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─ 254 ─ −講義概要−(経営学研究科 経営学専攻) 〔博士前期課程〕 経営原理研究 講義 担当教員名 教授 津 田 秀 和 単位数 4単位 配当学期(名城) 通年 配当学期(栄) 授業科目の 経営の根幹を学ぶことを目的に、企業の目的、理念、企業と経営環境の関係、現代企業の特 質、企業の社会的責任 (CSR)  などを中心に学ぶ。広く経営について考えていく際の現代の企業 の特質や社会的存在としての企業についての理解を高める講義にしたいと考えている。現代の企 業は、単に経済的な行動の面だけで評価される存在ではない。様々な関係者からの評価・評判を 意識せねばならない存在であり、倫理性も問われる。本講義ではケースなども用いつつ、こうい った社会的存在としての企業について理解を深めることを狙いとする。 講義は、担当者より配布される資料の輪読を中心に進められる。より深く学びたい者には個別 で指導をしたいと考えており、扱う題材も受講生の興味や関心に即して柔軟に考えたい。 (1)現代企業の特質を理解する。 (2) CSR、ステークホルダー、コーポレート・ガバナンス、ソーシャルビジネス、コレクティブフ ィランソロピーなどのキーワードを用いて語られる現代企業の特質という観点から、受講生 の研究を検討する。 (3)受講生各自が自らの企業観、自らの企業対する価値軸を明確にし、表明できるようになる。 1.現代の企業経営の特質 2-4.企業の目的・理念(1)-(3) 5-7.企業と倫理(1)-(3) 8-9.企業とステークホルダー、経営環境(1)-(3) 10-11.企業形態(1)-(2) 12-14.コーポレート・ガバナンス(1)-(3) 15.春学期の総括 16-18.経営戦略と社会(1)-(3) 19-24.CSR(1)-(6) 25-27.ソーシャルビジネス、企業とNPO(1)-(2) 28-29.  コレクティブフィランソロピーにみる現代 企業の特質 30.総括 内容は初回の講義において、受講生との相談に おいて、柔軟に変更される。 (予習・復習等に必要な 時間又はそれに準じる程 度の具体的な学修内容) 基本的には教員が教材を準備して対話型の講義を行うことになるので、その教材を読み込む予 習が必要となる。講義の進行に応じて、受講生の研究関心に合わせた内容を伴うので、その場合 には関連資料の準備およびそれを用いた議論の準備が必要になる。多様な概念をしっかりと復習 し、身につけられるよう、しっかりとした復習が必要である。 学生に対する 出席、参加時の状況、課題で評価する。 指定せず、適時配布する資料に基づき講義は進められる。 ①櫻井克彦編著、『現代経営学』税務経理協会、2006年、② 松野弘、合力知工、堀越芳昭編著、 『「企業の社会的責任論」の形成と展開』、ミネルヴァ書房、2006年を指定する。 経営原理研究 演習 担当教員名 教授 津 田 秀 和 単位数 4単位 配当学期(名城) 通年 配当学期(栄) 授業科目の (1年)受講生が論文を作成することを念頭に、コーポレート・ガバナンス、経営政策、CSRといった経営の基本的な テーマを題材に、関連研究の検討、および、受講生の問題設定および研究展開を補助する。 (2年)1年次に引き続き、受講生が修士論文を作成することを念頭に、コーポレート・ガバナンス、経営政策、CSR といった経営の基本的なテーマを題材に、関連研究の検討、および、受講生の問題設定および研究展開を補助する。 研究指導の中では、個々のテーマに即した参考文献の紹介、研究方法、論文執筆等について、指導も行う。 (1年) (1)経営の基本的な課題を理解し、自らの研究テーマをみつけること。 (2)自らの研究テーマにあった関連研究を探し、整理すること。 (3) 自らの研究テーマにあったケースを探し(あるいは調査、または調 査準備をし)、整理すること。 (4)論文作成の基本的な技法およびマナーを身につけること。 (2年) (1) 経営の基本的な課題を理解し、自らの研究テーマをより深いものと して設定すること (2)自らの研究テーマにあった関連研究を探し、整理すること。 (3) 自らの研究テーマにあったケースを探し(あるいは調査、または調 査準備をし)、整理すること。 (4)論文作成の基本的な技法およびマナーを身につけること。 (5)修士論文作成、提出のための基本的な技法とマナーを身につけること。 (1年)受講生の研究報告を中心に検討していく。 研究指導の中では、個々のテーマに即した参考文献の紹介、研究方 法、 論文執筆等について、 逐次指導する。 (1年) 第1回 修士論文に関する注意 第2回 テーマ選定 第3-5回 個別テーマ検討 第6-8回 文献検討 第9-11回 個別テーマ検討 第12-14回 文献検討 第15回 試験予定 第16-18回 個別テーマ検討 第19-21回 文献検討 第22-24回 個別テーマ検討 第25-27回 文献検討 第28・29回 論文の流れ作成 第30回 試験予定 (2年) 第1回 修士論文に関する注意 第2回 テーマ再検討 第3-5回 個別テーマ検討 第6-8回 文献検討 第9-11回 個別テーマ検討 第12-14回 文献検討 第15回 試験予定 第16-18回 個別テーマ最終検討 第19-21回 文献最終検討 第22-24回 論文体裁についての指導 第25-29回 推敲および手直し、プレゼン 第30回 試験予定 (予習・復習等に必要な 時間又はそれに準じる程 度の具体的な学修内容) (1年)受講生各自の論文作成を念頭においた演習であるため、授業時間外の学修は必須となる。テーマに関連する資 料探索、読み込み、レジュメ作成、議論の準備等がその内容となる。 (2年)受講生各自の論文作成を念頭においた演習であるため、授業時間外の学修は必須となる。テーマに関連する資 料探索、読み込み、レジュメ作成、議論の準備等がその内容となる。また、受講生各自が修士論文作成を時間外で進 める必要があり、その中で出てくる様々な疑問を講義時間で確認し、復習時にしっかりと身につける必要がある。 学生に対する 出席状況、講義への参加度合い、個別テーマの状況などを評価する。 特になし 適時指示する

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−講義概要−(経営学研究科 経営学専攻)

〔博士前期課程〕

科 目 名 経営原理研究 講義

担 当 教 員 名 教授 津 田 秀 和 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

 経営の根幹を学ぶことを目的に、企業の目的、理念、企業と経営環境の関係、現代企業の特質、企業の社会的責任 (CSR) などを中心に学ぶ。広く経営について考えていく際の現代の企業の特質や社会的存在としての企業についての理解を高める講義にしたいと考えている。現代の企業は、単に経済的な行動の面だけで評価される存在ではない。様々な関係者からの評価・評判を意識せねばならない存在であり、倫理性も問われる。本講義ではケースなども用いつつ、こういった社会的存在としての企業について理解を深めることを狙いとする。 講義は、担当者より配布される資料の輪読を中心に進められる。より深く学びたい者には個別で指導をしたいと考えており、扱う題材も受講生の興味や関心に即して柔軟に考えたい。

到 達 目 標

(1)現代企業の特質を理解する。(2) CSR、ステークホルダー、コーポレート・ガバナンス、ソーシャルビジネス、コレクティブフ

ィランソロピーなどのキーワードを用いて語られる現代企業の特質という観点から、受講生の研究を検討する。

(3)受講生各自が自らの企業観、自らの企業対する価値軸を明確にし、表明できるようになる。

授 業 計 画

1.現代の企業経営の特質2-4.企業の目的・理念(1)-(3)5-7.企業と倫理(1)-(3)8-9.企業とステークホルダー、経営環境(1)-(3)10-11.企業形態(1)-(2)12-14.コーポレート・ガバナンス(1)-(3)15.春学期の総括16-18.経営戦略と社会(1)-(3)

19-24.CSR(1)-(6)25-27.ソーシャルビジネス、企業とNPO(1)-(2)28-29. コレクティブフィランソロピーにみる現代

企業の特質30.総括内容は初回の講義において、受講生との相談において、柔軟に変更される。

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

 基本的には教員が教材を準備して対話型の講義を行うことになるので、その教材を読み込む予習が必要となる。講義の進行に応じて、受講生の研究関心に合わせた内容を伴うので、その場合には関連資料の準備およびそれを用いた議論の準備が必要になる。多様な概念をしっかりと復習し、身につけられるよう、しっかりとした復習が必要である。

学生に対する評 価 方 法

出席、参加時の状況、課題で評価する。

テ キ ス ト 指定せず、適時配布する資料に基づき講義は進められる。

参 考 文 献①櫻井克彦編著、『現代経営学』税務経理協会、2006年、② 松野弘、合力知工、 堀越芳昭編著、『「企業の社会的責任論」の形成と展開』、ミネルヴァ書房、2006年を指定する。

科 目 名 経営原理研究 演習

担 当 教 員 名 教授 津 田 秀 和 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

(1年)受講生が論文を作成することを念頭に、 コーポレート・ガバナンス、 経営政策、 CSRといった経営の基本的なテーマを題材に、関連研究の検討、および、受講生の問題設定および研究展開を補助する。

(2年)1年次に引き続き、受講生が修士論文を作成することを念頭に、 コーポレート・ガバナンス、 経営政策、 CSRといった経営の基本的なテーマを題材に、関連研究の検討、および、受講生の問題設定および研究展開を補助する。研究指導の中では、個々のテーマに即した参考文献の紹介、研究方法、論文執筆等について、指導も行う。

到 達 目 標

(1年)(1)経営の基本的な課題を理解し、自らの研究テーマをみつけること。(2)自らの研究テーマにあった関連研究を探し、整理すること。(3) 自らの研究テーマにあったケースを探し(あるいは調査、または調

査準備をし)、整理すること。(4)論文作成の基本的な技法およびマナーを身につけること。

(2年)(1) 経営の基本的な課題を理解し、自らの研究テーマをより深いものと

して設定すること(2)自らの研究テーマにあった関連研究を探し、整理すること。(3) 自らの研究テーマにあったケースを探し(あるいは調査、または調

査準備をし)、整理すること。(4)論文作成の基本的な技法およびマナーを身につけること。(5)修士論文作成、提出のための基本的な技法とマナーを身につけること。

授 業 計 画

(1年)受講生の研究報告を中心に検討していく。 研究指導の中では、 個々のテーマに即した参考文献の紹介、 研究方法、 論文執筆等について、 逐次指導する。

(1年)第1回 修士論文に関する注意第2回 テーマ選定第3-5回 個別テーマ検討第6-8回 文献検討第9-11回 個別テーマ検討第12-14回 文献検討第15回 試験予定

第16-18回 個別テーマ検討第19-21回 文献検討第22-24回 個別テーマ検討第25-27回 文献検討第28・29回 論文の流れ作成第30回 試験予定

(2年)第1回 修士論文に関する注意第2回 テーマ再検討第3-5回 個別テーマ検討第6-8回 文献検討第9-11回 個別テーマ検討第12-14回 文献検討第15回 試験予定

第16-18回 個別テーマ最終検討第19-21回 文献最終検討第22-24回 論文体裁についての指導第25-29回 推敲および手直し、プレゼン第30回 試験予定

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

(1年)受講生各自の論文作成を念頭においた演習であるため、授業時間外の学修は必須となる。テーマに関連する資料探索、読み込み、レジュメ作成、議論の準備等がその内容となる。

(2年)受講生各自の論文作成を念頭においた演習であるため、授業時間外の学修は必須となる。テーマに関連する資料探索、読み込み、レジュメ作成、議論の準備等がその内容となる。また、受講生各自が修士論文作成を時間外で進める必要があり、その中で出てくる様々な疑問を講義時間で確認し、復習時にしっかりと身につける必要がある。

学生に対する評 価 方 法

出席状況、講義への参加度合い、個別テーマの状況などを評価する。

テ キ ス ト  特になし

参 考 文 献  適時指示する

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科 目 名 経営原理研究 文献

担 当 教 員 名 教授 津 田 秀 和 単位数 2単位配当学期(名城) 春学期

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

(1年)論文作成に必要となる経営原理、経営の基本的なテーマに関する論文を探索し、読み、理解を深め、論文作成のための基礎を構築する。

(2年)論文作成に必要となる経営原理、経営の基本的なテーマに関する論文を探索し、読み、理解を深め、論文作成のための基礎を構築する。2年次の文献講読においてはより専門的な領域の文献を読破し、より高度な論文作成の基盤構築を行う。

到 達 目 標

(1年)経営原理、経営の基本的なテーマに関する基本的な知識、理論、ケースの理解を深める。受講生各自の論文の展開に合わせて、より専門的な領域の文献を読み込み、論文作成の基盤を強固にする。

(2年)経営原理、経営の基本的なテーマに関する基本的な知識、理論、ケースの理解を深める。受講生各自の論文の展開に合わせて、より専門的な領域の文献を読み込み、論文作成の基盤を強固にする。1年次よりもより専門領域を意識した内容となる。

授 業 計 画

第1回 イントロダクション・テーマⅠ第2-4回 テーマⅠ第5-8回 テーマⅡ第9-12回 テーマⅢ第13・14回 総合討議第15回 試験予定

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

 受講生は、各授業において、必要な書籍、論文をあらかじめ読み込んで参加する必要がある。その上で、講義で見解を交わし、復習の段階では、さらなる理解の向上と関連論文・書籍の探索が必要となる。

学生に対する評 価 方 法

(1年)出席状況、資料作成状況、発表内容、討議への参加度合いなどを総合的に評価する。(2年)出席状況、資料作成状況、発表内容、討議への参加度合い、などを評価する。

テ キ ス ト  指定しない。使用する書籍、論文は受講生と相談の上、決定する。

参 考 文 献  適時指示する。

科 目 名 経営管理研究 講義

担 当 教 員 名 教授 田 尾 雅 夫 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

 組織論を論じる場合、組織という概念やそれを経営管理するためには欠かせない手法などについて論じる。これだけ理解できれば、ほぼ十分といえるところまでに至りたい。

到 達 目 標

 企業経営について欠かせない概念を理解できるように内容を構成している。経営学研究科については、ほかの講義や演習との整合性を考えて講義する。商学研究科の院生にも、ほかの講義との関係を考えながら講義したい。 留学生にとっては、専門的な用語が頻出するので、 日本語の勉強にもなる。

授 業 計 画 具体的な構想は、 相談しながら考えたい。 要望があれば、積極的に応えたい。 

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

 基本的なことについては、復習をしてほしい。その要点については、その都度、説明をする。

学生に対する評 価 方 法

 発表とレポートを中心に評価する。

テ キ ス ト  田尾雅夫編「よくわかる組織論」法律文化社を用いる。

参 考 文 献

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科 目 名 経営管理研究 演習

担 当 教 員 名 教授 田 尾 雅 夫 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

 最近の組織論の関心について、 互いに理解を深めたい。 何か要望があれば、積極的に参考にしたいが、何もなければ、企業の社会的責任やガバナンス、環境適合、メセナやフィランソロピーなどについて資料を集めながら一緒に考えたい。 その資料と関心が一致できれば、とくに修士論文の下準備になるような作業にしてもよいと考えている。

到 達 目 標  評価に値する修士論文ができあがること。 

授 業 計 画

(1年) 未定、内容と日程は相談しながら考えたい。 個人的に要望があれば、積極的に応えたい。むしろ積極的に提案してほしい。

(2年) 未定、内容と日程は相談しながら考えたい。 個人的に要望があれば、積極的に応えたい。 むしろ個人指導が中心になる。

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

 論点の提示は必ず行うので、それに沿って復習すること。

学生に対する評 価 方 法

 出席は必須。 しかし、最終的には、素晴らしい修士論文が書けることである。

テ キ ス ト

参 考 文 献  必要に応じて、 文献を提示する。

科 目 名 経営管理研究 文献

担 当 教 員 名 教授 田 尾 雅 夫 単位数 2単位配当学期(名城) 春学期

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

(1年)経営学とはいかなる学問であるか、そのことを深く考えるために、基礎的な文献を読みたい。たとえば、ドラッカーなどを読んで、経営学の基礎的な枠組みを習得することに重きをおくことにしたい。

(2年)経営学とはいかなる学問であるか、そのことを深く考えるために、基礎的な文献を読む。

到 達 目 標

(1年) 経営学とは何かを、深く考える機会になればよい。 経営学を初めて学ぶ人がいるとすれば、そのことにも留意して、経営学とは何かをまず学ぶことからはじめたい。その成果として、評価に値する修士論文になればよいのではないかと考える。

(2年) 経営学とは何かを、深く考える機会になればよい。 修士論文の作成に役立つことが望ましいと考える。

授 業 計 画

(1年) 文献は、受講する院生と相談して決めたい。

(2年) 文献は、受講する院生と相談して決めたい。 院生の方から積極的に提案してくれると、その方向で進めたい。

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

 テキストは必ず事前に読んでおくこと。その都度、論点を提示するので、それにしたがって、復習すること。

学生に対する評 価 方 法

 出席とレジメの内容で決める。

テ キ ス ト  第1講次に相談してテキストを決めたい。

参 考 文 献

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科 目 名 経営戦略研究 講義

担 当 教 員 名 教授 芝   隆 史 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

著名な研究者の所説の紹介とともに多くの事例を用いて具体的な検討を行う。

到 達 目 標

 経営戦略とは企業もしくは経営者が描く夢(ビジョン)を実現するために形成される具体的手段(意志決定)のことである。 経営戦略はいかにして作られ、 形成されていくものであるかを理論、 実践両面から追求する。 論理的プロセスとしてみた経営戦略と創発的プロセスの結果として識別された経営戦略をAnsoff H.I.,Mintzberg H.など著名な研究者の所説の紹介とともに多くの事例を用いて具体的な検討を行う。

授 業 計 画

1.企業の創造2.プロデュースのケース3.企業の諸形態4.沖電気とNECのケース5.現代企業の成立6.スタンダードオイルトラストのケース7.環境・戦略・組織8.フォードとGM9.新しい事業の創造10.ヤマト運輸のケース11.競争戦略の種類12.マックとモスフード13.事業の再配分14.事業部制組織の実例15.SBUの導入

16.M&Aと外部資源の活用17.ソニーのコロンビア映画買収のケース18.国際化戦略19.ABB社とマトリックス組織20.生産計画と現場の課題21.テイラーシステム22.小集団活動と品質管理23.トヨタの生産方式24.ジャストインタイムとは25.かんばん方式の活用26.日本的経営とはなんだったのか27.企業の知識体系28.シャープの製品開発マネジメント29.花王の組織革新30.経営戦略の全体像

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

事前に配付する資料を読んでおくこと

学生に対する評 価 方 法

毎回の小テストで総合評価し、 全体をまとめた期末試験は行わない

テ キ ス ト 東北大学経営学グループ 『ケースに学ぶ経営学』 有斐閣ブックス

参 考 文 献

科 目 名 経営戦略研究 演習

担 当 教 員 名 教授 芝   隆 史 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

経営戦略に関する理論的、 実践的研究を行うことがメインテーマである。

到 達 目 標 経営戦略に関する理論的、 実践的研究を行うことがメインテーマである。 経営戦略論の学問的流れを追いながらとくに創発 (emergent) 戦略の存在に注目して実際のケースにあたり、 そこから各自の興味ある研究テーマ (研究ケース) を探し、 修論に結びつけられるよう指導する。

授 業 計 画

1.戦略の視点の本質2.戦略の階層3.経営理念、 ビジョン4.戦略策定の基本プロセス5.ドメインの決定6.コア・コンピタンス7.全体戦略とリーダーシップ8.事業ポートフォリオ9.PPM10.キャノンの多角化戦略11.事業戦略12.マーケットライフサイクル13.マーケットセグメンテーション14.ポジショニング15.ポーターの5つの力分析

16.BCGのアドバンテージマトリックス17.バリューチェーン18.コスト・ドライバー19.ポーターの3つの基本戦略20.事業のライフサイクルと戦略パターン21.M&A、 アライアンスの戦略22.撤退戦略23.ゼネラル・マネージャーの役割24.ストラテジック・プランニングの役割25.戦略と組織の相互関係26.マッキンゼーの7つのS27.変革のマネジメント28.分社の意味するところ29.会社は誰のものか30.CSRの課題

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

自薦に配付する資料を読んでおくこと

学生に対する評 価 方 法

毎回の発表成果により評価する

テ キ ス ト 最初の講義の際指定する

参 考 文 献 山根節著 『戦略と組織を考える』 中央経済社、 2009.

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科 目 名 経営戦略研究 文献

担 当 教 員 名 教授 芝   隆 史 単位数 2単位配当学期(名城) 春学期

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

経営戦略に関する理論的、 実践的研究を行うことがメインテーマである。

到 達 目 標 経営戦略に関する理論的、 実践的研究を行うことがメインテーマである。 経営戦略論の学問的流れを追いながらとくに創発 (emergent) 戦略の存在に注目して実際のケースにあたり、 そこから各自の興味ある研究テーマ (研究ケース) を探し、 修論に結びつけられるよう指導する。

授 業 計 画

1.戦略の視点の本質2.戦略の階層3.経営理念、 ビジョン4.戦略策定の基本プロセス5.ドメインの決定6.コア・コンピタンス7.全体戦略とリーダーシップ8.事業ポートフォリオ9.PPM10.キャノンの多角化戦略11.事業戦略12.マーケットライフサイクル13.マーケットセグメンテーション14.ポジショニング15.ポーターの5つの力分析

16.BCGのアドバンテージマトリックス17.バリューチェーン18.コスト・ドライバー19.ポーターの3つの基本戦略20.事業のライフサイクルと戦略パターン21.M&A、 アライアンスの戦略22.撤退戦略23.ゼネラル・マネージャーの役割24.ストラテジック・プランニングの役割25.戦略と組織の相互関係26.マッキンゼーの7つのS27.変革のマネジメント28.分社の意味するところ29.会社は誰のものか30.CSRの課題

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

自薦に配付する資料を読んでおくこと

学生に対する評 価 方 法

毎回の発表成果により評価する

テ キ ス ト 最初の講義の際指定する

参 考 文 献 山根節著 『戦略と組織を考える』 中央経済社、 2009.

科 目 名 経営組織研究(Ⅰ) 講義

担 当 教 員 名 教授 内 藤   勲 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

経営には、安定的な環境を前提とした効率性追求の側面と、環境の変化を前提として自ら変化する有効性追求の側面があり、組織もそれに対応していなければなりません。本講義ではそのような対応を可能とする組織の本質的理解を目的としています。

到 達 目 標

効率性と有効性を追求できる組織を理解するために、青木昌彦『コーポレーションの進化多様性』NTT出版刊を輪読し、組織進化を理解することを到達目標としています。また、効率性追求や有効性追求のためにデザインされた組織であっても、それは時間と共に変化していくので、ピーター・バーガー/トーマス・ルックマン『現実の社会的構成』新曜社刊を輪読し、組織の自然な変化の背景についての理解を深めることも到達目標としています。

授 業 計 画

第1回 第1章 序:コーポレーションとは何か第2回 第2章 2.1 アーキテクチャ的視点とガバナンス的視点の統合        2.2 認知的視点の導入の理由と方法第3回 第2章 2.3 組織アーキテクチャの基本要素第4回 第2章 2.4 コーポレーションの集合認知・ガバナンスの5つの基本様式第5回 第2章 2.5 社会・組織間・組織レベルでの組織ゲームのフレーム第6回 第3章 3.1 経済学を超えて        3.2 社会ルールのヒューリスティクス第7回 第3章 3.3 政治的ガバナンスとコーポレート・ガバナンスの制度的補完性第8回 第3章 3.4 コーポレーションを埋め込む社会的交換第9回 第4章 4.1 制度分析の論争点第10回 第4章 4.2 共有認知フレームとしての社会ルール第11回 第4章 4.3 さまざまな社会ルールの共進化第12回 第5章 5.1 「失われた10年」のあいだに日本の会社には何がおきたのか第13回 第5章 5.2 多様性に向かうグローバルな収斂か第14回 第5章 5.3 総括:「歴史の終わり」はありえない第15回 試験予定

第16回 Ⅰ部1章 日常生活の現実 第17回 Ⅰ部2章 日常生活における社会的相互作用第18回 Ⅰ部3章 日常生活におけることばと知識第19回 Ⅱ部1章 制度化 a身体化と活動 b制度化の始まり第20回 Ⅱ部1章 制度化 c沈殿化と伝統 d役割第21回 Ⅱ部1章 制度化 e制度化の範囲とその様式 第22回 Ⅱ部2章 正当化 a象徴的世界のはじまり第23回 Ⅱ部2章 正当化 b世界を維持するための概念機構第24回 Ⅱ部2章 正当化 c世界を維持するための社会組織第25回 Ⅲ部1章 現実の内在化 a第一次社会化第26回 Ⅲ部1章 現実の内在化 b第二次社会化第27回 Ⅲ部1章 現実の内在化 c主観的現実の維持と変化第28回 Ⅲ部2章 内在化と社会構造第29回 Ⅲ部3章 アイデンティティ論    Ⅲ部4章 身体とアイデンティティ第30回 試験予定

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

事前に輪読するテキストを読んで、質疑できるようにしておいてください。

学生に対する評 価 方 法

輪読における報告とその後の議論への参加状況を評価します。

テ キ ス ト春学期テキスト 青木昌彦『コーポレーションの進化多様性』NTT出版秋学期テキスト ピーター・バーガー/トーマス・ルックマン『現実の社会的構成』新曜社

参 考 文 献

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科 目 名 経営組織研究(Ⅰ) 演習

担 当 教 員 名 教授 内 藤   勲 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

学生の関心事を選び、 組織論の方法で研究できるように指導する。企業経営に関する問題に限定せず、社会問題を扱うことも可能である。演習生の希望に基づいて文献を選択し、その内容の報告および討議を行う。

到 達 目 標 学会で報告できるレポート作成のための基礎知識習得を到達目標としています。

授 業 計 画

第1回 春学期の文献選択のための討議第2回 演習生の報告と討議 (1) 第3回 演習生の報告と討議 (2) 第4回 演習生の報告と討議 (3) 第5回 演習生の報告と討議 (4) 第6回 演習生の報告と討議 (5) 第7回 演習生の報告と討議 (6) 第8回 演習生の報告と討議 (7) 第9回 演習生の報告と討議 (8) 第10回 演習生の報告と討議 (9) 第11回 演習生の報告と討議 (10) 第12回 演習生の報告と討議 (11) 第13回 演習生の報告と討議 (12) 第14回 演習生の報告と討議 (13) 第15回 試験予定

第16回 秋学期の文献選択のための討議第17回 演習生の報告と討議 (14) 第18回 演習生の報告と討議 (15) 第19回 演習生の報告と討議 (16) 第20回 演習生の報告と討議 (17) 第21回 演習生の報告と討議 (18) 第22回 演習生の報告と討議 (19) 第23回 演習生の報告と討議 (20) 第24回 演習生の報告と討議 (21) 第25回 演習生の報告と討議 (22) 第26回 演習生の報告と討議 (23) 第27回 演習生の報告と討議 (24) 第28回 演習生の報告と討議 (25) 第29回 演習生の報告と討議 (26) 第30回 試験予定

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

自ら資料を渉猟し、内容を要約してきてください。

学生に対する評 価 方 法

研究報告の内容と議論の内容を評価する

テ キ ス ト 講義の進行に応じて選定する

参 考 文 献

科 目 名 経営組織研究(Ⅰ) 文献

担 当 教 員 名 教授 内 藤   勲 単位数 2単位配当学期(名城) 春学期

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

社会の中で組織が形成される仕組みについて理解する。

到 達 目 標最早、古典となっているが、現在でもその重要性を失っていないワイクの初期の業績を読み、その内容の議論を前提として、組織化について理論的背景を知ることを到達目標とします。

授 業 計 画

第1回 イントロダクション第2/3回  Educational organizations as loosely coupled systems. Administrative Science  

Quarterly, 1976,21,1-19.第4/5回  Organization design: Organizations as self-designing systems.  Organizational 

Dynamics, 1977,6(2),30-46.第6/7回  Toward a model of organizations as interpretation systems.Academy of Management 

Review, 1984,9,284-295(with Richard Daft). 第8/9回  Cognitive processes in organizations. In Research in organizational behavior:  

An annual series of analytical essays critical reviews by B.Staw(Ed.). 第10/11回  Perspectives on action in organizations. In Handbook of organizational behavior 

by J.Lorsch(Ed.). Englewood Cliffs, NJ: Prentice-Hall,1987,1O-28.第12/13/14回  Management of organizational change among loosely coupled elements.  In 

Change in organizations by P.Goodman(Ed.).  San Francisco,CA:375-408.Jpssey-Bass,1982.

第15回 試験予定

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

各講義時の対象文献を読んで、質疑できるようにしてきてください。

学生に対する評 価 方 法

報告の内容と議論の内容を評価する

テ キ ス ト 授業内容に示した文献をコピーして配布する

参 考 文 献

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科 目 名 経営組織研究(Ⅱ) 講義

担 当 教 員 名 准教授 古 澤 和 行 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要 本年度開講せず

到 達 目 標

授 業 計 画

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

学生に対する評 価 方 法

テ キ ス ト

参 考 文 献

科 目 名 経営組織研究(Ⅱ) 演習

担 当 教 員 名 准教授 古 澤 和 行 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要 本年度開講せず

到 達 目 標

授 業 計 画

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

学生に対する評 価 方 法

テ キ ス ト

参 考 文 献

Page 8: −講義概要−(経営学研究科 経営学専攻) 〔博士前期課程〕経営学専攻経営学研究科 −講義概要−(経営学研究科 経営学専攻) ...

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科 目 名 経営組織研究(Ⅱ) 文献

担 当 教 員 名 准教授 古 澤 和 行 単位数 2単位配当学期(名城) 春学期

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要 本年度開講せず

到 達 目 標

授 業 計 画

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

学生に対する評 価 方 法

テ キ ス ト

参 考 文 献

科 目 名 国際経営研究 講義

担 当 教 員 名 教授 丹 下 博 文 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

21世紀の今日、経済のグローバル化を背景に国際経営研究は高度な企業経営活動や市場におけるマーケティング活動などに関する必須の学問領域となった。そこで本講座では日本企業だけでなく欧米企業や中国企業、さらに東南アジアの企業の国際化とグローバル化に関する理論面だけでなく実践面の知識の習得をねらいとする。

到 達 目 標

世界市場の環境変化は目まぐるしいほど激しく、企業経営も国際化からグローバル化へと一気に進展しつつある。 したがって、21世紀の前半には日本企業もグローバル経営を志向する動きが一段と強まり、新しいパラダイムの構築を余儀なくされるであろう。このような視点に立って、本講義では中国などの新興国の新しい動向を考慮に入れて国際経営に関する戦略面に重点を置く。さらにベンチャー企業や企業経営の社会性にも着目し、 理論面だけでなく実践的な観点も取り入れて多角的に企業の新しい国際経営活動に関する高度な知識の習得を到達目標とする。なお、本講座では上記の到達目標を達成するために、DVD教材を多用したりプリント配布を行うことに加え、講演会への参加も実施する予定である。

授 業 計 画

1. オリエンテーション:本講座の意義と最適な研究方法の説明2. 国際経営の基礎理論:なぜ企業は海外事業展開を志向するのか?3. 貿易形態の変化:国際取引としての貿易と国際経営との関連性4. 多国籍企業の登場:多国籍企業における国際経営の進化と課題5. 経営グローバル化のプロセス:どのようなプロセスを経て国

際化が進展するのか?6. 国際経営における戦略の重要性:国際的な競争優位をもたらす戦略とは何か?7. 国際経営戦略の体系と枠組み:国際経営戦略の種類とマーケ

ティング戦略の先行性8. 国際経営における戦略的結合:増大する戦略的結合(または

提携)とM&A(合併・買収)9. 海外事業展開の実態と背景:国際経営における成功と失敗の要因分析10. 合弁事業形態の戦略性:合弁事業のあり方と国際経営活動における位置づけ11. 内外一体経営の導入:内外一体経営の成功事例とその有用性12. 現地化の要因分析:海外事業展開における現地化の重要性と

産業の空洞化現象13. 中小企業の国際化:経営の国際化は大企業だけでなく中小企

業にも必須な時代14. シリコンバレーからの教訓:ベンチャー企業とIT革命の発

祥地から学ぶべきこととは?15. 前半の「まとめ」のための試験

16. 経営国際化と環境問題:ますます深刻化する環境問題、特に温暖化問題への対応策17. 経営国際化と高齢化問題:世界的に進展する従業員の高齢化問題への対応策18. 経営国際化と社会貢献:経営国際化にともなう社会貢献活動の重要性とは?19. 国際経営の事例研究:日本企業の国際経営またはグローバル経営に関する課題と対策20. 国際経営の事例研究:米欧企業の国際経営またはグローバル経営に関する課題と対策21. 国際経営の事例研究:中国などの新興国企業の国際経営またはグローバル経営の実態22. 国際ビジネスネゴシエーション:国際経営活動にとって必須

なビジネスネゴシエーション23. 国際ビジネスネゴシエーション:国際ビジネスネゴシエーシ

ョンの成功事例と失敗事例24. 国際ビジネスネゴシエーション:ビジネス英語などのランゲ

ージバリアの克服と習得法25. グローバル化とサステナビリティ:経営グローバル化時代の

サステナビリティ(持続可能性)26. グローバル化と 「企業経営の社会性」:注目される「企業経営 

の社会性」に関する考察 27. グローバル化と反グローバル化:グローバル化に対する反グ

ローバル化の動きとは?28. 21世紀の国際経営における新動向:国際経営に関する最新動向の分析と情報収集29. グローバル化への新しいパラダイム構築:グローバル化に対する新しい戦略の策定30. 後半の「まとめ」のための試験

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

授業外の学修としての予習に関しては、教科書と参考書を事前によく読んでおくこと。また、復習は授業で指摘した重要点や配布プリントおよびDVD教材の最新情報を再確認しておくこと。

学生に対する評 価 方 法

授業参加度 50点 + 定期試験 (中間試験を含む) 50点 = 合計100点満点にて評価する

テ キ ス ト 教科書や参考書等は授業中に指示する

参 考 文 献

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科 目 名 国際経営研究 演習

担 当 教 員 名 教授 丹 下 博 文 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

21世紀は経済のグローバル化とともに企業経営の国際化が急速にすすみ、日本では中小・中堅企業だけでなく内需型と呼ばれる国内市場志向の企業までが積極的に海外事業展開を図る時代になってきた。そこで本講座では経済大国と呼ばれる米国、中国、日本の企業を中心に国際経営に関する実践的かつ理論的な知識の習得を目指す。

到 達 目 標

 各自の国際経営や国際マーケティング、あるいは多国籍企業などの分野にかかわる研究テーマについて実態や課題を分析し、 さらに理論的および実践的な観点から考察を加えることによって研究テーマに関する洞察力や創造力を強化するとともに、調査・分析・研究レベルを向上させることを到達目標に掲げて授業を展開する。なお、2年生は修士論文の作成に十分な知識とともに分析力や創造性なども高めることを目標とする。

授 業 計 画

1. オリエンテーション:本講座の意義と学習方法の説明2. 企業経営の歴史的経緯:企業経営の変遷をもたらした歴史的な背景と動向3. 企業経営の国際化の背景:企業経営が国際化またはグローバル化する理論的根拠4. 日本企業の国際事業展開:日本企業の最新の国際事業展開の特長と展望5. 米国企業の国際事業展開:米国企業の最新の国際事業展開の特長と展望6. 欧州企業の国際事業展開:欧州企業の最新の国際事業展開の特長と展望7. 中国企業の国際事業展開:中国企業の最新の国際事業展開の特長と展望8. 東南アジア企業の国際事業展開:拡大する東南アジア市場への事業展開の問題点9. 企業経営の国際化と産業の空洞化:海外事業展開に立ちはだかる産業の空洞化現象10. 経営の国際化からグローバル化ヘ:国際化とグローバル化の概念的な相違とは11. 経済のグローバル化と企業経営:経済主体としての企業活動の社会的影響力の増大12. 国際経営における戦略的結合:なぜ戦略的な結合(または連携)が重要になったのか13. 国際経営戦略の体系と分析:国際経営戦略の分析と体系化による課題解決の手法14. 国際経営とマーケティング活動:国際経営で先行性のあるマーケティング活動とは15. 前半の「まとめ」のための試験

16. 国際経営と地球環境問題:地球環境問題の背景とその国際的な解決策は何か17. 国際経営と高齢化問題:国際経営の課題として深刻化する高齢化問題18. 国際経営と社会貢献 (フィランソロピー):なぜ社会貢献が求められるようになったのか 19. 国際経営とCSR (企業の社会的責任):国際的に関心が高まるCSRへの対応よは 20. 国際経営と「企業経営の社会性」 :企業経営の社会的側面の重要性21. 国際経営と多国籍企業:なぜ企業は必然的に多国籍化するのか22. 国際経営と中小企業:なぜ中小企業にも国際化が必要になったのか23. 国際経営とベンチヤー企業:ますます注目されるベンチャー企業のプレゼンスとは24. 国際経営の事例研究:モノづくり(製造業)における国際経営の課題25. 国際経営の事例研究:サービス産業における国際経営の課題26. 国際経営の事例研究:小売業や外食チェーンに見られる国際経営の課題27. 国際経営の事例研究:国際経営に関する成功と失敗を分ける点は何か28. 国際経営の事例研究:米国のシリコンバレーの教訓から学ぶこと29. 国際経営の事例研究:21世紀の新しい国際経営に関するビジョンとは30. 後半の「まとめ」のための試験

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

予習に関しては教科書や参考書を事前に読んでおくこと。また、復習は教科書や参考書に加えて授業中に配布されるプリント等を読み、授業の要点を確認し学修効果を高めるよう各自努力すること。

学生に対する評 価 方 法

授業参加度 50%学期途中でのレポート 50%

テ キ ス ト 教科書や参考書等は授業中に指示する

参 考 文 献

科 目 名 国際経営研究 文献

担 当 教 員 名 教授 丹 下 博 文 単位数 2単位配当学期(名城) 春学期

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

(1年)21世紀になり企業経営のグローバル化がますます進展しつつある。このような情勢を背景に本講座では日米の基本的かつ最新の専門文献を中心に購読し、国際経営や国際マーケティングなどを基盤とする実践的な知識の習得を目指すとともに国際的なコミュニケーション能力の向上を図る。

(2年)21世紀になり企業経営のグローバル化がますます進展しつつある。このような情勢を背景に本講座では日米の基本的かつ最新の専門文献を中心に購読し、国際経営や国際マーケティングなどを基盤とする実践的な知識の習得を目指すとともに国際的なコミュニケーション能力の向上を図る。特に2年生は修士論文の作成に役立つ文献研究に注力する。

到 達 目 標

(1年)主に国際経営、国際マーケティング、多国籍企業、企業経営の社会性、物流などに関する理論や最新情勢の把握を目的として、 主要な日本文献及び外国文献 (英語) の講読を中心とする文献研究を行い、 各自の研究テーマの理解と洞察をより一層深めることを到達目標とする。

(2年)主に国際経営、国際マーケティング、多国籍企業、企業経営の社会性、物流などに関する理論や最新情勢の把握を目的として、 主要な日本文献及び外国文献 (英語) の講読を中心とする文献研究を行い、 各自の研究テーマの理解と洞察をより一層深めることを到達目標とする。特に2年生は修士論文の作成に役立つ文献研究に注力する。

授 業 計 画

1. オリエンテーション:本講座の意義と学習方法の説明・確認2. 日米の専門分野の文献選択手法:日米における専門分野の文献の検察手法と入手方法3. 日本の専門文献の講読:経営学に関する日本文献の購読4. 日本の専門文献の講読:マーケティングに関する日本文献の購読5. 日本の専門文献の講読:企業経営の社会性に関する日本文献の購読6. 日本の専門文献の講読:物流やSCMの分野に関する日本文献の購読7. 米国の専門文献の講読:米国におけるベストセラーの最新ビジネス書の購読8. 米国の専門文献の講読:米国における企業経営に関する専門書の購読9. 米国の専門文献の講読:米国におけるマーケティングに関する専門書の購読10. 米国の専門文献の講読:米国における企業経営の社会性や物流に関する専門書の購読11. 日米の専門文献の比較検討:国際経営に関する日米の文献の国際比較12. 日米の専門文献の比較検討:国際マーケティングに関する日米文献の国際比較13. 日米の専門文献の比較検討:日米の主要ビジネス雑誌の比較購読14. 日米の専門文献の比較検討:日米の主要ビジネス新聞の比較購読15. 「まとめ」のための試験

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

授業外における予習および復習については教科書および参考書を何回も読むこと。特に英語の外国文献に関しては企業経営やマーケティングなどに関する専門用語を習得するよう努めること。

学生に対する評 価 方 法

授業参加度  50%学期途中でのレポート  50%

テ キ ス ト 教科書および参考書等は授業中に指示する。

参 考 文 献

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科 目 名 国際マーケティング研究 講義

担 当 教 員 名 非常勤講師 岡 本   純 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

企業のグローバル化が進展する中で、企業のマーケティング活動について国内マーケティングと国際マーケティングの差異を意識し、国際マーケティング活動について理解する。特に、国際マーケティングで重要と考えられるSRCの概念や企業を取り巻く外部環境の変化を意識することによりマーケティング活動を理解する。

到 達 目 標

ヒト・モノ・カネのグローバル化が進展する中で、企業活動も国内にとどまらず世界へと、その活動を広げている。 本講義では、多国籍企業のグローバルマーケティングを競争論的視覚から捉えるとともに、グローバルマーケティングの法則性、 独自性について経済・市場社会や政策・技術の発展等から考察を加える。 また、米国・欧州・アジア・日本を母国とするグローバル企業におけるグローバルマーケティング戦略の展開を歴史・理論的に分析する。

授 業 計 画

1.オリエンテーション2.国際マーケティングの領域(1)3.国際マーケティングの領域(2)4.外部環境要因(1. 経済環境)5.外部環境要因(2. 文化・習慣)6.外部環境要因(3. 宗教)7.外部環境要因(4. 法律・政治)8.外部環境要因(5. 政治・その他)9.国際市場の調査・分析10.国際戦略の展開(1)11.国際戦略の展開(2)12.国際戦略の展開(3)13.国際マーケティング組織(1)14.国際マーケティング組織(2)15.試験予定

16.オリエンテーション17.国際製品戦略(1) 国際市場のセグメンテーション18.国際製品戦略(2) 国内製品と海外製品との差異19.国際製品戦略(3) 国際ブランディング20.国際価格戦略(1) 価格設定方法21.国際価格戦略(2) 国内価格と国際価格22.国際価格戦略(3) 価格エスカレーション23.国際流通戦略(1) 国際調達戦略24.国際流通戦略(2) 国際ロジスティクス25.国際流通戦略(3) 国際小売業の進展26.国際プロモーション戦略(1) 国際広告27.国際プロモーション戦略(2) 国際統合コミュニケーション28.国際情報戦略(1) インターネット戦略29.国際情報戦略(2) 情報の発展と国際マーケティングの進化30.試験予定

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

指示された国際マーケティングに関する新聞・雑誌を読み、講義に参加すること講義終了後は、講義内容を振り返り配布プリントなどから理解を深めること

学生に対する評 価 方 法

出席・レポート・課題報告で評価する

テ キ ス ト 授業中に指示する

参 考 文 献Keegan, Warren J. "Global Marketing Management 7th.ed" Prentice Hall. 2002その他適宜紹介する

科 目 名 市場開発研究 講義

担 当 教 員 名 客員教授 北 洞 忠 宏 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

企業がターゲット市場に働きかける方法として、 マーケティング・ミックス (製品、 価格、 販売促進、 流通経路) がある。 ターゲット市場のニーズとマーケティング・ミックスとの間のフィットに大きな影響を与える要因として以下のものが重要である。 ①持続的競争優位を獲得する基本戦略 (コストリーダーシップ戦略)、 ②日本型の柔らかいマーケティング戦略、 ③市場地位別 (市場リーダー、 チャレンジャー、 ニッチャー、 フォロアー) マーケティング戦略などである。 これらの問題についてビデオ・インターネットと文献により企業のケースを中心に講義をしていく。

到 達 目 標 スキルとモスフードサービスのこれからの経営戦略を具体的に作成出来るようになる。

授 業 計 画

春学期1 講義のテーマ、 ねらいと授業の方法ビデオ(以下Ⅴとする) よくわかるマーケティング12 Ⅴ よくわかるマーケティング2SWOT分析3 Ⅴ 業界構造の分析(医薬品、航空業界)4 業界構造の分析(乗用車産業)15 業界構造の分析(乗用車産業)26 強みと弱みの分析(乗用車産業)7 競争業者の強みグリッドによる分析8 GFの製品ポートフォリオ分析9 エレクトロ社のポートフォリオ分析基本戦略10 Ⅴ コストリーダーシップ戦略(アイボリー)11 Ⅴ コスト集中戦略(ラ・キンタ)12 V 差別化戦略(アメリカン航空)13 V 差別化集中戦略(クレイ・リサーチ)14 ケーススタディー スキル115 ケーススタディー スキル2

秋学期市場リーダーの戦略1 Ⅴ 日清食品のアメリカ進出2 Ⅴ 富士フィルム 「写ルンです」 の開発3 成熟期と衰退期におけるマーケティング戦略チャレンジャーの戦略4 Ⅴ ソニー生命5 Ⅴ ホンダのオデッセイニッチャーの戦略6 Ⅴ 化粧品のハウスオブローゼ7 Ⅴ ホチキスのマックス柔らかいマーケティング8 Ⅴ ホンダのアメリカ進出9 Ⅴ モスバーガー10 V 富士ゼロックス11 モスバーガーのケーススタディ(1)12 モスバーガーのケーススタディ(2)ベンチャーマーキング13 Ⅴ GTE14 Ⅴ モービル石油15 V サンヘルス連合

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

スキルとモスフードサービスのケースをよく読んで、これからの経営戦略を考える。日本経済新聞や日経ビジネス等を読んで、日本の経営の現状を知る。

学生に対する評 価 方 法

出席とレポートの得点で評価する (平常点50点 + レポート50点)

テ キ ス ト 適宜紹介して使用する。

参 考 文 献

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科 目 名 市場開発研究 演習

担 当 教 員 名 客員教授 北 洞 忠 宏 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

マーケティング戦略に関する研究

到 達 目 標

 マーケティング戦略を開発する際の基盤である外部分析と自己分析、これらの分析に基づいた戦略的意志決定について研究する。外部分析は顧客の分析、競争相手の分析、業界の分析から成り立っており、市場機会、脅威、戦略上の問題点を明らかにする。自己分析は強みと弱みの分析、コスト分析、ポートフォリオ分析等を行い、戦略上の強み、弱み、問題点、制約等を明らかにする。最後にこれらの分析に基づいて戦略的意志決定を行う。これらに関する基本文献を読むとともに、受講者の関心に基づいて、ある業界のある企業に焦点をあてて、実際に自分で分析し、それを報告する。

授 業 計 画 各自が選んだテーマについて発表する。

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

毎回、論文を読んで、レポートにまとめてくる。

学生に対する評 価 方 法

出席と発表の得点で評価する。(平常点50点 + 発表点50点)

テ キ ス ト 適宜紹介して使用する。

参 考 文 献

科 目 名 市場開発研究 文献

担 当 教 員 名 客員教授 北 洞 忠 宏 単位数 2単位配当学期(名城) 春学期

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

マーケティングに関する日本語の文献を読み、発表する。

到 達 目 標 日本語の論文が読め、2回くらいでまとめて発表することが出来る。

授 業 計 画 受講生が選んだテーマについて発表する。

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

毎回、論文を読んで、レポートにまとめてくる。

学生に対する評 価 方 法

出席と発表の得点で評価する。 (出席点50点 + 発表点50点)

テ キ ス ト 適宜紹介して使用する。

参 考 文 献

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科 目 名 マーケティング管理研究 講義

担 当 教 員 名 客員教授 古 川 勇 吉 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

これからの市場で、企業が企業間競争に勝ち、発展するためにもっとも重要なのは、マーケティング活動であることを知り、理解することがこの講義の狙いである。

到 達 目 標

 企業を取り巻く市場環境の変化は激しい。グローバル化の進展とともに益々激しくなってきている。 変化する市場環境に、企業は消費者ニーズの把握とそれに適合する製品(サービスも含む)を提供することを基軸とするマーケティング活動を中心に対応しなければならない。この講義を受講することにより、いかに企業が環境適応努力をしているかを理解できるようになる。 この講義では、 マーケティングの定義、 マーケット・セグメンテーション(市場細分化)戦略、 ポジショニング戦略、 マーケティング・ミックス、 マーケット・シェア分析、 消費者行動、 そして、 マーケティングに関係する法的規制などについて、 マーケティング意志決定者の視点から説明する。

授 業 計 画

第1回 マーケット・セグメンテーション戦略1第2回 マーケット・セグメンテーション戦略2第3回 セグメンテーションの基準1第4回 セグメンテーションの基準2第5回 セグメンテーションの方法第6回 ターゲット・セグメントの選択第7回 ポジショニング戦略1第8回 ポジショニング戦略2第9回 ポジショニング戦略3第10回 マーケティングと競争1第11回 マーケティングと競争2第12回 マーケット・シェアー分析1第13回 マーケット・シェアー分析2第14回 マーケティングと法的規制1第15回 マーケティングと法的規制2

第16回 消費者行動とブランド選択1第17回 消費者行動とブランド選択2第18回 新製品開発1第19回 新製品開発2第20回 新製品の普及プロセス第21回 価格設定1第22回 価格設定2第23回 販売促進1第24回 販売促進2第25回 流通チャンネル1第26回 流通チャンネル2第27回 市場調査1第28回 市場調査2第29回 ブランド1第30回 ブランド2

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

図書館にある専門書をさらに読むこと。

学生に対する評 価 方 法

試験(80%)とレポート(20%)で評価する。

テ キ ス ト 特に使わない。 

参 考 文 献 適宜紹介する。

科 目 名 マーケティング管理研究 演習

担 当 教 員 名 客員教授 古 川 勇 吉 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

(1年)マーケティング諸概念の生成と発展について理解することを目的とする。(2年)修士論文の作成と完成を目的とする。

到 達 目 標(1年)大学院生の関心のあるマーケティングや関連する概念を十分に理解すること。(2年)修士論文の作成と完成を目標に指導する。

授 業 計 画(1年)各授業ごとに専門書や配布した資料について検討、発表、質疑応答する。(2年)毎回、修士論文の作成に向けて発表し、問題点などを検討する。

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

(1年)発表では予習、質疑の復習が必要である。(2年)修士論文の作成と完成のための予習と復習が必要である。

学生に対する評 価 方 法

(1年)発表と質疑応答の内容で評価する。(2年)修士論文の内容により評価する。

テ キ ス ト (1年)適宜指示する。

参 考 文 献 (2年)指示する。

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科 目 名 マーケティング管理研究 文献

担 当 教 員 名 客員教授 古 川 勇 吉 単位数 2単位配当学期(名城) 春学期

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

(1年)専門文献をよむことにより、マーケティング管理について深く理解することが、この科目の狙いである。

(2年)マーケティングに関する諸手法の理解を目的としている。

到 達 目 標(1年)マーケティング・マネジメント及びマーケット・セグメンテーション戦略に関係する主として英語の文献を中心に取り上げ、 和訳するとともにその内容について理解し、さらに詳細に研究する。

(2年)マーケティングの諸手法に関係する文献の研究、報告、問題点の検討を行う。

授 業 計 画

(1年)第1回から第7回は、マーケティング・マネジメントに関する文献を訳し、 報告し、理解する。第8回から第15回は、マーケット・セグメンテーション戦略に関する文献を訳し、報告し、検討する。

(2年)第1回から第15回まで毎回マーケティングの諸手法に関係する文献についての研究結果を大学院生が発表し、それについて討論する。

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

(1年)図書館で専門書を読むこと。(2年)授業前の予習と授業後の復習が必要である。

学生に対する評 価 方 法

(1年)報告内容とレポートの得点で評価する。(2年)研究と発表により評価する。

テ キ ス ト 特に使わない。

参 考 文 献(1年)適宜紹介する。(2年)適宜指示する。

科 目 名 経営情報システム研究 講義

担 当 教 員 名 教授 武 藤 明 則 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要 本年度開講せず

到 達 目 標  

授 業 計 画  

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

 

学生に対する評 価 方 法

 

テ キ ス ト  

参 考 文 献

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科 目 名 経営情報システム研究 演習

担 当 教 員 名 教授 武 藤 明 則 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要 本年度開講せず

到 達 目 標  

授 業 計 画  

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

 

学生に対する評 価 方 法

 

テ キ ス ト  

参 考 文 献

科 目 名 経営情報システム研究 文献

担 当 教 員 名 教授 武 藤 明 則 単位数 2単位配当学期(名城) 春学期

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要 本年度開講せず

到 達 目 標  

授 業 計 画  

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

 

学生に対する評 価 方 法

 

テ キ ス ト  

参 考 文 献

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科 目 名 経営システム工学研究 講義

担 当 教 員 名 教授 飯 島 正 樹 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

企業がモノづくりやサービスでの高付加価値化や効率化を考えるときに使う科目で、幅広い領域で利用されます。企業で使われる基本的な用語と技法について、理解してもらうのがねらいです。

到 達 目 標

経営システム工学は、日本のモノづくりを武器にグローバル展開する日系企業がどのような課題に取り組み、顧客にどう応えているのかを、管理の立場から見ていくものです。日本は高い自動化技術を持ちきめ細かい管理が行われています。生産・品質・ロジスティクスなどの管理技法をみていきます。後期にはエクセルによる投資改善のシミュレーション分析をします。

授 業 計 画

1 経営システム工学とは    16 投資の経済性2 経営システム工学の歴史   17 代替案の選択3 管理のやり方        18 演習4 立地・設備配置       19 手余りと手不足5 職場レイアウト技法     20 改善課題の評価6 作業研究と標準時間設定   21 演習7 生産の管理         22 シミュレーション技法8 在庫の管理         23 ゴールシーク分析9 価値工学          24 演習10 改善活動         25 時間の経済性11 品質の管理        26 投資案の評価基準12 品質管理技法       27 投資案の経済性分析13 ロジスティクスの流れ   28 複数投資案の経済性分析14 グローバル化の対応    29 演習15 バランススコアカード   30 試験予定

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

経営を初めて学習する人は、復習をしておいてください。留学生はエクセル使用に慣れていない人がいるので、練習しておいて下さい。

学生に対する評 価 方 法

平常点(準備・参加態度)70%、試験30%

テ キ ス ト 授業で資料集を配布します。

参 考 文 献(秋学期)飯島・他:意志決定のための経営情報シミュレーション(改訂版), 同文舘出版,2010,(¥2,500)ISBN978-4-495-36802-9

科 目 名 経営システム工学研究 演習

担 当 教 員 名 教授 飯 島 正 樹 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

(1年)この科目は、修士論文を作成するための研究を進めることをめざします。1年生の前半には、自分で興味のあるテーマを決めていきます。後半でテーマが決まった場合には、テーマに関係する参考書・文献を収集し、問題点や課題に関する内容をまとめて報告し、質疑・検討を行います。

(2年)この科目は、修士論文を作成するための研究を進めることをめざします。2年生では、自分で決めたテーマに合わせて各章の内容をまとめていきます。を決めていきます。後半の10月ごろに中間発表があるので、その頃には全体の流れが分かるようにします。報告に際して、論文の形式や表現方法を習得します。

到 達 目 標

(1年)日本のものづくりとサービスの品質水準は日本品質と呼ばれて高く、効率を高めて高付加価値の製品やサービスを提供します。そのプロセス構築に関係する業種・製品を絞り込み、テーマの選定とそのテーマに沿った目次を考えながら、文献から得た内容を報告して、論文をまとめていきます。企業でのインターンシップで実務体験をします。

(2年)自分で決めたテーマに沿って、論文を完成させます。他の人の報告を聞いて、発言や提案をすることで、自分の時にも言ってもらえます。修士論文の形式を整えたものにします。

授 業 計 画

(1年)1 イントロダクション2−30 研究報告と質疑応答

(2年)1 イントロダクション2−15 研究報告と質疑応答 目次、各章まとめ16−30 研究報告と質疑応答 各章まとめと全体のまとめ

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

隔週に1回位、報告の順番が回ってくるので、そのために準備をしておく必要があります。

学生に対する評 価 方 法

報告内容(まとめの状況、説明の仕方:70%)と報告態度(積極的な発言:30%)で評価します。

テ キ ス ト 特に指定はありません。

参 考 文 献

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科 目 名 経営システム工学研究 文献

担 当 教 員 名 教授 飯 島 正 樹 単位数 2単位配当学期(名城) 春学期

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

文献は原則英語のテキストを使います。3つ位の中から、受講者の関心の高いものを選んで、読みと訳を行いますが、翻訳がある場合には訳も配布します。重要な用語については、分かる範囲での説明を行い、学生と検討をすることで理解を深めるようにします。基本的な用語の持つ意味と言い方を分かってもらうことが科目の狙いです。

到 達 目 標

日本のモノづくりに貢献し、日本製品を有名にした経営システムはいくつかありますが、トヨタ生産方式、サプライチェーン、TQC、TQMなどがあり、生産・物流のなかで効率と高品質を維持してきた。さらに現在ではICTを用いて、トレーサビリティを行う動きもみられる。そういった歴史的背景が分かりやすい文献で、基礎的な理論を学びます。

授 業 計 画

1 授業ガイダンス2 文献の講読(1)3 文献の講読(2)4 文献の講読(3)5 文献の講読(4)6 文献の講読(5)7 文献の講読(6)8 文献の講読(7)

9 文献の講読(8)10 文献の講読(9)11 文献の講読(10)12 文献の講読(11)13 文献の講読(12)14 文献の講読(13)15 まとめと課題

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

毎回の分担箇所を決めるので、その箇所は必ず予習しておいてください。

学生に対する評 価 方 法

毎回あたることが多いので、授業への参加態度で評価します。定期試験は原則行いません。

テ キ ス ト

参 考 文 献'TOYOTA SUPPLY CHAIN MANAGEMENT', McGraw Hill,'Managing World Class Operations', Blooomsbury India

科 目 名 経営統計研究 講義

担 当 教 員 名 教授 田 中 浩 光 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

 本講義では、初めて統計学に接する学生を対象として、講義内容を組み立てている。経営学諸分野における問題解決の際に、有用となる統計的考え方・見方を修得する。春学期では、生産計画などで生じる要因分析や需要予測について有効となる、相関分析・回帰分析を修得する。秋学期では、春学期で修得した知識を活用して、アンケート調査データの解析法について修得する。春・秋の両学期とも、後半においてはパソコン室に移り、表計算ソフトExcelを駆使する。課題である「生のデータの解析」を実施することで講義内容の理解を深める。受講者の理解を考慮して、進度・講義内容を調整する。

到 達 目 標 経営学分野での諸問題に対し、統計的視点に基づく解決の方法を修得することが可能となる。Excelを駆使して、代表的な統計手法である相関分析法と回帰分析法を修得する。その上で、アンケート調査データの解析法を修得する。

授 業 計 画

 講義・実習では、原則として、下記のスケジュールにしたがう。第1週から第9週までは講義室での学習を、第10週以降はパソコン室に移り、表計算ソフトExcelを駆使する。課題の作成を通して、講義内容の理解を深める。ただし、受講者の理解を考慮して、進度・講義内容を調整する。

第1回:オリエンテーション第2回:データの要約と図示第3回:基本統計値の算出と意味第4回:箱ひげ図と散布図第5回:相関分析と回帰分析第6回:  〃第7回:  〃第8回:  〃第9回:  〃第10回:実習(Excel)第11回:  〃第12回:  〃第13回:課題作成(質疑応答)第14回:  〃第15回:課題作成・提出

第16回:春学期の復習第17回:アンケート調査データと解析第18回:データの分類と背景因子第19回:データの層別と併合第20回:分割表データの解析第21回:  〃第22回:  〃第23回:  〃第24回:アンケート調査データの設計第25回:課題作成(質疑応答):Excel第26回:  〃第27回:  〃第28回:  〃第29回:  〃第30回:課題作成・提出

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

講義終了直前での小問題の内容を次回の講義までに理解する。

学生に対する評 価 方 法

(1)レポート試験(80%)、(2)平常点(20%):詳細は最初の講義時に説明します。*平常点には、受講態度と講義終了直前での小問題の解答が含まれます。

テ キ ス ト 別途指示する。

参 考 文 献 講義内容に応じて、適宜紹介する。

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科 目 名 生産管理研究A 講義

担 当 教 員 名 非常勤講師 武 内   登 単位数 2単位配当学期(名城)

配当学期(栄) 秋学期

授 業 科 目 の概 要

フォードシステムによる自動車の大量生産を始まりとして、生産システムの変遷がある。一方モノづくりの環境は、グローバル市場およびグローバル生産へと大きく変化し、しかも、大量生産から多品種少量生産への対応が求められている。その中で、トヨタ生産方式は、評価されるようになった1970年代より30年以上経過したが、ますますその有効性が認められるようになっている。本講義では、モノづくり事例のビデオおよびテキストを用いて、トヨタ生産方式の基礎的な考え方を理解するとともに、マネージメント力や問題点発見能力を身につけるための基本的なものの見方を習得する。

到 達 目 標・需要変動に基づきサービスと物が最適に提供される考え方を理解する。・そのための方法論と手法を理解する。・物とサービスの提供方法の現状を解析し、問題点の改善立案ができる。

授 業 計 画

第1回     ①ガイダンス第2・3回   ②モノづくりを取り巻く環境第4回     ③生産システム概括  ④生産ラインの作業形態第5・6回   ⑤システムの目的第7回     ⑥生産管理的な考え方第8回     ⑦生産ラインの構築 1.工程・設備第9回     ⑦生産ラインの構築 2.道具類第10回    ⑦生産ラインの構築 3.作業者  ⑧標準作業第11回    ⑨トヨタ生産方式の基本的考え方第12回    ⑩トヨタ生産方式の実践事例第13・14回 ⑪システムの運営・維持・向上第15回    ⑫応用事例分析 ⑬まとめ ⑭理解度確認試験

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

テキストの該当箇所を適宜予習する。

学生に対する評 価 方 法

出席(40%)および確認テスト(60%)で評価する。

テ キ ス ト 武内 登著:「セル生産」日本能率協会(2006年)

参 考 文 献大野耐一著:「トヨタ生産方式」ダイヤモンド社(1978年)石井正光著:「入門 トヨタ生産方式」中経出版(2005年)

科 目 名 人的資源管理研究 講義

担 当 教 員 名 非常勤講師 崔     俊 単位数 4単位配当学期(名城)

配当学期(栄) 通年

授 業 科 目 の概 要

組織における人間とはどのような存在であるのか ? 経営学の発展の歴史の中で、労務管理、人事管理、人的資源管理の名の下で議論されてきた経営における人間観の本質に対する理解を基本として、従業員の満足はどのような要因によって刺激され、それが組織人としての忠誠と貢献に繋がり、最終的な成果として帰結することになるのかを考える。そのために経営学における職務満足(より包括的な従業員満足)に関する緒理論(モチベーション理論、リーダーシップ理論、組織行動論、組織文化論等々)を踏まえながら、学生自身が直面している、または感じている組織における人間、人事に関連する現実的な問題を取り上げ、その答えを求めていくことにより、単なる仕事に対する満足ではなく、組織人としての総体的な満足とその結果としての成果の本質に迫っていく。

到 達 目 標

組織人としての人間とその追求価値の本質を考え、経営における人間観を考えることにより、人間主体の経営の価値とそれによる成果こそ、本物の組織価値であることに関する経営の本質の理解を目指す。つまり、単なる報酬と報償としての物質的なベネフィット(Benefit)による満足と成果の関係ではなく、プライド(Pride)経営の観点を取り入れながら、組織と人間(従業員)の関係、従業員のやる気の刺激、それによる心からの職務満足と組織満足による自発的組織貢献の意義を理解することを授業の基本目標とする。このような観点から、多様な事例や、自分自身の仕事との関連で感じている課題を解いていくアプローチを通じて、現実の世界における従業員満足と組織成果の極大化のための代案を提案できることを目標にする。

授 業 計 画

1. 経営と人間 (1) 組織目的と経営学の誤謬 (2) 従業員満足の意義 (3) 夢、仕事、そして満足の条件2. 経営学における人間観の変遷 (1) 経営学の展開 (2) 科学的管理論、人間関係論、組織行動論の展開と人間3. 労務管理、人事管理、人的資源管理 (1) 組織の要素としての3つの理論における人間管理の特徴 (2) 人的資源管理の展開とその課題 (3) ディスカッション4. 従業員評価 : 経営における求められる人間像 (1) 従業員評価の現状とその虚と実 (2) 人間/仕事評価の基準 (3) 外国との比較5. 従業員満足度 : (1) 企業経営における従業員満足の観点 (2) 従業員満足度評価の要素と基準 (3) ケース・スタディ (4) ディスカッション6. モチベーション理論の展開と人的資源の観点 (1) モチベーションとは (2) モチベーション理論の系譜 (3) ディスカッション7. リーダーシップと従業員満足 (1) リーダーシップの意義と類型

 (2) リーダーの役割と仕事満足 (3) ケース・スタディ (4) ディスカッション8. 組織文化の影響 (1) 組織文化とは (2) 組織文化と経営 (3) 雰囲気が満足度に及ぼす影響 (4) ケース・スタディ (5) ディスカッション9. 経営理念、ビジョン、経営戦略の刺激 (1) 経営活動のプロセス (2) 経営理念の意義 (3) 経営ビジョンの価値 (4) 経営戦略の一貫性と明確性 (5) ケース・スタディ (6) ディスカッション10.給与とフリンジベネフィット (1) 給与制度の一般的構造と特徴 (2) 人的資源管理における給与制度の位置づけ (3) フリンジベネフィットの意義 (4) 給与とフリンジ—ベネフィットと動機づけ (5) ケース・スタディ (6) ディスカッション11.日本的経営と従業員満足度 (1) 日本的経営の隆盛と衰退 (2) 年功序列・終身雇用の真の価値

 (3) 成果主義と従業員の意識転換 (4) ケース・スタディ (5) ディスカッション(日本的経営評価)12.WLB(Work Life Balance (1) WLBとは (2) 日本の現状と課題 (3) 公私調和のための条件(社会、企業、個人) (4) ディスカッション13.従業員満足度と組織成果 (1) 企業成果の定義と分析基準 (2) エクセレント・カンパニー/アドマイアード・カ

ンパニー/エンディーアメント・カンパニー (3) ケース・スタディ (4) ディスカッション14.従業員満足の本質とプライド経営の可能性 (1) 満足の尺度 (2) プライドの本質 (3) プライドの構図と実践体系 (4) 幸せの条件 (5) ディスカッション15.心の経営 (1) 心の善循環 (2) 職務満足、組織満足 (3) 人間が中心になる人間管理へ (4) ディスカッション16.期末試験ないしレポート

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

・毎回のテーマを事前に提示し、関連理論や関連企業の探求・最近の社会・経済の動向の中でテーマ関連内容のディスカッション・前週のテーマに対する、ディスカッション内容の整理と報告を毎回授業前に実施

学生に対する評 価 方 法

期末試験(または最終レポート) 30%、課題報告 30%、授業中課題への取り組み(毎回のメモ整理とディスカッション内容整理) 20%、ディスカッション参加度 20%

テ キ ス ト 崔俊作成 PP/Word text/事例資料使用 

参 考 文 献

1. 大澤豊他編集 『現代経営学節の系譜』有斐閣2. 赤岡功、岸田民樹、中川多喜雄 『経営労務』 有斐閣3. 赤岡功、日置弘一郎編著『労務管理と人的資源管理の構図』 中央経済社4. 大橋靖雄 『人的資源の経営戦略』 中央経済社5. 平野文彦他編集 『人的資源管理』 学文社 

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科 目 名 財務会計研究 講義

担 当 教 員 名 教授 向   伊知郎 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄) 通年

授 業 科 目 の概 要

グローバルな視点から日本の会計制度について学ぶ。

到 達 目 標

 本講義では、 会計専門職および企業の財務担当役員等を目指している学生を対象に、 日本の企業会計制度について、 理論、 基準、 実務の側面から学習します。現在、 世界各国の会計基準が国際的に収斂する方向で動いています。本講義では、 収斂する会計基準が、 どのような内容で、 どのような問題を含んでいるのかについて学習します。 税理士試験、 公認会計士試験、 国税専門官試験等の会計専門職試験にも役立ててください。

授 業 計 画

第1回 企業会計と財務会計第2回 会計制度と会計基準第3回 日本の会計制度第4回 財務会計の基礎理論 小テスト第5回 金融商品の会計(1)第6回 金融商品の会計(2) 小テスト第7回 棚卸資産の会計(1)第8回 棚卸資産の会計(2) 小テスト第9回 有形固定資産の会計(1)第10回 有形固定資産の会計(2) 小テスト第11回 リースの会計(1)第12回 リースの会計(2) 小テスト第13回 無形固定資産の会計 小テスト第14回 繰延資産の会計 小テスト第15回 リポート試験

第16回 引当金の会計 小テスト第17回 退職給付の会計 小テスト第18回 資産除去債務の会計 小テスト第19回 純資産の会計(1)第20回 純資産の会計(2) 小テスト第21回 損益の会計(1)第22回 損益の会計(2) 小テスト第23回 連結会計(1)第24回 連結会計(2)第25回 連結会計(3) 小テスト第26回 企業結合会計(1)第27回 企業結合会計(2) 小テスト第28回 外貨換算会計(1)第29回 外貨換算会計(2) 小テスト第30回 リポート試験

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

授業において指示する。

学生に対する評 価 方 法

小テストおよびリポート試験 80点 (期間中の提出物に代える場合もある)、 平常点 20点 (出席状況だけでなく、 授業態度、 授業時の発言回数および内容等)

テ キ ス ト井上達男・山地範明著, 2013 『エッセンシャル財務会計』 中央経済社。秋葉賢一, 2014『エッセンシャルIFRS』中央経済社。

参 考 文 献IASB, International Financial Reporting Standards, IASB.FASB, Original Pronouncements: Accounting Standards, FASB.

科 目 名 財務会計研究 演習

担 当 教 員 名 教授 向   伊知郎 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄) 通年

授 業 科 目 の概 要

(1年)財務会計の制度を中心に、理論と実務について学ぶ。(2年)修士論文の作成

到 達 目 標

演習では、修士論文の作成を念頭に、毎回2人の報告担当者による研究報告と、学生全員による討論および指導教員によるコメントを繰り返す。修士課程1年の学生は、自らの関心のあるテーマを選択して、当該テーマに関連する学術論文についてレジュメを作成して報告する。修士課程2年の学生は、修士論文について章別に報告する。授業の中では、テーマの選択の仕方、参考文献の選び方、レジュメおよび論文の作成の仕方等について、逐次指導する。

授 業 計 画

第1回 財務報告の目的第2回 研究報告とコメント第3回 財務情報の質的特性第4回 研究報告とコメント第5回 財務諸表の構成要素第6回 研究報告とコメント第7回 財務諸表における認識と測定第8回 研究報告とコメント第9回 財務諸表の表示第10回 研究報告とコメント第11回 収益の認識(1)第12回 研究報告とコメント第13回 収益の認識(2)第14回 研究報告とコメント第15回 試験予定

第16回 企業結合会計(1)第17回 研究報告とコメント第18回 企業結合会計(2)第19回 研究報告とコメント第20回 連結会計(1)第21回 研究報告とコメント第22回 連結会計(2)第23回 研究報告とコメント第24回 特定課題(1)第25回 研究報告とコメント第26回 特定課題(2)第27回 研究報告とコメント第28回 特定課題(3)第29回 研究報告とコメント第30回 試験予定

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

授業において指示する。

学生に対する評 価 方 法

小テストおよびリポート試験 80点(期間中の提出物に代える場合もある)、平常点 20点(出席状況だけでなく、授業態度、授業時の発言回数および内容等)

テ キ ス ト

斎藤静樹, 2013『会計基準の研究(増補版)』中央経済社。井上達男・山地範明, 2013『エッセンシャル財務会計』中央経済社。秋葉賢一, 2014『エッセンシャルIFRS』中央経済社。大日方 隆, 2014『アドバンスト財務会計』中央経済社。

参 考 文 献 会計法規集(中央経済社)。

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科 目 名 財務会計研究 文献

担 当 教 員 名 教授 向   伊知郎 単位数 2単位配当学期(名城) 集中講義

配当学期(栄) 集中講義

授 業 科 目 の概 要

文献を読むことで、内容はもちろんのこと論文の執筆方法について学ぶ。

到 達 目 標

 文献研究では、 国際会計基準審議会(IASB)あるいは財務会計基準審議会(FASB)から公表される会計基準書・公開草案・討議資料等を用いて輪読する。 これらの国際的な会計基準あるいは設定プロセスで公表される公式文書は、 日本の会計基準の設定および改訂に多大な影響を及ぼしている。 これらの文献から、 現在の会計問題をグローバルな視点で理解していただきたい。

授 業 計 画

第1回 イントロダクション第2回 輪読・解説・質疑第3回 輪読・解説・質疑第4回 輪読・解説・質疑第5回 輪読・解説・質疑第6回 輪読・解説・質疑第7回 輪読・解説・質疑第8回 輪読・解説・質疑

第9回 輪読・解説・質疑第10回 輪読・解説・質疑第11回 輪読・解説・質疑第12回 輪読・解説・質疑第13回 輪読・解説・質疑第14回 輪読・解説・質疑第15回 試験予定

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

授業において指示する。

学生に対する評 価 方 法

定期試験 60点 (期間中の提出物に代える場合もある)、 平常点 40点 (出席状況だけでなく、 授業態度、 授業時の報告内容等)

テ キ ス トKieso, D. E., J. J. Weygandt and T. D. Warfield, 2011, Intermediate Accounting Vol. 1IFRS Edition, John Wiley & Sons.斎藤静樹, 2013『会計基準の研究(増補版)』中央経済社。

参 考 文 献IASB, 2013, Discussion Paper, A Review of the Conceptual Framework for Financial Reporting, IASB.

科 目 名 会計・監査研究(Ⅰ)(財務会計論) 講義

担 当 教 員 名 教授(兼担) 佐 藤 倫 正 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

新概念フレームワークの会計思考を理解する。

到 達 目 標

キャッシュフロー会計をふまえながら、新しい財務会計の概念フレームワークを検討する。 ロンドンの国際会計基準審議会(IASB)は、 2008年にアメリカの財務会計基準審議会(FASB)と共同で、「財務諸表の表示に関する予備的見解」 と題する討議資料を公表しているが、じつは、その中には日本の資金会計論が大きく反映されている。その経緯を検討し、今後の動向を展望する。

授 業 計 画

1.会計ビッグバンと第三の開国 (第1講)2.資本主義の2つの会計モデル (第2・3講)3.国際会計の概念フレームワーク (第4・5・6講)4.財務諸表体系の新展開 (第7・8・9講)5.利益が全てではない (第10・11講)6.キャッシュフロー・サイクルと財務諸表 (第12・13・14講)7.純利益と留保利益 (第15・16講)8.キャッシュフロー計算書の構造 (第17・18・19講)9.財務諸表の分析 (第20・21・22講)10.国際会計に反映される日本の資金会計  (1)複式三元簿記の提唱:Satoh(2000)(第23・24・25講)  (2)Miller論文(2002)(第26講)  (3)Broom論文(2004)(第27講)11.IFRSの動向(第28・29講)12.まとめと展望(第30講)

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

その都度指示する。

学生に対する評 価 方 法

講義への参加度(40%)と期末レポート(60%)

テ キ ス ト

佐藤倫正「会計が促す新資本主義—資金会計のイノベーション—」『商学研究』第54巻第2・3号(2014年3月)。佐藤倫正「資金会計論の計算構造」北村・新田・柴編『企業会計の計算構造』第9章(中央経済社、2012年)。佐藤倫正・向伊知郎編著『ズバッ!とわかる会計学』(同文舘出版、2014年)。トマ・ピケティ『21世紀の資本』(みすず書房、2014年)。

参 考 文 献佐藤倫正著 『資金会計論』(白桃書房、1993年)。佐藤倫正訳・ソーダガラン著 『国際会計論』(税務経理協会、2006年)。

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─ 273 ─

科 目 名 会計・監査研究(Ⅱ)(会計制度論) 講義

担 当 教 員 名 教授 平 賀 正 剛 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

・会計、とくに財務会計の「制度」とは何かについて理解を深める。・現行の会計制度の概要を理解する。具体的には以下のようなことを学ぶ。

【春学期】 テキストの輪読を通じてアメリカの会計制度の発展を学ぶ。アメリカの会計制度の発展は、今日グローバル・ベースで認められる会計制度の在り方の基礎とも言える。その意味で、今日の会計制度を理解する上で、アメリカ会計を学ぶことは非常に重要である。

【秋学期】 会計制度に関する今日的な問題を考えていく。具体的には、会計基準の国際的収斂、中小企業会計制度を、制度論的観点から考察していく。

到 達 目 標 グローバル社会の中で会計制度がどのように動いているか、ダイナミックに捉えることのできる見識を身に付ける。

授 業 計 画

【春学期】1)イントロダクション2)会計理論序説①3)会計理論序説②4)会計理論と会計研究①5)会計理論と会計研究②6)会計公準・会計原則および会計の概念①7)会計公準・会計原則および会計の概念②8)会計の目的①9)会計の目的②10)FASBの概念フレームワーク①11)FASBの概念フレームワーク②12)投資者および債権者に対する会計情報の有用性13)統一性と開示—会計基準設定に関するいくつかの方向性①14)統一性と開示—会計基準設定に関するいくつかの方向性②15)春学期のまとめ

【秋学期】1)イントロダクション2)国際会計概論①3)国際会計概論②4)会計基準の国際的収斂の現状①5)会計基準の国際的収斂の現状②6)新制度論—同型化理論7)制度的同型化としての会計基準の国際的収斂①8)制度的同型化としての会計基準の国際的収斂②9)中小企業版IFRSの概要10)中小企業会計基準の動向−日本11)中小企業会計基準の動向−EU12)中小企業会計基準の動向—アメリカ13)中小企業会計基準の動向—アジア諸国14)中小企業会計基準の行方15)秋学期のまとめ

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

予習は次回授業で取り上げる章について精読してくること、復習は授業で学んだ内容をさらに発展させるために必要な文献を検索し、読んでおくこと。とにかく、大学院では遊んだり、アルバイトをしたりする余裕などないものと考えてもらいたい。

学生に対する評 価 方 法

平常点(毎回の授業への準備状況、授業中の発言・議論)50%、期末レポート50%講義とはいえ、大学院の授業であるので、受講生はゼミ同様、ほぼ毎回発表が課せられる。この発表の準備が毎回の予習と考えてよい。

テ キ ス ト ハリー・I・ウォーク他著/長谷川哲嘉・中野貴之他訳『アメリカ会計学−理論・制度・実証−』(同友館)

参 考 文 献 随時指示する。

科 目 名 金融管理研究 講義

担 当 教 員 名 教授 荒 井 耕一郎 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

前期では、金融経済の理解の基礎となる経済変数間の相互関係を理解してもらうため、マクロ経済理論の基礎を学び、後期で度重なる金融危機に直面する各国経済の現状と課題を理解するため、1990年以降の国際金融の歴史を学ぶ。

到 達 目 標本講義の履修を通じて、学生諸君一人一人が金融問題の理解に必要な知識・座標軸を持てるようになることを目標としたい。

授 業 計 画

概略下記のスケジュールで講義を行う。授業内容を理解してもらうために、毎回課題を課す。 

第1回 マクロ経済学とはどういう学問か第2回 マクロ経済学のとらえ方    マクロ経済における需要と供給第3回 有効需要と乗数メカニズム第4回 貨幣の機能と信用創造第5回 貨幣需要と利子率第6回 財政政策の基本的構造第7回 財政・金融政策とマクロ経済第8回 総需要と総供給第9回 労働市場の機能と失業問題第10回 インフレーションとデフレーション第11回 資産市場とマクロ経済第12回 金融政策と金融システム第13回 国際金融市場と為替レート第14回 通貨制度とマクロ経済政策第15回 経済成長と経済発展

第16回 国際決済と外国為替第17回 外国為替市場と外国為替相場第18回 国際収支と国際貸借第19回 国際通貨、国際金融市場第20回 企業の国際的展開と国際金融第21回 金融のグローバル化と金融機関第22回 通貨当局の為替政策第23回 金融リスクの国際的管理第24回 グローバル・インバランスとその調整第25回 開発金融の諸問題第26回 グローバリゼーションと為替相場制度第27回 変容する国際金融ガバナンス第28回  パックス・ブリタニカの盛衰、パック

ス・アメリカーナの時代第29回 EUの通貨統合と新たな課題第30回 欧州金融危機の現状と今後の展望

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

毎回の授業で講義する章を事前に読んで授業に臨むこと(予習)、および毎回の授業後に課される課題をこなし、翌週提出すること(復習)。

学生に対する評 価 方 法

夏季休暇中に課するレポートや授業中に課する各種課題(合計評価割合100%)で評価する。試験問題による定期試験は、原則として行わない。

テ キ ス ト前期:伊藤元重著 「マクロ経済学 第2版」 日本評論社 2012年後期:上川孝夫・藤田誠一編「現代国際金融論」(第4版)有斐閣ブックス 2012年

参 考 文 献 テキストに関連する資料、 参考文献は随時授業中に配布する。

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科 目 名 金融管理研究 演習

担 当 教 員 名 教授 荒 井 耕一郎 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

 マクロ経済や国際金融の歴史、中国を含む東アジア経済の現状や今後の動向、リーマンショックや欧州金融危機の原因と現状および今後の対策等、現代の国際金融危機の動向に関するテキストや論文を読破しながら、金融についての理解を深める。

到 達 目 標

(1年)各自は自身が興味のある個別のテーマについて更に立ち入った研究を進め、年度の終わりに修士論文のテーマを確定してもらう。

(2年)1年の時に続いて、学生自身が興味を持つ国際金融関連の話題について、参考文献を可能な限り多く読むことにより、その話題に関する理解を深め、修士論文の執筆に備えること。

授 業 計 画

 演習で使用するテキストや授業内容は、年度初めに履修者の興味を把握してから最終決定することとしたいが、年間の授業計画としては概略下記を考えている。

第1回 中国経済の動向(高成長の現状分析)第2回 中国経済の動向(三農問題)第3回 中国経済の動向(銀行と不良債権)第4回 中国経済の動向(金融政策のあり方)第5回 中国経済の動向(国有企業改革)第6回 中国経済の動向(人民元切り上げ)第7回 中国経済の動向(市場経済への展望)第8回 アジア通貨危機(通貨危機概観)第9回 アジア通貨危機(危機発生のメカニズム)第10回 アジア通貨危機(金融自由化のリスク)第11回 アジア通貨危機(アジアの金融市場)第12回 アジア通貨危機(国際機関の役割)第13回 アジア通貨危機(コーポレート・ガバナンス)第14回 アジア通貨危機(地域金融協定)第15回 一層の金融安定に向けた枠組み

第16回 東アジア地域経済統合(現状、今後の展望)第17回 東アジア地域経済統合(FTA、金融面)第18回 単一通貨ユーロ導入に至るまでの歴史(1)第19回 単一通貨ユーロ導入に至るまでの歴史(2)第20回 単一通貨ユーロ導入に至るまでの歴史(3)第21回 単一通貨ユーロの長所と課題(1)第22回 単一通貨ユーロの長所と課題(2)第23回 グローバル・インバランス第24回 証券化商品の仕組み第25回 リーマンブラザースの破綻第26回 危機は何故欧州に飛び火したか第27回 ギリシャ危機概観第28回 ユーロの行方第29回 世界金融危機の可能性第30回 総括

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

(1年)事前に読んでおくよう指示した参考文献は、必ず読んで疑問点等を明らかにして、授業に臨むようにして下さい(予習)。またある程度の基本的知識が備わってきたら、一層専門的な文献を紹介しますので、これらの文献も読み自分の理解を深めて下さい(復習)。

(2年)事前に読んでおくよう指示した参考文献は、必ず読んで疑問点等を明らかにして、授業に臨むようにして下さい(予習)。またある程度の基本的知識が備わってきたら、一層専門的な文献を紹介しますので、これらの文献も読み自分の理解を深め、修士論文の執筆に備えて下さい(復習)。

学生に対する評 価 方 法

 毎回の授業への出席状況や授業態度に、レポート等から判断される学習成果の状況を加味して、評価する。試験問題による定期試験は、原則として行わない。

テ キ ス ト 授業中に適宜連絡します。 

参 考 文 献 関連資料や参考文献は授業中に随時連絡するか、あるいは配布します。

科 目 名 金融管理研究 文献

担 当 教 員 名 教授 荒 井 耕一郎 単位数 2単位配当学期(名城) 春学期

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

(1年)学生自身が興味を持つ国際金融関連の話題について、参考文献を可能な限り多く読むことにより、その話題に関する理解を深めること。

(2年)1年の時に続いて、学生自身が興味を持つ国際金融関連の話題について、参考文献を可能な限り多く読むことにより、その話題に関する理解を深め、修士論文執筆に備えること。

到 達 目 標

 文献においても、 マクロ経済や国際金融の歴史、中国を含む東アジア経済の現状や今後の動向、リーマンショック後の金融危機の動向に関するテキスト、論文を読破しながら、 金融について更に突っ込んだ理解を深めることを目標とする。  文献で使用するテキストや授業内容は、年度初めに履修者の興味を把握してから最終決定することとしたいが、年間の授業計画としては概略下記を考えている。

授 業 計 画

第1回 国際金融の歴史(〜1945年)第2回 国際金融の歴史(1945年〜1973年)第3回 国際金融の歴史(1974年〜1985年)第4回 国際金融の歴史(1986年〜1995年)第5回 国際金融の歴史(1996年〜2000年)第6回 国際金融の歴史(2001年〜現在)第7回 中国経済の現状と今後の課題(1)第8回 中国経済の現状と今後の課題(2)

第9回 中国経済の現状と今後の課題(3)第10回 中国経済の現状と今後の課題(4)第11回 リーマンショック後の金融危機(1)第12回 リーマンショック後の金融危機(2)第13回 リーマンショック後の金融危機(3)第14回 国際通貨問題の今後の展望(1)第15回 国際通貨問題の今後の展望(2)

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

(1年)事前に読んでおくよう指示した参考文献は、必ず読んで疑問点等を明らかにして、授業に臨むようにして下さい(予習)。またある程度の基本的知識が備わってきたら、一層専門的な文献を紹介しますので、これらの文献も読み自分の理解を深めて下さい(復習)。

(2年)事前に読んでおくよう指示した参考文献は、必ず読んで疑問点等を明らかにして、授業に臨むようにして下さい(予習)。また修士論文に備え一層専門的な文献を紹介しますので、これらの文献も読み自分の理解を深めて修士論文の内容を充実させて下さい(復習)。

学生に対する評 価 方 法

 毎回の授業への出席状況や授業態度に、レポート等から判断される学習成果の状況を加味して、評価する。試験問題による定期試験は、原則として行わない。

テ キ ス ト  予習が十分できるよう、前以て連絡します。

参 考 文 献  関連する資料や参考文献は授業中に随時連絡するか配布します。

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科 目 名 原価計算・管理会計研究 講義

担 当 教 員 名 教授 飯 島 康 道 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

原価計算研究・管理会計研究の基礎的な事項から応用的な内容まで、基本的なテキストを中心に学習し、不足している点は補足資料を加えながら内容の理解をより深める。

到 達 目 標

 ①経営者のための管理会計について、 ②企業価値創造のための管理会計について、 ③原価計算の基礎とIFRSについて、 ④IFRSの導入と管理会計について、 ⑤企業予算によるマネジメント・コントロールについて、 ⑥標準原価計算とコスト・コントロールについて、 ⑦原価企画による戦略的コスト・マネジメントについて、 ⑧ABCによる製品戦略・原価低減・予算管理について、 ⑨戦略的コスト・マネジメントについて、 ⑩戦略的意思決定と設備投資の経済性計算について、 ⑪バランスト・スコアカードによる戦略的マネジメント等について学ぶ。

授 業 計 画

第1回 授業ガイダンス第2回 経営者のための管理会計第3回 価値創造のための管理会計第4回 事業部制による管理会計第5回 キャッシュフロー経営第6回 原価計算の基礎とIFRS第7回 IFRSの導入と管理会計第8回 中長期経営計画と利益管理・目標管理第9回 企業予算によるマネジメント・コントロール第10回 損益分岐点分析による収益性の検討第11回 直接原価計算による利益管理第12回 標準原価計算とコスト・コントロール第13回 原価企画による戦略的コスト・マネジメント第14回 ABCによる製品戦略・原価低減・予算管理第15回 戦略的コスト・マネジメント

第16回 物流費、販売促進費、本社費の管理第17回 経営意思決定会計第18回 戦略的意思決定と設備投資意思決定第19回 戦略的・戦術的価格決定第20回 経営戦略の管理会計への役立ち第21回 バランスト・スコアカードによる戦略マネジメント第22回 インタンジブルズの戦略マネジメント第23回 組織再編と分権化の管理会計第24回 EVAによる経営効率化の向上第25回 研究開発費の管理会計 第26回 事例研究1第27回 事例研究2第28回 事例研究3第29回 事例研究4第30回 総括

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

次回進める内容について事前にテキストを読み込み、内容を整理し、各テーマごとにまとめる。

学生に対する評 価 方 法

出席・毎回の課題報告・レポートの得点で評価する。

テ キ ス ト 櫻井通晴著(2012年)『管理会計(第5版)』同文館

参 考 文 献 適宜紹介して使用する。

科 目 名 原価計算・管理会計研究 演習

担 当 教 員 名 教授 飯 島 康 道 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

(1年)修士論文のテーマを検討するための基礎的な資料収集から論点の整理、問題提起から論証の仕方までの基礎的なトレーニングを進める。

(2年)1年次の後半に詰めた修士論文の論題を掘り下げ、問題提起の仕方、論点の整理、関連文献のさらなる収集を繰り返し、論題、目次の作成、論証の仕方について修士論文を作成しながらトレーニングを重ね、より理解を深め進めていく。

到 達 目 標

 演習では、 修士論文の作成を念頭に、 毎回演習生の研究報告と演習生全員による討論ならびに指導教員によるコメントを繰り返す。 修士課程1年生の演習生は、 自ら関心のあるテーマを選択して、 当該テーマに関する学術論文についてのレジュメを作成して報告する。 演習の授業の中では、 テーマの選択の仕方、 参考文献の選び方、 レジュメおよび論文の作成の方法等について逐次指導する。 修士課程2年では、 修士論文の核となる部分を中心に書き上げたところから順次報告をし、 演習生全員で討論し、 指導教授によるコメントを繰り返すことにより、 論文の推敲を重ね、 論文の質の向上を図る。

授 業 計 画

第1回 演習ガイダンス第2回 演習生の研究報告と討論(1)第3回 演習生の研究報告と討論(2)第4回 演習生の研究報告と討論(3)第5回 演習生の研究報告と討論(4)第6回 演習生の研究報告と討論(5)第7回 演習生の研究報告と討論(6)第8回 演習生の研究報告と討論(7)第9回 演習生の研究報告と討論(8)第10回 演習生の研究報告と討論(9)第11回 演習生の研究報告と討論(10)第12回 演習生の研究報告と討論(11)第13回 演習生の研究報告と討論(12)第14回 演習生の研究報告と討論(13)第15回 春学期の総括

第16回 演習生の研究報告と討論(14)第17回 演習生の研究報告と討論(15)第18回 演習生の研究報告と討論(16)第19回 演習生の研究報告と討論(17)第20回 演習生の研究報告と討論(18)第21回 演習生の研究報告と討論(19)第22回 演習生の研究報告と討論(20)第23回 演習生の研究報告と討論(21)第24回 演習生の研究報告と討論(22)第25回 演習生の研究報告と討論(23)第26回 演習生の研究報告と討論(24)第27回 演習生の研究報告と討論(25)第28回 演習生の研究報告と討論(26)第29回 演習生の研究報告と討論(27)第30回 秋学期の総括

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

(1年)与えられたテーマに対して、資料収集から論点の整理、レジュメの作成、報告の仕方まで事前に準備する。演習の授業後に指摘された内容について見直し検討しなおして、より問題点を絞り込み、内容の理解を深める。

(2年)収集資料の整理、論題の絞り込み、目次の作成、論点の整理等を行い、毎時間できたところまで、報告し、修士論文の内容の検討を行う。

学生に対する評 価 方 法

研究報告の内容と議論の内容を評価する。

テ キ ス ト 適宜紹介して使用する。

参 考 文 献

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科 目 名 原価計算・管理会計研究 文献

担 当 教 員 名 教授 飯 島 康 道 単位数 2単位配当学期(名城) 春学期

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

原価計算、管理会計に関する基礎的な外国文献を輪読し、外国文献の原書の内容を理解する。

到 達 目 標 原価計算、 管理会計に関する基礎的な文献を輪読する。 どのような文献を読むかは、 受講生と相談のうえで、 決めたいと考えている。 文献の内容理解に重点を置き、 各自の研究テーマに関連した基礎的な文献も輪読する。 受講生それぞれの研究に直接的・間接的に役立つようこころがけたい。

授 業 計 画

第1回 授業ガイダンス第2回 文献講読(1)第3回 文献講読(2)第4回 文献講読(3)第5回 文献講読(4)第6回 文献講読(5)第7回 文献講読(6)第8回 文献講読(7)第9回 文献講読(8)第10回 文献講読(9)第11回 文献講読(10)第12回 文献講読(11)第13回 文献講読(12)第14回 文献講読(13)第15回 文献講読(14)

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

(予習) あらかじめ授業で進める予定の部分を精読し、内容を把握する。(復習) 授業で読み進めた翻訳箇所をもう一度、自分の訳した訳と比較し、相違部分の確認を行う。

学生に対する評 価 方 法

出席・毎回の授業の取り組み (発表・発言等) ・レポート等の得点で評価する

テ キ ス ト 未定。 受講生と相談のうえ決める。 

参 考 文 献 適宜紹介して使用する。

科 目 名 財務管理研究 講義

担 当 教 員 名 准教授 西 海   学 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

本講義では、 ファイナンスの基礎を身につけ、 その視点から企業分析できる能力を養成することを目標とする。 具体的には、 現在価値概念にもとづくNPV、 IRRなどの投資意思決定の手法を確認したのち、 資本市場理論や企業価値、 債券価格の算定などを学ぶ。 そのうえで、 いくつかの研究論文をサーベイし、 報告してもらう事とする。 その際に選ばれる文献は、 受講者の研究内容に出来るだけ即するように配慮する (例えば、財務会計を専攻する学生には、 会計分野の実証研究や分析的研究を割り当て、 管理会計の学生にはバリュエーションを割り当てるなど、 受講者の興味を可能な限り反映させる)。 さらに、 ここまでで身につけた知識をもとに、 受講者自身にそれぞれ分析を行なってもらい、 報告してもらう。

到 達 目 標  春学期においてはファイナンスの理論部分の理解をし、秋学期においてはその知識をもとに各自、主要論文を精読できるようになることを目標とする。

授 業 計 画

(1) 講義内容の確認、 決定(2) NPV(3) IRR(4) NPVとIRRの適用(5) 企業評価−配当割引モデル(6) 企業評価−利益資本化モデル(7) 企業評価−割引キャッシュフロー・モデル(8) 資本市場理論(9) MM理論(10) CAMP(11) 裁定価格理論(12) 債権価格(13) コーポレートファイナンスの意思決定(14) 資本構成(15) 春学期の総括

(16) バリュエーションに関する論文サーベイ1(17) バリュエーションに関する論文サーベイ2(18) バリュエーションに関する論文サーベイ3(19) 会計実証分析に関する論文サーベイ1(20) 会計実証分析に関する論文サーベイ2(21) 会計実証分析に関する論文サーベイ3(22) 資本構成に関する論文サーベイ1(23) 資本構成に関する論文サーベイ2(24) 資本構成に関する論文サーベイ3(25) 分析実習1(26) 分析実習2(27) 分析結果の報告1(28) 分析結果の報告2(29) 分析結果の報告3(30) 秋学期の総括

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

計算に関することについては、十分に復習を行うこと。また、文献は講義で用いるものは自身の担当のものだけなく、ほかの学生の担当のものも必ず予め読んでおくこと。

学生に対する評 価 方 法

平常点 (100%)  平常点は、 報告内容、 発言や質問などといった議論への参加度・貢献度、 レジュメの内容にもとづいて評価する。 そのため、 出席は当然の事であるが、 講義中に積極的にディスカッションすること。 特に、 報告担当の回に欠席する事は厳禁である。

テ キ ス ト

現時点では指定しない。 受講者の専門分野に応じて、 初回時に決定する。 財務管理の知識のないものは、 榊原他 『現代の財務管理(新版)』 有斐閣,2011年、 経営分析の知識のないものは、 乙政 『財務諸表分析』 同文舘, 2009 などを読み、 基礎知識を得ておく事。 Reading Listは初回講義時に配布する。

参 考 文 献

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科 目 名 財務管理研究 演習

担 当 教 員 名 准教授 西 海   学 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

(1年)1年次の演習では、修士論文を作成する上で必要となる、財務管理に関する論点を身に付けるために、基本書や著名な論文を輪読していく。

(2年)演習では、修士論文を作成する上で必要となる、財務管理に関する論点を身に付けるために、基本書や著名な論文を輪読していく。

到 達 目 標基本書や著名な論文を理解し、それについて議論を行い、自身の修士論文に反映できるようにする。

授 業 計 画

受講生に、書籍の場合は各章を、論文の場合は一篇ごと割り当てるので、これを各自レジュメにまとめ、45分程度でプレゼンテーションをしてもらい、残りの時間で議論しながら、私が解説を加えていく。また、ひとつのテーマが完了したら、輪読で得られた知見をもとに課題を行っていく。使用する書籍、論文は受講生の研究方針に基づいて決定する。一つの例として、財務管理と会計を結びつけた場合は次の通り。1−4 現在価値と企業評価 5−7 企業価値評価の課題 8−11 株式市場と会計情報 12−15 株式市場と会計情報に関する実証分析課題 16−19 配当政策、財務政策と企業価値 20−23 配当政策、財務政策に関する課題 24−26 M&Aと財務政策 27−28 M&Aに関する課題 29−30 まとめと今後の研究方針の検討  

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

事前に文献の精読を必ずしておくこと。

学生に対する評 価 方 法

講義に出席し、プレゼンテーションの内容、議論での発言、課題の内容をもとに総合的に評価する。

テ キ ス ト 学生の興味に応じて、適宜指示する。

参 考 文 献

科 目 名 財務管理研究 文献

担 当 教 員 名 准教授 西 海   学 単位数 2単位配当学期(名城) 春学期

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

1年次には、財務管理、財務分析などの基本書を指定し、2年次生には各自の研究に則した論文を指示し、輪読する。

到 達 目 標 指定した文献の内容を正確に把握し、自身の研究に活用できるようにする。

授 業 計 画

使用するテキストは、受講生の研究対象や興味に応じて指定するが、財務管理、財務分析、エコノメトリックな実証分析といったものの海外の基本書を輪読する。各自割り当てられた章についてレジュメにまとめて、プレゼンテーションを行ってもらい、その後ディスカッションをして、最後に私が解説を加えていく。

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

予習として、必ず、与えられた文献を精読し、自分なりに問題点を明らかにしておくこと。また、外国語文献の場合は、各自内容の意味が通るようにしておくこと。

学生に対する評 価 方 法

講義に出席し、プレゼンテーションの内容、議論での発言、課題の内容をもとに総合的に評価する。

テ キ ス ト 学生の興味に応じて、適宜指示する。

参 考 文 献

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科 目 名 税務会計研究 講義

担 当 教 員 名 非常勤講師 二 村 友佳子 単位数 4単位配当学期(名城)

配当学期(栄) 通年

授 業 科 目 の概 要

税務会計の必要性を認識し、企業会計との相違を考えることが、大切である。なぜ税務調整するのか、その背景にはどのような考えがあるのか、その考え方を学ぶことは、国の施策を知ることとなり、経済の動向を知ることとなる。社会人となる上で、経済の捉え方を常に考える力を養うのが本科目のねらいである。

到 達 目 標

税務会計は、 企業会計をもとに、 法人税法の趣旨により税務調整計算をした課税所得を求めるものである。 実務的には、 税務会計による税務申告書作成が重要である。 本講義では、 法人税法の基本的考え方を学び、 各取引についてどのような調整が必要なのか、 そして税務申告書がどのように作成されていくかをみていくことにする。 変動する企業会計とともに、 税制改正も大きく変更されている。 改正による影響にも留意していきたい。 また、 企業会計における税効果会計においても、 法人税法の知識習得は必要である。

授 業 計 画

1 税務会計と企業会計2 税務会計の基本原則3 税務調整4 益金 (1) 販売収益5 益金 (2) 譲渡収益6 益金 (3) 受取配当等その他7 損金 (1) 給与、 役員に対する給与等8 損金 (2) 寄付金、 交際費等9 損金 (3) 租税公課等10 資産 (1) 棚卸資産11 資産 (2) 有価証券12 資産 (3) 固定資産13 資産 (4) 固定資産14 資産 (5) 圧縮記帳15 総括

16 負債17 資本18 会社再編 (1) 合併19 会社再編 (2) 分割20 会社再編 (3) 引継等21 株式交換22 株式移転23 連結納税制度 (1) 24 連結納税制度 (2) 25 同族会社 留保金課税26 税額計算27 申告、 納税、 還付28 税効果会計 (1) 29 税効果会計 (2) 30 総括

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

講義のはじめ15分は、受講生が、担当箇所を簡潔にまとめ、発表する形式をとるので、事前に準備が必要となる。

学生に対する評 価 方 法

出席状況、 授業態度、 課題レポート等加味して評価する。

テ キ ス ト 初回講義にて指示する。

参 考 文 献 授業中に随時指示する。

科 目 名 中小企業経営研究 講義

担 当 教 員 名 教授 林   伸 彦 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

 中小企業を社会的・経済的弱者ではなく、ヴァイタル・マジョリティ(活力ある多数)ととらえ、その経営的特徴と競争優位の源泉を探究する。相対的に少ない経営資源しか特たない中小企業が、どのようにすれば生き残り、さらには成長を遂げることができるかを、様々な企業のケースにもとづいて議論をするなかで、各自が理解を深めていくことが本講義のねらいである。

到 達 目 標

 一方的に話をするのではなく、受講生のケース分析に基づく発見と発言を中心としながら進めていきたいと考えているので、受け身でなく主体的・積極的に授業に参加する(読み、理解・分析し、発表する)という受講姿勢が求められる。自ら考えたことを自らの言葉で発信する一方で、他の受講生の考えを理解することを通じて、中小企業経営のポイントを導き出すことが本講義の目標である。

授 業 計 画

第1回 講義ガイダンス第2回 中小企業経営の基礎知識①第3回 中小企業経営の基礎知識②第4回 事例分析の枠組み第5回 成功中小企業の事例①第6回 成功中小企業の事例②第7回 成功中小企業の事例③第8回 成功中小企業の事例④第9回 成功中小企業の事例⑤第10回 成功中小企業の事例⑥第11回 成功中小企業の事例⑦第12回 成功中小企業の事例⑧第13回 成功中小企業の事例⑨第14回 2014年度中小企業白書の概要①第15回 2014年度中小企業白書の概要②

第16回 倒産中小企業の事例①第17回 倒産中小企業の事例②第18回 倒座中小企業の事例③第19回 倒座中小企業の事例④第20回 倒産中小企業の事例⑤第21回 倒産中小企業の事例⑥第22回 倒産中小企業の事例⑦第23回 ケース問題を解く①第24回 ケース問題を解く②第25回 ケース問題を解く③第26回 ケース問題を解く④第27回 ケース問題を解く⑤第28回 ケース問題を解く⑥第29回 ケース問題を解く⑦第30回 1年間のまとめ:中小企業経営のあり方

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

 平常から新聞・雑誌やテレビ等で、中小企業に関するニュースを意識的にチェックすることで、現実社会において中小企業が置かれている状況をリアルタイムに把握しておくこと。

学生に対する評 価 方 法

 授業への出席を前提として、毎回の授業への取り組み (ケース分析の内容、 発言など) をもとに評価する。

テ キ ス ト  使用しない。毎回、資料を配布するので、ファイルを1冊用意するとよい。

参 考 文 献

 個別の研究テーマや関心によって、適宜、文献の紹介も行うので、気軽に相談してほしい。とりあえず自分でも勉強したいという人には、以下のものをお薦めしたい。・ 小川英次他(2011)『中小企業のマネジメント』中央経済社、3,600円(税 別)。図書館情報センター

請求記号【335.3/01003】・ 小川英次(2009)『現代経営論』(第Ⅲ部)中央経済社、3,000円(税別)。図書館情報センター請求記

号【335.3/0947】

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科 目 名 中小企業経営研究 演習

担 当 教 員 名 教授 林   伸 彦 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

 修士論文の完成に向けてのプロセスを確実にこなすことが、本講義のねらいである。

到 達 目 標

 各自のテーマにそって研究を進めることを主眼とする。  まず1年次生は、関心のある文献を読んで、 内容をまとめて報告する。 そのなかから修士論文につながるようなテーマを見いだし、さらに追究していく。 あわせて関連する文献や情報源を探索し、論文作成に必要な資料の所在を整理しておきたい。  2年次生は、 修士論文の核となる部分を中心に、 書き上げたところから順次報告をし、それについて演習生全員で議論することによって、論文の質の向上を図る。  定期的に報告することが求められるので、平常から準備を怠らないよう努力してほしい。

授 業 計 画第1回 論文作成のガイダンス第2回〜第30回  研究報告

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

 報告のための事前の準備および報告後の振り返りは必須である。この繰り返しが修士論文へとつながる。

学生に対する評 価 方 法

 研究報告の内容による。

テ キ ス ト  各自の研究テーマに従う。

参 考 文 献

科 目 名 中小企業経営研究 文献

担 当 教 員 名 教授 林   伸 彦 単位数 2単位配当学期(名城) 春学期

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

 経営学関連文献を、おそらくこれまでにも多く読んできたと思うが、学部での読み方と大学院での読み方とでは異なる。修士論文の作成につながる文献の読み方とはどのようなものなのかを理解することが、本講義のねらいである。

到 達 目 標

 中小企業経営に関する基礎的な文献を輪読する。 具体的にどのような文献を読むかは受講生と相談のうえで決めたいと考えているが、 場合によっては各自の研究テーマに係わる文献を持ち寄り、 その内容を相互に紹介しあうという形も想定している。 語学力が研究に必要な水準に達していることを前提として、 文献の内容理解に重点を置き、 受講生それぞれの研究に直接・間接に役立つようこころがけたい。最終的には、自身の研究に必要な文献を見つけることができる程度の理解力を身に付けることを目指す。

授 業 計 画

第1回 授業ガイダンス第2回 文献(1)講読①第3回 文献(1)講読②第4回 文献(1)講読③第5回 文献(1)講読④第6回 文献(1)講読⑤第7回 文献(2)講読①第8回 文献(2)講読②

第9回 文献(2)講読③第10回 文献(2)講読④第11回 文献(2)講読⑤第12回 文献(3)講読①第13回 文献(3)講読②第14回 文献(3)講読③第15回 文献(3)講読④

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

 授業時間内で読むことのできる量はさほど多くはない。したがって授業前後に各自が文献を読み進めておく必要がある。

学生に対する評 価 方 法

 講読文献の予習・復習の程度と、授業中の意見・質問等による授業への取り組み姿勢を評価する。

テ キ ス ト  未定。受講生の関心や語学力(留学生)を考慮しながら、受講生と相談して選択する予定である。

参 考 文 献

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科 目 名 地域ビジネス研究 講義

担 当 教 員 名 教授 岩 田 憲 明 単位数 4単位配当学期(日進) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

当地区の代表的産業は自動車産業である。自動車産業を中心に製造業経営、とくにトヨタ生産システムについて説明する。中小企業にトヨタ生産システムが適用できるまで、初めて生産管理を学ぶ受講生も要ることを前提に易しくおしえ、トヨタ生産システムを徹底理解させる。

到 達 目 標

 知識については、ものづくりの歴史を振り返りながらこれからの日本のものづくりを考える。そのための基本的知識を教える。 技能については、生産活動の諸問題を解決する能力を身につけさせる。 態度については、卒業後も製造業経営、生産管理の本を自主的自立的に読む態度を身につけさせる。 毎回の授業は3部構成で行う。第1部プロジェクターを用いて講話(30分)第2部講話に関連した企業事例紹介のビデオ/DVDを視聴(30分)第3部計算問題練習(B/S作成P/L作成、損益分岐点分析) 。 受講生にとってわかりやすく、役に立ち、楽しく学べる授業を行う。

授 業 計 画

1,2 産業革命3,4 科学的管理法(テーラー)5,6 フォード7,8 人間関係論(メイヨー、レスリスバーガー)9   統計的品質管理(シューハート)10  オペレーションズリサーチ11  コンピュータ活用(IBM)12  QCサークル(石川馨)13  メカトロニクス革命

14,15  トヨタ生産システムの仕組みと本質(大野耐一)16,17  トヨタ生産システムの中小企業への導入(NPS,OJTソリューションズ)17,18  海外生産(トヨタ、ニトリ)19  セル生産システム/一人屋台生産方式(山田日登志)20  中小企業の短納期システム(エーワン精密、鍋屋バイテック)21,22  中小企業の生産技術開発(岡野工業、樹研工業、KTX)23,24  中小企業の製品技術開発(未来工業、錦見鋳造、愛知ドビー)25,26  3Dプリンター革命

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

高層棟8階資料室に経営学の本が多数、体系的に整理されて配架されている。自動車産業、生産管理、中小企業などのテーマごとに本が配架されている。そこで自習することを勧める。

学生に対する評 価 方 法

毎回の授業の感想レポートで理解度を評価する。

テ キ ス ト 教材はコピー配布する

参 考 文 献

科 目 名 地域ビジネス研究 演習

担 当 教 員 名 教授 岩 田 憲 明 単位数 4単位配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

修士論文作成に向けて指導する。

到 達 目 標 知識については、企業経営、地域経済についての基本的知識を習得させる。 スキルについては、企業経営の問題を解決する能力を身につけさせる。 卒業後も中小製造業、中小流通サービス業の本を自主的自立的に読む態度を身につけさせる。

授 業 計 画

企業経営に関する代表的書籍を読ませて、要約レポートを作成させ、発表させる。 戦略論 アンソフ     ポーター     バーニー     ミンツバーグ     コリンズ&ポラス     キム&モボルニュ 組織論 バーナード     マズロー     マクレガー     ハーズバーグ 中小企業論 ストーリー

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

8階資料室に中小企業、自動車産業などテーマ別に多数の本が置いてある。そこで自習させる。

学生に対する評 価 方 法

レポートを提出させ、その内容で評価する。3分の2以上の出席は本学の方針、ルールである。出席状況も評価の時に考慮する。

テ キ ス ト コピー配布する

参 考 文 献

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科 目 名 地域ビジネス研究 文献

担 当 教 員 名 教授 岩 田 憲 明 単位数 2単位配当学期(名城) 春学期

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

 名古屋の企業は名古屋立地を生かした経営をしなければならない。その点で成功している名古屋の企業の経営を詳しく研究させる。

到 達 目 標

 知識としては、中小企業が全企業の99.7%を占めている。名古屋の中小企業経営についての基本知識を習得させる。 スキルとしては、企業経営の問題を解決する能力を身につけさせる。 卒業後も地域経済、企業経営についての本を自主的自立的に学ぶ態度を身につけさせる。

授 業 計 画

拙著7冊について解説する。 1 名古屋の元気な会社101社 2 名古屋で頑張る会社111 3 名古屋で頑張る100社の履歴書 4 経営者の哲学 5 名古屋の会社の経営戦略 6 なるほど!元気な名古屋の企業100社 7 中小企業のマネジメント

さらに愛知県中小企業家同友会の派遣する経営者の講演を聴講させる。

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

8階資料室に地域ビジネス関係の文献が多数おいてある。それを利用してもらいたい。

学生に対する評 価 方 法

毎回の感想メモで評価する。

テ キ ス ト 岩田、山田編『中小企業のマネジメント』中央経済社、2011年。

参 考 文 献 その他はコピー配布する。

科 目 名 経営管理特別研究(Ⅱ)A(経営実践研究) 講義

担 当 教 員 名 教授 丹下博文(レシピシステム株式会社) 単位数 2単位配当学期(名城)

配当学期(栄) 春学期

授 業 科 目 の概 要

起業または創業して企業や会社を継続して経営管理するために必要な能力とは何かを、様々な事例をもとに研究し習得する。さらに就職活動時に求められ、社会人になった際に必須となる社会人基礎力を養うための高度な知識の向上を本科目のねらいとする。

到 達 目 標

ベンチャービジネスの起業から経営管理までを日本で起業したベンチャー企業の事例を交えて講義する。また、企業が成長するうえで重要な要素を講義する。日本で起業する会社はものづくり技術をもっている場合があるので、技術経営(MOT)という概念を講義する。そしてものづくりに必要な最先端の技術としてCADを題材に取り上げて、技術経営に必要な実践教育を行う。起業から経営管理までの体系的学習と技術経営(MOT)の実践的習得を目指す。

授 業 計 画

1   ベンチャービジネス総論(1) ベンチャー企業とは2   ベンチャービジネス総論(2) 言葉の定義3   ベンチャービジネス総論(3) 学生ベンチャー4   ベンチャービジネス総論(4) 社会人ベンチャー5   ベンチャービジネス総論(5) 大学発ベンチャー6   ベンチャー起業総論(1)   目標の設定(起業するために必要な心構え)7   ベンチャー起業総論(2)   目標の設定(起業するために必要な使命感)8   ベンチャー起業総論(3)   起業に向けた準備(企業法務など)9   ベンチャー起業総論(4)   起業に向けた準備(資金調達方法など)10 ベンチャー起業総論(5)   企業の継続経営に必要な「人・モノ・金」11 企業事例研究(1)      創成期にダメになった企業12 企業事例研究(2)      企業事例研究 113 企業事例研究(3)      企業事例研究 214 企業事例研究(4)      企業事例研究 315 前期まとめ

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

1.専門用語の意味などを理解しておくこと。2.授業後の復習と次回の授業範囲の予習をしておくこと。

学生に対する評 価 方 法

授業への参加度(30%)、議論への参加状況(20%)、試験(30%)、Report(20%)

テ キ ス ト 『デジタル・エンジニアリング概論』 富田茂 著 (中央経済社) 2,400円(税別)

参 考 文 献

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科 目 名 経営管理特別研究(Ⅱ)B(経営実践研究) 講義

担 当 教 員 名 教授 丹下博文(レシピシステム株式会社) 単位数 2単位配当学期(名城)

配当学期(栄) 秋学期

授 業 科 目 の概 要

本講座はビジネスを起こしたり始めたりする際に不可欠な倫理観、目的意識、経営スキル、組織運営等を研究しながら、ビジネスの原点とは何かを習得する。つまり、起業や創業のためだけの技術論に固執せず、幅広く企業の経営管理全般を概観しながら、経営のあるべき姿を分析し考察することを本科目のねらいとする。

到 達 目 標

企業組織のあり方を具体的な企業の事例を交えて講義する。企業が成長するうえで重要な「組織の作り方」についても学習する。会社組織における人材育成手法や評価方法を学んだり、企業分析の方法を習得し、組織づくりや合意形成の実践教育を行う。起業(創成期)から成熟期までの企業組織のあり方を具体例を交えながら学習し、企業分析の実践的習得を目指す。

授 業 計 画

1  企業組織論(1)         創成期⇒成長期⇒成熟期の企業組織の在り方 2  企業組織論(2)         創成期⇒成長期⇒成熟期の企業組織の在り方 3  企業組織論(3)         技術者の育成4  企業組織論(4)         技術者の評価5  企業組織論(5)         技術者の配置の考え方6  企業事例研究(5)        ダメになった企業(成長期・成熟期)7  企業組織実践研究(1)      企業規模の拡大と維持存続8  企業組織実践研究(2)      株式会社 インクス9  企業組織実践研究(3)      キャリオ技研 株式会社10 企業組織実践研究(4)      レシピシステム株式会社11 企業組織分析演習(1)      SWOT分析12 企業組織分析演習(2)      SWOT分析13 企業規模の拡大と維持存続(1)  企業規模の拡大にともなう責任14 企業規模の拡大と維持存続(2)  企業規模の拡大にともなう責任15 後期まとめ

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

1.専門用語の意味などを理解しておくこと。2.授業後の復習と次回の授業範囲の予習をしておくこと。

学生に対する評 価 方 法

授業への参加度(30%)、議論への参加状況(20%)、試験(30%)、Report(20%)

テ キ ス ト 『デジタル・エンジニアリング概論』 富田茂 著 (中央経済社) 2,400円 (税別)

参 考 文 献

科 目 名 経営管理特別研究(Ⅳ)(インターンシップ) 講義

担 当 教 員 名 教   授 飯 島 正 樹非常勤講師 豊 本   孝

単位数 2単位配当学期(名城) 通年集中

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

個々の学生が修士論文で取り組みたいとしている企業経営の課題は、ダイナミックに動いており、テキストにある理論が実務ではどのような使い方をするのか、どのように対処しているのかを体得します。専門的になると、企業データを非公開にすることも多いので、2週間のインターンシップが一つのケーススタディとして使えることをめざします。

到 達 目 標

経営の理論面に対して、実務的にはどう対処しているのかを理解することが目標ですが、学部での学習内容は大きく異なっているので、企業との打ち合わせやマッチングにより、やり方を調節します。留学生にとっては、日本企業のやり方を初めて体験する機会であり、語学能力が問われることもあります。学生の希望を聞いて決めますが、マッチングができないこともありますし、研修内容も意向に沿えない場合もあります。

授 業 計 画

1.  企業でのインターンシップを希望する学生は、4月の時点で履修登録をします。登録者は、キャリアセンターにも登録してもらいます。

2. 登録した学生に集まってもらい、研修をしたい内容について確認をします。3.  キャリアセンターの協力をもらい、大学で準備できる企業を探して、企業に出向いてマッチン

グを行います。うまくマッチしないこともあります。4. 受入れを承認してもらった企業については、大学との覚書を締結します。5.  多くは8月から9月の2週間の研修を行います。学生の無断欠勤等があると、会社に迷惑がか

かり、単位も出ませんので注意してください。今年は時期がずれこむ可能性があります。6. 研修終了後に、学内での発表会を10月中に行います。

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

企業の予定を優先するので、研修の最後の日に報告するレポートを作成してください。会社での体験は復習しておいて下さい。

学生に対する評 価 方 法

企業からの研修態度の評価と研修レポートを参考に、総合的に評価します。

テ キ ス ト

参 考 文 献 古閑博美「インターンシップ」学文社

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科 目 名 研究支援科目(日本語) 講義

担 当 教 員 名 教授(兼任) 伊豆原 英 子 単位数 2単位配当学期(名城) 春学期

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

 日本語能力試験N1に相当する文法(文型・表現)と読解を学習する。毎時、文法と読解の宿題を出す。授業では、文法問題の解説および読解文の内容についての意見交換・発表などを行う。また、毎時、文法に関しては選択問題および文作のテスト、読解に関しては漢字の読みのテストを行う。

到 達 目 標  大学院での研究を支える高度な日本語能力(文法力・表現力・読解力)を身につける。

授 業 計 画

第1回 オリエンテーション、作文を書く第2回 文法問題① 読解問題①  第3回 文法問題② 読解問題②  第2回の小テスト第4回 文法問題③ 読解問題③  第3回の小テスト第5回 文法問題④ 読解問題④  第4回の小テスト第6回 文法問題⑤ 読解問題⑤  第5回の小テスト第7回 文法問題⑥ 読解問題⑥  第6回の小テスト第8回 中間テスト        文法①〜⑤ 漢字①〜⑥第9回 文法問題⑦ 読解問題⑦  第7回の小テスト第10回 文法問題⑧ 読解問題⑧  第8回の小テスト第11回 文法問題⑨ 読解問題⑨  第9回の小テスト第12回 文法問題⑩ 読解問題⑩  第10回の小テスト第13回 文法問題⑪ 読解問題⑪  第11回の小テスト第14回 文法問題⑫ 読解問題⑫  第12回の小テスト第15回 期末テスト        文法⑦〜⑪ 漢字⑦〜⑪

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

予習 文法問題、読解問題復習 毎時の文法問題と漢字の読み書き

学生に対する評 価 方 法

毎回の小テスト      30%読解文の要約や意見発表  10%中間テスト        30%期末テスト        30%

テ キ ス ト プリントを配付する

参 考 文 献

科 目 名 経営管理研究 研究指導

担 当 教 員 名 教授 田 尾 雅 夫 単位数 −配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

 最近の組織論の関心について、 互いに理解を深めたい。 古典的な論議についても理解を深めたい。

到 達 目 標  評価に値する論文ができるようにすること。

授 業 計 画 演習は実施するが、指導は個人指導が中心になる。日程は各自と相談しながら考えたい。 個人的に要望があれば、積極的に応えたい。

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

 演習の内容は必ず復習しておくこと。

学生に対する評 価 方 法

 出席は必須。 しかし、最終的には、素晴らしい論文が書けることである。

テ キ ス ト  必要に応じて、 文献を提示する。

参 考 文 献

〔博士後期課程〕

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科 目 名 会計学原理研究 研究指導

担 当 教 員 名 教授 向   伊知郎 単位数 −配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

会計学研究全般について学ぶ。

到 達 目 標 研究指導では、 博士論文の作成を念頭に、 学術論文または基準設定主体によるプロナウンスメントの輪読および学生の研究報告と指導教員によるコメントを随時行う。  研究指導の中では、 参考文献の紹介、 論文執筆に係る研究方法等について、 逐次指導する。

授 業 計 画

第1回 財務報告の目的第2回 研究報告とコメント第3回 財務情報の質的特性第4回 研究報告とコメント第5回 財務諸表の構成要素第6回 研究報告とコメント第7回 財務諸表における認識と測定第8回 研究報告とコメント第9回 財務諸表の表示第10回 研究報告とコメント第11回 収益の認識(1)第12回 研究報告とコメント第13回 収益の認識(2)第14回 研究報告とコメント第15回 試験予定

第16回 企業結合会計(1)第17回 研究報告とコメント第18回 企業結合会計(2)第19回 研究報告とコメント第20回 連結会計(1)第21回 研究報告とコメント第22回 連結会計(2)第23回 研究報告とコメント第24回 特定課題(1)第25回 研究報告とコメント第26回 特定課題(2)第27回 研究報告とコメント第28回 特定課題(3)第29回 研究報告とコメント第30回 試験予定

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

授業において指示する。

学生に対する評 価 方 法

定期試験 60点 (期間中の提出物に代える場合もある)、 平常点 40点 (出席状況だけでなく、 授業時の報告内容等)

テ キ ス ト 大日方隆, 2013『アドバンスト財務会計』中央経済社。

参 考 文 献

企業会計基準委員会編, 2008 『企業会計基準完全詳解』 税務経理協会。斎藤静樹編, 2008, 『討議資料・財務会計の概念フレームワーク』 中央経済社。会計法規集 (中央経済社)。IASB, International Financial Reporting Standards, IASB. FASB, Original Pronouncements:Accounting Standards, FASB. 向伊知郎, 2009 『財務会計制度論』 三恵社。

科 目 名 経営システム工学研究 研究指導

担 当 教 員 名 教授 飯 島 正 樹 単位数 −配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

主として経営システム工学の立場から、人・モノ・金・情報の取り扱いに関する個別テーマによる演習を行い、博士論文を作成していきます。

到 達 目 標博士後期課程は研究テーマ決めとストーリー作りが必要であり、学会発表や審査付の学術論文の作成が行えるようにすることが目標です。博士論文で取り上げるテーマの問題意識、研究方法、研究で用いた分析手法、考察などを指導します。

授 業 計 画

1 授業計画の説明 12 博士論文作成のためのスケジュールを設定 23 研究テーマに関する先行研究の調査検討 3・44 先行研究の結果による問題設定 5・65 研究テーマの目的と方法の設定 7.86 データ収集と結果の分析 9・10・117 分析結果の解釈と考察 12・138 学会発表論文の作成 149 投稿論文の作成 15

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

いつも研究テーマに関係のある先行研究や学術論文に気を配り、構想をまとめておくことが要求されます。

学生に対する評 価 方 法

授業での報告、学会発表や学術雑誌への投稿などを総合的に判断して、評価します。

テ キ ス ト とくにありません。

参 考 文 献

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科 目 名 国際経営研究 研究指導

担 当 教 員 名 教授 丹 下 博 文 単位数 −配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

本講座では高度な研究能力を習得するために実践的な理論構築への分析力、調査力、創造力などの向上を目指す。特に21世紀は経済のグローバル化を背景に企業経営にも国際化からさらにグローバル化を目指す動きが加速し、国際経営研究にも21世紀における新しい観点の導入が必要になってきた動向を踏まえて授業を展開していきたい。

到 達 目 標

 産業革命の機械化によって可能となった大量生産を背景とする20世紀初頭のマーケティングの発祥から、戦後における企業の多国籍化にともなう国際経営の発展、さらに高度情報化やグローバル化を基盤にした21世紀におけるグローバル経営への進化といった一連の歴史的経緯を踏まえ、21世紀の今日における企業経営の社会性に基づく地球環境問題、高齢化問題、人権問題等にかかわる新しい課題を考慮に入れた先進的な国際経営とは何かを、理論的かつ実践的に研究するための調査・分析・考察手法を指導する。

授 業 計 画

1. オリエンテーション:本講座の意義と研究・調査手法の説明2. 企業経営の歴史的発展過程:産業革命から19世紀末まで3. 企業経営の歴史的発展過程:20世紀における企業経営の発展4. 企業経営の歴史的発展過程:21世紀における企業経営の展望5. 多国籍企業の登場とその課題:米欧における多国籍企業の誕生と成長経緯6. 多国籍企業の登場とその課題:日本における多国籍企業の誕生と成長経緯7. 多国籍企業の登場とその課題:中国などの新興国における多国籍企業の現状8. 経営の国際化とグローバル化: 国際化からグローバル化への理論的側面9. 経営の国際化とグローバル化: 国際化からグローバル化への実践的側面10. 経営の国際化とグローバル化: 経済のグローバル化にともなう経営のグローバル化11. 国際経営の新しい社会的課題:国際経営における新たな社会問題の発生12. 国際経営の新しい社会的課題:国際経営における地球環境問題の重要性13 .国際経営の新しい社会的課題:国際経営における高齢化問題の深刻化14. 21世紀における国際経営の方向性:中小企業や内需型企業における国際経営の必要性15. 前半の「まとめ」のための試験

16. 国際経営に関する研究資料の収集・分析手法:日本における研究活動のあり方

17. 国際経営に関する研究資料の収集・分析手法:海外における研究活動のあり方18. 国際経営に関する研究資料の収集・分析手法:国際比較研究の調査手法19. 日本企業に対する調査研究手法:日本おける国際経営研究の特徴分析20. 日本企業に対する調査研究手法:日本における国際経営の発展と今後の展望21. 海外企業に対する調査研究手法:海外における国際経営研究の調査手法22. 海外企業に対する調査研究手法:海外における国際経営の発展と今後の展望23. 多国籍企業に対する調査研究手法:多国籍企業における国際経営の導入手法24. 多国籍企業に対する調査研究手法:多国籍企業におけるグローバル化の進展25. 企業経営における国際比較研究手法:日本企業と米欧企業との比較考察26. 企業経営における国際比較研究手法:日本企業と中国企業との比較考察27. 研究成果としての論文等の作成手法:学術論文の意義と執筆方法に関する指導28. 研究成果としての論文等の作成手法:学術論文における調査・分析手法に関

する指導29. 研究成果としての論文等の作成手法:学術論としての博士論文の作成とプレ

ゼンの指導30. 後半の「まとめ」のための試験

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

予習としては専門書としての教科書と参考書を事前に読んでおくこと。また、復習としては授業中に指摘した教科書や参考書の重要事項の確認に加え、関連書ととともに新聞や雑誌の最新記事も調べて読んでおくことが望ましい。

学生に対する評 価 方 法

学期途中でのレポート 50% 授業参加度      50% 

テ キ ス ト 授業中に指示する。

参 考 文 献 授業中に指示する。

科 目 名 経営原理研究 研究指導

担 当 教 員 名 教授 津 田 秀 和 単位数 −配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

(1年)受講生が博士論文を作成することを念頭に、 コーポレート・ガバナンス、 経営政策、 CSRといった経営の基本的なテーマを題材に、関連研究の検討、および、受講生の問題設定および研究展開を補助する。

(2年)1年次と同様に、受講生が博士論文を作成することを念頭に、 コーポレート・ガバナンス、 経営政策、 CSRといった経営の基本的なテーマを題材に、関連研究の検討、および、受講生の問題設定および研究展開を補助する。

(3年)2年次と同様に、受講生が博士論文を作成することを念頭に、 コーポレート・ガバナンス、 経営政策、 CSRといった経営の基本的なテーマを題材に、関連研究の検討、および、受講生の問題設定および研究展開を補助する。

到 達 目 標

(1年)(1)経営の基本的な課題を理解し、自らの研究テーマをみつけること。(2)博士論文作成にたりうる自らの研究テーマにあった関連研究を探し、整理すること。(3)自らの研究テーマにあったケースを探し(あるいは調査、または調査準備をし)、整理すること。(4)論文作成の基本的な技法およびマナーを身につけること。(2年)1年次に引き続き、以下の点をより高度に達成することを目標とする。(1)経営の基本的な課題を理解し、自らの研究テーマをみつけること。(博士論文にたりうるより高度なテーマ設定を行うこと)(2)博士論文作成にたりうる自らの研究テーマにあった関連研究を探し、整理すること。(3)自らの研究テーマにあったケースを探し(あるいは調査、または調査準備をし)、整理すること。(4)論文作成の基本的な技法およびマナーを身につけること。論文投稿を前提とした論文の書き方を身につけること。(3年)2年次に引き続き、以下の点をより高度に達成することを目標とする。(1)経営の基本的な課題を理解し、自らの研究テーマをみつけること(博士論文にたりうるより高度なテーマ設定へと再設定、確認を行うこと)。(2)博士論文作成にたりうる自らの研究テーマにあった関連研究を探し、整理すること。(3)自らの研究テーマにあったケースを探し(あるいは調査、または調査準備をし)、整理すること。(4)論文作成の基本的な技法およびマナーを身につけること。論文投稿を前提とした論文の書き方を身につけること。(5)博士論文作成・提出のための技法とマナーを身につけること。

授 業 計 画

(1年)受講生の研究報告を中心に検討していく。 研究指導の中では、 個々のテーマに即した参考文献の紹介、 研究方法、 論文執筆等について、 逐次指導する。

(2年)1年次に引き続き、受講生の研究報告を中心に検討していく。 研究指導の中では、 個々のテーマに即した参考文献の紹介、 研究方法、 論文執筆等について、 逐次指導する。

(3年)2年次に引き続き、受講生の研究報告を中心に検討していく。 研究指導の中では、 個々のテーマに即した参考文献の紹介、 研究方法、 論文執筆等について、 逐次指導する。

第1回 博士論文に関する注意第2回 テーマ選定第3回-5回 個別テーマ検討第6回-8回 文献検討第9回-11回 個別テーマ検討第12回-14回 文献検討第15回 試験予定

第16回-18回 個別テーマ検討第19回-21回 文献検討第22回-24回 個別テーマ検討第25回-27回 文献検討第28回-29回 論文の流れ確認第30回 試験予定

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

(1年)受講生各自の論文作成を念頭においた演習であるため、授業時間外の学修は必須となる。テーマに関連する資料探索、読み込み、レジュメ作成、議論の準備等がその内容となる。

(2・3年)受講生各自の論文作成を念頭においた演習であるため、授業時間外の学修は必須となる。テーマに関連する資料探索、読み込み、レジュメ作成、議論の準備等がその内容となる。また、各自が自らの論文作成を自助努力で進め、疑問点などを授業時に確認し、復習して身につける必要がある。

学生に対する評 価 方 法

 出席状況、 講義への参加度合い、 個別のテーマの状況などを評価する。

テ キ ス ト 特になし

参 考 文 献 適時指示する

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科 目 名 経営組織研究 研究指導

担 当 教 員 名 准教授 古 澤 和 行 単位数 −配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要 本年度開講せず

到 達 目 標  

授 業 計 画  

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

 

学生に対する評 価 方 法

 

テ キ ス ト  

参 考 文 献

科 目 名 財務管理研究 研究指導

担 当 教 員 名 准教授 西 海   学 単位数 −配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

博士論文を作成するにあたって、必要な学習、論文のレヴューを行い、論文を実際に作成していく。

到 達 目 標 最終年度に、博士論文を完成させることを目標とする。

授 業 計 画

1年時においては、博士論文のテーマを決め、そのために必要な先行研究をレヴューを行っていく。2年時においては、論文の作成を行い、その都度進捗状況を報告してもらう。そのうえで、学会報告や研究誌への投稿を行っている。3年時においては、2年時からやりのこした部分について論文作成を行い、それらを統合する作業を行っていく。

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

十分な準備を行ってから授業へくること。

学生に対する評 価 方 法

すべて報告内容で評価する。

テ キ ス ト その都度指示する。

参 考 文 献

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科 目 名 金融管理研究 研究指導

担 当 教 員 名 教授 荒 井 耕一郎 単位数 −配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

 学生自身の研究テーマに基づき、参考文献の紹介や研究の方法、博士論文の内容について逐次指導する。

到 達 目 標 学生自身が興味を持つ国際金融関連の話題について、参考文献を可能な限り多く読むことにより、その話題に関する理解を一層深め、博士論文の執筆に備えること。

授 業 計 画第1回 受講者自身の研究計画に基づいたガイダンスとディスカッション第2回〜第29回 主要文献の輪読、受講者自身の研究内容の報告とコメント第30回 1年間に進捗した受講者自身の研究のまとめと今後の方向性の検討

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

 事前に読んでおくよう指示した参考文献は、必ず読んで疑問点等を明らかにして、質問して下さい(予習)。また進捗状況を見ながら一層専門的な文献を紹介しますので、これらの文献も読み自分の理解を深めて下さい(復習)。

学生に対する評 価 方 法

出席状況、研究への取り組み方、研究報告の内容をもとに評価する。

テ キ ス ト 特に使用しない。

参 考 文 献 必要な資料は適宜配布する。

科 目 名 中小企業経営研究 研究指導

担 当 教 員 名 教授 林   伸 彦 単位数 −配当学期(名城) 通年

配当学期(栄)

授 業 科 目 の概 要

 博士論文に資するような情報・知識の修得が本講義のねらいである。

到 達 目 標

 博士論文の作成に向けて、 研究報告と助言ならびに文献・資料等の紹介などを行う。 中小企業は大企業と対置される概念であり存在である。 大企業と比べて何が違うのか、 何が問題なのかを明確にすることが求められるので、 それを常に意識して研究を進めていきたい。最終的には博士論文の提出が目標である。

授 業 計 画第1回 論文作成のためのガイダンス第2回〜第29回 研究報告とコメント第30回 研究のまとめと今後の方向性の検討

準 備 学 修(予習・復習等に必要な時間又はそれに準じる程度の具体的な学修内容)

 研究報告のための事前の綿密な準備と、報告の振り返りと課題への対応等の事後的な作業が必須である。

学生に対する評 価 方 法

研究報告の内容による。

テ キ ス ト 各自の研究テーマに従う。

参 考 文 献