*(31.NE.K01)+0133 = 32/3134 = (33*(31.EQ.K02))+(34*(31.NE.K02))K01 = 1K02 = 300

説明チャネル31は,測定周期ごとに「+1」するカウンタです。1から300までを繰り返しカウントします。チャネル32では,チャネル01の測定値を,チャネル31が300になるまで積算します。チャネル33では,チャネル01の平均値を算出します。チャネル34では,チャネル31が300のときのチャネル33の値を表示します。チャネル31が次に300になるまで,その値を保持します。

平均値を表示する

チャネル34(5分ごとの平均値)

0300

時間

5分

チャネル33(平均値)

チャネル31(カウンタ)

チャネル32(積算値)

付録10 演算式例

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索-1IM 04L31A01-01

索引

3

2

1

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

索引

EESCキー ....................................................................................... 3-2EU .............................................................................................. 付 -47EUS ............................................................................................ 付 -47Eメール送信機能アイコン ...................................................... 1-70Eメール送信履歴.................................................................... 11-10

FFAIL出力 ...................................... 1-5, 1-27, 1-100, 2-7, 4-13FTPファイル転送履歴............................................................. 11-9FUNCキー .................................................................................... 3-2FUNCキー操作 ............................................................................ 3-6

GGROUP ........................................................................................ 6-21GROUP NO. ............................................................................... 6-11

HHOLD .............................................................................. 6-16, 6-17

II ......................................................................................... 1-32, 6-11

LLOC ...................................................................................... 6-4, 6-7

MMAN ......................................................................................6-2, 6-7MEMORY ...................................................................................... 2-7MENUキー.................................................................................... 3-2MODE....................................................................................6-2, 6-7MR ................................................................................................ 6-11

OOH ................................................................................................. 6-11OL ................................................................................................. 6-11OUT ............................................................................. 1-3, 6-3, 6-7

PP ....................................................................................... 1-32, 6-11PID組数 ............................................................................. 1-15, 4-2PID定数 ....................................................................................... 1-32PID初期値 ......................................................................... 1-16, 4-2PID制御モード....................................................................1-3, 4-3PID選択方式.........................................................1-4, 1-15, 1-40PID番号 .......................................................................... 1-31, 4-24PO ................................................................................................. 6-11

記号2入力切り替え制御 .............................................. 1-3, 1-17, 4-24画面表示 ......................................................................... 1-81, 8-26/4ループ選択 ....................................................1-16, 1-17, 4-2

AA/D変換器の積分時間 ............................................................. 1-58A1 ................................................................................................. 6-11A2 ................................................................................................. 6-11A3 ................................................................................................. 6-11A4 ................................................................................................. 6-11ADVANCE .................................................................................. 6-16ALARM .......................................................................................... 2-7ALL ............................................................................................... 6-21AND ................................................................................................ 7-9AND/OR ...................................................................................... 1-64ASCII ファイル........................................................................ 付 -20AT ................................................................................................. 6-11ATAフラッシュメモリカード................................................ 3-17AUT ...................................................................................... 6-2, 6-7

BBCD/バイナリの切り替え...................................................... 4-44BCDコード....................................................................... 4-7, 4-44

CCAS ...................................................................................... 6-2, 6-7CLOGエラ .................................................................................... 4-9CLOG演算 ............................................................................... 付 -15

DD ....................................................................................... 1-32, 6-11DB ................................................................................................. 6-11DELAY ......................................................................................... 6-16DELAY TM .................................................................... 6-14, 6-15DI ..................................................................................................... 2-6DI/DO状態表示画面 .................................................... 1-73, 1-74DI/DOラベル ............................................................................. 4-35DIGITAL IN ....................................................................... 2-6, 2-17DIGITAL OUT .................................................................. 2-6, 2-19DIO種類 ....................................................................................... 4-33DIO操作監視機能 ............................................................ 1-8, 4-33DIO操作管理機能 ...................................................................... 1-28DIO操作監視表示 ...................................................................... 1-71DO ................................................................................................... 2-6DSP LOOP ................................................................................. 6-14

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索-2 IM 04L31A01-01

索引

PRG/LOC ..................................................................................... 6-4PROGRAM ................................................................................... 6-5PT NO. ............................................................................ 6-13, 6-18PV ................................................................................ 1-2, 1-3, 2-5PV EVENT .................................................................................. 6-21PV/SP演算 .......................................................... 1-7, 1-96, 4-36PV/SP演算機能 .......................................................................... 4-9PVイベント...................................................................... 1-49, 5-8PVイベントヒステリシス ....................................................... 5-10PV勾配優先のPVスタート ................................................... 1-42PVレンジ最小値/最大値 ....................................................... 4-18PVレンジ変換............................................................................ 1-23

RREM ................................................................................................ 6-7REM/LOC .................................................................. 6-4, 6-5, 6-6REMOTE ........................................................................... 2-7, 2-17RESET ......................................................................................... 6-16RJC .............................................................. 1-24, 1-59, 4-3, 7-3RSP ...................................................................................... 1-2, 2-5RST .............................................................................................. 6-16RUN ........................................................................6-7, 6-14, 6-18RUN/RST ................................................................................... 6-16RUN/STP ..................................................................................... 6-2

SSEG TIME ................................................................................... 6-17SP .......................................................... 1-2, 1-3, 6-3, 6-7, 6-11SP NO. ......................................................................................... 6-11ST SEG ....................................................................................... 6-14START/STOPキー...........................................................3-2, 3-7STP ................................................................................................ 6-7

TTIME EV ...................................................................................... 6-21TLOG ........................................................................................ 10-10TLOG演算 ............................................................................... 付 -14TLOGデータ .............................................................................. 1-90TSP CHG .................................................................................... 6-17TUNING ................................................................................6-5, 6-8

UUSERキー .............................................................. 1-97, 3-2, 3-7USERキーの動作割り当て ..................................................... 11-1

VVGA出力...................................................................... 1-101, 2-21

WWAIT ............................................................................................ 6-16Webブラウザ操作履歴 ............................................................ 11-9

ZZipディスク ............................................................................... 3-17

アアイテム名 .................................................................................. 4-15アクション ................................................................... 10-9, 11-12アドバンス ..................................................................... 1-53, 6-21アナログ再伝送 ....................................................1-7, 1-96, 4-36アナログ再伝送表示.................................................................. 1-71アナログ出力種別 ...................................................................... 4-11アナログ出力の選択.................................................................. 1-20アプリケーション名............................................................... 11-16アラーム ......................................... 1-38, 1-61, 4-19, 7-6, 8-1アラームACK .................................................... 4-20, 7-8, 11-12アラームOn/Off ........................................................................ 4-20アラームアイコン ...................................................................... 1-70アラームサマリ .......................................................................... 1-79アラーム(警報)出力 ..................................................................... 1-5アラーム待機動作 ............................................................ 1-5, 1-39アラームタイプ .......................................................................... 1-38アラーム値 ............................................... 1-39, 4-20, 7-9, 10-6アラームディレイ時間 ................................................... 7-9, 10-7アラームの動作条件.................................................................. 1-38アラームヒステリシス ................................................ 1-39, 1-63アラーム表示 ................................................................. 1-65, 1-84アラーム表示のON/OFF ............................................... 7-9, 10-7アラームリレー出力.................................................................. 1-63アンチリセットワインドアップ ............................................. 1-35

イ位置............................................................................................... 8-24移動平均 ............................................................................ 1-60, 7-5イベント ...............................................................................5-8, 9-3イベント出力 ......................................... 5-12, 1-27, 1-48, 5-12イベント種類 .................................................................... 5-8, 5-12イベントデータ ............................................................. 1-87, 1-90イベントデータの読み込み ..................................................... 9-10イベントの表示 .......................................................................... 6-21イベント表示 .............................................................................. 6-15イベント表示グループ ............................................................. 5-16イメージデータ .......................................................................... 1-90インターバル .............................................................................. 10-9

ウウェイト ........................................................................................ 5-7ウェイト時間 ................................................................................ 5-4ウェイトゾーン ............................................................................ 5-4ウェイトゾーン番号.................................................................... 5-7ウェイト動作 ................................................................. 1-46, 6-21運転開始/停止 ............................................................................ 1-6運転開始/停止操作 ...........................................................6-1, 6-6運転画面自動切り替え ............................................................. 5-15運転モード ........................................................................ 3-4, 6-19

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エエラーメッセージ ...................................................................... 12-1エラーメッセージ履歴 ............................................................. 11-8演算 ............................................................................................ 11-12演算On/Off ................................................................................ 10-2演算アイコン .............................................................................. 1-70演算機能 ..........................................................................1-92, 付 -6演算式............................................................................ 10-3, 付 -10演算のスタート/ストップ/リセット ................................. 10-4演算リセット ........................................................................... 11-12エンドセグメント番号 ............................................................. 5-11

オオートセーブ .............................................................................. 1-89オートセーブ周期 ........................................................................ 9-5オートチューニング...........................................................4-2, 6-9オートチューニング動作 ......................................................... 1-55オーバーシュート抑制 ............................................................. 1-35オーバビュー画面 ......................... 1-79, 1-72, 1-73, 6-8, 8-9オプション端子 .......................................................................... 2-14折線近似 ...................................................................................... 1-22折線入力/折線出力 .................................................................. 4-28折線バイアス .............................................................................. 1-22折線モード .................................................................................. 4-28オン/オフ制御 .......................................................................... 1-37オンオフ制御 .............................................................................. 4-11オン時間/オフ時間 .................................................................... 5-9

カカーソル表示OFF ....................................................................... 8-9改版の履歴 ....................................................................................... vii外部記憶メディア ...................................................................... 3-17外部記憶メディアアイコン ..................................................... 1-70外部記憶メディアのファイル操作......................................... 9-11外部記憶メディアのフォーマット............................ 3-19, 9-13開平演算 ......................................................................... 1-23, 4-18下限アラーム .............................................................................. 1-61下限警報 ...................................................................................... 7-10カスケード運転 ............................................................................ 6-2カスケード制御 ...................................................... 1-3, 1-16, 4-2過積分抑制 .................................................................................. 1-35過積分抑制機能 .......................................................................... 4-30画面イメージデータの保存 ..................................................... 9-14画面輝度 ...................................................................................... 3-13画面切り替え ................................................................................ 3-5画面切り替え操作 ...................................................................... 1-11関係演算 ................................................................................... 付 -11

キキーロック ..................................................................... 1-97, 11-3キーロックアイコン.................................................................. 1-70記憶メディアドライブ ............................................................... 3-2基準時刻 ...................................................................................... 10-9基準接点補償 ................................................................. 1-24, 1-59輝度 ............................................................................................... 3-13

基本設定モード ................................................................ 1-11, 3-4逆動作........................................................................................... 1-33境界値........................................................................................... 8-24切替条件 ............................................................................ 1-17, 4-3切り替えヒステリシス ............................................................. 1-31

クグラフ........................................................................................... 8-20クリア........................................................................................... 3-14繰り返し数 .................................................................................. 5-11グリッド ...................................................................................... 8-26グループ ...................................................................................... 1-71グループ番号 .................................................................... 4-25, 8-3グループ名 ........................................................................ 4-25, 8-3

ケ継続切り替え .............................................................................. 1-44計測グループ .................................................................... 1-71, 8-3計測警報 ...................................................................................... 1-61計測警報オプション端子ブロック........................................... 2-7計測用測定入力端子.................................................................. 2-13計測用測定入力端子ブロック ................................................... 2-7警報出力 ........................................................................................ 1-5警報モード ........................................................................ 1-38, 4-9検出 ..................................................................................... 7-9, 10-7

コ交換周期 ...................................................................................... 13-4工業単位 ................................................................................... 付 -47校正 ............................................................................................... 13-2勾配 ................................................................................................. 5-7勾配時間単位 .................................................................... 4-22, 5-7故障診断 ...................................................................................... 4-13故障診断出力 .................................................................... 1-5, 1-27コントローラスタイル ............................................................. 1-13コントロールグループ ............................................................. 1-71コントロールグループ画面 ...............................1-13, 1-71, 6-1

ササイクルタイム .......................................................................... 4-11再故障再アラーム ........................................................................ 7-9差下限アラーム .......................................................................... 1-61作成時刻 ......................................................................... 9-5, 10-14作成日/作成曜日 ......................................................... 9-5, 10-14差上限アラーム .......................................................................... 1-61サンプリング間隔 ................................................................... 10-11サンプリング数 ....................................................................... 10-11サンプルレート ............................................................................ 9-3

シ時間軸拡大 .................................................................................. 8-10時間優先PVスタート .............................................................. 1-44時刻セット ............................................................................... 11-12時刻の設定 .................................................................................. 3-11

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システム情報表示 ....................................................... 1-99, 11-10自動/手動/カスケード運転の切り替え操作 ....................... 6-2自動運転 ........................................................................................ 1-6自動ログアウト .......................................................................... 11-6シャットダウン機能..................................................... 1-33, 4-24出力値下限 .................................................................................. 1-38出力値上限 .................................................................................. 1-38出力値変更 .................................................................................... 6-5出力変化率リミッタ..................................................... 1-36, 4-30出力モード .................................................................................... 6-5出力リミット下限値/上限値 .................................... 1-32, 4-24手動................................................................................................. 6-2手動運転 ........................................................................................ 1-6種類............................................................................................... 4-26使用セグメント数 ...................................................................... 1-41使用セグメント領域.................................................................... 5-3上下限偏差内 .............................................................................. 1-38上限アラーム .............................................................................. 1-61上限警報 ...................................................................................... 7-10条件式........................................................................................ 付 -16定数.................................................................................. 4-42, 10-3情報表示内容の切り替え操作 ................................................... 8-1初期化........................................................................................... 3-14初期値........................................................................................ 付 -24

ススーパーバイザ名 ................................................................... 11-16数値の入力 .................................................................................... 3-9スクロール .................................................................................. 8-26スケール ............................................................................ 4-18, 7-3スケール位置 .............................................................................. 8-20スケール最小値/最大値 .......................................................... 4-18スケール表示ON/OFF ............................................................... 8-8スケール表示桁 .......................................................................... 8-22スタートコード ............................................................................ 5-5スタートストップ ................................................................... 11-12スタートセグメント.................................................................. 6-12スタートセグメント番号 ......................................................... 5-11スタート目標設定値スタート ................................................. 1-42スナップショット ................................................................... 11-13スパン........................................................ 1-21, 1-59, 4-17, 7-3スパン下限/上限 ............................................. 4-37, 4-39, 10-3

セセーブデータ ................................................................................ 9-6制御アラーム ................................................................................ 8-1制御運転モード ............................................................................ 1-6制御拡張DIO端子ブロック....................................................... 2-6制御機能ブロック図............................................................... 付 -41制御周期 ...................................................................................... 1-15制御出力種類 .............................................................................. 4-11制御出力端子ブロック ............................................................... 2-6制御出力値の変更操作 ............................................................... 6-3制御出力(LOOP1~6)配線 .................................................... 2-18制御出力抑制 .............................................................................. 1-35制御出力抑制機能 ...................................................................... 4-21

制御出力リミッタ ...................................................................... 1-32制御データ .................................................................................. 1-87制御動作サマリ画面.................................................................. 1-74制御動作方向 ................................................................. 1-33, 4-24制御パラメータ ............................................................................ 1-4制御モード ........................................................................ 1-16, 4-2制御用アナログ入力.................................................................... 1-2制御用アナログ入力端子 ........................................................... 2-9制御用アナログ入力端子ブロック........................................... 2-5制御用演算 .................................................................................. 1-96制御用出力端子 .......................................................................... 2-12制御用定数 .................................................................................. 4-42定値制御 ........................................................................................ 1-4正動作........................................................................................... 1-33積分時間 ...................................................................................... 1-32積算単位 .................................................................... 10-10, 10-14積分時間 ................................................................ 1-58, 4-24, 7-2セグメントPIDグループ番号 ................................................... 5-7セグメントPID方式 ................................................................. 1-40セグメント時間 ....................................... 5-7, 6-12, 6-13, 6-16セグメント番号 .......................................................................... 6-16セグメント時間勾配設定方式 ................................................. 1-41セグメント時間設定方式 ......................................................... 1-41セグメント設定方式........................................................ 1-41, 5-3セグメントのアドバンス ......................................................... 1-53セグメント番号 .......................................... 5-6, 5-8, 6-12, 6-13セグメント編集 ............................................................................ 5-3設置場所 ........................................................................................ 2-2設置方法 ........................................................................................ 2-3設定1ロード~設定3ロード .............................................. 11-13設定値下限 .................................................................................. 1-38設定値上限 .................................................................................. 1-38設定データ .................................................................................. 1-90設定データの保存/読み込み ................................................... 9-9設定の初期化 .............................................................................. 3-14接点出力設定 .............................................................................. 4-12接点出力内容登録 ...................................................................... 1-27接点出力(DIGITAL OUT)配線 ................................................ 2-19接点入出力 .................................................................................. 1-25接点入出力登録 ............................................................................ 4-5接点入力内容登録 ........................................................................ 4-6接点入力登録(BCDコード) ..................................................... 4-45接点入力(DIGITAL IN/REMOTE)配線 ................................. 2-17セットアップ .............................................................................. 11-7セットアップモード.................................................................... 3-4全チャネル表示 ................................................................ 8-8, 8-10

ソゾーンPID選択 ............................................................................ 4-2ゾーンPID選択ON/OFF ........................................................ 1-15ゾーンPID方式 ....................................... 1-4, 1-15, 1-31, 1-40ゾーン下限/上限 ...................................................................... 8-18ゾーン切替ヒステリシス ......................................................... 4-22ゾーン表示 ................................................................................. 1-76測定周期 ............................................................................ 1-58, 7-2測定スパン .................................................................................. 1-21

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測定値下限 .................................................................................. 1-38測定値上限 .................................................................................. 1-38測定値トラッキング..................................................... 1-24, 4-30測定データクリア ...................................................................... 9-15測定入力配線 .............................................................................. 2-17ソフトキー .................................................................................... 3-2

タ待機動作 ...................................................................................... 4-20タイプ......... 1-21, 1-59, 4-17, 4-20, 5-9, 7-8, 9-13, 10-6タイマ番号 ............................................................................... 10-10タイムアップ種類 ........................................................................ 9-5タイムイベント ................................................................ 1-48, 5-8タイムゾーンの変更.................................................................. 3-16タグ/タグコメント .................................................................. 4-22タグ/チャネル ............................................................................ 8-6タグ名........................................................................................... 1-71タグ文字列 ........................................................................ 8-6, 10-3単位............................................. 1-21, 4-18, 4-38, 4-39, 10-3単ループ制御 .......................................................... 1-3, 1-16, 4-2

チ遅延時間 ...................................................................................... 6-12チャネル ................................................................................... 10-14チャネル設定 ................................................................................ 8-4チャネル表示色 .......................................................................... 8-16チューニング .............................................................................. 1-54チューニング画面 ............................................................ 1-72, 6-9チューニング画面への切り替え ............................................... 6-5チューニング項目ON/OFF..................................................... 4-15チューニング操作 ........................................................................ 6-9

ツ追値制御 ........................................................................................ 1-3通信コマンド履歴 ...................................................................... 11-9

テデータ長 ........................................................................................ 9-4データの種類 ................................................................................ 9-3データの保存 .............................................................................. 1-89定期点検 ...................................................................................... 13-1停電復帰時動作 ................................................................ 1-16, 4-2ディジタル表示 .......................................................................... 1-77ディレイ下限アラーム ............................................................. 1-62ディレイ上限アラーム ............................................................. 1-61ディレクトリ名 ............................................................................ 9-6電圧パルス出力 .......................................................................... 4-11電源配線 ...................................................................................... 2-20伝送器電源出力 ........................................................... 1-101, 2-22電流出力 ...................................................................................... 4-11

ト統一信号 ...................................................................................... 1-21動作.................................................................................. 4-20, 7-10

動作状態表示部 .......................................................................... 1-68動作ループ .................................................................................... 5-3到達目標設定値 ................................................................ 5-7, 6-17トラブルシューティング ...................................................... 12-14トリガ.............................................................................. 9-4, 11-12トリップ線幅 .............................................................................. 8-26トリップライン .......................................................................... 8-14トレンド表示 .............................................................................. 1-75

ナ内部SW状態表示画面 ............................................................. 1-73内部スイッチ ........................................................ 1-8, 5-13, 10-7内部スイッチ状態表示 ............................................................. 1-13内部メモリ書き込み.................................................................. 付 -1内部メモリへの書き込み操作 ................................................... 9-2内部メモリへのデータの書き込み......................................... 1-87

ニ入力切替PV下限値/上限値 ..................................... 4-18, 4-38入力種類 ............................................................. 1-21, 4-17, 4-27入力の種類 .................................................................................. 1-58入力フィルタ .............................................................................. 1-21入力切り替え条件 ...................................................................... 1-17入力レンジ .................................................................................. 1-21

ノ残りセグメント時間.................................................................. 6-17

ハバーグラフ .................................................................................. 8-20バーグラフ表示 .......................................................................... 1-78バーンアウト .............................................. 1-24, 1-59, 4-3, 7-3バイアス ............................................................. 1-22, 4-18, 4-38背景色........................................................................................... 8-26ハイブリッドスタイル ............................................................. 1-13波形線幅 ...................................................................................... 8-26波形分割表示 .............................................................................. 6-20パスワード ..................................................................... 11-4, 11-7パターン番号 .............. 5-3, 5-5, 5-6, 5-8, 5-11, 6-12, 6-16パターン名 ........................................................................ 1-40, 5-3バッチ番号 ................................................................ 11-16, 11-17バックライトセーバ..................................................... 1-86, 3-13バッチ情報 ............................................................................... 1-102バッチヘッダ ............................................................ 1-102, 11-14番号............................................................ 4-26, 7-9, 10-7, 11-6

ヒヒステリシス ..................................................... 1-37, 4-32, 7-10ヒストリカルトレンド表示 ........................................ 1-82, 8-10ヒストリカルトレンドへの移行操作....................................... 8-1日付け/時刻の設定 .................................................................. 3-11微分時間 ......................................................................... 1-32, 4-24非保持........................................................................................... 1-64表示言語の変更 .......................................................................... 3-15

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表示更新周期 .............................................................................. 8-11表示色.............................................................................. 8-15, 8-17表示データ ..................................................................... 1-87, 1-89表示データの読み込み ............................................................. 9-10表示方向 ...................................................................................... 8-26表示保持 ...................................................................................... 7-10比率設定 ......................................................................... 4-18, 4-38非励磁........................................................................................... 1-64比例帯.............................................................................. 1-32, 4-24

フファイル ........................................................................................ 9-6ファイル形式 .............................................................................. 9-14ファイル名 ..................................................................... 1-91, 9-14フィルタ ...................................................................................... 4-18フェースプレートスタイル ..................................................... 1-13フォーマット ................................................................. 3-19, 9-13部品交換 ...................................................................................... 13-4部分圧縮拡大表示 ...................................................................... 1-77部分圧縮拡大 .............................................................................. 8-24プリセット出力 ............................................................. 1-34, 4-24プリトリガ .................................................................................... 9-4プログラムイベントサマリ ..................................................... 1-74プログラム運転/停止時自動メッセージ印字 .................... 5-14プログラム運転開始条件 ......................................................... 1-42プログラム運転開始セグメント ............................................. 1-51プログラム運転開始操作 ......................................................... 6-19プログラム運転モード ................................................... 1-9, 6-19プログラム制御 ............................................................................ 4-3プログラム制御時の運転モード ............................................. 6-19プログラム制御終了通知 ............................................ 5-12, 1-53プログラム制御終了通知設定 ................................................. 5-13プログラムセグメントの切り替え条件 ................................ 1-44プログラム選択画面.................................................................. 6-12プログラムパターン運転開始セグメント選択 .................... 6-19プログラムパターン運転開始遅延時間 ................................ 1-51プログラムパターン運転開始遅延時間設定 ........................ 6-19プログラムパターンの切り替え(BCDコード) .................... 4-44プログラムパターンの切り替え(接点入力による) ... 1-49, 4-7プログラムパターン番号 ......................................................... 1-40プログラムパターン名 ................................................ 6-12, 6-16プログラム表示位置.................................................................. 5-15ブロック ........................................................................................ 9-4ブロック表示 .............................................................................. 1-70フロッピーディスク.................................................................. 3-17フロントパネル ............................................................................ 3-1分割数........................................................................................... 8-20

ヘヘッダ............................................................................................. 9-6変化率下降限アラーム ............................................................. 1-61変化率警報 .................................................................................. 7-10変化率上昇限アラーム ............................................................. 1-61偏差下限 ...................................................................................... 1-38偏差上下限 .................................................................................. 1-38

偏差上限 ...................................................................................... 1-38編集セグメント番号.................................................................... 5-3

ホホールド運転 ................................................................. 1-51, 6-20ホールド運転モード........................................................ 1-9, 6-19ホールド切り替え ...................................................................... 1-45保持............................................................................................... 1-64保存............................................................................................... 1-89

ママニュアルサンプル............................................................... 11-13マニュアルサンプルデータ ........................................ 1-88, 1-90マニュアルセーブ ...................................................................... 1-89マニュアルチューニング ................................ 1-54, 6-10, 6-11マニュアルリセット..................................................... 1-33, 4-24マネージャ名 ........................................................................... 11-16

メメッセージ ...................................................... 8-12, 11-13, 12-1メッセージサマリ ...................................................................... 1-80メディア ...................................................................................... 3-17メディア保存 ................................................................................ 9-3メモリ........................................................................................... 1-87メモリアラーム時間.................................................................. 7-10メモリエンド出力 ................................................................... 1-100メモリクリア .............................................................................. 3-14メモリサマリ .............................................................................. 1-80メモリ情報の表示 ...................................................................... 8-10

モモード.................................. 1-21, 1-58, 4-17, 7-3, 9-3, 10-9目標設定値 ......................................................... 1-29, 1-37, 4-24目標設定値下降/上昇勾配......................................... 1-30, 4-22目標設定値選択方式............................................1-4, 1-15, 1-31目標設定値トラッキング ............................................ 1-29, 4-30目標設定値の変更操作 ............................................................... 6-2目標設定値番号 .......................................................................... 4-20目標設定値番号切替対象選択 ................................................... 4-9目標設定値リミット.................................................................. 1-30目標設定値リミット下限値/上限値 ..................................... 4-30文字/数値入力キー .................................................................... 3-2文字の入力 .................................................................................... 3-9モジュール .................................................................................... 4-6

ユユーザ ID ......................................................................... 11-6, 11-7ユーザ名 ...................................................................................... 11-7

ラランプ/ソーク選択 .................................................................... 5-6

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リリアパネル .................................................................................... 3-3リセット ...................................................................................... 10-9リセット終了 .............................................................................. 1-46リセットモード ................................................................ 1-9, 6-19リピート ......................................................................... 6-12, 6-16リピート動作 ................................................................. 1-50, 5-11リファレンス偏差 ......................................................... 1-32, 4-22リファレンスポイント .................................... 1-15, 1-31, 4-22リモート ...............................................................................1-6, 4-3リモート/ローカルの切り替え操作 ....................................... 6-4リモート入力 ...................................... 1-6, 1-30, 1-101, 11-11リモート入力選択 ........................................................................ 4-9リレー............................................................................................. 7-9リレー出力 ............................................... 5-12, 5-13, 7-9, 10-6リレー出力/番号 ...................................................................... 4-20リレー接点出力 .......................................................................... 4-11リレー動作/保持 ...................................................................... 4-13リレーヒステリシス.................................................................. 1-37リレーヒステリシス設定値/動作点 ..................................... 4-24リレー保持 .................................................................................. 7-10

ルループ............................................................................................. 5-9ループ番号 .................................................................................... 4-2

レ励磁............................................................................................... 1-64レポートCH............................................................................. 10-14レポート機能 ............................................................... 1-93, 付 -17レポート作成動作スタート/ストップ .............................. 10-15レポート種類 ........................................................................... 10-14レポートデータ ................................................. 1-81, 1-88, 1-90レンジ........................................................ 1-21, 1-59, 4-17, 7-3

ロローカット .................................................................................. 4-18ローカット点 .............................................................................. 1-23ローカル ...............................................................................1-6, 6-4ローカル運転モード........................................................ 1-9, 6-19ローカル終了 .............................................................................. 1-45ログアウト .................................................................................. 1-98ログイン/ログアウト .............................................................. 11-5ログイン/ログアウト履歴...................................................... 11-8ログ表示 ......................................................................... 1-98, 11-8ロジック演算 ................................................................. 1-96, 4-40ロット番号 ................................................................ 11-16, 11-17論理演算 ................................................................................... 付 -12

索引