2012 年 9 月号 VOL 3 CUPA...

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1 9 月号 目次 P1 目次 P2 はじめに 山崎泰宏 P3-P4 コラム-1 林雅之 P5-P7 コラム-2 新野淳一 P8-P10 イベント・カレンダー P11 事務局後記 P12 CUPA Café 開催案内 CUPA レポート 2012 年 9 月 号 VOL,3 【ご案内】 中島倫明 様(日本 OpenStack ユーザ会、伊藤忠テクノソリューション株式会社)が 2012 年 9 月 1 日より「CUPA 技術アドバイザー」に就任されました。

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Page 1: 2012 年 9 月号 VOL 3 CUPA レポートSDN/OpenFlowはネットワーク部分にとどまらず、上位レイヤとの連携が進んでいます。 まずは、OpenStackやCloudStackなどのクラウド基盤ソフトウェアとの連携です。

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9 月号 目次

P1 目次

P2 はじめに 山崎泰宏

P3-P4 コラム-1 林雅之

P5-P7 コラム-2 新野淳一

P8-P10イベント・カレンダー

P11 事務局後記

P12 CUPA Café 開催案内

CUPAレポート

2012 年 9 月 号 VOL,3

【ご案内】

中島倫明 様(日本 OpenStackユーザ会、伊藤忠テクノソリューション株式会社)が

2012年 9月 1日より「CUPA技術アドバイザー」に就任されました。

Page 2: 2012 年 9 月号 VOL 3 CUPA レポートSDN/OpenFlowはネットワーク部分にとどまらず、上位レイヤとの連携が進んでいます。 まずは、OpenStackやCloudStackなどのクラウド基盤ソフトウェアとの連携です。

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「仮想ネットワークが我々にもたらすものは何か」

CUPA 運営委員 山崎 泰宏

日頃の皆様からのご支援により、お陰様で CUPAも日に日に業務が増えております。

新しい企画を次々に打ち出すべく、仕込みを一気に押し進めているところであり、皆様方とより一

層、クラウドの業界全体を盛り上げていけると確信しております。

さて、盛り上がるクラウド業界に、近頃吹き荒れているのが、仮想ネットワークの技術です。

仮想ネットワークがもたらすものは一体なんなのかは、各社がそれぞれに夢のあるビジョンを打ち

出しているところでしょう。

私はWakame Software Foundation (WSF)を主催しています。

CUPAでも、WakameTechと言うワーキンググループの運営を支援しています。

2012年 8月時点で 22社参加するこのグループにも、ビジョンはあります。

全体のビジョンは「世界中のデータセンターを、ひとつのコンピュータにする」です。

仮想ネットワークもそのために使われることになります。

このビジョンを達成するには、あらゆるデータセンターを透過的に扱えるようにする必要がありま

す。

そのため、データセンターを丸ごと仮想化しなければなりません。

サーバだけを仮想化するのでは要件として不足しているのです。

データセンターレベルの視点で、ネットワークも含めて仮想化をする必要があります。

WSFでは、IaaSクラウド基盤ソフトウェアであるWakame-VDCを開発しています。

Wakame-VDCは、2010年に分散スイッチの仕組みが取り入れられ、オーバレイ方式で論理ネッ

トワークを自由に設計できるようになっています。

2011年には OpenFlow対応をし、2012年は IPネットワークのマルチテナンシーを確保して、

L3の完全仮想化を果たしました。

現在はこの仕組みの検証を継続しています。

いずれは、仮想マシンが、異なるマシン間で複製や移動ができるのと同じことが起こるでしょう。

仮想データセンターも、データセンター間で複製や移動ができるようになります。

これによって、開発プロセスも、より良い方向へ大きく変化するのは間違いがありません。

WSFは、そんな未来を信じ、実現するために日々活動をしています。

皆様のご参加をお待ちしております。

はじめに

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「 SDN/OpenFlow のこれから」

CUPA 総合アドバイザー 林 雅之

ITmediaオルタナティブブログ『ビジネス 2.0』の視点

「Software-Defined Network(10)SDN/OpenFlowのこれから」などから引用

サーバーの仮想化やクラウドの急速な進化によって、仮想サーバーやストレージなど柔軟なリソー

ス変更や、複数の拠点間のライブマイグレーションなどの要求により、リソース追加・変更に柔軟

かつ迅速に構成変更ができるネットワークの仮想化への期待が高まっています。ネットワークの構

成や機能の設定をソフトウェアによってプログラマブルに行える仕組みが「Software-Defined

Network」というコンセプトで、その実現する標準技術として OpenFlowが注目されています。

SDN/OpenFlowが今後、どのように展開されていくのが、技術的視点とビジネスの視点の両側面

から整理をしてみたいと思います。

短期的には「オーバーレイ方式」、中長期的には「ホップバイホップ方式」、ハイブリッド対応も

OpenFlowを使った構成モデルには、大きく分けてノード上の仮想スイッチ間をトンネルで結ぶ

「オーバーレイ方式」と、OpenFlowの対応機器のみでネットワークを構成する「ホップバイホッ

プ方式」の二つがあります。

短期的には、既存のネットワーク環境の資産の有効活用という観点から Niciraの NVP(Nicira

Network Virtualization Platform)等が採用する「オーバーレイ方式」の採用が進むと予想されま

す。一方、新規サービスや既存のネットワーク機器の更改期には、NECの「UNIVERGE PFシリー

ズ」等が採用する「ホップバイホップ方式」の採用が有効で、中長期的にはパフォーマンスが高く

柔軟なネットワーク設計が可能な「ホップバイホップ方式」の採用が進んでいくと見られます。

一方、NTT データの「バーチャルネットワークコントローラ Ver2.0」や、ビッグスイッチなどは、

二つの方式に対応しており、たとえば、初期の導入時は「オーバーレイ方式」を採用し、

OpenFlowスイッチに置き換わった際に、不要になったトンネルを削除するといった導入方法も進

んでいくでしょう。

クラウド基盤ソフトウェアなど上位レイヤと SDN との連携が進む

SDN/OpenFlowはネットワーク部分にとどまらず、上位レイヤとの連携が進んでいます。

まずは、OpenStackや CloudStackなどのクラウド基盤ソフトウェアとの連携です。OpenStack

の場合は、OpenStack Quantumが OpenFlowコントローラとして仮想スイッチ(Open

vSwitchなど)を制御することができます。Quantumに対応しているのは、Niciraの NVPや

NECの「UNIVERGE PFシリーズ」、ミドクラの Midonetのベータ版などが対応しています。

Niciraは Quantum APIの実装をサポートしており、NECは Quntum Plug-inと OpenFlowコン

トローラのオープンソースの「Trema]を使うことで、OpenStackと NECの仮想スイッチの

「UNIVERGE PFシリーズ」との連携が可能となります。OpenStackと OpenFlowとの連携にお

いては、すでに Rackspaceや eBayにおいて導入が進んでいます。

コラム-1

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CloudStack と OpenFlowとの連携も進んでいます。2012年 5月にリリースされた

CloudStack3.0.3の Bonitaは、OpenFlowのテクニカルプレビューを発表し、2012年 4月に開

催された Open Networking Summitにおいてもデモを実施しています。CloudStackは、第 4四

半期に予定しているメジャーバージョンアップの Campoでは OpenFlowにフル対応する予定とな

っています。 導入事例では、オランダに本社を置く Schuberg Philisが CloudSackと Niciraの

NVPを採用しています。

IIJ と ACCESSとの合弁会社「ストラトスフィア」では、「SDN IaaS」の商用版のリリースを予

定しており、2012年以降は SDN IaaSに PaaS機能を取り込んだ総合的な Cloud OSをリリース

予定など、SDNをベースに機能別水平分離とスタック化モデルの展開を図っています。

あくしゅの提供する「Wakame-vdc」は OpenStackや CloudStackに相当する日本国産のオープ

ンソースのクラウド基盤ソフトウェアです。2011年 12月には、NECがオープンソースで提供す

る OpenFlowコントローラの「Trema」を採用し、Open vSwitchと連携し、ネットワーク仮想

化を実現する機能を実装しています。

シスコシステムが 2012年 7月に発表した「Cisco ONE(Cisco Open Network Environment)」

では、広義の SDN実現に向けて、仮想マシンなどとのオーケストレーション、ネットワークサー

ビス、管理までを「onePK」 と呼ばれる包括的な APIで対応する方針を示しています。

OpenFlowコントローラは OSとしての機能のみで、今後 OpenFlow APIなどを通じてサードパー

ティから様々なアプリケーションが提供されるようになり、SDNを中心としたエコシステムが形

成されることが期待されます。 その結果、仮想マシンやストレージなど上位レイヤとの連携が進

み、仮想ネットワークと一体となったオンデマンドでセルフポータルの利便性の高いサービスが提

供されるようになるでしょう。

「『ビジネス 2.0』の視点」8月のクラウド関連記事アクセス TOP10

1.国内外のビックデータの活用に関する取り組み事例について(2012/05/02)

2.Software-Defined Network(1)概要編(2012/08/06)

3.Software-Defined Network(6)SDN/OpenFlowの導入事例(国内)(2012/08/13)

4.Software-Defined Network(2)OpenFlowとは(2012/08/07)

5.ビッグデータ(3)ビッグデータ活用のイメージ(2012/08/01)

6.Software-Defined Network(9)各社の取り組み(まとめ)(2012/08/16)

7.クラウド・エコシステム(18)医療クラウド(2012/06/08)

8.クラウド・エコシステム(35)オープンクラウドを推進する OpenStack、CloudStackとは

(2012/07/05)

9.Software-Defined Network(5)OpenFlowの導入メリット(2012/08/10)

10.IaaSから PaaSへとシフトするパブリッククラウド市場動向の行方(2012/05/11)

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「ストレージやネットワーク分野でも仮想化と汎用化が進む」

CUPA 総合アドバイザー 新野 淳一

PCIeに接続するサーバ内蔵型のフラッシュストレージによる超高速なストレージによって新たな

ストレージ市場を切り拓いてきた Fusion-ioは、同社のストレージを内蔵したサーバそのものを共

有ストレージ化するソフトウェアの提供を始めました。x86サーバが十分な性能と信頼性を持つよ

うになった現在、ストレージやネットワークの機器が汎用の x86サーバとソフトウェアによって廉

価に実現されていくのは大きな流れと言えます。

これにより Fusion-ioは、エンタープライズ向けストレージの本流であり、EMCや NetAppなど

大手ベンダが居並ぶ企業向け共有ストレージ市場へと歩を進めたことになります。Publickeyの 8

月 3日付けの記事より。

Fusion-io、ioDrive 搭載 x86 サーバを共有ストレージ化する「ION Data

Accelerator」を発表、既存ストレージベンダに対抗へ

PCIeに接続するサーバ内蔵型の超高速なフラッシュドライブの市場を切り拓いてきた Fusion-io

が、EMCや NetAppなど大手ベンダが居並ぶ共有ストレージアレイの市場へ、ついに殴り込みを

かけてきました。

Fusion-ioが発表したソフトウェア「ION Data Accelerator」を用いることで、同社のフラッシュ

ストレージ「ioDrive」を搭載した x86サーバを高速な共有ストレージにすることができます。

Fusion ION software delivers over a million I/Os per second with up to 6 GB/s throughput and under 0.06 millisecond latency. ION delivers breakthrough performance over Fibre Channel, InfiniBand and iSCSI using standard protocols.

Fusion IONソフトウェアは、100万 IOPSで最大 6GB/sスループットを 0.06ミリセ

カンド以下のレイテンシの性能を実現します。IONはこの圧倒的な性能を、ファイバーチャネル、InfiniBand、iSCSIなどと標準的なプロトコルで提供します。

主な機能は次のようになっています。

同社の ioDriveを搭載した標準的な x86サーバを高速な共有ストレージにできる

同社の高速な ioDriveの性能を引き出せる

データはフラッシュストレージに即時書き込まれるため、電源が落ちてもデータは守られる

高可用性のオプションで、複数の共有ストレージに対して同期レプリケーションが可能

エンタープライズ市場へ打って出るための策

これまでエンタープライズ向けのストレージの主流といえば、iSCSIやファイバーチャネルでサー

バと接続された共有ストレージアレイであり、その市場では EMCや NetAppや IBMといった大型

ベンダが存在感を示していました。

そしてこれらのストレージベンダは、Fusion-ioが切り拓き、急速に成長してきた PCIe接続でサ

ーバ内蔵型の高速フラッシュドライブの市場へ、共有ストレージアレイとの連係を売りに参入しつ

コラム-2

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つあったのです。これまで主にオンラインサービス系の企業を顧客にしてきた Fusion-ioはこれか

ら本格的にエンタープライズ市場へ打って出ようとしているタイミングであり、何らかの対抗策が

必要でした。

その対抗策がこの、フラッシュドライブ搭載の x86サーバをまるごと共有ストレージにしてしまう

ソフトウェアの発表だといえるでしょう。

x86サーバをソフトウェアによって共有ストレージにしてしまうこの方式を、同社は「Software

Defined Storage」と呼んでいます。もはや共有ストレージは汎用的な x86サーバとソフトウェア

で置き換えることができるのだと、専用ハードウェアによるス トレージ製品を展開してきた EMC

や NetAppなどのベンダに対して挑発しているようにも思えます。

ネットワークの世界では Software-Defined Networkの登場によって、ネットワーク機器の機能

がソフトウェアで置き換えられようとしています。ストレージの世界でも、同じように汎用サーバ

とソフトウェアがストレージ専用機を置き換えていくことになるのでしょうか。

(記事ここまで)

また、クラウドでは x86サーバが汎用サーバの地位を獲得しているように、これまで機器ごとに専

用のチップが使われてきたネットワーク機器の世界でもアーキテクチャの汎用化が進んでいます。

すでに低価格スイッチはどのベンダも汎用のチップを調達して製品化しているのが現状で、そのお

かげでどのベンダの機器の性能もほぼ横一列にならんでいます。8月 6日付けの記事で、そうした

ネットワーク市場で広がる汎用チップ、マーチャントシリコンについて記事にしました。一部を抜

粋します。

ネットワーク機器の劇的な低価格化は進むか。マーチャントシリコンとソフトウェアによる仮想化

2012年 8月 6日

かつて企業向けのサーバやワークステーションは、メインフレームをはじめとしたベンダ独自のア

ーキテクチャを備えたさまざまな種類のハードウェアが 市場で競っていました。しかし 1980年

代に x86をベースにした PCサーバが登場し、CISC対 RISCなどの構図をくぐりぬけ、ほぼ x86

サーバが標 準となる状況にたどり着きました。

そしてこの過程で起きた市場の拡大を背景に、x86サーバは大幅な低コスト化と高性能化を実現し

てきました。ハードウェアが標準化されたことで、ソフトウェア市場も比較にならないほど広がり

ました。

サーバ市場で起きたようなハードウェアの標準化が、ネットワーク機器の世界でも起こるかもしれ

ません。ネットワーク機器はこれまで、ベンダごとに独 自ハードウェアとして開発されていまし

たが、x86サーバのようにネットワーク機器向けの汎用チップセットをベースにした標準的なハー

ドウェアが登場し、 低価格化と高性能化が進むという流れです。

サン・マイクロシステムズの創業者で、ネットワーク機器ベンダの Arista Networksを創業し会長

を勤めるアンディ・ベクトルシャイム氏は、ネットワーク機器のチップセットがマーチャントシリ

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コン(Merchant Silicon)、つまり x86プロセッサのチップセットのような商品へと向かうことは

必然であると、1年前のブログ「The March to Merchant Silicon in 10Gbe Cloud Networking」

に次のように書いています。

The inevitable march towards merchant silicon for Ethernet switching is continuing with

the announcement from Intel today that it is acquiring Fulcrum Microsystems.

イーサネットスイッチングがマーチャントシリコンへ向かう必然性は、インテルが Fulcrum

Microsystemsを買収したことによって続いている。

Fulcrum of course the silicon vendor that is the core of our low-latency switch family

that is the most widely used switch across the world for high-frequency trading.

Fulcrumはもちろん、低レイテンシスイッチ製品群のコアを構成しているシリコンベンダーであ

り、株式などの金融商品を超高速に取引する高頻度取引(HFT)の世界で広く使われている。

すでにネットワーク機器向けのチップセットを販売している Broadcomの製品は、シスコやジュ

ニパー、IBM、HP、Force10(デル)、そして Aristaなどに広く使われており、ネットワーク機

器のマーチャントシリコン化は目に見える形で始まっています。

先月来日した新興のネットワーク機器ベンダ Pica8の James Liao氏は、マーチャントシリコンが

一定以上の市場規模を獲得すれば、インテルのチップがハイエンドサーバに用いられるほどの高性

能を実現したように、 カスタムチップと比較しても十分高性能なものになるだろうと発言してい

ます。

また、グーグルや Facebookはマーチャントシリコンをベースにした安価なスイッチを台湾メーカ

ーに直接発注し、自社のデータセンターに大規模導入していると言われています。すでに大規模ク

ラウド事業者もマーチャントシリコンの利点を活用しているというわけです。

もちろん、例えばブロケードのように自社で高性能な ASICを開発する能力のあるベンダは、ASIC

の優位性を引き続き市場に訴えかけていくでしょう。同社は 100GbEのラインレートのまま

OpenFlowに対応するという発表を行っています。これは ASICの能力を活用したものです。各ベ

ンダとも、ローエンド製品にはマーチャントシリコンを用いても、高付加価値を目指す製品につい

ては引き続きカスタムチップを作り続けるのかもしれません。

とはいえネットワーク機器の市場は、マーチャントシリコンの登場で大きく変化しようとしていま

す。

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イベント名: CloudStackユーザ会(CloudStack勉強会) - 第 9回

http://atnd.org/events/31933

開催日:2012年 9月 11日(火)

開催場所:IDCフロンティア カスタマーソリューションセンター (東京都新宿区四谷 4-29)

主催:一般社団法人クラウド利用促進機構 代表理事 荒井 康宏

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イベント名:AWS SUMMIT TOKYO 2012

http://www.awssummittokyo.com/?id=velc

開催日:2012年 9月 13日(木) –14日(金)

開催場所:ホテル日航東京 (東京都港区台場 1-9-1)

協賛:ヴェルク株式会社 津久井浩太郎 様 (CUPA技術アドバイザー)

講演:ライトスケール・ジャパン株式会社 (Open Cloud Campus) 高橋 正裕 様

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イベント名:被災地域の自治体クラウド(原財団 IT特別セミナー)

http://www.ssk21.co.jp/seminar/S_12333.html

開催日:2012年 9月 21日(金)

開催場所:クラブハウス会議室赤坂 (東京都港区赤坂 2-5-1東邦ビルディング)

講演:自治体・公共クラウドの過去、現在、未来

国際大学GLOCOM 客員研究員(NTTコミュニケーションズ勤務) 林 雅之 様

(CUPA総合アドバイザー)

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イベント名: Tokyo Game Show 2012

http://tgs.cesa.or.jp/index.html

開催日: 2012年 9月 20日(木) - 24日(日)

開催場所: 幕張メッセ (千葉県千葉市美浜区中瀬 2-1)

出展:ライトスケール・ジャパン株式会社(Open Cloud Campus) 高橋 正裕 様

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イベント名:第 2回 JAZUG静岡支部 勉強会

http://www.zusaar.com/event/370008

開催日:2012年 9月 29日(金)13:30-17:30

開催場所: 静岡産業技術専門学校 (静岡県静岡市葵区宮前町 110-11)

幹事:日本 Cassandraユーザ会 荒浪 一城 様 (CUPA技術アドバイザー)

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イベント名:JavaFesta2012

http://www.javafesta.jp/

開催日:2012年 10月 5日(金)10:00-17:00

開催場所: 札幌コンベンションセンター (札幌市白石区東札幌 6条 1丁目)

講演: NoSQLデータベース:Apache Cassandraの魅力

日本 Cassandraユーザ会 荒浪 一城 様 (CUPA技術アドバイザー)

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イベント・カレンダー NO-1 (2012 年 9 月~11月)

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イベント名:藤沢職業訓練開発推進協議会 研修会

URL:未

開催日:2012年 10月 12日(金)

開催場所:神奈川県立藤沢高等職業技術校 (藤沢市川名290-2)

講演:クラウド時代の経営戦略

エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 林 雅之 様

(CUPA総合アドバイザー)

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イベント名:ACM SIGMOD 日本支部第 51回支部大会

第 14回先端的データベースとWeb技術動向講演会

URL:未

開催日:2012年 10月 13日(土)

開催場所:未

講演:クラウドにおけるデータベースサービスの動向

Publickey 新野 淳一 様 (CUPA総合アドバイザー)

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イベント名: 情報通信技術教育者合同会議 2012

http://ictepc.jp/events/hosted.html

開催日:2012年 10月 13日(土)

開催場所:東京大学本郷キャンパス工学部 2号館 (東京都文京区本郷 7-3-1)

ネットワーク教育WGセッション モデレータ:

株式会社データホテル 伊勢 幸一 様 (CUPA総合アドバイザー)

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イベント名:BCNカンファレンス 2012 (東京)

http://biz.bcnranking.jp/sp/conference2012/index.html

開催日:2012年 10月 18日(木)

開催場所:品川グランドホール (東京都港区港南 2-16-4)

基調講演:デロイト トーマツ コンサルティング株式会社 パートナー 八子 知礼 様

(CUPA運営委員)

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イベント名:Motionboardセミナー(仮)

URL:未

開催日:2012年 10月 19日(金)

開催場所:目黒雅叙園(仮)

主催:バイオセキュアネットーワークス株式会社

パネラー:デロイト トーマツ コンサルティング株式会社 パートナー 八子 知礼 様

(CUPA運営委員)

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イベント・カレンダー NO-2 (2012 年 9 月~11月)

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イベント名:MagicForum 2012

URL:未

開催日:2012年 10月 24 日(水)

開催場所:リーガロイヤルホテル東京 (東京都新宿区戸塚町 1-104-19)

基調講演:デロイト トーマツ コンサルティング株式会社 パートナー 八子 知礼 様

(CUPA運営委員)

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イベント名:BCNカンファレンス 2012 (広島)

http://biz.bcnranking.jp/sp/conference2012/index.html

開催日:2012年 11月 2日(金)

開催場所:メルパルク広島 (広島県広島市中区基町 6-36)

基調講演:デロイト トーマツ コンサルティング株式会社 パートナー 八子 知礼 様

(CUPA運営委員)

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イベント・カレンダー NO-3 (2012 年 9 月~11月)

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事務局後記

私の知人に、世界でも数名しかいない「スキーブーツ設計」をしている人物がいる。

日本とイタリアに事務所を置き、スキーブーツ・メーカーの設計を手掛けるとともに、世界のトッ

プスキーヤーからの、尖った要望を受入れたワンオフ(世界にただ一つ)のスキーブーツを提供し

ているのだ。

一般の超マニア・スキーヤーへもワンオフのスキーブーツを少量ながら提供している。但し予約制

(含むコンサル&要望)で年間の数量は限られている。

有名なプロゴルファーなども、オフのスキートレーニングに使用するブーツ製作をここに依頼して

いる。またゴルフシューズのインソールなどもプロにたのまれ製作している。

今から 20数年前、私と彼は会社が異なるも、フィールド・サービス業務のため冬期のスキーレー

ス等を追いかけ、日本や海外のスキー場へ出張、同じ部屋に宿泊するような冬が数年続いた。

その後、彼は 30歳で独立し現在に至っている。

トップアスリートの用具への要求は、一般の人には想像の付かない世界で、この要求に長年応え続

けてきたところに彼の凄さがある。

野球の長嶋茂雄氏やゴルフの青木功氏などがよく発する「ビュ」とか「パーン」などの言葉から、

その人に適した用具に仕上げていくイメージである。

ある有名なプロゴルファーから直接話を聞いたのだが、シャフトを短くした場合、上部から短くし

たか、下部から短くしたか一振りで分かるそうだ。トップスキーヤーもスキー板が 0.5㎜捻じれて

いたら違和感を訴える。

用具を使うトップアスリートの裏方業務は、神経が磨り減る世界と言える。

最盛期のスキー板は年間約 240万台も流通していた。携帯電話の普及と反比例するように落ち込

み、現在はスキー板とスノーボード板を合わせ、年間 30~40万台との事だ。

しかし、彼の会社はこの尖った頂点の小さなマーケットでビジネスを展開しているから、景気には

左右されないそうだ。

ゲームや AKB48、合コンも良いけど、アウトドアで思いっきり体を動かし、心地よい汗を流し健

康的な生活をしようでは。。。

そして各業界にも存在するであろう、この「尖った小さなマーケット」でのビジネス展開は面白そ

うに思えるとともに、ここから誕生する製品やソフトなどが、世界を征する商品に変貌する事も考

えられる。クラウドの一部もそうで有って欲しい!!

Ski-Boots R&Dページ

http://www.ski-boots.co.jp/

キャリナビでの Ski-Boots R&D紹介ページ

http://www.carinavi.org/ja/career/310/

@5

【ご意見お待ちしています】

CUPAレポートへのご意見・リクエスト・感想など

事務局([email protected])までお知らせ下さい!

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《「CUPA・Café」開催のご案内 》

下記の日時で「CUPA・Café」を開催いたします。

第 0回:9月 19日(水曜)19:30~21:00

会場:クリエーションライン株式会社 会議室

東京都千代田区神田佐久間町 3-6 M’s WORKS BLDG

「CUPA・Café」の内容

今回は第 0回とし、各種テストも兼ねて開催いたします。

対談者:荒井康宏(CUPA代表理事)vs竹下康平(CUPA理事)

テーマ:第 1回のゲスト選定

会員企業様や関係者は無料で入場できます(アルコールも少量ですが準備致します)。

ご多忙とは存じますが、ご来場の程宜しくお願い致します。

関係者以外の方は USTREAMで視聴できます。

本企画では「ご希望の対談者」や「対談テーマ」などを募集しています。

下記のアドレスまでご要望などをご送信ください。

[email protected]

以上、宜しくお願い申し上げます。

「CUPA・Café」のイメージ

USTREAMで

配信

CUPA・Café

トーク