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教育財団 幼児教育支援 Web Magazine 2005 vol.12 自由の森幼稚園事例 ○活動 活動 活動 活動の進んでいる んでいる んでいる んでいる様子 様子 様子 様子(かなづち かなづち かなづち かなづち編) 7月中旬 子どもの姿 教師の援助・配慮 子どもの姿からの考察 *まずはかなづちの まずはかなづちの まずはかなづちの まずはかなづちの打ち方知っていけ っていけ っていけ っていけ うな うな うな うな活動 活動 活動 活動か か入。 「細い枝は打てけど、折やすいなぁ」「 は折ないけど、なかなか入っていかな い・・・」など、友達と自分の感じたこと伝え 合い試す姿が見た。 *次に実際 実際 実際 実際に釘用いて いて いて いて、再びいいなもの びいいなもの びいいなもの びいいなもの 打ってみ ってみ ってみ ってみ。かなづちの かなづちの かなづちの かなづちの扱いにも いにも いにも いにも慣てき てき てき てき た子どもたちは どもたちは どもたちは どもたちは、枝 幾分 幾分 幾分 幾分も小さい さい さい さい釘器 用に打っていく っていく っていく っていく。 「土はやかくてうちやすい」 「黒い土はすごくやかい!」 「このは硬い!」 「え?どど・・・あ、だ!」など、さ に自分達で気付きいい試してみ姿 が見た。 かなづち打ちの感触や楽しさ十分感じた。 戸外でいいもの打ってその感触や太さ細さに 違いなど子どもたちが実体験通じて知ってい けう配慮す。 いいな感触に気付い ていけう子どもの意見 聞きなが、様々な場所に 移動しみなで試しし打って いけう援助す。 子ども達が白い土と黒い土の感触の違いに気付いた に、教師が「黒い土は湿っていてやかいだね」 との言葉投げかけ、その意味に気付けう配慮し た。 *さに さに さに さにに に感触 感触 感触 感触の 違いにも いにも いにも いにも気付 気付 気付 気付けう けう けう けう、 いいな いいな いいな いいな打って って って って み。 いいながあことに気付けう配慮す 子ども自身が段手にした遊びに用いて い自然物実際に打ってみことがまず 興味ひき、楽しみながの打ち 方知っていくことができた。子ども達の 段の遊び活かした活動にしていくこと が関心持って取組む糸口にはいいので はないか。 自分で自由にやかい場所、打ちにくい 場所など発見し、その感触味ってい くことができと、次々にいいな場 所物試してみうという意欲につなげ ことができと考え。 子どもの気付き大切にその意味伝えて いくことで、不思議が発見につながった、 新たな気付きにつながっていくのではない か。 でも種類にって硬さが違い、そのため に打ちやすさも違うことに気付き、不思議 や発見喜ぶ姿が見た。子どもが興味 持っていことにさに気付けうな 配慮や環境構成すことで、子どもの興 味関心はさに広が、主体的に活動して いく姿につながと感じ。 ○8月下旬 下旬 下旬 下旬 ○活動 活動 活動 活動の進でい でい でい でい様子 様子 様子 様子(遊園地製作編 遊園地製作編 遊園地製作編 遊園地製作編) 子どもの姿 教師の援助・配慮 子どもの姿からの考察 *自分 自分 自分 自分の すもの すもの すもの すもの、様々な形の自然 自然 自然 自然 物で 付けす けす けす けす 「ななめにつけのは難しいなぁ」 「ことこくっつけたができ かなぁ」 料にすものさがしに く。その場で新たに作たいもの す子や、すでにこな形がほしいと思いが明 確になっていったと様々。 「こは使えかも!」 「耳になものはないかなぁ」 くぎと ぎと ぎと ぎと も用いてさに いてさに いてさに いてさに 膨ませ ませ ませ ませ製作 製作 製作 製作に取組でいく でいく でいく でいく。 「遊園地」という全体で共通の持って活 動進めていくことで、持って取組め う配慮す。 様々な形の素用意し、子ども達の すもの作やすい環境構成にす 子どもが作たいと思ったもの実現していけ う必要に応じて援助していく 子どもなに考えた工夫してみうとす気持ち 大切にしていく 子ども達が作った作品 紹介す場持ち互い の作品に興味持った 、刺激となう配慮 す。 前回さに料増やし、子ども に対応していけう配慮す 子どもにとって身近なは取掛か やすく、興味持って取組むことができ のではないか。また共通すが あと友達と共感し合い刺激とな、 創造性が発揮さていくのではないか 自分なの持ち、工夫した試 行錯誤繰返す中か様々な素の活か し方に気付いくことにつながのではない か。 存分に素に触、いい試しなが作 ことでさにが膨でいくの ではないか 感じ 気付 気付 気付 気付き、試す 気付 気付 気付 気付く 「土と違う!打 つのおもしいな ぁ!」 など、十分に感 触味っていた. ねい 一人ひとが持ち、友達と一緒に遊だ自然 物活かした自分なの表現楽しだしていく 内容 遊園地という子どもにとって身近な題に、自然 物用いて膨ませなが製作す 大小様々な形の (輪切、斜め輪切、小枝、など) 自然物(どぐ、まつぼっくなど) 「遊園地」という敷地できう色 塗った大きな土台用意し、できた作品自由に 置いていけうにした。 保育 保育 保育 保育ゾーン ゾーン ゾーン ゾーン「わんぱく わんぱく わんぱく わんぱく工房 工房 工房 工房」を利用 利用 利用 利用した した した した 4 歳児 歳児 歳児 歳児の活動事例 活動事例 活動事例 活動事例≪試す・工夫 工夫 工夫 工夫する する する する・イメージ イメージ イメージ イメージを広げる げる げる げる≫ 学校法人 学校法人 学校法人 学校法人北邦学園 北邦学園 北邦学園 北邦学園 札幌自由 札幌自由 札幌自由 札幌自由の森幼稚園 森幼稚園 森幼稚園 森幼稚園 (北海道 北海道 北海道 北海道) 環境構成事前準備 考え、工夫 工夫 工夫 工夫す 考え、試す 気付 気付 気付 気付き、試す 試す工夫 工夫 工夫 工夫す

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ソニー教育財団 幼児教育支援プログラム

Web Magazine 2005 vol.12自由の森幼稚園事例

○○○○活動活動活動活動のののの進進進進んでいるんでいるんでいるんでいる様子様子様子様子((((かなづちかなづちかなづちかなづち編編編編)))) 7月中旬

子どもの姿 教師の援助・配慮 子どもの姿からの考察 ****まずはかなづちのまずはかなづちのまずはかなづちのまずはかなづちの打打打打ちちちち方方方方をををを知知知知っていけるよっていけるよっていけるよっていけるよ

うなうなうなうな活動活動活動活動からからからから入入入入るるるる。。。。

「細い枝は打てるけど、折れやすいなぁ」「コ

レは折れないけど、なかなか入っていかな

い・・・」など、友達と自分の感じたことを伝え

合い試す姿が見られた。

****次次次次にににに実際実際実際実際にににに釘釘釘釘をををを用用用用いていていていて、、、、再再再再びいろいろなものびいろいろなものびいろいろなものびいろいろなもの

をををを打打打打ってみるってみるってみるってみる。。。。かなづちのかなづちのかなづちのかなづちの扱扱扱扱いにもいにもいにもいにも慣慣慣慣れてきれてきれてきれてき

たたたた子子子子どもたちはどもたちはどもたちはどもたちは、、、、枝枝枝枝よりよりよりより幾分幾分幾分幾分もももも小小小小さいさいさいさい釘釘釘釘をををを器器器器

用用用用にににに打打打打っていくっていくっていくっていく。。。。

「土はやわらかくてうちやすい」

「黒い土はすごくやわらかい!」

「この木は硬いよ!」

「え?どれどれ・・・あ、ホントだ!」など、さ

らに自分達で気付きいろいろ試してみる姿

が見られた。

かなづち打ちの感触や楽しさを十分感じた。

・戸外でいろいろものを打ってその感触や太さ細さによ

る違いなどを子どもたちが実体験を通じて知ってい

けるよう配慮する。

・いろいろな感触に気付い

い ていけるよう子どもの意見

を聞きながら、様々な場所に

移動しみんなで試しし打って

いけるよう援助する。

・子ども達が白い土と黒い土の感触の違いに気付いた時

に、教師が「黒い土は湿っていてやわらかいんだね」

との言葉を投げかけ、その意味に気付けるよう配慮し

た。

****さらにさらにさらにさらに木木木木によるによるによるによる感触感触感触感触のののの

違違違違いにもいにもいにもいにも気付気付気付気付けるようけるようけるようけるよう、、、、

いろいろないろいろないろいろないろいろな木木木木をををを打打打打ってってってって

みるみるみるみる。。。。

・いろいろな木があることに気付けるよう配慮する

・子ども自身が普段手にしたり遊びに用いて

いる自然物を実際に打ってみることがまず

興味をひき、楽しみながらカナヅチの打ち

方を知っていくことができた。子ども達の

普段の遊びを活かした活動にしていくこと

が関心を持って取り組む糸口にはいいので

はないか。

・自分で自由にやわらかい場所、打ちにくい

場所などを発見し、その感触を味わってい

くことができると、次々にいろいろな場

所・物を試してみようという意欲につなげ

ることができると考える。

・子どもの気付きを大切にその意味を伝えて

いくことで、不思議が発見につながったり、

新たな気付きにつながっていくのではない

か。

・木でも種類によって硬さが違い、そのため

に打ちやすさも違うことに気付き、不思議

や発見を喜ぶ姿が見られた。子どもが興味

を持っていることにさらに気付けるような

配慮や環境構成をすることで、子どもの興

味関心はさらに広がり、主体的に活動して

いく姿につながると感じる。

○○○○8888月月月月下旬下旬下旬下旬

○○○○活動活動活動活動のののの進進進進んでいるんでいるんでいるんでいる様子様子様子様子((((遊園地製作編遊園地製作編遊園地製作編遊園地製作編))))

子どもの姿 教師の援助・配慮 子どもの姿からの考察

****自分自分自分自分ののののイメージイメージイメージイメージするものをするものをするものをするものを、、、、様様様様々々々々なななな形形形形のののの自然自然自然自然

物物物物ででででボンドボンドボンドボンド付付付付けするけするけするけする

「ななめにつけるのは難しいなぁ」

「これとこれをくっつけたらテーブルができ

るかなぁ」

材料コーナーにイメージするものをさがしに

くる。その場で新たに作りたいものをイメージ

する子や、すでにこんな形がほしいと思いが明

確になっていったりと様々。

「これは使えるかも!」

「耳になるものはないかなぁ」

* くくくくぎとぎとぎとぎとカナヅチカナヅチカナヅチカナヅチもももも用用用用いてさらにいてさらにいてさらにいてさらに

イメージイメージイメージイメージをををを膨膨膨膨らませらませらませらませ製作製作製作製作にににに取取取取りりりり組組組組んでいくんでいくんでいくんでいく。。。。

「遊園地」というクラス全体で共通のテーマを持って活

動を進めていくことで、イメージを持って取り組める

よう配慮する。

・様々な形の素材を用意し、子ども達のイメ

ージするものを作りやすい環境構成にする

・子どもが作りたいと思ったものを実現していけ

るよう必要に応じて援助していく

・子どもなりに考えたり工夫してみようとする気持ちを

大切にしていく

・子ども達が作った作品を

紹介する場を持ち互い

の作品に興味を持った

り、刺激となるよう配慮

する。

・前回よりさらに材料を増やし、子ども

の イメージに対応していけるよう配慮す

・子どもにとって身近なテーマは取り掛かり

やすく、興味を持って取り組むことができ

るのではないか。また共通するイメージが

あると友達と共感し合い刺激となり、より

創造性が発揮されていくのではないか

・自分なりのイメージを持ち、工夫したり試

行錯誤を繰り返す中から様々な素材の活か

し方に気付いくことにつながるのではない

か。

・存分に素材に触れ、いろいろ試しながら作

ることでさらにイメージが膨らんでいくの

ではないか

感感感感じるじるじるじる

気付気付気付気付きききき、、、、試試試試すすすす

気付気付気付気付くくくく

「土と違う!木を打

つのおもしろいな

ぁ!」など、十分に感

触を味わっていた.

ねらい 一人ひとりがイメージを持ち、友達と一緒に遊んだり自然

物を活かした自分なりの表現を楽しんだりしていく

内容 遊園地という子どもにとって身近な題材をテーマに、自然

物を用いてイメージを膨らませながら製作をする

・大小様々な形の木

(輪切り、斜め輪切り、小枝、イタドリなど)

・自然物(どんぐり、まつぼっくりなど)

「遊園地」という敷地をイメージできるよう色を

塗った大きな土台を用意し、できた作品を自由に

置いていけるようにした。

保育保育保育保育ゾーンゾーンゾーンゾーン「「「「わんぱくわんぱくわんぱくわんぱく工房工房工房工房」」」」をををを利用利用利用利用したしたしたした 4444 歳児歳児歳児歳児のののの活動事例活動事例活動事例活動事例≪≪≪≪試試試試すすすす・・・・工夫工夫工夫工夫するするするする・・・・イメージイメージイメージイメージをををを広広広広げるげるげるげる≫≫≫≫

学校法人学校法人学校法人学校法人北邦学園北邦学園北邦学園北邦学園 札幌自由札幌自由札幌自由札幌自由のののの森幼稚園森幼稚園森幼稚園森幼稚園 ((((北海道北海道北海道北海道))))

環境構成・事前準備

考考考考ええええ、、、、工夫工夫工夫工夫するするするする

考考考考ええええ、、、、試試試試すすすす

気付気付気付気付きききき、、、、試試試試すすすす 試試試試すすすす・・・・工夫工夫工夫工夫するするするする

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ソニー教育財団 幼児教育支援プログラム

Web Magazine 2005 vol.12自由の森幼稚園事例

かなづちの使い方もなれたもので、イメージが

どんどんふくらみ製作に夢中の子どもたち

「動かないように し

っかり・・・」

・友達の作品に目を向け、同じ素材を使った自分とは違

う表現方法に気付いていくよう援助する

・イメージしたものがうまく再現して

いけるよう様子を見ながら援助して

いく

・友達や教師の作品からヒントを得た

り、イメージを広げていけるよう

配慮する

・子ども達のアイデアをひとつひとつ丁寧に

受け答え、認めていくことで次々に自分の

思いを伝え製作に意欲を高める様子が見ら

れた。子どもの意欲を引き出し伸ばしてい

く言葉がけの大切さが改めてわかった。

教師の作っていた線路に興味を示した子ども

達が、新たに自分達の発想で作り始めた。

子ども自身からの発想も多く、木の輪切りを少

しずつずらして階段にしたり、半輪切りの木と

枝できのこにしたり・・・、と多くのアイデア

が見られた。

・実際に教師の作った線路に、興味を持った子どもたち

が、どんどん加わっていき、そこから子どもの発想を引

き出していくと、「新幹線」「ジェットコースター」を作り

出したり、線路脇には「駅」「改札」などができていった。

・子ども達の作品をみんなで見合う場を設け、互いの作

品を認め合ったり、アイデアのおもしろさを共感しあえ

るよう配慮する

・身近な題材を共通のテーマにおいたことで、

飽きることなく意欲的に活動に取り組むこと

ができていた。また、イメージを実現しにく

いことも、きっかけとなる言葉掛けを丁寧に

したり、十分ほめて認めていくことで、自身

をもって生き生きと取り組めるのではない

か。

[[[[反省反省反省反省・・・・評価評価評価評価]]]]

1111)。)。)。)。活動活動活動活動のねらいにのねらいにのねらいにのねらいに照照照照らしらしらしらし合合合合わせてわせてわせてわせて

2222)。)。)。)。具体的具体的具体的具体的にねらっていたにねらっていたにねらっていたにねらっていた事柄事柄事柄事柄にににに対対対対してしてしてして

①環境構成、事前準備について

②子どもから出ていた『感じる・気付く』といった面について

③教師の援助によって子どもが『感じたり気付いた』ことについて

・遊園地というテーマは友達とイメージを共有しやすく、また自分が感じたドキドキ感やワクワク感、こんなアトラクションがあったらいいのにという夢を膨らませていくのには良い題材だった。

・また、友達とイメージを共有することで作品について言葉を交わしたり、友達のアイディアを自分の作品のヒントにするなど子ども同士の関わりが多く見られ、クラスの色々な友達と関わり、友達関係を広げていく良いきっかけとなった。

・自然物を使った製作をしていく中で試行錯誤を繰り返しながら自分なりのイメージを表現すること、手を加えることで様々な形になっていくことに楽しさや驚きを感じており、一人ひとりが考えること工夫することを通して想像する力、作り出す力を発揮していたので良かった。

・事前に木の枝、釘、かなづちを用いた活動を行い、土や丸太に打ち込む感触やかなづちの使い方に親しむと同時に、扱いやすい廃品で遊園地を作

る経験をしていたため、当日自然物を使ってイメージしたものや思いついたものを表現していくのに戸惑う姿は無く、どの子も意欲的に活動に取

り組んでいた。

・わんぱく工房ならではの雰囲気が子ども達の活動への意欲をかきたて、落ち着いてじっくりと製作に取り組む姿につなっがたと感じられる。

・どんぐりや木の枝、実などの製作に使えそうな自然物を子どもと集めることで、「これも何かに使えそう」「~になりそう」等とただ観賞するだけ

ではなく、遊びに取り入れていくものとして自然物に触れていく姿が見られ、自然物に対する意識が「見る」「触れる」「(遊びに)取り入れる」「手

を加えていく」と広がっていった。

・木の枝を土に打つ活動を何度かする中で、土の色(乾いてる、湿ってる)や枝の太さや長さによって打つときの感触(力加減)が違うことを感じて

いた。

・また、白樺の丸太に釘を打つ活動では土との違いを何度も試したり、生木との違いを試す姿が見られた。

・自然物を使った活動をしていく中で、木の実や葉を遊びに取り入れていく楽しさを感じていた。

・友達の作品に目を向けることで自分とは違うアイディアに気が付き取り入れていた。

・自然物を活動に取り入れたり、葉や木に実が付くなどの生長している様を伝えることで、子ども達も自ら自然物に目を向け、変化に気付き驚

いたり発見する楽しさを感じていた。

・子どもが活動している姿を見ながら具体的に褒めたり認めたりしたところ、気付かないでいた自分のアイディアや工夫に気付き、自分なりの

表現を楽しんでいた。

イメージイメージイメージイメージをををを ふくふくふくふくらませらませらませらませる

かなづちの経験を通して技術が身につく過程から、好奇心を持って繰り返し取り組むことは、技術の取得につながることが分かります。かなづちを使って4歳児らしく様々な探索をすることで、かなづちの扱いだけでなく、いろいろな木や土といった対象の硬さなどの特性や扱い方にも気付いて遊ぶ幼児の様子をとらえて、保育者は「イメージを膨らませて表現を楽しむ」という次の意図を持って環境の構成を行いました。扱うものの特性を知って自然物とかかわっているので、イメージを膨らませて工夫して製作活動を楽しむというねらいに沿った取り組みが展開されました。大小様々な形の木(輪切り、斜め輪切り、小枝、イタドリ、どんぐり、まつぼっくりなど、目の前の素材から様々なイメージを膨らませたりイメージに合う素材を選んだりする中で、考える・気付く・試すという活動が活発に展開されています。また、共通のイメージを持ちやすいように、遊園地をイメージできる環境を作ったことで、4歳児なりにアイディアや面白さを認め合ったり共感したりすることも期待できる場になったと思われます。

みどころみどころみどころみどころ