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(1)第23号 Life-Long となみ 平成25年3 砺波地区生涯学習団体協議会 県民カレッジ砺波地区センター内 TEL (0766) 61-202 -rEye--ron5とをみ 平成24年度 広域交・:-Sr!_5 纂≧奥濃艶軌嘩f 一信仰と木彫りの里・井波一 平成24年9月20日(木) 実施団体 富山県生涯学習団体協議会 井波ハ幡繋 瑞泉寺宝物殿 改修中の瑞泉寺の中を回って 貴重な宝物を見せていただきま した。その後、観光ボランティ ア「井波の風」の案内で散策し、 これまで知らなかった井波の魅 力を十分に堪能することができ ました。 あけぼの芸講演会風景 (富山県生涯 二十周年の節目 福光あけぼの会 会長 川合 この度、県民カレッジ学遊祭 会員一同大変光栄に感じておりま わが会は、平成三年に郷土史の会と 以来、・福光の文化、民俗、郷土史 心に、二十年の活動を続けてまいりました その間、年一回の会誌 『ねんりん』 の発 光の石碑』、『福光のお寺とお宮』 の調査報 刊、年一回の講演会を中心とした企画事業や研修旅 行、文化財調査の協力、史跡の清掃奉仕活動などを 行ってきました。 特に会誌 『ねんりん』 の発行は二十号を数え、会 員が日頃の研究成果を発表する場として多くの方々 に寄稿をいただいております。また、同会誌には、 会員以外からも、趣旨に賛同いただいた方から原稿 をお寄せいただき、幅広い分野からの内容となって おり、福光の文化、生活、歴史を知る貴重な資料と なっています。 また、『福光の石碑』、『福光のお寺とお宮』 は会 員が出身地区ごとに分担して調査しました。行政の 協力を得て立派な一冊の本としてまとめ上げ、各方 面からの関心を集めました。 この表彰を機に、さらに 福光の伝承文化や歴史を調 査し、次世代に継承出来る ように努めてまいりたいと 思います。 現在、会員の高齢化や減 少により、活動の停滞気味 なのが悩みですが、新規会員 の勧誘と、会員同志の輪を 大切にして活動を推し進め ていきたいと思っています。

Transcript of -rEye--ron5とをみ...副会長 志部谷 知則 「いただきます」...

(1)第23号            Life-Long となみ          平成25年3月1日

砺波地区生涯学習団体協議会県民カレッジ砺波地区センター内

TEL (0766) 61-2020-rEye--ron5とをみ

平成24年度

広域交・:-Sr!_5摩纂≧奥濃艶軌嘩f

一信仰と木彫りの里・井波一

平成24年9月20日(木)

実施団体 富山県生涯学習団体協議会

井波ハ幡繋

瑞泉寺宝物殿

改修中の瑞泉寺の中を回って

貴重な宝物を見せていただきま

した。その後、観光ボランティ

ア「井波の風」の案内で散策し、

これまで知らなかった井波の魅

力を十分に堪能することができ

ました。

あけぼの芸講演会風景

(富山県生涯学習団体表彰を受賞して)

二十周年の節目の受骨を磯に

福光あけぼの会 会長 川合 声一

この度、県民カレッジ学遊祭において表彰を受け、

会員一同大変光栄に感じております。

わが会は、平成三年に郷土史の会として発足して

以来、・福光の文化、民俗、郷土史の研究や調査を中

心に、二十年の活動を続けてまいりました。

その間、年一回の会誌 『ねんりん』 の発行、『福

光の石碑』、『福光のお寺とお宮』 の調査報告書の発

刊、年一回の講演会を中心とした企画事業や研修旅

行、文化財調査の協力、史跡の清掃奉仕活動などを

行ってきました。

特に会誌 『ねんりん』 の発行は二十号を数え、会

員が日頃の研究成果を発表する場として多くの方々

に寄稿をいただいております。また、同会誌には、

会員以外からも、趣旨に賛同いただいた方から原稿

をお寄せいただき、幅広い分野からの内容となって

おり、福光の文化、生活、歴史を知る貴重な資料と

なっています。

また、『福光の石碑』、『福光のお寺とお宮』 は会

員が出身地区ごとに分担して調査しました。行政の

協力を得て立派な一冊の本としてまとめ上げ、各方

面からの関心を集めました。

この表彰を機に、さらに

福光の伝承文化や歴史を調

査し、次世代に継承出来る

ように努めてまいりたいと

思います。

現在、会員の高齢化や減

少により、活動の停滞気味

なのが悩みですが、新規会員

の勧誘と、会員同志の輪を

大切にして活動を推し進め

ていきたいと思っています。

平成25年3月1日Life-Long となみ(2)第23号

砺波地区

教養講座

教養講座を受講して

小矢部市 山本 次介

六月七日'南砺市じょうはな座での講座は 「体に

やさしい発酵食品」 という演題であった。講師の石

黒八郎さんは石黒種麹店の4代目の当主であり、生

家の家業を継いで種麹をつ-り、麹やこれを使っ

た機械麹だという。石黒種麹店では、手造りにより

空気に触れさせて、菌を発酵させているため、麹菌

は米の芯まで入り込み、酵素の量が機械麹に比較し

て格段に多-含まれているとか。麹は生きており手

をかければかけただけ答えてくれるという。

塩麹について、常温用の市販品は火入れと言って

殺菌してあったり、酒精 (アルコール) で消毒して

広域交流講座

た味噌や甘酒なども製造販売しておられる

ということで、甘酒を試飲させてもらった。

特に最近は、「塩こうじ」 が流行して、平成

二十四年度の流行語大賞の候補にもなった。

「種麹」 (たねこうじ) というのは、麹をつ

くるもとになるもので、現在、日本では十社

しか製造していないという。又へ その製造方

法は一子相伝で、

親子でも家業の跡継ぎの人

にだけ、代々伝えることになっ

ているとのこと。市販品の麹

の九十%以上は、機械で造っ

あったりして菌は生きていないものが

多い。当店のものは'味噌も塩麹も甘

酒も、冷蔵庫へ入れておけば半年くら

いは大丈夫で、自然解凍すれば、ちょ

うど冬眠から覚めた熊みたいに麹菌が

活躍を始めるとのこと。

石黒さんの話は、誠実な口調でわか

りやす-、時にはユーモアも交えて聴

講者を笑わせ'たくさんの質問にも丁

寧に回答された。

とやま地域学を探る小

矢部市 漬谷 直美

『第一回 九月五日 (水)

「越中からの相馬移民」  千秋謙治先生

今から二百年前、天明の大飢健で一万六千人の餓

死者を出した相馬中村藩への移民が越中 (南砺'砺

波) からあり'先祖のルーツを辿る話を興味深く拝

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「地名はふるさとの

歴史を語る」を受講して

南砺市 往蔵 久雄

講師の中葉博文先生は講義に入る前の約三十分

間、「どうして地名に興味関心を持ったのか」、「現

在まで地名の研究者としてどのように歩んできたの

か」 を話されました。特に、予備校に行くと言って

上哀し、しかし、予備校には行かず神田の古本屋へ

通って地名に関する本を読み、かつ買い漁って、目

指す大学へは入れなかったという話は、先生が地名

研究にどれほど強い思い入れがあったのかをよく物

語るエピソードであり、だからこそ今の先生がある

のだと思いました。

講義で印象に残る内容は、以下の三点です。

- 地名とは土地の名称であり、二人以上の共通の

符号であって、「意味」 「音」 「文字」 から、その

命名されたわけとへ その土地の 「歴史」 をもある

程度知ることができる。

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2 砺波地区の地名には、古代から現代に至るまで、

時代性があり、各時代それぞれに特色のある地名

が残っている。

3 古代越中 「トナミ」 の地名の由来は現在では不

明である。強いて推論するなら、古代越中の砺波

郡では、現在の小矢部市から高岡市西山丘陵辺り

から旧福岡町、小矢部市に続く地形が、谷間や山々

聴しました。移民導入は越

中が多-、越後、加賀と続

きます。また、この足跡は

行政では解明されず、出身

手続き寺から入植後の手続

き寺の記録により解き明か

されており、感慨深いもの

がありました。勤勉で信仰

心のある家族単位の導入が

条件であったとされるのも

領けます。移民から七代目'

相馬の民となった越中の子

孫の人々のお話も聴いてみ

たいと思いました。

Jr申からの相JdF.移民

があたかも波打つように

幾重にもなっており、こ

の形状の意より「トナミ」

と命名されたのではない

か、と考えたい。

子どもの時から長い間休

まず地名の研究を積み重ね

て来られた中葉先生のお話

には説得力があり、とても

感銘を受けました。今後も

興味深い講座があれば、是

非受講したいと思います。

■第二回 九月二十日(木)

「信仰と木彫りの里・井波」

晴天に恵まれた研修日、バス二台、百名の参加者

で井波に到着しました。井波彫刻総合会館で展示彫

刻の鑑賞と解説を受け、その後徒歩で瑞泉寺へ移動。

六百年前の井波彫刻に息を呑み、飽かず眺め入りま

した。寺の全体解説と宝物殿'太子堂、山門の解説

を受けた後、大広間で昼食をいただき、続いて、九

班に分かれて交流会をもちました。テーマは 「私と

生涯学習」 で意見交換をしました。よい指導者のも

とに仲間と学ぶ楽しさこそ生涯学習であると再確認

をしました。終了後、古い町並みの八日町通りを散

策して実り多い研修の一日を終えました。

平成25年3月1日(3)第23号 みなとgn0Le汁L

招富亀,Iと

iPGあ℡rJと

白山信仰の拠点・石徹白を訪ねて

(24・6・1 6 地区交流会)

砺波市 永井 進

梅雨空の下、砺波地区

交流会に初めて参加させ

ていただきました。

三地区からの元気な

三十一名を乗せた大型バ

スは、ひるが野サービス

エリアで休憩して'最初

の目的地白山長滝神社・

長瀧寺へと向かいまし

た。途中、コース説明や、

訪問地紹介など要点を聞

きながらの旅となりまし

た。

お待ちかねの昼食は、石徹白

農村センターにて'郷土料理を

いただきました。

神主でもある石徹白氏の計ら

いで、ほとんど地元の食材で地

元の若い主婦のみなさんの手作

りの料理をいただきました。石

徹白氏の 「まず合掌をして」 の

言葉に、はっとして手を合わせ、

㌔庄川の出水

●副会長 志部谷 知則

「いただきます」 と全員で合掌しました。

ふき、わ

らび、ウド'なめたけ、そしてきれいな山水で育っ

たコシヒカリなどおいしくいただきました。

次に'大師堂で泰澄大師の仏像を拝観しました。

続いて、高い山を越え白山中居神社に参拝しました。

急勾配の道をバスは曲がりくねりながら登り、眼下

ー■r

小雨の中、東海北陸自動車道高鷲インターを出て、

岐阜県の山奥かと思われる地に'霊峰白山の登拝基

地・美濃馬場として栄えた、かつての白山中官長瀧

寺がありました。

正面に長滝神社そして左側に長瀧寺が建ち、広い

境内は神仏習合の古い形態を残し'鎌倉時代の石灯

寵をはじめ、大講堂の礎石や護摩壇跡などから悠久

の歴史が伺えました。

明治維新の神仏分離令により分離され、また明治

の大火により焼失しましたが、長滝神社は大正八年

に本殿を再興し、長瀧寺は昭和十一年に小さ-した

本殿が再建されたとのことでした。

次に訪れた白山文化博物館では、白山の信仰で賑

わいを見せた当時の隆盛を物語る観音像や経文'能

面等、数多くの文化財が残されており、素晴らしい

四季の映像も映し出されていました。

a. ;7:ILL願されたとのこと.

Aの光景に目が弦みそ

うになりました。

白山中居神社は、

鎌倉時代から藤原秀

衡をはじめ'信長、

家康等多くの武将か

ら寄進を受け、武運

長久と家門安全が祈

宮司さんのお級いを受け、御神酒もいただきました。

建築には永平寺を造営した棟梁が当たり、また井波

彫刻の傑作も使われていました。

最後に'戻り道で阿弥陀ケ滝を見学しました。雨

の中、石の階段の上り下りは足にきつ-感じました

が、何とか往復できました。雨と滝との飛沫に壮大

砺波平野、射水平野扇状地の扇頂郡に位置する

庄川合口ダムは砺波平野、射水平野に網の目のよ

うに張り巡らされた用水に滴れることなく水を配

しています。ダムはいつも穏やかに水をたたえ水

面に山を映し、用水は満々と流れているかに見え

ます。し

かし、時として、気象条件によって川は激流

と化すことがあります。記憶に残るものとしては、

平成十六年十月二十日来襲した台風二十三号によ

る出水があります。台風二十三号の暴風は、砺波

平野の屋敷杯や神社仏閣の大木を見るも無残にな

ぎ倒し甚大な被害を与えました。実はその日庄川

流域に降った雨も、御母衣で二百六十ハミリメ!

トル/日、白川で二百二十四ミリメートル/日、

砺波で百二十二I,[リメ-トル/日 (気象庁ホーム

ページより引用)と尋常なものではなかったのです。

各用水は、取水口の水門を閉じて降雨に備えま

した。庄川の流れは上流部の大雨により刻々と激

しくなり、二十一日二時には射水市大門地点で毎

秒三千三百九十六.四五立方メートル (国土交通

省ホームページより引用) に連する大出水となっ

たのです。濁流逆巻く流れは、

橋を押し流すので

な滝の真下まで行ける素晴らしいコ-

今回の地区交流会

は'白山信仰の地域

を訪ね、長い歴史を

改めて感じる大変よ

い学習となりまし

た。ありがとうござ

いました。

スでした。

はないかと思うほどでし

た。後日、水嵩の減った

庄川を見ると、驚くべき

ことに、川原の様子は一

変し、ところところ堤防

の石積みが崩れ激流の爪

痕を残していました。堤

防越流や決壊がなかった

のは、日頃の地道な河川

内整備と堤防整備の賜物

だと思います。

(4)第23号 平成25年3月1日

``共に集い、共に学びましょう''

皆さんの加入をお待ちしています。

平成24年度砺波地区生涯学習団体協議会加入団体

市 兒ゥ}���&9�ノkツ�代表者氏名 �6I�(�ィリb�

小 矢 那 白韆メ�膝V討�.二で �*�.(7�<x��w(橙�八十teJ.元一 田rモC�#"�

読 ���石動婦人読書会 們I68ハi�2�67-0763 三1三 iD-i: ���おやベ古典を読む会 �H�9�8���67-3719

読 �)ィ橙�末の会 凩�V2モ�?����61-3362

郷土史 凾モるさとを学ぶセミナー ��YmHヤ韈��67-0011

ボランティア 凾ミまわりグループ 亂��*�*ク*"�61-3620

考古学 凾モるさと学園 ��リ棠vh���67-1489

郷土史 剌ャ矢部市郷土史会 冏�nネ���67-3544

舞舶 剏ケ平歴史舞桝保存会 刎�69u)Oネ���67-4363

古文讃研究 剌ャ矢部■古文讃読讃講座 伜)gク鵁樞�61-3291

童話の会 剏テい烏の会 ��リ棠vh���67-1489

朗読 劍N読サークルふみの会 ��X�)�xニ(���67-3087

砺 演 ��リリxァx���*h/�,�*���新藤正夫 �3"モ��3��

郷土史 剴v波土蔵の会 儖i69Y�u��32-2772

郷土史 剪T(あづち)会 ��4ゥ�ノ�リ��37-0636

ボランティア 凾スんばぽグループ ��胤ネ+8+���82-2215

総合学習 劼雷鳥会」砺波支部 �ゥ�ィヤ��33-1437

食物 凾ニなみソバの会 傅�偸)u��56-1421

南 柿 �<x��橙�侘95H/��X+X-陞��武田道子 鉄"モ�ss��

郷土史 剳沍�⦆けぼの会 ��ネリy�「メ�52-3011

宗教 剪蜚@会 �;�&馘ネ���52-2001

民謡 剿ッ謡福声会 ��8リ)jメメ�52-3607

詩吟 剳沍�瘰コ会 冢ネヒIW����52-1174

ボランティア 剞コの友会 ����ノ�9Wb�82-2429

ボランティア 劍aみの会 ���69OネヤB�22-2544

読書会 剴ヌ書サークルいずみ 冢ネヒIW域リ���22-5835

郷土文化 剋桙フ会 �ル��キiu��22-2403

郷十史 凾モるさと歴史研究会 ��ノ�ノu倚B�62-0294

民俗.民芸 凾ニなみ民牽協会 ���68ユ�「�62-1807

自然保護 冓i筒山保勝会 ��冏ケ{(���66-2504

ボランティア 剏ワ箇山口然文化研究会 俑�鯖di�2�62-1700

R然保護 剽�齡�ミの会 �(i�ノdリヤ��68-2104

自然保護 凾ツくばね自然体験教宰 俑�鯖di�2�62-1700

民謡 剿ッ謡の会「赤再会」 傴ネ圸Lリ���22-4641

ボランティア 剏芫゚所リフレッシュ 傴ネ圸Lリ���22-4641

(35川体・ 703名・ 、I三成24年5月現在)

4月11日  総会

5月25日  開講式・第1回教養講座

(クロスランドおやべ)

6月 7日  第2回教養講座(城端)

6月16日  地区交流会

(岐阜原石徹白) 32名参加「白山信仰の岐阜県側の拠点石徹白を訪ねる」

6月27日  第3回教養講座(庄川)

7月12日  第4回教養講座(井波)

8月31日  第5回教養講座(小矢部)

9月 5日  広域交流講座第1回・講義

(ウイング・ウイング高岡)

9月20日  広域交流講座第2回

(南砺市井波方面)現地研修:井波彫刻総合会館、

瑞泉寺、八日町砺波地区が担当 地[束より18名参加

10月 4日  第6回教養講座(庄川)

10月 6日  第24回県民カレッジ学遊祭

(県教育文化会館)

10月15日  第7回教義講座(福野ヘリオス)

現地研修

11月10日  第12回となみキャンパスフェスティバル~11月11日   (となみ野高校・地区センター)

11月12日  第8回教養講座・開講式

(地区センター)

12月~3月  編集作業と発行

3月1日  「Lire-Longとなみ第23号」発行

3月10日  「生涯学習の仲間たち第25集」発行

穎集後記,I

本紙の発行に際し、原稿をお寄せいただきま

した皆様に深く感謝申し上げます。また、教養

講座や地区交流会、今年度当協議会が担当の広

域交流会等の諸事業にも会員並びに関係諸機関

の皆様にご支援、こ協力をいただきました。こ

こに厚くお礼申し上げます。 (編集委員)

みなとgn0Lle汁L

文化財を守るお世話

「えんなか会」代

表 新藤 正夫

〟えんなか″ ということば、なつかしく聞こ

えませんか。砺波地方では囲炉裏のことをえん

なかと呼び、ここが家族が集まる中心でした。

砺波市のチューリップ公園の中に、市指定文

化財の旧中島家が屋敷林に囲まれて建っていま

す。えんなか会は、この茅葺きの古い民家を守

るために'昭和五十八年に囲炉裏 (えんなか)

を中心に有志が集まって結成された会です。現

在の会員は'六十三才から九十三才までの男女

二十六名で、多-は高齢者ですが生涯現役'元

気で楽しく活動しています。

月例会や月二~三回の囲炉裏当番の際には、

囲炉裏で薪を焚き'煙を出して建物の防虫、防

腐の手伝いをしながら、部屋や庭の掃除、草取

り、障子張り、畳干しなどをします。

年中行事としては'チューリップフェア期間

中は多-の来訪者へのお茶の接待奉仕をしたり、

他に地蔵祭り'報恩講や研修旅行、ときには蕎

麦打ちの会、団子づくりの会を行ったりします。

はんこさま (報恩講) は会の大切な行事の一

つです。前日より大掃除をし、仏壇を浄め、仏

花を飾り、おけそ-を供え'当日はお寺さんを

招いて報恩講のお勤めと亡き会員の追悼法要を

行い'その後おとき(斎)につきます。おときは'

会員が持ち寄った野菜を中心に手作りし、囲炉

裏端で焼いた里芋の田楽が加わる伝承の精進料

理です。

文化財の建物の維持と共に'囲炉裏に集い'

伝承すべきものは何かを話し合い、一つでも身

に付けて次の世代に引き継ぐことを目指す会で

す。