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令和2年度(2020年度)第6号お

藤の木中 学校だより

令和2年 9月2日 発行:横浜市立藤の木中学校 ☎ 045(714)2817

1さ、ひっくり返そう

校長 本田 耕平

1今年になって「さ、ひっくり返そう」というタイトルの広告作品が全国紙に掲載されま

した。この作品は、力士としては小柄な炎えん

鵬ほう

を起用した CMとしても放映され、多くの人々

に感動を与えています。今回は、生徒のみなさんに改めてその広告文を紹介します。

一見、人生に対する消極的な考え方が表れているような文章かと思ってしまいますが、

気を取り直して下から上へ読んでいくと、心を奮い立たせるような逆転劇が始まります。

作者は、広告会社勤務の山際良子さん。たとえ劣勢にあっても勝負をあきらめず逆転を

ねらおうというメッセージが込められている、ということです。

明日から前期定期テストが始まります。生徒のみなさんには、新型コロナ禍という逆境

を跳ね返し、どんなときも自分を見放さないで最後まであきらめず、学習にも自分なりの

目標をもって一生懸命に取り組んでほしいと思います。 DO YOUR BEST!

大逆転だいぎゃくてん

は起お

こりうる。

わたしは、その言葉こ と ば

を信しん

じない。

どうせ奇跡き せ き

なんて起お

こらない。

それでも人々は無責任むせきにん

に言い

うだろう。

小ちい

さな者もの

でも大おお

きな相手あ い て

に立た

ち向む

かえ。

誰だれ

とも違ちが

う発想はっそう

や工夫く ふ う

を駆使く し

して闘たたか

え。

今いま

こそ自分じ ぶ ん

を貫つらぬ

くときだ。

しかし、そんな考かんが

えは馬鹿ば か

げている。

勝か

ち目め

のない勝負しょうぶ

はあきらめるのが賢明けんめい

だ。

わたしはただ、為な

す術すべ

もなく押お

し込こ

まれる。

土俵どひょう

際ぎわ

、もはや絶体絶命ぜったいぜつめい

ここまで読んでくださったあなたへ。

文章を下から上へ、一行ずつ読んでみてください。

1逆転劇が始まります。

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1学年は、明るく活気があり、毎日元気に過ごしています。授業では、目を輝かせて意欲的に発言する姿も見受けられます。7月からは部活動も本格的にスタートしました。パワーがある生徒が多く、疲れた様子も見せずに、笑顔で楽しそうに活動しています。このフレッシュ感をこれからも持続させ、1年生らしく頑張ってもらいたいと思います。 夏休み明けには、TV学年集会を行いました。学級委員から各クラスの良いところや課題について話をしてもらいました。先生が指導するのでなく、自分たちで、自分たちの良さに気づいたり、自分たちの課題を振り返ったりして、自分たちの力で修正していけるような学年集団になっていってほしいと願っています。学年集会の学年主任の話では、学年集団を船に例えて次のような話をしました。全員がこの大きな船に乗って今出発したところです。目指すは卒業式。そこにたどり着くまでには、穏やかな海も荒れ狂った海もあるでしょうが、みんなで助け合って、誰一人も船から落ちることのないように目的地に到着したいです。学年目標の「認め愛」。いろいろな人が乗っている船ですが、一人でも欠けたら船は動きません。いろんな人がいていいという、認め合える心を持ちましょう。「支え愛」。船酔いをしている人、船から落ちそうになっている人がいるかもしれません。困っている人を、みんなで助けましょう。「高め愛」。どうせなら楽しい船旅がいいです。みんなでより良い旅ができるよう、高め合える集団になっていきましょう。授業や学校行事、部活動など、これから多くの体験をしていく中で、大きく成長していくであろうみなさんの姿を、学年職員力を合わせて、後ろから支えていきたいと思います。1学年の保護者の皆様、生徒のみなさん、これからもどうぞよろしくお願いします。

昨年度に引き続き、青学年のみなさんと過ごせることを嬉しく思っています。分散登校から始まった

今年度ですが、生徒たちは感染に注意しながらも徐々に日常を取り戻しつつあります。授業は大変集中

して受けており、挙手も多いです。提出物への取組もぐっとよくなり、2年生であるという自覚と気合

いが感じられます。教科授業だけでなく、道徳や学活など様々な場面で、お互いに助け合い、学びあっ

ている様子がみられます。また、学級委員や班長が学年職員と話し合い、「全員が安心して過ごせる学

級」をつくろうと、意見を出し合っています。困っているときに助けを求められること、困っている人

を助けてあげようとすること、ともに考えたり学んだりすること。昨年度から大切にしてきたことが、

生徒たちの間に根付いてきたと感じます。

学年目標の「BLUE」には、よりよい学年にしたいという生徒たちの思いが込められています。この目

標の達成のため、学年職員一同、生徒とともに歩んでいきたいと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

コロナ感染対策で今までの2年間とは違った生活を送っていますが、生徒はその状況をしっかりと受

け止めながら自分の進路に向けて一生懸命がんばっています。「偉い」の一言に尽きます。

さて、今年の学年目標は「一日一生・一日一笑・一日一省」になりました。「一日一日を精一杯生きる・

一日の中で笑顔を大切にする・一日の振り返りを行い、明日につなげる」という意味です。最後の一年

をみんなで仲良く楽しく過ごすために立てられました。これを実践する上で大切なことは生徒間のコミ

ュニケーションだと学級委員会では話し合いました。まさにその通りだと思います。お互いのコミュニ

ケーションの中でつながりを深め、仲間として高めあえるよりよい関係になってくれたら嬉しいです。

これからやってくる進路選択では、肉体的にも精神的にもきつい時があるかもしれません。そんな時こ

そ仲間同士で支えあって乗り越えてほしいと思います。学年が一つのチームとして力を発揮できるよう

になれたら最高だと思っています。残り少ない貴重な時間を生徒と学年職員で充実させていきたいと思

います。よろしくお願いいたします。

1年

2年

3年

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