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Web で最新情報を手に入れよう ! Web で最新情報を手に入れよう ! 社会安全学部 ホームページ http://www.kansai-u.ac.jp/Fc_ss/ URL 社会安全学部の最新の取り組みついてさらに詳しく知るには、「社会安全学部ホームペー ジ」をご確 認ください。東日本 大 震 災 復 興 支 援ボランティアをはじめとした社 会 貢 献 活 動 や、オープンキャンパスなどの活動報告がCheckできます。「学生インタビュー」や「学生の 一日」紹介といったキャンパスライフをイメージできる情報も満載です。 社会安全学部 URL http://www.kansai-u.ac.jp/Fc_ss/ 〒569-1098 大阪府高槻市白梅町7番1号 Tel.072-684-4000(大代表) e-mail [email protected] 高槻 JR京都線 至大阪 至京都 高槻市 至梅田 至河原町 阪急京都線 N オーロラモール 高槻西武 大阪医大病院 歩道橋 大桑 皮膚科 高槻 幼稚園 松坂屋 高槻病院 関西大学 高槻ミューズ キャンパス 北門 西門 大阪府 関西国際空港 神戸空港 大阪国際 (伊丹)空港 兵庫県 京都府 滋賀県 奈良県 三重県 和歌山県 堺キャンパス 千里山キャンパス 高槻ミューズキャンパス 高槻キャンパス JR京都線「高槻」駅(大阪・京都駅から 共に約15分)下車、徒歩約7分。 JRでのアクセス 阪急京都線「高槻市」駅(梅田・河原 町 駅から共に約20分 )下 車 、徒 歩 約 10分。 阪急電鉄でのアクセス JR「新大阪」駅からJR東海道本線の 京都・米原方面行で「高槻」駅下車。 新幹線「新大阪」駅からのアクセス 大阪モノレール「大阪空港」駅から「門 真市(かどまし)」行で「南茨木」駅下 車、阪急電鉄に乗り換え「高槻市」駅 下車、徒歩約10分。 大阪国際(伊丹)空港からのアクセス http://www.kansai-u.ac.jp/nyusi/ 入試イベント情報やキャンパスライフなど受験生を応援するコンテンツが満載!イベント情報以外にも キャンパスを動画で見られるAirCampusや、研究紹介、学生インタビューなどを随時更新しています。 URL 関 西 大 学 入 学 試 験 情 報 総 合サイト http://www.kansai-u.ac.jp/mobi/ モバイルサイト「Kan-Dai web Mobile」はこちら オープンキャンパスや入試説明会など、入 試イベントの最新情報と参加メリットをいち 早くお伝えします。受験生は必見! 入試イベントに参加するメリットを大公開! 〈イベント情報〉 1 学部別・日程別などで入試情報をわかりや すく解説します。入試シーズンは志願者・ 合格者数速報を掲載。 関大入試の日程やポイントをチェック! 〈入試情報〉 2 入試情報・イベント情報などの「受験に役 立つ情報」や、応援メッセージなどをお届 け。登録はPC用・携帯用どちらでもOK! 関大の注目情報をメールでお届け! 〈メールマガジン〉 5 志望学部の入試情報(試験日/試験教 科・科目/配点/時間など)をまとめてチェッ クできます。 志望学部の入試情報をまとめて確認! 〈学部別 入試一覧〉 3 学生同士による「学生インタビュー」や、ゼ ミ・研究室をクローズアップする「研究最前 線」など、関大の魅力が盛りだくさん! 関大の魅力が盛りだくさん! Kan-Dai Everyday 4 2 1 3 2 4 5 Fa c ulty o f S a f e t y S c i e n c e 学部案内 2014 安 全 マ ネ ジ メ ント 学 科

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社会安全学部ホームページhttp://www.kansai-u.ac.jp/Fc_ss/URL

社会安全学部の最新の取り組みついてさらに詳しく知るには、「社会安全学部ホームページ」をご確認ください。東日本大震災復興支援ボランティアをはじめとした社会貢献活動や、オープンキャンパスなどの活動報告がCheckできます。「学生インタビュー」や「学生の一日」紹介といったキャンパスライフをイメージできる情報も満載です。

社会安全学部URL http://www.kansai-u.ac.jp/Fc_ss/ 〒569-1098 大阪府高槻市白梅町7番1号Tel.072-684-4000(大代表) e-mail [email protected]

高槻

JR京都線

至大阪

至京都

高槻市

至梅田

至河原町

阪急京都線 N

オーロラモール高槻西武

大阪医大病院

歩道橋

大桑皮膚科

高槻幼稚園

松坂屋

高槻病院関西大学

高槻ミュー

キャンパス

北門

西門

大阪府 関西国際空港

神戸空港

大阪国際(伊丹)空港

兵庫県

京都府

滋賀県

奈良県

三重県

和歌山県

堺キャンパス

千里山キャンパス

高槻ミューズキャンパス

高槻キャンパス JR京都線「高槻」駅(大阪・京都駅から共に約15分)下車、徒歩約7分。

JRでのアクセス

阪急京都線「高槻市」駅(梅田・河原町駅から共に約20分)下車、徒歩約10分。

阪急電鉄でのアクセス

JR「新大阪」駅からJR東海道本線の京都・米原方面行で「高槻」駅下車。

新幹線「新大阪」駅からのアクセス

大阪モノレール「大阪空港」駅から「門真市(かどまし)」行で「南茨木」駅下車、阪急電鉄に乗り換え「高槻市」駅下車、徒歩約10分。

大阪国際(伊丹)空港からのアクセス

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学部別・日程別などで入試情報をわかりやすく解説します。入試シーズンは志願者・合格者数速報を掲載。

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Faculty of Safety Science

学部案内 2 014

│ 安 全 マネジメント 学 科

社会安全学部

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01 02Faculty of Safety Science

学生団体KUMCを一昨年4月に立ち上げました。大学のある高槻市を中心に、地域の方 と々コミュニケーションを取り、防災に対する意識を高めることを活動の主な目的としています。また被災地への物的支援にも取り組み、大阪の小学校で廃棄される机・イスを再生し、東日本大震災の被災地に送るというプロジェクトをNPO法人と共同で実施。その縁で現地の小学校にもお招きいただき、大阪の風土などを紹介する授業を行いました。現地では、「災害の教訓が今後生かされないのが一番くやしい」という声も数多く聞かれ、そんな被災地の方々の声に応えるためにもKUMCの活動を通じて、より安全・安心なまちづくりに貢献していきたいですね。

被災地の教訓を今後の活動に生かしたい。

イベントを通して、

地域に密着した取り組みを

進めています。

社会安全学部 2年次生 淵上 泰希さん(福井/北陸高校出身)

社会安全学部 4年次生 林 康平さん(大阪/関西大学第一高校出身)空き家の有効活用方法を模索し、

全国の大学が集まる政策コンペで発表しました。

社会安全学部 4年次生 赤間 崚さん(大阪/桃山学院高校出身)

東日本大震災から1年が経過しようとしている2012年3月、現地調査のために、「関西大学ふるさと応援隊」のメンバーとして岩手県を訪問。現地の方との交流や、仮設商店街の方への取材、漁業・養殖業に従事する方へのヒアリング調査など、毎日が自分の学びにつながる3週間を経験しました。その後も、夏休みを利用して、友人と遠野のドライビングスクールへ合宿に行ったり、翌年の春には釜石市や山田町へ牡蠣の食べ放題ツアーに参加したりと、東北を幾度も訪れ、さまざまな方 と々交流を深めることができました。そのなかで、関西でも、何かできないかという思いが強くなり、東北の物産や手仕事品の販売など、今の自分にできる限りのお手伝いをしています。今後も、私が見聞きし、感じた「被災地の様子」「現地の人たちの声」「東北の魅力」を、さまざまな場面で届けていければと思います。

被災地で耳にした、

現地の人たちの声を届けていきたい。

社会安全学部 3年次生 矢嶌 友恵さん(大阪/金光八尾高校出身)

2012年3月に「関西大学ふるさと応援隊」の一員として、福島県の中央部にある須賀川市に約2週間滞在し、現地の様子をレポートブログにして情報発信しました。風評被害に負けずに農業に励む農家の方からは、「前を向いて生きていこう」という意志の強さを感じました。震災から2年目を迎えた当時、「これからが本当のスタートだ」と宣言した人々の姿も忘れられません。活動後も、福島県へ再び足を運ぶなど今

も、現地の方との交流が続いています。今後も、現地の姿を発信し、皆さんに「真の福島」を届けていくことで、福島県の復興を応援したいです。

被災地が少しでも元気になるように、今後も

復興につながる情報を発信していきます。

社会安全学部 4年次生 甲 京子さん(兵庫/県立北条高校出身)私たち祭典実行委員会のメンバーは、日ごろ社会安全学部で学んでいることを生かし、安全について地域の人 と々共に学ぼうと考え、さまざまな地域交流イベントを企画・立案しています。11月に行われた「キャンパス開放デー」では、液状化現象を大人にも子どもにもわかりやすく説明するため、手作りの装置で実験を実施。またキャンパスの備蓄倉庫にある大鍋などを利用して、炊き出しも行いました。ほかにも、高槻市と連携して、講演会や展示、自衛隊・献血車の招致、AEDを用いた救命講習会などを実施しました。今後も、地域の人々の勉強になる機会や社会安全学部を知ってもらう機会として、さまざまな形で地域貢献活動に取り組んでいきたいと思います。

Contents

防災力を高める

事故を防ぐ

自然の力って…

私たちにできることは?

お祭りが盛んなまちは強い!?

役所って何をしているの?

安全・安心をデザインできる

社会貢献型の人材を育成します。

社 会 安 全 学 部Faculty of Safety Science

社会で求められる「安全学」

学びの流れ・講義紹介

実習紹介・ゼミ紹介

キャンパス紹介

専任教員・研究分野紹介

3・45・67・8910

毎年秋に公共政策学会が主催する政策コンペに参加。コンペでは、全国20大学がそれぞれの研究について発表を行います。一昨年は「防災時に機動的に動ける行政組織のあり方について」というテーマで発表。昨年は「空き家問題の総合的解決による地域再生」というテーマで、市役所や“社会安全隊”(レスキューなどの専門知識をもつ学生組織)に協力を仰ぎつつ調査を実施し、空き家の有効な活用方法について模索しました。その結果、空き家を防災拠点や地域住民の交流の場となるように活用することで、防災力の強化ならびに地域活性化にもつなげられるという結論を出しました。こうした活動を通して、社会安全学部の学びというのは、単に防災という観点だけにとどまらない、社会とのつながり、社会的意義を改めて実感しました。

先輩の取り組みに関連する社会安全学部の講義は…

「自然災害の歴史」「地震災害論」

先輩の取り組みに関連する社会安全学部の講義は…

「災害復旧・復興論」「防災教育」

先輩の取り組みに関連する社会安全学部の講義は…

「災害心理学」「リスクと災害の社会学」

先輩の取り組みに関連する社会安全学部の講義は…

「防災まちづくり」「防災行政論」

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社会安全学部社会で求められる「安全学」

開発された高所作業車。パケットとブームに絶縁処理がなされており、作業者が電線に触れても感電の心配なし。

弊社はコピー機などのリースで知られていますが、ソフトウェアの提供やお客様のビジネス上の課題解決のお手伝いな

ど、総合的なオフィスサービスを手掛けています。

東日本大震災発生によって仙台にある弊社の本部事務所も停電し、従業員の安否確認さえ手間取りました。またお客

様の中には津波で事務所が流される等の被害が発生しました。それと同時に、地震の直後から業務の再開のために、

私たちのサポートを必要とされるお客様も多数おられました。速やかにそうしたお客様を支援することは、弊社にとって何

よりも求められたことでした。

弊社は常々からBCP(事業継続計画)を作成し、安否確認訓練なども定期的に実施していましたが、平時からやってい

ることしか災害時には出来ないということも実感しました。その中でも、東日本のお客様からのお電話は西日本のコール

センターが受けるという危機管理体制は有効でした。震災直後は東京も対策に追われていた中で、西日本が業務をバッ

クアップできたからです。

「想定外の地震があったから、この仕事はできませんでした」では企業の社会的責任を果たすことはできません。災害へ

の備えや危機管理には、その企業の存在価値が問われています。危機管理や安全についての知識と技術は今後のす

べての企業にとって必須だと思います。

弊社では、安全・安定輸送の確保は鉄道事業の原点であるとの認識のもと、「自然災害への備え」「車両・

設備の適切な保守」「社員への安全に関する教育訓練」などに最優先に取り組んでいます。

私の部署では、自然災害対策の中でも最重要の課題である地震対策の強化を推進していますが、その中

で主に「早期地震警報システム(TERRA-S:テラス)」に関する技術開発・機能強化・維持管理などを担当しています。

テラスとは、地震の発生を早期に検知し線路が大きく揺れる前に少しでも早く列車を減速・停止させることで、地震時の列車とお

客様の安全確保を図るためのシステムです。地震の検知から列車停止手配をとるまでの時間を可能な限り短くするための、ある

いは、列車停止後の確実かつ迅速な安全確認のための新技術の開発に取り組んでいます。また、開発成果を実際に

システムに組み込むための機能改良も行っています。一方で、常にシステムが万全の状態で稼働できるよ

うに、いざというときに機能しないということのないように、保守も手ぬかりなく行います。

鉄道の安全は決して簡単に確保できるものではなく、社員の絶え間ない努力に

よって築かれるものです。少しの油断が大事故につながります。厳しく

責任の重い仕事ですが、だからこそ、大いにやりがいのあ

る仕事でもあります。

「進研ゼミ」や「こどもちゃれんじ」に代表される弊社の教育事業は、約400万人のお客様に直接、教材や玩具等の商品をお届けしています。

大量の商品を一時に多数のお客様のもとにお届けするのが弊社の特徴ですが、そのうえでもっとも重要な点は、その商品の安全性です。

このため、弊社では、「商品安全審査センター」を設置し、年間数万点に及ぶ商品の安全性を、独自の厳格な基準で審査しています。この

基準をクリアする商品を安定的にお届けしていくためには、商品を製造する取引先に、弊社の審査の必要性を納得していただき、受け入

れていただく必要があります。このため、取引先には単に基準を提示するだけではなく、その背景も十分に説明すると共に、検査手順の

合理化や、外部の専門検査機関を紹介するなど、基準達成への負担を軽減化するためのサポートも行っています。また、審査基準を

巡っては、商品を開発、販売する弊社の事業部からも時間や手間がかかるとの声があり

ましたが、現場の意見を取り入れながら、基準を満たし、かつ効率的に事業運営ができる

審査方法を構築してきました。こうした活動を通じて、取引先や事業部門からも、安全

審査の必要性について、理解を得られるようになってきました。

安全な商品を開発、販売するためには、安全に関するポリシーをしっかりともつと共

に、関係する各組織にこのポリシーについて共通理解

をもってもらうことが必要不可欠です。安全を巡ってさ

まざまな人 と々コミュニケーションを図るために専門

的な知識・技能が求められていると思います。

弊社は5歳の少年だった創業者が、電柱の上で感電し燃えながら落ちて来る作業者を見て、大きな衝撃を受け「人の命がこうも簡単

に失われていいのか」という思いが原点となり、人命の安全を最優先した電気工事の安全と効率化をめざして1962年に創業しました。

電柱に昇っての作業でおきる墜落・転落等の労働災害を無くすため、昇らずに作業ができる高所作業車を開発し、更に感電事故を無く

すため、電気を流したままで作業(無停電工法)ができる活線用高所作業車を開発しました。この開発に端を発し、高所作業車の普及に伴

い運転者資格が法制化された1990年以降の20年間でも、建設業・造船業における墜落・転落による死傷者数は約30%にまで低減さ

れ、労働災害防止に貢献しております。

交流6,600Vの電圧が掛かったままでやるのが活線作業で、作業者が乗るバケット(箱)とそ

れを支えるブーム(伸縮装置)は絶縁素材のため、大地間と絶縁する耐電圧性能をもっていま

す。バケット内の作業者が素手で一本の電線に触れても全く感電しません。勿論、地上に設置

されている高所作業車車体の横を通行中の人が万一、車体に触れても全く感電の心配はありま

せん。

弊社は創業以来、一貫して社会のインフラ工事に携わる方々の作業の安全・効率化に向け、作業

の機械化や新工法の開発・普及にお客さまと共に取り組み、「作業環境創造企業」として社会貢献し

ております。

2Case

3Case

4Case

「安全 学」は 私たちの社会 をしっかりと ささえてい ます。 企業の現場では、お客様が製品や サービスをい

つでも安心して利用できるようにさ まざまな活動

が行われています。ここでは、社 会の第一線

で活躍する4人の方々に、企業 の活動のな

かで「安全学」がどのように生 かされている

かを語っていただきます。

東海旅客鉄道株式会社(JR東海)新幹線鉄道事業本部 施設部工事課課長代理 他谷 周一さん

株式会社ベネッセコーポレーション コンプライアンス本部長株式会社ベネッセホールディングス Chief Risk Management Officer(兼務)松本 主税さん1

Case教育の分野で求められる「安全学」。

富士ゼロックス宮城株式会社 マーケティング本部 営業推進部 お客さまセンター 小関 裕さん

電気工事の分野で求められる「安全学」。

営業の分野で求められる「安全学」。

鉄道の分野で求められる「安全学」。

社会安全学部では理系・文系、両方のことが学べるのでしょうか?

Q.はみだしQ&A

事故や自然災害のメカニズムがどの程度科学的に解明されているかを理解したうえで、防災・減災をすすめるための社会制度のあり方を考える、というのがこの学部での学びの目標になります。そのため、本学部のカリキュラムには理系的な科目と文系的な科目の双方が含まれています。自分の得意な分野をのばしつつ、自然科学、人文・社会科学双方への目配りを忘れないように学習を進めてください。

A. 高校で文系コースにいるのですが、入学後にはどの程度、数学の知識が必要なのでしょうか?

Q.社会安全学部のカリキュラムには、数学系の科目として「入門数学」「統計学概論」などがあります。いずれも、高等学校の「数学Ⅰ・A」「数学Ⅱ・B」で学んだ内容をもとに授業を行いますので、安心して履修してください。A.

0403 Faculty of Safety Science

さまざまな検査機器を活用した商品安全審査。

安全基準に対して取引先とのミーティング。関係者とのコミュニケーションが安全を守る鍵。

災害対策本部にて。顧客からの支援要請に手作業でサービスマンの派遣を指示していく。リーダーシップとスピードが成否を分ける。

株式会社アイチコーポレーション 総務部 人事課 洞出 千恵子さん

電線に触れても感電の心配なし。電気工事の安全と効率化をめざして。

東西逆に設置したコールセンターが事業継続を可能に。

「進研ゼミ」の教材にも安全性の配慮。 取引先や事業部門も巻き込んだ、独自の商品安全審査体制。地震発生を早期に検知し、お客様の安全確保を図る。

山川 栄樹 教授

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社会安全学部社会安全学部 学びの流れ/講義紹介

0605 Faculty of Safety Science

「社会安全士」という資格を取得することが可能と聞きましたがそもそも「社会安全士」って何ですか?Q.はみだし

Q&A平成23年度より、社会安全学部では独自に認定する資格である「社会安全士」を創設し、また、その資格取得のためのプログラムも設置しました。「社会安全士」とは、地域生活と社会活動の安全問題を読み解く能力、その問題解決に向けた方策を立案できる能力、その方策を実践するためのマネジメント能力、異分野の専門家とコミュニケーションできる能力などを備えたあらゆる災害への備えに貢献できる人材のことを指します。取得するためには、①指定する本学部の専門教育科目において、一定の基準値以上の成績を修めること②普通救命講習などの指定する学外講習を受講することが必要になります。なお、「社会安全士」は関西大学社会安全学部が独自に認定する資格であるため、現在では本学部以外で取得することはできません。安全・安心な社会への関心が高まる中で、こうした資格を有する人材は広く求められています。

A.

危機管理の立場から、自然災害の防災・減災について考察する。

自然災害は、いわゆる経験に裏打ちされた予測だけでは乗り越えられません。そこで求められるのは、情報と知識を生かしたシステマティックな対策による危機管理であり、その重要性を理解してほしいですね。そして、単に過去の自然災害の分析で終わるのではなく、そこで得た知見を今後の防災・減災に役立てる視野を育んでもらいたいと思います。

学生に学んでほしいこと

自然災害の防災・減災のために、自治体などが組織的に取り組む事前対応と事

後対応を危機管理の立場から紹介します。防災・減災を考えるにあたり、まずは地

震や津波、洪水といった外力の特性を把握するとともに、その被害を受ける社会

の防災力を知る必要があります。そのときに大切なのは、被害を受ける私たちの社

会や地球環境の変化にともない、災害の質も変化するということ。例えば、関東

大震災で最も大きな被害をもたらしたのは震災後の火災でしたが、阪神・淡路大

震災では建物の倒壊による被害が最も多く、東日本大震災でのそれは津波でし

た。また時代的な背景だけではなく、都市と地方とでは被害の様相も違ってきま

す。本講義ではそれらを踏まえたうえで、阪神・淡路大震災を契機として重要性が

認識された危機管理の具体的な姿を紹介するとともに、その後どのように改良さ

れてきたかについて解説します。

■防災危機管理論

河田 惠昭教授

社会安全学を支える幅広い教養と自然災害や事故に関する専門知識を学びます。

講義 紹介社会安全学部 学びの流れ

豊かなコミュニケーションを生み出す交通の在り方を探る。

世の中を良くしようと思ったら、アイデアだけではなく政策として実践しなければなりません。その場合、政策には賛成派以外の人たちも従わせる力があるので、その力を本当に発揮していいのかどうかをよく考える必要があります。自分の意見が絶対的に正しいと思い込むのではなく、常に相手の立場を配慮した幅広い視野を養ってほしいですね。

学生に学んでほしいこと

交通の発達によって人と物が大量・高速に移動できるようになり、それが社会の

豊かさにつながってきました。一方で、毎年1万人近く出ている交通事故の犠牲

者や自動車の排気ガスの問題など、負の側面も少なからずあります。また「車で

移動する」=「人と会う機会がない」ということで、その意味では「クルマ社会」は

人と人とのコミュニケーションを少し退化させたともいえるでしょう。それらを踏まえ

たうえで、大阪をはじめとする実際の都市の事例と理論を往復しながら、私たちの

社会に求められる「豊かなコミュニケーションを生み出す交通」について考えま

す。例えばヨーロッパの都市の中心部では、マイカーなどの公共交通機関以外

の進入を禁止し、それによって都市部の魅力や回遊性を高めているという先進

事例を紹介。自動車そのものに反対するのではなく、場所によって利用する・しな

いを棲み分ける視点から、より良い交通の在り方を探ります。

■交通システム論

西村 弘教授

今日の社会において一つの専門分野から見える世界は非常に限られています。そこで法学・政治学・経済学・社会学・心理学・理学・工学など、安全に関わるあらゆる分野の基本を学び、世の中を総合的に眺め、社会や組織の安全に関わる課題を的確に発見する能力を身につけます。

▲安全と法制度 ▲IT実習地震学や心理学など、多彩な学びを通じて興味の幅が広がりました。1年次は法学、経営学、心理学、ITなど、幅広い分野の基礎を学習。思いもしなかった角度からの“安全”への学びのアプローチに驚きの連続です。2年次では、もともと関心のあった地震学や心理学を中心とした科目を受講しています。身につけた知識は、3年次から取り組もうと思っている地震や津波のメカニズムの研究に生かしていきたいです。

安全・安心に関する最新の知識とスキルを段階的に学び、社会で実践できる力を養います。

課題を発見しても、それがいったいなぜ生じたのか、どれほどの規模なのかといった詳細な分析がなければ解決にはつながりません。そこでIT実習や入門数学、統計学概論、社会調査実習などを通じ、社会の課題を定量的・定性的に分析するための具体的手法を学びます。

小林 奈央さん2年次生(北海道/札幌大谷高校出身)

嘉永 裕真さん3年次生(大阪/関西大学第一高校出身)

データのどの項目を重視するのか。その視点が大切であることを学びました。IT実習では統計ソフトの使い方とともに、データの読み取り方を学びます。例えば、食べ物のおいしさについての調査では、ラーメンを対象に「麺」や「スープ」などの各項目から5段階評価したアンケート結果を分析。調査対象者の方が、どの項目に重きを置くかによって総合評価が変わり、分析を通じて「何を重視してデータを読み解くのか」という視点の大切さを学べました。

多彩に広がる将来の活躍フィールド研究

大学院への進学をはじめ、各研究所・研究機関、シンクタンクなどへ就職し、これからの安心・安全な社会の仕組みづくりの担い手として、活躍が期待されています。

企業危機管理、広報、総務、コンプライアンス、労務、企画・開発、安全マネジメント部門の担当者として、業種・業態を問わず、あらゆる分野で社会安全問題のスペシャリストが求められています。

国・自治体等公務員やNPO、さらに災害関連の国際機関職員として、世界を舞台に活躍するチャンスが広がっています。

取得できる資格中学校教諭一種免許状(社会)、高等学校教諭一種免許状(公民)、社会安全士、司書、学芸員など

「安全・安心な社会」への関心が高まる中で、社会安全問題を専門とする人材は、公共部門、民間部門を問わず、幅広く必要とされています。

年次1~2課題 発見力 を身につける 課題 分析力 を身につける

キャリアデザインを考える

基礎能力の向上全員を少人数制クラスに配属。専任教員が各クラスの指導担当となり、社会人として必要な4つのスキル(情報を収集する、読解する、書く、発表する、議論する)の訓練を行う。

▶「入門演習」(1年次)

▶「基礎演習」(2年次)

キャリア支援

▲専門演習(永田ゼミ)

いよいよ専門ゼミの配属が決まり、安全・安心に関わる具体的な調査研究やフィールドワークに取り組みます。ゼミの担当教員や仲間たちも含め、それぞれのテーマに関わる多様な人々と接し、コミュニケーションを図りながら、具体的な問題解決の道筋を切り開く能力を高めていきます。

社会安全学部では、全学共通のキャリアサポートに加えて、学部独自のプログラムを組み込んだサポートを行っています。たとえば、企業の危機管理やコンプライアンスの現場で活躍する方を招いてキャリアセミナーを開催したり、国際機関が受け入れ先となる国際インターンシップや高槻市の危機管理部門と連携したインターンシップを展開しています。学生が社会安全学部の特徴を生かして社会のなかで活躍できるよう、全教員が一体となって1年次からキャリア形成に力を入れています。

これまでに培ってきた多様なジャンルの学びが、ディベートや研究でも生かされています。

学部独自のプログラムで、学生一人ひとりのキャリア形成を支えています。

年次3~4課題 解決力 を身につける

所属する永田ゼミでは、3年次はディベートを中心に学習。「LCC(格安航空会社)の更なる推進の是非」 「美容整形の是非」など、扱うテーマはさまざまですが、多様なジャンルに及ぶ1~2年次での学びが、議論を交わすうえで役立ちました。卒業研究では、ディベートで取り上げたLCCをテーマに、「安全・安心の確保と低コスト化の両立」の観点からさらに考察を進めます。

林 能成 准教授

キャリアセンター主催のセミナーの受講

各種インターンシップへの参加

「キャリアデザインⅠ、Ⅱ、Ⅲ」の受講 

(三重/県立桑名高校出身)石田 沙也香さん 4年次生

※本講義は2013年度開講科目です。

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社会安全学部実習紹介/ゼミ紹介

学部独自のインターンシップ制度があると聞きました。どのような機関で行うのでしょうか?Q.はみだしQ&A

「国際防災・人道支援協議会」に加盟し、英語を通用言語とする世界的な国際研究・実務機関において、就業体験(インターンシップ)を行います。これらの機関において、参加学生は国際防災の援助事業や環境改善事業に参画することによって、英語によるコミュニケーション能力を涵養し、国際的に活躍できる素養を身につけることができます。

A.0807 Faculty of Safety Science

社会安全学部 4年次生 平井 紀梨香さん(京都/京都成章高校出身)

実習紹介 ゼミ紹介

巨大災害リスクに対し、人間の尊厳ある生を守るための政策を探求する。

永松 伸吾准教授

災害後の経済復興や、巨大災害にも屈しない持続可能な社会のあり方について考える減災政策研究室(永松ゼミ)。3年次はディベートを中心にプレゼンテーション能力や論理的な思考法を磨きます。またフィールドワークにも積極的に取り組み、2012年度は宮城県気仙沼市を訪問。調査活動の一環として被災地の方々へのヒアリングを行いました。このように教室を飛び出し、現場からも学ぶことで、実践的な知識を深めます。

▲昨年度は1期生が東日本大震災に 関する調査論文を作成しました。

実データを用い、アンケート調査の手法についても学びました。心理学実験の一環としてアンケート調査の手法についても学び、私たちは「仕事の満足度」について調べました。職場の人間関係や労働環境など、満足度を探るための設問を自分たちで考え、調査会社に依頼して集めたデータを分析。その結果を見て、必要とする情報を得るのにはどのような問いが有効だったかを考察します。「信号無視の抑制」をテーマに卒業研究に取り組む予定ですが、身につけた実験の方法やデータ分析の知識は、すぐに生かせそうです。

社会安全学部 4年次生 増子 恵さん(大阪/府立槻の木高校出身)

※本実習は2013年度開講科目です。

心理学の実験を体験するなかで、実験手法やデータ分析の方法を身につける。社会安全に関連する題材をもとに、社会心理学の実験方法の基礎を学習する授業です。例えば、同じ情報でも表現によって受けとり側の印象が変わる「フレーミング効果」の実験では、「手術の成功率は85%」「手術が失敗する確率は15%」といったような表現を学生たちが考案し、それをお互いに出し合います。各表現から受ける印象や、それに基づく判断をデータとして集め、その結果を統計ソフトを用いて分析し、最後にレポートを作成。一連の作業を通じて、専門演習や卒業研究に欠かせない実験手法や分析方法を学ぶとともに、データを読み解き、論理的に物事を組み立てる力も育みます。

高槻ミューズキャンパスは、1学部しかないため学部内の先輩・後輩を問わずみんなが顔見知り。アットホームな雰囲気のなか、仲間たちとともに充実したキャンパスライフを送っています。

どんな学生生活を送っていますか?

元吉 忠寛准教授

社会安全学実習

(社会心理実験)

学生メッセージ

安全運転への意識が高まるとともに、体験を通じて将来の目標も見えました。大学でヒューマンエラーについての講義を受けてから実習に参加。現地では、雨に濡れた道路や夜間における運転など、さまざまな走行環境が再現された施設内のコースを走りました。実際に走行してみると、コース内に設置されていた障害物の見落としをはじめ、気づかないうちに小さなミスをたくさん起こしていることを実感。安全運転への意識が高まると同時に、実習を通じて「警察官になり、交通指導などを伝えるなかで、安全・安心なまちづくりに貢献したい」という将来の目標も見えてきました。

道路を利用するすべての人の立場から、自動車運転の安全性を体験学習する。自動車の運転にともなう危険を認識するため「クレフィール湖東・交通安全研修所」で1泊2日の宿泊研修を行います。受講者は実際に車に乗って具体的な危険状況を模擬体験し、「なぜ危険なのか」「どう防止するのか」「事故が起きた時、どう対処するか」を検証して、レポートを作成。運転者だけではなく、道路空間を利用するすべての人が「事故防止のために何ができるか」を考えることが実習の目的です。そのため、例えば「後部座席に乗る人がシートベルトをしない危険とは、実際にはどんなものか」など、同乗者の危険についても体験学習します。

社会安全学部 3年次生 八田 厚志さん(岡山/岡山学芸館高校出身)

質問に行くと、自分が納得するまで親身になって熱心に指導してくれる先生ばかりです。また、あらゆる学問分野の専門家が揃っているので、多角的な視点から物事を考える力が身につきました。

どんな先生がいますか?

安部 誠治教授

社会安全体験実習

学生メッセージ

「安全学」を実社会でどのように生かすかを、学内はもちろん、学外でも主体的に学びます。 卒業論文の完成に向けて、2年間同じ教員のもとで、専門的な学習を行います。

永松ゼミ

地熱エネルギーの研究の応用で、工場排熱の有効利用について研究しています。工場の種類によって排熱の温度や量が違うので、まずは先行論文からデータを集め、その上で尼崎市にある鉄鋼や製紙などの各工場で実地調査を行う予定です。ゼミでの発表時には毎回先生からするどい指摘が入り、そこでの応答を通じて急な質問にも動じないメンタル面が磨かれ、論理的に考える力も身につきました。有効な排熱の利用法を考察するなかで、エネルギー問題への関心も高まり、卒業後は発電機などの機械メーカーで働くのが目標です。

経済復興の観点から3年次は被災地の製造業について調査。フィールドワークでは産業用の冷凍機メーカーを訪れました。実際に足を運び、現地の人の声を聞くなかで、先行論文などからは見えてこなかった個々の小さなニーズが数多くあることを実感。卒業研究ではその辺りもフォローしながら、同テーマをさらに深めていければと思います。また被災地での体験から、現場の“小さな声”を社会に届けるマスコミの仕事にも興味を持ちました。ゼミの進行や運営、被災地での訪問先の選定など、永松先生は常に主体性を重んじられるので、ゼミ活動を通じて行動力も身につきました。

学生たちに求めるのは、主体的なゼミの運営です。メインのディベートや研究発表のほか、ゼミの様子を毎回ビデオ撮影するとともに、持ち回りで学生が議事録を作成。ゼミのHPのブログには毎回学生が感想などをアップします。各役割の分担は、ゼミ長をはじめとする5名の役員を中心に決め、これらのゼミ活動を通じて自発的に行動する力や協調性などを養います。研究に関しては、社会の仕組みや出来事に強い問題意識をもって取り組んでほしいですね。そのなかで専門分野に限らず、現代社会の課題解決に向けてリーダーシップを発揮できる人材の育成をめざしています。

私の専門分野に限らず研究テーマは自由に選べますが、何に取り組むにしても時間をじっくりとかけ、データに基づいて論理的に結論を導き出す姿勢を身につけてほしいですね。理系だけの地震研究は曲がり角に来ており、いくら地震のメカニズムを理解しても、社会のニーズと合っていなければ意味がありません。その意味でも、ゼミで習得した自然科学の基礎と学部で学んできた心理学や法学、経営、経済などの知識を生かし、文理融合の学びを実践する本学部の学生ならではのアプローチに期待しています。

社会安全学部 4年次生 平谷 明寛さん(兵庫/県立尼崎小田高校出身)

自然科学の知識をもとに、さまざまな自然災害に関連する現象にアプローチ。

林 能成准教授

地震に関係する諸現象の解明が林先生の主な研究テーマです。3年次春学期のゼミでは、数式の知識やグラフの表し方といった数学の基礎とともに、地盤の揺れを計測する地震計の使用法などを学習。身につけた自然科学の知識を研究の素地とし、3年次秋学期からは地震や火山活動、地熱エネルギーなど、各学生が関心のある自然災害に関連する現象について研究を深めていきます。

▲研究テーマごとに 毎回発表を行います。

林ゼミ

教員&学生メッセージ

教員&学生メッセージ

Page 6: Kan-Dai Everyday · 様子をレポートブログにして情報発信しました。風評被害に 負けずに農業に励む農家の方からは、「前を向いて生きてい

社会安全学部キャンパス紹介/専任教員・研究分野紹介

卒業に必要な単位は、すべて高槻ミューズキャンパスで修得できますか?千里山キャンパスなど他のキャンパスに行く必要はありますか?Q.はみだし

Q&A他のキャンパスへ移動することなく、高槻ミューズキャンパスですべて履修することができます。ただし、外国人留学生科目の一部は、高槻キャンパスにある総合情報学部と合併して開講することがあります。A.

1009 Faculty of Safety Science

ミューズキャンパスはJR高槻駅から徒歩約7分。阪急高槻市駅から徒歩約10分という、交通至便な場所に位置します。また、大阪の都心や京都に30分程度で行くことができるので、大学生活のさまざまな場面で便利なキャンパスです。

■北門(正門)・西門社会安全学部・社会安全研究科で取り扱う「防災・減災・危機管理」などの学問領域を題材にした資料を展示しています。また、生涯学習の地域拠点として、市民への開放もしています。

■安全ミュージアム

■ミューズブックセンター (紀伊國屋書店)& コンビニエンス“KMC”

■キャリアセンター、 エクステンション・ リードセンター分室

ミューズキャンパスは紀伊國屋書店と提携しており、定価よりも安く本や文具を購入することができます。また、構内にはコンビニエンスストアもありますので、利便性に優れたキャンパスです。

西館3階は地域に開かれた知の拠点として市民向けの公開講座を行う教室や学生の就職支援や資格取得支援を行うキャリアセンター、エクステンション・リードセンターの分室があります。

■災害用備蓄倉庫

■エレベーターホール

防災拠点として、災害時における非常用の食料や生活用品だけでなく、発電機や非常用ライトなど災害時に必要となる物資を保管しています。その他、プールの水を浄化し、生活用水の確保を可能にするシステムなども備えています。

大学とは思えないホテルのような外観で、高速に稼働するエレベーターを6機備えています。また、館内全体に広がるカーペットや机、壁の色彩など、隅 ま々で工夫を凝らした設計となっています。

■ミューズ大学図書館

■ミューズホール

手が届きやすいように低い書架が並び、圧迫感無くすっきりした空間には、約5万冊の充実した図書が揃っています。希望の図書がなければ、他キャンパスの図書館から取り寄せることも可能です。

500人収容のミューズキャンパスで一番大きな教室です。大スクリーンや最新AV機器の設置などの機能面だけでなく、カラフルな色調で明るい雰囲気を作り上げるなど、デザイン面にもこだわりがあります。

■IT教室

■レストラン“ミューズ”

IT実習教育を行うための施設です。授業外でも自由に利用が可能であり、充実した学習環境を提供しています。

中学生から大学院生まで、さらには一般市民の方も利用できる地域開放型レストランです。リーズナブルで豊富なメニューは大好評で、オープンカフェコーナーなどくつろぎのスペースも備えています。

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東館(初等部・中等部・高等部校舎棟)

西館(大学・大学院学舎棟)●ミューズ大学図書館●関西大学児童図書館●安全ミュージアム●エクステンション・リードセンター●キャリアセンター●生涯学習センター●ミューズ保健センター●関西大学ミューズホール

北館●レストラン“ミューズ”●災害用備蓄倉庫 ほか

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これだけ多くの学生と一緒に勉強するのは、大学ならでは!

JR高槻駅からも見える、

とっても大きなキャンパスです!

防災を身近に学べる資料がたくさんあります!

生活に不可欠の交通、電気、都市ガス、水道などライフライン産業の経営問題、運輸や生活用品などの事故防止と事故調査、鉄道の安全問題などについて学びます。

▶公益事業論・運輸の安全問題

安部 誠治教授専門分野

経営学の観点からリスク情報の開示、組織体制、リーダーシップ、BCP等の企業のリスクマネジメントを中心にリスクマネジメントの一般的な理論と事例を学びます。

▶リスクマネジメント総論と事例

亀井 克之教授専門分野

事件や裁判例を素材としたケース・ディスカッションをとおして企業法学の基礎を学んだ上で、実効性のあるコンプライアンス体制、コーポレートガバナンスを探究します。

▶コンプライアンス論・情報法学・ 企業の社会的責任論

髙野 一彦教授専門分野

ヒューマンエラーとは何か、事故や災害とどのような関係にあるのか、実践的な対策はどうあるべきかといった点について、心理学的な実験や調査を通じて学びます。

▶事故・災害とヒューマンエラー

中村 隆宏教授専門分野

数学の教育を担当しています。自然現象や社会現象を連立方程式や不等式で表現し、最小のリスクで最大の収益を得る合理的な政策を数学的に求める方法を学びます。

▶統計的品質管理と最適化

山川 栄樹教授専門分野

災害や事故はくらしの安全・安定にどんな影響を与えるか。またその影響をいかに軽減し、防げるか。災害社会学の知見を学んだり、社会調査を行って考えていきます。

▶支援と復興の社会学

菅 磨志保准教授専門分野

地震や火山噴火といった地面の下で起こる災害がターゲットです。観測、現地調査、データ解析などを行い発生メカニズムの解明や効果的な災害対策について学びます。

▶地震学、地震災害

林 能成准教授専門分野

パソコンやネットワーク上にある情報を保護する技術だけでなく、法律や制度設計、利用者への教育方法など、様々な側面から情報を保護するためにはどうすべきかを学びます。

▶ネットワークセキュリティ

河野 和宏助教専門分野

原子力発電や火力発電の安全性や安定性、さらにそれらを基盤とした産業技術の諸問題について、実験やシミュレーション、歴史的背景も含めた現状分析を通じて学びます。

▶産業機器の安全性評価

小澤 守教授専門分野

東日本大震災の被害の10倍以上となる南海トラフ巨大地震や首都直下地震などが起これば、わが国はつぶれてしまいます。そのような最悪の被災シナリオにならないように減災対策を提案します。

▶防災・減災学の構築

河田 惠昭教授専門分野

津波や高潮、洪水などの水災害、サンゴ再生や自然エネルギーなどの環境問題について、シミュレーションや実験、リモートセンシング、現地調査を行って学びます。

▶水災害の防災・減災技術

高橋 智幸教授専門分野

クルマ社会の功罪を踏まえて、今後の交通社会のためには何が必要かを研究しています。ゼミでは、交通の現状とその対処としての政策がどうあるべきかを学びます。

▶交通の諸問題と安全

西村 弘教授専門分野

歩行者の流れについて、シミュレーションや実験・観察を通じて学びます。また、群集事故のメカニズムや対策に関するシミュレーションモデルについても学びます。

▶事故のシミュレーション

川口 寿裕准教授専門分野

現状における行政の災害対応の問題点は何か、その問題点を踏まえて、 行政がどのような体制を構築すべきかについて学びます。

▶行政学、地方自治、 公共政策

永田 尚三准教授専門分野

災害・食品・医療・健康・事故・いじめなど、社会安全に対する人々の考え方や行動について、自分で心理学的な調査を行って、そのデータを分析しながら学びます。

▶社会心理学、防災心理学、 教育心理学

元吉 忠寛准教授専門分野

防災教育を支える学習理論や国内外の実践事例等を幅広く学び、それらに基づいた教育実践をさまざまなフィールドで実施することで、学びの深化を目指します。

▶防災教育・安全教育

城下 英行助教専門分野

常時でも非常時でも重要な「水・食べ物・くすり」を事例に、多様な切り口から安全の歴史的、文化的、哲学的意味について深く掘り下げて考えることを目指します。

▶安全学構築と安全の思想

辛島 恵美子教授専門分野

食品安全に関わる国内外の事故や事例を中心に社会の仕組みを学び、わが国の社会安全システムにどのような課題があるのかについて世界的な見地から学びます。

▶食の安全および公衆衛生学

高鳥毛 敏雄教授専門分野

社会心理学の立場から、心理学理論と共に、心理学実験や社会調査・人間観察をおこなうことによって、人間の安全に対する心理と、危機管理のあり方を学びます。

▶リスクと危機管理の 社会心理学

土田 昭司教授専門分野

環境心理学の調査や実験やゲーミングを使って、原発から出るごみや地球温暖化などのリスク(危険)に対処するためにどんな情報提供や議論が必要なのかを学びます。

▶社会心理学、環境心理学

広瀬 幸雄教授専門分野

都市や地域の災害や犯罪、事故からの安全について、空間計画や地域マネジメントの観点から問題解決する研究について学びます。

▶未来都市に潜む災害危険性

越山 健治准教授専門分野

災害に強い社会を作るためにはどのような政策が必要か、あるいは災害が発生した後に速やかに私たちの生活を回復するためにはどのような政策が必要かを研究します。

▶災害の経済分析と減災政策

永松 伸吾准教授専門分野

私たちを取り巻く環境に潜在している「不安を引き起こす要因」について理解を深めると共に、私たちの「こころの健康」を守り推進する方法について考えていきます。

▶労働衛生、メンタルヘルス

金子 信也助教専門分野

児童図書館も併設しているから、地域の方と

交流できるんです!

社会安全学部がある高槻ミューズキャンパスの特徴的な施設・設備を紹介します。

キャンパス紹介社会安全学部の専任教員とその専門分野を紹介します。

専任教員・研究分野紹介

社会安全学部1年次生

中村 安里さん(大阪/府立交野高校出身)

社会安全学部1年次生

村上 忠史さん(大阪/府立東住吉高校出身)

歩行者専用デッキが完成して駅からの

アクセスも便利!